2024年6月

2024年6月29日(土)
渋谷クラブクアトロ

吾妻光良&The Swinging Boppers
ゲスト:松竹谷 清

昨年は6月24日にバンバンバザールさんをゲストに招いて敢行した、年に一度のありがたきクアトロ公演でございますが、今年はバンバンの拠点の福岡からどーん!と北に飛んで、あまたのミュージシャンが札幌に行く度に出向いているという伝説のお店、Bar Bahiaを札幌で取り仕切っている松竹谷 清さんがゲストとして登場してくれることになりました。結構キヨシさんとは折りに触れ共演しているつもりでしたが、いつ以来になるんでしょうか? ひょっとしてアラバキのフェス以来でしょうか。「過去の公演」のページに載せる頃までには調べておきたいと思います。

開場17:00 開演18:00
前売:4,500円/当日5,000円(+ドリンク600円)

渋谷クアトロHP 

牧「いや、持病の憩室炎なんだけど、かかりつけ医とか、この前入院した病院のお医者さんとか知り合いのお医者にも相談したら、みんな予防手術をしておいた方が良いだろう、って話になってね。」
吾「そりゃ、何人もの医者が言うんだったらやっといた方が良いだろ。」
牧「で、退院がクアトロの前々日なんだけどどうしよう?」
吾「・・・・・、それってどうしよう、って問題じゃないだろ。」

というわけで、今年のクアトロ公演は牧さん欠席の状態で対応することになりましたが、そうなるとおすがりするのは、ローディー兼カメラマンの龍ちゃんしかおりません。

しかし、その龍ちゃんがベース担当、ということは誰に写真を頼めば良いのでしょうか?どうしようかなあ、と悩んでいるうちに当日になってしまいました。まあ、とは言ってもこんな写真とか、

どうでもいいけど、クアトロさんにご用意いただいた崎陽軒のシウマイ弁当、メンバーには非常に好評でありまして逆に普段のバンドで調達する弁当に対する批判が殺到してしまいました。ですとか、当日のゲストのこの人とか、

楽屋での写真はいつも通りなのですが、さて、いざライヴが始まりますと、

ちょっと待った、これは誰が撮った写真なのだ?と思われるかも知れません。実は龍ちゃん、こういうこともあろうか、ということで、この日は初の「自動撮影システム」を導入していたのです。詳しいことは判りませんが、3秒に一枚撮影されていく様です。ただ、画角が変えられないんですよねー、というのが弱点らしいですが、意外に絶妙な位置に置かれていまして、サックス・セクションのコーラスの様子などもきちんと捉えられています。

一方で画角が変えられない筈なのに、アラ不思議、こんな写真も。

何と画にバリエーションを持たせるために、もう一台別ポジションにカメラを仕込んだ、という訳でして、ベースの代打だけでも大変なのに頭が下がります。ただ、やはり固定カメラの限界もあり、今回はトランペット/トロンボーンの方々の画が一枚もありません。海外出張中の名取さんの代打をお願いしていたトランペットの松木さんにも大変お世話になったことを付け加えておきましょう。そしていよいよ、この日のハイライト!キヨシさんの登場です!

そうそう、申し遅れましたが実はキヨシさんとBoppersが最後に共演したのは、仙台のアラバキ、は大間違いで北海道のライジングサン、でありました。それは2019年ですからもう5年前にもなるんですなあ。記憶はあやふやなものですが、さすがに五年ぶりともなると、あれ?この曲、最後は何回繰り返して終わるんだっけ?と曲の方もおぼろげになっているところもあったりします。そんな中でキヨシさんが、ハイ、これでラストだよー!という様な合図をして無事に終われたところもありました。

やはり生身の人間と人間がリアルタイムでコミュニケーションを取って音楽を作っていく、というバンドって本当に良いものですねー。電脳空間でトモダチ、だのいいね、だの騒いでいる場合ではないのです。
そんなキヨシさんのコーナーは本編で二曲、アンコールで一曲、を当初予定していたのですが、何と本番の数日前に良く我々のライヴを見に来てくれるTLDさんからメールが入り、この日は実はキヨシさんの誕生日だった、ということを知りました。更にTLDさんのメールには、我々の曲「誕生日には俺を呼べ」とかを共演したら面白いのではないでしょうか? と書かれており、これだ!とばかり飛びついてキヨシさんにギター・ソロを弾いていただきました。その後には、キヨシさんのモンキー・ジョーで、吾妻もキヨシさんも舞台前方にしゃしゃり出てロック!な感じで締めくくりました。

