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2020年10月

2020年10月24日(土)
JAZZ@OWADA
“SHIBUYA JAZZ CROSSING”
吾妻 光良
& The Swinging Boppers

これぞ3月7日の次郎吉以来初めてのBoppersライヴです。
渋谷区文化総合センター・大和田伝承ホールでの定期的 ジャズ・イベントへの出演です!
「ジャズ? 本当に? 違うんじゃないの?」
いや、そこんところは是非、ご内密にお願いします。
そしてこのご時世ですので、定員345名様のところ100名様に限定してのご入場、そして一部、二部完全入れ替え制でお送りします。

全席指定:2000円(一般の方)/1500円(渋谷区民の方)
第一部:15時開場 / 本番16時~17時
第二部:17時半開場 / 本番18時半~19時半

 渋谷区文化総合センター大和田HP 

3月7日の次郎吉以来の7ヶ月と二週間ぶりのフルメンバーによるBoppers公演、久々なので覚えているだろうか、指は動くだろうか、唇は切れないだろうか、色々な不安を抱えつつも何とかリハは終了。楽屋に引き上げると、何しろ「伝承ホール」だからでしょうか、良く判りませんが部屋には畳のスペースもあり、美味しいお弁当を頂いた後だけに、何人かのメンバーはほぼ瞬殺で睡眠Boppersに。

これで19回目という由緒正しいジャズ・コンサートですので、演奏前にはジャズに関連した映像が流れていましたが、エリントンが語ったというこんな有名な言葉が我々の真上に掲げられているという状況に、どうも、すみませんでしたーっ、とつい謝ってしまいそうになります。

なので急ごしらえでジャズを気取っても仕方ない、ということで、吾妻はロック風味の赤いソリッド・ギターで登場しました。もちろんマスク着用も忘れません。

何かやけに配置がゆったりとしてるな、と思われた貴方、いや、お目が高い。感染予防の観点から客席から全景が見えるギリギリの配置で、メンバー間の距離を可能な限り広く取ったセッティングにして頂いたのです。

そりゃあ密な方が、我々も盛り上がるのですが、コロナ下じゃあ仕方ないです。そんなこともあり、いつもより少しだけ上品な感じのステージ運びだったかも知れません。

完全入れ替え、途中には換気の時間も設けての二部制ですが、中には一部、二部両方ご覧になる方もいらっしゃるかも知れません。登場ギターと常用ギターを入れ替えたのに加えて、登場時のルートも一部は下手袖からでしたが二部は客席から、ということにしました。しかしお客様の近くを通ることになりますので、マスクだけでは感染予防策としては甘い!と摘発されかねません。

満を持して、じゃねえな、万全を期してフェースシールドも併用いたしました。しかし、こうして久々に客席を練り歩くと、コロナ前にしばしば客席に下りていって演奏していたことが懐かしく思い出され、つい下りていきたくなるわけですが、ギリギリ自制することが出来ました。

そうそう、この日は名取さんが仕事で出席できないということで、Drinkin’ Hoppysの大槻君に代打をお願いしました。冨田さんとは、同門サークルの先輩、後輩という関係ですが、御父上と同年齢だという話で・・・。

いよいよ、大団円、大声でコーラスして盛り上がりたいという局面ですが、体制だけは取るものの、飛沫が飛ぶのを防ぐために物凄く小さな声でコーラスする、というちょっと珍しい盛り上がりを迎えました。

ということで久々の単独ライヴでしたが、倒れることも、演奏が止まることも無く無事終了、ステージの入り口ではオフィシャル・カメラマンの方による記念撮影。やっぱりジャズっぽくは無いですが、ま、許してください。

そしてジャズだろうが、ロックだろうが、フォークだろうが、ライヴは何種類もあるわけですが、良いライヴは一つしかありません。ウチアゲが楽しいライヴがそれです、と言わんばかりに近くの知り合いの店でのウチアゲが催されました。やっぱりこういう日常が最高ですねー。

2020年10月17日(土)
阿佐ヶ谷 SOUL玉 TOKYO
JIVE小唄やカクテル・ブルースの秋

吾妻 光良 (Vo,G,Mandola)
富山 博嗣 (Vo,G)
井尻 昌孝 (Vo,G from 大阪)
早崎 詩生(Keyboard)

「え?井尻ィ、東京来るの?」
「そうなんですよ、GOTOとかあるやないですか」
「お、それだったらどっかでギグやるか?」
「あ、いいですね、いいですね!」
「あのぅ、私もいいでしょうか?」
「おお、弦楽器だけじゃ寂しいから是非是非。」
というわけで急遽、ご近所のSOUL玉さんにお願いして突然の東西ジャイヴ愛好会、的なライヴを展開することになりました。15名様限定です。

チャージ:1,500円
開演:20時ぐらいから

Soul玉Tokyo スケジュール

本当に急遽決まったこのライヴ。メールで一人5曲希望曲を出すとよろしい、とだけ指定して、当日集まってみるとカクテル・ブルース(静かめの甘いブルース)はそれほど無くどちらかというとキャッツ・アンド・ザ・フィドルを中心とした大ジャイヴ大会となりまして、何しろこの編成でこうした曲をワン・ステージ分しっかりとさらうだけの時間も無いのでほぼぶっつけに近い状態です。しかし早崎さんはさておき、井尻、富山、吾妻の3名は筋金入りのジャイヴ・マニアですので、リハでひとつ確信できたことは
「良く聞き込んでいる曲は演奏出来る」
という中学生バンドの様な法則でした。そしてジャイヴというとギターに加えて、ウクレレのお化けの様なティプレという楽器が使われるのが定番ですが、多少似た音が出るということで吾妻はこの日は、マンドリンより少し低い音の出る「マンドーラ」というエレキ楽器を投入しました。

