2019年2月

2019年初春の近畿横断ツアー!
2月   9日(土):京都・磔々
2月10日(日):名古屋・得三

吾妻 光良・トリオ+1
吾妻光良(G,Vo) 牧裕(B) 岡地曙裕(Ds)
早崎詩生 (Epf)
with トクゾー・ホーンズ
 小埜涼子(As) 石渡岬(Tp) 登敬三(Ts)
ゲスト:松竹谷 キヨシ
磔々のみゲスト:福嶋岩雄(Vo)

年明けまだ間もないですが、行きます、演ります、京都の老舗と名古屋の名店にて、ホーンズの面々とキヨシ、更にタンメンも交えて!

磔磔と得三の縦断ツァー、つい最近やったよな、という気がしていましたが、実際には二年ぶりであります。ツァーの初日朝、東京駅に集まろうというときに、何と東京地方には大雪注意報! おいおい、どうするよ、と困り果てつつ、牧さんはいつものウッドベースではなくエレキベースでの参戦、ところが実はこれが大変怪我の功名で、という話をしだすと終わらなくなってしまうので、詳しくは3月に発売のプレイヤー・マガジンの吾妻のコラムでお読みください。おお、メディア・ミックスだな、古いか。 てなわけで定刻18:30に始まった磔磔の夜。

いや、本当になつかしい。学生の頃は一年に一か月ぐらいは京都でこの磔磔に出たり拾得に出たり、イノダで珈琲を飲んだり不思議な京大生が経営するブルース喫茶に入り浸ったりしていたものです。そして、このツァーは我々だけでなく、後半から名古屋得三のマスター、森田さんもフィクサーとして暗躍したトクゾー・ホーンズも一緒です。 

磔磔の広いステージに並ぶとなかなか圧巻でして、しかもいつものジジイばかり、という管楽器軍団とは違って、こう何というか華がありますね。 

そして、このバンドをバックに従えて北海道から駆けつけたのが、松竹谷キヨシ!何とこの勇姿を見るために東京からやってきた方々や翌日の得三まで連チャンで見に来られた方もいた様です。 

そして、そんな遠方からのキヨシと対照的に灯台もと暗し、地元京都は山科からやってきたのが、おなじみの福嶋タンメン岩雄です。 

アンコールはこの二人のビッグなゲストを配置して、まるでジョニー・オーティス・ショウの様なゴージャスなしつらえでお届けしました。

年齢以外は見た目もこう何とも共通点の無い三人ですが、1970年代中頃にブルースという音楽にとことんやられて、紆余曲折ありつつも現在に至る、という点では共通した音楽的人生を送ってきました。そんな感じの想いがそれぞれの表情に表れているでしょうか?

しかし、不思議なものでこの日までお互いの存在は知っていたけれど、ちゃんと話すのは今日が初めて、というキヨシとタンメン。何か吾妻としては、近所の縁談おばさんにでもなった様な誇らしい気持ちになりました。 そして、この日は当然京都に宿泊ですが、3連休の影響か、受験シーズンなのか、はたまた春節でインバウンドか、良く判りませんがお宿が高い! ので何と楽団初の民泊、とは違うのかな? 京都の町家に泊まる、という作戦に出ました。ですので、この日のウチアゲはタンメンとその友人をこの宿に招いてスマホでブルースを聞きながらコンビニの酒とツマミで愉しむ、という一風変わった楽しい夜となりました。まあ、その写真は無いので翌朝宿を出る前の写真がこちら。

さて、ツァー2日目は名古屋得三。磔磔とは似た様な広さのお店だと思っているのですが、こうして写真に撮ってみるとなかなかムードの違いが出ていて面白いものです。 

この日は1部の後半2曲からトクゾー・ホーンズにも加わってもらいましたが、やはりギャル(?)2名は地元・名古屋だから、ということもあるのでしょうか? 昨日よりリラックスした表情がうかがえます。

そして二部には半分4曲、キヨシさんにも登場していただきました。

キヨシさんも交えて大団円のアンコールを終えるといつもの吟遊詩人タイムですが、この日はキヨシさんのレパートリーでキャッツ・アンド・ザ・フィドルの”I Miss You So”の日本語版「めをとじてあえるなら」

吾妻もしっかりと電池アンプを装着しておりますが、その頃、早崎さんは、

前日に購入した、という41鍵のピアニカを持ってホーン・セクションの仲間入りをしておりました。何でも、このピアニカを買ったのが余りにも嬉しくて、抱きしめながら眠ったそうで、ちと不気味であります。不気味といえば、 

