2020年12月

2020年12月26日(土)
晴れたら空に豆まいて
~クリスマスを逃した貴方や貴女に~

今年最後の「風呂の日」、湯気にかすむ吾妻光良トリオ-1+1、歳忘れ年末興行!

吾妻?光良(Vo,Gt) / 牧裕(Contrabass) /
岡地?曙裕(Drs) / 早崎?詩生(Apf,Pianica)

今年はコロナでエラい年になりましたが、そんな中、年内おそらく最後の公演は晴れ豆! さあ、齢忘れ、じゃない歳忘れということでパァーッと行きましょう!といっても、マスク、手洗い、3密に注意は引き続き、ですよ。

—-会場観覧&配信—-

《会場チケット》
前売り 3000円 (1ドリンク別)
OPEN16:30 / START17:00

《配信チケット》
※Peatixのみ
1000円のみ
1000円+投げ銭500円
1000円+投げ銭1000円
配信は12月26日ライブ終了後から1月3日23:55まで視聴可。

晴れ豆さんページ

クリスマス・イブにきっと君は来ない、と歌ったのは山下達郎さんで、まあ我々とは関係ないだろ、と思っていたわけですが、そのイブの日の昼下がりに一通のメールが牧さんから残りの三人に送られてきました。

仕事場でコロナの陽性が1人出ました。  (中略)
残念ですが26日のライヴは欠席させてください。最後の最後にこんなことになってしまい申し訳ありません。検査の結果は報告いたします。

おいおいおい、ベース不在かい?こりゃ結構キビしいなぁ!という中、とりあえず以下の様な対策を取って臨みました。
◆牧さん抜きでは無理、と思われる曲は候補から外す。
◆リハは全曲ちょっとずつ演ってみて、感触を探る。
◆リハの結果をもとに、串カツ田中で曲順を決める。
まあ、3個目の項目は牧さんのいるいないに関わらず、いつものリハ後の風景では、という様な気もしますが。ということで、いよいよ2020年最後のライヴが、ちょっといつもと違った感じでスタート。

頭頂部にもろ照明が来ているのが、髪のご加護なのかどうかは判りませんが、とりあえずみんないつもとはちょっと違った表情で臨んでいる様な気もします。まあ、ある意味逆境ではありましたが、今年最後ということもあってか、良く見に来られている皆さんの温かい応援に押されて何とか2ステージをまっとうすることが出来ました。しかし、低音不足というのは、何とも安定しないものでして、あ、そうだ!と目に入ったのが、楽屋に置かれている晴れ豆さんのエレキベース。こ、これ借りても良いですか? とお店の許可をもらって、宴会関係を除けば人生初のベース/ヴォーカル担当としてステージに立たせて頂きました。

何だ、立ってなくて座ってるじゃねえか、というのはどうでも良いですが、妙に嬉しそうなのは「一人スティング」の気分を味わっているからでしょうか。まあ、どちらかというと低音増強の効果より失笑を買うという効果の方が大きかった、という結果に終わりました。
さて、ライヴから間を置かず牧さんからは、

「おかげさまで陰性でした。 とりあえず、お知らせまで。」

という連絡が来て、まあひとまずやれやれ、でしたがやはり4人揃ってライヴが出来るということは本当にありがたいことなのだねぇ、ということを年末に改めて謙虚に思った、そんな年の暮れとなりました。

2020年12月19日(土)
バイユーゲイト
吾妻光良トリオ-1+1

-1+1とは何事だ?と思う方もいるかも知れませんが、要するに岡地さん抜きだが、早崎さんは居る、という変型トリオでございます。バイユーもご無沙汰でありますが、当ページの記録によると、2016年以外は毎年12月に演らせて頂いているというわけですから、ここはしっかりと取り組まねばなりませんな。

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧裕(Contrabass)
早崎詩生(Keyboard)
開場19:00 開演20:00
料金3000円(+1drinkオーダー)

 バイユーHP 

新年の成人式の映像なんていうものを見ていますと、もう若い方々はそんな言葉は忘れてしまったのではないか、と思われるソーシャル・ディスタンスですが、大体2m、最低でも1mと言われておりまして、ここバイユーゲイトにいつもの4名で出演すると、そもそも楽団メンバーの間でも、どうやってもこの距離を確保することが出来ません。ということで、折角の15周年記念ライヴではありますが、コロナ下ということもあって岡地さんを除いたドラムレスの変型トリオでの参戦となりました。

ね? これリハの写真じゃないですよ、本番の写真です。お客さんから楽団までの距離を充分に取られていることが良くわかります。ステージの中ではどんな感じで我々が並んでいるか、を実感していただくために、常連の方に撮っていただいたそれぞれのワンショットの写真を最先端からは程遠いCG技術を駆使して合成してみましょう。

