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2022年6月

2022年6月26日(日)
西荻窪CLOP CLOP
吾妻 光良トリオ+1
with 福嶋”タンメン”岩雄

「折角、京都からタンメンを呼んだのに数曲だけで帰すのはもったいないよなあ。」

「でっすよね、でっすよねー!」

ということで、翌日どこか知り合いのお店で昼公演が出来ないものか、と岡地先生が模索したところ、西荻のCLOP CLOPさんで演らせて頂けることになりました。確か、何年か前に同じタイトルでブライト・ブラウンで演らせていただいたこともありましたが、その第二弾であります。

“Jumpin’ Afternoon”ですから、集合は昼の12時。前日の打ち上げ終了から13時間しか経ってないわけですが、リハも順調に終わり近隣の「養老の瀧」での打ち合わせとたしなみも終わり、14時からのライヴ・スタート。最初の数曲だけはトリオ+1での演奏ですが、ご覧の様に前日とのコントラストをつけるべく、衣装も使用楽器もかなり雰囲気を変えて臨んでおります。

そしてもう4曲目にはタンメンを呼び込みます。どうでした、暑かったけど寝られましたか、いやあ、もうすっかりワヤであかんわ、と言ってたのかどうかは忘れましたが、和気あいあい、といった感じでお迎えしております。

どちらかというと私は小さい店で演るのが好きでね、と言っていたのはT・ボーン・ウォーカーだったかと思いますが、この小ぶりなCLOP CLOP でのジャンプな午後、もなかなか良いムードです。前夜がアポロ・シアターだとしたら、この日はミシシッピ。ジューク・ジョイントでしょうか。妄想も拡がります。

吾妻はタンメン氏とは旧知の仲ではありますが、いわゆるバンドというものを一緒にやったことはありません。しかし、Boppersの早崎さんと近さんはタンメンのバンドにいたことがあるのです。次の写真はそんな昔のことを思い出して早崎さんが懐かしく語ったひとコマですが、

ねえ、そうですよねー、何十年か前に「ブルース・ピアノ弾いてれば、絶対に喰いっぱぐれないからワシのバンドで弾いてくれ」って言って、僕をだましたんですよねー?と確認を迫る早崎さん、一方、うーん・・・そうだったかなぁ?と煮え切らないタンメン、ゲへへ、もっと攻めろ攻めろ、と面白がる吾妻、早く昔話は終えて次の曲始めてくれないかなー、と思う牧さん、うーん、ひょっとして前夜の酒が残っているのだろうか?といぶかる岡地さん、人それぞれの午後です。

コロナ下ですと、以前の様な客席練り歩きはさすがに憚られますが、やはりスタンダップ・シンガーの性、約50cmほどではありますが、舞台から降りてお客様に説教を始めます。ジューク・ジョイントが教会の様になってきました。そうです、ゴスペルとブルースは紙一重なのです。そしてツアー・ファイナルの最終シャウト。

吾妻の「これで終わるよー!」という合図にも力が入ります。終了してもまだ17時前。西荻窪駅近くの餃子屋に寄って親睦を深めて解散しました。タンメン、またね!

2022年6月25日(土)
渋谷クラブクアトロ
吾妻光良 & The Swinging Boppers
ゲスト:福嶋”タンメン”岩雄
From Kyoto

             ex  Fats Bottle Blues Band
福嶋岩雄 & The Midniters

ありがたいことに、毎年演らせて頂いているクアトロでのライヴ、普通ですと5月なのですが、今回はブルース・カーニバルもありますしねえ、余り近い時期に演ってもねえ、見に来る方も困っちゃうでしょうしねえ、とピヨピヨ言ってたら、よござんす、そしたら一か月ずらしましょう!という男気を見せて頂いたクアトロのKさんに感謝感謝、で、今年は何と京都から旧友のタンメンを呼んで頑張ります!

