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2022年8月

2022年8月21日(日)
天王洲アイル KIWA TENNOZ
松木理三郎 &
Swing-by Big “BAD” Brothers
ゲスト:吾妻 光良

お世話になっている松木さんのスイングバイ・ブラザーズの特別版、何と16人編成の真正ビッグバンドのライヴにゲストとして呼ばれることになりました。松木さんのバンドは「完全生音」ということで演ってらっしゃるわけですが、ギター聞こえるかなあ、歌もどうかなあ、と若干の不安がありつつも、どうやらその辺りはよしなに、という噂も聞こえつつあり、まあ甘えてしまおうかな、と。この酷暑の中で頑張り過ぎも良くないですからね、ハイ。

開場16:30 開演17:00
ミュージック・チャージ 4,000円

スイングバイ・ブラザーズ Twitter

ツイキャスでの配信もあり〼

ハードロックからフルバンド・ジャズまでなかなか振れ幅の大きかった8月でしたが、この日もまだまだ猛暑というなか、初めて天王洲のKIWA、というお店に行ってみましたが、なぁるほど、川のすぐ際にあるからキワなんですな。既に一日リハーサルに呼ばれておりますので、当日目を吊り上げてリハをする、という感じでも無いので、まあ、ゲストで呼ばれた部分のリハはゆったりと終えてあとは涼しい客席に座ってビッグバンドの音を聞いていると時々寝落ちもしたりで、なかなか優雅な時間を過ごせました。そして、本番、先ずは彼らだけの演奏で始まります。

松木さんが最後に客席から登場してライヴが始まるという、一見粋な演出ですが、実は楽屋への出入口があるのは、このステージの右側奥だけなのです。しかし、

見ての様に、奥の出入口は11名の管楽器の皆さんで完全にふさがれていますので、これしか登場のしようが無い、という状況なのでした。ですので、ゲストの吾妻も同様に客席から登場しましたが、

どうもすんません、どうもすんません、というたたずまいでステージに上がっていくのが、どうにも小物然、としているのが残念です。どうなんでしょう、背筋を伸ばすと良いのですかね?この日の演目は事前に松木さんから「吾妻さんが、これぞフルバンド!と思う曲」を選んでください、と言われていましたので、普段から聞いているけど演奏するのは大変だろうなあ、というビリー・エクスタインやエディ・クリーンヘッド・ヴィンソン、はたまたワイノニー・ハリスの曲などをやらせて頂きました。

でも、管楽器の方々には色々ご迷惑をかけているのではないか、とそれなりに気を遣っておりまして随所で、大丈夫でしょうか?と語りかける地道な努力は怠りませんでした。

しかし、場に慣れてくるとつい、いつもの調子に戻ってしまい、MCの途中でバリトンの女性の方に、「ねえ、話、聞いてる?」とまるでいつものBoppersでの様な感じで聞いてしまい、かなり驚かれてしまいました。余り普段からご一緒していない方への声がけは気をつけないといけないな、と痛感したプロ入り1年2か月目の夏でした。

「餓鬼も人数」すなわち、どんなにつまらない取るに足らないものでも数の力はあなどりがたい、ということわざがありますが、この日のミュージシャンの方々は餓鬼どころか鬼の様な凄腕の方ばかりですので、ステージは「鬼が人数」みたいな感じで、激しく盛り上がりました。

機会があればまたご一緒したいものです。で、最後は記念撮影ですが、実はこれだけメンバーがいるのに本番前~本番中にたしなんでいるのは吾妻だけ、という寂しい状況で、さすがに一人ではワインボトルも一本は空きません。あ、演奏終わったからもう飲めるんじゃない?とお声がけをして、あ、じゃあそれなら・・・、というお二人にお酒を注いでると、

速くしてよぉー、という心の声が聞こえてきそうな、そんな記念写真になってしまいました。

2022年8月13日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:人見 元基(ex VOWWOW)

~真夏のハードロック大会!?
生ピにウッドベースにスチールで?~

真夏の次郎吉マンスリーは何と、再雇用業界最大のハードロック・シャウター、と異名を取る旧知の人見さんを招いての一夜となります。実は吾妻、牧、岡地、早崎、と全員何らかの形で若い頃はロックに親しんでいたので、やる気は満々ですが出来るのかどうか、似て非なるものにならないのか、という不安もありますが、猛暑を吹っ飛ばせ!という勢いでやってみましょう!

ちなみに本公演は配信はありません。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円+1Drink

JIROKICHI HP

8月4日の木曜日の夜、さすがに普段やりなれていないハードロックをぶっつけでは出来ませんので、都内某所でリハーサルをやったあと打合せという名の飲み会に繰り出しまして・・・

「というわけで、今回はあえてウッドベースと生ピアノとスチールギターでハードロックに挑戦するというわけだが。」

「ちょっと待った、スチールは良いけどハードロックで座って弾くのか?」

「いや、立って弾くよ。スタンド持ってくから。」

「えええ!あのマヒナスターズみたいなスタンド?」

「やめてよー、カッコ悪いよー!」

「何か工夫しないと。そのままじゃダメだよー!」

と非難ゴウゴウだったため、当日までに何か善処する、ということになりましたが、さて、当日はそれほど大型ではないというものの、関東地方を台風8号が直撃。牧さんはウッドベースごと風で吹き飛ばされてしまう危険があるため、エレキベースに変更。しかし、演目は今更変えられないので、早崎さんのキーボードと吾妻のスチール・ギターは何とかタクシーで持ち込みました。リハを終えてガラガラの極楽屋さんでの打ち合わせを終え、一部は最後の曲以外はトリオ+1でのライヴ。

いや、こりゃまあ確かにハードロック、という光景には見えません。そこで休憩時間を利用して全員でステージのしつらえをちょっと変え始めました。

こ、この旗はいったい? と思われるかも知れませんが、いや、それなりの理由があるのです。

そう、そもそもはスチールギターのスタンドが格好悪いのでこれを何とかしよう、ということで、ユニオン・ジャックの布切れで覆ってしまえば良いのではないか、でもそれだけだと唐突だから、周りにも万国旗をあしらえたら更に良いのではないか、ということになったのです。こちらも

しっかりキーボードがユニオンジャックで覆われています。決して英国風のコタツではありません。あともう一つ、出来れば演奏中に口からヒョロヒョロヒョロ、と万国旗を出せないか、という案もあったのですが、さすがに却下となりました。さて、これでお迎えしたロック・スター。

ハードロックというよりは運動会、といった風情もなくはないですが、何とかマヒナスターズからは脱却できた様な・・・。そして運動会と言いましたが、人見さんは結構歌いながら跳んだり跳ねたりするわけですが、ここ次郎吉ですと、

気をつけないとステージの上の梁に頭をぶつけてしまいます。実際にリハでも一回ぶつけてしまいましたので、演奏中、折に触れて吾妻がこれ以上後ろに下がらない様、注意喚起をしておりました。そしてスチールを使う曲では、

うーん・・・、格好悪くはないけれど、格好いい!というほどでもない、まあ微妙なハードロックの夜となりました。最後の曲は、Boppersでもゲストで歌ってもらったトライ・ア・リトル・テンダネスをオーティス・レディング風に歌っていただき、一度楽屋に引っ込んでからも再度出てきて歌い、もう一度引っ込んでからも更にもう一度出てきて・・・、という中、もうやめた方がいいよ!とユニオン・ジャックを利用したマントショー風で幕を閉じました。

そしてアンコールは、大学時代から吾妻が人見さんとやっているスチール・ギターをボトルネック風に使って演奏する、ザ・フーのSummer Time Blues。夏ですから!

「ま、ま、牧さんは何を着ているのですか?」

そこなんですよ。実は岡地さんがボ・ガンボス時代に入手して取ってあったロック風の衣装の中から持ってきたフリンジ付の上着であります。とくとご覧あれ。

これでウッドベースだったらどうだったかも、見てみたかったですね。

2022年8月6日(土)
豊橋ハウス・オブ・クレイジー
吾妻 光良トリオ+1

コロナ騒ぎが起きてからというもの、すっかりご無沙汰しておりましたが、久々に豊橋にお邪魔します。豊橋の友人達との再会も楽しみですが、本番前に燃え尽きてしまわないよう、注意します。

開場18:30 開演19:00
前売:3,500円/当日4,000円+1Drink

ハウス・オブ・クレイジーHP

まあ、それは暑い夏のさなか、東京~豊橋というのも微妙な距離でして結局13時過ぎのこだま号に乗って四人で一路ハウス・オブ・クレイジーを目指しますが、余りの暑さに口数も少ないままこちらも暑さ満開の豊橋に到着。小一時間ほどリハをやっていると豊橋の友人、Y本さんとF井さんが早くもお店に登場。既に本番前のたしなみのお店は確保してある、とのことで、一回前のライヴが単身でお邪魔したリクオさんの名古屋・得三で、その時は一人酒でたしなんだこともあり、大喜びでついていきました。涼しいお店で飲む冷えた白ワインは格別でしたが、お店の750mlワインはその一本でなくなってしまいました。まあ、本番もあるのである程度セーブしてお店に戻って本番。

決して観光気分とかそういうわけではないのですが、気がついてみるとライヴの写真がこれ一枚しか無い、それも無理矢理Y本さんに頼んで頂いた写真というお恥ずかしい話でして。お客さんは30名限定、ということでしたが暑くて感染も収まらず、という中お越し頂きありがとうございました。それにしても左端に写っている牧さんの左手は、演奏中の筈なのにどういうことなのでしょうか。

・あ、これは違う曲だ、と譜面をめくろうとしている。

・虫が飛んできたので、追い払っている

・乗りに乗って、指パッチンでリズムを鳴らしている。

写真だけでは判らないことは多いものです。そして写真といえば、後日Y本さんのところに知人の方からこの日のライヴの写真があるよ、という連絡があったらしくY本さんが送ってきてくれました。

なるほど、さっきの写真より遥かに全体像が判りやすいですね、ありがとうございました。さて、無事演奏も終わり、またまたY本さん達の仕切りで取ってくれた店に、今度は豊橋ブルース・シーンの中心人物というだけでなく、少し前までは豊橋のコロナ対策の重鎮という立場にあったI田さんなども合流して本格的打ち上げに突入。明日があるので、酔わない様にしないと、という強い決意があり、翌日はすっきりと起床することが出来ましたが、残念ながら記憶はおぼろげでした。いつもいつもありがとうございます。

2022年8月7日(日)
京都・磔磔 築105周年!
木村充揮さん満載の五日間!の1日

木村充揮(Vo,G) & 吾妻光良トリオ+1

木村先輩が毎年やっておられる、という磔磔でのイベントに我々も参加させて頂くことになりました!6月の次郎吉での共演がジャと出るかヘビと出るか、その辺りは良く判りませんが、この時期の京都の猛暑で熱中症にかかって「胸が痛い」、という様な事態にならぬよう、注意しながら演奏させていただきたいと思います。

開場17:00 開演18:00
1日券:5,500円/5日通し券25,000円(全席自由)

磔磔ホームページ

折角、豊橋に来ているのだからな、昼は豊橋らしいものを食べるぞ! よっしゃ、俺はカレーうどんだ! ワシはエビ天じゃ! えいっ、ここは鰻丼だっ! と盛り上がりつつ、よっしゃ、ここだーっ!と入っていったお店が・・・、まあ、こういうことは良くあるものさ、と若干盛り下がりつつ京都に移動しますと、まあ、暑いことは暑いですが、京都の酷暑を何回か経験している我々にとってはまあ、これぐらいは良くあることさ、と達観して一路磔磔へ。既に木村さんは入られていたので少し休んで、早速リハの開始です。

前回の牧さんコロナ疑惑欠席の時にも何だかんだ10曲程度は譜面を用意しましたが、今回はより安心度を高めるために更に二曲を追加して臨みましたが、初めて演る曲がどう進んでいくのか、確認しつつ進めていくリハはかなり表情も硬めです。

ただ、進めていくうちに様子も判ってきて、木村さんの表情も緩んでくると我々も段々リラックスしてリハに臨める様になりました。そして4曲ほど我々だけのコーナーもあるので、その部分のリハーサル。

いろんなお店にお邪魔する度に良く思うのですが、老舗のライヴハウスは本当に音が気持ち良いものです。PAやモニターもバッチリで、無茶苦茶演奏し易いのは間違いありません。さて、リハも終わり本番までは二時間弱。前回の次郎吉では木村さんもご一緒して近隣にたしなみに行きましたが、今回は猛暑ということもあり、どうしましょうか、とご相談したところ、

磔磔の二階にある楽屋で、早速たしなみが始まってしまいました。ああでもない、こうでもない、とくだらない話をしていると、皆さぁん、どうもぉー、という明るい声が。おや、誰だろう、とそちらを見やると、

何とレヨナ嬢! 前日に出演しておられたのですが、折角なので観戦していこう、ということにしたそうで、こう一挙に楽屋も明るくなりました。・・・、ごめんなさい、ちょっと画像に加工をしてしまいましたことをお詫びいたします。さて、本番は木村さんのソロからスタート。

写真のシブ味とうらはらに、歌い始めた曲を「うーん、やめよ」と途中でやめてしまったり、客席の方々と、「何や、このアホ!」とやりとりしたりで、まさに木村さんが良く言われる「好きにやります」というそのまんまのステージでした。そして、弾き語りの最後のコードの繰り返しの中、我々が呼びこまれました。

トリオ+1で磔磔で演奏するのは久々ですが、格別の雰囲気を堪能いたしました。さて、休憩が終わっていよいよ、木村さんとのステージ。

一曲目は、ロックっぽいナンバーの”GUTS”。これは前回もやった曲でして、木村さんの歌を聞くと、「そっちがそうならこっちはせこさ」と聞こえるのですが、これはひょっとすると、「そっちが宗ならこっちは瀬古さ」というマラソンの駄洒落なのでしょうか。ですので、MCの方はそんな感じの駄洒落が満載なのですが・・・、

我々は時として、こ、これは何の意味なのでしょうか?と上の写真の様に固まってしまう局面も多々ありました。いや、詳しくは言えませんが、そんな駄洒落地獄の中に珠玉のネタもあったりするのがまた凄いのですが。そして、

「折角、来てるんだから歌いぃーや」、ということでレヨナ嬢も登壇。「おそうじオバちゃん」と「L-O-V-E」の2曲を披露していただけました。キー間違えちゃってごめんなさいね。

大きな事故もなく無事ライヴも終了し、あとは飲むだけ、さあ飲むぞ、という気合いの入り方が判りやすい1枚となりました。

 

2022年7月

2022年7月30日(土)
石垣島 Bb
吾妻 光良トリオ+1

残念・無念! 7月に入ってからの感染者急増、また現地の病床ひっ迫などを鑑みましてBbでのライヴ、一旦中止とさせて頂くことになりました。状況を見ながらではありますが、是非また再挑戦しようと思っていますので、ご期待ください!

Bb Facebook ページ

2022年7月22日(金)
名古屋・得三

リクオ・トリオ
[リクオ(vo.p)寺岡信芳(b)小宮山純平(ds)]
ゲスト:吾妻光良

ありがたい話もあるものでして、7月に得三で行われるリクオさん3daysの初日にゲストとしてお呼ばれすることになりました。いやあ、申し訳ないなあ、どうやって御礼を言おうかな、いや、お詫びしようかな、とかそんな後ろ向きな考え方ではいけませんね、前向きに頑張って臨むことを肝に銘じて、お邪魔したいと思います!

