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2022年10月

2022年10月1日(土)
吉祥寺 MANDA-LA2

加藤千晶とガッタントンリズム
ニューアルバム発売記念ライブ
ゲスト:吾妻光良

加藤千晶とガッタントンリズム:
加藤千晶(p,vo) 鳥羽修(g)高橋結子(ds) 藤野“デジ”俊雄(b)
Aketa Mino(tp) 橋本”kids”剛秀(t.sax) 中尾勘二(tb)

常日頃から、手前どものライヴを見に来て頂いたりでお世話になっている加藤さん達のバンドのニュー・アルバムに、ギターと歌で一曲(一曲半?)参加させて頂きました!それでは折角ですからついでにライヴにも加わっちまいせんか?と言われ「喜んで!」と答えたのは良いのですが、加藤さん達の曲は結構難しいのも多いので、ちょっとドキドキしている今日この頃です。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円+1Drink

MANDA-LA2 ホームページ

本番の二日前に皆さんとお会いして一度きりのリハをやったものの、まるで覚えるところまでは至らず、しかも物覚えが悪くなっている中、もう譜面だけが頼り、という状態でマンダラ2にたどり着き、当日リハをやってみると意外なところでやってくる仕掛けとかキメのフレーズで間違えそうになり、本番への不安も高まる中ではありますが、ギターの鳥羽さんとサックスの橋本さんが「行きましょうよ」と誘ってくださるので、お店を出たところにある飲み屋さんでちょいたしなみ。後ほどドラムのケッちゃんさんも合流されて談笑しているうちに、まあ何とかなるか、という心持ちで本番に突入しました。

しかし、その頃階下ではなかなか戻ってこない吾妻と鳥羽さんはどうしたんだろう、と話題になっており、「そもそもギターの人達は責任感が欠如している」といった論調になっていたそうで、他人様のバンドに呼ばれる時には気をつけないといけません。さて、一部はガッタントンさん達だけの演奏で、二部の二曲目からの参加となりましたが、登場はこんな感じでピアノの横から。

加藤さんは笑っておられますが、本人としては至って真剣な衣装のチョイスなのであります。もう少し良く見える写真をお見せしますと・・・、

「ああ、なるほど。エディ・クリアウォーターですな。」

とおっしゃるあなたは、ブルース・ファンとしては正しいのですが、ガッタントンのライヴ参加者としては勉強が足りない。先ず、吾妻が過去二回見た彼らのライヴでは加藤さんが必ず頭に大きなかぶり物をつけていたので、それに対抗するために帽子を投入したのですが、この日はまさかの小さなト音記号のアクセサリーのみ。そして、メンバーの皆さんは新作CDのジャケット裏の写真のシャツを着てこられるということで、そのシャツが緑だったので補色の赤のシャツを着て行ったのに、実はシャツは本当は灰色で、ジャケットは緑色に着色していたということで、両方とも外してしまいました。さて、頼りの綱は譜面だけ、という状況のライヴがスタートしましたが、何とベースのデジさんは、この日譜面一式すべて家に置き忘れてきた、ということで男らしさ爆発です。

とはいえ意外と順調/好調に演奏できている部分もあるのですが、油断していると、ああっ!と思う間もなく間違えてしまう、上の写真はそんな一瞬なのでしょうか。しかし、どうやらこれは私に限った話ではなく、ガッタントンのメンバーの皆さんも油断しているとこういう状況に陥るらしく、バンド内では「落とし穴に落ちる」もしくは(譜面上に)「落とし穴が掘られている」と表現されていることが判りました。バンドならではの留意点があるものです。

時折、手前どものライヴの後に残って頂いている時に良くギター談義をさせて頂いている鳥羽さんと並んでギターが弾ける、というのもなかなかありがたい一夜でした。色々と細かい事故はありましたが、加藤さんの素晴らしい曲と皆さんの一体感ある演奏にうずもれて歌ったり弾いたりできたのは、なかなか得難い体験でした。何と12月29日にも同様の形で開催することが決まり嬉しいです。