OPEN 17:00/START 18:00
前売 ¥4000 / 当日 ¥4500(+1drink¥600)

クアトロさんHP

そもそもことの発端は、前回大阪ビルボード公演の時に、最後のアンコールでタンメンに飛び入りで登場していただき、ルイ・ジョーダンの”Nobody Knows You When You’re Down and Out”の日本語訳詞版を歌ってもらったところ、それが大変素晴らしく、打ち上げの席でずーっと、いやあ、タンメンのあの曲は良かったよなあ、東京のブルース・ファンにも聞かせたいなあ、みたいなことを話していたら、あ、せや、6月に法事で栃木に行くんやけど、というタンメンの話があり、え?それはいつ?と確認すると、見事にクアトロの日の昼まで栃木にいることが判り、それなら来てよぉ!ということになったのであります。で、その日、急に暑くなり始めて栃木の気温は39度とかになろう、というなか、逃げる様にしてクアトロにたどり着いたタンメン、早速我々に混じっていただいてリハです。

私服ですとジャンプなのか何なのか良くわからない集団ですが、どことなく南国風でして、梅雨も明けて夏の到来を予感させる、そんな爽やかな写真とも申せましょう。ひと昔前であれば、本番までの間に近隣にたしなみに行ってたものですが、さすがにこの気温もあってひちすら楽屋でたしなみつつ本番を待ちます。すると何故か、

突然西島さんが、ハサミとガムテープを用いて紙コップで工作を始めました。何をしているのか、と聞くと「ミュート」というトロンボーンの音色を変える小物を忘れたので自作するのだ、ということで格闘すること約15分。

おお、何となくそれらしいものが出来ているではないですか。近くに寄って見てみると、

あ、こりゃ確かに紙コップだわ。でも、いちいち赤い色を塗るという、芸の細かいところがさすが理系、という感じがします。何しろ、蝶ネクタイを自作してしのいだこともある方ですからね。そして始まった本番、暑いこともあっていつもでしたらオープニング用には、別のギターを持ってきたりもするわけですが、今回はより軽いマンドラで登場しました。まあ、この前の野音でダブル・ネックを使ったばかりですから、プラマイ・ゼロですよ。え?何を言ってるか判らない?いいんです、自分だけ納得できてれば。

何だかんだとこの日のクアトロは350名の方に入場していただき、さすがにコロナ以前の500名、というレベルには届きませんが、久々に大勢のお客さんの前で演ってるという実感があり、年齢の割にみんな元気なステージ運びだった様にも思います。

途中「しかしまあ何だなあ」の名取さんの語りのところで名取さんのマイクが活きない、というハプニングがありましたが、さすが名取さんも慣れたもの。

「しかしまあ何だなあ・・・、どうなるこのマイク」

とアドリブで乗り切っていました。さて、そしていよいよゲスト・コーナー。

いや!上背のあるスタンダップ・シンガーは格好いい!ステージにおける存在感が違います。この存在感とキャラクターでバンドの方も否が応にも盛り上がってしまいます。底知れぬジャンプのパワーでお客さん達も含めて、大合唱大会です。

スタンダップ・シンガーはバンドがソロを吹いたり弾いてる時も、あちこち動き回ってバンドを叱咤激励するものですが、そんな様子も見事にとらえられていました。

そして、タンメンにも入ってもらったアンコールも終わり、さあ、もう一曲アンコールをやるかやらないかの判断をする段になりまして・・・、

「どうする?もう一曲演る?演らない?」

「うーん、どうしようかなあ・・・、やめとくか。」

「え、どうして、まだ拍手来てるよ。」

「いや、打ち上げの店8:45から予約してるからさ。」

「お前、それで演らないってのは無いよ!」

暑さで、判断を誤るところでした。

また、タンメンに登場してもらえる機会を持ちたいものです。

2022年6月18日(土)
福生おでんと一品 そら豆
吾妻 光良トリオ+1-1

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Ba)、早崎 詩生(Ep,Pianica)

以前、コロナ前は辻堂の辻庵さんとか、代々木上原のデパールさんなんかでよく演らせて頂いていたディナー、いやサパー・ショウを初めてお邪魔する福生のそら豆さんにて開催します。まだカァーッと暑くなる前、梅雨のひと時ですが夕刻から良い天候に恵まれるとさぞや良い気分ではないか、と自負、じゃねえな、期待しております。