TLDさん、写真提供もありがとうございました。いやあ、皆さん、お疲れさまでした、この後9:15から打ち上げだからねえ、早く片付けてねー、などと言ってると驚くべきことにアンコールの拍手がまだ続いている、というので、キヨシさんと吾妻の二人で、ジョー・ターナーの「レイニー・デイ・ブルース」をお届けしました。

キヨシさんはすっかり油断していて、既にお色直しも終わってる風ですが、曲の後半には岡地さん、早崎さんも加わって今年のクアトロも大団円で終わることが出来ました。ありがとうございます。
で、ついで、というわけでは無いのですが、ローディーにカメラマンにベーシストに、と大活躍だった龍ちゃんが、8月のBoppers富山公演のPR動画を撮影してくれましたので、ここに上げておきましょう。

2024年6月22日(土)
高円寺 楽や
Special Duo+Guest

吾妻光良(G,Vo)/照本史(Kb,Vo)/田村エナ(Vo)

トリオ+1だの、Duo+Guestだの、名前というのはなかなか難しいものですが、照本さんとのデュオにエナさんにも加わっていただき、なかなか珍しいコーラスの演目なども増えていくといいな、という楽やのセッション3回目となりました。先日、吾妻がレコード屋さんに買い物に行って、君ね、これこれこういうモノは置いてないのかね、と店員さんの女の子を問い詰めると、あれ?吾妻さんじゃないですか?と聞かれてびっくりすると、何とエナさんの娘さんだ、ということが判って、急に態度が変わった、と目撃した人に言われましたが、いやあ、カスハラとかしてなくて良かった良かった。

開場18:00 開演18:30
チャージ1,000円+オーダー&投げ銭

楽やHP

さて、ずいぶん慣れて参りました高円寺「楽や」、方向こそ180度逆ではありますが、トップビート・クラブ同様に家から近いお店ですので、この日も健康のために歩いていくことにしました。そして折角歩いていくのですから、ここはウェイト・トレーニングを兼ねて、普段「重い」ということで敬遠しているギターを投入することにいたしました。デザイナーのHさんから格安で売って頂いたレスポール・レコーディング、というモデルです。

重いので自宅から25分歩いて来られるかどうかが若干不安でしたが、無事に完歩できて、ふむ、俺もまだまだイケるな、と思った今日この頃です。照本さんとのデュオはそれぞれの歌コーナーがありますので、続いては照本さん。

リハの時に話していて初めて知りましたが、30年ぐらい前に照本さん、牧さん、Kyonちゃん、の4人でクール・サウンド、というユニットをやっていたのですが、Kyonちゃんの渡米などで自然消滅してしまい、それ以来照本さんも一切歌は歌わなくなっていたそうですが、ここ「楽や」出演をきっかけにまた歌い始める様になったそうです。人に歴史あり、ですな。そして、ゲスト、というか、もう半レギュラーの田村エナさんの登場です。

なかなか凄い登場の画だな、と思われるかも知れませんが、今回写真を提供して頂いたのはエナさんの友人の肥後さんという方で、実は動画を撮っていただいており、そこから切り出した画を使用しております。決してそんなに広くはない「楽や」の店内ですから、カメラを置けるポジションもピンポイント的に限られており、いざ本番が始まりますとこの様に、

完全に照本さんが見えなくなってしまうのです。この日は三人でガチでコーラスをする、という新ネタも二曲導入しましたので、皆さま方にも是非その勇姿をご覧いただきたいところなのですが、

うーん、残念ながらお目にかけられません。しかし、捨てる紙あれば何とやら、でしていつも見に来て頂いてるマスミンさんから何点か写真を頂いていたので、そちらの写真には写っているかもしれません。

