2024年3月

2024年3月30日(土)
高円寺JIROKICHI
吾妻光良トリオ+1

牧 裕が体調不良のため欠席となります。
代打として小町 正明さんが出演します。

3月のJIROKICHIマンスリーはゲスト無しにて臨みます。年度末ですからね、新年度を迎えるにあたり、バンドとしての新たな経営方針とか中期経営計画とかを策定するには良い機会ではありますが、そう言えば似た様なことは新年にも考えておりましたな。で、その成果は何か上がっているのか、と聞かれると、うーん・・・、2〜3曲ほどレパートリーは増えましたが、他にはこれと言って目に見える変化はありません。まあ、長い目で見てやってください。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

昨年末の立川AAカンパニーとTOP BEAT CLUBに続いて、再度小町さんにピンチ・ヒッターをお願いしたJIROKICHIマンスリー・ライヴ、ますます足を向けて寝られなくなってまいりました。そして小町さんはこれまでのどのバンドでも座って弾かないスタイルで通してこられましたので、とても彼だけを立たせているわけには参りません。

珍しくこうしたスタンディング・スタイルで臨みましたが、不思議なものでどこかしら吾妻の態度というかたたずまいがエラそうに見えます。

決して、毎日毎日低音ばかり鳴らしている、とかいうのとは違ってギタリストというのは基本的に頭脳、知性が高いのであります、と威張ったりしているわけでは無いのですが・・・。そしてこの日の吾妻は、うるう年の17歳記念ということで米国西海岸に行ってきたばかり、ということもあって、これまでとはひと味違った演奏をご披露していたわけですが、どうも慣れ親しんだ日本のメンバーには理解して頂けない様なところもある様です。

まあ、そんな洋行帰りに嫉妬しているのか、行状を鼻で笑う、というピアニストもおりましたが、まあいいでしょう。いずれ判ってくれる時も来るでしょう。

そう、米国では観客の皆さんの好みに合わせて、ダンスの曲などもいくつか披露させて頂きましたが、これはそんな曲のひとつ、”Do The Chicken”を再演した時の様子です。あ、ちょっと、日本の皆さんには判りにくいかな。

で、一部、二部通してずっと立ったまま演奏していることもあるのか、この日は何となくロックなムードに包まれておりまして、例えばピート・タウンゼンドで有名に風車奏法や、

いや、ストラップが短すぎてちと腕が回ってませんな。とか、小町さんも

決して何かに困惑しているわけではなく、ロック魂に火が点いているところなのでしょう。と来れば岡地さんも

何みたい、といううまい比喩は思いつきませんが、とにかく一瞬が切り取られた良い写真です。残る一人の早崎さんも

大喜びでコーラスを唄っていた様です。そしてアンコールでは久々に客席乱入練り歩き大会ですが、

バンドの新たな方針、というほど大それたものはありませんが、10年1日で同じことを繰り返しているわけには参りません。バンドというのは別の言葉で言うとシンクタンクですから、毎日毎日同じことをしていてはいけない、のかな? 良くわかりませんが、とにかくこのトルバドール・スタイルというか、客席練り歩きの弱点は何か、と考えると「客席に下りて行くと暗いので何が何だかわからなくなる。」というのが先ず思い浮かびます。そこで!

この様に譜面を見るために使っている譜面灯を顔に当てる照明として活用する、ということを考えつきました。これにより、これまでは客席に出て行っても何をやっているのかいま一つ判りにくかった練り歩き大会も、

この様にくっきりと明るく照明が当たって、会場のお客様にも配信をご覧頂いている方々にもより楽しんで頂けることになりました。ただ光の当たり方によっては、

ちょっと怖い、という課題は残りますが、まあ今後の課題でしょうか。とりあえず、小町さんのご尽力のおかげで何とか乗り切ることが出来ました。小町さん、ありがとうございました。

2024年3月23日(土)

二子玉川ジェミニシアター
吾妻とコーゾーの午後のJIVE音楽
吾妻 光良 と Swinging Jivers

吾妻光良(g,vo)/渡辺康蔵(sax,vo)/早崎詩生(p)/牧裕(b)

まった、適当な名前つけてぇ! と思われるかも知れませんが、時折展開しているドラム無しでのBoppers関連スピンオフ、スピンオフとは言わないのかな、まあ、そのテの企画ですが、以前コロナの初期の頃にお邪魔したジェミニさんで久々に演らせていただくことになりました。しかも段々春っぽくなってきている季節でもあり、午後の早めのライヴであります。是非多摩川散策のついでに如何でしょうか?

