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2019年1月

2019年1月26日(土)
辻堂・辻庵

吾妻 光良・変型トリオ
吾妻光良(G,Vo) 牧裕(B) 早崎詩生 (Epf)

これで三回目、でしょうか? 湘南でのサパーショウ
辻堂の街のムードにもかなり馴染んできたのでは、と感じる今日この頃。

いや参ったな、この記事も消えてしまいましたので、写真を見ながら思い出していきますと・・・、

アットホームな雰囲気で始まった、様に見えますが、実はこの日、ギターアンプの使い方が判らず店主のTさんから持ち主の方に電話でつないで頂いて、教えを請うたのですが、その方も熟知しているわけではなく、完璧な解決には至りませんでしたが、まあ何とかなりました。年齢とともに次第にデジタル・デバイドになっているのかも。

この辻堂さんの和っぽいしつらえが、正月には何とも似合いますね。部屋の隅っこに小ぢんまりと収まっている感じもなかなか良いものです。そして正月に歌う曲といえば、バンバンと一緒に録音した「正月はワンダフルタイム」。

お客様にもご協力を頂いて「神棚に手を合わそう」、というくだりの振りが見事に決まりました。

そして、レストランでのライヴとなると、これはもうお客さんのところを回らないわけには参りません。いつもより念入りに電池アンプを装着した上で・・・、

徘徊者1号、行動開始。

負けじと徘徊者2号も続きます。

さすがにこの楽器で徘徊は出来ませんので、一人で留守のステージを守る定着者1号、であります。そして1号2号は絶好調が止まらなくなり、

何故か、椅子の上に足を乗せ始めて

負けじと2号もまたそれに追随して、

高いところから失礼します、という大団円となりました。そして、ウチアゲではすっかり良い気分になるまで吞みあげて・・・、

帰りのS南S宿ラインはすっかり夢の中、でした。

2019年1月19日(土)
高松・オリーブホール

吾妻 光良トリオ+1
吾妻光良(g,vo) 牧裕(b) 岡地曙裕(dr)
早崎詩生 (pf)

with 黒神
黒川桂吾(g,vo) 神東正典(b,vo) 的場宏晃(dr)

旧くからのブルース仲間、神東さんと黒川さんのご尽力によって年明け早々、うどん県高松の名門ライヴハウスに登場いたします。

18:00 open / 18:30  start
前売り3,000円 /当日3,500円 +1Drink 500円

オリーブホール ホームページ

いや、何か”過去の公演”を整理せずに放置していたら、2019年前半の文章とか写真が消えちゃって、慌てて修復しているのですが、写真見ながら思い出しましょう。

そうそう、何か嬉しそうなのは久々のライヴ活動だったからで、この一週間前ぐらいはスタジオで”Scheduled・・・”の録音とかやってたわけで、牧君とかレコーディング大嫌いですから、ここまで精神が解放されているわけですね。

早速、空港から向かったのは地元のうどん屋さん、やっぱり本場で食べるうどんは違いますねー。早崎さんの右隣にいるのが、黒神のベースの神東さん。早崎さんは30年以上前に神東さんのバンドにいたのですよ。

一部は先ず黒神さんのステージから。黒川さんの弾くギブソン345は、ある著名な故人から譲り受けたもので、そう思いながら聞くとなかなか趣き深いものがあります。

黒神、というバンド名は既にお気づきの様に黒川氏と神東氏、の頭文字を取っていますので、当然神東氏の歌もあるわけですが、

会場にいらしていた高松ライヴ界のフィクサー、A女史の弁によると「ああ、たまらへん、むつごいわあ。」だそうで、「むつごい」とはどういう意味ですか?と聞くと高松の人間以外には判らない、ということで、地元に根差したブルース、という意味では正しいのでしょう。

さて、レコーディングですっかり縮こまっていた我々も、遠く離れた四国の地で、解放感に押され順調にスタート。

後半には黒川氏も呼び込みましたが、やはり年長者としての意地を見せねば、と解放感に浸っているだけではなく、それなりの頑張りを見せて、

ついでに、調子に乗っていつもの通り客席にも乱入し、

するとこちらの人も、当然の様に同様の行為に及び、

しかし、普段見慣れないものを見てしまったせいか、中には、すっかり驚いてしまったお客様もおられた様で、申し訳ありませんでした。

とりあえず、本年もまた宜しくお願いします。

2018年12月22日(土)
札幌・円山ノクターン

吾妻 光良トリオ+マダムギター 長見順
吾妻光良(g,vo) 牧裕(b) 岡地曙裕(dr)
長見順 (g,pf?,vo)

初めてお邪魔します、札幌円山のノクターンさん。更にマダムギターとの共演というのも珍しいですが、それに加えて札幌にこの人あり、と言われる あの、MTヤKヨシさんも来るという噂も・・・・!

そして、催し自体は肝振東部地震チャリティーの 第7回目だそうです。

18:00 open / 19:00  start
前売り5,000円 / 当日5,500円 +1Drink 500円

チケットの販売は
  ベガーズハーレム:011-233-0555
  円山ノクターン: 011-623-0666

円山ノクターン スケジュールページ

てなわけで、2018年も色々なところに呼んで頂き大好きなブルースやR&Bを奏でる、というありがたい活動を続けてこられたのですが、今年を締め括る最後のライヴは札幌のノクターン、という初めてお邪魔するライヴハウスです。既に岡地さんは細君の長見順ちゃんと一緒に、他のライヴなどのために前乗りしているので、吾妻と牧だけで札幌へと向かいます。当初予定では、15:30ぐらいには現地入りできるか、と踏んでいたのですが、結局お店に着いたのは16:20ぐらい、この日は順ちゃんの曲6曲、更に松竹谷清さんの曲3曲のリハもあるので、開演に間に合うかどうか心配なところでしたが、テキパキと進めた結果、開場時間の5~6分前にはすべての曲のリハを終了。頭を傾けると耳から曲の構成が流れ出て行ってしまいそうですが、とりあえず隣の焼き鳥屋でたしなみと作戦会議。団体さんの宴会が入っていてお店が忙しかったので、折角の北海道なのにあまりツマミを頼めずに残念でした。
一部は我々トリオだけで、クリスマス・ソングなども交えて6曲、最後の二曲で順ちゃんを呼び込みました。

休憩後は、順ちゃんがピアノを弾いて歌う「夏に生まれた夏子さん」。良い曲だよねえー。あんまり良い曲なんで、つい弾きすぎてしまうという、今回は経費の都合で参戦できなかった早崎さんの気持ちが判る様な気がしました。

そして続いては順ちゃんと交替する様な形で札幌の生んだスター、もしくは史上最大の小物、とも異名をとるキヨシさんの登場です。

「ところでどうして、こんなひどい写真ばかりなんだ?」

はいはい、お察しの様に自動カメラを適当なところに置きっぱなしで撮っているので、こんなものなのです。岡地さんの知り合いから数枚頂いた写真で見ますと・・・

吾妻がギブソンのSG、キヨシさんはレスポール、順ちゃんはギルドの箱モノ、というギターの並びだとかなりロックっぽいしつらえとなる筈なのですが、何故かフォーク的なムードが漂っています。全体図で見てみますと・・・、

もはやどういう音楽の人達なのか良くわかりません。更に梅津和時さんや藤井康一さんのアルバム・ジャケットやポスターで有名な、我々の「カッコいいよね福田さん」のネット配信の画も書いてもらった、画家の久原大河先生に見つかったら、格好の餌食にされてしまいそうな一枚です。さて、それはともかく、吾妻はクリスマス、ということもあって緑のシャツに赤いネクタイ、なのですが、これだけだとシャツが余りにキツく腹を締め付けているのがモロばれなので、上着を着て見た目を緩和するという作戦で臨んでいるのですが、札幌まで上着を持ってきて持って帰る、というのも面倒です。そんな中、実はエリの裏地が破れ始めていて捨てようか、と思っていた上着があったのでそれを着ていたわけです。ライヴ終了後に、お店の方に捨てて良いかどうか尋ねようとしたら、あ、どうせ捨てるのなら貰います、という方々が何人かおられたので、ジャンケンをしてもらって、この「無頼餡せっちゃん」さんに譲り受けて頂きました。着るなら洗ってから着てくださいね。


翌日は岡地夫妻は恵庭でもう一本ライヴ、吾妻と牧は羽田へ、と別行動ではありますが、全員揃ってチェックアウトという予定の筈が、順ちゃんは時間になっても起きられずとりあえずまたね、ということになり、最後は雪の札幌をバックにトリオで記念撮影。一年お世話になりました。

 

danraku

2018年12月15日(土)
高円寺Jirokichi

吾妻光良トリオ+1 with タンメン!

吾妻光良(g,vo) 牧裕(b) 岡地曙裕(dr)
早崎詩生(pf)
<ゲスト>福嶋 “タンメン” 岩雄
———(ex ファッツ・ボトルB.B from 京都)

前回はBoppersのゲストとして、一年を締めくくってもらったタンメン、今年はトリオ+1に加わっていただき、前回より、ゆったりとたっぷりと歌うタンメン・ワールドを堪能して頂きましょう。クリスマス10日前でもありますしねー、彼女や彼氏と来ても良いかも知れませんねー。大きなお世話ですか? でっすよねー。

予約(♪3500)当日(♪4000)

Open 18:30 Start 19:30 charge+ 1 order

Jirokichi ホームページ

2018年の東京でのライヴとしては最後となるこの日は、お世話になっている次郎吉で、しかもはるばる京都からのゲスト・タンメンを迎えての特別な日であります。タンメンとも嬉しいことに今年は二回目の共演ですが、リハは気取らないこんな感じでリハはスタート。

クリスマス近いですからね、当然クリスマスソングもやるわけですが・・・、

牧「ねえ早崎、悪いけどそんなに弾かないで。」
早崎「あ、す、すいません・・・・」
牧「これ、雪がシンシンと降っている曲だから」
早崎「いや、あのぅ、た、タイに行ったりしてて」
牧「これじゃ、灼熱アフリカのクリスマスだよ。」

早崎さんに年末ならではの指導も飛ぶなか、お向かいの極楽屋さんでたしなんでから開演。

あらあら、結局弾きまくってしまいました。でも、周囲も喜んでる様ですから良いのかも知れません。元気が一番、ということでしょうか。

一年の締め括りでもありますからね、お前、あの時はどうだったこうだった、とメンバーで互いを批評し合う様な雰囲気も見え隠れしましたが・・・、

まあ、どっちもどっち、ということなのでしょう。さて、そんな辺りでタンメンの登場であります。

朗々とシャウトするタンメンの背後で苦悩の表情を浮かべる牧さん、一体、何を考えているのでしょう。

・「うーん、チューニングが合わん・・・」
・「Baby It’s Cold Outsideはセクハラか?」
・「健康診断のγ-GTPはいくつなのかな?」

正解の方には賞品を上げたいところですが、すべては謎のままなのでしょう。

一方、こちらはもっと簡単なリアクション。さすがシャウター、凄い大口、俺もあれぐらい開けられるのだろうか、という光景ですね。

一流のシャウターはその歌の力だけでバンド全体をグイグイと引っ張っていきます。タンメンのその力に乗せられて、コーラスとリズムに打ち込むメンバーの姿が確認できますね。

ここ最近のタンメンは、独自の「直訳唱法」による    日本語レパートリーも増えてきてまして、この風景は「いくら何でも、そんなこたないやろ」とその日本語にツッ込んでいるところの様です。今度、是非この日本語モノだけで一晩やってみたいものです。そんな頃、この写真を見ると・・・・

あれ、右端に誰かもう一人ギターが・・・?そうですね、ドリンキン・ホッピーズの富山君も後半3曲とアンコールに参戦していただきました。

「見に行きます」と連絡が来たので、それならばと引っ張り出してしまったわけですが、吾妻は後ろを向いて何をしているんでしょうか?

そしてシャウターといえばジョー・ターナー、歌うバーテンダー、としてその名を馳せたターナーに 敬意を表し、最後の曲で客席に出るタンメンです。

こちらも負けてはおられませんので、Tボーンもどきで応戦致しますと、次郎吉も格闘技会場の様です。

いやあ、ブルースって本当にいいもんですねえー、今年1年お疲れさまでしたー、というウチアゲ直前の1枚。いや、タンメンとはまた余り間を置かずに来年演りますから楽しみです。

 

danraku

2018年12月8日(土)
神保町視聴室

早崎詩生 with 安藤健二郎
グッドバイモカ、富山優子、カルアミルク、他

早崎です!

年末恒例となりましたイベントに参加します。今年は、カセットコンロス安藤健二郎さんをお呼びしてデュオで吹きまくり、弾きまくります。是非お越しください。

開場 18:00 開演 18:30
予約3000円、当日3500円(1ドリンク込み)

視聴室HP

早崎「アンドウ君。女性の出演者の方が多い
        ライブイベントって出演したことある?」

アンドウ君「う~ん。ないような…」
早崎「ライブイベントの最後に出演者全員で合奏
        するんだよ。来てデュオやらない?」

こんな会話があったようななかったような・・
ということでとても快くデュオを引き受けてくれ
ました。とはいっても最初はソロからでした。



客席からアンドウさんがクラリネットを吹きながら登場しました。

 そして、ハイノートも駆使して大音量で吹きまくっていただきました。後日、お客さんから「ハイノートが耳に残って夜寝付けませんでした」と、苦情のような賛辞が寄せられました。アンドウさんは良く眠れたとの事です・・。
デュオはこんな感じでしたが・・・。

別にハイノートに耐えかねて逃げ出したわけではありませんが・・・

最後の出演者全員での合奏も無事終わり、出演者、主催者の山本さん、お客さんも交えての最後の記念撮影でした。来年も予定されていますのでよろしくお願いします。

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そしてもうひとつ! 別場所で別の催しが!
神保町と三鷹でお客様争奪戦か?

三鷹バイユーゲイト

町田謙介(vo、g)+牧 裕(b)

牧「12月8日は何の日か知ってる?」
町「ルーマニアの憲法記念日だね」
牧「へぇ、そう? 僕の誕生日なんだけど」
町「知らないよ」
3年ぶりのデュオ・ライヴです。

open 19:00 start 20:00

料金 2500円(+1drinkオーダー)
バイユーゲイト:0422-55-5782

バイユー・スケジュールページ

約4年ぶりのデュオ・ライヴでした。オープニング・アクトはスライド・ギターの弾き語りという珍しいスタイルのカトキチさん。素晴らしいオリジナル3曲を演奏していただきました。

このデュオは町田さんのオリジナルに加え、普段は2人とも演る機会のない、でも大好きな曲の数々を披露できる場であり、誰よりも本人たちがキャッキャと楽しんだことでした。お付き合いいただいたお客さんたち、店主の上田さんには感謝しております。
写真のケーキは、私(牧)の誕生日祝いに皆さんが用意してくれたものです。ロウソクが7本立っていますが、どういう計算なのか訊くのを忘れました。

danraku

2018年12月1日(土)

渋谷クアトロ 吾妻光良 &The Swinging Boppers

民謡クルセイダーズさんのレコ発ライヴのオープニング・アクトで出演します!

