2022年9月3日(土) 代官山
晴れたら空に豆まいて16周年
真夏のカリプソ地獄・Revisited
吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drs)、早崎 詩生(Apf)、ワダマコト(Vo,Gt)、アンドウケンジロウ(Sax,Cla)
これまで何回かやってきた吾妻トリオ+1とカセットコンロスのお二人によるカリプソだらけのライヴ、このコロナ禍ですっかりご無沙汰しておりましたが、満を持して、しかもお世話になっている晴れ豆さんの16周年にもあたる、ということでパァーっ!と開催させていただきましょう。
開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日3,800円+1Drink(600円)
ハードロック、フルバンド・ジャズ、と来たら真夏はカリプソでしめくくろう!というカリプソ地獄、何と晴れ豆さんでの開催は6年ぶりということで、吾妻もワダさんも新ネタを多数取り入れての、満を持してのカリプソ縛り。ブルースも無ければジャズも無い、という一夜となりました。さすがにリハにもかなりの時間がかかり、よし、作戦会議に駅前の串カツの田中に行こう!と張り切ると、何と斜め前の餃子の王将とともに閉店してしまったそうで、そうかあ、やはり土地柄に合わなかったか、と落胆していたら岡地さんの知人が近くに居酒屋がある、というので行ってみると、なかなか良いお店で、知人のJさんなどもたしなんでおられました。さて、打合せも終わりほぼ定時に開演。
おや?お帽子とは珍しいですね、と言われるかも知れませんが、これは準備のために日々カリプソを聞きまくっていたら、有名なロード・インヴェーダーの写真に影響されてしまった結果であります。
しまった、スカーフを巻いときゃあ良かったな。しかし、若い頃に海水浴用に買った麦わら帽子とはいえ、やはり帽子は暑いもので、二曲ほどで脱いでしまいいつもの感じに戻りました。
最近ライヴ中の写真が余り撮れてないので、中国製のデジカメを知人の友人のNORIKOさん、という方に渡して撮って頂きまして、ボロいカメラなのにありがとうございました。粛々と演奏している様には見えますが、昔からこのユニットで演奏している「カリプソ・ワルツ・メドレー」は編曲的にもかなり頑張らないと弾けないものなので、カリプソの日にしては妙に全員、力を込めて演奏していた場面も見受けられました。
力を込め過ぎた、というわけでは無いのでしょうが、ワダ君が弦を切る、というアクシデントもあり・・・、
ああ、こういう時にスラっと何かカリプソの小唄でも演奏できたら良いのですが、持ちネタをほぼ本編につぎ込んでいただけに、つい普通のジャイヴものでつないでしまったのが痛恨の極みです。しかし、ワダ君の迅速な弦張り替えでダメージは最小で済みました。さて、ライヴが進んできますと、どうも牧君がワサワサしています。
「牧さん、ちょっと集中してくださいよ。」
「そう、こいつ、そういうとこあるんだよ。」
「一体、どうしたんですか?」
「いや、いやな、クックック・・・。」
「何だと? オバさんだとぉ?」
何でも麦わら帽とジャズシャツの吾妻の後ろ姿が、スーパーによくいる太ったオバさんに見える、というのがツボに入ってしまったらしく、笑いが止まらなくなってしまった様です。どこがいけないのだろう?深くかぶりすぎなのでは、いや、ツバの角度なのではないか、と多方面から助言をいただいて、
まあ、何とかこれでオバさんからは脱却できたのではないか、とバンドにもお客さんにもご納得頂けたかと思いきや、
何と今度はオバさんではなくて、農薬を散布する農業従事者の方に見える、という思わぬ反応もありましたが、今回はこれで良しとしましょう。何しろワダ君も吾妻もそしてアンデーも、大好きなカリプソを唄ったり演奏したり、またそれについて語ったりしているのですから、これが楽しくないわけはありません。撮って頂いた写真、どれを見ても満面の笑みをたたえていました。
その一方で
「あああ、また同じコード進行だっ!」
「もう、これ以上弾くことが思いつきません。」
