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2023年3月

2023年3月26日(日)
神楽坂K-WEST
町田 謙介/吾妻 光良

東京離脱の直前となりましたが、吾妻が会社員時代の先輩であるKさんからのたっての願いでK-WESTに町田さんをブッキング、ついでにワシも出てみるか、と頼まれているんだかいないんだか良く判りませんが、迎え撃つことになりました。

開場18:00 開演19:00
チャージ:4,000円(+ドリンク)

K-WEST facebook

吾妻にとりましては、生まれ育った街から近い、同じ小学校学区の神楽坂ですので、雨こそザンザカ降っていましたが、どこか帰郷のムードに近いものもあり、気分ものんびり、という日曜であります。また、町田さんとはちょっと前にトリオ+1のJirokichiのゲストに出て頂いたばかりですので、結構曲も覚えているからな、と余裕で臨んだリハでしたが、ヤバい、既に開場の時間ということで並んでいるお客様が、ということで慌てて片付けようとすると、なぁーんだ、なじみのNさんと高校の先輩の山室さんでした。山室さん達が店で飲み始めようとするので、それなら一緒に外にたしなみに行きましょうぜ、と思いっきりK-Westの営業妨害をしつつ、本番前のたしなみに向かいました。

そして、良い感じに仕上がってライヴもスタート。

町田さんは近年お気に入りの吉祥寺の某ナントカOFFで買ったというテイラー社のエレアコ、対する吾妻はデュオとはいっても、最大限の楽器的バリエーションを持たせよう、という意図でマンドリンとテレキャスターの合体版、「テレオリン」を投入しましたが、結果がどうだったのか、は良く判りませんでした。ステージの運びとしては、吾妻とJOJOさんの二人で演っている「R&B紅白歌合戦」と似た様なしつらえでしたが、組み合わせが変わると演目も変わって面白いものです。

通常でしたら、もう少しライヴの様子なども写真でお届けしたいところなのですが、今回は余りこう枚数が集まらず、まあそういう時もあるか、とあきらめかけていたら店主Kさんからごく短い動画が送られてきました。余り普段は演ってない曲ですが、この日はヒューイ・スミス本の翻訳者の陶守さんや、自分でもニューオリンズにちなんだアルバムを出していたJOJOさんも見に来られていたので、ニューオリンズのジュニア・ゴードン、という人の”Blow Wind Blow”というのを演っております。

ステージのすぐそばにその陶守さんとJOJOさんがいらっしゃいますが、いやあ、数多くのお客さんに来て頂いて、ありがとうございました。そして終演後は、町田さんと吾妻は町田さんの北海道への移住に伴い、これが当面最後の共演日となりますので、フライヤーを挟んで二人で記念撮影。

そしてしばらくK-Westで談笑していましたが、そろそろ終電も気になりつつある時刻となり、ここはひとつ、と店主かつ先輩のKさんを囲んで記念撮影。

高校の先輩に始まり、勤務先の先輩で終わる、という楽しい「先輩デー」でありました。

2023年3月25日(土)
熊谷 B&B
吾妻 光良トリオ+1
Op.Act:CHIKEN SOUP?

「日本一暑い街」熊谷にお邪魔することになりました。よっしゃあ!俺達が日本一熱い街にしてやるぜ!というほどの元気はとてもありませんが、まだ肌寒さも僅かに残りつつもうららかな春の晩になると良いですね。のんびりと春の曲とかもやりましょうか、え?のんびりしてて東京に戻れるのか? 大丈夫です。泊まります。演奏はB&B、宿泊はR&Bホテルです。

開場18:30 開演19:30
入場料:5,000円(+1ドリンク)

主催リバーサイド川邉さんサイト

初めてお邪魔する熊谷、何でも日本一暑い街、だけではなくて、最近では日本一のラグビーの街、でもあるらしく、ちょっと早めに駅に着いて駅前のR&Bホテルにチェックインすると、ロビーでは高校生達と指導者の方々が明日の試合に向けての作戦会議の真っ最中。いやあ、俺達もこんな具合に作戦会議をしなきゃあいけないんだったら、とっくに解散してるよな、などと無駄口を叩きながら現場入りいたしました。会場のB&Bというお店は何でもその昔バブル時代には深夜というか明け方までにぎわっていたスナック風のお店だったらしく、大勢いらして頂いたお客さんでにぎわう店内は、少しだけそんな往時の様子も漂っていました。