終了後は観戦に来られていた久住昌之さんも含めて、楽しくたしなんで帰りました。

2022年10月8日(土)
高円寺JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:塚本 功(Gt,Voc)

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drs)、早崎 詩生(Apf)

さて、ゲスト無しの9月に続いては、阿佐ヶ谷在住の超個性派ギタリスト、塚本さんをトリオ+1に初めてお招きしてのマンスリー・ライヴです。塚本さんはギターももちろんですが、歌がなかなか味わい深く、その繊細な世界にどちらかといえば大味なトリオ+1でどう取り組んでいくか、なかなか面白いことになりそうな日です。配信もあります!

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円+1Drink

次郎吉HP

16:00に集合して、我々だけの曲をちゃちゃっ、とさらってから16:30過ぎから塚本さん部分のリハに入ります。ええ、そんなんで間に合うのか?と思う方もおられるでしょうが、ほぼ一か月弱前から塚本さんとメールのやりとりをして、全10曲程度の譜面は既に全員に行き渡っておりますので、まあ若干タイトとはいえ、18:00過ぎには全曲のリハを終えて、トリオ+1の面々は前回のたしなみの時に「一休」の一年有効会員券をゲットしておりますので、そこで悠々とたしなんでから本番に突入であります。

お、牧さんがコントラバスとはお久しぶりだね、と思われる方もいるでしょうが、7月のマンスリーはお休みでしたが、8月、9月、と天候に恵まれずエレキベースでの対応となったのでした。実際にどんな天候だったのか、気象庁のページで調べてみると・・・、

10/8 20.9度 くもり 最大風速 2.2m

9/19 30.8度 雨   最大風速 5.8m

8/13 28.5度 雨   最大風速 4.6m

いや、確かに悪天候だったのだな、ということが良く判ります。牧さん、コントラバスとともに吹き飛ばされなくて何よりです。しかし、それにしては牧さん、ずいぶん後ろを向いて弾いているな、何かやましいことでもあるんじゃないか、と思った方、それは違います。

この様に楽屋から塚本さんがスムーズにステージに出てくることが出来る様に配慮しての配置なのであります。年月の積み重ねがこういうノウハウとして結実しているのは素晴らしいことです。さて、登場一発目は有名なバラード、”Embraceable You”であります。

ジョージ・ガーシュウィン作、ナット・キング・コールでも有名なこの曲、いいねいいね、クールにスタートだね、と思われるかも知れませんが、

実はハードにシャウトする塚本さん。ジョニー・ギター・ワトソンのバージョンで取り上げておられます。おや?と思った貴方や貴女、そうなんです、塚本さんはコロナ発生後、ずっとライヴでは歌う時もマスクをしたまま、を貫いているのです。ちなみに阿佐ヶ谷のsuol玉では、コロナになってから毎週火曜日にソロでライヴをやっておられるのですが、先日ついに100回を越えた、ということで凄いことです。

二部に入って、実に多彩かつ、バラエティに富んだ曲をお届けするわけで、吾妻は二曲ほどスチールも活用して伴奏させて頂きましたが、もう少し思い切って弾けば良かったですね。さて、リハを全曲滞りなくやった、とはいえ、そうすべて完璧に覚えているわけではなく、とある曲で・・・、

あれえ・・・?と譜面を見たまま固まってしまった吾妻のところに、早崎さんと塚本さんが救助に駆けつけて、こりゃあいったい何だ? と尋ねる吾妻の疑問に二人が答えた結果・・・、

ああ、そうか! 思い出した!と立ち直る場面もありました。そしてアンコールは、塚本さんのオリジナルから「きみをさがして」。

普段、我々のバンドの演目では先ず出てこない様な分数和音のポップな響きで、何かさわやかな気分になってライヴの幕を閉じることが出来ました。普段演らないことを演る、というのは多少大変なところもありますが、こうした取り組みは今後のボケ防止にも大変宜しい、と聞いております。塚本さんもこれに懲りずに、また宜しくお願いします。