17:30 開場 / 18:30 開演 料金:前売¥4,000/当日¥4,500(+Drink代600円)

渋谷クアトロHP 結構、頻繁に演っている様な気になっているバッパーズですが、実は東京で演るのはこれで今年3回目、しかもクアトロは6月以来。今回は、Pヴァインからのアナログ盤発売を受けて、今や飛ぶ鳥が落ちている、という民謡クルセイダースさんのゲストというわけですが、我々は出番が前だとリハーサルは後という、立場によって嬉しくなったり理不尽に感じたりする、昔からの興業界の慣習のおかげで、この日はゆっくり家を出て元気いっぱい、ないつもの楽屋に見えますが、 ずいぶんメンバーが少なくなったかの様に見えますが、実は2名ほど別の用事がありまして。別の用事といってもスイミン・クラブに通っているだけですが・・・。 「おい、生きてるんだろうな?」 「縁起でもないこと言うなよ!」 こんな会話も絵空事では無い、そんな境地に入ってきましたので、日常的な声がけが大切だ、ということを改めて認識いたしました。で、リハが終わってから本番開始までが一時間半ほどしか無いため、この日はたしなみには行かず、シウマイ弁当とビールとワイン、焼酎などで時間をつぶしていますと、あっという間に本番。 おお、そんなやる気の無さそうな楽屋のよどんだ空気はどこへやら、久々の東京公演でい!という感じでいつもよりパワフルに始まった様にも見えるステージ運びです。 そして、間もなくクリスマス・シーズンという中、そういえば昔のR&Bの大御所達の様な「二番煎じ」「2匹目のドジョウ」を狙った様な曲が余り無いね、ということから「最後まで楽しもう」の路線で作った久々の新曲、「ご機嫌目盛り」の初披露の模様です。 途中にラップの部分があるのは「最後まで」と同様なのですが、二人一緒に仲良くラップするのではなく、バトル形式で互いのことをディスる、そうした若者達の姿勢を取り入れたものになっている筈なのですが、撮影した龍ちゃんによると「後で見るととてもラップには見えない」シーンとなっておりました。そして、第二部の民クルさんのステージも怒涛のうちに終了すると、有志参加によるアンコール大会。 本物の民謡歌手フレディ塚本さんが歌うは「会津磐梯山」あれ?吾妻が持っているのは? そう、何と沖縄の三線なのであります。実は民クルの女性Voメグさんは、最近当ページでもお馴染みの富山さん率いるドリンキン・ホッピーズのゲストでも歌っているので、このライヴの何日か前に吾妻も含めて飲み会を開いていたのですが・・・、 富「吾妻さん、俺、三線持ってるけど使います?」 吾「おお、民謡だもんな!貸して貸して」 メ「えええー、楽しみぃー!」 吾「お、メグちゃん喜ぶならやっちゃうよ!よし、どうせなら浴衣着て出てこうかな!」 メ「きゃああ、楽しみぃ!」 さすがに、それはキ▲×〇沙汰なので止めろ、とメンバーに止められ、衣装だけはズートスーツのままでしたが、そんなこんなで二度ほどピックアップの大接触不良ノイズはありましたが、無事三線で参戦できました。そう、バッパーズからは他にもこんな参戦者が。 見えませんが、後ろでは岡地さんもカウベルで参戦していました。さて、楽屋に戻って本来ならウチアゲですが、既にかなり飲んでおり、また撤収終わりの民クルさんを一時間半以上待っていると、多量にスイミン・クラブ入りする人間が出ると予想されるため、この日はこれでお疲れ様。最後に楽屋で民クルリーダー田中さんのギターにサイン。 寄ってたかって色々言われているのは、ダメだお前、そんなこと書いちゃ、とたしなめられている様子ですが、ライヴもアンコールも無事終わった安堵感からか、かなりテキトーなサイン「ツマミ取れてるし」とか書かれたサインになってしまいました。 何はともあれ、次回は是非どこかの居酒屋で盛り上がりましょう。失礼しました、ナマステー!  

2018・晩秋東海ツアー! 東海地区を代表する二つの 老舗ライヴハウスを4人で 回ります。

POOH_BISCUIT

ツアー初日:2018年11月23日(金・祝) 名古屋 アラン・プーサン

吾妻 光良トリオ+1

吾妻光良(Vo, Gtr) 牧裕(Bass)岡地曙裕(Drs) 早崎詩生(Pf)

初日はお世話になっている赤色のプーサン、 赤い人を連れて行けるのは今回初となります!

19:00 open / 20:00 start 料金:前売¥4,000/当日¥4,500

アラン・プーサン Facebook ———————————————–

ツアー二日目:2018年11月24日(土) 浜松ビスケットタイム

吾妻 光良トリオ+1

吾妻光良(Vo, Gtr) 牧裕(Bass)岡地曙裕(Drs) 早崎詩生(Pf)

二日目は青い看板のビスケット・タイム ですが、こちらにも赤いピアノの人を初投入!

18:30 open / 19:30 start 料金:前売¥4,000/当日¥4,500(Drink別)

ビスケットタイム HP

二日連続の東海ツアーという作戦により、初めて4人でお邪魔することが出来たプーサンとビスケット・タイム。先ず初日は、名古屋のプーサンですが、車で名古屋駅まで迎えに来ていただき、一路プーサンを目指しますが・・・、 「斉藤さん、こんなに名古屋から時間かかった っけ?」 「ええ? 今日は早い方ですよ。」 「おっかしいなあ、前より遠くなってない?」 「それは吾妻さん達、生き急いでいるからです よ。」 いまいち、納得できないまま、アラン・プーサンに到着してリハも終了。前回と同様、近くの「コノミヤ」というスーパーに買い出しに行って、楽屋として利用させて頂いている向かいのカフェ・プーでしばし休憩とたしなみ。

開演時間には多数の地元の方々で満員となった店内、ありがたいことです。最初に店主の斉藤さんから 簡単な紹介があって始まりました。

この日は、その斉藤さんのたつての願いということもあって、バッパーズの一部の曲ぐらいでしか使わない、ダブルネックを投入しました。

昔は、これを持って歩く、しかも2泊3日のツアーなんて自殺行為だ!という気持ちもあったのですが、時代は移ろいコロ付きのスーツケースに楽器以外を入れてしまえば、それほど体力を使わなくて済むのです。そして、お、吾妻チャン、ノリノリだねー!という風に見える写真ですが・・・・、

別にノリノリ、というわけではなくて、滅多に使わないダブルネックを操るのに苦しんでいる、という図であります。ギターはネックを見ながら弾くということが多い楽器ですが、弾きなれていないので、つい上側の12弦のフレットを見ながら、下の6弦を弾いてしまうのです。そして、12弦だろうがダブルネックだろうが、アンコールはトルバドール・スタイルで締めくくります。

「エントツさん、苦しそうですね」というのは昔の何かの薬のコマーシャルでしたが、アンプを首にかけているサマがどこか苦しそうです。というのは、ロクに調べないで家から持ってきた電池アンプに固定具がついていなくて、首でアンプを挟みながら店内を練り歩く、という不思議なショーになってしまったのです。 そんなこんなで楽しく終わった公演でありましたが、プーサンは飲み屋さんとしても機能しておりますので、終演後も多くのお客さんが飲み続けておられまして、最後は皆さんとムンクの「叫び」風の記念撮影で散会。ありがとうございました、ナマステー!

さて、栄のビジネスホテルをゆっくりチェックアウトして、実家の用事がある早崎さんを除いた三名は昼飯を食べよう、と名古屋市内をうろつきますが、 「おお! ひつまぶしは3,500円か!」 「げげ、味噌煮込みうどんは長蛇の列だ!」 とめげまくった結果、岡地さんの長年の嗅覚に助けられ、普通の定食屋で海産系のランチを済ませ在来線で浜松に向かいました。ホテルにチェックインを済ませ、Sさんという方に迎えに来ていただき、いざビスケット・タイム。リハを済ませて、さてどうしようか、といったところですが・・・。

「大城さん、この辺りの名物というと?」 「長澤まさみも来る有名なファミレスがありますけど」

よもや来ているわけが無いので、以前も訪れた浜松餃子の店で開演までたしなみました。プーサンに比べると何故か、周囲の風景も覚えているのが何とも不思議です。

ご覧の様に快調な滑り出しでして、実人数はさほど多くないのですが、結構な密度感であります。

人生は数奇なものでありまして、お隣の豊橋のY夫妻などは何回も来て頂いてますが、吾妻の以前の勤務業界の知人の方とか、更には20年近く一緒の職場で仕事をした先輩まで見えられて、嬉し恥ずかし、といった不思議なムードで進みました。アンコールは昨日、固定に苦慮した小型アンプをぶら下げての、トルバドール大会に突入。

イメージ図ではありますが、こんな感じで早崎・吾妻で店内を練り歩きました。

吾妻は勢い余って、外の駐車場まで出てしまいました。往年のビッグ・ジェイ・マクニーリーとかアルバート・コリンズのやり口ですね。

ということで、無事終了した晩秋東海ツアー、また同じしつらえで臨んでみたいものです。

【番外編:朝の浜松駅にて】 「浜松の新幹線の駅にピアノがあるんです」 「そりゃ、楽器の街だからあるだろ」 「いや、ほら、誰が弾いても良いっていう」 「ああ、テレビとかでもやってるやつか」 実家の用事を済ませてから、あと乗りで浜松入りした早崎さんのこんな話を前日飲みながら聞いておりましたので、翌朝チェックアウトして、新幹線ホームに向かう間、当然の如くそのピアノをチェックするわけですが・・・。

ピアノがあれば、弾かないわけには参りません。 更に連弾まで始まってしまいました。

道行く人々に拍手なども貰ってしまうと、もうこれは止まりません。ビョーキの様なものです。赤い人が大音量で弾き始めました。

よし、これぐらいにしといてやるか、という感じでホームに上がって電車を待ち、あと10分程で電車が来る、という段になって早崎さんが子供連れのお母さんから声をかけられます。

「あのう、さっきピアノ弾いてた方ですか?」
「はい、左様ですが?」
「あ、あの、ケータイお忘れじゃあ?」
「あ、あああっ!!!」
何と早崎さん、良い気になってピアノを弾いてこの通り、ピアノの上にスマホを置きっぱなしに。

そのお母さんの付き添いで預けた駅員さんのところに行って、ことなきを得た早崎さん。お母さんとお子さん、本当にありがとうございました。 「こんな世知辛い最近の世相でこんな良い話はありません、すっかり心が白くなりました。」 と、新幹線の中で語っていましたが、仲間といつもの様にゲハゲハ笑っているうちに東京に着く頃にはすっかりいつもの黒い心に戻ってしまいましたとさ

danraku

2018年11月17日(土) 新宿レッドクロス 新宿コネクション

吾妻 光良トリオ、ハッチェルズ 中野ミホ with N.O.S & F

前回はハッチェルズとズクナシさんとで大いに盛り上がり、ブルース評論家の小出斉さんも 絶賛だった新宿コネクション、今回は中野ミホ with N.O.S & Fの方々と一緒にさて、どんな夜になりますことやら。きっと本番前はまた ハッチさんと呑みに行くんでしょうな。

open 18:00 start 18:30 前売¥3.000 / 当日¥3.500 ドリンク代¥600

レッドクロス スケジュール 行きましたとも、行きましたとも。前回と同じ明治通り沿いの「世界の山ちゃん」、ワイン一本980円ですから何だ、冷えてないじゃないか、といったワガママを申してはいけません。もう、開演前から盛り上がり状態で。 おい、ハッチ、今度はライヴ無い時に普通に飲みに行くからな! ヘイ、合点で!みたいな、一回り違えど良好な先輩/後輩関係を保ったまま約一時間半たしなんでお店に戻ると、若手の中野ミホさんの楽団が始まったところ。 いやあ、もう少しお話したかったけれど、おじさん達も結構照れ屋さんなので、また今度ね、ナマステー、とか言っているうちに手前どもの時間になりまして。レッドクロスさんはトリオ、という制限もあってどうもロックっぽい運びになってしまうという反省もあって、また、年間のギター・ローテーションの都合もあってこの日はドブロもどきを抱えて、多少カントリーっぽくお届けしてみようか、と。 まあ、後半はいつもと同じになってしまいますが、若干いつもとは違った感じでお届けしよう、という心づもりは伝わるでしょうか? 伝わらねえかなぁ。そして三番手はハッチェルズ! この日は新機軸のテスコ製エレキギターを投入したり、新加入のアコーデオンの人が素晴らしかったり、見所は色々あったのですが、まあ、一言でいうと 「ハッチェルズ いつも変わらぬ イカサマ感」 という感じでしょうか。いや、本当に素晴らしい! アンコールでは、吾妻も大好きなイカサマ・ワルツの「花束」を一緒に歌いまして、更に中野ミホさんも交えて「蛍の光~Bring it on home to me」を大合唱/合奏。 開演前から飲みすぎて、吾妻がトイレに行っている間にハッチさんと他の二人はこんなご機嫌ムードの1枚。 飲みに行きましょう!という声が聞こえてきそうです。 danraku

2018年11月4日(日) 福生ブルース・フェスティバル

FUSSA_BF

毎年開催されているのは知ってましたが、初参戦です。 ローラー・コースターや次郎吉でお世話になった方々と一緒に 11:00~16:00の開催。東福生駅前でやってます。

吾妻光良(Gt,Vo)、小安田憲司(Gt,Vo)、大西真(Bs)、 山崎よしき(Ds)、後藤輝夫(Ts)

前売:3,000円/当日:3,500円 高校生以下、70歳以上、障害者手帳お持ちの方、は入場無料。 以前から名前は知っていましたが、何とこれで13回目という福生ブルース・フェスティバル、大体日曜日開催が多いので、吾妻としては翌日の仕事もありまして・・・、と何回かお断わりしてきましたが、今回初めてお邪魔しました。メンバーはドラムに山崎さん、ベースに大西さん、テナーに後藤さん、ギターとVoに小安田さん、と良く知っているメンバーですが、特に小安田さんとは前日に、バッパーズの牧さんとかも含め吉祥寺のビル屋上のBBQガーデンで昼飲みを楽しんでおりました。そんなおだやかな秋の昼下がりの福生の空の下でブルースを、と思っていたらとんでもない。 fussa_1 見事な曇天でして。何でもこのフェスで「雨男」と異名を取っているのは、昔ローラー・コースターでお世話になったドラムの山崎さん。そんなに昔、雨男とかって言われてましたっけね?と尋ねたところ、 「吾妻、お前、明るいところで見ると老けたなあ」 ですと。大きなお世話でございます。でも、この会場のしつらえ、結構斬新でした、まずこのステージは何とトラックの荷台なのですね。あと、PAも近隣からの苦情が出ない様に、最低限の小出力に抑えてますが、意外にこれが良いのです。うるさくないし、隣と会話も出来るし。聞いててうるさくない、苦にならない、という点では南会津の大宴会と双璧を成す音量設定で、是非世間の他の野外コンサートも見習ってほしいものです。で、何しろ、初めてお邪魔する「ブルース・フェス」ですから、自分の出自も考えて多少いつもよりカッチリと、チトリン・サーキット風の服装で出た方が良いのかな、と思って、ジャケットとストラト・キャスター、という吾妻としては珍しいこしらえで臨みました。 fussa_2 しかし、所詮服装ぐらいではそう常日頃とやり口が変わるわけでもなく、結局最後はよくある歯弾き奏法で大団円。 fussa_3 後藤さん、大西さん、山崎さん、と一様に喜んでいただけた様で良かったのですが、何故か小安田さんだけは下を向いてうつむきながら弾いています。どういう心境なのでしょうか。 1.また、あんなことして。先輩だけど恥ずかしいな。 2.ここはおどけてないで、しっかり伴奏するでがす。 3.う、うう、今頃昨日の酒で気持ち悪くなってきた。 何にせよ、月曜から3の様な目には合いたくないので、終了後はたしなまずに一人帰りましたとさ。