開場15:00 開演16:00
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

ジェミニシアター スケジュール

記録よりも記憶に残る、と言ったのは110年ぶりのいきなり優勝記録を出した尊富士でしたが、こちとら年齢もありまして、記録に頼らないととても思い出せません。ということで調べると2021年の9月以来、という二子玉のジェミニさん。お店の外にはこんな看板が。

どなたが作ってくれたのかは知りませんが、Boppersのライヴから抜いた写真で構成されたなかなか良いポスターで、当ページではなかなかここまでのデザインは作れません。先日、吾妻が昔勤めていたいわゆるIT系の会社の後輩と飲んだ時のことですが、

「なんかさぁ、サイトとか自分で作ってるんだけど、デザインがいまいちでさあ。」
「あ、見たことあります。ワチャワチャですよね。」

そんなことないですよ、頑張ってるじゃないですか、とか励ましてくれるかと思いきや「ワチャワチャ」と言われるとは思っておらず、なかなか記憶に新しいところです。そんなところで閑話休題、早速順調にライヴがスタートしたのはまだ思いっくり明るい16時ちょい過ぎ。

コーゾーさんが立ったままで演奏する、と言うので吾妻も牧も立ちで演奏することにしましたが、ご覧の様にステージはかなり広いので、何となく所在無げな感じです。服装がバラバラなのも良くないのでしょうか。広さをもて余したのか、こんなシーンもありました。

ちょっと今となっては意味が判りません。そして3月も後半、お彼岸も過ぎた、ということで春っぽい演目を色々と持ち寄ったのですが、あいにくこの日は冬に逆戻り、といった様な日で、いや、ライヴの選曲というのはなかなか難しいものです。当然、演目の中にはこれまで何回も演っている曲もありまして、次の曲はキャブ・キャロウェイが唄っていた”Your Voice”、ラストではいつもこんな振り付けをしています。

“Oh,Nooo!” というセリフに合わせてこのボーズを取っているのですが、もう何十回となく演っているにも関わらず牧さんが何故か、最後のここのブレイクで止まらず、ボーン、とはみ出してしまうのです。今回もまた派手に間違えてくれまして、さながらこの“Oh,Nooo!” が牧さんがまた間違えたことにより惹き起こされた、そんな様にも思える写真でございました。そしてアンコールは、客席練り歩き好きの三人が揃ってしまい、三人とも降りていってしまいましたが写真で見ると、

どことなく、放心している様にも見えます。そして四人編成のうち三人が降りてきていますので、その頃ステージはどんな感じになっているのか、と申しますと、

牧さんが独り、青い光の中でステージを死守しておりました。と、なかなか珍しい劇場風しつらえのジェミニ・シアターですので、何か変わった試みも出来るのではないかな、などと思いつつ二子玉川の飲み屋街に流れていった午後7時、でございました。

2024年3月19日(火)
高円寺 楽や
Special Duo +1 !

照本 史(pf,vo)/吾妻光良(g,vo)/田村エナ(vo)

おーっといけねえ! 何と告知忘れ!  皆さぁん、照本さんとの楽やでのデュオ、これが3回目ですよー!前回飛び入り扱いだった貝殻倶楽部の歌姫、エナさんも今回はしっかりメンバーとしてエントリーされております。決して大きなお店ではないのですが、30名限定ですので、ゆっくりご覧になれます。でも居心地が良いぶん、つい呑み過ぎてしまうのがどうしたものか、という今日この頃でもあります。

開場19:00 開演19:30
ミュージック・チャージ1000円+オーダー+チップ

楽やさんHP

高円寺というと、吾妻の住まいの阿佐ヶ谷からひと駅、そんなに暑くも寒くもない、もう少しすると桜も咲くのでは、ということで家から楽やさんまで約35分かけて歩いていきました。そうかあ、大学生の頃はここでバイトしてたよなあ、とか色々な想いに浸りながら散策して店に着き、さあ、本番前の打合せとたしなみに、というところで、さてどこに行くか、となった時に、そういえば近くにビール330円のたこやき屋さんがあったよ、という情報をお二人にお伝えしてたところ、是非行ってみよう、ということになり、特に関西出身のエナさんは大変気に入ってくれた様で、いや、散歩は大切です。で、始まった本番、先ずは照本さんと二人だけのデュオから。

何しろ演目は30代の頃にやっていた曲から引っ張ってきたりしていますので、記憶もあやふやなところがあり、リハではそうしてたところを一つ一つ確認していくわけですが、この上の写真の様に二人ともどこかあらぬ方向を見つめてしまうのは、つい脳の奥底にしまわれている(かもしれない)記憶を探っているのでしょうか。そして先ずは先攻で吾妻から唄い始めます。

いろんな曲がありますが、現在の様に結構な数のナット・キング・コールのレパートリーがあるのは、この時代に培ったものかもしれません。続く照本さんの歌もやはりキング・コール多め、です。

そして一部の中盤からは田村エナさんに加わっていただきました。そんなに広いステージではないのですが、やはりこう歌姫が加わると花が咲いた様であります。え?こういう物言いは良くない? いや、そんなこた無いですよ、もっと普通に暮らしましょうや。

何故かこの日は、照本さんの妹さん、息子さんとその彼女、エナさんの娘さんとそのお友達、などが見に来られていて、妹さんだったか息子さんだったか忘れましたが、

「何か法事みたいだよね」

と言っていたのが印象深い光景でした。まあ、お彼岸も近いですからね。さて、折角歌う人が三人もいますので、そうなるとコーラスをしたくなるのが人情です。これも昔やっていた曲の中から数曲コーラスものを取り上げました。

いや、コーラスは楽しい! 今後に向けてコーラスに精力的に取り組みましょう!という気運も盛り上がって参りましたので、次回もお楽しみに! 次回は6月を予定しております!