OPEN 18:00 / START 19:00
前売り4,500円(税込)・3日間通し券12,000円(税込)
共に全自由・当日別途オーダー必要・整理番号付

イベント概要ページ

人生にはメリハリが大切なわけですが、そんなわけで大挙して沖縄にお邪魔した次のライヴは単身で名古屋・得三に行ってリクオさんのトリオと共演する、というプロ入りの前にはほぼ無かった様な事例ですが、ここはしっかりと務めなければなりません。前日に皆さんと東京のスタジオで3時間弱リハをして、当日も本番前に2時間程度のリハを敢行いたしまして、さて本番までは約2時間半。

「あー、あー、リ、リクオさん、この後の予定は?」

「あ、はい、本番までひとまず自由行動です。」

「あのぅ、何かこの全員で、とかいう行動は。」

「あ、ホテルはチェックインできます!」

「い、いや、そういうのとは違って・・・」

「あ!飲みに行く、とかそういうことですか?」

「そ、そ、そう、それです。」

「いや、ちょっと今日は僕は・・・。」

「他の皆さんも・・・?」

「あ、僕、実は全然飲めないんです。」

ベースの寺岡さん、もともとアナーキー出身とお聞きしてまして、浴びる様な飲み方をするのかな、とか思っておりましたが、経歴とライフスタイルは余り関係ないものです。さて、何だかんだと群居性の高さが露呈してしまいましたが、本番まで何のたしなみもせずに待つのは耐えられません。近所に良い飲み屋さんがある、と聞き何十年かぶりに独り酒、ということにしました。テレビのニュースを見ながら、ビールと栃尾揚げと麦焼酎、意外に有意義な30分でした。さて、本番が始まり、一部はリクオさん達だけで。

リクオさんの次郎吉からの配信を見させて頂いた時に、ああ、今、このトリオを凄い大切にしてらっしゃるのだなあ、ということが良く判って良い気分になりましたが、この日もそんな良いムードに包まれて始まりました。ドラムの小宮山さんはまだ41歳、ということで全体的にステージ運びも若々しさにあふれています。

リハでは座って弾いていましたが、実年齢こそ違いますがこちらも頑張って立って演奏しないわけにはまいりません。

背後から「ジジイ、頑張れ!」と檄を飛ばされている様な感じもします。お気づきの方もいらっしゃるかとは思いますが、こういうアップライト・ピアノでライヴをやる時はどうやってお互いの顔を見られる様にするか、というのが結構難しい問題なのです。結果、この様にちょっとだけお互いの方を見ながら演奏する、という珍しい配置が採用されました。

この写真は明らかに歌っているところなのですが、こういう配置にしたせいなのか、どこか世間話に興じている様にも見えます。更に盛り上がって、リクオさんの近くに行ってギターを弾いた時も

これも無駄話をしている様にも見えます。まあ、そんな配置に関するノウハウも高めながら、今後も共演させて頂きたい、と思うものであります。

2022年7月9日(土)
沖縄桜坂劇場ホールA
吾妻光良 & The Swinging Boppers

4月に前哨戦、つうことは無いのですがトリオ+1で初沖縄公演を観光、じゃねえや、敢行いたしましたわけですが、ついにBoppersとしては初めて沖縄の地に足を下ろします。思えばもう二年前ぐらいから行く行く、と言ってたのにコロナだ何だかんだで、延びに延びて「行く行く詐欺」の様な状態でしたが、何とかっ!何とか、今回だけは実現させたいものです。開催に関わられる地元沖縄の、数多くのボランティアの方々にも先に謝っておきましょう、どうもすいませーんっ!

開場18:00 開演18:30
前売4,000円 当日4,500円(全席自由)

※入場時別途300円ドリンクオーダーが必要
※未就学児膝上無料(大人1人につき子ども1人まで)
前売り券発売日 2022年04月16日
チケット販売店:桜坂劇場窓口・ミュージックタウン音市場
ファミリーマート各店、イープラス、ローソンチケット、チケットぴあスポット

そして、何ともありがたいというか申し訳ないというか、規定の席数がすべて予約で埋まってしまいました。(7/1時点)ということで、配信も行われます。下記をご参照ください。
●配信情報
申込みサイト https://piratsukapv.zaiko.io/item/349205
2022年07月09日(土)18:30配信スタート
配信料:2,000円 ZAIKOにて配信
アーカイブ:標準3日間。14日間・30日間の延長可(別途追加料金が必要)

お問い合わせ
桜坂劇場 098-860-9555
吾妻光良&The Swinging Boppersを沖縄に呼ぶ会 090-6857-7800

前売チケット申し込みフォーム

それはもう、苦節3年というか、余りにも無謀なというか、筆舌に尽くしがたいほど沖縄の皆さんにはお世話になりっぱなしで実現したこのツアー、そんなぞんざいな感想文でお伝えするのも気がひける今日この頃、詳しいレポートは「ブルース&ソウル・レコーズ」誌の吾妻の連載ページに載せたいと思っていますので、本ページでは超ざっくりお伝えしますが・・・。
先ずは前日金曜日に現地入りして、本番もありますんで余り出歩かない様に留意してください、という主催のHさんの言葉に従って飲み屋さんでの短期結団式。

「ええと、俺、島らっきょ」「俺、ラフテー」
「俺、海ブドウ」「あ、こっちに豆腐よう」

「あのさ、明日の打ち上げも沖縄料理だからね。そこ考えてね。」

「そんなの関係ないよ、次いつ来られるか判んないんだから。」

と行き急ぐ様に沖縄を満喫する面々。大半はおとなしく宿に帰ったと聞きますが、一部深夜まで更に満喫してしまった先輩方もおられた、という話ですが、良く判りません。さて、本番日になり、先ずはリハーサル。

スクリーンに映るのは今回のライヴのために漫画家のいしかわじゅんさんが書き下ろしてくれた、という我々の似顔絵で、記念Tシャツにもして頂いてありがたい限りですが、ちょっと恥ずかしくて着られないかなあ・・・。本番は約300名弱の方々にお越し頂きまして、本当にありがとうございました。

ご覧の様に、バンドの後ろ左右に照明が2~3灯写っていますが、これは何かと申しますと、元々この桜坂劇場は映画館ですので、普通の舞台の様な照明が無いのです。そこに来てジジイ達が、暗くて譜面が読めないよお、何も吹けないよお、とピヨピヨ騒ぎ始め、そうした状況を解決するために桜坂劇場の照明の方の大活躍でこうした譜面灯が建設されたわけです。ありがとうございました。そしてこの日の打ち上げも、

沖縄料理の夜、でありましたが、文句を言うメンバーなどどこにおりましょうか、いや、おりません。相当きこしめしておられる方も見受けられましたが、全員無事に宿に着いた模様です。そして翌日は、有志7名で最近沖縄にとみに詳しい、アルトの小田島さん仕切りによる「小田島ツアーズ」の沖縄観光の日。観光の写真をそんな何枚も見せられてもなあ、という方も多いでしょうから、ここは一枚だけ。

いや、主催の方々も見にきて頂いた方々も、配信をご覧になった皆さんも、本当にありがとうございました。詳しくはWebで、じゃねえや、雑誌で!

2022年7月6日(水)
中野ブライト・ブラウン
吾妻 光良 & JOJO沢渡
ACOUSTIC DUO

吾妻光良 (アコギ/生声)
JOJO沢渡 (アコギ/生声)

先日、唐木田のWayさんで演ったぶっつけの生音デュオが意外に気持ち良かったので、同じ催しをブライト・ブラウンでも演らせていただくことになりました。一人二曲ずつ、交替で好きなブルースとジャイヴを唄っていく、という8番勝負の場です。(勝敗はありません)

OPEN 19:00 / START 19:30
Charge ¥2,000 + Minimum Order ¥1,000

ブライト スケジュールページ

二人で二曲ずつ完全生音で唄っていく、というこの企画、いくら勝敗は無し、と決めたもののどちらが先に歌うのか、ぐらいは決めないと始まりません。じゃあそれはどうやって決めるのかというと、これはもう勝ち負けがはっきりと判るもの・・・、

ジャンケンしかありません。ご覧の様にJOJOさんが勝ち、ということで先ずはJOJOさんから歌い始めました。ご覧の様にギターのケーブルも無い、マイク・スタンドも無い、というのはなかなか身軽で自由な感じがして気分も良いものです。

気分が良すぎて、何か犬の様な表情になってしまいました。ちなみにいつものブライト・ブラウンのステージと比べるとずいぶん後ろに下がっている様に見えますが、これは感染対策のために、いつもより後ろに下がっているのです。(客席も下がっている) で、JOJOさんからの指令もあって何曲かピアノで伴奏することになりましたが、ギターとピアノですとピアノの方が全然音が大きいので、邪魔にならぬ様、そーーーっ、と弾く、というのがいつに無く難しいところでもあります。

ただ昔の人の様な、客席に向ける目線だけは音量に関わらず押さえておきたいポイントではあります。一部が終わり二部に入ると、またJOJOさんからピアノを弾け、という指令が来ますが、キーの都合とか曲調の都合で、これは歯が立たない、と思い、客席に見に来ていたピアニスト一名を引きずり出して弾いてもらうことにしました。

赤い服を着ていない詩生さん、というのを目撃できるのも珍しい機会かとは思いますが、それにもまして「大きい音で弾いてはいけない」というのは、弾き語り、じゃねえや、弾きたがりの彼にとっては地獄の様な試練だったのではないでしょうか。ちなみにこの曲の間は吾妻は客席で見ながら飲んでいる、つまり休憩しているわけで、ええ?俺は休憩無しなの?不公平じゃね?というJOJOさんの意見もごもっとも。丁度、こんな人も見に来ていたので引っ張り出しました。

タップを踏みながらカントリー・ブルースを歌う造田君、たまたまちょっと前に彼のyoutubeチャンネルで一緒にやった、テキサスのカントリー・ブルースなどを一緒に演らせて頂きました。そしてアンコールの最後には、つい久しぶりに客席練り歩きをやってしまいました。

何しろケーブルも何も無いですから、練り歩きやすいことこの上ないのです。多少、表情が硬いのは、感染者が増えつつある中ですので、呼吸法に留意しながら歩いているからでしょうか。また、涼しくなった頃にやってみたい企画です。

2022年7月2日(土)
渋谷MeWe オープン20周年記念
吾妻 光良(G,Vo) & 牧 裕(Bass)
DUO

Boppersの打ち上げでも使わせていただいた、渋谷のMeWeさんが20周年記念ということで、我々も昔よくやっていたDUOの形でお祝いライヴを敢行させていただくこととなりました。「銀河系1うまい」というキャッチフレーズのウーロンハイもあるそうですから、たまにはウーロンハイに戻ってみようかな、とも思ったり思わなかったりでございます。

18時open  1st 19:00〜19:40/ 2nd 20:00〜20:40
ミュージックチャージ3,000円 (with 1ドリンク)
完全予約制24名様限定(内、立見2名)
入れ替え無しライブ

MeWeさんFacebook

いや、何はともあれ、この日の暑かったこと! 吾妻が店に到着した時には既に牧さんが到着してベースもケースから出していましたが、いやーっ、暑い!暑いっ!これは非道い!などと騒いでいると、暑い暑いと騒ぐんじゃない!とたしなめられましたが、この後やって来た、DJ担当の渡辺タスクさんも村井さんも、全員が、いやあ、暑い!こりゃ暑い!と連発していたので、もうこれはそういう日だったのでしょう。で、リハもちゃちゃっ、と終わると、カウンターに席を用意して頂いて出番まで一時間強、ゆったりと飲んでいられる、と素晴らしい境遇。さすがにウーロンハイには手を出しませんでしたが、ビールやワインなど飲んでいるうちにライヴがスタート。

暑いよー!と叫んでいる様にも見えるかも知れませんが、ちょっといつもと雰囲気が違うのがお判りでしょうか? そう、ちょっと服が地味ではないですか?実は着替えてないのです。ゆったりと飲んでいるうちにすっかり身体も冷却され、また空調の効きも最高で、ウーロンハイが宇宙一美味いかどうかはともかく、思わず「宇宙一涼しい!」と言いたくなるほどのMeWe店内。珍しく着替えずにライヴに突入したわけなのです。

これだけシャウトしても全然暑くならないのですねぇ。どれぐらい涼しいのか、今度岡地さんを連れてきて叩かせて、シャツがどれぐらい湿ったのか、財布の中のお札がどれぐらい濡れたのか、などデータを取って確かめてみたいものです。そして、ライヴ後は店主の伊達さんと奥様を囲んでの記念撮影。

16周年、おめでどうございました!

 

2022年6月

2022年6月26日(日)
西荻窪CLOP CLOP
吾妻 光良トリオ+1
with 福嶋”タンメン”岩雄

「折角、京都からタンメンを呼んだのに数曲だけで帰すのはもったいないよなあ。」

「でっすよね、でっすよねー!」

ということで、翌日どこか知り合いのお店で昼公演が出来ないものか、と岡地先生が模索したところ、西荻のCLOP CLOPさんで演らせて頂けることになりました。確か、何年か前に同じタイトルでブライト・ブラウンで演らせていただいたこともありましたが、その第二弾であります。

“Jumpin’ Afternoon”ですから、集合は昼の12時。前日の打ち上げ終了から13時間しか経ってないわけですが、リハも順調に終わり近隣の「養老の瀧」での打ち合わせとたしなみも終わり、14時からのライヴ・スタート。最初の数曲だけはトリオ+1での演奏ですが、ご覧の様に前日とのコントラストをつけるべく、衣装も使用楽器もかなり雰囲気を変えて臨んでおります。

そしてもう4曲目にはタンメンを呼び込みます。どうでした、暑かったけど寝られましたか、いやあ、もうすっかりワヤであかんわ、と言ってたのかどうかは忘れましたが、和気あいあい、といった感じでお迎えしております。

どちらかというと私は小さい店で演るのが好きでね、と言っていたのはT・ボーン・ウォーカーだったかと思いますが、この小ぶりなCLOP CLOP でのジャンプな午後、もなかなか良いムードです。前夜がアポロ・シアターだとしたら、この日はミシシッピ。ジューク・ジョイントでしょうか。妄想も拡がります。

吾妻はタンメン氏とは旧知の仲ではありますが、いわゆるバンドというものを一緒にやったことはありません。しかし、Boppersの早崎さんと近さんはタンメンのバンドにいたことがあるのです。次の写真はそんな昔のことを思い出して早崎さんが懐かしく語ったひとコマですが、

ねえ、そうですよねー、何十年か前に「ブルース・ピアノ弾いてれば、絶対に喰いっぱぐれないからワシのバンドで弾いてくれ」って言って、僕をだましたんですよねー?と確認を迫る早崎さん、一方、うーん・・・そうだったかなぁ?と煮え切らないタンメン、ゲへへ、もっと攻めろ攻めろ、と面白がる吾妻、早く昔話は終えて次の曲始めてくれないかなー、と思う牧さん、うーん、ひょっとして前夜の酒が残っているのだろうか?といぶかる岡地さん、人それぞれの午後です。

コロナ下ですと、以前の様な客席練り歩きはさすがに憚られますが、やはりスタンダップ・シンガーの性、約50cmほどではありますが、舞台から降りてお客様に説教を始めます。ジューク・ジョイントが教会の様になってきました。そうです、ゴスペルとブルースは紙一重なのです。そしてツアー・ファイナルの最終シャウト。

吾妻の「これで終わるよー!」という合図にも力が入ります。終了してもまだ17時前。西荻窪駅近くの餃子屋に寄って親睦を深めて解散しました。タンメン、またね!

2022年6月25日(土)
渋谷クラブクアトロ
吾妻光良 & The Swinging Boppers
ゲスト:福嶋”タンメン”岩雄
From Kyoto

             ex  Fats Bottle Blues Band
福嶋岩雄 & The Midniters

ありがたいことに、毎年演らせて頂いているクアトロでのライヴ、普通ですと5月なのですが、今回はブルース・カーニバルもありますしねえ、余り近い時期に演ってもねえ、見に来る方も困っちゃうでしょうしねえ、とピヨピヨ言ってたら、よござんす、そしたら一か月ずらしましょう!という男気を見せて頂いたクアトロのKさんに感謝感謝、で、今年は何と京都から旧友のタンメンを呼んで頑張ります!