当たり前の話ですが、自分達の好きな曲しかやらないわけですから、3人とも喜色満面の表情であります。定説ではないかも知れませんが、ジャイヴはその後のギターロックに通じる部分もあるのか、ジャッジャッジャッジャッ、とビートを刻んでいるうちに妙に興奮してきたりします。

とりわけマンドーラを抱えていると、妙にその感覚が強くなり見た目とは裏腹にロック!な魂が芽生えてきます。

しかしさすがにぶっつけに近いリハ状況だったので、どこをやっているのか判らない!という事故も数曲ありまして特に吾妻の歌った変形ブルースは、普通のブルースと違い頭の一度のコードが4小節ではなくて8小節、しかし早崎氏はつい普通のブルース進行で弾いてしまいガタガタになり焦った吾妻は自分の頭に手をやり、さながら福禄寿の頭の形の様になぞって「頭が長い、頭が長い!」と伝えようとしたのですが、早崎氏には「帽子を脱げ、帽子を脱げ!」と伝わっていた様で、何の改善も見られませんでした。
そんな頃、Soul玉の店主は・・・、

どうしたのでしょうか、一緒に歌ってくれていたのでしょうか? 急遽の強引なブッキングに快く応じて頂けただけでなく、一緒に歌って頂けたとはありがたい限りです。終了後は店の前で記念写真。次回はマスクも取れてリハも事前にどこかのスタジオで、という形で出来ると更に嬉しい催しとなるでしょう。

2020年10月3日(土)
マジカルコネクションvol.95
~10th Anniversary Special last gig~
@名古屋・今池 valentine drive
出演:
早崎詩生 
fromスウィンギン・バッパーズ (ピアノソロ)
虹色電鉄、ヒヌカムブロウ、板屋貴司

名古屋のプロデューサー山本さんのイベント、マジカル・コネクション(in名古屋 10周年記念)に単品ピアノで出演です。久しぶりの故郷名古屋です。ディープな音楽の街、今池に参ります。もちろん名古屋駅で赤い名鉄電車みて、新幹線ホームのきしめんやソールフード、スガキヤラーメン食べてから行きます。(早崎 談)

開店18:00/開演18:30 料金2000円(飲食別途)

valentine drive さん HP

2020年11月

2020年11月28日(土)

博多ゲイツ7
吾妻光良
& The Swinging Boppers

ゲスト:藤井 康一(Vo,Sax)

本年、4月4日の振替公演です。ありがたくも申し訳ない話ですが、SOLD OUTとなっております。

ゲイツ7HP

10月の大和田に続き、こちらは7ヶ月の時間を置いての振替公演。前回で久々のフルメンバーでの演奏は何となく勘も戻りましたが、こうしたフルメンバーでの地方行脚は本当に久々という感じがします。そうした初々しい心持ちもあって、福岡空港からお店までの地下鉄にて先ず一枚記念写真。

このコロナ騒ぎで、ゲイツ7も相当長きにわたって変則的な営業をしていたと思いますが、表の告知を見ると、おお、ありがたや、元気でやっておられましたでしょうか?とちょっと安心します。

ただ、この11月末になってまたもや感染者が増え始めている、といった報道もあいつぐ中、我々も大和田の時以上にしっかりとマスク着用などを心がけるとともに、本番前も余りうろつかず、楽屋にいることにしました。これはこれで密か?というのも無くは無いのですが・・・・。

冒頭の地下鉄の写真でお気づきになった方もいるかと思いますが、今回のツアーも牧さんはエレキベース、体力が落ちると免疫力も低下しますので、コントラバスを持ち歩くのは危機管理上やめたわけですが、開演前にギターとベースが並んでいる写真はどことなく風情があります。

ちなみにこの写真を撮られたイトウさんという方は、このギター、エピフォンのシェラトン、というものですが、名前だけでなく製作された国やメーカーまでピタリと当てられなかなかの楽器マニアの方の様です。そして、いよいよ開演ですが、

写真から見える限りでは少なくとも吾妻・西川・小田島の三名は演奏中といえどもマスクを顔から離しませんでしたし、ゲイツ7の方でも随所に飛沫防止用のアクリル板を用意して頂きました。ナマステーですね。

先ほどの写真とそう変わり映えはしないのですが、さっきよりも更に苦しそうにしているところが見どころでしょうか。というより、感染防止に気を使う余り、写真の確保をすっかり失念してしまい演奏中の写真はこの二枚だけなのです。藤井君をゲストに呼んでなかなか華々しかったのですが、残念ですぅ。
で、ゲイツ7を出て宿にチェックイン、博多駅前のオフィス街(?)の様な場所なのでウチアゲに行く店も無さそうでしたが、コーゾーの野性的な勘で見つけた飲み屋さんがなかなかバッチグーで、楽しく飲んでいるとちょっと遅れて藤井君も参戦。ようやくこのページでも姿をお見せすることが出来ました。ステイホームで髪が伸びちゃったそう。

そして宴も終盤に差しかかると、小田島先輩がポツリと、
「いやあ、こんな風になるとは思ってなかったな・・・」
「え、何が『こんな風』なんですか?」
「いや、明日で俺6×歳になるんだけど、この年でこんな誕生日前夜を送るとは考えてもなかったなあ、と。」
「おお、それはめでたい!皆で祝いましょう!」

ということで、藤井君も交えてお店の外で記念撮影。2名ほど見当たりませんが、先にコンビニに歩いていってしまったと思われます。

ちなみに、1979年に出た藤井君のウシャコダのセカンド・アルバムのクレジットには、小田島さん、西島さん、冨田さんの名前が。

つきあい古いっすよねー。

Are You GOTO ?
YES!! 
We Will GOTO ,too!!
てなわけで、個々の遠征とかはあったりもしましたが、トリオ+1ではコロナ後、初の地方興行「秋の東海縦断ツアー」です!

