2020年9月

2020年9月27日(日)
阿佐ヶ谷ロフトA
塚本功  presents vol.9
塚本功&吾妻光良 ゲスト:牧 裕

3月に参加予定だった塚本さんとの恒例セッションでしたが、今回はゲストとして牧さんが参加。このメンバーでは、2019年の秋に吉祥寺のクアトロ・ラボの閉店記念でご一緒しました。そのクアトロ・ラボも今や渋谷の新しいパルコに引っ越したのですね。時はうつろうものですよ。何とか時のうつろう中で、コロナも収まってほしいものですが、ロフトAさん、きっちりと対策を取ってのライヴに加えて配信も実施されます。

OPEN 18:30 / START 19:00
現場チケット¥3,500 / 配信チケット¥2,500

  阿佐ヶ谷ロフトA HP  

塚本さん、そして今回は欠席でしたが、やはりギタリストの井上大地さんとのギター・トリオでのロフトA公演が、3月14日に予定されていましたが、急速にコロナ感染が広がるなか、大変申し訳なく感じつつも、吾妻は参加を見送らせて頂きました。それからほぼ半年、何と人生は数奇なもので、前回塚本さんとご一緒したのは丁度364日前の2019年の9月28日という日取りだったのです。一年でずいぶん色々なことが様変わりしてしまいました。しかし塚本さんのギブソンはこの日も変わらずシブいたたずまいで、先ずはギブソンを抱えた塚本さんソロからスタート。

そうそう、この日も人数を限ってのお客さんありライヴ、ということで、写真は良くお世話になってるMasuminさんから提供して頂きました。ありがたいものです。どうでも良いですが塚本さん、マスクは鼻までした方が良いかと。そして、塚本さんのソロ・コーナーの最後に吾妻も参加。

実はこの日のギター「キング・スネーク」は3月のロフトで使おうと思っていて、それ以来使われないまま半年間、ずっと居間のギター・スタンドに置かれていたものがこの日、ようやく陽の目を見た、というちょっと良い話です。休憩後は牧さんも参戦して三人での演奏となりました。

牧さんだけマスクをしておりませんが、大きな楽器なので呼吸量が必要なのかも知れません。しかし、しばらくして

おや、吾妻もマスクを外してしまいました。さすがに自分で歌うときはマスクだとうまく歌えません。皆様に見えるかどうかは判りませんが、ロフトAのマイクにはマイクを囲む様に飛散防止のためのアクリル・カバーが装着されておりますので、その効力におすがりすることにしました。塚本さんは歌の時でも何でも終始マスクをつけっぱなしで頭が下がります。

しかしまあ何だかんだリラックスしてきますと、コロナって何だっけ、という様な緩みきった表情に戻ってしまうのが、情けないことは情けないですが、まあずっとこんなんで演ってますからね。是非、次回はお客さんにも普通に来て頂いて大地さんも呼んで、という回にしたいですね。

2020年9月20日(日)
高円寺 Jirokichiよりライヴ配信!
急遽15名限定・お客さんあり、の
公演になりました!が、すみません
完売となってしまいました。

吾妻 光良トリオ+1
吾妻 光良(Vo,G)、牧 裕(Contrabass)
岡地 曙裕(Drs)、早崎 詩生(Pf,Pianica)

思えば3月7日にホトケさんをゲストに迎えた次郎吉でのBoppersライヴをやって以降、リアルなライヴはほとんど止まってしまいましたが、何だかんだと我々トリオ+1にとっては、これが5回目の配信ライヴ、感染状況によっては何人かお客さんを入れても良いのかなあ、それとも自粛ナントカとかが来ちゃうのかなあ、と揺れ動く男心ですがとにかく何かしらやります!
「翌日は月曜日かあ・・・」
大丈夫!祝日です! 吾妻もおそらく墓参りです!

19:30~無観客のJIROKICHIより生配信
視聴:フリー (投げ銭受け付けてます)

ご来場される方々は・・・
Open 18:30/Start 19:30
前売 3500円/当日 4000円+1drink order

 次郎吉HP

次郎吉での三回目の配信ライヴは、15名様とはいえお客様を迎える形で開催しまして、リハの終わり頃にお店の皆さんがフロアに椅子を並べているのを見ながら、
「ほら、見てみろっ! 次郎吉が帰ってきたよ!」
と思わず口走ってしまいましたが、感慨深いものです。
本番前のたしなみには、前の二回はお向かいのG楽屋さんに行きましたが、若干席の配置が密かもなー、と言いつつ線路の反対側のチェーン店の方が広いかも、と覗いてみると何とシルバーウィークの影響が店の外で大行列!こりゃたまらん、とG楽屋に戻ると、何だまだこの時間ガラガラじゃん、ということで下手な考え休むに似たり、灯台もと暗しということで、落ち着くべき場所に落ち着きました。ああ、写真撮れば良かったなあ、と思い返しますが、一応話に花が咲いていたのか、何もございません。
さて、ライヴが始まりますと、それはもう画も音も次郎吉ならではのクォリティーですから、我々も何の心配も悩みもなく、いつも通りのびのび演らせて頂きました。