OPEN 17:00/START 18:00
前売 ¥4000 / 当日 ¥4500(+1drink¥600)

クアトロさんHP

そもそもことの発端は、前回大阪ビルボード公演の時に、最後のアンコールでタンメンに飛び入りで登場していただき、ルイ・ジョーダンの”Nobody Knows You When You’re Down and Out”の日本語訳詞版を歌ってもらったところ、それが大変素晴らしく、打ち上げの席でずーっと、いやあ、タンメンのあの曲は良かったよなあ、東京のブルース・ファンにも聞かせたいなあ、みたいなことを話していたら、あ、せや、6月に法事で栃木に行くんやけど、というタンメンの話があり、え?それはいつ?と確認すると、見事にクアトロの日の昼まで栃木にいることが判り、それなら来てよぉ!ということになったのであります。で、その日、急に暑くなり始めて栃木の気温は39度とかになろう、というなか、逃げる様にしてクアトロにたどり着いたタンメン、早速我々に混じっていただいてリハです。

私服ですとジャンプなのか何なのか良くわからない集団ですが、どことなく南国風でして、梅雨も明けて夏の到来を予感させる、そんな爽やかな写真とも申せましょう。ひと昔前であれば、本番までの間に近隣にたしなみに行ってたものですが、さすがにこの気温もあってひちすら楽屋でたしなみつつ本番を待ちます。すると何故か、

突然西島さんが、ハサミとガムテープを用いて紙コップで工作を始めました。何をしているのか、と聞くと「ミュート」というトロンボーンの音色を変える小物を忘れたので自作するのだ、ということで格闘すること約15分。

おお、何となくそれらしいものが出来ているではないですか。近くに寄って見てみると、

あ、こりゃ確かに紙コップだわ。でも、いちいち赤い色を塗るという、芸の細かいところがさすが理系、という感じがします。何しろ、蝶ネクタイを自作してしのいだこともある方ですからね。そして始まった本番、暑いこともあっていつもでしたらオープニング用には、別のギターを持ってきたりもするわけですが、今回はより軽いマンドラで登場しました。まあ、この前の野音でダブル・ネックを使ったばかりですから、プラマイ・ゼロですよ。え?何を言ってるか判らない?いいんです、自分だけ納得できてれば。

何だかんだとこの日のクアトロは350名の方に入場していただき、さすがにコロナ以前の500名、というレベルには届きませんが、久々に大勢のお客さんの前で演ってるという実感があり、年齢の割にみんな元気なステージ運びだった様にも思います。

途中「しかしまあ何だなあ」の名取さんの語りのところで名取さんのマイクが活きない、というハプニングがありましたが、さすが名取さんも慣れたもの。

「しかしまあ何だなあ・・・、どうなるこのマイク」

とアドリブで乗り切っていました。さて、そしていよいよゲスト・コーナー。

いや!上背のあるスタンダップ・シンガーは格好いい!ステージにおける存在感が違います。この存在感とキャラクターでバンドの方も否が応にも盛り上がってしまいます。底知れぬジャンプのパワーでお客さん達も含めて、大合唱大会です。

スタンダップ・シンガーはバンドがソロを吹いたり弾いてる時も、あちこち動き回ってバンドを叱咤激励するものですが、そんな様子も見事にとらえられていました。

そして、タンメンにも入ってもらったアンコールも終わり、さあ、もう一曲アンコールをやるかやらないかの判断をする段になりまして・・・、

「どうする?もう一曲演る?演らない?」

「うーん、どうしようかなあ・・・、やめとくか。」

「え、どうして、まだ拍手来てるよ。」

「いや、打ち上げの店8:45から予約してるからさ。」

「お前、それで演らないってのは無いよ!」

暑さで、判断を誤るところでした。

また、タンメンに登場してもらえる機会を持ちたいものです。

2022年6月18日(土)
福生おでんと一品 そら豆
吾妻 光良トリオ+1-1

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Ba)、早崎 詩生(Ep,Pianica)

以前、コロナ前は辻堂の辻庵さんとか、代々木上原のデパールさんなんかでよく演らせて頂いていたディナー、いやサパー・ショウを初めてお邪魔する福生のそら豆さんにて開催します。まだカァーッと暑くなる前、梅雨のひと時ですが夕刻から良い天候に恵まれるとさぞや良い気分ではないか、と自負、じゃねえな、期待しております。

OPEN 16:00/START 17:00
前売 ¥3500 /当日 ¥4000(1ドリンク付)
座席は30席

そら豆さんFacebook

始めてお邪魔したそら豆さん。福生という地も「福生ブルース・フェス」ぐらいでしか来たことが無い、というか、あれは確か東福生だったかな?ともかく初めてなので、たどり着けない脱落者も出るか、と覚悟しておりましたが、無事に全員店にたどり着き、リハーサル開始。

え?これがおでん屋さんなの?ペンションじゃないの?という不思議な写真ですが、そうなんですよ、その秘密はこの後の写真で徐々に明らかになっていくことでしょう。微熱騒ぎから無事に帰還した牧さんも譜面チェックに余念が無い様です。で、リハも終わりましたので近隣にたしなみに行こうかと思うのですが、いざ楽器を置こうにも・・・、

「あ、すみません、ギタースタンドってありますか?」

「あ、スタンドでしたら壁に。」

「壁?スタンドが?」

こりゃあ確かに便利ではあるのですが、知らないうちに自分達の楽器がお店の所有物になっていたりはしないか、という一抹の不安も感じます。さて、近隣に良い飲み屋さんはありますか?とお店の方に尋ねたところ、それはもう15時から開いているという隣のお店しか無いでしょう、ということで、早速向かいます。

一人早崎さんが肩で風を切って歩いているのは、実は彼だけが赤いシャツとか赤い靴を物色するために米軍基地周辺の古道具屋さんに出没しており、”福生は私に任せなさいモード”に入っていると言っても良いのです。入った飲み屋さんでは我々よりも上の年齢の方々が昼呑みに興じておられ、良い感じでした。さて、迎えた本番、そら豆さんの全景をお目にかけますと、

そうなんです、おでん屋というか飲み屋さんの店内にちょっとだけペンション風のステージがしつらえられていて、我々はそこで演奏する、という感じなのでありました。

牧さんがネットで下調べをしたところ、これはウッドベースも持ち込めるのではないか、という話が持ち上がり、事前にお店のH坂さんから何枚も写真を送って頂いてたりもしたのですが、結果は安全第一でエレキベースで臨むことにしました。いやあ、ウッドベースだったらキチキチだったかも知れません。その分、バンドメンバー間の距離は縮まり、和気あいあいとした感じで進めることが出来ました。ただ、今回はアトリエ・ソウルさん、というプロの集団に写真を撮って頂いたこともあって、妙にカッコいい写真もあったりしまして、

何か、アメリカの地方のジューク・ジョイント風でもあり、誰もここでちくわぶが振舞われているとは思わないでしょう。店主の方のお話によると、来年の年末までには再開発が予定されているらしいのですが、また是非それまでにお邪魔して終演後のちくわぶを味わいたいものです。あ、ちなみに牧さんと早崎さんは、何故世の中にちくわぶというものが存在しているか理解できない、という寂しい心を抱えた人々であります。

2022年6月11日(土)
<SOLD OUT>
高円寺JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:木村 充揮(G,Vo)

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica)、森田恭一(Bass)!

4月の入道さん、5月はJIROKICHIではありませんが、大阪なんばハッチで房之介さん、そして6月は何と木村さん!日本ブルース界の大物ゲストが続きますが、緊張感をもってしっかりやらないとまずいですね。我々が木村さんのバックを務めたのは忘れもしない15年前の、いや、20年前だったかな? ともかくこのJIROKICHIでのことでした。何はともあれ木村さんに「いやんなった」と言われないように頑張ります。

そして急遽、牧さん出演NGとなりその代わりに元ブレイクダウン/ダウンホーマーズの「もっちゃん」こと森田恭一さんにベースをお願いしたのでありました。

Open 18:30 / Start 19:30 Charge+1drink
前売3,500円/当日4,000円(40名限定)

それはこの日の14時過ぎのこと。吾妻家の固定電話が鳴りまして・・・

「あ、はい、吾妻ですが。」

「あ、牧です。実は直前なんだけど今、熱が36.9度あって。」

「ほ、ほう。」

「カミさんは37度超えてて頭も痛い、という状況で。」

「お、おお、お。」

「これは、ひょっとするとひょっとする状況で。」

「ひょ、ひょっ、ひょっとしたらそれは大変な・・・」

「そうなんだよ。君らとかお客さんに感染るだけでなく、これから関東のツアーを控えている木村さんに感染すことにもなってしまう可能性が。」

「そ、そ、それはマズい、マズいよ。」

「だよな? なので行かない方が。」

「そ、そ、そりゃそうだ、来ない方がいい。」

「申し訳ない。すまん。」

「大丈夫、頑張るから。」

そう言って電話を切ったものの、さて、これまでも濃厚接触者の疑いあり、ということで牧さん抜きのライヴをやったことも確かに一度はあるのですが、良く考えたら木村先輩をゲストに招いて、というこの状況下で、すみません、ベースがちょっと来られなくて、ということが許されるのだろうか、というのが猛烈に気になり始め、岡地さんと連絡を取りあった結果、代打の人を急遽頼もうという方向になり、岡地さんが次々と電話をかけていくものの、Kさんは電話に出ず、OさんはNG、Tさんも連絡つかず、万事休すか、という瞬間に元ブレイクダウン/ダウンホーマーズのもっちゃんこと森田恭一先生が所沢から来て頂ける!ということになりました。ここまでの人探しだけで既に髪が抜けそうなほど頭を使っているわけですが、この後に本番用の演目の見直しなどをしていると頭脳もフル回転、岡地さんと二人で「禿げそうだ!」を連発していました。で、何とかリハを乗り切って、本番までの間に打合せと親睦を深めるために居酒屋「一休」に。席が空くのを待つ間、店の外のベンチに腰掛ける木村さんともっちゃんですが、さながら1970年代の京都の様です。

そんな中、何とかライヴも無事スタート、最初は我々三人+もっちゃん、で始まりましたが、何とも申し訳ないことにもっちゃんだけ立ちで弾いておられる。

普段であれば、いやいや、先輩だけ立たせているわけには参りません、とこちらも立ったりしているのですが、余りにいろいろと大変だったため、そこまで頭も回らず座ったまま続行しています。

ありがたいことに二曲目でもっちゃんにも座って頂けたので、こりゃ良かった、と思っていたらやはり調子が出ないのか、再び立ちで弾かれることに。そう言えばブレイクダウンの時も座って弾いてたことは無かったですよね、あ、ブレイクダウンと言えばベース弾きながら飲みすぎで吐いた、という有名な伝説がありますよね?と問いただしたところ、

いやいや、あれは飲みすぎじゃなくて二日酔いだったの、と釈明されてましたが、日時が違うだけで飲みすぎには変わりないですね。

そして一部の最後に登場した木村さんも飲みすぎ注意の一派でしょう、何しろステージで飲んでおられるのはI.W.ハーパー、Wでロック、という代物ですから。ロックというぐらいですから、この日の木村さんは何とSGというソリッド・ギターで登場。

なかなかお似合いです。しかし、こんなレベルの駄洒落がもう一瞬も途切れることなく続くので、ついていくのも大変です。休憩をはさんで二部は木村さん大会、衣装もお色直ししまして・・・

お色直しされましたよね?と振ると、帽子に手を当てて

「ちょっと・・・ハットするやろ?」

そろそろ曲を始めようと思い、「いいですか?」と聞くと

「いや、次の曲はCですわ。」

いや、本当に手ごわい手ごわい。何しろ駄洒落の海の中を泳いでいると突然曲が始まったりするのに加えて、リハでやっていない曲が突然出てきたりするのでついていくのも精一杯です。にもかかわらず、脳が疲弊していることもあって、気がつくと次の曲の譜面が無い、ことに気づき、あ、ち、ちょっとすみません、と譜面を楽屋に取りに戻ったりする一幕もありました。

そして興が乗ってきたこともあり、もっちゃんも歌うベーシストですから、

「もっちゃん、何か歌えばよろしい。」

ということになり、ブレイクダウンでは故・はっちゃんが良く歌っていた”Gee Baby”を一節もっちゃんが歌う、という貴重な機会もありました。

そしてライヴも終盤にさしかかり、先ほど吾妻が楽屋に戻った仕返し、というわけではないでしょうが、

「あんな、ちょっと歌ってくれまへんか?」

「な、何を歌えばよろしいのでしょうか?」

「何でもええねんですわ、歌ってくれなはれ。」

と伝えるなりステージを去っていかれました。

どうやら喫煙所に行かれた様だ、という情報が寄せられましたが、いやあ、8月の磔磔もどうなるのか、とドキドキしつつ、今度はもっちゃんの助けを借りずにレギュラー・トリオ+1で向かいますので、頑張りつつ楽しませていただきましょう。

2022年6月5日(日)
丸の内コットン・クラブ
Drinkin’ Hoppys
ゲスト:
吾妻 光良 (G,Vo)

【Drinkin’ Hoppys】
富山浩嗣 (vo,g),徳武晧也 (b),関勇亮 (ds),井上渉 (p)
近藤研也 (as),鈴木浩介 (as),浦野紘彰 (ts),山田竜輝 (bs)
大槻寿彦 (tp),原田ありさ (tp),荒井和弘 (tb),吉田悠貴 (tb)

大学の遥か下の後輩にして、ジャンプ/ジャイヴ仲間/飲み友達の富山君のホッピーズとともにコットン・クラブに初出演! 俺たちはキャブ・キャロウェイ、はたまたエリントンか?という妄想を抱きつつの一夜となります。ちなみに鳥の羽をまとった様な大勢の女性ダンサーとかは特に呼んでないと思いますので、その点はご了承ください。

open 5:00pm / start 6:00pm
入れ替えなし
チケットは5,500円~8,000円 詳しくは下記参照。

コットン・クラブ公演詳細

いや、ゲストというから何かテキトーに行ってテキトーに数曲演って、あとは飲んでりゃ良いんじゃねーの?と思っていたら、何と2ステージとも頭の数曲以外は出ずっぱりで弾いて歌う、という、おいおい、人使い荒いんじゃねーの?というしつらえでありましたが、まあ、無事にリハも終わり、となると本番までの間は楽屋で嗜むだけ。やはりメンバーと吾妻の年齢差が20~30歳はありますので、そんなつもりは無いのですが、どうもエラそうにしている感じが漂います。

そして始まったステージ、今回はテナーの浦野君が、「コットン・クラブに出るんなら、いつもの様な恰好ではダメだ!」と一念発起してメンバーのファッション・コーディネーターを務めたそうですが、その結果がこちら。

「個人個人が好き勝手な服を着てくると結婚式の二次会みたいになるぞ」と吾妻から警鐘を鳴らしておいたのですが、まあ、そこそこはイケていた様です。しかし、彼らがダークな色調で来るならこちらもそれに染まる、というわけには参りません。

ここは白いジャケットでひと際目立とう、としたのですが、うーん、あさはかなことに富山君の白シャツとほぼお揃いな感じになってしまいました。しかし、この一人だけ前期高齢者、という状況下ですので、ここはあえて若く見せる様なステージ・アクションも大切です、

ちょっと頭髪近辺がヒヨコっぽい、というかポヨポヨなのが残念ですが、多少なりともロック育ちの精神を後輩達に伝えられたのでしょうか。そして、何だかんだと富山君と一緒にコーラスをする曲が多い日でもありました。

これは何の歌だったのか、今では知る由もありませんが、2人で熱唱していた様です。でも、ギタリストなのですから、何かしらギターは握っといた方が良いですよね。そしてジャンプでコーラスといえばトレニアーズ! トレニアーズといえば、”Salt Smell Shoe”という超絶ライヴ芸。いったいどういうものか?というと、ソロを吹いているサックス奏者の鼻の真ん前に脱いだ靴を持っていくと、余りの臭いにサックス奏者が昏倒してしまう、という芸なのですが、若干のゆとりもあったのでこの日、本邦初、ということでご披露させて頂きました。

惜しい! 富山、もう少し倒れた方が良かったぞ! と楽しくライヴは終わり、皆で楽屋で記念撮影。

この後は、日曜ではあるもののこのままでは帰れない! ということで、有楽町のガード下に繰り出して大打ち上げ呑み会。吾妻は無職ですので、翌日が月曜だろうが火曜だろうが、全然平気なのですが、ホッピーズのメンバーの多くは、翌日それぞれの職場で廃人の様だった、と聞いております。ナマステー!!! 

2022年5月

2022年5月31日(火)
唐木田 Cafe Way
アコースティック Blues/Jive セッション
吾妻 光良 & JoJo沢渡

野音にも登場する偉大なコージー大内を発掘(?)した偉大なプロデューサー、JoJo沢渡氏と吾妻の二人がちょっとこの日、用事で朝から唐木田方面に出向いておりまして、一方、唐木田駅前にはブルースのかかるカフェ、Wayさんがあり、しかもそこには楽器なんかもある、ということで突発的にセッション・ライヴを演らせていただくことになりました。チャージは投げ銭、飲み物はもちろん食べ物もいろいろありますので、ご近所の方々を中心に是非、気楽にお立ち寄りください。

Cafe WayさんHP

行って参りました、唐木田のWayさん。駅から歩いて本当にすぐのところにある、こんなお店であります。

ここにお邪魔するのはこの日が二回目、初回はJOJOさんと飲みに来ただけだったのですが、飲んでるうちにお店に置いてあるギターとかをいじり始めてしまい、それがきっかけで、じゃあ突発的セッションでもやりますか、というお店のマスターのご厚意に甘えてこの日のセッションにあいなったわけです。
準備するものもうろ覚えの曲の歌詞カードとコード譜ぐらいで、10分ほどの音合わせを経て、開演開演。

JOJOさんの提案で、一人二曲ずつ交替で唄っていくと結構バラエティに富んだ演目が並ぶだけでなく、演奏時間の管理もほどよい感じで、これは使えるね、と二人とも悦に入っておりました。

何だか嬉しそうな表情は良く判りませんが、本当にご近所の方々なんかもお見えになられて、アットホーム、というか、アットローカルな良い夜でした。

2022年5月29日(日)
日比谷野外大音楽堂
東京ブルース・カーニバル2022
[出演]
・blues.the-butcher-590213
 【ゲスト】山岸潤史(追加決定!)
・吾妻光良&The Swinging Boppers
【ゲスト】伊東妙子(T字路s)
・三宅伸治&The Red Rocks
【ゲスト】鮎川誠
・コージー大内
司会進行:ゴトウゆうぞう&カメリヤマキ

久々です!野音のブルース・カーニバル!過去、三回ほど出演した筈ですが、いつ出たものやら、どなたと共演したのやら、そこらの記憶は曖昧になっております。が!この季節の夕暮れ時、日比谷のオフィス街に響くブルースを聞きながら飲むビール、という心地よさは忘れようもありません。皆さま、是非野音でお会いしましょう!

