2023年1月29日(日)
中野ブライトブラウン
恋するサンデー
~Shio*Jay*An~
早崎詩生(Pf/ from:吾妻光良&The Swinging Boppers)
ジャイサンデー(Vo / ハルシゲ楽団等)
アンドウケンジロウ(Sax,Cl / from:Peng Peng Dong Peee等)

神保町の視聴室のイベントなどで共演している早崎とジャイさんが、アンデーを加えてブライトに初上陸いたします! レディ・デイからダイナまで、かな? たぶんもっとその先もあるのだとは思いますが、何しろ新春の中野に女性R&Bが響き渡る一夜となることでしょう。
開場 17:30 / 開演 18:00
Charge \2000 + ミニマムオーダー? \1000
ブライトブラウンHP
昨年の夏、都内某ライブハウスのリハ中、
「アンディさん。冬頃にちょっとイイ話があるのだけどもね」
「エ!ホント?」
という会話がユニットの始まりだった様な気もいたしますが・・・

アンディさんの衣装は黄色い方が良かったのではないか、というお客さんからの声が聞こえる中、快調に演奏を始めたわけですが….


「恋するサンデー」と銘を打ったものの、ほぼ全曲がご当地ソング、じゃないトーチソングで、失恋、片思いの歌でした。楽しいな、と呑気に演奏に没頭するバックの二人とは違い、歌詞を分かってらっしゃるジャイさんは真剣でした。
「逃ぃげぇられたぁぁ!」
最後は、新進気鋭の若手のお二人、ササキサトコさん(harp)と重松隆一さん(pf)交えての楽しい演奏になりました。お三方は「それ私に聞く?」なんて懇親を深めておりましたが、一般的に弾きたがりが多いキーボード二人には演奏以外のことは余り関係ありませんでした。

お客様から撮影後に合成した写真をいただきました。写真の中の動物人形はお店のミキさんの作品です。また、今回のライブチラシの作者はデザイナーの桐生龍さんでした。ご来場の皆様。本当にありがとうございました!

(12月の神保町・視聴室の報告も上がってきております。)

2023年1月28日(土)
ビルボードライヴ東京
吾妻光良& The Swinging Boppers
ありがたいことに、これで三年連続(?)でしたかね、ビルボード全国縦断ツアーを2022年も演らせていただけることになりました!コロナ禍の中にも関わらず、何とありがたいことでしょう。三年前のビルボード東京では、ステージでワイングラスを割る、という大失態を演じてしまいましたので、今年はそんな事態にならないよう頑張りましょう。え、そんな簡単な頑張り方で良いのか? でっすよねー。
[1st]? 開場14:00 開演15:00
[2nd] 開場17:00 開演18:00
Service Area : \6,500 / Casual Area : \6,000
ビルボード東京HP
「コロナ禍に 円安おまけに ウクライナ」という中、あらゆるものが値上げとなっておりますが、我々の楽団にもその影響は大きく、このビルボードの様に公演時間が早めで会場入りも早い場合は、楽団支給の昼弁当を用意せねばなりませんが、これまでは一人▼98円で購入できていた弁当がスーパーにほぼ無く、いきなり■98円に上がってしまい、経費負担増が重くのしかかってきました。メンバー12人分とローディー/カメラマンの龍ちゃん分を加えた計13個を牧さんと吾妻で買い込んで車に積み、昼飯を食べてからリハ、もしくはリハを終えてから昼飯、という一連の段取りが済んだ午後2時過ぎ。あれ?弁当が一個余っているではありませんか?

「おい、弁当食べてないヤツは誰だ?」
と聞き取りを進めますと、皆食べた、と答えるのに間違いなく一個余っています。弁当に手をつけずに廃棄するのは余りにも地球に優しくありません。嘘をつくのは良くないぞ、と聞き取りも詰問状態に変わってきて、更に犯人捜しの様相を呈してきた頃、西島さんが、よし、ゴミ箱をひっくり返して何個あるのか調べよう!と言い始めて、いや、それならレシートを確認した方が速い、と吾妻がレシートを見てみると・・・、
「あ、14個買ってあった。」
老人の思い込みはオソロしいものです。さて、そんなこんなで始まった第一部。

先日の新春甲信ツアーも正月っぽく赤いギターでしたので、今回も高校2年の時に買った今や真正ビザール・ギター、テスコのEP-4で客席から登場させて頂きました。が、この苦悶に満ちた様な表情はワイヤレスの送受信機がうまく動かず、折角客席から出て来たのにギターが聞こえない、という痛恨のミスをしでかしてしまったからです。周波数切り替えのスイッチが動いてしまったのですね。これで二回目のミスでしょうか。まあ、気を取り直して、そう、まだ充分正月ですから、この季節しか出来ない「正月はワンダフル・タイム」をBoppersでも演らせて頂きました。