客席練り歩きの写真がピンぼけなのですが、何か背後霊の様なものが見える様な、見えない様な・・・、ボケすぎてて判んないか。これらの写真は四日市のTビー・M田さんのご協力で提供していただきました。そして、楽しい2日間の締め括りの反省会。

トクゾー・ホーンズのギャル2名に囲まれて、真摯に反省している吾妻でしたが、飲んでしまえば、それはそれ、これはこれ、ですね。

うっせー、じじいー!という声も聞こえてきそうですが、とにもかくにも楽しかったツァーも無事終わり、たしなみつつ返る我々でした。

2019年2月23日(土):十三イベント
「塩と胡椒・ShowShow」

吾妻 光良・トリオ+1
吾妻光良(G,Vo) 牧裕(B) 岡地曙裕(Ds)
早崎詩生 (Epf)

レインコートさん、というバーが毎年主催している、ロイキさんやアズミさん、濱口祐自さんといった関西在住のブルースマンが集うイベントに参加します!

246LIVE HOUSE  GABU
前売り:3800円/当日:4300円 +1Drink

塩と胡椒ShowShow HP

縁は異なもの、ということで昨年、堺ブルース・フェスの時に旧くからの友人で弁ブルース一派のロイキさんに紹介していただいた、レインコート、というブルースBarを経営しておられるK林さんの主催イベント「塩と胡椒showshow」に行って参りました我々、今回は新大阪から一駅のところに宿を取り、ライヴ会場もそこから一駅、という京都での町家宿の労苦はどこへやら、的な形のツァーでして、現場に入ると関西ジャンプ界のホープ、井尻ィさんも既に遊びに来ていて、いつもの謙ちゃんも写真などを取りに来てくれました。

あれ?岡地さんはどこに?と思うかも知れませんが、既に順ちゃんと二人でこの前に出演していたので、もう飲みながら会場のどこかをほっつき歩いていた、ということでしょう。どうでもいいですが、吾妻の頭髪部分が後ろに置いてあるギターケースとの微妙な位置関係で修正を施した様にも見えますが、あくまで偶然ですので、ご承知おきください。しばらくすると段々人も増えてきたりしまして・・・

すぐにどこにいるか判らない様な状態に。しかし、この十三という街、大昔に一度来た記憶はありますが、その記憶以上にディープな街で、いかにもロイキさんっぽい、というか街中をロイキさんが歩いていたら保護色で見えなくなってしまいそうな、そんな街であります。そんな街の中に忽然とそびえ立つライヴハウスGabu、実は結構ロックっぽい小屋なのか、

我々もいつになくアオり気味、岡地さんの二の腕もアメリカのハードロック・バンドの様ですし、

このスポットライトによる演出もなかなかです。まあ、この日は関西らしく、ロイキさんに濱口祐自さん、良元優作さんにAZUMIさん、と弾き語りの人が多くていわゆるバンドっぽい編成は我々とコテツさんのところだけだったので、照明さんとかも燃えていたのかも知れませんが。

ちなみに牧さんは楽屋に置くスペースが無かったら困るな、ということでこの日もエレキベースですが、あれだけ忠告しているのに色付きのシャツを着てきません。今度無理矢理何か買い与えようかな。

そして最後は、出演者ほぼ全員で何故かフランス風に「オー・シャンゼリーゼ」を歌う、という変わったシメ方になりましたが、やはりさすが地元、ロイキ氏が見事に仕切って・・・いたのかな?ウチアゲはK林さんの店、レインコートまで三々五々、十三の街を歩いていきますが、

おわかりでしょうか、いかにもロイキさんに似合いそう、というこの街並みの雰囲気。我々も全員何か嬉しそうであります。そのロイキさんも時々ライヴをやっている、というK林さんのレインコート、お店の中にはベースやエレピやアンプや、そして古いギターまで吾妻の好物だらけですので、既にライヴで勢いがついているのでちょっとワインを入れただけで、あっという間に壁のギターに手を出してしまい、

誰も見ていないすきに、いつの間にかピアノにまで手を出したあげく、

最後はその昔、「黄昏ビアホール」のシングルを頂いて毎日聞いていたAZUMIさんとの2ショットを撮影。

いやあ、楽しいイベントでした。毎年続いてくださいね!