開場 15:00 / 開演 16:00
前売¥7,000/当日¥7,500 (全席指定・税込)

主催M&Iさん ホームページ

好天にも恵まれた久々のブルース・カーニバル、ライヴ・リポートは次回のブルース&ソウル・レコーズ誌166号などにも載る予定ですのでここでは詳細は述べません。ただ、ごくごく我々Boppersの身の周りだけに特化したトピックなどだけでも、折角ですのでお届けいたしますか。
何しろリハが終わると本番まではかなりの時間が空いてしまいますので、そうなると嗜む以外に時間のつぶし方を知らないもので、まだ真昼間ですが楽屋は既に宴会モードに。

最初のステージを務めた三宅さんがMCで「Boppersは酒盛りを始めております」とおっしゃられていた、とかいう噂も届いてますが、大内コージがあきれた様な表情をしているのが残念です。ただ、いくら何でもカーニバルというか、フェスというか、ですから、他の方々の演奏を見に客席に出て行こうという有志もかなり多いのですが、5月の日差しのせいか、こんなことになっている人などもしばしば見受けられました。

寝ているのではない、音楽に感動しながら聞いていたのだ、という本人の弁もありましたが、いかにもいびきが聞こえてきそうな一枚ではあります。まあでも、こういう野外コンサートの場合は、大音量で結構眠気が促進される、というのもありますからね。一方、静かな楽屋では、

あ、こちらにも寝落ちしている方がおられる様ですが、本人の弁では本番前に集中している姿だそうです。いずれにせよ、音量とは寝落ちとは無関係なのでしょう。

「いやあ、しかし本当にブルースばかりだね。」

「そりゃ、西島さん、当たり前ですよ、ブルース・カーニバルなんですから。」

「もう少し、ブルースっぽい雰囲気にした方が良いのかな?」

「今からどうやって雰囲気変えるんですか?」

「俺さ、後ろで結んでるんだけど、結構髪長いんだよ。ほら、ブルースやってる人って結構長髪が多いじゃないか?」

「ああ、白人でやってる人は長い人もいますね。」

「ちょっとその線で行ってみようか。」

詩生さんがサングラスを貸してかけて頂いたところ、ちよっとブルースというよりはアート・ロックになってしまいました。やめた方が良いですよ、と皆が進言したのは当然の成り行きでしょう。そして、いよいよ本番に向けて着替えなどを始めて、ゲストの妙子さんと吾妻もスタンバイOK。今回はクリスマスではありませんが、補色を意識した衣装選択で臨みました。

いやはや、何とも大成功裏に終わった今回のブルース・カーニバル、是非来年も再来年も、という声が終了後の野音のあちらこちらで聞こえましたとさ。

そんな頃、打ち上げのお店を探してうろつきまわるのは嫌だ、ということで有楽町のお店を予約していた我々、楽しく飲みあげていましたが、熱中症ではなく「ブルースあたり」とでも言うのでしょうか、ずいぶんはしゃいでいた方約一名が、意識を失ってしまいましたが、どうやら無事帰宅した模様です。

2022年5月21日(土)
高円寺JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica)

3月、4月とゲストも続きましたので、5月は我々だけに、ということにさせて頂きましょう。色々とこう、練習しないといけないところもありますし、沖縄だ大阪だ野外フェスだ、と浮かれてばかりいないで、ホームグラウンドの次郎吉でじっくりと自分達を見つめ直すわけですよ。良いこと言いますねえ。うーん・・・、コーラスはうまく行くかなあ?

Open 18:30 / Start 19:30 Charge+1drink
前売3,500円/当日4,000円(40名限定)

そうです。浮かれてばかりいないで、足元を見つめ直すという殊勝な態度で臨んだゲスト無しの次郎吉マンスリーでした。先ずは頭のインスト、何をやろうか、と思案したところ、前回のBoppersの大阪ビルボードの楽屋でのこんな会話を思い出しました。

小田島「あのさ、ソロなんてものはパーカーだけ聞いてれば、それで充分なんだよ。」

吾妻「でっすよねー。でもどれ辺りを聞きゃあ良いんですか? Confirmationとか?」

小田島「いや、ブルースの方がいいね、そうだなあ、Chi Chiとか?」

西川「ああ、ありますね。有名な曲だ。」

小田島「いっぱいテイクあるからね、よし課題を出そう、三平はテイク1、西川はテイク2、コーゾーはテイク4、吾妻はテイク6をコピーしてくる様に。」

家に帰ってコピーしてみようとしましたが、とても歯が立たず、しかし、テーマだけは何回か弾いていたところ手に馴染んできたので、とりあえず、この”Chi Chi”からスタート。

しかし、やり慣れていないため、エンディングが近づくと、もうすぐ終わりだ、というのを早崎さんは知っているのだろうか、このまま進んでも大丈夫だろうか、という不安がどんどん膨れていき、結果、凄い形相で早崎さんをにらんでおります。

しかし人の心配をしている場合ではなく、この直後に自ら破綻してしまった、という悲しい話も今に伝わっています。そして、この日のギターは所有ギターの中で一番重い5.3kgのレスポール・レコーディング、余りに重いのでコロナ下の昨年と一昨年には登場していなかったギターです。

ツマミが不必要に多いのが特徴ですが、咄嗟の時に手が行くわけもなく、やたらとスイッチの上空で手が泳ぐ、ということになってしまいました。

そして、この「自分達の足元を固める」日の成果としては以前から取り組んでいたジャイヴ・コーラスに挑戦した曲が、何とか一応の形になった、ということでしょうか。日頃からコーラスに取り組んでいる楽団の方々にとっては、笑ってしまうレベルかも知れませんが、ブルース出身者としては達成感がありました。

そして終了後は、もうマスクもいいんではないか、というぐらいのご時世ですから、普通に23時ぐらいまでお店で飲めるわけですが、吾妻は楽団の皆さんとは離れた席で、観に来てくれていた会社員時代の後輩二人と、あいつはどこへ行ったのだ、あいつの役職はどうなったのだ、という人事異動の話とか、先ほどのレスポール・レコーディングのフィルターやインピーダンスの話とかで散々盛り上がって帰った様です。

2022年5月3日(火・祝)
大阪 なんばハッチ

近藤房之助 A LIFE GOES ON!
〜初めてのバースデーライブ(イブ)〜

近藤房之助/永井ホトケ隆/入道/木村充揮/有山じゅんじ/清水興 /マーティー・ブレイシー/吾妻光良トリオ+1/西慎嗣 /大久保初夏/Maica_n/宮川剛/柳原旭/大黒摩季/葉山たけし/武徹太郎/坪倉唯子/リクオ/ナオユキ/and more (もちろん敬称略)

日本ブルース界の重鎮にして先輩の房さんの、古希直前ライヴという記念すべき催しに、我々もトリオ+1で呼んで頂くことになりました。房さんだけにとどまらず、ホトケさんに木村さん、有山さん・・・、と諸先輩が居並ぶ中ですが、若い頃にはいろいろと可愛がられ(?)たこともありますし、ここは頑張って臨みたいと思います。

17:00 Open / 18:00 Start
前売- ¥6,600 / 当日- ¥7,200   別途要ドリンク代

なんばハッチスケジュール・ページ

いや、今年のGWは3年ぶりに人流も戻って、という話は新聞やテレビでは聞きますが、いざそのさなかに足を踏み入れると、いや、まあ凄いこと。朝9時に東京駅に集合してみるとちょっと前のBoppersの集合時とは比べ物にならないぐらいの凄い人出でした。

たかだか4人が集まるだけですが、この人垣もあってなかなか集合場所にたどり着けないのか、集合状況も思わしくありません。岡地・早崎両氏はたどり着いたものの、牧さんが5分過ぎても現れない。この状況で電車を乗り過ごしたら、もはや新大阪までたどり着けるのか、とドキドキしていたら電話がかかってきて、近くにはいるらしいのですがなかなか来られない様で、首を伸ばして到来方向を見つめていると・・・、

おお良かった!いたいた。お判りですか? 判んねえだろうなぁ。無事にハッチに登場して、先ずはリハーサル。

比較的最近に入道先輩と共演していますもので、先輩が座っている横で立って演奏していても、立っている=上から目線、ということは微塵も感じさせず、しかも背筋の伸び方に一定の敬意も含まれている、という慣れが感じられます。

そして、リハといっても2曲だけですのでホテルにチェックインして少し休んだ後は、近所の「もずや」さんで嗜みタイム。いや、ここのお店はサイコーです。

そして迎えた本番。きちんと演奏しよう、という気持ちはもちろんありますが、今宵はバースディ・イヴ、というお祝いの日でもあります。

多少の風車奏法ですとか、

四股踏み奏法で場を祝うという試みもやってみましたが、房之介さん、特にご立腹のご様子も無かったみたいで、何よりであります。楽屋に戻ると、

大久保初夏ちゃんも出番を終えた後ですので全員で記念写真。ちなみに写真を撮ってくれたのはいつもお願いしているケンちゃんですが、写真がボケているのは、私が配給したツアー用デジカメ4千円なり、を使って撮っているためで、ケンちゃんには責任はございません。そして、最後はほぼ全員でアンコール。

誰がどこにいるか、拡大してお楽しみ(?)ください。

もう最後は背中弾きしかありませんが、ここでも房之介先輩、ご立腹の様子は無く、いや、良かった良かった。そして、一路打ち上げ会場へと行きますと、

いやいやいや、木村先輩に入道先輩に有山先輩、日本ブルース界の重鎮が勢ぞろい、という凄い写真です。入道さんは「俺は帰る」と言ってたのに何だかずっとおられたのが印象的でした。そして終宴のお時間となりますと、

リクオさん、西さん、ホトケさん、といった、また別の諸先輩にも挨拶を致しまして、最後はご本人と初夏ちゃんと岡地さんで記念撮影。

ちなみにこの打ち上げにおいて、吾妻が初夏ちゃんをいくつもの危機から救っていた、という事実は余り知られておりません。

2022年5月4日(水・祝)
名古屋アランプーサン

吾妻 光良トリオ+1

折角の黄金週間でありますので、旧知のアランプーサン・斉藤店主に頼み込んで、房之介さんの古希イベントの帰りに名古屋で一晩演奏させていただけることになりました。ひと昔前ですとこんなことは図々しくて言い出せなかったのですが、年齢のせいかプロ入りしたせいか、こういうことも平気で頼める様になりました。ありがとうございます。

開場18:00 / 開演19:00
前売 4,000円 / 当日 4,500円

アランプーサン Facebook 告知

何しろ、房さんのライヴは出演者の方々の数がハンパ無かったので、それぞれの持ち曲は大変少なく、我々も房さんの伴奏で一曲と持ち歌一曲、計二曲しか演奏しなかったので、これだけで東京に帰ったら弾きたがりのメンバーを中心に精神に変調をきたしてしまいます。いやあ、プーサンにお願いしていて良かったなあ、とお昼のカレーうどんを食べながら語り合った後、一路プーサンへ。

リハを終えると、近所のスーパー「コノミヤ」さんに行って見切り品のツマミとお酒を買って、楽屋として使わせて頂いているお向かいのカフェ・プーでくつろぐ、というぜいたくな時間の過ごし方が出来るのですが、後方に写っておられるのは、早崎さんの高校の同級生。この日は全部で4名の方々にお越しいただき、ありがたいことです。そして、

プーサンで演るときにはいつもお越し頂いているMさんご夫妻もいらして、何かこのままホーム・パーティー、って感じでも良いんじゃね?というムードですが、いやいや、こちらは演り足りてないので是非演らせていただかないと。

順調にスタートいたしましたが、実は今回のツアーにこの12弦ギターを持って参戦しているのは、このプーサンを意識してのことなのです。というのも、前々回お邪魔した時は12弦と6弦のダブルネックでしたので、弦の総数は18本。前回お邪魔した時は、テレキャスターとマンドリンのダブルネックだったので総数は14本、これがいきなり6本に減ってしまうとマスターの斉藤さんもがっかりしてしまうのではないか、と思い12本の12弦ギターを選んだわけです。まあ、次回は普通のギターに戻ろうかと。こうしてツアーに出ると普段の生活よりも時間的余裕があるからか、音楽に対する探究心も深まったりします。早崎さんは、この後に控えているサムズアップでのライヴでファッツ・ウォーラーの曲を多数演奏する、ということで宿にいる間はずっとファッツの昔の映像を見て研究していたそうですが・・・。

「あ!牧さんだ!」

とリハ中に突然叫んでいました。いったいどうしたんだ、と尋ねるとファッツは弾きながら客席の方を頻繁に見るので、前夜からひたすらその仕草を真似ていたところ、この日のステージ配置でそれをやるとお客さんの代わりに牧さんが目の前に現れるのにびっくりしていた様です。

やはり前日二曲だけ、というのがうまく作用していつもより元気に歌ったり、

いつもより元気にソロを振ったりしています。早崎さんも本番になってようやくファッツの呪縛から逃れて、普通に客席に視線を送れる様になりました。まん防も何もありませんので、終演後は普通に飲みを敢行いたしまして、マスターの斉藤さんとお店のきゃらさんが運転する車で宿まで、送って頂きました。

ありがとうございましたー!

さて、事前に告知していたライヴはこれだけだったのですが、何と翌日、吾妻と早崎はこんなところにまっ昼間からお邪魔しておりました。

何か事件取材に使われる街角の情報カメラの様な画質ですが、最近買った4000円のデジカメの画質が悪いだけです。ここはどこか、と申しますと名古屋は今池の交叉点であります。プーサンの斎藤さんと事前のメールに、

「実は翌5日の日は今池の『今池遊覧音楽祭』というイベントが昼間から今池の各ライヴハウス(もちろん OPEN HOUSEやTOKUZO含めて)や野外Blues Sessionなどが行われれる日でして、今池なら帰り道に通られるかなと思い、ちょっと情報を流してみました。」

ということが書かれていて、何を?じゃあ、一曲ぐらい乱入して帰るか?と我々もザワついたのですが、直前のことだけに一曲ネジ込む、というのも余りに横暴な感じがしたので、今池事情に詳しい岡地さんにヒアリングしてもらったところ、ドラムやベースの人達を今更差し替えるのは大変だが、ギターやピアノならどうとでもなりますよ、ということだったので、吾妻と早崎のみ残留して、交叉点でのセッションに参加することにしたわけです。

なかなかこうした交叉点のど真ん中で真っ昼間からブルースを演奏する、というのは東京でもほぼ無い催しで、良い気分なのですが、5月とはいえ陽射しはかなりのもので、油断していると熱中症になりそうです。油断というのは例えばこの陽射しの中でビールを浴びる様に飲む、とかそういうことなので、この日は珍しくシラフで演奏しました。

シラフですから、人の識別なども問題無く、こちらは久々にお会いした元アップタイトの横山さん! 共演は何年ぶりですかねー。

若干、時刻の変化に伴ってステージの様子も変化していきまして、この画ですと吾妻の立ち位置には嬉しい日陰があるが、早崎さんのところは陽射しギンギン、という状態です。こういうちょっとした変化が身体に与える影響も無視できないものです。皆さんも夏に向けてご注意ください。

お誘い頂いた斉藤さんと、きゃらさんと一緒に記念撮影、いやいや、大変貴重な機会をありがとうございました。

結局2ステージ、ほぼ出していただいて、すっかりかき回してしまいましたが、それにしても名古屋の、というか今池のブルース・プレイヤーの層の厚いこと!いまや、東京の方が負けている様な気もします。ちなみに中野のブライト・ブラウンの常連さんのメカ前田さんが一曲出演していて驚きましたが、名古屋にも居を構えてらっしゃいます。ところで前田さんは名古屋勢に数えるのかな、東京勢に数えるのかな? そんなムラ社会的な度量の小さいことを考えててはいけませんね。

さて、そんな頃、直射日光にさらされてはや二時間、もはや早崎さんの表情も虚ろになってきましたので、宴はまだまだ続くものの、ここらでお暇することにいたしました。早崎さんは新幹線に乗った途端バタンQ,だったそうです。

2022年5月6日(金)
横浜サムズアップ
設立24周年記念週間

American Roots Music Festival vol.44
    & nori fes vol.21

MOONEY & HisLuckyRhythm
Mooney(Vo,G)、椎野恭一(Dr)、菅野”speedy”良平(Ba)、曽我清隆(Tp)、安藤健二郎(Sax)

吾妻光良 TRIO+1
吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Ba)、岡地 曙裕(Dr)、早崎 詩生(Pf)

ハリケーン 湯川
ハリケーン湯川(Vo,G)、岡本雅彦(Gt)、森原光司(Dr)

折角の黄金週間後でありますので、都内に戻ってきて平日ですが、サムズの24周年というものに出演させていただきます。ムーニーさんとはこれまでなかなかご一緒する機会がなかったのですが、楽しみです。アンデーもいますしね。この日はひょっとすると、ファッツ・ウォーラー祭りになるのかなあ、などとも夢想しております。平日ですが、早崎さんも晴れて参加可能ということになりました!

