カテゴリー別アーカイブ: 11月 ゲイツ7/House of Crazy/アランプーサン/次郎吉

2020年11月

2020年11月28日(土)

博多ゲイツ7
吾妻光良
& The Swinging Boppers

ゲスト:藤井 康一(Vo,Sax)

本年、4月4日の振替公演です。ありがたくも申し訳ない話ですが、SOLD OUTとなっております。

ゲイツ7HP

10月の大和田に続き、こちらは7ヶ月の時間を置いての振替公演。前回で久々のフルメンバーでの演奏は何となく勘も戻りましたが、こうしたフルメンバーでの地方行脚は本当に久々という感じがします。そうした初々しい心持ちもあって、福岡空港からお店までの地下鉄にて先ず一枚記念写真。

このコロナ騒ぎで、ゲイツ7も相当長きにわたって変則的な営業をしていたと思いますが、表の告知を見ると、おお、ありがたや、元気でやっておられましたでしょうか?とちょっと安心します。

ただ、この11月末になってまたもや感染者が増え始めている、といった報道もあいつぐ中、我々も大和田の時以上にしっかりとマスク着用などを心がけるとともに、本番前も余りうろつかず、楽屋にいることにしました。これはこれで密か?というのも無くは無いのですが・・・・。

冒頭の地下鉄の写真でお気づきになった方もいるかと思いますが、今回のツアーも牧さんはエレキベース、体力が落ちると免疫力も低下しますので、コントラバスを持ち歩くのは危機管理上やめたわけですが、開演前にギターとベースが並んでいる写真はどことなく風情があります。

ちなみにこの写真を撮られたイトウさんという方は、このギター、エピフォンのシェラトン、というものですが、名前だけでなく製作された国やメーカーまでピタリと当てられなかなかの楽器マニアの方の様です。そして、いよいよ開演ですが、

写真から見える限りでは少なくとも吾妻・西川・小田島の三名は演奏中といえどもマスクを顔から離しませんでしたし、ゲイツ7の方でも随所に飛沫防止用のアクリル板を用意して頂きました。ナマステーですね。

先ほどの写真とそう変わり映えはしないのですが、さっきよりも更に苦しそうにしているところが見どころでしょうか。というより、感染防止に気を使う余り、写真の確保をすっかり失念してしまい演奏中の写真はこの二枚だけなのです。藤井君をゲストに呼んでなかなか華々しかったのですが、残念ですぅ。
で、ゲイツ7を出て宿にチェックイン、博多駅前のオフィス街(?)の様な場所なのでウチアゲに行く店も無さそうでしたが、コーゾーの野性的な勘で見つけた飲み屋さんがなかなかバッチグーで、楽しく飲んでいるとちょっと遅れて藤井君も参戦。ようやくこのページでも姿をお見せすることが出来ました。ステイホームで髪が伸びちゃったそう。

そして宴も終盤に差しかかると、小田島先輩がポツリと、
「いやあ、こんな風になるとは思ってなかったな・・・」
「え、何が『こんな風』なんですか?」
「いや、明日で俺6×歳になるんだけど、この年でこんな誕生日前夜を送るとは考えてもなかったなあ、と。」
「おお、それはめでたい!皆で祝いましょう!」

ということで、藤井君も交えてお店の外で記念撮影。2名ほど見当たりませんが、先にコンビニに歩いていってしまったと思われます。

ちなみに、1979年に出た藤井君のウシャコダのセカンド・アルバムのクレジットには、小田島さん、西島さん、冨田さんの名前が。

つきあい古いっすよねー。

Are You GOTO ?
YES!! 
We Will GOTO ,too!!
てなわけで、個々の遠征とかはあったりもしましたが、トリオ+1ではコロナ後、初の地方興行「秋の東海縦断ツアー」です!

吾妻 光良(Vo,G)、牧 裕(Contrabass)
岡地 曙裕(Drs)、早崎 詩生(Apf,Pianica)

2020年11月21日(土)
豊橋ハウス・オブ・クレージー

豊橋のご友人達と、感染に注意しつつ親睦を深め、その勢いに乗りツアー初日からぶっ飛ばします!
入れ替え二部制、しかもどちらの会も換気のための休憩をはさんでの実施となります。
一部:16:30開場/17:00開演
二部:19:30開場/20:00開演
ともに25名様限定・要予約
3,500円+1ドリンク・オーダー