2022年10月16日(日)
神楽坂 K.WEST
吾妻光良&牧裕 Duo Live

大昔の吾妻の勤務先の先輩で、ここ最近は「退職者・昼呑みの集い」にも良く参加して頂いているKさんが退職後開いた音楽酒場「K.WEST」も今年で開店4周年になります。過去にも二回ほどこの編成で演らせて頂きましたが、今年もお邪魔いたします。神楽坂は吾妻が少年時代を過ごした小学校の学区でもありまして、お店から徒歩2分の角のところに奥村君が住んでおりまして、その先を曲がったところには増田君の家がやっている、あ、長くなりますので、あとは当日。

第一部:19:00~/第二部:20:15~ 入替無し
ミュージック・チャージ:3,500円,BARチャージ:600円
(残席少なく予約先着順)

K.WEST Facebook

K-WESTも4周年、ということは、これで周年ライヴも4回目になるのかな?と手帳を見返すと、ほうほう、一周年の時は弾き語りでやっていて二周年の時は・・・、ははあ、コロナでやってないのですな。そして昨年も牧さんとのデュオでやって今年も同じしつらえ、ということでした。年に一回、というペースですと、なかなかセッティングとかも覚えてないもので、リハを始めてみるとどうにも譜面が読みにくい。店主のKさんに相談してみると、ちょちょい、と天井の照明を動かすと譜面台の辺りが一気に明るくなりました。4年目ともなると、とても昔会社員をやっていた、とは思えないほど店を操る能力が向上しているのが判ります。

ただ、明るくて見やすいのは良いのですが、若干背後よりの真上から照らされているため、吾妻の頭頂部がスイウーなのが、否が応にも目立ってしまう、というのが計算外でした。それにしても牧さんの頭頂部は何の欠点も無く、悔しい限りであります。この日は、ローテーション上「ドブロ」と思いっきりウソが書かれているリゾネーター・ギターを持ってきたこともあって、いつもよりブルース多めのメニューでしたが、昔を思い出してつい力いっぱい弾いていたら・・・、

ギターのピックアップが一個取れてしまい、大変だーっ、と焦って再度装着する、というトラブルなどもありました。そして、この日は吾妻とKさんの会社員時代の先輩の Iさんがお客さんとして来ていて、休憩時間に色々と話しておりましたら、つい昔を思い出してこんな具合に、

笑いが止まらなくなって、演奏を始められなくなる、という更に深刻なトラブルにも遭遇しました。ちなみにこのツボに入ってしまったネタは、昔の会社員時代の後輩のあだ名が「シャケ」だった、ということを思い出してしまったのでした。どこがおかしいのか判らない? でっすよねー。見れば判るのですがね。ということで、5周年も6周年もこんなくだらないネタで笑いたいものです。

2022年10月21日(金)
阿佐ヶ谷ジャズストリート2022
阿佐ヶ谷地域区民センター
吾妻 光良トリオ

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drs)

吾妻の超地元・阿佐ヶ谷では毎年このジャズ・フェスが開催されていたわけですが、コロナの影響で3年ぶり?の全面開催、しかもその前から何故かしばらくお声がけも無かったので、久しぶりの参加となります。へえ、トリオとは珍しいね、という方もおられるかとは思いますが、まあ平日ですのでね、そこはそれ、ウマなりで、ってオヤジ何言ってっか判んねーよ、でっすよねー。とりあえず、場所や時間など決まりましたらまた告知させて頂きます。