OPEN 18:00/START 19:00
前売 ¥4500 / 当日 ¥5000 (+order)

サムズアップ・スケジュールページ

当初は大阪・名古屋ツアーとこのサムズは別の案件と捉えていたのですが、今池の音楽祭が挟まったことで、ひとつながりのツアー、という感じになりましたのでギターも12弦のままで参戦いたしました。湘南新宿ラインに揺られながら横浜まで来ますとましてや旅気分にもなります。リハ終了後は、虫が灯りに吸い寄せられる様にサムズの隣の「横浜西口一番街」とかいう外にテーブルを並べた飲み屋さんに吸い込まれていき、夕刻の嗜みタイム。そうこうしているうちにライヴが始まりましたが、一番手はハリケーン湯川さん。

硬質なテレキャスターの音で、マジック・サムの様なビートを高速に次々と繰り出していく、横浜ブルース・ロック最新型、といった感じでしょうか。前日の今池のブルース・セッションも含めて、大学生の頃をつい思い出してしまいました。

こちらは大学生から42年ぐらい経ってはいますので、そんなに硬質でも高速でもないのですが、まあ無理の無い範囲で、いつもの様な演目を、いや、違うんだ! ムーニーさんといえばファッツ・ウォーラーの曲を沢山歌っておられますので、この日は我々も7曲中5曲がファッッ・ウォーラーの曲でした。

ちなみにどうしてこんなに笑っているのかは、まったく判りません。そして、ムーニーさんのバンドには、コンロスのアンデーがおりますので、一曲呼び出しました。

ルイジアナ・フェアリー・テール=ルイジアナのおとぎ話、という曲ですが、アンデーの大らかな音色のイントロが何とも良いのであります。突然、呼び出して吹かせる、なんて横暴な先輩だな、と思うかも知れませんが、きちんと事前に根回しはしているのでございます。そしてムーニーさんのラッキー・リズム。

初めて見るメンバーも多かった我々ですが、ウッドベースを弾きながらウッドベースに乗っかる、というのは初めて見ました。乗っかりながら弾く弾かない、ではなくて、乗っかっても落ちない、ということに衝撃を受けました。そしてアンコールはムーニーさんと一緒に合唱。

「眠そうな二人」という曲でファッツさんに敬意を表して終演となりました。まん防でも無いので、この後はお店で、ノリ・フェス主催のノリさんにご用意いただいたおつまみなどもまじえての打ち上げですが、横浜から中央線方面の終電が早いのがちと残念でした。

2022年4月

2022年4月23日(土)
ビルボードライヴ大阪
吾妻光良 & The Swinging Boppers

「これはホームページの故障ではぁりません・・・」 という往年のB級SFドラマ、アウターリミッツを思い出してしまいそうな、令和4年に入ってのビルボード各所3連投ですが、嘘でもオレオレ詐欺でもありません、真実でありまして、ありがたいことです。当然、頑張りたいと思っていますが、まあ、無理は禁物ですのでそこそこに・・・。

1st Stage Open 15:30 Start 16:30
2nd Stage Open 18:30 Start 19:30
サービス・エリア: 6,500円
カジュアル・エリア: 6,000円

ビルボード大阪HP

ビルボード三連投ツアーの最終日、先ずは朝9時に東京駅に集合して新幹線に乗り込むわけですが、まあ、それぞれ住んでる地域の都合もありますので全員が東京駅集合ではなく、三平は品川から、コーゾーは新横浜から乗ってくる、という予定になっております。で、東京駅を定刻に出て有楽町に差し掛かろうか、という時にコーゾーから吾妻の携帯に着信が。

「お、どうした! 寝坊かっ!」

「いやさあ、乗ったら誰もいなくてさあ。」

「何言ってんのか、判んねえよ。」

「新幹線に乗ったんだけど、一本前のに乗っちゃって。」

ジジイですから、朝が早いのが得意なのは判りますが、いくら何でも30分前の電車に乗ってしまうとは・・・。のぞみは新横浜の次はもう名古屋まで止まりませんので、仕方なく名古屋で合流することにしました。

何とか無事に合流できましたが、以前の「なんばブルース・フェス」で一人だけ違う地下鉄に乗り込んでしまったこともありますから、よほど「逆鉄ちゃん」体質なのでしょう。とにもかくにも無事に大阪に着くと、誰よりも早く

楽器に張り付いていたのがこの人。ピアノが名器スタインウェイだ、というのもありますが、そもそも弾きたがり、の面目躍如であります。続くリハも二ヶ月ぶりですので、結構楽しいものです。

しかし、全員私服ですと社会人ビッグバンドよりもショボく見えてしまうのは何とも残念です。

社会人ビッグバンドなんかじゃないばい!俺たちゃロックバンドったい!とやけに根性を入れたリハを展開していた様ですが、本当はこういう無駄なところでエネルギーを使わない方が良いのでしょうね。そして第一部が開演。

おい、見てみろよ!ライヴが帰ってきたよ!と言いたくなるぐらいの大勢のお客さん達に来て頂き、我々も大変楽しく演奏させていただくことが出来ました。休憩時間はお弁当を頂いたり若干のたしなみを加えたりですが、こちらにも吹きたがりが何名かおりますもので、

楽屋は結構な騒音レベルでありますが、まあ40数年ずっとこんな感じですので、慣れっこになっているというわけでもあります。

そして二部のアンコールにはサプライズで京都のブルース・シンガー、福嶋”タンメン”岩雄を客席から呼び出して一曲歌っていただきました。昔、キャブ・キャロウェイが客席のスクリーミン・ジェイ・ホウキンスを呼び出した、という話を思い出しながら呼び出したタンメンは、その歌も含めてまるで外タレの様でした。終了後は、近くの居酒屋さんでタンメンと一緒に来ていた井尻ィさん達も含め久々の打ち上げ。去年、ホテルの部屋でみんな一人吞みしていたのと比べると雲泥の差です。まん防もありませんので、お店は朝5時まで、というのにちとビビりましたが、偶然にもお店のワイン在庫があと二本しか無い、というのに助けられて、12時過ぎに酩酊もせずに寝られました。
しかし、さすがに久々の大阪公演、関西方面の友人と会ったり、別の演奏に出かけた5名を除いた昼の新幹線で帰る7名の面々は、ちょっとお疲れの様子で「睡眠バッターズ」化していました。

2022年4月16日(土)
高円寺JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:入道(Vo,Harp)

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica)

ありそうで無かった組み合わせ、日本ブルース界の重鎮=入道先輩をお迎えしてディープなブルースから深いバラードまでお届けするそんな夜にしたいと思います。先輩を精一杯サポート致したく思います!そして、あの伝説は本当なのか? 入道先輩の伝説にも迫りたい、とこう思っております。


Open 18:30 / Start 19:30 Charge+1drink
前売3,500円/当日4,000円(40名限定)
同時配信あり

JIROKICHI ホームページ

金沢に行くわ、沖縄に行くわ、といったこの二ヶ月でして、それはそれは各地の皆様にお世話になってきたわけですが、さはさりながら久々に戻ってきたホーム・グラウンドの次郎吉、やはりこの場所で演奏できるのも最高に有り難いことです。

この日は入道先輩を迎えての日ですので、一部最後の曲に先ず入って頂きました。

良く考えたら我々のいつものスタイルですと、吾妻と牧の両名はハイ・スツールに座っているわけですが、入道先輩が立ったままなのに、座っているわけには参りません。慌てて立ち上がると先輩は、何を急に立ち上がっているんだい?という感じの表情を浮かべております。

入道先輩を最初に目撃したのは、1975年の6月ぐらい、吉祥寺のマンダラでのライヴでしたが、あれからはや47年、歌声にはますます磨きがかかっております。

伴奏者としてもつい力が入ってしまうのか、左側の三人はふりかぶる様にしてエンディングをキメようとしている図であります。一番右でブルースを余り聞き慣れていない牧さんだけが、おや、どうしたどうした、という様な表情をしているのも、なかなか趣深いものです。

そしてこの日は「入道先輩の秘密に迫る」コーナーも設けましたが、中には余り思い出したくない様な話もあった様で、ちょっとマジな目になった入道先輩のリアクションに焦り、吾妻の目が糸の様になる、という瞬間もありました。次回は事前取材をちゃんとしておきましょう。

そして、入道先輩といえばブルース・ハープも忘れてはいけません、曲によってはブルースを聞き慣れていない人だと、イントロを聞いただけではなかなか入れなかったりする曲もあるのですが、リハの成果で牧さんも無事に入れました。

シャウトが画面を飛び越えて伝わってきそうな表情があったり、

これぞエンディング、という一幕もあったりで、素晴らしいライヴとなりました。また、是非近いうちにご一緒したいものです。そして、次郎吉はコロナでずっと時短営業が続いていましたが、ついにそのまま居残って飲める様になりました。

久々で嬉しく飲み過ぎたのかも知れませんが、吾妻の目が座り始めているのがちょっと不気味ですが、まあ、四日市のM田会長の目の座り方に比べれば可愛いものです。

2022年4月9日(土)
那覇SOUND M’s
吾妻光良トリオ+1

トリオ+1では史上初!沖縄にお邪魔いたします!那覇市にあるMusic Bar、SOUND M’sというお店で演らせて頂き、翌日は後述のフェスになだれ込む、という算段であります。何と主催は「Boppersを沖縄に呼ぶ会」の皆様ということで粗相の無い様にしないといけません。Too Much 泡盛 Do you no good、を肝に銘じておきましょう。

OPEN 18:00 / START 19:00
前売3,500円 当日4,000円

SOUND M’s さんHP

そしてこの日は何と配信も実施されます!配信料は1,980円ぽっきり!
手数料とかシステム使用料とかは要りません。

ついに沖縄ですよ、沖縄。二年前ぐらいにBoppersで呼んで頂く、という話があったのですが、コロナで延期延期、となつたものが何とか目途も立ってきて、よし、それなら前哨戦でトリオ+1も呼んでしまえ!という主催のHGさんの勢いに乗って呼ばれました。滅多に行けるところでもないので、空港の喫茶店で談笑する様はさながら海外旅行の出発前の様です。

そして、那覇空港に降り立つとHGさんご一行が出迎えに来られていて、一緒に駐車場の方まで歩いていくと、初老の男性が「判ります・・・?」と声をかけてくるのでよくよく顔を見ると。。。

YTさんではないですかっ!思わず抱きしめてしまいました。
その昔、20年前ぐらいでしょうか、吾妻が働いていた頃に現場で美術関係の仕事をされていて非常に良く会ってた方でして、そのYTさんが、この主催団体に所属されていたという、驚きの事実をのちほど聞かされました。世間は狭いものです。さて、そんなHGさんとYTさんの車に乗って那覇市内に向かうのですが、もはや駐車場すら南国っぽいので先ずは記念撮影。

早速、Sound-M’sさんに到着すると何とジャズのお店なのでコントラバスが置いてあり、今回はエレキベースで参戦の牧さんですが、このお店のコントラバスを借りて演奏することになりました。リハも終えて楽屋に戻り、さて、早速街に繰り出すか、とワクワク気分の我々、そういえばキャンペーンってもう使えたのかな?

時間に限りもあるので、二階下の沖縄料理屋さんで、チャンプルー、島らっきょ、ラフテー、と余りにもベタといえばベタですが、そうしたものをつまみながらたしなんで帰るとはや開演。

開演は19時なのですがご覧の様に、まだ全然明るいのです!YTさんの話によると東京と比べると1時間ぐらい日没時間が遅いそうです。多くのお客さんにも来て頂きまして、ちょっとパノラマ風に撮ってみましたが、客席も明るい感じでした。

そうこうするうちに暮れなずんで参りまして、我々も場に馴染んで参りまして、何か軽口を叩いている様な風景ですが、良く判りません。

馴染んできましたので、7月に開催予定のBoppers公演の宣伝もかまします。プロ入りですし、66歳ですので恥ずかしがっている場合ではございません。

さて、ライヴも無事に終わり、打ち上げはそのままSound M’sさんの店内で。ということは、店にはピアノが置いてあり、吾妻は酔いが回る、といった条件が揃ってしまい必然的に・・・

こうした結果を生んでしまい、更に店の片隅にギターがあるのを発見すると、酔っていなくとも弾きたがりの御仁と一緒になって、

こんな形に発展してしまいます。更に悪いことに、お店は特に営業を停止していないので、土地柄か外国人のお客様が入ってこられて・・・、

何か歌いませんか、リクエストはありませんか、と始めてしまいました。画面手前右側には、
ああ、いつものヤツが始まっちまったよ、とガックリうなだれる牧さんの姿も捉えられております。ともあれ、最後は全員で記念撮影。

実は吾妻にはこの辺りの記憶が一切無く、沖縄初日は見事に飲みまくってしまいました。

2022年4月10日(日)
沖縄県那覇市
吾妻 光良トリオ+1
at Sakurazaka ASYLUM 2022

トリオ+1史上初!沖縄にお邪魔します!おい、ちょっと待った、前日にもどっかでやってんじゃねーの? でっすよねー。前日のライヴが入ったので史上初ではなく、史上二番目ということになります。で、気を取り直しますと。那覇市の桜坂と呼ばれるエリアで年に一度開催される音楽とアートのフェスティバル、その名も
「Sakurazaka ASYLUM (サクラザカ・アサイラム) 2022」に初出演させて頂くことになりました!ありがたいことです。

Sakurazaka ASYLUM 公式HP

さて、2日目は桜坂アサイラム、という催しの一環でライヴハウス「output」さんでライヴを演らせていただくことになりました。先ずはホテルから現地への行き方などを学ぶべく、11時過ぎにホテルを出て散策です。さすが南国、という景色の前では思わず記念撮影してしまいました。

桜坂劇場というところに催しの本部があり、そこで登録を済ませた後は喫茶店のテラスで優雅に昼ビールやお茶の時間、吾妻は前日の痛飲もあり、ここはエスプレッソとさせて頂きました。その後、受付の女の子に沖縄っぽくて美味しいお昼を食べられるところは無いですか?と尋ねて、ソーキそばと沖縄そばの名店「いなか」というところに行きましたが、なかなかの名店だった様です。

さてホテルに戻って休憩後は、いよいよサウンド・チェック~本番。牧さんはこの日はエレキベース、会場も昨日とうって変わって暗めのシャープな感じ、しかも会場のBGMにはザ・フーなどが流れており、全体的にロック・テイストのライヴとなりました。

この2日間/2ステージでトリオ+1の初沖縄公演は終了ですが、夜はまだ早い、ということで、主催のHGさんにYTさんなどと一緒に打ち上げに参ります。最初のお店はガンボのお店で何と外にテーブルを持ち出しての飲食。

残念ながら翌日の仕事がある早崎さんは、ここで途中退出。後ろ髪を引かれております。

そして、ご予約は満杯にも関わらずこんな臨時テラス席をしつらえてくれて、おまけにお店のギターまで貸し出してくれたマスターを囲んでもう1枚記念撮影。

もうこうなると一軒では終われません。どっか行きましょうよー、沖縄っぽい店行きましょうよー、地元の人達が良く行く様なところ連れてってくださいよー、と無茶苦茶ワガママを申しましてたどり着いたのがこんなお店。

今度のお店には何故か三線が置いてあったので、デタラメですが弾き始めまして、もうご機嫌目盛りも上がりっぱなしです。

一足先に東京に戻った早崎さんに続いて、岡地さんは地元のお友達と飲むということで、最後は吾妻・牧の二名だけになってしまいましたが、HGさん、YTさん、HGさんの奥様と記念写真。

本当にありがとうございました! そして7月も宜しくお願いします!