吾妻 光良(Vo,G)、牧 裕(Contrabass)
岡地 曙裕(Drs)、早崎 詩生(Apf,Pianica)

2020年11月21日(土)
豊橋ハウス・オブ・クレージー

豊橋のご友人達と、感染に注意しつつ親睦を深め、その勢いに乗りツアー初日からぶっ飛ばします!
入れ替え二部制、しかもどちらの会も換気のための休憩をはさんでの実施となります。
一部:16:30開場/17:00開演
二部:19:30開場/20:00開演
ともに25名様限定・要予約
3,500円+1ドリンク・オーダー

ハウス・オブ・クレージーHP

最大でも25名様をメドとしたお客さんの数ですから、諸々の経費などを考慮すると二部制となりまして、体力的には多少キツいか、ということもなくはないのですが、それよりもこうして演らせて頂けるだけでもありがたい話です。考えてみるに久々のトリオ+1の様な気もしますのでガッツリとリハーサルをしてから宿にチェックイン、17時にはもう演奏を始めました。

今回は移動の多さと感染防止の観点から牧さんはエレキベースに、その体積減少分を吾妻が、ギターとマンドリンの合体楽器、ギタドリン、じゃねえな、テレオリンで補う、という作戦です。定員25名で天井もこれだけ高いハウス・オブ・クレイジーですが、それでも換気のために一部二部ともに途中で10分ほどの休憩をはさみました。

以前でしたら、自撮りのための機材なども持って行ってたのですが、今回は衛生グッズなどを持っていくことに気を取られ、そういう準備はすっかり忘れて終了翌々日に豊橋の友人で見に来ていただいたYさんに泣きついて探して頂いた写真を使っております。豊橋に来ると、このYさんやIさん、Fさんなどとくだらない昔話などをして呑む、というのがまた得難い楽しみの一つなのですが、今回Iさんは仕事の立場上、ちょっと飲み歩くわけには行かないなぁということで欠席、一方Fさんは奥さんとGOTOで旅行、とひと口にコロナ下、と言ってもそこには十人十色の様々な人生があるものだ、と感慨にふけり、はしませんがまたギャハハ、と笑いながら、豊橋の夜は更けていきました。最後は宿の前でYさん撮影のスナップ写真で終了です。

2020年11月22日(日)
名古屋アラン・プーサン

マスターS藤さんのご尽力によりツアー最終日は東海地区の老舗、プーサンにて、有終の美を飾らせて頂きます。
ライブチャージ:前売4,000円/当日4,500円
19:00  OPEN/19:30  START
30人限定予約
検温あり・消毒あり・換気ありの体制で実施

プーサンHP

さぁて、ツアー二日目のアラン・プーサン、運賃最安の名鉄で豊橋から名古屋へと移動しまして、途中で名古屋メシのお昼にしよう、と思ったのですが、うーん・・・、お店が密だよねー、ということで何故か台湾ラーメンのお店でお昼を食べてから、久々の様な、いや、つい最近来た様なアラン・プーサンに行きまして、リハ~近所のスーパー「見切りの早い」コノミヤで飲み食い物を買ってたしなんで、いざ本番。感染予防の観点からお客さんの数も制限していますので、ステージは広々しておりますし、演者側も可能な限りはマスク着用です。

客席最前列とステージの間もかなり開いてまして、これぐらい距離が開いていれば、流行りの富岳に計算させても、この程度のシャウトの飛沫ならOK、という結論が出るのではないかと思いますがどうでしょう?

早崎さんは名古屋出身ですから、実は彼の赤は名鉄の赤だ、というのは知る人ぞ知るトリビアですが、まあ関心の無い人にはどうでも良い話であります。しかし、この日(そして前日も)のお客様には何と名鉄勤務のOBの方がいらっしゃいまして、その人と早崎さんの情念が成せる業なのでしょうか? 吾妻の額に名鉄の赤が乗り移る瞬間がありました。

更に、郷里に帰って何かに取り憑かれたかの様に弾きまくる早崎さん、何かその指先、いや、全身からオーラというかビームというか、エクトプラズムの様なものが湧き出ているのでしょうか?気がつくと吾妻の顔の中央には名鉄の赤と補色関係にある緑の光が降臨しております。

ダメじゃあ!いくら弾いても周りがついてきてくれんだぎゃあ!ワシャもう一人で今池に行ってピアノば弾いてきちゃるぎゃにー!ということなのでしょうか、ステージから離脱しようとしていたのでしょうか?

いやいや、そうではありませんでした。もう盛り上がりすぎて自分を抑えることができず、ついおケツで弾いていた、そんな図でありました。

福島の「クダラナ祭り」には、”しりあがり寿”さんが有名ですが、早崎さんもいつか、”ケツひき早崎”として活動する日が来るのでしょうか。実は吾妻が今回の東海ツアーにギタドリン、じゃねえか、テレオリンを持ってきたのは、マスターのS藤さんが無類のダブルネック好きだ、というのがあったからですが、どうやら喜んで頂けた様で何よりでした。

そして終演後はお店でのウチアゲですが、楽しく飲みながらも感染には注意して、アラン・プーサン特製布マスクと名鉄赤マスクをしながら、楽しくツアー・ファイナルの夜は更けていきました。

2020年11月7日(土)
高円寺次郎吉・吾妻光良トリオ+1-1
直前ですが、急遽体調不良により岡地氏は欠席です。11/6朝の時点で36.4°ですが、時期が時期なので・・・。

吾妻 光良(Vo,G)、牧 裕(Contrabass)
早崎 詩生(Apf,Pianica)

さて、これで4回目となる次郎吉での配信+お客様人数限定ライヴ、ようやく本格的に秋の曲も色々とお届けできる季節になってまいりました。とはいえ、もうやっちゃった曲も多いのかなあ・・・、と通常のライヴならばほとんど気にしない様なことも、配信ですからちょっと気になったりして、まあ、人間としての器が小さいのを感じちゃったりもしますが、いや、ホームグラウンドの次郎吉ですから、100%楽しく演らせていただけることでしょう!