オープニング・アクトは地元のバンド、しかし、他の地から転勤で来て熊谷で働いている方も暖かくメンバーに迎え入れている正統派ブルース・バンド、CHIKEN SOUPの皆さん。

演目はB.B.キングにフレディ・キング、更にJB、とまさに正統派ですが、下記の写真の歌とギターの方の声がフレディ・キングに似ている!と当方も騒ぎながら見物させていただきました。

続いての我々のステージもいつも通りではありますが、やり慣れない場所ということもあり、ちと手探りで始めてみたのですが・・・、

スナックの酔客風の方から絡まれることもなく、逆にスナック風ならではのステージと客席の微妙な距離感が良い方向に作用したのでしょうか、

意外に初めてお邪魔する土地にしては妙に頑張ってしまいまして、

こんな風にネックを鷲掴みにしてみたり・・・、

突然の雄たけびをあげてみたり、

ジミヘン風ピアニカ奏法を展開してみたり、

いつもと何も変わらない、という人もいたり、と「みんな違ってみんな良い」という一夜となりました。

終演後は、残っているCHIKEN SOUPや主催関係の方、更にお店のマスターにも入って頂き記念写真。

更に、今回のこの初の熊谷公演の陰で色々と暗躍して頂いた、大間々町のKさんとKさんへの感謝の意味も込めて、こちらでも記念撮影。

ありがとうございましたー、グッナイ熊谷、ナマステー、と各員各様の御礼を述べてからホテルに戻り、その後は熊谷の駅前の飲み屋街を堪能させていただきました。

2023年3月18日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1

2023年初の我々トリオ+1だけのJIROKICHIでございます。令和も5年目を迎え、いつもと同じ、から脱却して新たな地平を目指して演っていこう、と決意も新たに臨む夜、となれば美しいのですが、さて、メンバー各位はどういう心持ちでしょうか。それはフタを開けてみないと判らないですねえ。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

昨年末はBoppersのしつらえで、そして年明けからは、ホトケさん~町田君、と二ヶ月続けてゲストをお呼びしましたので、久々に4人だけでのライヴとなりました。吾妻は新しいステージ用のシャツも購入してやる気満々で臨みました。

お、何か大層なものを抱えているな、と思われるかも知れませんが、そうです、この日は日本のBunny製のSG・ダブルネックを持って行きました。昨年5月の日比谷野音以来の投入でしょうか。

何故こんなものを、と思われるかも知れませんが、2月の次郎吉の時に投げ銭を頂いたお客様からの書き込みで、

「次郎吉HPの写真のダブルネックはいつ使うのか?」

というのが来ていて、そうか、これは早く登場させないとマズいなあ、と思って投入いたしました。そして投入したら投入したで、今度は知人の方から

「ギターに貼られている名札は何なのか?」

という質問がメールで寄せられましたのでお答えしておきますと、50~60年代に活躍したシカゴ在住のギタリスト、アール・フッカーという方がやはりダブル・ネックを使っていたのですが、彼がギターに「EARL」「HOOKER」という名札を貼っていたのに影響されて、「ミツヨシ」「AZOOMA」という名札を貼ったわけですね、それだけです。

そしてこの週頭から、マスクの着用は個人の判断で、ということになりましたので、吾妻はコロナ以降、というか、このマンスリーが始まってからずっと、ストラップを首にかけていつでもマスクを装着できる様にしていましたが、この日からマスクを一切持たずに、ステージに上りました。しかし、あくまで個人の判断ですので、

牧さんは従前のとおりマスク着用、そして岡地さんは

ステージの一番後方で他者との離隔距離が充分取れていることもあり、従前からマスク無し、というか、マスクしながらあんな叩き方してたら、酸素濃度が低下して体が持ちません。どうでもいいですが、髪の毛短くしすぎましたな。そして早崎さんは、

