2020年6月

2020年6月13日(土) 19:30~
高円寺 Jirokichi
吾妻  光良トリオ 
 吾妻光良(G,Vo)
牧裕(ContraBass)

 岡地曙裕(Drs)

おい、一体どういうつもりなんだね、東京アラート発令か、と言われる今日この頃にライヴをやるとは! ち、違います、流行りのネット配信ライヴ、という提案を次郎吉さんから頂きまして、ちゃっかり乗っかることになりました。無観客でありますし、更にメンバー間でも感染予防にはしっかり気を配って参りますので、安心してご視聴ください。投げ銭して頂いた方には素敵なオマケがつくとかつかないとか・・・・・?

次郎吉HP

コロナ騒動で下記の3/7の次郎吉45周年以降すべてのライヴが中止もしくは延期となった我々ですが、改めてこれらのライヴ活動と、それに伴うタシナミや飲みが日々の生活の中で大きなウェイトを占めているな、というのが判りました。このコロナ禍の中で、我々3人がどの様な日々を過ごしていたか、を若干、ご紹介しますと・・・・。

吾妻は健康維持のために、朝な夕なに1日1万歩を目標にひたすら散歩散歩、です。このネコは近所でも美形で知られていますが、今回の散歩で「ピン子」「ナナ」「ミー」と呼ばれているのを初めて知りました。「千の名前を持つ男」は聞いたことがありますが「3つの名前を持つ猫」だとは知りませんでした。

そしてこちらは牧さんのベース、もう楽器を弾きたくて弾きたくてたまらなくなるも、図体も音も大きい楽器ですので何とか音量を小さくしよう、と涙ぐましい努力のあとが見てとれます。
「何だか、妙に見た目が患者さんっぽいな」
「ま、一応リハビリといえばリハビリだからね」
しかし、メトロノームに合わせてベースを弾くのは、弾かないよりはましだが、つまらない、と申しておりました。

そしてこちらは本業に欠かせない用地管理の効率を上げるぞ!と岡地さんが意を決して購入した格安中古耕運機! 男らしさ爆発の自粛期間中の一枚、恰好良いです。

さて、そんな中で次郎吉さんから頂いたこのライヴ配信の話、乗らないわけがありません! しかし、久々なので怖いというのも正直なところでございます。いつものライヴは大体16時入り、次郎吉さんからは17:30入りぐらいでどうでしょう?と言われていましたが、も、も、もし緊張で弾けなくなったらどうしよう?という危惧もあり、ご提案の一時間前、16:30に入らせていただくことにしました。久々、次郎吉の店内に入っていくと見慣れた店の方々が、 全員マスク姿で、しかし普段余り見ない様な態勢でたたずんでおられます。

何をしているのか、というと丁度ライヴ配信の準備が終わって一段落、というところであります。 しかし、こんなチャラチャラ踊ったりしてて肝心の撮影の準備とかは大丈夫なのかね、という小言の一つも言いたくなる方もおられるかとは思いますが、そこはさすが老舗の次郎吉、にわか仕込みとは思えぬプロっぽいセッティングの仕上がり状況でありました。

「あれ?ピアノに赤い上着が・・・?」
そう、出られるか出られないか直前まで判らない、と言っていた早崎さんが、前日の段階で出られることになったのです。ただ、もう告知も間に合わないし、何だかんだ説明も面倒くさいので、配信本編の中では冒頭に 「何だ?結局来れたのか!」 というセリフを入れて辻褄を合わせましたが、見え透いた猿芝居は止めろ、というご批判も各方面からありました。で、ついでですから早崎さんはどんな自粛生活を送っていたのかというと・・・、

ベッドのすぐ脇にこのピアノを置いて、朝起きては弾き、夜寝る前には弾き、食前食後には弾き、と片時もピアノを弾かない時は無い、という生活を送っていましたが、電気の音に飽き足らず、生のピアノへの飢餓状態がつのるばかり、という日々だったそうです。さて、久々の合奏なので忘れているところも多々あって、いつもより長めのリハを終えて、本番前のたしなみは向かいの極楽屋さん。飲みの間もマスク着用でしっかり感染予防に努め、さて本番。

本編中でも何度も言いましたが、いや、合奏って本当ーに楽しいもんですねえ!無観客ではありましたが、数人程度お店とバンドの縁者が観覧しておりましたが、そんな中の一人がハッチ・ハッチェル。おい、ハッチ、ちょっとここ来てカメラに顔だけ見せろよ、と言ってごくひと節歌ってもらいましたが、マスクもしていないので、あれだと二密ぐらいになっちまうんじゃねーの?と心配していた方々もいらしたという話です。


しかし、ハッチ氏がいてくれたおかげで、初めての配信もそんなガチガチに緊張することなく、楽しく終えることが出来ました。ハッチありがとな、ということで記念撮影。

あああ、やっぱりマスクしてなーいっ!

danraku