前売3,500円/当日4,000円
Open 18:30 Start 19:30 Charge+1drink order
~会場へのご入場は15名様限定(全着席)~
[申し訳ありません、Sold Out となりました。10/26]

次郎吉HP

本番土曜日まであと二日、という木曜日の昼下がり、一通のメールが吾妻・牧・早崎の三名のところに届きました。

大変申し訳ありません!
あれ?と思って熱計ったら、7度5分!!!
昨日小雨の中、犬の散歩が不味かった!

おおお、このコロナ禍で7度5分のドラマーを出演させるという判断は150%有り得ません。いいから休んでくれ!と返信してドラム抜きの「トリオ+1-1」で乗り切ろうということになりました。やっているんです、過去にもね。主に辻堂の辻庵さんですとか、代々木上原のル・デパールさんですとか、いわゆるレストランですか、ディナー・ショー、というと何ですが、食事をしながら、というところではこの三人でやっていることも結構あるのです。丁度、”Cocktail Combos”というドラム抜きの静かめな、ジャズ/ジャイヴ/ブルース関係のアンソロジイを聞いていたこともあり、ちょっと普段とは違った選曲のものも取り入れてやらせて頂きました。

次郎吉の配信画面にも冒頭にはこうしたお断わりを入れて頂いた上で、ライヴはスタート。ドラムがいないとやたらスペースがありますもので、まあ密を避けるという点では良いわけです。欠場、というのが何か力士っぽいですね。

吾妻と牧さんの間に何やら楽器が見えますが、ドラム無しという寂しさを少しでも紛らわせるべく、吾妻はギターの他にもスチールギターと、マンドリンをちょっと大きくしたマンドラ、という楽器を持ってきました。枯れ木も花のにぎわい、って枯れ木扱いは可哀想ですが。

ということで、早速一部の後半にはスチールギターの登場で、毎年、昆虫の様に夏になると出てくる楽器ですが、今年はコロナのせいで、この11月初旬が初登場。やめてくれ、寒くなるじゃないか、というご意見もありましたが、枯れ木ですから良いんです。何回やってもビアホールのBGMみたいな仕上がりだな、といって余りやらなくなった曲もありましたが、この日はあえてその曲にスチールギターを使って、マイナスにマイナスをかけたらプラス、という効果を狙ったのですが、結果はよりビアホールらしくなった、という当たり前のものになってしまいました。
あ、そういえば岡地さんはどうしているのだろう、と気になって自宅で療養しているところを電話で直撃。

何やら、酒類をたしなみながらのんびり見ている、ということで、まあしっかり静養してちょ、と伝えまして一部は終了。配信で見ている方々には、この一部と二部の間の休憩がタルい、という話もあるかも知れませんが、実際にお店に来ている方々にとっては、この時間が貴重な換気時間となりますので、今後もご理解の程宜しくお願いします。
さて、二部は冒頭にマンドラを投入いたしました。

早崎さんの赤にマンドラの緑が映えますね、どうでも良いよ、と言われそうですが。映える、といえば映像のエイの字を書くわけですが、次郎吉の映像制作技術もどんどん進化していまして、最後の頃はこんなシャレオツな画面合成も取り入れられてたりして、クォリティが日々向上しているのが素晴らしいです。あ、もちろん音の方はワオさんがいますので、いつでも鉄壁ですけどね。

まあ、普段余り演らない曲なども入れて、概ね無事に行ったものの、さすがに岡地さんがいないこともあり、おお、こんなところでリズムがズレるか!といった小さな事故もありました。改めて各自の重要性を認識した夜でしたのでいつものメンバー紹介の最後には、
「電話出演は岡地さんでしたー!」という紹介も。

さて、それから数日、岡地さんから来たメールにはこんなファイルが添付されておりました。

いやあ、良かった良かった、という結末を迎えられました。

2020年12月

2020年12月26日(土)
晴れたら空に豆まいて
~クリスマスを逃した貴方や貴女に~

今年最後の「風呂の日」、湯気にかすむ吾妻光良トリオ-1+1、歳忘れ年末興行!

吾妻?光良(Vo,Gt) / 牧裕(Contrabass) /
岡地?曙裕(Drs) / 早崎?詩生(Apf,Pianica)

今年はコロナでエラい年になりましたが、そんな中、年内おそらく最後の公演は晴れ豆! さあ、齢忘れ、じゃない歳忘れということでパァーッと行きましょう!といっても、マスク、手洗い、3密に注意は引き続き、ですよ。

—-会場観覧&配信—-

《会場チケット》
前売り 3000円 (1ドリンク別)
OPEN16:30 / START17:00

《配信チケット》
※Peatixのみ
1000円のみ
1000円+投げ銭500円
1000円+投げ銭1000円
配信は12月26日ライブ終了後から1月3日23:55まで視聴可。

晴れ豆さんページ

クリスマス・イブにきっと君は来ない、と歌ったのは山下達郎さんで、まあ我々とは関係ないだろ、と思っていたわけですが、そのイブの日の昼下がりに一通のメールが牧さんから残りの三人に送られてきました。

仕事場でコロナの陽性が1人出ました。  (中略)
残念ですが26日のライヴは欠席させてください。最後の最後にこんなことになってしまい申し訳ありません。検査の結果は報告いたします。