と苦しみを訴える牧さん、早崎さんなどもおられましたが、そういう方々にも充分楽しんで頂ける、そんな強制、じゃねえや、共生社会を目指してまた近々再演したいね、と言って大団円を迎えたカリプソ地獄の夜でありました。
2022年9月10日(土)
新宿 Polka Dots
吾妻 光良変型トリオ
吾妻 光良(Vo,Gt),牧 裕(Bass),早崎 詩生(Apf)
初期のBoppersで、何回もトラを頼んだことがあり、一枚目のアルバムに顔も写っている学生時代からの知り合い、MB氏からお声がけをいただき、珍しく新宿のジャズハウスでライヴを演らせていただくことになりました。場違いにならないよう、しかし、変に気取って大失敗、ということにもならない様に頑張りましょう。
開場18:00 開演19:00
ミュージック・チャージ:3,500円
Polka Dots スケジュールページ
初めてお邪魔するポルカドッツ。新宿三丁目にありますが、周りには外にテーブルを出した飲み屋さんがひしめいていて、そこでは17時前からマスクをしてない若者達が大声で騒いでいて、もしも感染したら重篤化も有り得る我々としては足早に店内に行くしかありません。ミストレスのTさんにご挨拶をしてセッティングを始めますが、ジャズのお店なのでなかなか勝手も違ってPAなどもこちらでセッティングする必要がありましたが、昔取ったキネヅカでサクッとセットもリハも終わり、なるべく空いてそうな店でのたしなみも終わり、いざ本番。
小さいお店ならではのインティメイトな感覚?あ、判りにくいですか、親密な感じ、と言えば宜しいかな?そんな感じで結構気持ち良く演らせていただくことが出来ました。ミストレスにお願いして事後の写真を何枚かいただくことが出来ましたが・・・、
う、ううむ、ちと写真が小さめでした(笑) 今回は折角のジャズハウスですのでギターにもジャズ用の弦を張って臨んだりしたのですが、結局いつもと同じ様な音になってしまいました。しかしミストレスのTさんからは、
「そんな気にせず、いつも通りやってくださいね。」
と言われ、いつもそんなに演っているわけでは無いのですが、久々にゲイトマウス・ブラウンのストレート・ブルースなども歌い、それなりに楽しませて頂きました。
一番手前の右に写っているのが、学生時代の後輩MBの後姿かと思われますが、まあ初めてのお店でも顔なじみがいるとリラックスできるもんです。終了後、良く見に来て頂いている方々とちょっと談笑していると、
「今日は歌のPAとか凄く良かったですね。」
「そりゃそうだよ、俺がやってんだから。」
「ハイハイ、お爺ちゃん、それぐらいで。」
といった一幕もありましたが、最後にはMBを初め、後輩らしき方々と記念撮影。
次の機会には、もう少し後輩の方々ともお話をしてみたいものです。で、翌日、ブライト・ブラウンのJIVEセッションに来ていた早崎さんと話していたら、
「Tミストレスは凄く喜んでいたみたいですよ。他のジャズの人達よりももっと親しみのわく感じが良かったみたいで。」
「そりゃそうだよ、俺はルイ・ジョーダンを聞いて育っているんだから、ルイ・ジョーダンはインタビューでこう言っているんだ、『ジャズマンは自分のために演奏しているけれど、私は人々のために演奏しているんだ』、ってね。私もまさに常日頃からそうしたことを心が・・・・」
どうやら、後輩達の前で演奏していたら、昔ながらの「オレオレ病」に火が点いてしまった様でした。
2022年9月11日(日)
帰ってきたJive Session!
中野ブライトブラウン
進行役:吾妻 光良(Vo,Mnd)
副進行役:富山 博嗣(Vo,Gtr)
「帰ってきた、ってどこ行ってたんだよ?」という突っ込みもあるかも知れませんが、久々にブライトブラウンでJiveセッションやります! お好きな方々、どしどしお越しください、といいたいところですが、コロナ下でもありますので、早くしないと定員に達しちゃうかもしれません! 譜面を4部用意しろ、とか細かなお願いもありますが、そこは下記、ブライト・ブラウンのHPでご確認のほどお願いします。更に日曜日ですので、早めのスタートで、終了後、同好の士が集まって語って飲める、という素敵なしつらえになっていることも見逃せません!