この日は、少し前にYoutubeでロバート・Jr・ロックウッドを見ていたこともあり、吾妻はE-Bayで購入した12弦ギターを投入しました。弦を張り変えるのもチューニングするのも大変なのですが、この見た目と独特な音色を年に一回はご披露する様に心掛けているのです。
「あれ、もう一台ギター置いてあるけど?」
そうなんです、よくぞ聞いてくれました。この12弦ギターはコスト削減のために色々と工夫がされていまして、この弦を通しているテールピースのところをご覧ください。

12弦ギター、っていうぐらいですから弦を通すための穴は12個空いているのが普通なのですが・・・・、

何とこんな感じで、弦を通す穴は六個しか無い。なので、もしも途中で弦が切れてしまったら、まとめて二本を交換する必要があり、とてもそんな悠長なことをしてられないので、予備のギターを用意したわけです。で、案の定二部の途中で交換したわけですが・・・、おっと、音が出ない!

焦りまくって、ああでもないこうでもない、と曲の途中でシールドをつなぎ変えるのですが、どうやっても出ない。後ろで「いったい何やっとんだ?」といぶかる岡地さんの表情も味わい深いものです。ジタバタしているうちにひらめいたのは、そうか、ジャックの形状のせいかっ!ということ。ご覧ください。

このギター、止しゃあ良いのにジャックの差し込み口部分がちょっとくぼんでおりまして、それに対してプラグの方は真っ直ぐなので途中までしか入らなかったわけですね。いやあ、もう50年以上エレキを弾いているのに、それでもまだ知らないことがあるもんです。トリオ+1で演奏してるKay Starrの”What Goes Up Must Come Down”、「おごるる者は久しからず」が身に沁みた一幕でした。 来場されたお客様に加えて、今回も多くの方々に配信をご覧頂けた様で、ありがとうございました。ナマステー!

2020年9月19日(土)
浅草HUB / Drinkin’ Hoppys
ゲスト:吾妻 光良

周りを見回すと還暦越えばかりで、若い友人がどんどん少なくなる中、年齢差20才の富山さんが率いるDrinkin’ Hoppysに飛び入り、じゃないや、ゲストとして出ることになりました。若い人とも付き合わないと、どんどん頑迷になっていくばかりですから。感染防止に配慮しての人数限定ライヴに加えて配信もあるそうです。

1st-SET:19:00~20:00
2nd-SET:20:40~21:40
Music Charge:3000円

浅草HUBスケジュールページ

浅草HUBさん、以前から名前は存じておりましたが、現地にお邪魔するのは初めてです。というより、浅草も滅多に行かないですからねえ。銀座線で降りて地上に出たまでは良いものの、どちらに進めば良いものやら。仕方なく、
「センソウジはどこですか?」
と道行く人に尋ねるという、まるで外国から来られた観光客の方々の様ですが、何とかたどり着いてリハーサル。
ここHUBは、いわゆるライブハウスというよりは、飲食がメインという風情もあるので、楽器やPAのセットはすべて楽団側がやる、というある種、珍しい形ですがこれはこれで楽しいもので、吾妻もPAのセットアップに燃えて懸命に作業をしておりましたもので、申し訳ありませんが、何の写真もありません。そしてリハが終わるとメンバー約10名で浅草の街にたしなみに行きますが、そこはマスク着用、アルコール消毒、ソーシャル・ディスタンス確保、という大人の対応は忘れません。
「うーん、久々の大人数の合奏と宴会は楽しいなっ!」
「でっすよねー、でっすよねー!」
年齢の開きはありますが、大変有意義な時間を過ごして、本番に突入。一部と二部に分けてお届けしましたが、次回Boppersで演ろうか、と画策中の曲のリハ(?)も出来て大変有意義な一夜でありました。結局、写真は終了後、帰途につく直前のこの一枚のみ。

うーん、みんな若いから、飲んでしまうと警戒感が薄れてしまうのが良くないですね。帰路は電車の中で何回も寝てしまい、富山さんに起こされつつ何とか帰宅、帰宅するとギター部屋の床に突っ伏して午前1:30まで寝てしまいましたが、富山さんも朝までソファで寝てしまいましたとさ。