おいおいおい、ベース不在かい?こりゃ結構キビしいなぁ!という中、とりあえず以下の様な対策を取って臨みました。
◆牧さん抜きでは無理、と思われる曲は候補から外す。
◆リハは全曲ちょっとずつ演ってみて、感触を探る。
◆リハの結果をもとに、串カツ田中で曲順を決める。
まあ、3個目の項目は牧さんのいるいないに関わらず、いつものリハ後の風景では、という様な気もしますが。ということで、いよいよ2020年最後のライヴが、ちょっといつもと違った感じでスタート。

頭頂部にもろ照明が来ているのが、髪のご加護なのかどうかは判りませんが、とりあえずみんないつもとはちょっと違った表情で臨んでいる様な気もします。まあ、ある意味逆境ではありましたが、今年最後ということもあってか、良く見に来られている皆さんの温かい応援に押されて何とか2ステージをまっとうすることが出来ました。しかし、低音不足というのは、何とも安定しないものでして、あ、そうだ!と目に入ったのが、楽屋に置かれている晴れ豆さんのエレキベース。こ、これ借りても良いですか? とお店の許可をもらって、宴会関係を除けば人生初のベース/ヴォーカル担当としてステージに立たせて頂きました。

何だ、立ってなくて座ってるじゃねえか、というのはどうでも良いですが、妙に嬉しそうなのは「一人スティング」の気分を味わっているからでしょうか。まあ、どちらかというと低音増強の効果より失笑を買うという効果の方が大きかった、という結果に終わりました。
さて、ライヴから間を置かず牧さんからは、

「おかげさまで陰性でした。 とりあえず、お知らせまで。」

という連絡が来て、まあひとまずやれやれ、でしたがやはり4人揃ってライヴが出来るということは本当にありがたいことなのだねぇ、ということを年末に改めて謙虚に思った、そんな年の暮れとなりました。

2020年12月19日(土)
バイユーゲイト
吾妻光良トリオ-1+1

-1+1とは何事だ?と思う方もいるかも知れませんが、要するに岡地さん抜きだが、早崎さんは居る、という変型トリオでございます。バイユーもご無沙汰でありますが、当ページの記録によると、2016年以外は毎年12月に演らせて頂いているというわけですから、ここはしっかりと取り組まねばなりませんな。

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧裕(Contrabass)
早崎詩生(Keyboard)
開場19:00 開演20:00
料金3000円(+1drinkオーダー)

 バイユーHP 

新年の成人式の映像なんていうものを見ていますと、もう若い方々はそんな言葉は忘れてしまったのではないか、と思われるソーシャル・ディスタンスですが、大体2m、最低でも1mと言われておりまして、ここバイユーゲイトにいつもの4名で出演すると、そもそも楽団メンバーの間でも、どうやってもこの距離を確保することが出来ません。ということで、折角の15周年記念ライヴではありますが、コロナ下ということもあって岡地さんを除いたドラムレスの変型トリオでの参戦となりました。

ね? これリハの写真じゃないですよ、本番の写真です。お客さんから楽団までの距離を充分に取られていることが良くわかります。ステージの中ではどんな感じで我々が並んでいるか、を実感していただくために、常連の方に撮っていただいたそれぞれのワンショットの写真を最先端からは程遠いCG技術を駆使して合成してみましょう。

あれ? 思っていたより密に見えますが、これは合成がマズいのです。あと、吾妻のアゴマスクが宜しくない、とご批判される方もいらっしゃるやに聞いておりますが、本番前にはアルコールでアゴを拭いてビールスを除去する、という施策を取っておりますのでご了承ください。
そして、今年最後の中央線沿線での4人以下の3人でのプチたしなみを終えていよいよ本番。バイユーの配信ライヴは店主の上田さんのMCから始まります。

上田さんの指し示しているところには、初めてバイユーに吾妻と牧の二人で出た時のチラシが。確か2006年だったかなあ、お世話になりっぱなしであります。日頃のご愛顧に応えるべく、張り切って演らせて頂きました。

2020年12月12日(土)
ビルボードライブ 横浜
吾妻光良
& The Swinging Boppers

ゲスト:Leyona(Vo)

お話を頂いたのは、だいぶ前ですがコロナ禍のなか、ようやく年の瀬に演らせて頂けることになりました。更に、ゲストに歌姫Leyonaを迎えては久々の公演であります。
しかも、通常よりもかなり早めの公演ですから翌日も安心です。(休みですけどね)

[1st] 開場14:00 開演15:00
[2nd] 開場17:00 開演18:00
Service Area : \6,500/ Casual Area : \6,000

公演詳細

本来でしたら、今年の4月にバート・バカラック楽団を招いてコケラ落としをやっていた筈のビルボード横浜ですが、この騒ぎでバタバタと公演キャンセルも相次ぎ、4~6月はほぼ何も無し、7月からようやく客席が密にならない様な配置を取り入れつつ、少しずつ公演が再開され12月は公演数だけから見たら、だいぶ活気が戻ってきた様で何よりです。
そしてビルボード横浜、もちろんお邪魔するのは初めてですが、舞台も広く、我々の様な大所帯楽団でも充分なディスタンスが取れました。

 この日は登場用のギターとしてE-Bayで2万円台で購入したデコラ張りの様なソリッド・ギター”Cozart”というものと、メインとしてはだいぶ前にウシャコダのサトル君から、何故か頂いた”Greg Bennett”というメーカーのフルアコを登板させました。

見た目は似ても似つかないこの二台のギターですが、実は大きな共通点があるのですね。それは・・・、そう、どちらも中国製である、ということで、更に演奏中は外していてもいつでも戻せる様にアゴにかけてるマスクも中国製ですから、世界の工場、と言われる中国の製品供給能力を改めて思い知らされる午後となりました。しかし、この距離をたっぷりと取ったステージ配置とこのぶ厚いフルアコはなかなか似合います。