おお、バッチリ写っているではないですか。ありがとうございます。エナさんと吾妻が歪んでしまっていますが何か、勢いの様なものは感じられます。
しかし久々の女声含めての3声コーラスというのは楽しいものでして、次回はこれやろうか、あれやろうか、と意欲も高まるなか、次回公演は9月末の金曜日、とも聞いております。皆様、お誘いあわせの上お越し頂ければ幸甚でございます。
そして終了後は、7月11日に照本さんに千賀太郎君を加えたトリオのセッションに出るギターの井上大地氏とガッタントンリズムの鳥羽氏と三人で、人の悪口談義から始まりやがてギター談義に。

「いいか、レスポールってのは重くてだな。」
「ですよね、ですよね。」
「特にワシのあの白いのは高いから更に重い。」
「ほうほう。」
「何とな、ギター単体で6.5kgだ。」
「それはたまりませんな。」
「それをワシは一時間持ち歩いて来たんだ。」
「素晴らしいことです。」

と威張り散らした後の帰り途。うーん、そういえばスーパーの5kgの米袋、ってもっと重かった様な気がするなあ、肩から下げてると軽く感じるのかな?と思っていたのですが、どうにも腑に落ちないので翌朝体重計で測ってみたところ、何と4.5kg! 昔、色々話しているうちにレスポールの最も重いモデルは6.5kgとかあるらしい、というのがいつの間にか自分のギターの重量とすり替わっていた模様です。これからは積極的に使っていくことにしましょう。
てなことにかまけていたら、本番前のたしなみタイムのお釣り400円をエナさんに渡すのをすっかり忘れてしまいました。9月には間違いんく返却しましょう。

2024年6月16日(日)
荻窪TOP BEAT CLUB
荻窪コネクション

吾妻光良トリオ+1
/HOWLIN’ HACHIMA
/Cの誘惑

恒例のトップビートのハッチさんとの共演。あれ、いつの間に荻窪コネクション、なんていう名前がついたのでしょうか。コネはね、大切です。吾妻も先日米国西海岸に旅行に行った時にコネの大切さを痛感しました。裏金とか談合はいけませんが、コネは良いんです。そんなこんなでCの誘惑さんは、確かお正月に六角さんの代打でレッドクロスに出た時にご一緒しました。ね?ここにもコネがあるわけですよ。そのコネを更に強くするために開演前には青梅街道沿いのどこぞの居酒屋でたしなんでる様な気もする今日この頃です。

開場17:30 開演18:00
前売:3,500円/当日4,000円(+1ドリンク 700円)

TOP BEAT CLUB スケジュールページ

最近は健康のために吾妻は自宅からトップビートまで歩いて行っているわけですが、到着すると他の三人は既に全員揃っており、リハに臨む気満々です。先ず我々、続いてハウリン・ハチマ、というところでギターの音が出なくなる、というトラブルに見舞われ、ワイヤレスでは無いのか、いや、ギター本体の問題だろう、いや、何とアンプが壊れてしまったではないか、という珍しいこともありましたが、無事に終わり最後にCの誘惑さん。さあて、本番まで青梅街道沿いの居酒屋に行くか、と思うと、まさかの休業日。一瞬居酒屋難民になりそうでしたが、無事中華屋を見つけて本番前の乾杯。

「いや、そういえばこの前の西新井はお疲れ。」
「いやいや、打ち上げもご一緒させて頂きまして。」
「ハチコーもなかなか面白いな。最近はハチコーが多いの?」
「いや、色々ですね。下田さんとの下八もやってますし。」
「ああいう子供が来る催しに下八も面白そうだな。」
「いや、下八はああいうのダメなんです。下田さんの顔が子供向けじゃないんで。」

居ないところで何を言われてるのか判ったもんじゃありません。さて、お店に戻るとCの誘惑さんの本番真っ最中。

お正月にお会いした時は、そそくさと帰ってしまったので良く把握できていませんでしたが、朗読なんかも取り入れて、一種演劇風な趣きもある個性的なバンドでありました。で、二番手が我々。

一体、何でこんなに全員嬉しそうなのかは良く覚えておりません。しかし、牧さんがマイク・スタンドにマスクを干してるのが何ともビンボくさいですね。そんな牧さんが何故か照れているのは、