2022年4月8日(金)
国立ノートランクス

吾妻光良g,vo,マダムギター 長見順g,p,vo,
岡地曙裕ds

順さまのご依頼を受けまして、先日の地球屋さんに続いてまたまた国立にお邪魔します。そういえば国立で買ったギターというのも持ってたからそれで行こうかなあ、でもちょっと重いかなあ、どうしようかしら、と迷える男心の春ですが、ベースが不在ですので、色々と頑張らなくてはいけないな、とも思っております。

開場:19:30 / 開演:20:00

ミニマムオーダー1500円+ミニマム投げ銭1000円
=2500円から観覧可能 

ノートランクスHP

この「過去の公演」というのも、なるべく覚えているうちに書いておこうとは思っているのですが、何しろ写真がないと始まらないところがありまして、この日は本当に写真の入手に困り果てていたところ、大変日頃からお世話になっているMさんから何枚か頂きまして、いやあ、三週間近く経ってようやく書くことが出来ました。ありがたいことです。
吾妻は初めてお邪魔するノートランクスさん、40年前ぐらいに上記のギターを買った国立の楽器屋さんの並びのちょっと駅寄りにありました。人生は数奇なものです。しかし、今回はそのギターではなくて、ベースがいない、ということもあって近所の古道具屋さんで800円で買った生ギターを持っていきました。

このギターの由来は語ると長いので語りませんが、なかなか良い選択だったな、と悦に入っております。何しろベースがいないので順さまにピアノを弾いてもらったり、

お返しに吾妻もピアノを弾いたり、

と自由に、つうか好き勝手に演らせていただきました。”No Trunks”という店名にちなみ、よく演っている「パンツを履いてない♪」というコーラスのある曲もまじえて楽しい時間を過ごしましたが、何故こんなに頑張っている様な写真があるのかは、三週間近く経ってしまいましたので、覚えておりません。

終了後はお店で打ち上げでしたが、マスターの作ってくれるまかないのツマミが妙に定食屋風で美味しかったです。単純に飲みに行っても楽しそうなお店でありました。

 

2022年3月

2022年3月19日(土)
富山市民プラザ4F
アンサンブル・ホール
大人の音楽談義10周年記念DAY4

~ブルースといっても暗くない! ジャンプ/ジャイヴって?~

トークゲスト:吾妻光良、渡辺康蔵
ミニライブ:吾妻光良 g&vo/渡辺康蔵 a.sax&vo/早崎詩生 p
 from 吾妻光良 & The Swinging Boppers(サポート:岡本勝之 bs)

ご縁がありまして、こんなイベントに吾妻とコーゾー、そして早崎、という珍しい組み合わせで富山にお邪魔することとなりました。大変名誉なことでもありますので、富山の地にジャンプやジャイヴが根付く様に、頑張ってパワポでプレゼンにいそしむ所存であります。コーゾーさんもジャズ評論家として横から何かにつけ突っ込んでくれます。また、ミニ・ライヴのコーナーでは早崎に加え、地元のベーシスト、岡本さんにも手伝って頂きます!

自分達で言うのも何ですが、きっと面白い談義になります。まだ、チケットも全然あります!

開場/18:00 開演/18:30
料金:全席指定 ¥4,000
(当日500円増/未就学児童入場不可/税込)

大人の音楽談義_HP

2022年3月20日(日)
JUMPIN’ and JAZZIN’ LIVE
at 金沢 もっきりや

さて、せっかく富山まで行くのですから、これで帰ってしまうのはもったいない、ということで、翌日曜日は金沢のもっきりやさん、という老舗のジャズ・クラブで演らせていただけることになりました。メンバーは前日と同じ、ベースの岡本さんにも手伝って頂きます!

ありがとうございます、申し訳ありません、どっちなんだ、という気もしますが、SOLD OUTとなりました。やはりここは、ありがとうございます、ですね。

開場/19:40 開演/20:00
料金:全席自由 ¥3,500
(別途ワンドリンク500円要)

ライヴ情報HP

「富山にライヴで来るのは初めてか?」
「いや、確か2000年だかにBoppersで来てる。」
「ああ、羽田で9:30から16:00まで飲んでた!」

人間、どうでも良いことばかり覚えているものですが、こんな話をしながら三人で新幹線に乗っているとあっという間に富山に到着いたしました。現場に到着して二日間ベースを担当していただく岡本さんにご挨拶。主催のKさんの心遣いで、とても美味しいブリカマ弁当などを頂いてとりあえず二日間宜しくお願いします、と記念撮影。

何だかんだしているうちに本番もスタート、一部は私とコーゾーさんによるジャンプ・ブルースとジャイヴというものに関する座学のコーナー。これまで何回もやっているしつらえですが、こんなに巨大で立派なプロジェクターにパワポを投影するのは初めてです。

「ブルースをジャンプさせる」というフレーズが今回のキーワードかな、と思って何回か登場させましたが、ちょっとくどかったかも知れません・・・。

そして、一部が終わると早崎さんと現地の岡本さんを加えてのライヴ・コーナー。一部に関係する曲も関係ない曲もまじえて楽しく演奏させて頂きました。

さすがに富山市民プラザ、だけありまして照明も普段にない様な演出の感じです。会場のスタッフの皆様、ありがとうございました。そして、終演後は富山はまん防がありませんでしたので街中のDOBU6さん、という飲み屋さんで打ち上げ。あれ、何か店のカウンターにどこかで見た人がいるな・・・、と思ったら、何と元教授、現ブルース文筆家にしてブルース訳詞単行本、「黒い蛇はどこへ?」の著者である中河伸俊先生ではあーりませんかっ!

ブルースの歌詞の話や、ブルースマンの話などをして富山の夜は楽しく更けていきましたとさ。

そして、翌日は金沢の老舗ジャズ喫茶「もっきり屋」さんでのライヴ。事前にベースの岡本さんから、こんな店です、ということを我々に知らしめるため、お店でのライヴ演奏の動画を送って頂いていたのですが、見てみると外人さんがアルトを抱えて、チャーリー・パーカーの”Donna Lee”という有名曲を猛烈な速度、猛烈なテクニックで吹き抜けて行く、というもので3分ほども見ていたらすみませんでしたーっ、と頭を下げてしまうほどの凄い演奏でした。

「岡本さん、あのモーレツなサックスの人は誰ですか?」
「あ、エリックです。エリック・マリエンサルです。」
「ゆ、有名な方なんですか?」
「チック・コリアのバンドにいましたかね。」

そりゃないよー、戦意喪失だよー、とピヨピヨ言いながらお店に入り、とりあえずお昼には別の方のライヴもあるので、本番一時間前ぐらいからリハを開始。当初はエリックさんに負けない様に襟を正して、とかも思っていたのですが、まったくそんな余裕も無く本番に突入。

まあ、人間、持ち味、というものがありますからね、そんなに凄いテクニックは無いのですが、何となく楽しくは演れている様な吾妻とコーゾーの2ショットですし、エリックと”Donna Lee”を合奏した岡本さんも「ふざけている!」とお怒りの様子は無い様です。

そんな頃、ちょっと離れたところでピアノに没入する早崎さん、お店にかなり昔に寄贈されたという、ベーゼンドルファーのピアノに身も心も奪われて弾きまくっておりました。

そして、興が乗ってくるといつもの岡地さん不在の穴を埋めるべくコーラスにも注力していました。さすがのエリックもこんな顔でコーラスはやらないんじゃないかな、と思われます。

そして最後の大団円はピアニカは吹くわ、ギターは叩くわで、エリックさんとはまたベクトルの違った盛り上がりで幕を閉じました。

ご来場の皆様にもマスターにもそれなりに喜んで頂けて何よりでした。

2022年3月12日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica)

Guest:富山博嗣vo,g 井尻昌隆vo,g 

三月のJIROKICHIマンスリーは、関東と関西でジャンプ/ジャイヴを布教している若手(40代)のお二人を招いて、どっぷりとその世界に浸りたいと思っております。
「折角だからコーラスやりたいよな」
「でっすよね、でっすよねー」
という会話は交わされているものの間に合うかなあ・・・。

開場18:30 開演 19:00 まん防延長で前倒し
前売 3500円/当日 4000円(+1drink)
会場への入場は40名限定(全着席)
同時生配信あり

JIROKICHI ホームページ

「よし!俺がアレンジして資料作るから歌いたい曲を持ち寄ろう。」
「でっすよねー、でっすよねー。」
と気軽な感じで、コーラス物を何曲か集めて演ろうとしましたが、いやっ!改めて難しい! ここは各自の曲はなるべく簡単なものを選んで、リハはコーラス物に専念しよう、という方向になりましたが、どう考えてもJIROKICHIのリハ時間だけでは足らないよな、ということで事前にスタジオを一時間予約。
した筈が何と予約が入っていない!と。大人ですからこういうところでゴネても仕方が無いので、急遽カラオケ屋に行くことにしました。こういうところがジャイヴ・コーラスならではの利点で、ヘビメタ楽団ではこうは行きません。
まあ、何とかギリギリでリハを終えて、前回に続きI休でたしなんでから本番。

一部は我々だけでいつもの曲、と言ってもやはりこの季節になると妙に春っぽい歌とかを歌いたくなるものです。自然も変だし世の中も不安定ではありますが、こういう気持ちが起こるだけありがたいことだ、と感じつつ歌わせて頂きました。二部に入り最初は井尻氏の登場。

やけに間が空いてるな、と見えるかも知れませんが、この後もう一人来ますからね、別に敬遠しているわけではありません。それにしても後輩は立たせておいて、自分だけ座っているというのはいかがなものでしょうか、というご指摘もあるかも知れませんが、まあ20歳ぐらい違いますのでね、良いんです。井尻氏のコーナーが終わると富山氏を迎え入れて、カラオケ屋で練習したCats and The Fiddleの”Killin’ Jive” に挑戦。

表情が涼し気なのは、きっとそうガッツリとコーラスを歌っているところではないからでしょう。出来栄えは、うーん・・・、まあ、まあ、ですかねぇ、難しい!で、この日はまだまん防中でしたので、JIROKICHIを9時過ぎに出て翌日に備えました。まん防中にも関わらず、ご来場、またご視聴頂いた皆さん、ありがとうございました。

2022年3月13日(日)
国立・地球屋
第三回全日本 JIVE 選手権

吾妻光良(Gt.&Vo.)、井尻昌孝(Gt.&Vo.)
富山浩嗣(Gt.&Vo.)、徳武皓也(Bass)

井尻さんが折角、関西から来京しているので、そのまま帰るのは勿体ない!ということで、第三回目となるJIVE選手権を開催します。北京オリパラの後だけに、初のK点超えが出るのか、はたまたドーピング疑惑はどうなんだ、と波乱も予想されますが、今回は3名に加えてDrinkin’ Hoppys の直球系ベーシスト、徳武氏を招いて正調ジャイヴ・バンド編成でお送りします。

OPEN 15:30/START 16:00
(情勢により時間変更あり)
CHARGE 2700円+1DRINK(500円より)

地球屋さんHP

翌日は初めてお邪魔する国立の地球屋さん。お店の歴史を感じさせる様ななかなか趣き深い店内で、ギター類三本にベース、というまさにジャイヴ編成でお届けする夕方からの公演にはうってつけな感じでした。この編成だとステージへの収まり具合も良い感じですし、音量も小さめなので各自のコーラスも良く聞こえます。

しかし、良く聞こえるのが良いことなのかどうなのか、聞こえるぶんだけ、演奏の最中に、うむむむ、俺のコーラスの音程はこれで良いのだろうか?という迷いも生じたりしまして、白目をむきながら音程を探る、という見苦しい場面も何回かあったやに思います。白目ではないですが、虚空を黒目がちに見つめるという写真で現場を想像して頂けたら幸いです。

夕方公演ですので、写真というかビデオを撮ってくれたホッピーズの武藤君を伴って飲みに行こう、という話になり、店主の女性の方にお勧めのお店まで連れていって頂き、ちょっとしたツアー・ファイナル気分でジャイヴな2日間を終えることが出来ました。ありがとうございます。

 

2022年2月

2022年2月26日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica) 

「もーう、ふぅたぁつぅ ねぇるぅとぉー、66ぅ♪」という吾妻ですが、65歳最後のライヴをホームグラウンドの JIROKICHI のマンスリー・ライヴで飾れるとは大変幸せなことでございます。今回はゲストは無しで、四人だけ。それぞれ、65、66、64、61という年齢でお届けいたします、ああっ、こ、個人情報がっ! 

開場18:30 開演19:30
前売 3500円/当日 4000円(+1drink)
会場への入場は40名限定(全着席)
同時生配信あり 

JIROKICHI ホームページ

うるう年なのではっきりしませんが、誕生日を二日後というか三日後というかに控えた吾妻がこの日に選んだギターは、テレキャスターとマンドリンをミックスした「テレオリン」でして、それ程弾きなれてはいないのですがなかなか面白い楽器で、弾いてるぶんには楽しいものです。

しかしこの日、実はリハ中に突然、「バキッ!」という音を立ててこのテレオリンが激しく揺れました。これはいったいどういうことなのだろう、と冷静になって見てみると、アチャー、

そうなのです、弾いているうちに楽器のナット、と呼ばれる弦が通っている部分が3mm角ぐらいのサイズで割れてしまい、弦が一本外れてしまったのです。うわあ、どうしようか、と慌てて周囲の床を探しますが、3mm角なので見つかりません。もうダメかな・・・、と思っていると、突然、「あ、これでしょ?」という声が。凄い!副店長の郡司さんが、遥か後ろの壁のところから拾ってきてくれました。ありがたいことです。早速、コンビニに行ってアロンアルファを買って接着。

「凄いね、アロンアルファでついちゃうんだ。」
いや、また取れちゃうのが怖いんで本番はこの弦無しで乗り切りました。どのみちマンドリンは、同じ弦が二本ずつありますからね。で、何曲か進んでいきますと突然・・・、

岡地さんが立ち上がってどこかへ行くそぶりを見せました。実はこの日は毎回たしなみに行っているG楽屋さんとか中華屋さんとかも飽きたなあ、ということで久々に「I休」に行ったら会員カードを作ることになり、それなら飲むか!といつもより飲みにも拍車がかかり、多少飛ばし過ぎた岡地さんはここでトイレの限界がやってきた様です。口を押えていますが、気色悪いわけではありません。まあ、そんな小トラブルもありつつ、と続けていると今度は・・・、

うつむきながらベースを点検する牧さんとその姿を心配そうに見守るPAのワオさん。実はこの曲の時からベースが接触不良の様な音を立て始めて、この後も何回か再発いたしました。配信でご覧になっていた方々にはご迷惑をおかけしました。

ということで、誕生日直前、ということもありいろんなトラブルもありましたが、これにめげずに今後はまめな始業点検など心がけてしっかりやって参りたいと思う、そんな今日この頃です。

2022年2月20日(日)
新宿 red cloth(紅布)
「新宿コネクション」

出演:吾妻光良トリオ+1/ハッチェルズ
/ミートザホープス

おお、凄い、日にちに2と0の数字しか無い、という日に久々の新宿コネクションであります。ここはもう世界の山ちゃんで怪人ハッチとともにたしなんでから、本番では一曲ぐらいゲストで歌ってもらうには絶好の機会でしょうな。
こちらもまん防で時間が早まっております。

開場:17:30 / 開演:18:00 時間変更
前売:\3,400(D別) / 当日:\3,900(D別)
チケット予約(12/11 12:00~)

red cloth スケジュールページ

しまった!ぬかった! 気がつくと写真が一枚も無い!まあこういうこともありますよねー。

「プロ入りにしては、詰めが甘いのではないか?」

それもおっしゃる通り・・・、あ、こういうスマホ時代だからどなたか写真ぐらい撮ってるかも知れませんね。どなたか写真提供しても良い、という方がおられましたら、下記の期間限定メール・アドレスまで送って頂けますでしょうか?

と書いたら、あっという間に写真が集まってしまいました、ありがとうございます!
先ず、当日の看板がこちら。

若手ソウル・バンドのミート・ザ・ホープスさんが最初、我々は真ん中、でもリハは最初でしたので、本番前のたしなみには充分時間がある、ということでハッチさんを連れて近くの世界の山ちゃんに。手羽先を10本頼んでも充分安いのは良いのですが、ワイン・ボトルがメニューから消えたのが残念。もしも、関係者の方、ご覧になっていたら是非復活をご検討ください。で、戻って一番手のミート・ザ・ホープスさん。

久々に見る、若くて好きな音楽に真っ直ぐな感じのバンド、紅布から歩いて20分ぐらいの大学のサークルで日がな過ごしていた日々を思い出して、ちょっと遠くを見つめてしまいました。さて、我々はまあいつも通り。

早崎さんはいつも赤ですから良いのですが、紅布ですから吾妻も久々に赤いジャズ・シャツ。昨年の秋ごろ、面倒くさいのでパジャマ代わりに着ていた服ですが、こんなことではいかん、とステージ衣装に復活したいわくつきのシャツであります。先日の次郎吉での公演の経験を活かしてハッチさんに一曲「サンデードッグ・サンセット」を歌ってもらいました。

リハで準備万端だった筈ですが、何をもめてるのでしょうか?