開場16:30 開演17:00
チャージ:1,000円/ミニマムオーダー 1,000円
Bright Brown スケジュール
さて、久々の開催ということもあり、本当に同好の士などが集まってくれるのだろうか、という不安も抱えつつの開催でしたが、ほぼ満員の参加者にお集まり頂いたJIVEセッション。さすがに密度はそこそこになりますので、お店のミキさん特製の感染防止スクリーンも併用しつつ、始まりました。
それぞれが持ち寄った曲をコード譜を見ながら全員で演奏する、という言ってみれば単純なことですが、寄る年波のせいか、指が乾いていて譜面がめくれなかったり、突如頼みの綱の進行表が行方不明になったり、人の名前が覚えられなかったりで進行のキレが見られなかったのは反省しております。しかし、各自の心の中のこれがJIVE、というのを持ち寄っていただき、なかなか珍しいセッションになったのでは、とも思いますが、メンバーによっては、
何か、いつものブルース・セッションみたいだね、という声も聞かれましたが、それで良いんです。ブルースだってモノによってはJIVEなのです。吾妻と早崎もいくつかのセットに参加しましたが、なかなか普段では得られない新鮮な情報にも接することが出来ました。
そして、終盤に向けてはやはりCats And The Fiddleしか無いでしょう。
アンコールはホッピーズの富山君、有休を取って関西から遊びに来ていた井尻君と吾妻でコーラス(と言ってもユニゾンですが)を担当してのCatsの「Stomp,Stomp」。ブレイクのところに仕掛けがありますんで、三人でその部分を力説しながらの大団円となりました。
ちょっと、オレオレが過ぎたかも知れませんが、また演りたいものです。ハイ。
2022年9月19日(月・祝)
高円寺JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drs)、早崎 詩生(Apf)
珍しく月曜ですが休日です。ここ最近、ゲストをお呼びしてのトリオ+1が多かったわけですが、秋への入口となるこの季節、じっくりと自分達に向き合って年度の後半を充実させていきたい、と願うメンバーもいれば願わないメンバーもいるでしょうが、とにかく涼しくなって感染も収まって台風とかも来ない様に、ということはみな間違いなく願っております。配信もあります!
開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円+1Drink
ハードロックあり、カリプソあり、初めてのジャズ・ハウスでの演奏あり、ジャイヴ・セッションあり、という盛りだくさんの夏の最後はレギュラー・メンバーのみでの次郎吉マンスリーでした。いつもの感じでいつもの様に演奏できるというのは幸せなことです。
あれ?牧さんは5つ先の駅に住んでるのにこの日もエレキ・ベース? どこか腰でも悪くされましたか? それとも寄る年波には、というヤツですか? と思われる方もいらっしゃるやも知れませんが、この日は直撃こそしなかったものの台風が近くにいて、そのあおりで強風が吹いていたため吹き飛ばされない様に、大事を取ってエレキ・ベースでの参加となったわけです。ウッドベースを抱えたまま吹き飛ぶ牧さん、というのも一種メリー・ポピンズの絵本の様で見てみたい気もしますが。
しかし、よくよく考えてみると人見さんのハードロック大会の時から、何かと空模様の怪しい週末が多く、我々の様なバンド活動からも地球の気象が変になっている、というのが垣間見えるわけです。さて、7月はお休みさせて頂きましたが、無事今年度上半期までの、上半期とは言いませんか、第二四半期終わりまでのマンスリー・ライヴを終えさせていただいたなか、我々には果たしてどんな進歩があったのか、と問われると・・・、
特にいつもと変わらないんじゃね? と言われるかも知れません。しかし、こんな細かいところに目を向けていただけますれば・・・、
そう、このは半年間はバンドを始めて以来初めて「もっときちんとコーラスに取り組もう・月間」としての取り組みを重ねてきたのでありました。次郎吉の投げ銭チケット。サイトの書き込みの中にも「コーラスに磨きがかかっていると思いました」というありがたい書き込みがありまして、今後も頑張っていく所存でございます。そしてコロナの方もテドロスさんが、油断はできないが収拾方向に向かっている、とおっしゃられていましたので、この日から久しぶりに客席を練り歩くトルバドール・スタイルを復活させました。
やはりライヴハウスはお客さんとの距離感が近くてナンボですので、これからも色々と注意しつつ続けていきたいと思っております。
2022年9月25日(日)
福岡 Liv Labo
「リブラボ ブルースセッション」
出演:
Shuffle macine(石田ヨウスケVo,G、山田ともharp)
吾妻 光良Vo,G
藤井 康一Vo,Sax
黒川 修 Vo,Ba
岡地 曙裕 Dr
トリオ+1の吾妻と岡地が九州に居残り、バンバンバザールの黒川さん、そして何故か日本のジャイブ王・藤井君も加わって、福岡のシャッフル・マシーンさんとセッション大会ということになりました。連休も最終日だしなあ、明日の仕事が嫌だなあ、と思ってる方も大丈夫! 早くから始めますので、早く終わって早く寝られるので翌朝もスッキリです!