OPEN 16:00/START 17:00
前売 ¥3500 /当日 ¥4000(1ドリンク付)
座席は30席

そら豆さんFacebook

始めてお邪魔したそら豆さん。福生という地も「福生ブルース・フェス」ぐらいでしか来たことが無い、というか、あれは確か東福生だったかな?ともかく初めてなので、たどり着けない脱落者も出るか、と覚悟しておりましたが、無事に全員店にたどり着き、リハーサル開始。

え?これがおでん屋さんなの?ペンションじゃないの?という不思議な写真ですが、そうなんですよ、その秘密はこの後の写真で徐々に明らかになっていくことでしょう。微熱騒ぎから無事に帰還した牧さんも譜面チェックに余念が無い様です。で、リハも終わりましたので近隣にたしなみに行こうかと思うのですが、いざ楽器を置こうにも・・・、

「あ、すみません、ギタースタンドってありますか?」

「あ、スタンドでしたら壁に。」

「壁?スタンドが?」

こりゃあ確かに便利ではあるのですが、知らないうちに自分達の楽器がお店の所有物になっていたりはしないか、という一抹の不安も感じます。さて、近隣に良い飲み屋さんはありますか?とお店の方に尋ねたところ、それはもう15時から開いているという隣のお店しか無いでしょう、ということで、早速向かいます。

一人早崎さんが肩で風を切って歩いているのは、実は彼だけが赤いシャツとか赤い靴を物色するために米軍基地周辺の古道具屋さんに出没しており、”福生は私に任せなさいモード”に入っていると言っても良いのです。入った飲み屋さんでは我々よりも上の年齢の方々が昼呑みに興じておられ、良い感じでした。さて、迎えた本番、そら豆さんの全景をお目にかけますと、

そうなんです、おでん屋というか飲み屋さんの店内にちょっとだけペンション風のステージがしつらえられていて、我々はそこで演奏する、という感じなのでありました。

牧さんがネットで下調べをしたところ、これはウッドベースも持ち込めるのではないか、という話が持ち上がり、事前にお店のH坂さんから何枚も写真を送って頂いてたりもしたのですが、結果は安全第一でエレキベースで臨むことにしました。いやあ、ウッドベースだったらキチキチだったかも知れません。その分、バンドメンバー間の距離は縮まり、和気あいあいとした感じで進めることが出来ました。ただ、今回はアトリエ・ソウルさん、というプロの集団に写真を撮って頂いたこともあって、妙にカッコいい写真もあったりしまして、

何か、アメリカの地方のジューク・ジョイント風でもあり、誰もここでちくわぶが振舞われているとは思わないでしょう。店主の方のお話によると、来年の年末までには再開発が予定されているらしいのですが、また是非それまでにお邪魔して終演後のちくわぶを味わいたいものです。あ、ちなみに牧さんと早崎さんは、何故世の中にちくわぶというものが存在しているか理解できない、という寂しい心を抱えた人々であります。

2022年6月11日(土)
<SOLD OUT>
高円寺JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:木村 充揮(G,Vo)

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica)、森田恭一(Bass)!

4月の入道さん、5月はJIROKICHIではありませんが、大阪なんばハッチで房之介さん、そして6月は何と木村さん!日本ブルース界の大物ゲストが続きますが、緊張感をもってしっかりやらないとまずいですね。我々が木村さんのバックを務めたのは忘れもしない15年前の、いや、20年前だったかな? ともかくこのJIROKICHIでのことでした。何はともあれ木村さんに「いやんなった」と言われないように頑張ります。

そして急遽、牧さん出演NGとなりその代わりに元ブレイクダウン/ダウンホーマーズの「もっちゃん」こと森田恭一さんにベースをお願いしたのでありました。

Open 18:30 / Start 19:30 Charge+1drink
前売3,500円/当日4,000円(40名限定)