この日はちょっと明るめの色のスーツを着て行ったこともあり、気分はT・ボーン・ウォーカーまっしぐらであります。そして、何と言ってもこの日はゲストの歌姫を抜きにしては語れません。

何とも楽団は嬉しそうですね、場が一気に音を立てて華やかになる様な気がします。お判りでしょうか?クリスマスが近い、ということもあり打ち合わせしたわけでは無いのですが、Leyonaのドレスの赤と吾妻のシャツの緑が何ともクリスマス・ムードを・・・って、緑のシャツがそれほど見えないのは誤算でした。しかし、そんなことはどうでもいいんです。Leyonaさえ見えてれば、もうそれで充分なのです。

この日の撮影は、CDジャケットやメイキング映像も撮ってくれている龍ちゃんですが、後ほど帰宅してから確認すると、ゆうに半分以上の写真にLeyonsが写っていた、と。良いんです良いんです、ジジイの写真ばかり撮っていて楽しいわけは無いんでしょう。そう、そして先ほど、T・ボーン、と申しましたが、この日のLeyonaの演目の一曲は彼女のアルバム「忘れちゃうよ」に収録された吾妻作の”Happy Monday”、T・ボーンのストーミー・マンデーと月曜の振替休日をかけた一曲で、この曲でT・ボーン風にた弾きたいがために、このギターを持ってきたと言っても過言ではありません。

ギターが多少、水平気味になっているのがお判りでしょうか?しかしLeyonaの姿を見たいお客さんにとっては邪魔者以外の何物でもありませんな。マニアならではの目の座り方もちと不気味であります。しかしまだまだT・ボーン探求の旅は止まりません。

おお、だいぶ水平になっています。何しろ、このために4日前に思いついて、T・ボーンのに似たストラップを1588円で購入しているのです。こんな話ばっかりしている場合ではないですね。で、この寒い季節に女性ゲストに来て頂いているのですから、そうそう年に何回もは出来ないあの冬の名曲、「Baby,it’s cold outside/おもて寒いよね」をアンコールに一部も二部もお届けしました。吾妻の緑のシャツが余り見えない、という意見もあり最後は上着を脱いで、クリスマス・カラーを強調してみました。

そんなこんなで、いやあ良かったよ、Leyonaのおかげで今宵は大成功だったよ!と楽屋で記念写真。

そして、この時点でまだ時刻は19:15。向かいのビルのお店に小一時間のウチアゲへと向かいました。
「こんなに感染が広がっているのに不謹慎な」
というなかれ。総理と同様、全員マスク会食を強く意識していました。

2019年12月

2019年12月21日(土)
三鷹バイユーゲイト
吾妻 光良 トリオ+1
吾妻光良(Vo,Gt), 牧 裕(Contrabass)
岡地曙裕(Drs),早崎詩生(赤黒Key)

いやあ、時代は令和に変わりましたが時の流れは相変わらず速いもの。令和元年、最後の興行は強烈に地元感漂う、バイユーでの締め括りとあいなりました。たまさか、バイユーの14周年でもあります。14年前は何をしていたかというと・・・、このページを立ち上げるはるか前のことでもあり、覚えてるわけは無いのでした。でも14年間お世話になりっぱなしではあります!

開場19:00 開演20:00
¥2,500+1Drink?

バイユー・スケジュールページ

いやいや、バッパーズとしては久々のアルバムだったり南会津大宴会だったりピットインだったり、と珍しいこと目白押しな一年間でしたが、最後はトリオ+1、しかも地元感満載のバイユーで締め括り、となりました。ステージもそう広くは無いのですが、それに加えて前回から早崎さんが赤黒鍵盤のキーボードを持ち込むことになったため、リハーサル時間の半分以上は位置決め、といっても過言ではないでしょうか。こうやってパノラマで見ると楽勝で収まってる様な見た目ですが、結構ギチギチなのであります。

写真は常連のT田さんに撮っていただいたモノをおざなりに合成しているだけですが、この日はT田さんに加え、T羽さんやN原さん、そしてごめんなさい、まだお名前をきちんと憶えていない常連の方々に囲まれて暖かな12月のライヴ締めとなりました。更には沿線ということもあり、ホッピーズの富山さんも遊びに来てくれて、写真を撮ってくれたりしておりました。

ギターも歌もそこそこうまい富山氏ですが、写真は何故かボケ気味です。更に送ってきてくれた中にはこんな1枚も・・・

何でしょうか? 我々よりも20歳近く若い、ということで、感性もロック寄り/パンク寄りなのでしょうか? そう思って眺めるとなかなかパワフルな写真の様な気もしてきて、俺達もデスメタルなのか?と勘違いしそうになってきます。そして沿線、といえば何とBoppersの冨田さんがつい最近、横浜から国分寺に引っ越してきたばかり、ということもあり、この前日に買ったというフリューゲル・ホーンの鳴らし運転もあってか数曲飛び入りで参加しました。

完全にジジイ達の談笑タイム、という絵柄ですが、いざ演奏が始まると・・・、

それなりに緊張感が走る、様にも見えます。こういうときにもちょっとボケてる写真の方がムードは出るもんですね。そして吾妻は、1年のライヴで所有ギターをなるべくくまなく使う、というのが目標でもあるため、2019年に使い残したギターを調べたところ残っていたのが「レスポール・レコーディング」という重さ6kgという非常に扱いにくい一本で、とてもこれを抱えて客席に出て行こう、という気など起きず、2019年の客席乱入の締めは赤い人のピアニカ演奏で大団円。

令和元年、いろいろお世話になりました。2020年令和2年もまた宜しくお願いします。 ナマステー!