ハウス・オブ・クレージーHP

最大でも25名様をメドとしたお客さんの数ですから、諸々の経費などを考慮すると二部制となりまして、体力的には多少キツいか、ということもなくはないのですが、それよりもこうして演らせて頂けるだけでもありがたい話です。考えてみるに久々のトリオ+1の様な気もしますのでガッツリとリハーサルをしてから宿にチェックイン、17時にはもう演奏を始めました。

今回は移動の多さと感染防止の観点から牧さんはエレキベースに、その体積減少分を吾妻が、ギターとマンドリンの合体楽器、ギタドリン、じゃねえな、テレオリンで補う、という作戦です。定員25名で天井もこれだけ高いハウス・オブ・クレイジーですが、それでも換気のために一部二部ともに途中で10分ほどの休憩をはさみました。

以前でしたら、自撮りのための機材なども持って行ってたのですが、今回は衛生グッズなどを持っていくことに気を取られ、そういう準備はすっかり忘れて終了翌々日に豊橋の友人で見に来ていただいたYさんに泣きついて探して頂いた写真を使っております。豊橋に来ると、このYさんやIさん、Fさんなどとくだらない昔話などをして呑む、というのがまた得難い楽しみの一つなのですが、今回Iさんは仕事の立場上、ちょっと飲み歩くわけには行かないなぁということで欠席、一方Fさんは奥さんとGOTOで旅行、とひと口にコロナ下、と言ってもそこには十人十色の様々な人生があるものだ、と感慨にふけり、はしませんがまたギャハハ、と笑いながら、豊橋の夜は更けていきました。最後は宿の前でYさん撮影のスナップ写真で終了です。

2020年11月22日(日)
名古屋アラン・プーサン

マスターS藤さんのご尽力によりツアー最終日は東海地区の老舗、プーサンにて、有終の美を飾らせて頂きます。
ライブチャージ:前売4,000円/当日4,500円
19:00  OPEN/19:30  START
30人限定予約
検温あり・消毒あり・換気ありの体制で実施

プーサンHP

さぁて、ツアー二日目のアラン・プーサン、運賃最安の名鉄で豊橋から名古屋へと移動しまして、途中で名古屋メシのお昼にしよう、と思ったのですが、うーん・・・、お店が密だよねー、ということで何故か台湾ラーメンのお店でお昼を食べてから、久々の様な、いや、つい最近来た様なアラン・プーサンに行きまして、リハ~近所のスーパー「見切りの早い」コノミヤで飲み食い物を買ってたしなんで、いざ本番。感染予防の観点からお客さんの数も制限していますので、ステージは広々しておりますし、演者側も可能な限りはマスク着用です。

客席最前列とステージの間もかなり開いてまして、これぐらい距離が開いていれば、流行りの富岳に計算させても、この程度のシャウトの飛沫ならOK、という結論が出るのではないかと思いますがどうでしょう?

早崎さんは名古屋出身ですから、実は彼の赤は名鉄の赤だ、というのは知る人ぞ知るトリビアですが、まあ関心の無い人にはどうでも良い話であります。しかし、この日(そして前日も)のお客様には何と名鉄勤務のOBの方がいらっしゃいまして、その人と早崎さんの情念が成せる業なのでしょうか? 吾妻の額に名鉄の赤が乗り移る瞬間がありました。

更に、郷里に帰って何かに取り憑かれたかの様に弾きまくる早崎さん、何かその指先、いや、全身からオーラというかビームというか、エクトプラズムの様なものが湧き出ているのでしょうか?気がつくと吾妻の顔の中央には名鉄の赤と補色関係にある緑の光が降臨しております。

ダメじゃあ!いくら弾いても周りがついてきてくれんだぎゃあ!ワシャもう一人で今池に行ってピアノば弾いてきちゃるぎゃにー!ということなのでしょうか、ステージから離脱しようとしていたのでしょうか?

いやいや、そうではありませんでした。もう盛り上がりすぎて自分を抑えることができず、ついおケツで弾いていた、そんな図でありました。

福島の「クダラナ祭り」には、”しりあがり寿”さんが有名ですが、早崎さんもいつか、”ケツひき早崎”として活動する日が来るのでしょうか。実は吾妻が今回の東海ツアーにギタドリン、じゃねえか、テレオリンを持ってきたのは、マスターのS藤さんが無類のダブルネック好きだ、というのがあったからですが、どうやら喜んで頂けた様で何よりでした。

そして終演後はお店でのウチアゲですが、楽しく飲みながらも感染には注意して、アラン・プーサン特製布マスクと名鉄赤マスクをしながら、楽しくツアー・ファイナルの夜は更けていきました。