2018年10月27日(土) 代々木上原 ル・デパール

吾妻 光良 変型トリオ 秋のディナー(?)ショー

吾妻光良(Vo, Gtr) 牧裕(Bass) 早崎詩生(Pf) 1st stage open 4:00PM start 4:30PM 2nd stage open 6:30PM start 7:00PM

2500円(自由席) +要フード orドリンクオーダー ①Peatix https://azuma-trio.peatix.com ②メール/電話予約(当日受付精算) 【お問い合わせ先・ご予約】 WEB http://nonsuch.tokyo Mail info@nonsuch.tokyo TEL070-4198-2564 辻堂の辻庵さんと並んで我々としては珍しい、ディナー・ショー(?)というか食べ物つきのライヴでお邪魔している代々木上原のデパールさん。これで2回目というか2.5回目というか、0.5というのは別の催しでウチアゲに来たらピアノが置いてあったので弾いてしまった、という程度のことですから、まあ2回目、といった方が正しいのでしょう。 食べ物付きの催しとなると、立ち食いソバじゃないんですから、そう10分とか30分で入れ替えを強いるのも無粋ですので、1時間半弱を2ステージ、と意外なボリュームになりますが、変型トリオの住んでる中央線/京王線からのアクセスは至便で、14時半過ぎという早めの集合もまったく苦になりません。だいたいこの歳になるとそんな時間まで昼寝は出来ませんしね。リハを終えて16時から近所のワインバーのハッピーアワーでビールを飲みながら演目を決めて、定刻通り第一部スタート。 depar2018_1 そう、ご覧の様に結構狭いのです。おそらく最近お世話になっているお店でもこと狭さにおいては随一、ともいえるかも知れません。ですので、リハがちょっと長めに設定されているのも楽器の位置決めに普通より時間がかかるからです。しかし狭い、というのは決して悪いことだけではなくて、仲間の出している音や声、ひいては足音や息遣い、気持ち悪いな、まあ、そういったものももより近くに感じられるため、否が応にも一体感が高まるわけです。そんなこんなもあって、最初は気取って始めたものの、次第に緊張も解けて笑顔での演奏へと変わっていきました。 depar2018_2 何しろ手を延ばせば他人の楽器、というぐらいの距離ですので、つい他人様の領分に入り込みたくなるのも仕方ありません。でもさすがに逆サイドから弾くのは難しいものです。広い世界には、狭い店でこうやって逆側からピアノを弾いてやんや、と喝采を浴びる、そんなショーを日々繰り広げているバンドもあるのでしょうね。 depar2018_3 そんな他人の楽器の領分にズカズカ入り込んでくる様なバンマスは許せねえっ!家出してやるっ!ということではないと思いますが、二部の後半には赤い人が、厨房の奥からピアニカを持ってこんにちわ。マスターの迷惑そうな前傾姿勢が、何とも良い味を醸し出しています。 depar2018_4 終了後は、マスターの手料理でウチアゲる我々ですが、一人黙々と鶏を切る吾妻、この様子はちょっと飲みすぎているのかも知れません。まあ、確かに1日のライヴで30分ずつとはいえ、2回も別の?み屋さんに行ってますもんでね。 depar2018_5 danraku

2018年10月20日(土) 三鷹バイユーゲイト

吾妻光良トリオ

吾妻光良(Vo, G) 牧裕(Bs) 岡地曙裕(Ds)

「10月20日は何の日か知ってる?」 「いや、判らないね。」 「頭髪の日なんだって。10-20で。」 「うっせー!ジジー! おととい来やがれ!」 の様な気軽なエスプリの利いた(?)時間が流れる、中央線地元・南風音楽バーにての定例ライヴです。

open 19:00 start 20:00 料金 2500 (+1 order)

バイユー スケジュール 「えええ、タコ焼きぃ?」 「いいのいいの、今日は何かロックっぽい日だし」 というわけで、慣れたバイユーですから17時にお店に入って、リハを小一時間、何か秋の夜という感じでしっとり、という展開になるかと思っていたら、久々のギター・トリオ、7月の渋谷のクラブ以来という感じの、今日の俺達どことなくロックっぽくね?みたいな感想も抱えつつ、本番前のたしなみは、三鷹駅前のYキ屋さん。タコ焼き三個とビールで400円、というのにつられて、いぶかる牧さんも含め三人ともこのセットを頼んでしまいました。やはり、食うもの食わないと、なかなかロック、というわけにもは参りませんのでね。え? 肉じゃなくてデン粉で良いのか、って? 食ってすぐ燃やすにはデン粉が良いのです。 BAYOU_2018_0 そして開演を迎えたバイユーもお客さんの入りもなかなかロック!な感じです。そうなんです、ガラガラの入りはロックには似合いません。だからロックをジュリーで公演キャンセルです。 BAYOU_2018_1 ロックっぽさを醸し出すには、表情の面でも一定の枠組みを保ってなければいけません。余りニヤニヤ、ヘラヘラしているのはロックではありません。さながら武道館のアリーナを射る様な鋭い視線で演奏する必要があります。 BAYOU_2018_2 しかし、次第に気が緩んでくるといつもの様に、ニヤニヤ、デヘデヘ、的なたたずまいに戻ってしまうもので、気を引き締めて臨もうとするのですが、 BAYOU_2018_3 吾妻以外の二名はロック風味もどこへやら、笑い放題となってしまいました。こんなに笑うこた無いのにな、と思いますが、何を笑っているのでしょうか? 悪口で笑っている可能性が極めて高い一枚、と申せましょう。しかし、初心貫徹、吾妻だけはロック的なアプローチをあきらめてはいませんでした。 BAYOU_2018_4 古くはジミヘンの、いや、ひょっとするとギター・スリムの時代からか、ロック風味と言えば「歯で弾く」奏法は欠かせません。しかし悲しいかな、右手がブレて写っているせいか、ロックっぽいというよりは、げっ歯類っぽい一枚になってしまいました。予想はしていましたが、全般的にはロックというよりは、ご近所っぽい一夜でありました。 danraku

2018年10月13日(土)

吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ 群馬あかぎ公演

もう何年前か忘れましたが、ここ群馬赤城の大間々町の「ながめ余興場」という場所にトリオでお邪魔したことがありました。どんなところか、というと・・・・

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いわゆる「芝居小屋」というヤツでしょうか、中を見るとこれまた趣がある、と言いましょうか、

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凄いですよねー、花道歩きたくなりますねー、三法を踏みたくなりますねー、え、六方でしたか? シッツレイしましたー。東京から赤城までは東武電車で1時間40分強、季節もよろしくなってきそうな秋の土曜日、散策も兼ねて群馬・赤城まで足を伸ばされてはいかがでしょうか?

開場17:00 / 開演18:00 前売 3,000円/ 当日 4,000円

群馬あかぎ公演 FaceBook 問合せ先:スローハンド 小柴和久       TEL:090-3505-5704 これまで過去39年間、Boppersでお邪魔したことのある東京以外の土地を思い出せる限り並べてみると、帯広、札幌、苫小牧、仙台、苗場、長野、名古屋、大阪、神戸、広島、博多、といろんなところに行ってますが、意外に無いのが関東一都六県。あ、所沢は行ったことありましたが、群馬はこれが初めて。今回は車で現地入りする小田島さん+牧さん組と近さんを除いた9名で北千住に集合して、どこか東欧の雰囲気を醸し出す東武の特急に乗って一路赤城駅を目指しました。何か、このガラガラの貸し切り状態、というのが東欧的な雰囲気を更に盛り立てている様にも感じます。 NAGAME_1 今回は主催者でもあり、赤城で楽器商を営んでいらっしゃるKさんの何とも手厚い粋な計らいで、赤城駅到着以降の我々の移動手段は、駅から会場、会場から打ち上げのお店、お店からホテル、ホテルから翌日のお昼ご飯のお店、そして再び駅まで、がすべて貸切マイクロバス、という何かいきなり大スターの気分であります。 NAGAME_2 ちょっと老人会の旅行に見えなくもありませんが、40年代ぐらいから黒人のR&Bバンドもこうやってバスで「チトリン・サーキット」と呼ばれる地方の興行に出かけていたことを思い起こすと、何かこう身が引き締まる思いでもあります。B.B.キングのこんな有名な写真のことも思い出しましたが・・・、 NAGAME_3 だいぶ雰囲気は違いますな。ま、いいか。で、駅からバスで約10分、たどり着いた「ながめ余興場」がこちら。 NAGAME_4 1930年代からこの地にあり、その昔、この界隈がパチンコ産業や織物産業でにぎわっていた頃は、この小屋でひっきりなしに何かしらの興行が行われて人々を愉しませていた、という由緒ある小屋なのです。ところで、Ken Awashima? そう、大阪からいつもの謙ちゃんも遊びに来てくれていました。しかし小屋はどうあれ、先ずは平常心/平服でのリハです。手前右側は主催のKさんですね。 NAGAME_5 そして、リハも終わり、本番までの間は、秋の群馬の涼しい風が窓から入ってくる楽屋で、ああ、こりゃエエ気持っちゃ!と全員でくつろぎます。 NAGAME_6 ますます、チトリン・サーキットからは遠のき老人会やら民宿やら温泉、といった言葉が似合う写真になってしまっているのは否めません。さて、そして定刻になりオープニング・アクトの方々はアイリッシュ・トラッド系の音楽ですが、この余興場の花道で生音で演奏をしておられました。そして終わると我々の出番ですが、これだけの花道のしつらえですので、メンバーからも関係者からもこれを活用しないテは無い、と多くの助言があり、花道から歌舞伎風の登場、とあいなりました。 NAGAME_7 しかし、慣れないことをするものではございません。歌舞伎風の見た目、ということに気を取られすぎたのか、ギター用ワイヤレスがうまく動作せず、まったく音が鳴らないまま、ステージに進んでいく体たらくになってしまいました。どうやら電池切れだったようで、これは音響関係の仕事ならば、顛末書・始末書の類です。まあ、それもこれも一旦始まってしまえば、いつものライヴとそう変わることはございません。 NAGAME_8 吾妻のこの日のギターは、50歳記念に作ってもらったES-298というもので、ジャージーガールというメーカーのものですが、実はBoppersが長年使っているこの譜面台もジャージーガール製です。そして主催者Kさんの古くからの友達がそのジャージーガールのG藤さんで、この日は北海道の旭川から来場されていました。遠路ありがとうございました。 NAGAME_9 一部の最後は、テナーの西川と吾妻の二名で再び花道に出て、太郎冠者/次郎冠者風にジャンプを解釈して、とちと無理があった様にも思います。 NAGAME_A そして、終演後は再びマイクロバスで打ち上げ会場へ。「牡蠣のカンカン焼き」おいしゅうございました。スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。 NAGAME_B 翌日は、これまたマイクロバスで地元で有名なうどん屋さん(?)、ソースかつ丼屋さん(?)の「しみずや」さんにお邪魔しました。ひもかわうどん、って知ってますか? 太ぉいきしめん風のうどんなんですね。どれぐらい太いか、というと・・・ NAGAME_Y コーゾーの顔がほぼ隠れるぐらい太いわけです。ま、遠近法ではありますが。 NAGAME_X そんなこんなで、本当に、と何度言っても言い足りないほどお世話になりました、群馬の皆さんありがとうございました、ナマステー、とつぶやきながら北千住方面に戻ったジジイ達でありました。

9月28日(金) 中野ブライト・ブラウン プレミアム・フライデー企画

“秋の夜長に旧いバラードにどっぷり浸る会”

司会/解説/多少演奏: 吾妻 光良、 富山浩嗣(Drinkin’ Hoppys)

さて、秋本番、秋と言えばバラード! たゆたう様なコーラスやサックス、そして時の流れも 止まる様なベースの響き、チロチロと灯る焚き火の 様に出ては消えるギターの調べ、に乗って歌い 上げられる何とも切なく甘い歌詞・・・、 さあ、今宵みんなでメソメソ、クヨクヨしながら、 30~50年代の旧いバラードに浸りましょう! という 訳詞パワポ付きCDコンサート。やかましいノリノリの 曲をかけてくれい!という方は入場お断り!

19:30open / 20:00start 800円+1Drink
ブライト・ブラウン HP

これで4回目、だと思いますが、ブライト・ブラウンでのCDコンサートですが、こうしてバラードだけ集めたのは初めてで、へえ、そうなのか!と自分達でも気づかなかったのは、バラード=遅い=単位時間あたりの歌詞が少ない、ということでして、そうか、これだけの歌詞で画面を切り替えていくのもウザいな、ということに思いあたり今回初の試みとして、静止画像に歌詞を加えた動画のプレゼン資料を作りました。ですので、本番時のオペレーションは極めて少ないため、富山さんと吾妻の表情にもゆとりが見られます。 BALLAD_.1 まあ、紹介部分では一部パワポも使いますが、曲本編はすべて動画で処理したため、本番時は吾妻も富山さんもどっぷりと曲に浸れるのは非常に快適で、いやあ、秋に聞くバラードは本当に良いものです、心に沁みます。 BALLAD_.2 最後は、紹介した曲の中から数曲選んで二人でミニ・ライヴ。これはファッツ・ウォーラーとディープ・リバー・ボーイズの”Romance A La Mode”を演っているところですね。 BALLAD_3 いや、色々今までCDコンサートもやってきましたが、これは季節の関係もあるのか、大当たりの企画、と言っても良かったのではないでしょうか。吾妻も富山さんも終わってから、楽しかった!を連発しておりましたし、20名以上お越し頂いた皆様からも「面白かった」とお褒めの言葉を頂きました。どうでしょうか、近県のライヴハウスにてご用命ありましたら、富山さんと吾妻でかけつけますので、是非、ご連絡ください。 danraku

2018年9月22日(土) 阿佐ヶ谷ロフト 「塚本功 presents vol2」

塚本功(Vo,Gt)、吾妻光良(Vo,Gt)

ある日、地元阿佐ヶ谷の街を歩いていた吾妻が偶然、ネタンダースの塚本さんにバッタリと会いまして・・・。 「ありゃま、塚本さん、お久しぶりで」 「あ、どもども。」 「こりゃまた、いってえどういう風の吹き回しで?」 「あ、オレ今、阿佐ヶ谷に住んでるんですよ。」 「へえ!オレも阿佐ヶ谷だよ。」 「じゃあ、時々ロフトでやってるんで一緒に演りましょうか。」 「だよねー。」 というのが正確だったかどうか、ちと記憶にありませんが、ともかくそんなこんなで塚本さんとのデュオとあいなりました。歩いて行く気満々です!