「いや、牧さんもこう見えてフランスが長いですからね。どれぐらい行かれてたんでしたっけ? 6・・・・日間?」

といういつものネタであります。そしてトップビートといえばやはりロックの小屋ですから、吾妻も

おお、ピート・タウンゼントか、と思われるかも知れませんが、いや、”Elephant Rock”という踊りの曲の中の、象が鼻を振り回す、という振りを踊っているところなのですが、とてもそうは見えないのは何かが根本的に間違っているのかも知れません。ということで、終盤に向けてロック・テイストで突き進みました。

そしてラストはハウリン・ハチマ。

ちょっと音量がかなり大きいのもあって、ずっと見ていると疲れるので楽屋と行ったり来たりしていましたが、これはいったいどういうシーンだったのでしょうか?仲違いでしょうか?糾弾でしょうか?

さて、アンコール・タイムは、これも定番となりつつありますが、3バンドの有志が集まっての合奏となりました。

我々もこういう場では若い世代に負けているわけには参りません。

ハッチのアクションだって、難なくコピーしてみせますが、いかんせん、年齢からくる身体の固さというのはどうしてもついて回ります。

ハッチがそっちならこっちはどっちだ、と負けずにアクションを繰り出します。

赤い人も負けじとピアニカで応戦します。

しかし、こちらも寄る年波には勝てず、はりきり過ぎて最後はコケてしまいました。

終了後は、最近飲み屋さんとして充実してきたという、トップビートの一階で飲み収めて帰途につきました。

2024年6月15日(土)
高円寺JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:山室俊介(Gt,Vo),NATSUKO(Harp)

6月は珍しくゲストにお二方をお迎えすることとなりました。一人目は吾妻の高校時代の先輩でもある、日本のブルース・ブーム真っ只中を泳いできた元・ジュークジョイント・ブルースバンドの山室さん、そしてもうお一人は個性派女性ハーピストのNATSUKOさん、どちらもストレート・ブルースの様で実はそうではない、という独特の世界を味わっていただけることでしょう。

開場18:30 開演19:30
前売:3,700円/当日4,200円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

日暮さんのお通夜、小出斉を送る会、となかなか寂しいイベントが続くなか、持って行くギターも色味の無いものを選んだりしていましたが、ようやく日常に戻ったこの日は久々に真っ赤なギルド・スターファイアーのコピーモデル、高円寺で39,900円にて入手したものを持って行きました。先ずは我々4名でスタート。

何曲か演っているうちに、どうも牧さんのベースの音が小さいのではないか、という疑念が残りの三人から発せられ、舞台上での相談が始まりました。

まあ、時々あるといえばあるトラブルなのですが、リハの段階から何回も、もう少し上げてくれ、えええ、まだ上げるのか?といったやりとりを経ているので、これはひょっとすると「上げた様なふりをしている」というワザを身につけたのではないか、という疑惑も持ち上がりましたが、実際は残りの三人が耳が遠くなってきた、ということだけなのかも知れません。
そして一部の最後にゲスト登場、となるのはいつも通りですが、この日は珍しく山室さんとNatsukoさんの二名が一緒に登場しまして、一挙にステージ上は6名と大人数に。

先輩の山室さんが着席で臨んでおられますので、吾妻も牧も堂々と座ったままで演奏できるのはありがたいことです。
休憩をはさむと今度はお一方ずつの登場で、先ずはNatsukoさんから。

いきなり前のめりでどうしたんだ、という感じですが、それもその筈、一曲目はジェイムズ・コットン/ジャッキー・ブレンストンで有名な「ロケット88」、世界初のロックンロール、とも言われている曲ですから盛り上がらないわけには行きません。Natsukoさんが手をパタパタとさせて、”フワーウ、フワーウ”、というハンドワウワウ効果を出しているのをギターでも再現しよう、と吾妻も挑戦してみましたが、

そううまく行っていないことが写真からも読み取れます。こうしたハードなナンバーに続いて、旧いバラードからスタンダード、ファンク・ブルースまで、幅広い芸風を楽しませて頂きました。そして、入れ替わりで山室さんの登場。

紹介の時に「かつては『ブルース界のプリンス』と呼ばれていた山室俊介さぁん!」と叫ばせて頂きまして、いやいや50年前の話だよ、と笑っておられましたが、いや、今でもなかなか格好良い山室さんであります。