2020年11月7日(土)
高円寺次郎吉・吾妻光良トリオ+1-1
直前ですが、急遽体調不良により岡地氏は欠席です。11/6朝の時点で36.4°ですが、時期が時期なので・・・。

吾妻 光良(Vo,G)、牧 裕(Contrabass)
早崎 詩生(Apf,Pianica)

さて、これで4回目となる次郎吉での配信+お客様人数限定ライヴ、ようやく本格的に秋の曲も色々とお届けできる季節になってまいりました。とはいえ、もうやっちゃった曲も多いのかなあ・・・、と通常のライヴならばほとんど気にしない様なことも、配信ですからちょっと気になったりして、まあ、人間としての器が小さいのを感じちゃったりもしますが、いや、ホームグラウンドの次郎吉ですから、100%楽しく演らせていただけることでしょう!

前売3,500円/当日4,000円
Open 18:30 Start 19:30 Charge+1drink order
~会場へのご入場は15名様限定(全着席)~
[申し訳ありません、Sold Out となりました。10/26]

次郎吉HP

本番土曜日まであと二日、という木曜日の昼下がり、一通のメールが吾妻・牧・早崎の三名のところに届きました。

大変申し訳ありません!
あれ?と思って熱計ったら、7度5分!!!
昨日小雨の中、犬の散歩が不味かった!

おおお、このコロナ禍で7度5分のドラマーを出演させるという判断は150%有り得ません。いいから休んでくれ!と返信してドラム抜きの「トリオ+1-1」で乗り切ろうということになりました。やっているんです、過去にもね。主に辻堂の辻庵さんですとか、代々木上原のル・デパールさんですとか、いわゆるレストランですか、ディナー・ショー、というと何ですが、食事をしながら、というところではこの三人でやっていることも結構あるのです。丁度、”Cocktail Combos”というドラム抜きの静かめな、ジャズ/ジャイヴ/ブルース関係のアンソロジイを聞いていたこともあり、ちょっと普段とは違った選曲のものも取り入れてやらせて頂きました。

次郎吉の配信画面にも冒頭にはこうしたお断わりを入れて頂いた上で、ライヴはスタート。ドラムがいないとやたらスペースがありますもので、まあ密を避けるという点では良いわけです。欠場、というのが何か力士っぽいですね。

吾妻と牧さんの間に何やら楽器が見えますが、ドラム無しという寂しさを少しでも紛らわせるべく、吾妻はギターの他にもスチールギターと、マンドリンをちょっと大きくしたマンドラ、という楽器を持ってきました。枯れ木も花のにぎわい、って枯れ木扱いは可哀想ですが。

ということで、早速一部の後半にはスチールギターの登場で、毎年、昆虫の様に夏になると出てくる楽器ですが、今年はコロナのせいで、この11月初旬が初登場。やめてくれ、寒くなるじゃないか、というご意見もありましたが、枯れ木ですから良いんです。何回やってもビアホールのBGMみたいな仕上がりだな、といって余りやらなくなった曲もありましたが、この日はあえてその曲にスチールギターを使って、マイナスにマイナスをかけたらプラス、という効果を狙ったのですが、結果はよりビアホールらしくなった、という当たり前のものになってしまいました。
あ、そういえば岡地さんはどうしているのだろう、と気になって自宅で療養しているところを電話で直撃。

何やら、酒類をたしなみながらのんびり見ている、ということで、まあしっかり静養してちょ、と伝えまして一部は終了。配信で見ている方々には、この一部と二部の間の休憩がタルい、という話もあるかも知れませんが、実際にお店に来ている方々にとっては、この時間が貴重な換気時間となりますので、今後もご理解の程宜しくお願いします。
さて、二部は冒頭にマンドラを投入いたしました。

早崎さんの赤にマンドラの緑が映えますね、どうでも良いよ、と言われそうですが。映える、といえば映像のエイの字を書くわけですが、次郎吉の映像制作技術もどんどん進化していまして、最後の頃はこんなシャレオツな画面合成も取り入れられてたりして、クォリティが日々向上しているのが素晴らしいです。あ、もちろん音の方はワオさんがいますので、いつでも鉄壁ですけどね。

まあ、普段余り演らない曲なども入れて、概ね無事に行ったものの、さすがに岡地さんがいないこともあり、おお、こんなところでリズムがズレるか!といった小さな事故もありました。改めて各自の重要性を認識した夜でしたのでいつものメンバー紹介の最後には、
「電話出演は岡地さんでしたー!」という紹介も。

さて、それから数日、岡地さんから来たメールにはこんなファイルが添付されておりました。

いやあ、良かった良かった、という結末を迎えられました。