会場は2Fの会議室を3室ぶち抜き
1st:19:00~19:45
2nd:20:15~21:00(入れ替え)
前売:2,000円/当日2,500円

阿佐ヶ谷ジャズストリートHP

【限定公開】吾妻光良トリオ@阿佐谷ジャズストリート 2022

さて、ウマナリ、と申しましたが、特段業務上のトラブルなども発生せずに会社を出られたということで告知はしておりませんでしたが、プラス1な人も無事に会場にたどり着き、最初にお客さまに一人増えましたよ、という説明をしてから開演。

さあ、いよいよ演奏を始めようか、という段になってステージ右端にいるPAの女の子が何やら手を必死に動かして吾妻に合図を送ってきます。え?どうしたんだろう?まだ始めちゃいけないのか?といぶかっていると、マスクを外すの忘れてますよ!という注意をしてくださった様ですが、心配には及びません。一曲目はいつもインストなので、マスクをしたまま。2曲目の直前で外す様にしているのです。でもそんな細々したことをステージで説明できませんので、大丈夫大丈夫、と言って演奏スタート。さて、2曲目の歌の直前。

見事にマスクの速取りは成功したか、に見えましたが実は勢いよく取り過ぎてマスク・ストラップも外れて床に落としてしまいました。しかし、阿佐ヶ谷の人は情に篤い。

初老の男性がこれをお使いください、と差し出してきました。大丈夫です、踏んづけていませんので、引き続きこれを使います、と言ってお断わりいたしましたがありがたいものです。しかし、地元にいる安心感からか、妙に尊大な態度を取っている様な場面もあった様で、牧さん相手に腕組みをしながら説教(?)している吾妻はどこかエラそうで感じ悪いですね。

ジャズ・ストリート、ということで若干演目もジャズ寄りにしたつもりではあるのですが、結局最後はガンガン、ドシャドシャに弾きまくり叩きまくり、で終わりました。

来年もまた呼んでいただけるかどうか、はこれはもう神のみぞ知るところでしょう。

2022年10月22日(土)
新宿PIT INN

吾妻光良・藤井康一ブルースセッション!
〜古希な米木さんを祝う会〜

吾妻光良(Vo.G)藤井康一(Vo.Ts)守谷美由貴(As)
板橋文夫(P)米木康志(B)本田珠也(Ds)

ちと最近ご無沙汰しておりましたが、ジャズ・ベース界の重鎮、米木さん(コメキじゃないですよ、ヨネキさんですからね) と久々のピットイン。というのも板橋先生に続いて米木さんも古希になられる、ということで、ここは藤井君と吾妻でブルース・セッションでお祝いしようではないか、という企画です。しかも年齢に加えてお祝いの時間も必要ですので、昼の部、という心にくいしつらえです。

開場13:30 開演14:00
チャージ:3,300円 税込み 1Drink付

PIT INN ホームページ

さて、昔は結構年に何回か演っていたこのピットイン・ブルース・セッション、米木さんの古希祝いで久々に招集されたわけですが、本田さんや守谷さんとの共演は初めてでもありますので、若干緊張しつつもリハを無事終えて、14時過ぎからの開演です。

そして何はともあれお祝いですから、米木さんのベース・ソロの時は邪魔するなどもってのほか、客席から米木さんへの視線をさえぎることの無いように、低い姿勢で待機します。決して何かを反省したり後悔しているわけではございません。

しかし、こうして邪魔しない様に、という形ではなくもっと積極的に米木さんの古希を祝いたい、という方もいらっしゃいました。それは誰あろう、一足先に古希を迎えられた板橋さんです。二部の冒頭に自らの古希の時に書いたナンバー、「セブンティ~古希」を自ら陣頭指揮を取って熱演されていました。

最初と最後のテーマでは「セブンティー! 古希古希!」という繰り返しのフレーズを歌いながら興奮してくるとピアノを叩き始めるのは板橋さんならではです。

この写真では判りませんが、その興奮ぶりはかなりのもので、ソロ終わりでガッ!という形相で吾妻の方を見る板橋さん、メガネが45度傾いてしまっていて笑いを禁じえません。