OPEN 18:30 / START 19:30

前売¥3,200 / 当日¥3,700(※飲食代別)

阿佐ヶ谷ロフト HP さて、何しろ地元ですから吾妻はこの日、16時42分に家を出て17時1分には現場の阿佐ヶ谷ロフトに到着しました。何故か、朝起きるとアコースティック・ギターを持って行かなければ、という義務感の様なものがふつふつ、と心の中にあるわけですが、確かロフトのYさんにそう言われていた気がして過去のメールを見返すのですが、いやあ、何か見つかりません。夢のお告げでしょうか、それともボケてきたのでしょうか。何となく気持ちが悪いので、到着後すぐに初めてお会いするYさんに確認したところ、あ、私がメールでお願いしました、ということで、ああ良かった、ボケてなかった。 LOFTA_1 しかし、阿佐ヶ谷に20年以上住んでいますが、あるある、とは聞いていたものの入るのは初めて、という阿佐ヶ谷ロフトです。いやあ、こんなところがあったんですねえ。塚本さんとやあやあどうもどうも、と言って簡単にリハを済ませちょっとたしなみに行ってから、先ずは二人でスタートしたわけですが、ご覧の様に最初はちと緊張感があります。そりゃ初めて二人で演るわけですから、この段階からイエーッ!カモンベイベー!というのは日本人的感覚では先ずありえません。しかし、この後続いて、塚本さんも結構仲が良いという一時もっと若い頃は「ブルース業界の最底辺」と非道いことを言われていた若手の井上大地も加わって3人編成でお送りしますと、若干表情も和らいできます。ちなみに吾妻が塚本さんの何にこれほど怯えているのか、はもはや謎であります。あ、あと近いから、エレキ・マンドリンも投入してみましたとさ。 LOFTA_2 ライヴが進んでいきますと、だいぶ表情もこなれてきます。何しろ、ブルース業界最底辺の後輩がいますからね、何かあったらヤツのせいにしてしまえば良いんです。 LOFTA_3 しかし、緊張がほぐれていくのは吾妻だけではなく、塚本さんも酒類はたしなんでいないのに、ずいぶんハイになってきたのか、突然繰り出したのはTボーンの背中弾き奏法! LOFTA_4 どちらかというとストイックに求道的なイメージすらある塚本さんに背中で弾かれたら黙っているわけには参りません。こちらは同じくTボーンの又下弾き奏法で対抗します。 LOFTA_5 そして最後の大地は何と、ビア・ジョッキを使ったボトルネック風奏法で対抗。ただ、いまいちうまく行かなかった様で、途中でこのビールを飲み始めてしまいました。その辺りにもまだ「最底辺」呼ばわりされる隙があるのかも知れません。 LOFTA_6 ということで、珍しい企画でしたが、なかなか楽しくお届けすることが出来ました。是非またこのメンバーで演りたいものです。何と言っても近いですしね(笑) LOFTA_7 danraku

2018年9月15日(土) なんばHatch なにわ ブルース・フェスティバル 2018

吾妻 光良 & The Swinging Boppers

初めてお邪魔いたします、なにわブルース・フェス。70年代の日本のブルース・ブームの中心地といえばそれは関西。若い頃に憧れて見ていたそんな先輩方に混じって、胸を借りるつもりで演らせていただき、っていう我々もいまや後期中年者ですからね。きちんとしなければいけません。しかし、やはり緊張してしまったのか、ホームページ用にバンドのプロフィールを送ってください、と言われていたのに間違えて「意気込み」を送ってしまいました・・・。

開場16:00 / 開演17:00 前売・一般席6,000円/ブルースシート 10,000円

なにわブルース・フェス HP danraku さて、Boppersとしては2017年の4月以来、1年半ぶりの大阪です。やはり、電車での移動となると飛行機よりも気が楽なのか、行楽気分にも拍車がかかります。 NBF_shinkansen 今回は12時過ぎに新大阪着、12時50分にはリハーサル開始、ということでスムーズな移動が必至となりますが、不慣れな土地です。更に行き方を間違えると、重い楽器を担いで10分以上も歩くことになるので、心配してくれたいつもの現地ローディーの謙ちゃんが、はーい、皆さんこっちですよー!と次々と乗り換えの指示をしてくれます。 NBF_midousuji もう、謙ちゃんにくっついてればこちとら楽勝よ、と何の心配もせずにバカ話に興じていたメンバーですが、 NBF_kozo1 <spanstyle=”color: #000000;”> あれ?何か、今、ホームから出て行った逆側に向かう電車に見慣れた顔が乗ってなかったか? NBF_kozo2 おお!何ということか!昔からではありますが、一切他人の話を聞かず、自分の話と思い込みだけで生きている、という態度に加齢で更に拍車のかかってきたコーゾーさんが、一人で勝手に逆側の電車に乗り込んでしまったのです! NBF_kozo3 これは一大事!と吾妻が必死でコーゾーさんを携帯で追いかけますが、あわ、あわわ、乗って、間違って、逆が、俺は何も悪くない、と動転してパニックに陥ってしまっているので、とりあえず「なんば」という駅で降りてハッチを目指すように指示しました。 NBF_kozo4 そんなこんなもあって、コーゾーさんを除いた他のメンバーがハッチに着いたのは定刻の2分後ぐらい、コーゾーさんが到着したのは7分後ぐらいでしょうか。 「ずいぶん、この日は細かい時間を気にするんだね」 そりゃあね、ああた、私どもやLeyona嬢だけのライヴなら10分や15分ぐらいどうということは無いのですが、何とこの日は、天下の上田正樹先生=キー坊のバックを一曲務めなければならないのです。事前に何となく一度合わせてはいるのですが、相手はブルース界の大先輩、それこそ吾妻が大学生の頃は、酔っ払ってY先輩の家に泊まる度に安ぅいウィスキーを飲みながら「ぼちぼち行こか」を聞いてたわけですから、ちゃんと出来るのか、怒られやしないか、とドキドキもんなので、先ず遅刻などもっての他、というわけです。まあ、そんななか、ドタバタ、ヒリヒリのリハを終えて、大丈夫かなあ、上田さん怒ってないかなあ、などと言いながら楽屋に戻ります。その頃、行楽シーズンのあおりを受けて、全然新幹線のチケットが取れなかったLeyona嬢は我々よりも更に15分ぐらい遅れて来たので、リハは上田さんの曲だけ参加して、彼女の曲は楽屋でのリハとなりました。 NBF_leyona-reh さて、ここから本番までは約5時間あるので、メンバーは一度宿にチェックインして、大浴場に浸かったり、たしなみに行ったり、ですが、リズセク・メンバーは比較的ブルース濃度が高いこともあり、他の出演者を見ないわけには行かない、と楽屋と客席を行ったり来たりしていましたが、途中で有山じゅんじ先生が我々の楽屋に乱入してきました。 NBF_gakuya_ari 「有山さん、有山さん、上田さん怒ってなかったすか?」 「え? 何いうてんの、全然怒ってへんよ。」 「いや、何か、リズムがいまいちで、怒ってるのかなと」 「あんな、あいつも長いから大体いつもあんな感じやで」 とりあえず良かった良かった、ということで、有山さんも交え、これまたバカ話に興じていると有山さんが、隣の加納さんの楽屋を冷やかしに行こう、というのでついていくと・・・、 NBF_gakuya_kano おお!完璧に加納さん、本番モードです!この日は折角のハレの催しということもあってここ一番、という時に使っているというマーシャルのギター・アンプで参戦したそうですが、そのアンプ、何と取得価格は600万円だった、とか。おそろしい。 さて、ラス前に置かれた我々のコーナーも、Leyona、上田さん、どちらも大きな粗相はなく終了、良かった良かった、と楽屋で記念撮影。Leyonaが隠れちゃってるのが勿体無いですが。 NBF_aftergig 「何か演奏の写真が全然無いね。」 そうなんです、上田さんのバックを務める、ということでまったく心に余裕が無く、いつもの猿人カメラを仕込む、とか知人を探して依頼する、ということがまるで出来ず、演奏の写真は一枚もな、いや、そんな頃アンコールの様子だけ三平さんが撮っていてくれました。 NBF_encore なかなか凄い陣容だ、というのはお判りいただけると思います。さて、終了後のウチアゲには我々からは、リズセクの4名が参加、左奥には初夏ちゃん、手前にLeyona、右に行って有山さん、上田さん、ザ・たこさんの山口さん、というなかなかのメンバーでした。 NBF_uchiagelast リズセクの四人も育ちには若干の違いがありまして、早崎さんと吾妻はブルース業界にどっぷりと浸かって洗礼を受けてきたわけですが、牧さんはジャズだったりフォークだったりですので、上田さんと同じテーブルにいても若干距離感が違って面白いものです。岡地さんがいないのは、逃げたわけではなくて、彼が泊まったホテルだけ何故か1時に門限があり、それを過ぎると一切入れなくなる、という事情のためです。 NBF_bluestrio そしてそんな夜中、他のメンバーはどうしていたか、というと管楽器のみの反省会を開いていましたが、人生は数奇なものです。彼らが飲んでいたのは、本隊のウチアゲが行われていたのと同じチェーン店であり、しかも彼らのほとんどは、その本隊ウチアゲで使用した店で本番前にたしなんでいたのです。 NBF_hornparty 反省会、とはいってもテナーの文二さんは、生まれてこのかた「反省というものをしたことが無い」そうでうらやましい限りです。その文二さんが見えませんが、トランペットの近さんも見えません。どうしたのでしょうか、と目を転じると NBF_hornparty2 すっかり出来上がって、というか茹で上がっていました。 こうして各自一時過ぎまで飲んだ割には、翌日はシャキッ!と起きて全員定時前にロビーに集合、昔はここから天王寺の串カツなどに行ってたものですが、さすがにそんな体力はありません。新大阪駅地下の中華屋のワンコイン・セットで一泊二飲、もしくは一泊三飲を楽しみました。 NBF_chuka 何にせよ、我々はこれで終わりで良いですが、翌日曜には、木村さん、房の介さん、金子マリさん、とこれまたブルース業界の重鎮の先輩方がドッ、と集まられて、この方々をウチアゲまで案内するという主催の方々の労力に敬意を表しつつ、いや、お疲れさまでした!

2018年8月25日(土) 高円寺 jirokichi 「全日本 Jive 祭り」

吾妻光良3+1にホッピーズの富山さん、 そして大阪の Jump&Jive の期待の新星 トミー井尻ィ氏を迎えてJive 好きの貴方、 貴女に送る一夜のお祭りです。

吾妻光良(Vo, G) 牧裕(Bs) 岡地曙裕(Ds) 早崎詩生(Pf) GUEST:富山 浩嗣(Vo,G) 井尻トミー昌孝(Vo,G)

open 18:30 start 19:30 料金 \2500 (+1 order)

jirokichi スケジュール そもそもこのバンドなんてぇものをやる様になったのは、ある曲を聞いて好きになり、それを自分でも演ってみたいという、ある種音楽愛好家的な心情がその根っこにあったから、ではないかと思うわけですが、全国津々浦々にブルース・マニアもいればジャズ・ファンもいるし、そしてジャイヴ愛好家も多々、かどうかは微妙ですが存在しているのは間違いありません。そんな愛好家でしかも自分でもバンドをやっている人々を集めてジャイヴ祭りをやってみたい、というのは飲んだ時などに時々話にも出たりするわけですが、そんな折、関西の愛好家で知人のトミー井尻ィ氏が来日、いや来京すると聞き、よし!第一回全日本ジャイヴ祭りの開催だ!ということにあいなったわけです。いくら何でも大阪から一人呼ぶだけで全日本、は言いすぎじゃないのか、という声も一部にはありましたが、こうして理想を高めに持つことは大切です。 「ところで、”ジャイヴ”って何?」 これを語ると長くなりますが、一番簡潔に説明するなら1930~50年代の黒人ポピュラー音楽、と言ってしまっても良いのかも知れません。ちなみに昔、日本でも活躍していた長見順ちゃんと一緒に演奏したりしていたアーカンソー・ファッツというお爺ちゃんは、 「”ジャンプ”だの”ジャイヴ”だのという言葉は勝手に誰かがこさえたもんだ!ああいうのもこういうのも全部ひっくるめて”ブルース”なのだ!」 と言っていて、おお、本場のざっくり感は凄いなあ、と感心したのを覚えています。さて、愛好家的観点から言えば、このジャイヴ、しかも30~40年代のもので欠かせないのはこの楽器。 TIPLES そう、ティプレというウクレレをちょっと大きくした様な鉄弦の楽器ですが、これがシャラーン♪とコードを鳴らすといかにもジャイヴだなぁ、というムードになるもので、吾妻もなんちゃってティプレを一台持っていますので、これを投入しようと画策していたのですが、何と猛暑のあおりか、ある日ブリッジが、メリ、という音とともに浮き上がってしまい使用を断念、その代わりということで、同様の複弦の響きが出せる12弦ギターを投入しました。色も白ですので、三週間ぶりに36度という猛暑の、しかも阿波踊り真っ盛りの高円寺においてはなかなか涼しげなセレクトではありました。 TOMMY_IZZY_1 先ず、オープニングはいつも通りのトリオ+1でスタートしまして・・・、 TOMMY_IZZY_2 早速、井尻ィ氏の登場。ナット・キング・コールからジミー・ラッシング、他にもあまたの人が歌っている”Baby Won’t You Please Come Home”を日本語訳も交えて披露していただきました。そうそう、井尻ィ氏は「ブルース日本語化協会」の会員でもあるのです。ひとしきり歌が終わると赤いピアノの人のソロとなりますが、あれ、打ち合わせしていた尺で終わらず更にもうワン・コーラス弾き続けます。本当に弾きたがりはしょうがねぇなあ、と周囲から冷たい舌打ちの音が聞こえるなか、続いて吾妻のソロへ、とつながりますが、あああ、ど、どうしたことでしょう、弾き止めることが出来ずに、結局早崎氏と同じだけの所定の倍の尺、ソロを取ってしまいました。弾きたがりというのはどうやら伝染するものの様です。井尻ィさん、すみませんでした。 TOMMY_IZZY_3 そして、ホッピーズでもお馴染み、富山さんの登場ですが、一曲目は珍しくバイオリンを弾いて歌うスタッフ・スミス、という方の”Is Is”、富山さんの談では皆に聞かせるための音源がyoutubeなどに落ちていないものか、と探すのだけど、このタイトルで検索するとほとんどがイスラミック・ステートに関するページが出てきてしまうそうで、困った世の中です。富山さん、本業は教育関係ということもあって、コード譜などキッチリした資料を用意してはくれるのですが、どうにもこのコード譜の評判が悪くリハの時には・・・、 「ちょ、ちょっと待った富山、いまどこ演ってる?」 「あ、いまダルセーニョで戻ったところで。」 「あれ? さっきダルセーニョしたけどな?」 「あ、ソロの後はダルセーニョ2なんです。」 「そうか、2っていうのがあるのか・・・。」 「あれ?富山、今どこ行ってる?」 「コーダです、コーダ。」 「コーダ2だろ?」 「あ、あ、コーダ3です。」 「3なんて無いよ。」 「い、いや、ここの3段目の・・・」 「え? あ!このちっちゃく書いてあるのか!」 「あのね、富山君ね、この書き方はもし気づいた方はコーダに飛んでください、気づかなかった方はそれはそれで結構です、という書き方だよ!もっとコーダとかはでっかく書くもんなんだよ!」 「あとなあ、ダルセーニョやコーダってのは本当は一つにしてほしいところだよ!二つも三つもあると何が何だか判らないじゃねえか!あと、コーダ行った途端ブレイク、っていうのは反則だ!」 「あとよ、この”ブライゲ”っていうのは何よ?」 「あ、ブリッヂです。」 「あのな、ブリッヂの綴りはbrige、じゃなくてbridge!」 牧と吾妻の大学の後輩だというのも若干は関係あるのかも知れませんが、もう惨憺たるやられようでした。意外にキッチリしている様で抜けているところがあるのは、こんな近所に出かける時の様なリラックスした足元にも表れているのかも知れません。 TOMMY_IZZY_5 まあ、リハは大変でしたが、本番は普段なかなか出来ない完コピものなども含めて楽しく、また盛夏ということもあり、偶然揃った白系のシャツに色とりどりのギターを持って並んでいる3人、というのも得難い感じの見た目でもありました。 TOMMY_IZZY_4 そして、終演後は阿波踊りの喧騒をよそに次郎吉で談笑して記念撮影。 TOMMY_IZZY_6 うーん、井尻ィ君、まだジャイヴ味が足らないなぁ、と指導を受けてもう一枚。 TOMMY_IZZY_7 今後、更に本格的な全国展開を目指して各地の状況をリサーチしていきたいものです。 danraku

2018年8月18日(土) 第9回すみだストリート ジャズフェス

吾妻 光良 & The Swinging Boppers

昨年は突然の雷雨と豪雨で3曲しか演奏でき ませんでしたが、今年はその屈辱戦です!違うな、 雪辱戦、って雪とか降らないだろうね???