ま、いつもの通り赤いですね。彼の場合もピアノを弾いている間、ず~っと唸っているのでマスクは難しかったという事情もあります。

こうしたいつもながらの4人のライヴ、といっても十年一日では進歩がありません。この日は昔やってたけれど、最近やってない曲、というのをひたすら取り上げて演ることにしました。何だ、進歩どころか後ろ向きじゃないか、というなかれ、何故、その曲を演らなくなったのか、弱点は何だったのか、改善点はどこにあるか、といった温故知新とでもいうかな、結構前向きなリハをさせて頂いたものであります。そして、本編が終わりアンコールはマスクが自己判断でありますからして、

当然のごとく客席への乱入~生音で、春の訪れにふさわしい「That’s My Desire」を演らせていただきました。当然赤い人もピアニカをたずさえて、

あちらこちらを練り歩きます。練り歩く中で、吾妻はこの日の次郎吉の撮影チーフ、郡司さんの真ん前を通って歌ったわけですが、

自分ではそんな自覚がまったく無かったのですが、「ブルース飲むバカ・・・」のカバーに書かれている大河画伯の似顔絵にそっくりだなあ、という表情にガックリ来てしまいました。ま、齢ですから仕方ないか。

春の北陸 Jump & Jive TOUR!

2023年3月4日(土)
金沢・もっきりや
吾妻光良・変型トリオ+1

吾妻光良(Vo,Gt)、渡辺康蔵(Sax,Vo)、牧 裕(Bass)、早崎詩生(Pf,Pianica)

昨年に続いてお邪魔します、北陸はもっきり屋さん!前回は現地の岡本さん(Bass)のご助力によって、盛況/好評のうちに終えることが出来ましたが、今回は純正メンバーの牧さんを加えてのツアーとなります。気心が知れたメンバーということで、グズグズなライヴになるか、それとも慣れない地での純正メンバーで緊張の余りガチガチになるか、どちらにしてもカタカナ四文字の形容しか頭に浮かびませんが、どうせならキトキト、で行きたいものです。あれ、それは富山だったか?

開場18:00 開演19:00
前売:4,500円/当日5,000円(+1ドリンク)

もっきり屋Facebook

昨年に引き続きこれが二回目となる北陸ツアー、前回は地元のジャズ・ベーシストの岡本さんに手伝って頂きましたが、今回はいつもの牧さんを帯同しての偏見、じゃねえや、変型トリオ+1での公演です。初日・金沢のもっきり屋さんは昨年初めてお邪魔したのですが、老舗中の老舗ジャズ・クラブでして日暮れ後のこんなたたずまいは何ともムードがあります。

おや、ホームページも長く作っているとずいぶん格好いい写真を撮れる様になるもんだね、というのは大間違いでして、今回の北陸ツアーの写真はすべてフライヤーのデザインを担当して頂いた大谷さんが撮ってくれたものなのです。ちなみにお店の前の机に並んでいるのは、吾妻とコーゾーの書籍、更に早崎のCD、ということで、物販3兄弟としても活躍させて頂きました。リハ終わりで中華屋さんでたしなんでいると、見に行きまぁす、というアベックの方々に声をかけられて、よし、頑張るぞ、という雰囲気になってそのまま本番に突入。

ご覧の様にコロナ5類化の影響か、実に多くのお客様の方々にお越しいただきまして感謝感謝、でした。こうなると演奏する側はバカなものでございまして、いつもより張り切って足を踏み鳴らして演奏したりするわけですが、

あれ?おかしいな、これシャツが違うな、どうしたんだろ、あ、そうか、これはリハの写真なのか。まあ、いずれにせよ、こんな感じで自己に没入してギターを弾いていたところ、

「ガチャーン!」

という音とともに、足元に置いてあったワイングラスが割れて床に大量の白ワインがこぼれてしまい、お店のスタッフにソロの合間に掃除して片付けてもらう、という失態を演じてしまいました。誌面を借りて改めて御礼、並びにお詫びを述べさせていただきます。失礼いたしました。