ここは負けてなるものか、と板橋さんが拳固でピアノを叩くならこっちはギターに噛みつくまでよ!と良く判らない合戦状態に突入してしまいました。

とにもかくにも、そんな中、古希を迎えられた米木さん、おめでとうございました。若手(?)の4名とブッキング担当の長野のK沢さんで、楽しく昼の部終わりの飲み会を開催してお開きとなりました。
しかし、改めて家に帰ってかなり昔に香港に行った時に買ってきた、香港の「ジャズクラブ」という店のトレーナーを眺めてみると・・・、

凄いですよ、板橋さん。ジミー・ウィザースプーンと並んで名前が載っている!メガネが曲がってますよ、などという失礼なことを言ったのを深く反省した次第です。どうでもいいけど、広東語では「ジャズクラブ」というのは、

「爵士会」と書くのでした。

2022年10月29日(土)
新宿PIT INN
吾妻 光良& The Swinging Boppers

吾妻光良(Vo,G,Arr)牧 裕(B)岡地曙裕(Ds)早崎詩生(P)冨田芳正(Tp,Arr)近 尚也(Tp)名取茂夫(Tp)西島泰介(Tb)小田島亨(As)渡辺康蔵(As,Vo)西川文二(Ts)柴野曜(Bs)

7月の沖縄公演以来のBOPPERSですので、メンバーの名前を忘れない様に、全員記載してみましたが、これが2回目となるピットインです。何しろ、メンバーにジャズ研出が多いこともありまして、憧れのピットインに出られる!というのがお客様はともかくメンバーに大変好評でして、2回目はいつやるのだ、としきりに言われていましたがコロナで立ち消えておりました。しかしこの度、満を持して演らせて頂くことになり、それに際しては公演が昼の部で早めということに加え、「ピットインは2回目だが、ワクチンは4回目が多い」メンバーですので、より安全安心に観覧できるものと思われます。

開場13:30 開演14:00
前売:3,850円/当日4,400円+1Drink

PIT INN ホームページ

バッパーズとしては、7月の沖縄以来、実に4ヶ月ぶりぐらいのライヴですが久々に演るとなかなか譜面の準備とか機材の準備とか、ましてや昼興行なのでお昼の弁当買い出しとか、更に終演の後の夕方からの打ち上げの予約確認とか、もろもろ装置産業ぶりを痛感するしつらえでありますが、何はともあれ11時にピットインに入ってセッティング~リハを開始。

ライヴハウスとしてはかなり朝が早いケースともいえますので、リハをやりながら照明の仕込みなども並行してやっていただきまして、いや、ご迷惑かけてます、ありがとうございます。そして、何とか過不足無く配給した弁当などを摂取していただき14時には本番開始。久々ではありますが、マスクをしつつ客席から出ていくために入口の外でスタンバイしておりますが、老舗ジャズハウスならではの凛、とした空気が感じられ、ますかね?

まあ、始まってしまえばいつもの感じでありますが・・・、

この日は年末に向かってということか、普段余り演ってない洋楽とか、大昔からコーゾーさんと二人で唄っている「Go Go Go」とか若干珍しい演目も入れてみたりしましたが、寄る年波で歌詞がちとメタメタで”Go”しか合っていない、といった状態で、もうそろそろ歌詞カードをA4からB4にしないとダメかも。

そして、勘の良い方はお気づきかも知れませんが、バリトン・サックス奏者が・・・・、

山口三平が若干体調不良ということもあり、ピンチヒッターで柴野曜さんにお越し頂きました。アラバキ・ロック・フェス、六本木のビーハイブ、に続いてこれで代打をお願いするのは三回目、ということですが、本当にありがとうございます。それにしてもピットイン2回目、ワクチン4回目、ですので、綺麗に2,3,4と揃い踏みしたことになります。(意味不明)そして何故か、満面の笑みの小田島先輩。

吾妻「小田島さん、弁当正解でしょ?キノコ無かったし」(小田島さんはキノコが大の苦手)