あれ? 思っていたより密に見えますが、これは合成がマズいのです。あと、吾妻のアゴマスクが宜しくない、とご批判される方もいらっしゃるやに聞いておりますが、本番前にはアルコールでアゴを拭いてビールスを除去する、という施策を取っておりますのでご了承ください。
そして、今年最後の中央線沿線での4人以下の3人でのプチたしなみを終えていよいよ本番。バイユーの配信ライヴは店主の上田さんのMCから始まります。

上田さんの指し示しているところには、初めてバイユーに吾妻と牧の二人で出た時のチラシが。確か2006年だったかなあ、お世話になりっぱなしであります。日頃のご愛顧に応えるべく、張り切って演らせて頂きました。

2020年12月12日(土)
ビルボードライブ 横浜
吾妻光良
& The Swinging Boppers

ゲスト:Leyona(Vo)

お話を頂いたのは、だいぶ前ですがコロナ禍のなか、ようやく年の瀬に演らせて頂けることになりました。更に、ゲストに歌姫Leyonaを迎えては久々の公演であります。
しかも、通常よりもかなり早めの公演ですから翌日も安心です。(休みですけどね)

[1st] 開場14:00 開演15:00
[2nd] 開場17:00 開演18:00
Service Area : \6,500/ Casual Area : \6,000

公演詳細

本来でしたら、今年の4月にバート・バカラック楽団を招いてコケラ落としをやっていた筈のビルボード横浜ですが、この騒ぎでバタバタと公演キャンセルも相次ぎ、4~6月はほぼ何も無し、7月からようやく客席が密にならない様な配置を取り入れつつ、少しずつ公演が再開され12月は公演数だけから見たら、だいぶ活気が戻ってきた様で何よりです。
そしてビルボード横浜、もちろんお邪魔するのは初めてですが、舞台も広く、我々の様な大所帯楽団でも充分なディスタンスが取れました。

 この日は登場用のギターとしてE-Bayで2万円台で購入したデコラ張りの様なソリッド・ギター”Cozart”というものと、メインとしてはだいぶ前にウシャコダのサトル君から、何故か頂いた”Greg Bennett”というメーカーのフルアコを登板させました。

見た目は似ても似つかないこの二台のギターですが、実は大きな共通点があるのですね。それは・・・、そう、どちらも中国製である、ということで、更に演奏中は外していてもいつでも戻せる様にアゴにかけてるマスクも中国製ですから、世界の工場、と言われる中国の製品供給能力を改めて思い知らされる午後となりました。しかし、この距離をたっぷりと取ったステージ配置とこのぶ厚いフルアコはなかなか似合います。

この日はちょっと明るめの色のスーツを着て行ったこともあり、気分はT・ボーン・ウォーカーまっしぐらであります。そして、何と言ってもこの日はゲストの歌姫を抜きにしては語れません。

何とも楽団は嬉しそうですね、場が一気に音を立てて華やかになる様な気がします。お判りでしょうか?クリスマスが近い、ということもあり打ち合わせしたわけでは無いのですが、Leyonaのドレスの赤と吾妻のシャツの緑が何ともクリスマス・ムードを・・・って、緑のシャツがそれほど見えないのは誤算でした。しかし、そんなことはどうでもいいんです。Leyonaさえ見えてれば、もうそれで充分なのです。

この日の撮影は、CDジャケットやメイキング映像も撮ってくれている龍ちゃんですが、後ほど帰宅してから確認すると、ゆうに半分以上の写真にLeyonsが写っていた、と。良いんです良いんです、ジジイの写真ばかり撮っていて楽しいわけは無いんでしょう。そう、そして先ほど、T・ボーン、と申しましたが、この日のLeyonaの演目の一曲は彼女のアルバム「忘れちゃうよ」に収録された吾妻作の”Happy Monday”、T・ボーンのストーミー・マンデーと月曜の振替休日をかけた一曲で、この曲でT・ボーン風にた弾きたいがために、このギターを持ってきたと言っても過言ではありません。

ギターが多少、水平気味になっているのがお判りでしょうか?しかしLeyonaの姿を見たいお客さんにとっては邪魔者以外の何物でもありませんな。マニアならではの目の座り方もちと不気味であります。しかしまだまだT・ボーン探求の旅は止まりません。

おお、だいぶ水平になっています。何しろ、このために4日前に思いついて、T・ボーンのに似たストラップを1588円で購入しているのです。こんな話ばっかりしている場合ではないですね。で、この寒い季節に女性ゲストに来て頂いているのですから、そうそう年に何回もは出来ないあの冬の名曲、「Baby,it’s cold outside/おもて寒いよね」をアンコールに一部も二部もお届けしました。吾妻の緑のシャツが余り見えない、という意見もあり最後は上着を脱いで、クリスマス・カラーを強調してみました。

そんなこんなで、いやあ良かったよ、Leyonaのおかげで今宵は大成功だったよ!と楽屋で記念写真。

そして、この時点でまだ時刻は19:15。向かいのビルのお店に小一時間のウチアゲへと向かいました。
「こんなに感染が広がっているのに不謹慎な」
というなかれ。総理と同様、全員マスク会食を強く意識していました。