それはこの日の14時過ぎのこと。吾妻家の固定電話が鳴りまして・・・

「あ、はい、吾妻ですが。」

「あ、牧です。実は直前なんだけど今、熱が36.9度あって。」

「ほ、ほう。」

「カミさんは37度超えてて頭も痛い、という状況で。」

「お、おお、お。」

「これは、ひょっとするとひょっとする状況で。」

「ひょ、ひょっ、ひょっとしたらそれは大変な・・・」

「そうなんだよ。君らとかお客さんに感染るだけでなく、これから関東のツアーを控えている木村さんに感染すことにもなってしまう可能性が。」

「そ、そ、それはマズい、マズいよ。」

「だよな? なので行かない方が。」

「そ、そ、そりゃそうだ、来ない方がいい。」

「申し訳ない。すまん。」

「大丈夫、頑張るから。」

そう言って電話を切ったものの、さて、これまでも濃厚接触者の疑いあり、ということで牧さん抜きのライヴをやったことも確かに一度はあるのですが、良く考えたら木村先輩をゲストに招いて、というこの状況下で、すみません、ベースがちょっと来られなくて、ということが許されるのだろうか、というのが猛烈に気になり始め、岡地さんと連絡を取りあった結果、代打の人を急遽頼もうという方向になり、岡地さんが次々と電話をかけていくものの、Kさんは電話に出ず、OさんはNG、Tさんも連絡つかず、万事休すか、という瞬間に元ブレイクダウン/ダウンホーマーズのもっちゃんこと森田恭一先生が所沢から来て頂ける!ということになりました。ここまでの人探しだけで既に髪が抜けそうなほど頭を使っているわけですが、この後に本番用の演目の見直しなどをしていると頭脳もフル回転、岡地さんと二人で「禿げそうだ!」を連発していました。で、何とかリハを乗り切って、本番までの間に打合せと親睦を深めるために居酒屋「一休」に。席が空くのを待つ間、店の外のベンチに腰掛ける木村さんともっちゃんですが、さながら1970年代の京都の様です。

そんな中、何とかライヴも無事スタート、最初は我々三人+もっちゃん、で始まりましたが、何とも申し訳ないことにもっちゃんだけ立ちで弾いておられる。

普段であれば、いやいや、先輩だけ立たせているわけには参りません、とこちらも立ったりしているのですが、余りにいろいろと大変だったため、そこまで頭も回らず座ったまま続行しています。

ありがたいことに二曲目でもっちゃんにも座って頂けたので、こりゃ良かった、と思っていたらやはり調子が出ないのか、再び立ちで弾かれることに。そう言えばブレイクダウンの時も座って弾いてたことは無かったですよね、あ、ブレイクダウンと言えばベース弾きながら飲みすぎで吐いた、という有名な伝説がありますよね?と問いただしたところ、

いやいや、あれは飲みすぎじゃなくて二日酔いだったの、と釈明されてましたが、日時が違うだけで飲みすぎには変わりないですね。

そして一部の最後に登場した木村さんも飲みすぎ注意の一派でしょう、何しろステージで飲んでおられるのはI.W.ハーパー、Wでロック、という代物ですから。ロックというぐらいですから、この日の木村さんは何とSGというソリッド・ギターで登場。

なかなかお似合いです。しかし、こんなレベルの駄洒落がもう一瞬も途切れることなく続くので、ついていくのも大変です。休憩をはさんで二部は木村さん大会、衣装もお色直ししまして・・・

お色直しされましたよね?と振ると、帽子に手を当てて

「ちょっと・・・ハットするやろ?」

そろそろ曲を始めようと思い、「いいですか?」と聞くと

「いや、次の曲はCですわ。」

いや、本当に手ごわい手ごわい。何しろ駄洒落の海の中を泳いでいると突然曲が始まったりするのに加えて、リハでやっていない曲が突然出てきたりするのでついていくのも精一杯です。にもかかわらず、脳が疲弊していることもあって、気がつくと次の曲の譜面が無い、ことに気づき、あ、ち、ちょっとすみません、と譜面を楽屋に取りに戻ったりする一幕もありました。

そして興が乗ってきたこともあり、もっちゃんも歌うベーシストですから、

「もっちゃん、何か歌えばよろしい。」

ということになり、ブレイクダウンでは故・はっちゃんが良く歌っていた”Gee Baby”を一節もっちゃんが歌う、という貴重な機会もありました。

そしてライヴも終盤にさしかかり、先ほど吾妻が楽屋に戻った仕返し、というわけではないでしょうが、

「あんな、ちょっと歌ってくれまへんか?」

「な、何を歌えばよろしいのでしょうか?」

「何でもええねんですわ、歌ってくれなはれ。」

と伝えるなりステージを去っていかれました。

どうやら喫煙所に行かれた様だ、という情報が寄せられましたが、いやあ、8月の磔磔もどうなるのか、とドキドキしつつ、今度はもっちゃんの助けを借りずにレギュラー・トリオ+1で向かいますので、頑張りつつ楽しませていただきましょう。