小田島「おうおう、良かった良かった。」

吾妻「俺の目利きも大したもんだな。」

牧「あの値段じゃキノコなんて入ってないよ。」

といった会話だった様な気もしますが定かではありません。そして歴史あるジャズハウスですから、名取さんのいつもの語りも、さながらインク・スポッツが降りてきたかの様な静謐な空気に包まれます。決して悲しい挨拶をしているわけではございません。

そして、冒頭に打ち上げを用意している、と書きましたが西島さんは不参加です。その理由はもうひとつやっているフルバンドがこの次の日の昼に伊豆の伊東でライヴがあり、夜にはその前日からの温泉旅行に参加する予定なのです。そしてそのために一度家に戻って車で伊豆へと向かうことになっており、ということはこの日の西島さんはライヴでは素面だったのです。

「飲んでいないと何とちゃんとした人なのだろう」というのが周囲からの共通した評価でした。さて、ライヴも佳境に入り、全員で「カーンパーイ!」とコーラスを叫びます。

やっぱりライヴはこうじゃないと、ねえ。ということで、無事にすべて終了。急ぎ足で通りを渡った居酒屋Dに飛び込んで、楽しむこと二時間ちょい、良い加減に酔った初期高齢者達とその知人の人々が家路につきました。

2022年10月23日(日)
新宿red cloth
“新宿コネクション”

吾妻光良トリオ+1/ハッチェル4
/ザ・たこさん

これもかなり回数を重ねてきている紅布での新宿コネクション。毎回ハッチさんとはご一緒しているのですが、これまではハッチ楽団とか、ハッチ・オーケストラ、だった筈ですが、いきなり今回は”ハッチ4″、という名前で出てきます。ハッチさんが四人いたらそれはそれで面白そうです。そして、もうひとつの対バンは何と大阪からたこさん! 福島の大宴会では「すぐに脱ぐ」ことで知られているたこさんですが、さて、この日はどうなることでしょう?

開場17:30 開演18:00
前売:3,500円/当日4,000円+1Drink

red cloth ホームページ

さてこれで果たして何回目になるのか判らない、恒例のハッチともう1バンドと我々でお届する red cloth、今回は大阪のJB、と異名を取るザ・たこさん、そしてハッチは、ハッチェル・バンドでもオーケストラでもなく、ハッチ4、という初めて聞くバンド名。

「ハッチよぉ、ハッチ4、って何なんだ?」

「あ、これでツアーに行ったんですよ。」

「いや、そりゃいいけど何故ハッチ4と?」

「ツアーに行くから一番暇そうな4人を集めまして。」

いくら話しててもまったくラチが開かないので、いつもの様にハッチとともにたしなみへと繰り出しました。天気も良いし公園でお茶を飲んだりするのも良いのではないか、と吾妻から提案しましたが、保守的なメンバーはいつも通りで構わない、と「世界の山ちゃん」に一直線に歩いていきます。まあ、ハッチと初めて会ったのも名古屋でしたからこれは致し方の無いところでしょうか。

まあ、ご覧の様に来てしまえばそれはそれで楽しいわけですが。戻ってトップ・バッターはザ・たこさん。激しいリズムと怒涛の様なシカケで場内を沸かせまして、続いてが我々。

ジャズ・ストリート、ピットイン、と続いていますのでいつもよりロック寄りの選曲だった様な気もしますが、まあそうでもないか。続いてハッチ4ですが、ツアー帰りということで結束も固くエンディングのキメなどで猛獣使いの様なふるまいを見せるハッチも怪しさ満載でした。そしてアンコールはザ・たこさんの安藤さんと吾妻がハッチ4に加わって何故か「ALL OF ME」。吾妻はハッチ4のギターの方のジャンゴ・ラインハルト風のアコギを借りて弾きましたが、いやあ、良いギターだった! 一方、安藤さんは歌ではなく、踊りで乱入。