会場と出演時間が決まりましたっ! 錦糸公園メインステージ 15:00~15:50

去年の予定演目のまま臨もうか、という話もあります。

詳細は下記を・・・

すみだジャズホームページ 屈辱を晴らす、とか雪辱を果たす、という場合、普通ならば、よーし、見てろよ!という強い決意や必死の朝練、滝に打たれたり座禅を組んだり、たるんでいるとケツバット、という努力がつきものですが、我々のすみだジャズの場合、何しろ相手が天候ですから、努力しても無駄でありまして「待てば海路の日和あり」、「果報は寝て待て」といった具合に何の努力もせず当日を迎えたわけですが、いや、日頃の行いの良さなのでしょうか、異常気象と呼ばれるこの2018年の夏には珍しく、素晴らしい快晴、しかし最高気温27.2度、湿度54%、オーウ、ココワァ、カールファオーニアデェスカァ?というぐらいの爽やかな天気に恵まれました。昨年、こんなに汗をかいている人は見たことが無い、というぐらいの汗で出迎えてくれたスタッフのT野さんも、今年は涼やかな顔で一年ぶりの対面でした。T野さんが案内してくれた楽屋用の場所は、町の集会場みたいなところで、前回の楽屋のカラオケ屋よりもだいぶさわやかで涼しげな環境です。余りに居心地が良いからか、コーゾーさんはさながら家にいるかの様なランニング姿でウォーミング・アップ。 Sumida2018_1 やめてくれよ、香港の魚屋じゃないんだから、などと散々周囲からの批判を浴びた末にきちんとシャツに着替えます。さて、この日は昨年とまったく同じ選曲で臨もう!という作戦を立てたわけですが、そうは言っても我々も日々活動を続けていますので、演りたい新ネタなどもあります。一曲だけ「焼肉 Under The Moonlight」に差し替えたのは良いものの新しいネタだけにうろ覚えです。快適な楽屋で本番直前のリハーサル、吾妻は電池式のアンプ、早崎はピアニカ、でのリハであります。 Sumida2018_2 「おいおい、待ってよ! 今、コーダだろ?」 「いやいや、俺ちゃんとこの通り吹いてるし」 「あれ?3回繰り返しじゃねーの?」 「あ、そうだ!この前やった時、コーダの位置が違うね、って話してたんだ!」 いやあ、危ない危ない、リハやっといて良かった、というひとコマでした。 Sumida2018_3 楽屋からステージ裏に移動するとそこには”回す関取”(?)と異名を取るDJでも有名な敷島親方が、いやあ、良い天気になって良かったっす!と応援に来てくれました。ここはみんなで青空を見上げて感謝、というわけではなくて敷島親方による自撮りでした。でっかい構えの自撮りですねえ。 Sumida2018_4 そして見てください、このすみだの青空! 調理職場制服用として売られていた赤シャツとのコントラストが何とも好評でした。いや、去年と同じ青シャツにしなくて良かった良かった。 Sumida2018_5 そんな頃、これはどうしたカットか、と申しますと、Boppersのごく初期のメンバーであり、一枚目の”Swing Back With The…”のジャケにも写っている、松ブーが58歳にしてインドネシアのジャカルタに赴任することになり、ここは彼の壮行の意味も込めて、いつもの一曲目のインスト”Things Ain’t…”の時に出て来て1コーラスだけソロを吹いてもらったというわけです。 Sumida2018_6 松ブーのソロが終わり、いよいよ本編への突入直前、というひとコマですが、このビッグバンドがステージに板付いている状態で、1人だけ下手にポツン、とラッパの人間がいる、という景色は余り本場のジャズとかの写真でも見た覚えがなく、何かビッグバンドに1人だけ応援団の団員がまぎれこんだ様にも見えるのが不思議なところであります。 Sumida2018_7 さて、快晴だ、涼しいな、と浮かれてばかりではいけません、曲がりなりにも野外フェス、健康管理などにも気を配っておかないと楽しいバカンスの筈から、一転して奈落の底へと落ちかねないものであります。特に、酒の嗜み方を良くご存知無い様な若い方々に向けての警鐘を鳴らす一曲、という意味合いで選んだ一曲でございます、という紹介でお届けしたのが「大人はワイン2本まで」 Sumida2018_8 「カーンパーイ! 先ずはいっぱーい♪」 おお、コーラスもバッチリですが、後半になってくると Sumida2018_9 「赤いのー! かなり酔ってるなー♪」 三平さんの顔がかなり赤くなって酔いが回っている様にも見えますが、そうではありません。涼しいけれどかなり直射日光は強いのです。何人かは日焼けしてしまったと思われます。 Sumida2018_A 予定演目の後半には「150~300」を入れましたが、涼しいせいか、随分レイドバックしたテンポで始めてしまった早崎さん、途中で吾妻があおってテンポを上げようとしますが、一度始まったものは、そう簡単には変わりません。まあ、低血圧ヴァージョン、ということで良かったのかも知れませんが。それにしても早崎のズボン、吾妻のシャツ、とどちらの赤も強烈です。 Sumida2018_B ライヴも佳境に入り、吾妻も「ダブルネック2本使いオクターブ奏法」という大技に挑みますが、見た目はともかくまったく取るに足りない音しか出せていないところをどう改善していくか、が今後の課題といえましょう。 Sumida2018_C ジャズフェスですからね、最後は当然”On the Sunny Side of the Street”でしめたいところですが、とはいえ野外フェスですからね、見た目はピート・タウンゼントを意識した風車奏法で大団円となりました。5分ぐらい余って、アンコールも用意してなくはなかったのですが、ダダダ、とボランティアのPAスタッフの方々が片付け始めたのでこれでエンド。まあ、こういうフェスは進行を守るのが一番大切です。 Sumida2018_D 楽屋に戻りまして、手伝っていただいたT野さんを始めボランティアの皆さんと記念撮影。ありがとうございました! この後、我々は長見順ちゃん達の「パンチの効いたオーケストラ」を観戦し、駅の反対側で予約しておいた2,980円呑み放題のお店で嗜んで帰りましたが、お店はもっと良いところがあったらしく残念です。次回はその屈辱戦、いや、雪辱戦が望まれるところです。 danraku

2018年8月4日(土) 横浜サムズアップ

吾妻光良3+1にLeyonaを迎え、 アンデーが炊きまくる箸の日

吾妻光良(Vo, G) 牧裕(Bs) 岡地曙裕(Ds) 早崎詩生(Pf) GUEST:Leyona(Vo) 安藤健二郎(Sax,Cla)

「アンデーが吹きまくる」と送ったら「炊きまくる」になってしまったけど「箸の日」ですから良いんです。 その昔、シティロードという情報誌に「水銀バッタ」というバンド名で載ったこともあるぐらいですから、これぐらいへっちゃらです!

open 18:00 start 19:00 前売 \3500/当日 \4,000 (+Drink)

サムズアップ ホームページ さて、若干1名タイからの出張帰り、という御仁もいたりして、コップンカー、とか暑いですタイ!という言葉も飛び交うなか、近隣スタジオでのリハとサウンド・チェックを終えて本番開始までは一時間強、とても近隣にたしなみに行こう、という気にもならない酷暑の日でした。ひたすら楽屋に引きこもって談笑しながらサムズにお願いした酒類でたしなんでいるうちに、あっという間に本番スタート。まあ、19時スタート、と早いですからね。でもこれぐらいに始めないと何かあると中央線組は帰れなくなったりしますから、はい。 And_Lyn1 おや、そのタイ帰りの御仁がいないじゃないか、と思うかも知れませんが、なかなかライヴハウスのステージ全体像を捉えるというのは難しいもので、あ、そうだ、今回の写真はすべてアンデーのご友人から頂いております、ありがとうございます。大丈夫です、タイ帰りも何のその、いつもの様に真っ赤な服に身を包み一生懸命弾いております。 And_Lyn2 時折「弾き過ぎだ!」と糾弾されることもあったりしますが、基本的には一生懸命弾いてくれている、というのはありがたいことですし美しいことで、それ自体、他人様からどうこう言われる筋合いのものでは無いですし、服の色も個人の自由ですが、 And_Lyn3 このTシャツだけは何とかならんのでしょうか。真夏のお化け屋敷の様です。ちなみに早崎さん、このシャツは二枚お持ちだそうで。さて、気を取り直して肝心のアンデーさんはというと、 And_Lyn4 オヤジはいつもの様に喜んでおりますが、何だ、いつも通りじゃないか、そんなに炊きまく、いや、吹きまくってないじゃないか、とお嘆きの方もいるでしょうが、 And_Lyn5 大丈夫です、そこはそれ、トリオ一派よりもひと周り程度若いので、まくる時はまくります。還暦過ぎると、ここまで体を斜めには出来ません。何しろこの酷暑ですから、頭から湯気が出てる様にも見えます。でもステージにデブが多いと暑苦しいな、とお感じの方々のために、良く演っている”Everybody Loves the Fat Man”という曲では And_Lyn6 (デブは)♪手をつないだって柔らかい、抱きしめられても痛くない♪ というのをアンデーと吾妻の身をもってお示ししました。これもLGBTの方々が多いタイの影響かも知れません。そしていよいよ二部になり、歌姫Leyonaの登場。 And_Lyn7 いやあ、ずいぶん見た目も変わります。一挙に華やかになりました。吾妻はあたかも胸いっぱいに香りを吸い込む様な表情、岡地おじいちゃんは頬がゆるみっぱなし、牧さんは・・・、コードを追うのに一生懸命です。 And_Lyn8 何がこんなに嬉しいんでしょうか。細かいことは覚えていませんが、よほど嬉しかったのでしょうな。ジジイ、良かったな!という一枚です。 And_Lyn9 しかし、演奏の方も手を抜いているわけではございません、みんな、ここでブレイクだよ!というのを吾妻が皆に必死に指示している様子も見受けられます。しかし、アンデーは笑いがこらえきれず、Leyonaは目が完全に「の」の字になっていることからすると、破綻する寸前のひとコマなのかも知れません。 And_Lyn_a にしても、このLeyonaは赤いですねー。こんなに赤くは無いと思いますが、実はその向こうで吾妻は必死にコードを追っていますが、残念ながら二箇所ほど派手に間違えてしまいました。以後、気をつけますからLeyona、怒らないでコップンカーップ! And_Lyn_b ということで楽しく過ごして参りました横浜の夜、もうアンコールまで消化してしまい、ネタも無くなったので、最後はLeyona抜きでブルースを一曲、たまに演ると良いものです。酷暑にも関わらず、こんな70人を超える方々にお越しいただき、ありがたい限りです。また、曲を忘れないうちに演りたいものですね。

2018年7月28日(土) 高円寺JIROKICHI

吾妻 光良トリオ+1 & W.C.カラス

吾妻光良(Vo,Gt) 牧裕(Bass)岡地曙裕(Drs) 早崎詩生(Pf) <ゲスト> W.C.カラス(Vo,Gt)

これまで、ありそうで無かったカラスさんとの共演。昔、初めてイベントでカラスさんと遭遇したときのこんな会話が昨日のことの様に思い出されます。

「カラスさんって林業やってるんですよね?」 「ええ、最近ライヴが多くなりましたけど。」 「木を切る時って、基本は声がけですよね? 『おーい! 倒れるぞーっ!』って叫んだりとか。」 「ええっ!そんなことしませんよ!そんなこと になったらもう大怪我してます。」 世の中には判らないことは多いものです。この日もどんなライヴになるかは、まだ誰もわかりません。

18:30 open / 19:30 start charge+1order 前売り \3,500 / 当日 \4,000

JIROKICHI ホームページ danraku 猛暑と炎熱地獄が一旦おさまったと思いきや、史上初の逆送台風に見舞われたこの日、お客さんは来てくれるのか、電車は動くのか、風雨の度合いはどうなのか、ライヴが何とか敢行できたとしても終了後、家に帰れるのか、と様々な不安が渦巻くとともに、過去に床上浸水に遭った次郎吉も、状況によっては中止、ということも視野に入れていたそうですが、まあ何とかお店にはたどりつきました。 karasu_0 しかし、こうしたライヴ活動というのは人にもよりますが、結構演目とかを事前に決めている場合も多いもんでして、更に人によっては、使用機材や衣装までも決めているケースもあったりします。で、この日は連日の猛暑を少しでも涼しく過ごしてもらおう、ということで吾妻はアロハシャツにスチール・ギターも追加、というしつらえを考えていましたが、もの凄い雨風だったために駅まではタクシーを呼んで対応しました。 まあ、そんなこんなでしたが、電車が止まることもなく次郎吉に浸水することもなく、向かいの極楽屋という居酒屋も営業中止になることもなく、ゆっくりとたしなんで次郎吉に戻ると約60名のお客様にお越しいただいて、何とかライヴはスタート、アロハもスチールもそれなりに涼しげで、いやぁ、持ってきた甲斐がありました。 karasu-002 あれ、そういえば牧さんの姿がいつもと違う感じ・・・、 karasu-003 そうですね、この日は台風対策で、いつものウッドベースから急遽エレキベースに楽器を変更したのです。まったくの偶然ではありますが、ここ連続して三本のライヴがすべてエレベー、という牧さんでした。しかし、似合いませんな。ポロシャツが良くないのかなあ。 karasu-004 二部構成で一部はトリオ+1のみ、という構成は良くやっているのですが、この日はスチールのスタンドも置いたりした都合でしょうか、やたらとステージの端から端までが広く見える日でありました。 karasu-005 まあ、これまでの考え方が通用しない、といわれるほどの悪天候の中、何とかライヴが敢行できるとは良かった良かった、という安堵感のなせるわざでしょうか、表情にも清清しいものがあります。 karasu-006 そして二部にはカラスさん登場。何と!早崎さんと打合せしたかの様なダブル・レッドであります。そしてそう言えば牧さんが学生の頃から、また勤め始めてからもちょくちょく出演していた吉祥寺のジャズ喫茶の名前が「赤いカラス」でした。人生は数奇なものです。 karasu-007 ちょっと時間的には前後しますが、一曲目はストレート・ブルースの「飯炊き男のブルース」、カラスさんはハンドマイクにて働きたくないんだーッとシャウトします。しかし、牧さんは何でこんな苦悩の表情を浮かべているのでしょうか?キーがEだからでしょうか?エレキベースだからでしょうか?それともロックな雰囲気に浸ってフラワー世代よろしくトリップしているだけなのでしょうか? karasu-012 二部も後半になって参りますと、ますますロック味も増してきまして、吾妻はどうしたのでしょうか、ギターを取り落としそうになっているのか、というとそうではなくて、 karasu-013 ギターを構える位置を低くして、風車奏法に対応しよう、としていたわけですね。スチールギターと風車奏法、というのも何ともアンバランスではありますが。そして、最後のアンコールの真っ赤なカラスさんのこの表情。 karasu-014 「これこそ、ブルースを説教する”Preachin’ the Blues”ということか」 「カラス氏はいずれ、立派なゴスペル牧師になるに違いない」 と色々なことを思われる黒人音楽愛好家の方も多いかとは思いますが、何とこの時歌っていたのはルイ・アームストロングでおなじみの”What A Wonderful World” ブルースは嫌いなんですうー、ポップシンガーになりたいんですぅ、とうそぶくカラスさんの一面が良く表れている見事な一葉の写真、と申せましょう。龍ちゃんも段々名カメラマンになってきました。 さて、無事にライヴも終わり、心地よい疲労感で楽屋に戻った我々ですが、 karasu-019 ダブル・レッド! うーん、なんだかなぁ、という一枚であります。 karasu-020 カラスさん、またツアーの合間の都合良いとき教えてください、また次郎吉でやりましょー!ということを約束して楽屋で記念撮影、ナマステー!