OPEN16:00/START16:30
チャージは投げ銭(要ドリンク order)
再び福岡に戻っての最終日は、Livlaboでのブルース・セッション。シャッフル・マシーンのお二人、石田さんと山田さんとは初対面でしたが、懐かしいオーソドックスなシカゴ・ブルースなどの演目は全国共通、いや万国共通、言葉も要らないぐらいですから瞬間で打ち解けることが出来ました。本番前にも全員でたしなみに出かけて結束を固めて臨んだ本番。
凄い人数でステージに上っていますが、事前告知のあったメンバーだけではなく、バンバンのサポートのバンジョー・丸山さんや、地元のバンドの方、そして写っていませんが、昔、黒川君と一緒に「泥水」というバンドをやっていたイセキさんなんかも加わって楽しい夕刻を過ごしました。
この後は、餃子屋でしっかり飲んで楽しい夜を過ごしました、とさ。
2022年9月24日(土)
別府カッパーレイヴンス
テッキリベップストック
バンバンバザール
P.A.Rhapsodies feat.江川ゲンタ
吾妻 光良トリオ+1
大石みつのん
「勝手に別府ストック」が戻ってきた!と思ったらテッキリでした。ですので、ご本家よりも時間短め、出演者も少なめですが、それでもフェスの気分で皆で盛り上がりましょう!
17:00 open / 17:30 start 予定
料金5,500 (+1Drink order )
人生は数奇なものでございまして、この催しの企画者であり主催者であるP作さん、ある意味、他の誰よりもこの催しを心待ちにしていたであろうそのP作さんが、何と前日にコロナに罹患してしまいました!さぞや無念でしょう、悔しかろう、と言ってもShow Must Go On、です。我々もバンバンの黒川さんの運転する車に乗って、一路博多から別府に。到着すると既にP.A Raphsodiesさんのリハが始まっており、久々にお会いするギターの一平さんに挨拶などしているうちに我々のリハも始まり、あっという間に終わりまして、この日貸し切りになっている階下の元町バルへ。
ワインのボトルもリーズナブルでみな上機嫌です。ちなみに早崎さんは近所の竹瓦温泉、というところに温浴に行ったやに聞いております。トップバッターのP.A Raphsodiesさんが終わると二番手はバンバンバザール、最小編成の3名でのライヴですが、
いや、シッツレイしました、コーラスの技量が我々とは雲泥の差でありまして、一曲終わる度に頭を垂れて「申し訳ございません」、「勉強し直します」、等々とつぶやく我々でした。先日の次郎吉で良い気になっていましたが、余りに甘いお客さんばかりだと芸人は育たない、というのはこういうことか、と実感いたしました。
そんな流麗なコーラスのバンバンに何曲か加わって下さい、と言われ、ストラトで乱入、嫌がらせじゃあないですか、と言われておりますが、これしか持ってきてないもーん。そして我々は、
前日のLivlaboよりも更にロック度を強めまして、
場内は早崎さんを中心に真っ赤に染まりあがっておりますし、
最早、全員座り込んで弾いている場合ではありません。ジジイと言われようが、年金生活者と言われようが、頑張る時は頑張るのです。しかし、そんな中、心温まる演出が・・・・。
P作さんのはからいで、この日誕生日を迎える岡地さんにP.A RaphsodiesのVoのカヨさんからバースデイ・ケーキの贈呈式。いやあ、ジジイ、良かったなっ!大トリを務めるのは大石みつのんさん。
歌いながら、競馬の実況中継の様な喋りを繰り出すワザの凄かったこと!そして最後は全員で記念撮影。
そして打ち上げは、先ほどの元町バルにUターン。興が乗って来たので楽器も弾いて歌も歌って秋の夜を楽しむだけではなく、家で療養しているP作さんに向けて動画配信もしましたとさ。
2022年9月23日(金)
福岡 Liv Labo
吾妻 光良トリオ+1
吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drs)、早崎 詩生(Apf)
ありがたいことに中年実業家、かつバンバンバザールの主宰者である福島さんから彼のお店、Liv Laboに来ませんか、というお誘いがありました。これだけで帰るわけには行きませんので、この後にいくつかの催しがある予定ですが、順繰りに告知していきたいと思います。催しのみならず、旅行も兼ねようか、というメンバーもいたりして世の中を回していくためには良いことです。
開場18:30 開演19:00
前売:3,500円/当日4,000円+1Drink
Liv Labo ホームページ
さて、お気づきの様に当ページの記事は時系列が新しい順に上から並んでいますが、この九州ツアーはひと固まりとして扱いたいと思いますので、先ずは初日のトリオ+1のLiv-labo公演からです。二度目のLiv-labo、しかも我々だけでありますから実に気楽なものでありまして、リハが終わると細長い日本の西に位置する福岡の日の長さを満喫しつつ、換気の良さそうな外テーブルのある店で本番前のたしなみに入ります。
そして、始まった本番、年間を通して所有ギターを満遍なく使う、というポリシーと、飛行機移動でも壊れにくかろう、ということで吾妻はソリッド・ギターの雄、ストラトキャスターで臨みました。
「何でまたストラトキャスターなんか持ってきたんですか? 全然、似合ってないですよ。」