吾妻がいぶかしげな顔をしているのは、コロナ前の福島クダラナ祭りですぐ全裸になってしまう安藤さんがこの時点で既に上半身裸なので、よろしからぬ展開にならないか、と危惧しているわけです。そんな中でもハッチからソロを弾く様に指示が来ると、ギターが大変弾いてて面白い楽器なので、安藤さんのことも忘れて演奏にのめりこんでしまいます。しかし、そのさ中に・・・・、

背後からは安藤さんの魔の手が迫ってきます。吾妻の命運は風前の灯か、という寸前に、

正義の味方のハッチが悪を滅ぼしてくれましたとさ。

2022年10月27日(木)
豊橋ハウス・オブ・クレイジー

“Chain The Rockin’ BLUES 3days” day1
リクオ・トリオ +吾妻光良
[リクオ(vo.p)寺岡信芳(b)小宮山純平(ds)]
ゲスト:吾妻光良(g,vo)

名古屋・得三に続いて、豊橋ハウス・オブ・クレイジーさんに、またリクオさんのトリオと一緒に出演させていただけることになりました。お店はこれが2年遅れの25周年、ということであります。ということはお店が出来たのは、1995年ですか? Windows95、とか騒いでいた頃ですねえ。今や、win10とかwin11とかだいぶ数も減っちゃいましたが、まあ、そういう時代なんですかね。次期バージョン・アップの時はWin100ぐらいにして景気を盛り返してもらいたいものですね。あ、無駄話はさておきまして、頑張りますよ。

開場18:30 開演19:00
前売:4,500円/当日5,000円+1Drink

ハウス・オブ・クレイジー イベントページ

バンドでのツアーは大概は他のメンバーと一緒に動きますので、単身で地方に向かうとなるとどことなく落ち着かないものです。お弁当を食べ終わってのんびりすることも出来ず、何故かパソコンに向かったりして、勤め人時代の出張の様な感じになってしまいます。ただ、こんな心持ちのまま本番を迎えるのは良くないわけでして、気分を切り替えるには本番前のたしなみが一番なのですが、リクオさん達は本番前は飲まないだろうしなあ・・・、と思っているさなか、red clothにいらしていたライターのSさんが、この豊橋の公演に来られる、というので、あ、それじゃ行きましょうよ!と拿捕する約束をしてリハ終わりでSさんと飲みに行こうとすると、何とこの日はそんなにもうライヴの準備も無い、というのでリクオさんとドラムの小宮山さんも事前たしなみに参加される、ということで一挙に本番前から盛り上がりました。写真撮っておきゃ良かったですね。そして始まった本番。

きょうび珍しい「ピアノ・ロック・バンド」というリクオ・トリオは客席で聞いていても無茶苦茶心地よいのですが、そこに混じって演奏できるのもなかなか至福で贅沢な感じです。また、これで磔磔以来二回目、リハも入れれば三度目の顔合わせとなりますので、メンバーの皆さんともツーカーな感じで、

ちょっと緩すぎるのではないか、といったステージ上での歓談も交わされていた様です。しかし、折角豊橋まで呼んで頂いたのですから、ここは頑張らねばなりません。

いやいや、こんなものではまだ頑張り足りない、ということで更に

頑張るわけですが、地元の友人でこの日の写真を撮ってくれたnovさんもおっしゃっていた様に右側にかかっているプロフェッサー・ロングヘアの画が「まあ、何やってんだか」と言っている様にも見えてきます。無事、ライヴも終わり、最後は宝塚調(?)の記念撮影。

着替えも済ませnovさんや、その他ご友人達を急かせて、さあ、ウチアゲに行こう!と店を出ようとしましたが、おおーっと! この日のもう一人の主役、27周年の迎えたハウス・オブ・クレイジー店主のM崎さんを取り囲んで、もう一枚記念写真を。

吾妻もリクオさんもマイクを持っていますが、その意図はよく判りません。