2022年6月5日(日)
丸の内コットン・クラブ
Drinkin’ Hoppys
ゲスト:
吾妻 光良 (G,Vo)

【Drinkin’ Hoppys】
富山浩嗣 (vo,g),徳武晧也 (b),関勇亮 (ds),井上渉 (p)
近藤研也 (as),鈴木浩介 (as),浦野紘彰 (ts),山田竜輝 (bs)
大槻寿彦 (tp),原田ありさ (tp),荒井和弘 (tb),吉田悠貴 (tb)

大学の遥か下の後輩にして、ジャンプ/ジャイヴ仲間/飲み友達の富山君のホッピーズとともにコットン・クラブに初出演! 俺たちはキャブ・キャロウェイ、はたまたエリントンか?という妄想を抱きつつの一夜となります。ちなみに鳥の羽をまとった様な大勢の女性ダンサーとかは特に呼んでないと思いますので、その点はご了承ください。

open 5:00pm / start 6:00pm
入れ替えなし
チケットは5,500円~8,000円 詳しくは下記参照。

コットン・クラブ公演詳細

いや、ゲストというから何かテキトーに行ってテキトーに数曲演って、あとは飲んでりゃ良いんじゃねーの?と思っていたら、何と2ステージとも頭の数曲以外は出ずっぱりで弾いて歌う、という、おいおい、人使い荒いんじゃねーの?というしつらえでありましたが、まあ、無事にリハも終わり、となると本番までの間は楽屋で嗜むだけ。やはりメンバーと吾妻の年齢差が20~30歳はありますので、そんなつもりは無いのですが、どうもエラそうにしている感じが漂います。

そして始まったステージ、今回はテナーの浦野君が、「コットン・クラブに出るんなら、いつもの様な恰好ではダメだ!」と一念発起してメンバーのファッション・コーディネーターを務めたそうですが、その結果がこちら。

「個人個人が好き勝手な服を着てくると結婚式の二次会みたいになるぞ」と吾妻から警鐘を鳴らしておいたのですが、まあ、そこそこはイケていた様です。しかし、彼らがダークな色調で来るならこちらもそれに染まる、というわけには参りません。

ここは白いジャケットでひと際目立とう、としたのですが、うーん、あさはかなことに富山君の白シャツとほぼお揃いな感じになってしまいました。しかし、この一人だけ前期高齢者、という状況下ですので、ここはあえて若く見せる様なステージ・アクションも大切です、

ちょっと頭髪近辺がヒヨコっぽい、というかポヨポヨなのが残念ですが、多少なりともロック育ちの精神を後輩達に伝えられたのでしょうか。そして、何だかんだと富山君と一緒にコーラスをする曲が多い日でもありました。

これは何の歌だったのか、今では知る由もありませんが、2人で熱唱していた様です。でも、ギタリストなのですから、何かしらギターは握っといた方が良いですよね。そしてジャンプでコーラスといえばトレニアーズ! トレニアーズといえば、”Salt Smell Shoe”という超絶ライヴ芸。いったいどういうものか?というと、ソロを吹いているサックス奏者の鼻の真ん前に脱いだ靴を持っていくと、余りの臭いにサックス奏者が昏倒してしまう、という芸なのですが、若干のゆとりもあったのでこの日、本邦初、ということでご披露させて頂きました。

惜しい! 富山、もう少し倒れた方が良かったぞ! と楽しくライヴは終わり、皆で楽屋で記念撮影。

この後は、日曜ではあるもののこのままでは帰れない! ということで、有楽町のガード下に繰り出して大打ち上げ呑み会。吾妻は無職ですので、翌日が月曜だろうが火曜だろうが、全然平気なのですが、ホッピーズのメンバーの多くは、翌日それぞれの職場で廃人の様だった、と聞いております。ナマステー!!!