カテゴリー別アーカイブ: 7月 ビスケットタイム/晴れ豆/ブライトブラウン

2017年7月28日(金)
中野ブライトブラウン プレミアム・フライデー

ローレゾ・コンサート「食べ物の歌特集」

吾妻光良/富山ヒロツグ

定期的に開催している吾妻とDrinkin’ Hoppysの富山さん
がお送りするブルース/R&BなどのCDコンサート、
「寒い歌」、「動物の歌」に続き、今回は「食べ物の歌」、
ブライトブラウンもこの日はいつもとちょっと違うメニュー
を一品用意している、という話も聞こえてきます。

open? 19:00頃 /start 20:00頃

?\800 +オーダー

ブライトブラウン 7月スケジュール
FOOD_SONG_1

さて、ブライト・ブラウン・プレミアム金曜企画のローレゾ・コンサート、第三弾は食べ物の歌特集。歌詞の聞き取りに始まって、ラズベリー・パイという小型PCへの音源の仕込み、全168ページに及ぶパワーポイントの制作、と結構な手数のかかる企画ではあるのですが、三回目ということに加えて前回から富山君という強い味方に登場して頂いたこともあって、当日若干のゴタゴタはあったものの比較的準備も順調に進みました。そして、冒頭の写真にもある様に、お店のミキさんも南部風フードで迎え撃ちます。左はホルモンの豚の腸、いわゆるチトリン、というもので右はブラック・アイド・ピーズという豆料理ですね。

FOOD_SONG_1b

そして驚いてはいけません。富山君は私などが束になってもかなわない料理家、料理研究家でしてこの日、チャチャチャ、という具合に歌に出て来るユダヤ料理「クニッシュ」を作ってきてしまいました。写真撮りそこねましたが、ジャガイモのカレー風味の生地をパイ皮で包んだ、焼きコロッケみたいなもので美味しかったです。

FOOD_SONG_2

さて、食べ物の歌ですから、当日の演目表もいつもとはちょっと趣向を変えて、ディナー・メニュー風のものにしました。これだけ見て何の曲か、判る人は判るかも知れませんね。

FOOD_SONG_3

そして本番、二人とも無茶苦茶に楽しそうなのですが、いや、これ、本当に楽しいのですよ。もともとこういった音楽が二人とも大好きなわけですが、こうやって徹底的に聞き込んだり調べたりすることで、更に曲への愛着が湧くのはもちろん、色々な困難にぶちあたりつつも最後に音源とテキストとして完成し、考えていたことを皆様の前で喋る、無茶苦茶カタルシスがあるんですねえ。これ続けてれば、ボケないかも知れません。まあ、逆に好きなことに拘泥しすぎてボケちゃう、という危険性もあるかも知れませんが。

FOOD_SONG_4

一部7曲、二部7曲、というメニューを無事紹介し終わって、アンコールはルイ・ジョーダンやらジェシー・ストーンで有名な「コールスロー」。いつものライヴ同様に途中から「納豆」に置き換えて歌わせて頂きました。終了後は富山君や知人に家族で残った南部料理とクニッシュとワインとで達成感のある打ち上げとなりましたが、富山君は帰路の電車で背後にいた気分悪くなった若者からぶちまけられてすっかり服が汚れてしまい大災難、かと思いきや、家までの道すがらでカブトムシ2匹とクワガタ3匹を捕獲した、という良く判らないカタルシス、いや、カオスな夜だった様です。
また、数ヶ月後に催そうか、と思っております。

danraku

2017年7月15日(土)
代官山 晴れたら空に豆まいて

吾妻 光良トリオ+1

吾妻光良(Vo, Gtr) 牧裕(Bass)岡地曙裕(Drs)
早崎詩生(Pf)

~特に何の日でもなく新盤も出ませんが また晴れ豆で演らせて頂きます~
本当にこう何も無いのですが、また演らせていただけるのはありがたいことであります。

open? 18:30 /start 19:30

前売 \3,200/当日 \3,500 (+1Drink\600)

晴れ豆 HP


さて、まだ梅雨明け宣言もされていないのに都内は猛暑、当初の計画では夏らしくスチールギターも投入して夏っぽい選曲で行くか、とか思っていましたが余りの暑さに断念、ヘロヘロになりながら晴れ豆までたどり着きますと、前々日のメール連絡どおり、16時過ぎに順調に集まってきたメンバー・・・、おや?赤いピアノの人が来ていない?
「あいつ、返信あったっけ?」
「数日前の別件には返信してたけどな。」
「この集合時間は見てないのかな?」
「とりあえず電話してみ。」
電話してもショートメールしても反応無し。
「何か・・・あったのかな?」
「この生ピアノ弾きに来ないのはあり得ないぜ」
「先週も吾妻が来ない時は俺と岡地は、吾妻、倒れたんじゃないか、って言ってたんだけどな。」
還暦近辺になってきますと、そろそろ『倒れたんじゃないか』という心配も現実味を帯びてきます。しょうが無いから3人だけでリハを始めようか、と決断した16時30分、入り口から赤い塊が入ってきました。
「ああ、びっくりした!携帯どうした?」
「あ、かばんの中に入れてて。」
まったく携帯の意味がありませんが、来るなり嬉しそうにピアノを弾き始めます。