私は右翼でも何でもありませんが、お客さん達と楽団員全員でカシワ手が揃うのは良いものです。甲信ツアー~次郎吉に続いて今年だけでこの曲、もう5回演ったことになります、元を取る、というのはもはや生き様ですからね。甲信ツアーで思い出しましたが、山梨の桜座に来てくれていた小学生のタイチ君、という方がこの日もご来場されていて、山梨の時にリクエストがあるのですが、ということで、彼のリクエストに応えて「でっすよねー」と「150~300」を演らせて頂きました。でも小学生が「でっすよねー」と言うのもいかがなものか、もっと自分の考えをはっきりと述べた方がいいぞ、と山梨の時はアドバイスしておきましたが。また、新年からアンコールでバラード、というのはまったりして良くないな、ということで、アンコールは多少勢いはあれどノスタジックな「高田馬場」でしめくくりましたが、恒例のカーテン開けで見える午後の空と良いマッチングだった様にも思います。

そして休憩で楽屋に戻ると、先ほどの余ったお弁当が厳然と机の上に置かれています。

大丈夫、大丈夫、夕飯の時に一緒に食べちゃえば良いよ、とその時にはポジティブな我々でしたが、いざ、ビルボードさんのケータリングが目の前に並ぶと、誰一人■98円のお弁当には手をつけようとしません。果たして誰が持って帰るのか、といった不安を抱えつつ第二部スタートです。

若干ではありますが、吾妻もお色直しをしているのがお判りでしょうか。この日の演目は、オープニングのいつものインスト”Thing’s Ain’t What They Used To Be”と「正月はワンダフルタイム」の二曲以外はすべて違う曲でしたが、龍ちゃんの撮ってくれたこんな写真。

はて、いったい何を熱唱しているのでしょうか?「Go Go Go」も「極楽パパ」も「ゴミの日来るまで」も演ってないのですが。キーはGだぞ!と言っているのか、網戸の修理に五千円、と言っているのか、まったく記憶にございません。そして、アンコールには恒例のカーテン開き。

さすがに二部終わりではとっぷりと日も暮れてオッシャレー、な雰囲気になっておりました。上の方の客席から撮っていただいた写真を見てもなかなか良い雰囲気です。

「まだ、時間も早いね。」
「そうね、あなた。」
「どっか、もう一軒行こうか。」
「そうね、あなた。」
「でも、表寒いよね。」
「そうね、あなた。」
みたいな男女の語らいもあったりしたのかも知れませんが、同じ頃楽屋では、残った■98円弁当のおかずとお米を有志で分け合って、廃棄物化は何とか免れました。

2023年1月21日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:永井ホトケ隆
大昔の吾妻の上司のホーさんですが、よく考えたらBOPPERSでお呼びしたことは何回かありますが、トリオ+1でお呼びしたことは無いな!ということに思い当たり、昨秋あわててブッキングいたしました。最近はギター弾き語りのツアーもやっておられるホーさんですので、ギターとピアノだけ、ギターとベースだけ、ギターとドラムだけ、みたいなコーナーがあっても宜しいのではないかな、とも思っておりますが、え? 楽しようとしてるんじゃないかって?い、いえいえ、そ、そんなつもりは・・・。
開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)
JIROKICHI ホームページ
さて、甲信ツアーを終えて2023年最初の都内での演奏はホーム・グラウンドの次郎吉さん、そしてゲストにはかつての上司、ホトケさんを迎えての一夜。ここはきちんと対応して先輩に失礼の無い様に、という心持ちからか、ちょっと予定時間よりも早めに入った方が良いのではないか、という様なやりとりもありつつ、また譜面などもきっちりと揃えてリハに臨んだところ、意外にスムーズにリハも終わり、さて、本番までは2時間。ホトケさん、一緒に外出してたしなまれますか?と聞いたところ、最近は本番前はお飲みにならない、ということで我々だけでたしなみに。その昔はずっと飲んでいた様な気もしますが、無理は禁物ですね。

ご覧の様に我々もそんなに無理はしておりません。次郎吉に戻ろうとするともはや、暮れなずんで、を通り過ぎてすっかり夜になっていて、先日の甲信ツアーで詩生さんが後ろから撮ってくれた三人の歩き姿の写真がなかなか良かったので、「高円寺・冬の夜」みたいな良い写真が撮れるのではないか、と吾妻が一枚撮りましたが、

これのどこがどうなんだ、という意味の無い写真になってしまいました。さて、一部はいつもの様に我々だけですが、いつもと何となく違うところがお判りでしょうか?