danraku

2019年12月14日(土)
新宿ピットイン
吾妻 光良 & The Swinging Boppers

我々が高校生の頃からあるジャズ喫茶の老舗、新宿ピットイン。ジャズ研出身のメンバーの中には学生の頃に昼の部、いや、ひょっとすると朝の部に出演していた人間もいるかも知れません。ジャズ学生にとって憧れの場所、とも言えるこの場所での初めての公演であります。でもこんな音楽で出演するつもりじゃなかったんだけどな・・・、というメンバーの呟きも聞こえてきそうですが、人生いろいろです。弊楽団としては2019年最後の公演ですので、終了後の忘年会に備えて、早い時間の昼の部の興行です。

開場14:00 開演14:30
前売¥3,500+税/当日¥4,000+税(Drink別)

ピットイン スケジュール・ページ

いろいろとありました令和元年、バッパーズとしての今年最後の公演となりました新宿ピットイン、まだリハが始まる前から遠くを見る様な表情でアルトを吹く渡辺康蔵。

その心の眼は遠い故郷の静岡でジャズに明け暮れていた青春時代を見つめているのでしょうか?それとも1940年代・ニューヨークは52番街の喧騒を見つめているのでしょうか、という渋い写真となりましたが、ここに至る約一ヶ月前、コーゾーとはこんなメールのやりとりが・・・。

「吾妻さん、先日兄がピットインに行って来月のスケジュールのチラシを貰って来たのですが、我々のバンド、それぞれの名前が載っているのに何故か僕の名前だけ記載がありません!このままでは冥途の土産に持って行けないので、何とかお店にお願いして入れてください!」

憧れが強いぶんだけ、神様のいたずらも激しくなるのでしょうか。何とか12月のチラシには名前を記載してもらい、ああ、良かった、と胸をなでおろしながらアルトを吹いている図、というのが正しい解釈であります。

やがてリハも終わり一曲目のインスト部分で外廊下で待っている吾妻の方は、ロック出ですので、そこまで青春真っただ中の強い思いは無いので、この様に不敵な笑みを浮かべつつ余裕で出番を待った後に、ワイヤレスを駆使して堂々と客席後ろから登場。

堂々と、と言ったのも束の間、力任せにギターを振り回していたら、いきなり鳴らなくなってしまい焦りまくって色々と対処に努めましたが、復旧できず、ええーい!面倒くせえ、ワイヤレスなんかやめだ!ともう一台のコード付きのギターに持ち替えました。

あれ?このギターは・・・?そう、ダブルネックです。ジャズ喫茶に持ち込むギターとしてはいかがなものか、というご批判もありましょうが、一年を通して所有ギター38台を満遍なく使う、という人生の目標がありますもので、今年未登場のこのダブルネックが登板するのはもはや自然の摂理にも近いものであります。それにしてもコーゾーが歌っているのに吾妻は歌っていない、そして何故か早崎が立っている、という良く判らない写真ですね。

しかしホラ、なかなかフルバンドの人数が多い感じとギターのネックが多い感じがあいまって全体的ににぎやかな写真になっております。そういえば「すみだジャズ」でもダブルネックを使った記憶がありますので、ジャズとダブルネック、意外に良い取り合わせなのかも知れません。

んなこたないか、やっぱりロック的なしつらえになってしまい、果たしてこれはジャズの殿堂に対するアンチテーゼなのか、挑戦なのか、という意見も・・・、まあ、無いでしょうな。年寄りでデブですしね。

アンコールでは折角持ってきたということもあり、中国製のフルアコとワイヤレスで客席を行脚、みんな、いったいどうしてたんでえ? という表情の動機が良く判りません。
そして、今年最後のウチアゲ会場はピットインTさんのコネで、近隣の居酒屋さんの3500円飲み放題コースで大満足。今年最後ということもあって、お世話になったピットインのスタッフの皆さん、そもそも話を持ってきてくれた長野のジャズ・フィクサーKさん、そして一年色々と協力して頂いたソニーの皆さん、ジャケット・デザインのタスクさんに関根さんなど多くの方に出席頂いたこともあって謝意を表して吾妻からご挨拶。

「ほら見てみ。まただ、世界の中心で俺が叫んでる!」
と陰口を叩くベーシストもおりましたが、いずれにせよ、令和元年もBoppers、ひいきにして頂きましてありがとうございました。

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そして何と、上記の興行が夕方に終わるためピアノの早崎が引き続いて下記演奏会場へと向かいます。いくら還暦前とはいえ、狂気の沙汰ではないか、という説もありますが、お好きな方は是非お付き合いのほどを。

マジカルコネクションvol.90
恒例のライブイベントです。今回は巷で噂の歌手
ジャイサンデーさんを迎えてのデュオです。本番ルールはピアノに火をつけちゃダメだよとマイクを食べちゃダメだよ、です。是非お越しください。

会場/神保町試聴室
出演/早崎詩生(吾妻光良&The Swinging Boppers)&ジャイサンデー、石田力、富山優子、
大口沙世カルテット
開場/17時30分? ? ?開演/18時
料金/予約3000円、当日3500円
(1ドリンク込み、スナック付き)

視聴室 スケジュールページ

マジカルコネクションVol.90ということで、昼ライブに続き、一日、生ピアノ、鍵盤ハモニカ三昧でした。先ずは駆け付けて高校同窓の石田君の弾き語りの手伝いです。

続いて待望の(リハ2回しました!)
ジャイサンデーさんとのデュオです。

ジャイサンデーさんには、気を使っていただき靴は赤。

最後はジャイさんのハグとわたくしピアニカで客席乱入(写真がないので記憶によると..