2018年7月21日(土)

EXCITING ROCK N’ ROLL PARTY “TRAMPS VOL.16”

吾妻 光良トリオ

吾妻光良(Vo, G) 牧裕(Bs) 岡地曙裕(Ds)

TRAMPS、というイベントの16回目にお邪魔します。 DJの方々とかも、色々出られる様です。

会場:渋谷cafe & diner「スタジオ」

イベントは17:00~22:30、トリオの出演は21:00~ 30分+アルファ、みたいな。 料金:入場料500円+ワンドリンク500円

TRAMPS フェースブック 基本的に「ライヴハウス」であるとか「小屋」といったところを中心に演奏させて頂いてる我々、あまりこう「クラブ」(「暮らし」という言葉と同じイントネーションで「カラス」のイントネーションとは異なります)とか「イベント」というものには縁が薄いのですが、それだけでなくこういった催しを主催されている若い方々と連絡を取るには、FBだのtweetだのLINEだの、という、いわゆるSNSで取るのが普通の様で、本番前日まで連絡がつかず焦りましたが、無理矢理メッセンジャーとかいうやつで連絡がついて無事本番の二時間前に会場下見完了。ああ、これなら何とかなるな、と確認して、何しろ猛烈な暑さの渋谷ですからたまりません。横にあったサイゼリヤに飛び込み、たしなむこと1時間半、暑さでチューニングがずれたりというアクシデントはありましたが、無事本番スタート。 TRAMPS_1 狭いお店でしたが、イベントを楽しみに来ている方々は、ちょっといつもの我々のお客さんと比べると若い方々が多い、のでしょうか。何しろSNSですから「少し年齢が下」というわけで。シッツレイしましたー。 TRAMPS_2 そんなお客さんが好きなのはやっぱりロックなのか?とジジイ達は勘違いしてしまったかの様に、こんな演奏風景も。暑いから頑張らなくても良いのですけどね。 TRAMPS_3 そんな酷暑と、DJの大音量にちょっとやられた感もありますが、放心状態に陥りつつも、無事楽しく演らせていただけました。 TRAMPS_4 danraku

2018年7月20日(金)

Bright Brown プレミアム・フライデー企画第?弾 20周年+丁度1ヶ月!

吾妻 光良トリオ+1 & 遠藤昭浩

吾妻光良(Vo, G) 牧裕(Bs) 岡地曙裕(Ds) 早崎詩生(Pf) 遠藤昭浩(G)

思えば遠くに来たもので、ブライト・ブラウンも創立20周年+1ヵ月。我々、本当に前身の高円寺ハーフタイム時代からお世話になっているわけですが、今回はブライト・ブラウンの初期に良く出演していた遠藤さんと牧/早崎のトリオも再編してお店の成人式を祝おうでないの、というプレミアム・フライデー企画です。

open 19:30 start 20:00 \2800 + 1drink

Bright Brown スケジュール そうなんです、お世話になってるブライト・ブラウンですが、古文書をひもとくとお店の開店は98年の6月20日(土)で、初ライブは7月5日(日)で、吾妻と牧のDUOだったそう。そして昨年の3月にこのプレミアム・フライデー企画でご一緒したカズ遠藤さんのお兄さん、遠藤昭浩さんがメンバーに入っているのはどういうことか、というと・・・ BB20TH_1 この写真はそれから約一ヶ月後の8月8日(土)の様子ですが、当時のブルース・マーケットという雑誌のスケジュール表でも確認できる様に、この遠藤さんと牧さん、早崎さんは当時「Little Walk Gig」というトリオの形でしばらく活動していたのです。ちなみにこの写真は当時「アサヒグラフ」に掲載されたものです。更にここから一年後、残念ながら昨年亡くなってしまいましたが、吾妻の叔父と、吾妻、牧、岡地のトリオで出演していたそうです。いやあ、本当にお世話になっています。ということで、今回はデュオに始まり、遠藤さんのトリオ、そして早崎さんを叔父さんに見立てて叔父さんライヴの再現、という催しなども取り入れて20周年を祝いました。 BB20TH_2 これはもう二部になって全員がステージに上がっている様子ですが、ご覧の様に現在の遠藤さんは、ジャンゴ・ラインハルトのスタイルを追及していて昔のウェス・モンゴメリーなどのジャズ・スタイルとはまた違った世界を展開しています。ジャンゴのスタイルで弾く人も最近多くなりましたが、どうにもテクニック面だけを真似る人も多く見られるなか、遠藤さんには素晴らしい歌心が備わっているので、共演しているジジイ達も大喜びです。 BB20TH_3 ライヴ終了後の記念撮影はこんな感じですが、吾妻は折角ですので着替え用に20年前に良く着ていたシャツを着てみましたが、太って見えるのが残念です。 BB20TH_4 そしてお店の20周年、この世知辛い世の中でこうめでたいこともそうそうありませんので、バンドからお店と見に来られたお客さまにケーキをプレゼントしました。いくら、とは言いませんがコストコ、って安いんですね。 BB20TH_5 ちょっと割れちゃってるのが残念ですが、まあ注意書きにもそう書かれていたので文句は言えません。折角ですので、ケーキを前にハイ、パチリ。あれ、岡地さんはどこ行ったんだろう? BB20TH_6 そして誕生日といえばケーキのローソクを吹き消すのが慣わしですが、お店のスーさんと美紀さん、結婚式以来久々の共同作業ということになるのでしょうか。お二人に吹き消していただきました。いやあ、良かった良かった! BB20TH_7 danraku

2018年7月7日(土) 三鷹 バイユーゲイト

WADA MAMBO COMBO

WADA MAMBO(g,vo) アンドウケンジロウ(cl,sax) 牧裕(b)、菅沼雄太(ds)

ベースの牧さんが、カセットコンロスのフロント二名と繰り広げる七夕/仏滅の夜!牧さんは住処が近所ということもあり、のびのびとしたプレイが期待できる(かも)

19:00 open / 20:00 start チャージ:2,000円 + 1ドリンク・オーダー

バイユー ホームページ 七夕の夜、満席のお客さん(ありがとうございました)の前で演奏はスタート。このセットでのライヴは、ほぼ3年ぶりです。 ワダさんは珍しく2回も弦を切る熱演。 wada_and_bayou_1 アンドウさんも2回の夕食(ボケたわけではない)の効果か、いつも以上のブローっぷりです。 wada_and_bayou_2 私(牧)はといえば、メンバー中の最高齢ではありますが、菅沼さんのツボを押えた演奏の助けもあって頑張りました。 wada_and_bayou_3 2回のアンコールをいただき、演奏は終了(2回が多いな)。 wada_and_bayou_4 新ネタを何曲か披露したのですが、久しぶりなので、 それがわかりにくいのが惜しいところです。 次回はあまり間を置かずに演りたいものです。

2018年6月30日(土)
高円寺Jirokichi

Drinkin’ Hoppys with…
吾妻 光良(Vo,G)、高見 優貴(Vo)

Drinkin’Hoppys 3rdアルバム
「I Ain’t Drunk, I’m Just Drinkin’」
発売記念ライブ
~酔っぱらってねえす、呑んでるだけっす~

構想4年、足かけ3年、実作業2週間、というHoppysのアルバム制作に録音係と三曲客演として参加した吾妻も混じってのライヴです。

18:30 open / 19:30 start
チャージ 前売¥2,700/当日¥3,200 + 1オーダー

Drinkin’ Hoppys is….
富山浩嗣(Vo,G) 新間功人(Bass) 関勇亮(Dr)
井上惇志(Pf) 近藤研也(As) 鈴木浩介(As)
浦野紘彰(Ts) 山田竜輝(Bs) 大槻寿彦(Tp)
舟町友里(Tp) 荒井和弘(Tb) 舟津典美(Tb)

Jirokichi ホームページ


ということで、ホッピーズのレコ発ライヴ、レコ発ということで富山君ももろもろ雑誌の取材やらがあって、保護者でも何でも無いんですが、あ、飲み屋なら顔出すよ、というノリで吾妻ももう3回ほどはそういう飲み会につきあっているでしょうか、すっかりレコ発記念など終わったつもりにもなってしまってましたが・・・

Hoppys_JIRO

いざ、こうして次郎吉のステージに12人のメンバーが居並ぶと、あ、そうか、バンドとしてはレコ発後、今日が初のお披露目なのだな、と気持ちも新たになります。一部はホッピーズと(二枚目のゲスト・シンガー)高見優貴さん、休憩後の3曲目から吾妻は乱入、となりました。

HOPPY3JIRO_1

「何か、ギターのネックが細くね?」
そうなんですね、これはテナー・ギター、と呼ばれているもので、弦が高い方の4本しか無いもので、タイニー・グライムスとか、昔のジャイヴの人達が良く弾いてたものですが、実は富山君が「還暦祝いに」と言って寄贈してくれたものなのですが、いやあ悪ぃね、と帰ってケースを空けてみたらとんでもない領収書が入っていて、いや、こんなの貰うわけには行かないよ!と慌てて半額払った、といういわくつきの楽器です。今、考えたら全額払った方が遥かにカッコ良かったんだけどなぁ・・・・。

HOPPY3JIRO_2

吾妻の服装はいつもと違って、襟の空いたシャツに金のネックレス、これはどうしたことか、と言うと、何日か前のメールで富山君にドレスコードを問いただしたところ、
>我々はYシャツに蝶ネクタイでいきますので、
>吾妻さんはちょっと派手目のズートスーツ、
>ギャングっぽいと助かります。
と来たので、トランク・ルームまで取りに行ったわけですが、ホッピーズの面々は梅雨が明けた、ということで、第二正装のアロハに急遽変更された、ということでちょっと浮いてしまいました。

HOPPY3JIRO_3

別にこれは「浮いちゃった」と言って恥ずかしがっているわけではなくて、この日初めて演ったジーン・フィリップスという人の”Big Bug Boogie”という曲の中に出て来る「オレの頭にも虫がいるう!」と歌っているところなのでしょう。今回、富山君が書いてくれたこの譜面を再利用することでBoppersでも一曲増えるのですから、こんなオイシイことはありません。持つべきものは親切な後輩です。

HOPPY3JIRO_4

これは別に「ビールもう二杯!」と頼んでいるわけでは無いですよ。おそらくは、Boppersでも演っているジョー・リギンスの”Loosiana”=「高田馬場へ」の中の「二人で通ってたジャズ喫茶」というところを歌っている風景なのでしょう。
ライヴが終了した後は、もう全員かなり年下ですから、好き勝手に飲むわ喋るわ弾くわ、でオレオレ病炸裂の中、タクシーで帰りましたとさ。
富山君も中央線で寝てしまい豊田~国分寺、タクシー帰りだったそう。

danraku

2018年6月23日(土)
渋谷クアトロ

吾妻 光良 & The Swinging Boppers
ゲスト:バンバンバザール

おめでとうございます!クアトロさんの30周年記念。
ちょっと考えてもみてください、30年ですよ!
我々、Boppersがまだ全員30歳そこそこ、そんな頃
からクアトロはあるんですねえ。
ましてやゲストのバンバンは、30年前だとまだ小学生
ぐらいじゃないのか、あれ、そんなことねぇかな?
吾妻が初めて吉祥寺でバンバンを路上で見たのは、
忘れもしない30年前、いや、20年前、ちとあやふや
ですが、感動して投げ銭として一万円はたいたことは
一生忘れませんが、そのバンバンがゲスト、とはいえ
きちんとバンバン・コーナーも設けた公演となります。

開場/開演 17:00 / 18:00
料金 前売 ¥4,000 / 当日 ¥4,500
D別 ドリンク代¥600

クアトロさんホームページ

「クアトロ30周年は、俺達も特別なお祝いの気持ちで臨まないと。」
「だな。」
「そこで俺も考えた。30年前を再現するライヴにしてはどうかと。」
「なるほど。で、どうやって?」
「例えば、俺が当時の様な長髪のカツラをかぶって現われるとか。」
「・・・・、やめといた方が良いな。」


南会津の帰りの電車での吾妻と牧さんの会話ですが、だよなぁ、カツラはちょっとイタいかもなー、というのもあって、この作戦はボツ。では次善の策として何か無いか・・・、と考えていて、そうか!”3″、”0″、と書かれた数字の風船を買ってそれを浮かべながら入っていくというのはいかにも目出度いのではないか、と思い立って、速攻でネット通販にて数字型の風船とそれに充填するヘリウムガスを購入しました。

QUATRO30TH_1

これは実はもうかなり本番直前の楽屋のひとコマですが、ご覧の様に3、と0、という風船が電球のところに浮いていま、いや、実は浮いてないのです。単に電球にくくりつけているだけでして、実はヘリウムガスの風船というのはある程度の浮力を持たせるためにはそれなりの大きさが必要でこれぐらいの数字では浮かないのですね! こりゃ困った、どうしよう、と思いましたがそこはクアトロ、目の前に東急ハンズがありますので、急遽、ちゃんと浮くものを購入してきました。

QUATRO30TH_1B

誰も縁日のバイトをやった経験などありませんが、何人かで寄ってたかって装着法を研究します。問題はお客さんの方からきちんと”3″、”0″という数字が見えるかどうかですが、これなら何とかなるのではないか、というレベルまで追い込むことが出来ました。
但し、これに集中していた余り、秋の群馬県赤城の興行の主催者、Kさんとの面会や、今日が7歳の誕生日だ、という福島さんの息子とのテレビ電話などがすっかりおざなりになってしまいました、申し訳ありません。
第一部のバンバンのステージと休憩が終わり、一曲目の”Thing’s Ain’t”の終盤で風船をつけて客席から乱入していきますが、

QUATRO30TH_2

だめだ!”0″は見えるが、”3″が裏向き!