まあ、良く判らないといえば判らないのですが、既に最初から吾妻も牧さんも立っているのですね。そりゃあ先輩が出てきてから初めて椅子から立つ、というのは何とも生意気そうです。逆にこの齢になったら立って演奏する方が体には良いのかな?と考えなくもありません。そして、一部の最後の曲の前で、ウィルソン・ピケットの”Mr.Pitiful”風のリフに乗せてホトケさんを呼び出します。

出てくるなりホトケさんがおっしゃるのは、
「安っぽい呼び込み方やなあ」
というひと言。

「いや、チトリン・サーキット風を目指してまして」
「そら、ええけど、こんな威勢の良い曲に乗って出てきて、次唄うのはいきなりバラードやで。それですぐ休憩っちゅうのも、いかがなもんかと。」
うむ、ちょっと構成的にはいまいちだったかも知れません。とにもかくにも、二部からはすべてホトケさんが主役のコーナー。

昔、一緒にブルーヘブンをやっていた頃は、常にスタンダップ・シンガーでしたが、最近はギターもすっかり板についてきました。

しかし、ギターを弾く姿勢が前傾の吾妻と、後傾のホトケさん、と好対照を成していますが、これはいったいどこに原因があるのでしょうか? 現場では一切気がつきませんでしたので、今後の研究を待ちましょう。前傾といえば、

時折、ホトケさんがステージの途中でこうして吾妻の方に傾いてくることが何回かありましたが、これは別に、
「あんな、吾妻、この話知っとるか?」
と噂話を耳打ちしているわけではありません。次の曲何やったかいな?と譜面台の上の曲順表を見にきていたのです。一方で、

吾妻が、ギターソロの最中にホトケさんの方に傾いているのは別に「次の曲はなになにです!」と事前に告知をしているわけではなく、その昔ブルーヘブンの頃に、ギターソロを弾き過ぎるとネックを握って無理矢理止める、という演出を良くやっていたので、それを再現してはいかがですか?と思ったわけですが、うまく行きませんでした。ともあれ、新年の次郎吉は破綻も無く、また旧交も温まる良い一夜となりました。


2023年 吾妻光良トリオ+1
新春甲信ツアー!
2023年1月7日(土)
甲府・桜座
2023年の幕開けはその昔、新宿ピットインで店長をなされていたカイブツさんが甲府でやっておられる桜座さんにお邪魔させていただくこととなりました。確か二年前ぐらいのお正月にかなりお屠蘇で酔われていたカイブツさんが吾妻の自宅に電話してきて、今度一回来なさい、という話をされていたので、プロ入りをきっかけに図々しくもお邪魔したい、と申したところご快諾頂いた次第です。社交辞令じゃなくて良かった良かった、と安心せずに頑張ります。
開場17:30 開演18:00
前売:4,000円/当日4,500円(+1ドリンク500円)
桜座・スケジュール
2022年は文字通り南は沖縄から北は札幌まで、本当に様々なところからお声がけをいただき、本当にありがとうございました、という中、2023年最初のライヴは山梨は甲府。ツアーのうちの7割ぐらいは東海道新幹線を利用しており、中央本線に乗って行くツアーは非常にレアであります。立川駅のホームに集合していざ、かいじ号に乗りこむと・・・、
「おい、岡地はどうした?」
「え、あれ、さっきまでいたぞ?」
慌てて携帯に電話するとキオスクで買い物しているうちに出発してしまい乗り遅れた、ということで、新年から暗澹とした気分になりますが、まあ、これが沖縄とかでなくて良かった、とポジティブに捉えて、次の電車で来る様に、と伝えて現地入り。
噂には聞いていましたが、昔は芝居小屋として使われていたという桜座。何とも独特の劇場空間です。

リハを終えて、さて、と時間を見ると乗り過ごし事件の余波もあって一時間弱、コンビニで飲食物を買って楽屋で嗜んでいると、初老(?)の紳士が。はて、どなた様でしたか、というとオレオレ、というのでこれが噂に聞く詐欺か、と身構えると、何と1975年から77年ぐらいにかけて東京・下北沢のブルース・シーンでベースを弾いたりローディーをやったり、と活躍していたNさん! そう、山梨に戻られていたとは聞いていましたが、まさに約45年ぶりの再会でした。差し入れ、といってワインを4本も頂いてしまいました。ありがたいことです。そうこうするうちに開演です。