最初に歌われたゲイトマウスの”Sad Hour”は、それこそ50年ぐらい前に山室さんの目黒の実家で一緒にレコードを聞いたことを思い出しました。途中からNatsukoさんも呼び戻して再び6名で終盤戦に。

アンコールでは珍しく三人のハーモニーでレイ・チャールズの”Crying Time”をお届けしました。

途中のNatsukoさんのソロ…

に続いて、コロナからの散歩の成果をお見せしなければ、と吾妻も3小節だけハーモニカをご披露。

どこを吹けば良いのか探っているせいか、表情が情けない限りですが、散歩で吹いていた時もこんな顔で吹いていたのでしょうか? そりゃあ、子供の一人も寄ってこないわけです。そんなこんなでお疲れさまでした!

あとは打ち上げで楽しくご歓談タイム。また、宜しくお願いします!

2024年6月12日(水)
高円寺JIROKICHI
中野Bright Brown
「小出斉を送る会」

ブルース・ギタリスト/シンガーとして、またブラック・ミュージックを主とした評論・文筆活動などで知られた小出斉さんが、今年1月に急逝されました。このたび、関係者によるトーク(対談)やミュージシャン仲間による演奏で故人を偲ぶ「送る会」を開催いたします。
 
 日時 6月12日(水) 19:30~22:00 (予定)
 第一会場 高円寺JIROKICHI 
        JIROKICHI YouTubeチャンネル
       「LIVE MUSIC JIROKICHI
         (https://www.youtube.com/c/livemusicjirokichi)
        からライヴ配信も行います。
 
 第二会場 中野Bright Brown
(プロジェクターでライヴ配信映像が
見られます)
 
 出演 高地 明、鈴木啓志、永井隆、山崎美樹、森田恭一、森崎ベラ、山室俊介、石川二三夫、藤井康一、大西真、小町正明、永田純、早崎詩生、上阪宏哉、和田耕太郎、妹尾みえ、坂口和樹(ギター・マガジン)、袮屋 康(レコード・コレクターズ)、井村 猛(ブルース&ソウル・レコーズ)、安藤賀章(Pヴァイン)、川瀬真司(ガンボスタジオ)、吾妻光良、小安田憲司、KOTEZ ほか
 
 チャージ(会費) 2,000円
(自由席・立ち見の場合もあります)
 ※高円寺JIROKICHI 
    ホームページ https://jirokichi.net 
    にて「STAGLEE」よりご予約ください。
    5/15 (水) 19:00~ 予約開始
30名でソールドアウト
 
 ※中野Bright Brown 
   ホームページ内[予約ページ]よりご予約ください。
    https://brightbrownnakano.wixsite.com/brightbrown
             
※会費は会場費/運営費に充てさせていただきます。
※会場の都合上、献花、焼香などは行いません。
※お花代、お香典等は受け付けておりません。
※当日、ご予約頂いた方以外は入場できません。
 ぜひライヴ配信をご利用ください。
  
上記の他、下記のライヴハウスなどが協力店舗としてお店でこの配信を見るというイベントを開催します。
 
 札幌 little Live & bar   Brillia
 石巻 ラ・ストラーダ
 岩手 Be One Box
 福島 Livespot SOLA
 仙台 ブルース
 新潟 Live Bar Mush
 阿佐ヶ谷 シカゴ
 阿佐ヶ谷 Barrel House
 神楽坂K.West
 狭山 フェロウズ
 北千住 カブ
 浜松 ビスケットタイム
 名古屋 オープンハウス
 京都 スターダストクラブ
 滋賀 music cafe & gallery なないろ
 大阪 Cafe & Live Bar LAMP
 大阪 シカゴロック
 高槻 HIDEAWAY
 和歌山 HOBO’S BAR
 香川 RUFF HOUSE
 香川 Music Cafe & Bar VOICE
 高知 Sweet Water
徳島 カフェ フルハウス
 広島 LIVE cafe Jive
 福岡 BLACK CAT BONE
 
  開催の詳細に関しては、それぞれのお店に問い合わせてください。
 
[企画・協力]吾妻光良、小安田憲司、KOTEZ、
濱田廣也
(ブルース&ソウル・レコーズ)
       高円寺 JIROKICHI、
中野 Bright Brown