終了後は余りこなれていない物販対応などにも取り組んでから、もっきり屋マスターと吾妻の勤め人時代の後輩のS藤君などと一緒に並びの居酒屋で打ち上げです。

いや、ここのお店は噂にたがわずキトキトってるなあ、という金沢ならではの夜でした。

2023年3月5日(日)

富山・DOBU6 二階
吾妻光良・変型トリオ+1

吾妻光良(Vo,Gt)、渡辺康蔵(Sax,Vo)、牧 裕(Bass)、早崎詩生(Pf,Pianica)

これまた、昨年に続いてお邪魔する富山ですが、今回は前回打ち上げをやらせて頂いたDOBU6さんの二階、しかも翌日が月曜ということもありますので、早め興行でございます。イベントそのものには「MUSIC FROM D Presents」という文言がついていますので、どこかに「MUSIC FROM D」さん、という方がおられるのか、それともDOBU6からの音楽、ということなのか、ちと判りかねますが、いずれにせよ楽しい昼下がりにしたい、と思うところであります。

開場13:30 開演14:00
前売:4,500円/当日5,000円(+1ドリンク)

イベントHP

そして、翌朝、主催のKさんと大谷さんの乗る車に乗って富山に向かう、ということで、ホテルをチェックアウトして「おはようごぜーみす、すっかりいい天気じー」と金沢にもすっかりなじんだ挨拶をしながら外に出ると、お、昨晩一緒に飲んでいたS藤君が見送りに来ておりました。持つべきものは心やさしい後輩です。ということで、ワゴン車に6人で乗って行くので、先ずは荷物を積み込みます。

何でも後でコーゾーがこの写真をSNSに上げたところ「東京から車で北陸まで移動とは大変ですね、お疲れ様です」といったコメントが寄せられていたそうですが、ジジイ達にそんな根性はございません。Kさんのおかげであります。そして、着いたDobu6。昨年は一階で飲んだだけですが、今回は初めて3階の演奏会場に行って早速のリハ。

ご覧の様にコンクリ打ちっぱなしの店内は妙に響きが心地よく、リハで演奏しているだけで大変楽しいものです。写真は遠近法でコーゾーが巨人の様に写っているのが、ちとシュールです。更にお昼の興行ですので、

早崎の横には、真っ昼間の富山の街につながる窓もあったりして、アートと芸術のたたずまいも感じられたりしますが、メンバーの気持ちとしてはソロの途中で盛り上がりすぎてこの窓を開けてウギャギャギャーっ、と街路を歩く人達に叫び始めたりしない様に、とそれだけ願っておりました。そして始まった本番は・・・

こちらも数多くのお客さん達においで頂きまして、ありがとうございました。客席にはブルースの歌詞本「黒い蛇はどこへ」の著者、中河先生も来られていて打ち上げでご一緒するのを楽しみにしていたのですが、本業に近い書籍の翻訳の締め切りが迫っている、ということでライヴ終わりで帰られてしまいました。残念。そして終了後は、

「とやまシティエフエム」の「Music From D !」という番組の収録を一階の酒場で飲みながらメンバー4人と大谷さんとKさんで行い、その流れでカンパーイ! となりました。

この日も富山のキトキトな飲食物に囲まれ、大変幸せなひと時でしたが、それに加えてどこから出て来たのか、楽器まで手元に来てしまいますと、

もう、笑いも止まりませんが、更にこの画面の左側にはピアノもありますもので、もう盛り上がっちゃって止まらないという勢いですが、それに輪をかけてフライヤーのイラストを担当してくれた富山在住のイラストレーター、漫画家としても知られている”nacchan501″さんと一緒に飲み始めて、ジジイ達はもはや笑いが止まらない、という状態が延々続いていたそうでございます。

↑ クリックすると動画(もどき)が見られます。

ありがとうございました、月並みではございますが、またひとつ今後も宜しくお願いします。