この天井が高い感じが良いですよね。あれ、何か変な服着てねえか?と思われるかも知れませんが、

そう、年末のガッタントンのライヴを前に発掘(?)されたギルドの赤ギター、そうか、新年にもこの赤を使う、というのはなかなかめでたいではないか、ということで投入しまして、更にシャツが白シャツネクタイが赤、だといやこれはめでたい!ということを目論んだのですが、何か仕事後にスナックでビートルズを歌うサラリーマンみたいになってしまいました。ファッションは難しいものです。さて、こちら桜座は動画配信にも熱心で館内のいろんなところにカメラが仕込んでありまして、こんな上からの凄い画も撮れます。

折角の新年ですし正月ですし、そこそこ密ではないお店ですし、ということで久々に早崎さんと二人でトルバドール・スタイル初めということになりました。

何しろ二階席までありますので、客席は練り歩き甲斐があるのですが、またしても配信の方々には何をやっているのか判らない、という事態になってしまいました。

打ち上げでは桜座さんに色々用意していただいた上にNさんのワイン4本が次々と空いていき、ええっ、カイブツさんはその頃、もう甲府とピットイン、行ったり来たりしてたんですか!とか、ええ、Nさん、あのバンドにいたっけ?と昔話に花が咲きまくり、すっかり良い気分になった我々は客席の座り心地を満喫して帰りました。

2023年1月8日(日)
諏訪・焼き鳥&Blues 橙
こちらも初めてお邪魔する、でも岡地さんはかなりの馴染み(らしい)のダイダイさんで演らせていただきます。ホームページやSNSを見るといきなり、シカゴ・ブルースやジャズで有名なデルマーク・レーベルのロゴが出てきて驚きますが、ホンモノのロゴにdelmark、と書かれているところが、daidai、になっているのには笑いました。開演前後にブルースのレコードを聴きながら正月に焼き鳥、というのも素敵そうです。
開場17:00 開演18:00
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)
焼き鳥&Blues 橙 Facebook
岡地さんが前日の激演でブラシを壊した、というので、偶然にもホテルの近くにあったという楽器屋にチェックアウト前にブラシとスティックを買いに行きました。そこで80代と思しきお店の女性から頂いた領収書がこちら。

まあ、お店の名前が無い、とかいうのもなかなか凄いですが、品名の「バチ」というのがシビれました。さて、甲府から上諏訪まで、というのはすぐですので、ホテルをゆっくり出て新春の青空の下、甲府駅方面へと向かいます。

岡地「何か、ワイン4本空けた割にはつらくないっすね。」
牧「あのワイン、アルコール度数9度しか無かったからね。」
吾妻「俺ね、あのワインはアルコール度数低いと思うんだ。」
牧「だから、その話をしてんだよ!」
早崎「あのワイン、アルコール度数9度ですって。」
岡地「だぁーから、その話をしてんのっ!」
まるで老人会の旅行会ですが、まあ仕方ないですな。そして折角の正月旅行ですから、ちょっとは食事も地元っぽいところで食べたいものです。ということで四人で前日Nさんから教わったそばの名店、という「きり」に。

無茶苦茶陽射しがまぶしいなか、撮影してくれた方、ありがとうございました。昼ご飯を食べて一路上諏訪に行き、初めてお邪魔した「橙」、こんな店構えのところでした。

この日は若干ゆとりもあったので、周りの人に聞いて「草げん」というお店にたしなみに。本来定食屋さんなのですが、そんな定食のおかずをツマミで出してくれるところで、野沢菜が美味しい!祖母ちゃんの味だ!と早崎さん感激しきりでしたが、もう54年、だっけかな?やってるので、この4月で閉める、という残念な話でした。お元気でいてください。さて、橙に戻ると

オープニング・アクトはメトバ・キングス。右端のギターの方がトレモロ・アームが無いのにそれみたいな音を出しているのにびっくりして、それはどうやっているのですが?と聞くと教えてくれまして、いやあ、人間いくつになっても勉強ですなあ。続いて我々の出番。

まあ、服装もだいぶ普通の感じに戻ってきましてツアー中日でもありますので、こなれてはきているのですが、

この画像は一体、ステージの右側で何が起こっていたのでしょうか?まるで記憶にはありませんが、もしご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。終了後、店主・下島さんと二人でデルマークのdは橙のd、というポーズを取って記念撮影。