QUATRO30TH_3

おお、ちょっと重なってはいるものの、何とか、”3″と”0″が見えて、って良く考えたらこれだとお客さんには裏しか見えていないのですね。

QUATRO30TH_4

おお、ついにやった! ステージに乗り終わった時点ではきちんと”3″、”0″と読めるではないですか! 日本のモノづくりの精神がここBoppersでも何とか生きている、ということなのでしょうか、違うか。

QUATRO30TH_5

さて、登場から二曲終わった時点でも残りあと1時間強はあろうか、というステージをこの風船付で完遂するのは余りにも邪魔くさいので、クアトロのスタッフの方に手伝って頂き、風船をギタースタンドにくくりつけました。風船大作戦、総括してみますとクアトロの30周年、というより米国共和党の片田舎でのトランプ支持者パーティーの様でした。

QUATRO30TH_6

さて、ライヴの方は大体おなじみの演目ですが、これは「栃東の取り組み見たか」転じて「日馬富士のケンカを見たか」、こういう時事ネタは出来るうちにやっておかないとダメです。イントロの「イェーー!」のところを「ええええ?」に変えていますが、きちんとリハをしただけあって、全員の表情も活き活きしています。特にコーゾーさんのジャンプ顔は特筆すべきものがあります。しかし、元々はコーゾーさんもこんなことをやりたくて音楽を始めたわけでは無いのです。この日の楽屋ではジャズ談義に花が咲いておりまして、


「やっぱりスイング・ジャーナルの影響が大きかったよなー。」
「そうそう、あの年一回の『ゴールド・ディスク大賞』とか。」
「絶対聞いてたもんなー。ゴールド・ディスク大賞取った盤。」
「ジャッキー・マクリーンとかねえ・・・・。」
「『レフト・アローン』だ! 聞いた聞いた!」

QUATRO30TH_7

そんなコーゾーさんの心の声が届いたかどうかは知りませんが、ローディー兼カメラマンの龍ちゃんが撮ってくれたこの日の写真、非常にジャズっぽい白黒写真がありましたのでゴールド・ディスク大賞のロゴとともにお届けしました。コーゾー、良かったなっ!
ちなみにこの日は、今から30年前に初めてバッパーズで帯広に行った時に出来た4小節、「焼肉 Under The Moonlight」が30年ぶりに曲として完成し、クアトロ30周年に合わせてご披露させて頂きました。コーゾーさんはもう30年前から「あの曲まだ出来ないの?」といつも聞いていたので、曲が出来た時には、「パパ、やっと出来たよ!」というメールを送りました。更にアレンジをお願いした冨田さんがアレンジが完成して送ってきたメールのタイトルは「焼肉出来ました」でしたが。

QUATRO30TH_9

さて、アンコールはバンバンをまじえて2バンドの激突、というには余りにものんびりとした風景ですが、これは初めて吉祥寺の街でバンバンを見かけた時に、吾妻がカンパした5千円を福島君が千円、と間違えて記憶している話のところでしょうか?まあ、齢を取ると記憶があやふやになりますからね。

QUATRO30TH_A

「軽やかな足音」を響かせている吾妻と福島さんですが、ご覧の様にピアノにふーみんさん、バンジョーに丸川さん、ベースは一曲だけ黒川さん、と両楽団入り乱れた編成でお届けしました。

QUATRO30TH_8

赤い人はピアニカで参戦です。こう見えてもこの人もジャッキー・マクリーンの『レフト・アローン』でピアノを始めたのだとか。判らないものですねー。

QUATRO30TH_C

バンジョーの丸山さんは、同じ大学の出身ですが何と31歳!吾妻が62歳ですから、
「凄いな、『サインはV』だな。」
「え、それはまたどういう?」
「半分弱だよ。」
ごく一握りの人しか判ってくれません。昭和は遠くなりにけり。

QUATRO30TH_D

昭和の話のついでにイヤミの「シェー」をやっているのではありません。ロック風味をかもし出そうとピート・タウンゼントの風車奏法をご披露しているのですが、動きが鈍いので「シェー」にしか見えないのです。

QUATRO30TH_E

30風船と一緒に楽屋で記念撮影!

QUATRO30TH_F

そしてバンバンも含めて、全員で30風船と記念撮影・・・、あれ305、って何かの啓示かな?
それはそれとして、写真はありませんが居酒屋のウチアゲでは2バンド入り乱れての飲み会、コーゾーは横に座ったPAスタッフの女性・Mちゃんに
「ねえ、名前なんていうのぉ? 趣味はぁ?」
とやたら絡んでいて、それを耳にしたバンバンの黒川君が
「コーゾーさん一度つかまった方がいいですね」
とつぶやくという光景が何回も繰り返されるなか、30周年の夜は老けてい、じゃねえや、更けていきました。

danraku

2018年6月16日(土)
大宴会 in 南会津2018!

吾妻 光良トリオ+1

吾妻光良(Vo, Gtr) 牧裕(Bass)岡地曙裕(Drs)
早崎詩生(Pf)

今年もやって参りました!我々4人がそろって
世界一 大好きな野外フェスティバル、大宴会!
昨今の異常気象に対応するため、今年は何と6月
開催となりました。この季節の南会津も楽しみです。

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大宴会2018 ホームページ

さて、今年が催しとしては通算9回目という大宴会。我々が呼んでもらうのは今回が8回目(早崎さんは6回目)でして、こんなにずっと呼んで頂けている催しがあるとは、本当に有難いことです。そして去年までは9月開催だったのですが、今年は初めての6月開催、ここ何年か雨に祟られていたのでこの季節に動かしたということで、トウシローとしては「梅雨なのに?」と思いますが、6月の南会津はほぼ雨は降らないそう。そんな影響もあってか今回の大宴会は、大宴会史上初めての記録的な大動員となったそうです。吾妻と牧の二名で電車で現地に入り、既に前入りしていた早崎と合流して会場の方に向かうと、

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「小宴会」と呼ばれる会場で何やらパフォーマンスが・・・

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なるほど、岡地さんとカミさん長見順ちゃんの夫婦デュオの出番真っ最中でありました。何か土着的な、文化人類学的な(?)雰囲気をかもし出しているのが面白いところです。

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岡地夫妻のステージも終わり、一旦コテージで休憩。このコテージを使わせて頂くのもこれで8回目ということになりますが、初夏開催になっても変わらぬ快適な居心地です。この部屋ではこの後、一曲共演するハンバート・ハンバートさんも交えて、電池のアンプとピアニカ、更に机をドラムに見立ててリハーサルを敢行しました。

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そんな準備も整った午後6時半頃、ステージ裏のテントで出番を待つ我々ですが、ああ、やっぱり良い季節を選んだね、外もまだ明るいじゃない、と言いたいところですが・・・、

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ご覧の様にかなり雨が降ってきまして、ステージ上はビショ濡れであります。お客さんも雨に耐えながら見ていてくれたわけで、申し訳ありません。

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これ、左側にかすかに見えているのはハンバート・ハンバートさんのお二人ですね。
「何でこんな酷い写真しか無いのだ?」
ハイハイ。いつものアレですよ、「猿人」カメラ、どこに置こうか、後でどっか適当な場所を選ぼう、と思っていたのですが、何かに気を取られていて忘れてしまってたのですね。
で、アンコールの段になって、しまった!ここに置きっぱなしだ!と気づいて、どうしようか、と迷ったあげく、何とも失礼な話ですが目の前のお客さんに、すみません、適当で良いので撮っててくれますか?とお願いしました。確か、タケダさん、とおっしゃられていた様な。

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ありがとうございます。きちんとステージの様子が見えます。

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赤い人が弾いているのもしっかりと見えました。更に何と終演時には・・・

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こうして大宴会の会場をグルリと回したパノラマ撮影までして頂きました。
タケダさん、ありがとうございました!

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そして、いよいよ夜はウチアゲ!晴れていれば会場は野外なのですが、あいにくの雨、ここ会津山村道場は、元々は農業の教育施設だったこともあり、こんな大きな教室の様な部屋もあり、ここでスタッフ、出演者揃って大団円です。

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ボランティアの皆様の手作りの料理と、地元産ワインに舌鼓を打ちながら一挙に盛り上がってまいります。

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毎年お世話になっている主催のコアメンバー、T海林さんが北海道に転勤になって友達がいなくて寂しい、こんなに知人に囲まれたのは久しぶりです、と泣きそうになっているので、「泣クコトハナイ、バー・ハイーアニイケバ、トモダチガデキル」と宮沢賢治の様なアドバイスをしてあげたり、いつもウチアゲで一緒になる地元の方にカバンをもらったり、いつも通り途中からは誰にも頼まれないのにギターを持ってステージに上がり色々な曲を演奏しまして、すると初めてお目にかかるラップの方々のパフォーマンスが始まりました。

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画面左から、ラッパーの環(タマキ)ROYさん、ジャンベのユザーンさん、ラッパーの鎮座dopeneSsさん、とまったく初対面の方々でしたが、何しろこちらは酔って勢いづいているので、やったことはありませんが、何かラップぐらい出来んじゃね?という気分で、乱入してしまいました。

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結果はラップなのか吉幾三なのか良く判らないものとなってしまいましたが、こうして若い方々にも温かく迎えられて、楽しい大宴会を終えることが出来ました。ナマステー!

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そして翌朝、いつもの南会津の恵みの塊の様な朝食を堪能してから、主催のI十嵐さんとT海林さんと一緒に記念撮影。この大宴会、何と素晴らしいことに65歳以上は入場無料だそうですが、そうなると吾妻や牧さんは数年後にはノーギャラか?? それでも構いません!また絶対に来まーす!

2018年5月19日(土)
辻堂・ビストロ辻庵

吾妻 光良変形トリオ

吾妻光良(Vo,G) 牧裕(Bass) 早崎詩生(Pf)

約一年ぶりの辻庵さん、前回は18:30開演という
ことで、我々も慌しく辻堂の地から中央線方面まで
戻らなければなりませんでしたが、今回は30分ほど
早まりました。5月ですし明るいうちから飲み食いを
始めるってのもいいですよねー。(そだねー)

ビストロ辻庵さん フェースブック

「辻堂は、思っていたより遠かった」というのが、主に中央線沿線をベースに活動してきた我々が昨年この地を訪れた時の、偽らざる感想、というヤツでしょうし、その時のお店のマスターTさんも、中央線とはこりゃまた遠いですね、という反応でした。そんなこんなもありまして、いくら何でも午前様で帰るのは避けよう、ということで18時開演、と昨年よりちと早めの時間帯を設定してもらった今回の辻庵ディナー・ショー(?)、ご覧の様にリハの最中は本当にまだ真っ昼間全開です。

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ですのでリハが終わり、たしなみに出たのも16時半過ぎ、これはデニーズとかに入るしか無いか、とあきらめかけていた時に支度中の串揚げ屋さんの前を通りかかったので、10分ほど早いですがヨロシですか? と尋くと快諾して頂けたので、そこで一時間弱お世話になりまして、旅行先で親切にされた旅人の様な気分になりました

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さて、前回よりも早い時間からの開演にも関わらず、多くのもと湘南ボーイ、もと湘南ギャル(失礼)の方々にお越しいただき、ほぼ定刻でライヴはスタート。まあ、ディナー・ショーといってもいつもとそんなに雰囲気が変わるわけではございません。吾妻のこの日のギターは、3~4年前の正月にホロ酔いで楽器屋さんで買ってしまったスクワイヤー製ジャズマスター、29,800円です。こう見えても意外に重いギターでして、kgあたりの価格で考えると相当おトクな一品です。

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遠方の地ですので、どなたからも写真をいただけない、という可能性もあるので、いつもの自撮りの猿人も持って行きましたが、意外に良いアングルで撮れております。数打ちゃ当たる、ということですかね。

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いい気になって二部は逆サイドに置いてみましたが、こちらはちと無理があり、牧さんの譜面台が画面を大きく塞いでしまいました。

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何しろ一応ディナー・ショー的しつらえ、ということで演目もなるべく食べ物に関係のある曲を取り上げようとしたのですが、そんなにそのテの持ち曲があるわけではありません。リハの時にマスターのTさんに
「Tさん、去年ジャンバラヤって・・・」
「ああ、演ってくださいました。」
「そうかあ・・・、アリゲーター・ミートは?」
「あ、それも演ってらしたと思います。」
「ら、ラム&コカコーラ、は?」
「覚えてます覚えてます。」
もう八方塞がりですので、ダブりを承知で演目を進めていきましたが、さすがに若大将を生んだ湘南、心の大きいお客さんが多いのか、非常に温かい声援に包まれて、ジジイ達も楽しく過ごすことが出来ました。

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そしてアンコールでは、いつものトルバドール・タイム、もはや首からぶら下げるミニ・アンプも堂に入ってきました。そういえばベッシー・ホールでのマスターと、こんな会話をしました。
「はあ、アンプ、首から下げるんですか。」
「そうなんですよ、腰とかだと聞こえなくて」
「何か珍しい格好ですね。」
「山岳救助犬みたい、と不評なんですけど」
「あはは、ウイスキーね。でもあれ嘘なんですよ。」
「え?救助犬のウィスキーが、ですか?」
「そうそう。ウィスキーなんか鼻先にぶら下げてたら匂いが強すぎて人間がどこにいるか、なんて判らないそうですよ。」
一応、雪国の北海道の方が言うことなので信じましょう。

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そして赤い人も、今年になって導入したピアニカ、だいぶこなれてきましたので、縦横無尽に店内を歩きまわります。

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そして大団円はこんな感じ。何か、とてつもなく間抜けな感じがしますが、まあこんなもんでしょう。またいずれお邪魔します!