HAREMAME_1

ここ、晴れ豆のピアノはちょっと古いものですが、異常に良く鳴り、更に晴れ豆の店内の丁度良い按配の響き具合もあいまって、ピアノ弾きは大喜びで弾いてしまうのですが、余りに暑いため周りはひたすらゲンナリです。30分程度でリハも終わり、さて、通常ですと中目黒辺りにたしなみに行くのですが、これも猛暑のために断念。結局、近くのピーコックに買出しに行ってさながら学生下宿の様に楽屋で飲むことにしました。ダラダラと飲み続けるうちに、自動撮影スマホの設置も忘れてしまい、結局ライヴの写真は良く見に来て頂いているNさんから頂きました。さすがに一番前ですので大写しのものばかりですが、ありがとうございました。

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そして、終演後は涼しげな店内でプチ打ち上げでございます。また、是非演らせて頂きたいものです。え?ずいぶん今日はアッサリしてる?暑いですからねー。赤い人の写真を見てるだけで暑くなってきますね。

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danraku

2017年7月8日(土)
浜松ビスケットタイム

吾妻 光良トリオ

吾妻光良(Vo, Gtr) 牧裕(Bass)岡地曙裕(Drs)

昨年はボーッ、と過ごしているうちに伺えなくなって
しまいましたが、今年は演らせて頂きます! 何とこれ
で、ビスケットタイムも4回目、頑張らないと。え?
普通で良い? っていうのもありますけどねー。

18:30 open/19:30 start

前売 \4,500/当日 \5,000 (ドリンク\500別)

ビスケットタイム HP


特に気張らずに普通に演る、とここに書いたのが無意識のうちに心に染み付いていたのでしょうか。実はこのビスケット・タイムは吾妻大失態の日ともなりました。この日は、まだ東京地方は梅雨明け宣言前ながら、いかにも夏、という快晴/最高気温35.3度の猛暑日。朝飯を食べ終わり、続いて区役所の補助金で感震ブレーカーを取り付けに来てくれた業者の方の対応を済ませ、さぁて・・・、と窓を全開にしてカリプソをかけながら本を読み始めて、ああ、こりゃ極楽極楽、夏にはカリプソが一番だ、とダラダラしていましたら、あれ、いつの間にか携帯にメール着信が。

Btime_1

え?いったい何だろう?と不思議がった直後、ああっ!ひ、ひょっとして!と思って新幹線のチケットを確認したところ、何と言うことか!新幹線の時間をすっかり一時間間違えており、私がのんぴりと出かけようとしていた時には、既に牧さんと岡地さんは東京駅で10分待ちぼうけを食らっていたというわけです。いやあ、本当に申し訳ない!ごめんなさい!と米つきバッタの様な低姿勢で東京駅に急行し、何とか40分遅れぐらいの新幹線で浜松に入りました。するとその浜松行きの電車の中で高校の同級生のHとバッタリ!
「おお、お前、どこ行くんだよ?」
「あ、オレ、浜松に住んでるKとゴルフ。吾妻は?」
「あ、オレは浜松でライヴ。それじゃ暑気払いでな。」
珍しいこともあるもんだ、と思いながらリハもたしなみも済んで一年半ぶりのビスケット・タイムのライヴ。

Btime_2

こんな60名近くの多くの方々にお越し頂きました。豊橋からは、森・道・市場とハウス・オブ・クレイジーでお世話になった山本夫妻も来てくれましたが、何とさっき電車で会ったHと浜松在住のK、それに更に同級生のMも!ゴルフをするのは本当ですが、折角だから前の日は吾妻のライヴでもからかいに行くか、ということで来ていた様ですが、いやあ、酔ってたなあ・・・。あれで翌日8時から回れたのかどうか心配です。

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この日は、久々の浜松ということもあり、ちょっと準備は大変ですが吾妻はホワイト・ファルコンもどきの12弦で臨みました。一方、岡地さんがやけにスッキリしているのは、ホテルのチェックインから会場に行くまでの間に(K藤さん送迎ありがとうございました)一時間空いたので床屋に行ってたのであります。そう思えば大した遅刻じゃないという気も、あーっ!ごめんなさい!すみません!私が悪うございます!ハイ!

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そしてアンコールはいつもの様にトルバドール・スタイル。ビスケット・タイムは何か妙に、練り歩き甲斐のある会場であります。

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そしてここもナッシュビル・ウェストさんほどではありませんが、壁には何点かの面白そうなギターがかかっていましたので、アンコールの二曲目はそんな中から一本、楽屋に置かれていたナイロン弦のギターで演ってみましたが、さすがに聞こえない!

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これは別に岡地さん、空を飛ぼうとしているわけではありません。ギターの音が全然聞こえないので、スティックもブラシも捨てて手で叩いて何とか聞き取ろうとしているのですが、全然聞こえねぇや、という笑みなのでしょう。何しろ色々ありましたが、多くのお越しに感謝いたします。で、当然の様に、帰路の新幹線では他のメンバー二人に大変申し訳ないことをしました、と吾妻がウナギや高級ワインなどをふるまった、と聞いています。