ま、でも結果オーライだった様で。この後、ハッチェルズだったのですが、すみません、募集した中にもハッチェルズの写真はありませんでした。しかし、アンコールの「蛍の光」で吾妻が呼び出されまして、ハッチさんが最近買ったフルアコを指さして「おい、そのアコギ弾かせろよ」と迫ります。しかし、何故かギターが嫌がってるのか、なかなか装着できません。

なかなかこのギター、上物というか、弾いてて面白い楽器でした。

そして最後は大団円。何か妙にロックっぽい? イアン・アンダーソンとレスリー・ウェスト、といった風情でしょうか。判らない? 判んねえだろうなあ・・・。

そして残念ながら東京はまん防期間中、普段ならお店でウチアゲもあったのですが、とりあえず3バンドの代表で記念写真、またコロナ明けで集まりたいものです。

2022年2月5日(土)

2022年2月11日(金)~13日(日)
吾妻 光良トリオ+1
真冬の関西ツアーな三日間!

2月11日の建国記念の日(祝日)を利用して、トリオ+1で関西を巡ります。神戸、塚本、高槻という3つの街はそれぞれ独特の魅力を持ったところですが、関東で言うとどんな感じなのでしょう・・・、距離的には横浜、神田、西船橋、みたいなことになるのでしょうが、街並みは似ている様な似てない様な・・・、今度ベタベタ関西出の牧さんに確認しておきましょう。

2月11日(金)神戸
ジェームズ・ブルースランド
「波止場でJump & Live!」
吾妻 光良トリオ+1
(以下三日間共通)
17:00開場/18:00 開演
まん防対応で早まりました
前売3,500円/当日4,000円
+1Drink (600円)

 ジェームズさんHP

さて、ツアー初日午前11時、東京駅の新幹線乗り換え口に行くと、既に吾妻以外の3名が集合しておりました。
牧「うむ・・・、嫌な予感はしていたんだが・・・。」
吾「え?俺、遅刻してないよな? 悪ぅないよな?」
牧「いや、そういう事ではなくて服が・・・・」

吾妻が数ヶ月前に購入したダウン・ジャケットは、▼▼ビーン、というメーカーのものですが、何と牧さんの細君が数日前に購入してきたものもまったく同一メーカーの色違い。思わぬところで「おそろ」になってしまった二名ですが、この後もツアー中を通じてビーン兄弟として行動せねばならず、まったく困ったものです。ま、それはともかく雪で大変なことになるのでは、という噂もあった東京ですが、それほど積もることもなく、一路神戸のJames Blues Landへ。リハを終えてちょいとたしなむとすぐに本番です。今回は、関西ではしばしば撮影を担当してくれる謙ちゃんが来られなかったため、だいぶ前に買った小型カメラで自撮りするか、と仕込みましたが・・・・。

久しぶりに使うということもあり、非道い画で何が何だか判りません。そしてこのツアー初日、良く考えたらオミクロン真っ盛り、しかも北京オリンピックでは何かの決勝、という逆境で、来場されたお客さんも非常に少ないという、寂しい状況ではありますが、それなりに盛り上がりましたのは皆さんのおかげです。ありがとうございました。休憩をはさんで別のところにカメラを置いたらだいぶ改善されました。

また、我々もだいぶ上機嫌になって参りました。しかし、この一瞬の疑惑の様などよめきの様なシーンに何が起こったのか、今となってはすべてが謎です。

しかし、ジェームズさんのこのビルボードというんですか?アーティスト名を掲示する看板は、いかにもアメリカン、な感じで格好良いですね。しかし、その良さを伝えるには写真が余りにもひどいので、岡地さんの知り合いが送ってきてくれた写真二枚を合成したものを一枚掲載しましょう。

無事にまん防対応時間内に演奏も終えて、表に出てマスターのSさんを囲んで記念撮影。

いやあ、本当にお世話になりました。是非、また寄らせてください。地下鉄に乗って元町の宿まで行こうとしたら駅構内に何と駅ピアノが置いてあるではありませんか。

喜んで弾き始めましたが、ものの20秒で駅員さんが現れて、お願いですから弾かないでください、と言われまして、まあ後ろのポスターに「一斉帰宅」と書かれてますから仕方ないですね。

2月12日(土) 塚本
ハウリンバー26周年記念!
オープニング・アクト:
Rockin’ the Blues
ゲスト:福嶋”タンメン”岩雄
17:30開場/18:00開演
まん防対応で早まりました
 前売3,500円/当日4,000円

 ハウリンバーFacebook ページ

続きまして翌日は牧さんのご両親のお墓詣りに行ったり、三ノ宮で粉モンを食べたりして一路大阪に移動。ビーン兄弟の呪縛からはなかなか逃れられません。

塚本はハウリンバーの26周年ですので、オープニング・アクトの井尻君とタンメンも加わる盛大な夜であります。本番前のたしなみも盛大なメンバーとなりましたので入ろうとした店も「密になるからやめてくれ」と断られたりして、とりあえず「鳥貴族」でチャチャッ、とたしなんでから本番スタート。

若者に負けてなるものか、と我々も頑張ります。

そしてやはりタンメンですよ。関西の重鎮であります。

いつも思いますけど、この天井からの提灯が何とも良いですよねえ。アンコールには井尻バンドのサックスのお二人にも参加していただきルイ・ジョーダンの”Nobody Knows”で閉めました。

お店はまん防対応で早じまいですが短い時間を利用して、出演者一同で祝26周年の集合写真を撮らせていただきました。これからもどんどん周年を重ねていってください。

2月13日(日)高槻
ナッシュビル・ウェスト
14:30開場/15:00開演
オープニング・アクト:
でーすいらも~ん
昼興行です!
前売3,500円/当日4,000円

 ナッシュビル・HP

さあさあ、これで最終日というこの日は高槻のナッシュビル・ウェスト。うどんを食いたい、という約2名の要望で、高槻市駅周辺をうろつきましたが、これという成果は無く、普通の定食屋さんでお昼を食べてからナッシュビルへ。マスターのK辺さんにたしなみ用のお店を聞いたら奥様が案内してくれる、ということで喜び勇んで出かけたら残念ながらお休み。仕方なく駅前の粉モン屋で飲んで戻るとオープニング・アクトはでーすいらも~んさん。

ボブ・ディラン風味の弾き語りを聞かせてくれますが、「なで肩のオヤジ」といつも会う日常、という曲が何とも印象的でした。我々も最終日ということで、持ってきた候補曲をすべて演りきる、ということにも力を注ぎました。

折角なので少しでもその臨場感を伝えたい、と思いましてここでも1枚、ぞんざいではありますが、合成写真をお届けいたしましょう。

そしてこの日もタンメンと井尻君が見に来る、というのでどうせなら歌ってよ、ということで、タンメンにはアンコールで登場していただきました。

ハウリンバーの時と違う、ラフな服装が普段着のブルースマン、の様でなかなか良い感じですね、何しろ昼興行ですから、まだ飲み屋も営業中!ということで久々のウチアゲもありました。

ナッシュビルのお父様、お母様も交えて、大変楽しいマスク会食をさせて頂きました。すっかり良い気分で宿まで戻りましたが、最後までビーン兄弟の呪縛からは逃れられませんでした、とさ。

ビルボードライヴ横浜
吾妻光良 & The Swinging Boppers

何と二ヶ月連続のビルボード詣で、二回目は横浜にお邪魔します。ハマとジャズはお似合いですから、いつもよりジャズっぽい演目を多くする・・・かも知れませんし、しないかも知れません。コーゾーさんや西島さんといった神奈川勢は、家が近いのでのびのびと演奏するかも知れませんし、しないかも知れません。

1st Stage Open 14:00 Start 15:00
2nd Stage Open 17:00 Start 18:00
サービス・エリア: 6,500円
カジュアル・エリア: 6,000円

ビルボードライヴ横浜 HP

令和4年のビルボード3連戦、2回目は横浜に上陸させていただきました。横浜だからジャズ風かな? という事前の予想もありましたが、まったくそれとは関係なく吾妻は珍しくロックな感じの米国製のストラトキャスターを持っての参戦です。

「あれ、お前ストラトなんて持ってたっけ?」
と不思議がる牧さんですが、もうかれこれ7~8年ぐらい前に購入したもので、
確か89,000円ぐらいだった様な気がします。えへん。やはりこう、バディ・ガイもスティーヴィー・レイもリッチー・ブラックモアもストラトですからね、何かこういつもより鋭角的な気持ちになりますね。

どこが鋭角的か判らない? でっすよねー。横浜だからジャズ、というのは外れましたが、横浜といえば中華街。「シウマイ弁当希望」というメンバーもおりましたが、それはしかと無視させて頂きまして、中華街といえば旧正月。先日のビルボード東京では「正月はワンダフルタイム」を演奏させて頂きましたが、この日を逃すともう来年まで演奏できる機会はありません、演りたくなるのが人情です。更に感染防止でコール&レスポンス禁止、というのが昨今のライヴハウスですが、全員でかしわ手を打つのは特に悪い影響は指摘されていません。「今年元気でいられる様に、神棚に手を合わそう」という歌詞に合わせて場内の皆さんと一緒に、パンパン!と決めさせて頂きました。

あれ、ちょっとメンバーが・・・? もう少し近寄ってみますと・・・。

あれ? トランペットに見慣れない方が? そうなんです。それはねぇ、東京の累計のコロナ感染者数は74万1千人ですか?(2022年2月9日現在)東京の人口が1399万人ぐらい、18.9人に一人ぐらいはコロナに感染しているわけで、メンバー12名、という弊楽団に陽性者が出るのは仕方のないことであります。ライヴ本番の数日前にトランペットの近さんから連絡があり、それほどキツい症状も無くもう平熱ではあるけれど抗原検査で陽性と出たため参加できません、という連絡が来たため、わわわ、どうしようか、とメールでメンバー間でいろいろやりとりした結果、1980年から1990年代の中頃まで吹いて頂いていた菊池さんに助けていただくことにしました。

おかげさまで、何とか無事に公演を完遂することが出来ました。菊池さんありがとうございましたー!

 

2022年1月

2022年1月30日(日)
マチネー at 阿佐ヶ谷soul玉
吾妻 光良トリオ+1-1
急遽、岡地さん(Ds) 欠席となりました。

昨年から店主y氏からお話は頂いていたのですが、そんな折にオミクロンが登場して、おい、これどうすんだ、やるのかやらないのかやれるのか、とすったもんだしておりましたら告知がギリギリになってしまいました。でも、折角のありがたいオファーでありますから、感染防止をこころがけて今回も喜んでやらせていただくことにしました。そんなこんなですので、人数もかなりの限定、予約方法もメールのみ、とさせて頂いております。ご了承ください。
土壇場までバタバタしておりすみません・・・。

開場:14時30分/ 開演:15時
チャージ:3,000円+ドリンク
入場者:15名限定
予約方法:souldama@gmail.com までメールでお願いします

仕事の関係で急遽、岡地さんが参加不可能となり、ドラム無しのピアノ・トリオでお届けすることになった阿佐ヶ谷の昼興行。吾妻の高校の先輩でJukejoint Blues Bandというバンドを率いていた山室さんにお越しいただき、ちゃっかり写真をすべて頂いたわけですが・・・、

なんというんでしょうか、ツヤのあるテーブルに写った楽団の姿が「逆さ富士」的な一種独特のムードを醸し出しておりまして、緩やかに時が流れる休日の昼、という珍しい写真となっています。ドラムが不在ということもありますし、自宅から至近というひともありまして、ギターに加えてマンドラも投入いたしました。

お? 珍しいね、歌ってるときもマスクしてるわけ? いやいや、旦那さん、お目がお高い。そうなんですわ、まあオミクロンが猛威を、ということもありますが、ここsoul玉ではほぼ毎週ギタリストの塚本さんが弾き語りのライヴをやられているわけですが、塚本さんは歌の間も決してマスクを外さないことで有名です。ですので、この日は塚本さんを目指して全曲マスク歌唱に挑戦しました。

やってみて判りましたが、なかなか苦しいものです。この曲ではありませんでしたが、何かの曲で終わるなり思わずマスクを外して「クルシーーーッ」と大声を出して、感染防止上良かったのか、悪かったのかよく判らない状況でした。ちなみにこのライヴの数日後、二日続けて歩いている塚本さんと出くわしましたが、二回目はあてにしていた餃子屋が閉まっていたのでどこで買おうか、とうろたえていた時だったので、ちと恥ずかしかったですね。

2022年1月22日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:藤井 康一(Sax,Uku,Vo)

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica) 

続きまして、令和4年最初の次郎吉マンスリーは、旧知の友であるミスター・ウシャコダ、日本のジャイヴ王、藤井君をゲストにお迎えします!Boppersでの客演は数えきれないほど(でもねぇかな)演っておりますが、小編成でお迎えするのは余り無い機会ですので是非!

開場18:30 開演19:00
まん防実施に伴い、開演30分繰り上がりました!

前売 3500円/当日 4000円(+1drink)
会場への入場は40名限定(全着席)
同時生配信あり
JIROKICHI ホームページ

なかなか頭の痛いオミクロンの猛威ですが、経済もライヴも止めないという決意、というほど凄いものでも無いのですが、感染防止に留意しながらのマンスリー・ライヴ、今回は古くからの友人、藤井君を迎えての会でありました。先ず一部は我々4人だけ。

やはり、みんな嬉しいのか、破願といった感じの笑顔を浮かべながら演奏しております。この後で藤井さんがウクレレを弾くジャイヴ・ナンバーもあるため、よりジャイヴ風味を濃くすべく今回はギターだけではなく、エレキ・マンドラ(マンドリンよりちと音が低い)も持参しました。

ギターほど楽勝で弾けるわけではないので、若干表情が硬めではありますが、周囲が頑張れ頑張れと応援してくれるので、何とか弾けております。さて、二部になりまして御大登場。

サックスを吹く藤井君の伴奏は数えきれないほど(でもねぇか)演っておりますが、ウクレレ持った藤井君のこのメンバーでの伴奏は、ほぼ初めてかも。しかし、吾妻は何度も経験しておりますもので、細かいネタも合わせられます。下の写真は「月光値千金」で「あなたの抱擁」というところで取るポーズですな。

更にこれはみんな初めて、クロマチック・ハープを吹く藤井君。いやあ、多芸であります。

藤井君も日頃からなかなか良く喋りますが、そこに吾妻が絡んだりしますとどうにも喋りが長くなりがちで、ああっ、そういえば21時閉店だからこのままでは予定の演目すべてはとても収まらない!ということに気がつき、急遽削る曲を選ぶのですが、あれを削ろう、ええっ?あんなに練習したのに?それではこっちを削ろう、ええっ、それだと最後の曲がこれになっちゃうぜ、とすったもんだありましたが、パッパと演れば入ってたかも知れませんな。

でも、大丈夫、つきあい長いですから、こんな具合に振りもきちんと合います。これ、何だったかなあ、YMCAなんて演ってないしなあ・・・、あ、そうか「L-O-V-E」の「E」だ!