2024年6月8日(土)
福生市民会館小ホール
福生ジャズフェスティバル
吾妻 光良トリオ+1

こちらもコネの賜物でして、何回かお邪魔している福生の「おでんと一品 そら豆」さんのお誘いで、福生で初の(?)ジャズフェスに出演させていただくこととなりました! 気をつけて頂きたいのは福生市民会館、と申しましても、福生駅ではございません! お隣の牛浜、という駅から徒歩6分のところにございまして、福生から歩こうとすると19分です。気をつけてください。福生では七夕祭り、というのも毎夏盛大に催されているそうで街全体が何か楽しげですが、そら豆のスタッフで連絡係のHさんからはメールで、
「ジャズフェスですが、ジャズでなくてもかまいません。」
という連絡が来ており、うむむ、俺達はいったい何なのだろう、と根源的な疑問も出て来たりしますが、七夕少し前という季節を存分に楽しめれば、と思っております。

開場10:00 開演11:00 終演 16:00

NPO法人・福生と音楽を楽しむ会 FB

福生市民会館といっても駅は牛浜。牛浜なんて来たこと無いよなあ、と思いつつ駅を降り立つと、ありゃ、ここそういえばだいぶ前に散歩に来たことあるな、と思い出しただけでなく、そういえば比較的最近、ドリンキン・ホッピーズと民クルのメグさんのアルバムを録音した時に、完成祝いということで牛浜近くにあった当時のメグさんのお宅に遊びに行ったことあるな、というのもよみがえりました。人間の記憶はあやふやなものです。まあ何にせよ、梅雨入り前のおだやかな初夏の陽気の中、少し早めに現場に入ると、既に地元のジャズ・バンドの方々が演奏しておられました。しばらく見ていると、何やら舞台の下の下手辺りに何やら不思議な物体が動いているのに気づきました。

こ、これはいったい?と主催者の方に尋ねたところ、福生のゆるキャラで筍の妖精だという「タッケー」だそうです。まあ、ゆるキャラは山ほどいるんでしょうね。そんな中、始まった我々のステージ。

このたたずまいがジャズっぽいのかどうかは微妙なところですが、一つはっきりと言えるのは、牧さんが椅子が低いというのもあるのか、どうにも反省している様に見える、といったところでしょうか。やはりこの前屈姿勢がそれに拍車をかけているのでしょう。ある程度の年齢になってきたら姿勢は本当に大切です。

ほら、こうして背筋さえ伸ばせば、ずいぶん頑張っている感じに見えるのです。以後、気をつけましょう。そして何曲か演っているうちに突如ステージに乱入してきたのが、

タッケー!! どうしたんだ、さっきのバンドでもう帰ったんじゃないのか、というとそんなことは無く、虎視眈々と登壇のチャンスをうかがっていた様です。そもそも何故出て来たりいなくなったりするのか、というと、20分ぐらい活動したら20分ぐらい休まないと激しくバテてしまうらしく、こんなところにも働き方改革は導入されているのです。そんなわけで非常に自然な流れで、我々とタッケーの共演となりました。

しかし、我々のバンドもおとなしくジャズを奏でる、というバンドではございません。アンコールともなりますといつものトルバドール・ショウ=客席練り歩きを展開せずに終わるわけには参りません。妖精に言葉が通じるのか、という問題はあるものの、とりあえずアンコール前にその辺りの取り組みについて吾妻からタッケーに事前レクチャを行いました。

さあ、そしてこれがバンド史上初のゆるキャラをまじえたトルバドール・ショー!

若干、ハッチ・ハッチェル的なムードもありつつ、草場の陰でロニー・ジョンソンも驚いているのではないでしょうか。最後はタッケーと二人で並んでステージに腰掛ける、という演出を取り入れてはみましたが、タッキーのこの体型でこういう座り方が出来たのかどうかは未だに良く判っておりません。

いやいや、何はともあれお疲れ様でした、という終演タイム、タッケーの表情がなかなか良いですな。

そして滅多に無いことですから、我々もタッケーとともに記念撮影。

てなわけで、すっかり何もかもタッケーに持って行かれた福生ジャズフェスではありましたが、終演後はもちろん「おでんと一品 そら豆」さんに流れて呑み上げましたとさ。