何しろブルース喫茶兼焼き鳥屋さん、ですから打ち上げでもずーっとブルースがかかりっぱなしで吾妻とすっかりホーム感満載でくつろいでいましたが、牧さん辺りは苦しんでいたかも知れませんね。そんな頃、早崎さんはやはり地元でキーボードを弾かれている方と知己になりましたが、何でもこの二人、キーボードを弾いてると目元がそっくりになる、という話でした。

そんな頃、ライヴも終わりすっかりくつろいでいる岡地さんは日本酒の二合瓶を抱えてドラム席でご満悦の表情を浮かべておりました。そしてその頃、吾妻はと言えば・・・・、

あああ、ピアノが始まっちまった、おあとがよろしい様で・・・、ということで残った全員で記念撮影。

皆さん、ありがとうございましたっ!
2023年1月9日(月)
長野・Back Drop
さて、新年甲信ツアーの最終日は日本ジャズ界・闇のフィクサー、とも言われるKさんのハイ・カロリー・ジャズ・スナック(?)Back Dropにお邪魔いたします。我々がピットインや長野ジャズ・フェスに出られるのも、このKさんが闇のルートでいろいろ仕切っているからだ、というオソロしい噂もあり、是非頑張りたいと思います。そして何と学生さんは500円引き!さすが有数の教育県・長野です。三連休最終日ですので翌日からもう正月気分は忘れて仕事に爆進、という方もおられましょう、ということで早めの興行となっております。
開場16:00 開演16:30
前売:4,000円,学生3,000円(1ドリンク付)
当日は500円増し
Back Drop HP
我々のツアーの旅程は基本的に「吾妻ツアーズ」が仕切っておりまして、今回の上諏訪~長野の移動プランは、
「実は上諏訪発の普通電車は12:17発。これで塩尻に向かい12:55の特急に乗り換えて長野には13:54に着くのだ。ということは昼食は上諏訪で取るにせよ、長野で取るにせよ、半端な時間になってしまう。なので、各自弁当などを購入して電車の中で昼食にしようと思う。」
「えええ?」
「普通の通勤列車とかだったらどうすんだ?」
「いったん塩尻まで行って塩尻で食べれば?」
どこぞの総理ではありませんが、吾妻ツアーズもお客様の声を聞く、というのをモットーにしておりますので、急遽旅程を変更して、その方針で行くことにしました。いやあ、危ない危ない、上諏訪から塩尻の電車は確かに真横一文字の座席で、あれに座りながら弁当を食べてたら相当奇異に見られたことでしょう。良かった良かった、うな丼も天丼も食べられたし、ということで塩尻のホームで記念撮影。

途中車内に乗り合わせていたグァム在住の外人さんが吾妻が揃えていた歌詞カードを見て、それは何ですか?と尋ねてこられたりしたのをきっかけに、歌詞の意味などを逆に聞き返したりして過ごしているうちに長野に到着。三日目ですからリハも難なく終わり、さてどっかに嗜みに、と言っても時間はまだ三時前、空いてる店も少ないだろうし、ましてや長野といえば「150~300」の歌詞のネタにもなった高いバーでボラれたこともあるので、ここはおとなしくコンビニ作戦です。

ご覧の様にまだガンガンに明るいわけですが、ありがたいことにこの日も多くの方々にお越し頂きました。

多少アートっぽい写真ですが、店主Kさんのスマホが横長というか縦長というか、なので若干処理を加えております。もっと全体の様子が判るのは、雑な合成ですがこんな写真でしょうか。

Kさんはその昔は「JB」という店を任されていてジャズ・スナック(?)歴も大変長いわけですが、店内はそんな時代を感じさせる様なものが転がってたりもしますが、それよりも何よりもこのピアノ、板橋さんや亡くなられた佐山さんなど数多くの人達が弾いてきたこのピアノにいろいろなものが染み込んでいる感じが素晴らしいです。岡地さんの後ろの方にもスピーカーだったり、ちょっと旧めのアンプだったりカレーの缶だったりが並んでいるのが見えます。

どうでもいいんだけど、いくら正月後だからってこんな顔が膨れてるわけは無いんだがなあ。さて、終盤は人口密度的にはちと迷いもありましたが、動線が確保されていること、お店の椅子が低めなので出演者と観客の方々との顔の距離がある程度取れること、などを考慮してこの日もトルバドール・スタイルで締めくくり。

判り難いですが、既に客席に出て歌っている吾妻が、早崎も出てきなさーい!と誘っている図ですね。

ま、いくら距離を取った方が良い、とはいえ、何も階段に上って弾くこたあ無いのですが。
ということで、春から縁起の良い甲信ツアーでありました。関係者の皆様、ご来場の皆様、ありがとうございました。