また、是非お呼びしましょう。

2022年1月8日(土)
ビルボードライヴ東京
吾妻光良 & The Swinging Boppers

さて、令和4年の幕開けは六本木のビルボードから、であります。今回はゲストの方もお呼びせず、裸一貫真っ向から勝負という形でお届けします。来年こそコロナも落ち着いて、実り多い年であってほしい、我々も皆さんも幸せであってほしいなあ、と願う今日この頃です。

1st Stage Open 14:00 Start 15:00
2nd Stage Open 17:00 Start 18:00
サービス・エリア: 6,500円
カジュアル・エリア: 6,000円

ビルボードライヴ東京 HP

とまあ、アケオメコトヨロ、とかいう平成っぽい挨拶を交わす間もなく、オミクロンが猛威を奮い始める中での年明け最初のビルボードでのライヴ。高齢者主体の我々ですから、楽団内の注意喚起は大切です。毎回作っている曲順表にもその辺りのことをきちんと反映して臨みました。

何か標語めいたものを作ると七-五調、というか川柳じみてしまうのは年齢のせいでしょうか。でもって、ステージでも可能な限りマスクを着用する、というのにもだいぶ慣れてきましたが、そんな中でも新年がめでたいことには変わりありませんので、元気に「カーンパーイ!」というコーラスをお届けいたしました。また、トリオ+1では年に一回必ず演奏している、バンバンバザールさんと一緒に吹き込んだ「正月はワンダフル・タイム」もお届け致しましたが、ご来場の皆様にコーラスではなく、かしわ手をご協力頂きましてありがとうございました。

そしてこういった状況でのライヴですから、コロナ前よりもだいぶ早い時間に始まっておりまして第一部が終わるのは16時半前。ビルボードのスタッフの方から、ライヴの最後にはステージ後ろの大きな窓を開けることが多いのですが、どうしましょうか?と聞かれ、うーん・・・、まだガンガンに明るいよなぁ、どうしようか、えーい、縁起物だから、開けましておめでとう!と行きましょう、と伝えたらこんなことに。

いつも演っている「ゴミの日来るまで」が妙に明るく響いていた様にも思えました。そして二部の最後はすっかり日も落ちて、背後のスケートリンクが白く浮かぶなか、「焼肉アンダー・ザ・ムーンライト」がいつもより静かに鳴り響いていた様な気も、え?充分うるさかった?でっすよねー。

そんなこんなで、令和4年もまたぞろ宜しくお願いいたします。

2021年12月

2021年12月18日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica) 

毎回ゲストをお呼びして、という形のマンスリー・トリオ+1、三回目にしてゲスト無し、ということになりました。なんだ、根性の無い人達だな、とあなどってはいけません。気づいたのです。ゲストに頼ってばかりいると、自分らのバンドの演奏が荒れるだけではなく、年齢も年齢ですので、どんどん曲を忘れていってしまうではありませんか。品質維持、という前向きな観点から、今後はゲストあり、ゲストなし、を隔月のローテーションとしてやっていこう、ということになったのです。今年もずいぶんお世話になったJIROKICHIの、これが年内最後のライヴとなります。ナマステー!

開場18:30 開演19:30
前売 3500円/当日 4000円(+1drink)
会場への入場は40名限定(全着席)
同時生配信あり

JIROKICHI ホームページ

コロナもいろいろと刻々状況が変わる中でのライヴ活動、今年はこのJirokichiのトリオ+1が最後となりました。いや、本当に皆さまにお世話になりました。レギュラー・メンバーでのライヴですのでいつもよりゆっくり目に入って、リハもちゃちゃっ、と終えて、当日の都内の感染者数も30名以下、ということなので久々に高円寺の中華屋さんでたしなみ、途中からはHoppysの富山君も一緒に飲み始め、ああ、このままこの感じでコロナも終息してくれると良いですねえ。
Jirokichiさんには今年一年お世話に、いや、一昨年からもお世話になってきました。我々もどこで演るよりもJirokichiで演るのがリラックスできるのです。

 

そしてこの一年のコロナ下で、散歩に出かけて公園で良く練習していたハープも折角なのでご披露してみましたが、うーん、散歩の時はもう三倍ぐらい上手い(当社比です)気がするんですが。

めげずに来年も練習したいと思います。ライヴ終わりで撤収も終わると誰からともなく、皆さんにご挨拶のワンカットを撮影しておくべきではないか、ということになり、集合写真を撮りました。

この一年間のご愛顧、ありがとうございました!
そして、Jirokichiの営業時間も23:30まで、とずいぶん以前の感じに戻ってきまして、終演後にこうしてダラダラ飲んでいる昔の風景も少しずつ戻ってきた様な気がいたします。

2021年12月11日(土)
三鷹 バイユーゲイト
吾妻 光良トリオ+1-1

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、早崎 詩生(Kb,Pianica)

昨年はコロナ禍の中ではありましたが、バイユーの15周年ということで、感染防止に留意してお邪魔いたしました。今年は16周年、特にきりの良い数字ではありませんが昨年に比べて都内の感染者数は30分の1ぐらいに激減しておりますので、お祝いの気持ちと感染予防を忘れずに演らせていただきます。スペースの都合上、岡地さんは収容困難につき昨年同様の変型トリオでお届けします。

開場18:30 開演19:30
料金3000円(+1drink)※お客様は15名限定

バイユーのFacebookページ

年の瀬も押し迫り、感染状況もだいぶ落ち着いてきたものの、ライヴハウスはどこも慎重な対応を取っておりまして、この日のバイユーもお客さんは15名限定。しかし、元々決して大きなお店では無いので(失礼!)店内はそれなりにほど良い密度でいい感じ。

スペース的に収まらな岡地さんの代わりに、早崎さんが自宅から白鍵の代わりに黒鍵、黒鍵の代わりに赤鍵という独特のキーボードを持ち込んでの対応です。

早崎さんはこの愛機を自宅のベッドの横に置いていて、朝目が覚めても夜寝る前にも常に弾いている、という生活を送っているそうで、まあ、本人にとってはそれはそれで幸せなのでしょう。
いつものトリオ+1よりも、多少甘目の曲やまもなくクリスマスということもあってそんな曲も多めに取り上げて過ごした夜でしたが、改めて店内全景の写真を見ると天井からぶら下がる照明器具がどことなくクリスマス風というか、教会風というか敬虔な気持ちを呼び起こしたり・・・

しませんか? しないですか、でっすよねー。

2021年12月8日(水)
中野 ブライトブラウン

吾妻光良(G,Pf,Bass,Vo)・長見順(G,Pf,Vo)
・岡地曙裕(Dang Ball,Cymbal)

~年の瀬に竜巻到来!!~

どどど、と急遽決まったブライトブラウンでのこのライヴ、告知もギリギリになってしまいました。
「ベースなんか弾くことあるんですか?」
いや、お店に置いてありますもので・・・。
「ピアノも弾く気ですか。」
よ、酔い方によるのではないかと思います。
「岡地さんのDang Ballとは?」
段ボールです。ドラムを叩くと音量が大きすぎるのです。

ただ、申し訳ないことに12月5日の時点でソールドアウト、ということであります。この年の瀬にありがたいことです。

open 19:00 start 19:30
Charge (前)¥2500 /(当)¥3000
+ Minimum order ¥1000 

ブライトブラウン・スケジュール

2021年12月3日(金)
なにわブルースフェスティバル
presents「冬の陣 2021」

吾妻 光良トリオ / 金子マリ Presents 5th Element
Will featuring 北京一 / 木村充揮 / 近藤房之助
/ 清水興 / 玉手屋   (もちろん敬称略表記)

コロナ下で開催できなかった2021年の「なにわブルース・フェス」、こんなんではあんじょうやってられまへんわー!と叫ばれたかどうかは知りませんが、関西の大物フィクサーT田さんが一念発起して冬の陣、ということで開催に踏み切ったイベントに参加することとなりました。諸先輩との対バンでちょっと緊張しております、ハイ。

17:30 Open / 18:30 Start
《料金》前売- 前売¥5,500 / 当日¥6,000 ※ドリンク代別途要
 
 

7月からプロ入りした吾妻は平日でも何でも来るもの拒まず、ですが、他のメンバーはそうは参りません。特にピアノの早崎氏は年齢的にようやく還暦を超えたばかりですので、普段はガッチリと働いております関係上、このフェスもトリオでの出演、という告知をして、来れそうだったら来てくださいな、というスタンスで臨みました。ですので、リハの段階では久々の3人態勢。

しかし、もし事情が許せばピアノが来ます、というのは会場のスタッフさんにとっては迷惑な話ですので、せめてリハだけやっておこう、ということで、吾妻がギターを持ったままピアノを弾いてサウンドチェックとかだけは一応終わらせておこうという、大人の対応であります。

そしてリハ終わりでベースの清水興さんに教わった近所の極上安めの居酒屋でたしなんでいると、何と房之介先輩が同じ店に来られて、若干緊張しつつも飲んでいると早崎氏から電話があり、もうすぐ現地に着く、ということですので、3人で駅の改札まで迎えに行きました。

良かった良かった、間に合った間に合った、これでトリオ+1だ!と喜び勇んで楽屋に戻り、本番を迎えました。

あれ?もう少しちゃんとした写真貰ってたんだけどな、どこか行っちゃったな・・・。でも喜び勇んでいる感じは伝わりますでしょうか? 伝わんねえだろうなあ・・・。
終了後はすぐ近くのT田さんのお店、SORAでウチアゲです。金子マリさんと森園さんのだいぶ昔のテレビ番組”ROCK鳴缶”の話で盛り上がっているうちに、まずいことにお店にピアノがあり、マリさんをけしかけて私の伴奏で歌ってもらったり、フラッシュ金子さんのピアノで私が歌ったりと好き勝手を繰り広げてしまう、コロナ後の初ドド酔いウチアゲでした。でもマスクはしてましたーっ!

 

2021年11月

2021年11月27日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:ハッチハッチェル

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica) 
ハッチハッチェル (Vln,Vo,Gtr?)

ゲストをお呼びしてのマンスリー・トリオ+1、二回目は中央線の怪人として知られるハッチさんをお呼びしました。

岡地「ほうほう、”12″の日ということですな。」
吾妻「そ、それはいったい・・・?」
岡地「トリオ(=3)+1+8=12、でございまして。」

大喜利みたいですが、果たしてどんな曲を一緒に演るのか、いや、演れるのか、まったく未知数ではありますが、知り合うきっかけとなったのは、名古屋の得三さんでの共演でしたし、その帰路ですっかり意気投合してしまった、という経緯もありますから何とかなるでしょう!

開場/18:30 開演/19:30
予約:3500円  当日:4000円(+1drink)

JIROKICHI ホームページ

2021年11月22日(月)
六本木クラップス
まつきり三郎とスイングバイ・ブラザーズ

松木理三郎(tp)、川村健(pf)、小林真人(b)、鷲尾広太(g)、和田充弘(tb)、大内満春(t.sax/cl)
ゲスト:東見 剛 吾妻 光良

Boppersのトランペット・メンバー達がそれぞれの都合で出席できない、ど、どうしようか、という苦境の時に何回も助けて頂いている松木さんのバンドに吾妻が呼ばれて演奏することになりました。ありがたいことです。そもそも松木さんに初めてお会いしたのは、今をさかのぼる13年前ぐらい、ベルギー大使館の庭で・・・、話が長くなりそうなので、以下省略。

開場/18:00 開演/19:00

ミュージック・チャージ:4000円+1Drink+1オーダー

クラップス ホームページ

2021年11月12日(金)~14日(日)
吾妻プロ入り記念・関西ツアー!


吾妻 光良(Vo,Gt)、早崎 詩生(Key)
with 田中 晴之(Vo,Gt ;ex ファッツ・ボトルBB)
高野 秀樹(Drs ; ex 高徳ブルースバンド)
山田 晴三(Bass)   ALL FROM KANSAI !
Also Starring 福嶋 タンメン岩雄(Vo) from 京都!

ある日「塩と胡椒Showshow」でお世話になった十三のブルース・バー、レインコートのKさんから電話、じゃねえや、メールを頂き・・・

「吾妻さんはプロ入りということは単身でツアーに出て地元のミュージシャンと共演する、という   のも今後はあり、ということですか?」

とお問い合わせを頂き、おう、望むとこだぜ、顧問ベイベー!と答えて、ほどなくすると徐々に具体化されてきたこのツアー、なのですが、どうにも人見知りなところもあり、段々と不安になってきまして、諸々の裏工作を経て早崎さんが応援に来てくれることになりました。ジャと出るかヘビと出るか、良く判りませんが、実はベースの山田さん以外は二人とも充分面識アリですし、おまけにタンメンも参加してくれる日がありますので、ここは何とかなるでしょう!

11月12日(金) 京都・磔磔

   —開場18:00 /開演 19:00

11月13日(土) 神戸James Blues Land
—開場18:00/開演19:00

11月14日(日) 十三 RAINCOAT
—開場15:30/開演16:00

全会場 前売  4,500円 /当日 5,000円

RAINCOAT 告知ページ

東京から向かった吾妻と早崎。磔磔で晴さん、山田さん、高野さんと合流して初めてのリハーサル、写真の一枚もあれば良かったのですが、若干緊張していたこともあり、写真も撮り忘れましたが、故・塩次シンちゃん直系のモダン・ブルース・ギターの晴さん、安定感抜群のベースと笑顔が印象的な山田さん、ステディなシャッフルで支える高野さん、というメンバーに支えられ、そこに旧知のタンメンも迎えて、大勢のお客様にもお越しいただき、本当にありがたいことであります。
翌日は初めてお邪魔する神戸のジェームズ・ブルース・ランド。元々は輸入家具のお店だったところをそのままライヴハウスにした、というところで、何ともアメリカンな独特の雰囲気があります。

若干調律に難はありますが古いピアノが、何とも店の見た目にはまった素晴らしい雰囲気を醸し出しておりましたので、早崎さんに無理矢理一曲弾いてもらったのも楽しかったですねー。
そして最終日は、今回のプロ入りツアーを企画してくれた、小林さんのお店、十三のレインコートでの昼興行でした。もう三日目ですから、セッションからかなりバンドになりつつあり、ええ、今日で最後かあ、名残り惜しいなあ、という修学旅行状態です。

それにしてはつまらなそうな顔してるじゃないか、なんて言わないでくださいね。きっとしっとりとしたバラードか何かを演ってるところなのでしょう。それが証拠にほら、タンメンが加わった時には、

皆、にこやかな表情で臨んでおりました。そして三日間のツアーの終わりを記念して十三の商店街に出て全員で写真撮影。

終了後は小林さんが頼んでくれたケータリングをつまみながら、1970年代中頃のブルース・ブームですっかりブルースに染まってしまったこのメンバー達で、だらだらと楽しく飲み上げてしまいました。また、このメンバーで演りましょう!

2021年11月6日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良 & The Swinging Boppers

ちょっと早めの年忘れ昼興行- 観客35名限定・同時配信ライブ

「いやいや、お疲れ。それじゃまた次回ね。」
「次回、ってところでいつだったっけ?」
「えーとね・・・、あれ、来年か?ひょっとして?」
「何だよ、今年これで終わりかよ?」
「物足りないな、物足りない、」
「確かに確かに」
「おっしゃる通り」
「でっすよねー」

というブルーノートの楽屋での話から発展し、とはいうものの年末のスケジュールなども整わないなか、何とJIROKICHIさんに昼興行のご了承を頂きました。年忘れですので、クリスマス・ソングも出てくるかも知れません。年忘れということは忘年会に向けて、そわそわしているかも知れません。良く判りませんが、何にせよ、ホームグラウンドでの今年最後の興行です。

開場/12:45 開演/13:15
予約:4000円  当日:4500円(+1drink)

JIROKICHI ホームページ

さて、JIROKICHIさんに無理矢理お願いして開催できることになった、前倒しの年末昼興行。爺イが多いので、朝早いのは平気です。11時15分集合、といったのに11時には到着しているメンバーも多く、ちゃちゃっ、とリハを済ませて12時半、ライヴ自体は13時15分からなので、どこかに行く時間も無いですが、ちょっと小腹も減ってて、あとちょっとガソリンを入れたいなぁという御仁も多く、その結果、良い齢の大人たちが・・・

真昼間から路上飲みに興じるという、ちと恥ずかしい絵柄となってしまいました。本番が始まりますとこんな具合であります。

12人がいつもの様に楽屋で着替える、ってそりゃあ密過ぎるだろう!ということで大変異例ではありますが、この日は私服で演奏、ということにしたのですが、何ともこの有象無象感が激しいです。しかしそこはさすがJIROKICHI、配信の絵柄では若干、格好良くなった気も・・・

しない・・・、ですかね。まあ、素材が素材ですから仕方ないです。演奏自体はJIROKICHIのPAワオさんの素晴らしいオペレーションと店内の響きに救われて、演れて良かった!という楽しい演奏になりましたが、肝心なのはこの後。そう、忘年会のお店を予約してあるのです。しかしその頃、ステージ上では何やら混乱が・・・

アッチャア・・・!早崎さん、調子に乗り過ぎてピアノの弦を二本も切ってしまったのです。吾妻の申し訳ないけどちょっと横を向いておこう、という表情、牧さんと近さんのワシャ知らんけんね、という表情、微妙な距離感を感じて頂けますでしょうか。JIROKICHIの皆さん、ごめんなさい。
そしていよいよウチアゲ開始。先ず最初に冨田さんが持ってきたインスタ360、とかいう360度カバーできるカメラで乾杯の音頭を撮影。

この後はもうひたすら飲んで他人の悪口を言う、というありがちな宴会に突入していきましたが、いや、こういうフツーのことが出来るのが一番良いですよ、ホントに。