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danraku

2018年5月12日(土)
札幌ベッシーホール
Beggar’s Harlem Presents

吾妻 光良トリオ Plus 藤井康一

吾妻光良(Vo, Gtr) 牧裕(Bass)岡地曙裕(Drs)
藤井康一(Vo,Sax,Ukulele)

二回目となりますベッシーホール、今回は日本のジャイヴ王、藤井君を迎えてのライヴとなります。
ライラックの香りが漂う春の札幌に全然似合わないガチンコのジャイヴ合戦となる予定です。

18:00 open / 19:00 start
料金:チャージ+1drink 前売¥5,500/当日¥6,500

(問)BEGGAR’S HARLEM 011-233-0555
(メール) beggars@camel.plala.or.jp

ベッシーホール ホームページ

「東京 札幌 距離」でググると1153.7km、福岡で1096.4km、別府でも1129.7km、ですから我々の活動範囲としては、最も遠方ということになる札幌ですが、調べてみると前回来たのは昨年の6月24日、何と一年経っていないうちに再び呼んで頂けた、というのは本当にありがたいことです。しかも今回のツァーは我々3人に加えてたまたま北海道をツァー中のミスター・マクヴァウティ・藤井をお迎えしてのトリオ+藤井公演、富良野から札幌にやってきた藤井君も交えて一時間強のリハを終えてたしなみに向ったのは、その昔、「神経質な鶏」というブルース喫茶をやっておられて、全盛期は札幌にそうした音楽系のお店を何店舗も展開されていた「梶原コンツェルン」の梶原さんの営む狸小路の”ベティー”。余裕があれば写真の一つも撮っていたのですが、曲順を考えるのに一生懸命で忘れてしまいました。そうですね、写真といえば、またまた他人様の手をわずらわせるのは良くないのでいつもの自撮りカメラを持っていきましたが、

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ダメです。ロクなアングルで撮れません。仕方なく今回も主催のK藤さんに泣きついて知人の方々から写真を分けていただきました。

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ベッシーのステージには、良く見るとマンボウの様な画が飾られているのですが、口を尖らせて歌っている吾妻が何となくマンボウに見えてきます。

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ご覧の様に、客席は満員御礼、という感じで本当にありがたい限りです。藤井君には一部の5曲目から参加してもらいましたが、楽屋口の階段上からサックスを吹きながら降りてきていただきました。

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吾妻のギターは今年二回目の投入となる、イタリア製のゴヤ。何か藤井君との相性が良い様な気がしているのですが、単なる気のせいなのかも知れません。その昔、ジャジー・ジャイヴというユニットで二ヶ月に一度ぐらいは一緒に演っていたこともあり、ほとんどの曲は覚えていますが、それでも懐かしいものです。昔からの仲間というのは良いものですね。

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そう、そして折角ですのでサックスだけでなくウクレレの演目も何曲か取り上げてもらいました。春の陽気にウクレレの音色、ということで周囲の表情もやわらいで見えます。

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しかし、そうしたウクレレの演目にこういうアクションが必要なのか、いったいどういう思考回路を経てこういうアクションが表出しているのか、は今後の研究が待たれるところでしょう。

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恒例のトルバドール・タイム、藤井君にはウクレレを持って客席に乱入していくようにお願いしましたが、ここでも吾妻は妙にロック的なアクションが止まらない様でした。

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そしてホテルに楽器を置いてから、ウチアゲに行く前に札幌といえば松竹谷、ということでキヨシの店、BAR BAHIAに行って一杯だけ飲んできました。キヨシさんとは来年、とあるツァーの予定もあり、何とも楽しそうな一枚ですが、おっかしいなあ、本当は藤井君も写っている写真があったのに失くしてしまいました。
この後のウチアゲでも、多くの方々にお世話になりました。まったねー、そだねー。

danraku

2018年5月3日(木・祝)
名古屋 地下鉄東山線「池下駅」
BAR ストレガ

ピアノの早崎が1年ぶり帰郷ライヴ!
旧友とのソロ・バトル(?)です。
早崎の赤は名鉄の赤!故郷に
赤を飾ります!

早崎 詩生(Pf)/石田 力(Pf,Vo)

18:00 open / 20:00 start
料金:チャージ¥1,500

TEL:052-752-0277
MAIL:stregainui@gmail.com

ストレガさん ホームページ
石田さん ホームページ

一年ぶりの池下ストレガでの帰郷ライブでした。120年の歴史を持つ名鉄電車は未だ赤く、我々と同じ1960年に誕生した東山線の池下駅ホームは未だ狭く、東山公園では恋人同士でボートに乗ると別れるので止めたほうがいいと未だ言われ、変わらぬ名古屋に心が踊る中、ソロだけじゃなく同窓石田君とピアノ弾きました。

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引用:名鉄HPより

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最近、病みつきになっているピアニカでの客席徘徊です。曲は石田君の歌う「俺の孫(原曲:Isn’t She Lovely)」で歌詞は簡単、「オレノマーゴー、カワイイーネー」です。

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そこは同窓。付き合いは心得てます。カウンターの中、マスターの仕事場にまでお邪魔してスミマセンでした。マスターのご好意の呼びかけでたくさんのお客さんにお集まりいただき、満員御礼ありがとうございました。名古屋の皆様、また、お邪魔しますのでその折にはよろしくお願いします。

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トリオ+1・春の大阪弾丸ツァー!

2018年4月28日(土)
梅田アズール

吾妻 光良トリオ+1

吾妻光良(Vo, Gtr) 牧裕(Bass)岡地曙裕(Drs)
早崎詩生(Pf)

前回は雨模様の晩秋にお邪魔しましたが、今回は
春爛漫の季節となりました。春らしい曲を多数用意
する、かどうか判りませんが、お洒落なジャズ・バー
ですし、それなりに頑張らねばと思う今日この頃。

17:00 open / 18:30 start
料金:チャージ¥4,000 + drink/charm?¥1,000

アズールさん・スケジュールページ

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2018年4月29日(日)
堺ブルース・フェスティバル

吾妻 光良トリオ+1

吾妻光良(Vo, Gtr) 牧裕(Bass)岡地曙裕(Drs)
早崎詩生(Pf)

初めてお邪魔いたします、堺ブルース・フェス。
ブルース・フェスということで、前日のジャズ風味
とはまた違った取り組みをしてみようか、とも思う
今日この頃です。

我々の出番は17:00からに決まりまして、
場所はMinaさかい(堺市市民交流広場)
堺東という駅から徒歩五分、屋外無料、
会場内飲食ブース有り、雨天決行だそうで
あとはもう、早崎さんが今年も雨男なのか
どうか、それにかかっていると申せましょう。

堺ブルース・フェス  ホームページ

齢を重ねてはいても、なかなか教養はつかないもので「弾丸ツァー」というのはロクに宿泊もせずに予定をドドッ、とこなしてそのまま帰って来る、という旅行のことだ、というのを知らずに書いてしまいましたら、その齢でそんなことして大丈夫なのか、と心配された方も一部にはいたとかいなかったとか。大丈夫です、きちんと同じ宿に二泊致しました。今回、我々四名がこの梅田~堺ツァーを観光、もとい、敢行している時、たまたまバッパーズでアルトをお願いしている小田島先輩も奈良~京都辺りに公演に来ているという話で、

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関西地区の現地案内役をしてくれている謙ちゃんにイザナワれるままに新大阪から電車を乗り換え、地下街を右往左往しているうちにやって参りました、二回目のアズール。前回は雨模様だったのですが、今回はまさに初夏ならではの良い気候、雨男もここに来て汚名挽回です。大阪ではもう定番のゲスト、タンメンもまじえて約一時間のリハを終えました。

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もしも小田島先輩が登場した際の段取りも整えてから、本番前のたしなみに。時間的に一時間強しか無かったののが逆に功を奏したのか、丁度ほろ酔い程度でステージに上がり、無事2ステージをこなしました。

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アズールは店の外にテラスがあり、そこで飲みながらライヴを見られる、というのが何ともこの季節にステキなシチュエーションでもありますので、アンコールではタンメンを再び呼んで、いつもの吟遊詩人(トルバドール)スタイルで店内を練り歩いて演奏させていただきました。タンメンのご友人がその様子を撮影してくれたものがネットに上がっていますので、このページでもご紹介致しましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=ykyEMdk97HI


残念ながら、小田島先輩は先方の時間も長引いて、登場は叶いませんでしたが、とりあえずテラスに席を作ってもらってウチアゲ。日本ブルース界・古参のレイジー・キム大先輩を囲んで、一番若いトミー・井尻ィも交えて日本のブルース界の歴史を学びながら楽しく飲みました。
さて、翌日の堺ブルース・フェスは現地16時入り、20代や30代の頃ならホテルでグウグウと寝ていられるところですが、とても寝られません。結局、三ノ宮にある牧家のお墓に全員で墓参りに行くことにしました。

TO_SANNOMIYA

周りの人々が嫌がっている様子が手に取る様に判るのが、何とも小気味良いものです。そしてお墓参りが終わったら、折角ですからね、グルメ・ツァーです。事前に吾妻が調べていた、三ノ宮の古くからあるお店で「ソバメシ」を食おう、ということになっていたのですが、昼どきで混んでいるため30分以上待つそうで、他に行くことにしましたが、目ぼしい店が・・・・、おおっ!

SAVOY

ジャズ/R&B愛好家なら知らぬ者なし、のサヴォイのレーベル・マーク!カレー屋さんだそうですが、有無を言わさず入店しました。
「こちらのマスターはサヴォイお好きなんですか?」
「はあ、ご存知だっか? いやぁ、初めて言われましたわ、私どもも何のことやらさっぱりワヤで、でもマスターは好きらしいでっすわ。」
いや、カレーは美味しくいただきました。ホテルに戻り、ちと休んで一路堺東へ移動すると、前日アズールに見に来られていた、という親子連れの方と遭遇。

BEFORE_SAKAI

ありがたいことです。会場に着くと、BLUES、と大書された看板をバックにメイン・ステージが。血沸き肉踊るフェステバル風景が目の前に。

SAKAI_KAIJO

楽屋のテントに向かっていくと、弁ブルースで有名なこの近辺在住のROIKIとその友人でブルース喫茶をやっておられるKさんと遭遇、楽屋の中で先ず一枚。

ROIKI

ライヴの方は、こういう街中のフェスではどこもそうですが、終演時間が18時、と割ときっちり決められていて、トリの我々としてはすみだJAZZの再来では無いか、とドキドキしながら待っていましたが、アンコールのワイヤレス・ショーまで含めて正味40分、18時4分過ぎにはすべての音を止めることが出来てめでたしめでたし、でした。

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ちょっと間が空きましたが20時からは、何しろフェスティバルですからホテルでのウチアゲでした。

KANI

こりゃ何だ、と思うかも知れませんが、ツマミにカニがありまして、カニ大好きフリスキーの吾妻としてはずっとカニ、ワイン、カニ、ワインを繰り返しつつ、この日も偶然テラス席でしたので、こんな感じで皆で盛り上がりました。

SAKAI_TERRACE

久しぶりにギター/Voのスパイダー・テツ氏とも会って色々と話しているうちに何か激論にでもなったのでしょうか?

TETSU

まったく覚えておりません。そしてウチアゲ終了後、ホテル内を出口に向かって歩いていくとそこにグランド・ピアノが・・・・。
もうビョーキが止まりませんので一曲披露させて頂きました。もう呼んでもらえないかも知れませんね。

ENC_PF

すっかり良い気分は止まらず、宿に戻ってから昼間のリベンジに「ソバメシ」のある飲み屋さんで二日間の反省会。地元の皆様、お世話になりました。

FIN_UCHIAGE

そして月曜日、帰りの新幹線に乗ってる時に小田島先輩からのメールが。
「笑った。下賀茂神社にて」

TANMEN_ODJM

タンメンと小田島さん、偶然、京都の下賀茂神社で遭遇したそうで、神社ならではの縁結び(コーゾー談) ということでしょうか。

danraku

2018年4月14日(土)
博多・ゲイツ7

吾妻 光良 & The Swinging Boppers

Boppersとしてはこれが三度目となるゲイツ7、記憶は二回分しかありませんが頑張ります!

Open 17:30 Start 18:30

前売り5,000円/当日5,500円 +1ドリンク(500円)

ゲイツ7 スケジュール・ページ


さて、四ヶ月ぶりとなるBOPPERS公演、きちんと調べたわけではありませんが、何だかんだ三ヶ月に一度は活動している様な気がするので、四ヶ月も間が空く、というのは久々に思えます。そんな事情もあるのか、行きの福岡空港から中州までの地下鉄内では各人、いつにも増してやる気に満ちた表情をしている、かも。

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この日はトランペットの名取さんがドバイに出張(?真偽のほどは不明)のため、代打には写真右側前から二人目の松木理三郎さんをお願いしました。若いから勢いがあります。

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無事、リハを終えて本番までは約一時間弱、外は結構雨が降っていることもあって、ビルの中の「くら寿司」で本番前のたしなみ。バリトンの三平以外はくら寿司に入るのが初めてで、焼酎に「前割」というのがあるがこれは飛行機の先割みたいなものか?早く飲むと安いのか?と情報が錯綜しましたが、要するにあらかじめ水で割っている焼酎らしく、ふん、大きなお世話だな、と若干不評でした。さて、定刻を5分ほど過ぎて開演。

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地方興行の度に、このページの写真入手に苦慮していますが、今回は別府のK谷さんが見に来てくれていたので一枚頂きました。しかし、毎回毎回甘えるわけにも行かず、ということで買った3000円のカメラ、APEMAN! これを初めてBOPPERSにも投入してみました。

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いや、これが意外にも使える、ということが今回判りました。とりあえず動画撮影モードにしたカメラを早崎さんに渡して、どこでもいいからピアノの上に載せておいてよ、と頼んだだけなのですが、画角の広さと大編成バンドという相性が良いのか、想像していたより、きちんとした画が撮れています。

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しょっぱな、客席から登場してステージに上がってくる吾妻の様子も、さながらBBCの動物ドキュメンタリーの様にリアルに収録されていました。

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二部は逆サイドに座っている三平さんにお願いして、どこか置けそうなところに置いといて、と頼んだらPAのスピーカー上に設置してくれましたが、これもかなりまともな画です。しかし、アンコールになってある誤算が明らかになってきました。アンコールに選んだ曲は”Gumbo de Twitter”、岡地さんのパワフルなセカンドライン・リズムが売りですが、余りにもこれがパワフル過ぎましてですね・・・・、



早回しでお送りしましたが、あっという間に振動でカメラがそっぽを向いてしまいました。
ですので、この後の様子は再びK谷さんに送っていただいた写真しか無いのですが、いつもの様にトルバドール・タイム、おそらく吾妻と三平、冨田がフロアを闊歩していた筈ですが、全体像は良く判りません。

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さて、こういった地方興行ではありがたいことに、長らく会っていない友人や、小編成のライヴなどでお世話になった方々に数多くお越しいただいているわけですが、別府のK谷さんのご友人の小学生の娘さんが、何と我々のファンだ、と聞いて驚くやら嬉しいやらですが、

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何でも日々、小学校の廊下で「♪150から300♪」と歌っている、と聞き、「ダレモワカラナイカラ ヤメロ」という宮沢賢治風の助言をさせていただきました。

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そして終演後は、博多ですからね、モツ鍋屋さんであります。本番では「♪たまげたー、モツ鍋にゴキブリ♪」と歌ったりしていたので、食べられないのではないか、という危惧もありましたが、そんなデリケートなメンバーは幸い1人もいませんでした。

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何しろもうみんな大人です。「大人はワイン二本まで」の精神も忘れず、翌朝はスッキリと目覚めまして、空港で大きなウッドベースなどを預けても、まだ若干時間にゆとりがあったので、短い時間を利用して福岡空港の居酒屋でちょいたしなみ。コーゾーさんはその店から出てもどうにも飲み足りないらしく、
「ねえねえ、羽田着いたらライオン行くよ!ライオン! だから飛行機の中で飲むのは禁止だよ!」といつも以上に絶好調でありました。さて、早速ですから預けたウッドベースをどうやって引き取るのか、ちょっとここでお目にかけましょう。

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画面の奥側にある航空会社さんが用意してくれる巨大なケースにベースを入れて運んでいるわけですが、その巨大なケースが出て来ると、何故かつい手を合わせたり拝んでしまいそうになるのは、日本人ならでは、なのでしょうか。

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そして、コーゾーさんの予定どおり最後は「ライオン」での宴会。風邪をひいた近さんとリハのある小田島先輩、ピンチヒッターの松木さんを除いた75%という高出席率の宴席となりまして、遥か昔に富山から早朝便で帰って以来の羽田飲みとなりました。まあ富山の時は連続5時間飲んでいましたが、今回は二時間弱ですから、大人になったものです。

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帰りの電車でコーゾーさんは「充実したツァーだった!一泊四呑だ!」と喜んでいましたが、西川さんに至っては、「オレ、朝起きぬけにビール飲んだから、一泊五呑だ。」と告白しておりました。健康に飲めて演奏できるのが、何よりです。
どうでもいいですが、久々のせいか、ちょっち長文でしたな。