そして参加者集合写真です。赤と黒なにやら燃えたり灰になったりしてます。

danraku

詳細は渡辺祐さんのfacebookを

danraku

2019年11月

2019年11月9日(土)
ミュージックライン千住 はしごライヴ
Live Bar CUB 吾妻 光良トリオ+1

吾妻光良(Vo,G)、牧裕(Bass)
岡地曙裕(Dr)、早崎詩生(Pf)

5年前にトリオでお邪魔した北千住の街あげての音楽イベントに今年も参加させて頂きます。ここ数年は、南会津大宴会の後にも飲み上げてたりしますんで、以前よりだいぶ土地勘もついてきました北千住の街並、楽しみであります。

イベントHP

そうです、いくら南会津大宴会の後で何回かこの街で昼飲みを敢行しているとはいえ、五年ぶりに訪れるお店、となると皆目、何も覚えておりませんで、駅に着いたは良いけど迷う迷う。結局一度、店の前を通り過ぎてしまい、何とか5分遅れぐらいで、Cubにたどり着きました。お店はなぁんとなく、しか記憶にありませんが、マスターのK林さんは、ああ、こういう方だった様な、ともう少し記憶のよすがが残っていました。リハを終えてそれでは、と桐生から遊びに来られたK柴さんを伴って本番前のたしなみに行きますが、不案内でしょうから、とK林さんが裏道を案内してくれたのですが、おお、ここは何となく記憶が濃く残っている。どの店に入ろうかなぁ・・・、と周囲を見回していると、あれ?

おお!これは南会津大宴会終わりで3回ぐらい来ている店じゃないか!ということに気づき、否も応もなくこの店の中に吸い込まれていきました。そしてたしなみが終わりいざ本番、

いや、この日も多くの方々にお越し頂きまして、ありがたい限りです。 このCub、ご覧の様にコンクリート・モルタル剥き出し風の壁が良い感じの響きを醸し出しており、なかなか各楽器が響いて気持ち良い空間でした。

マスターK林さんのお知り合いの方が撮ってくれた写真だと思うのですが、一人一人のアップの写真がありましたので、折角ですので4枚まとめて並べてみました。

令和2年のアーティスト写真(?)として使わせて頂くかも知れません。そして、非常に良く見に来られていて、写真もご提供頂いているMasuminさんにも練り歩きコーナーを一人ずつ撮って頂いたので、これも並べてみましたが、まあ、これは他には特に使えませんでしょうな。

とまあ、日頃の感謝も交えまして、良く来られている方々も交えて、お店で打ちあがって上機嫌で帰りました。また是非宜しくお願いします。

danraku

2019年11月8日(金)
帰ってきた(?) プレミアム・フライデー企画
パワポ・レコードコンサート第五弾
「酒の歌を聞きながら?む会」
中野 ブライトブラウン
吾妻 光良+富山浩嗣 +浦野紘彰(ホッピーズSaxミニライヴ時)

東海地区でも初めてお披露目したパワポ作戦、
大成功(?)に味をしめた二人組が、今度は酒の歌
で?みあげます!いつもどおり、プレゼン後は
ミニ・ライヴもあります!
19:30 open / 20:00 start? ?¥800+Order

ブライトブラウン facebook

浜松ビスケット・タイムでの好評に調子に乗り、久々に開催の決まったこのパワポ・コンサート、これでもう5回目ですので、諸々な部分も合理化されてきており、最初の頃は、だ、ダメだ、もう間に合わないかも知れない!と焦っていた資料準備も前日にはすべて終わり、もうあとは本番のみ、いやあ、本番前の吾妻も富山も近隣の串揚げ屋で嗜んだ後で、実に嬉しそうであります。

さて、酒の歌といえば、手前どもの「大人はワイン2本まで」の歌詞にも堂々と登場してきますが、やはりエイモス・ミルバーン、この人抜きには語れません。A面一曲目は先ず、この曲から入りました。

そうですね、「悪い悪いウィスキー」です。二曲目はジョー・リギンスのピンク・シャンペン、三曲目は、またワイノニーでクワイエット・ウィスキー、四曲目は・・・、という辺りである休日の夕方に気づきました。
「こ、これはウィスキーとワインの曲を交互に並べられるのでは・・・・?」
というところに着想を得て、第一部は本邦初「ウィスキー/ワイン歌合戦」の開催となりました。ブライトブラウンの協力を得て、勝ちのチームに投票した方の中から抽選で一名様にウィスキー一杯、もしくはグラスワインをプレゼント、という企画を展開したところ、知人のKさんが当選。ヤラせじゃないですからねー。さて、酒の歌といっても時代や文化が色々と異なりますので、容量とか価格についてこんなスライドも用意しました。

そんなこんなもあり、いや、まあ二人ともよく喋る喋る。
「吾妻さん、こういう催しはいいですねー!」
「そりゃ俺も楽しいけど、改めてどうして?」
「ライヴで何かMCで喋ってると、メンバーから『早く次の曲行けよ』っていう無言の圧力がかかるんですけど、こういう催しは喋り放題ですもんね!」
何か本末転倒、という気もしますが、まあ良いでしょう。あと一曲を残して15曲紹介したところで、本日の曲の内容をグラフで分析してみました。さて共通点は何でしょう?

判りましたか?この15曲の共通点は「酔ってる」のです。そりゃあさ、酒の歌だから酔ってるだろ、と思うのが大間違い。まるでそんなことは考えてなかったのですが、神のお導きか単なる偶然か、最後の曲はジミー・リギンスの「アイ・エイント・ドランク」!

「酔ってない」と言い張るジミー・リギンスの歌声に乗って本編は無事終了。続いてのミニ・ライヴ・コーナーでは、浜松で活躍したホッピーズの「ウラニィ」、浦野君も混じって、本編で取り上げたり取り上げなかったりした曲を織り交ぜてお届けしました。

あれ?ピアノのところにも誰かいる?

シッツレイしましたー、普段は赤い服を着ているあの方が座って弾いています。実は開演前に、串揚げ屋から戻ってきたら既にカウンターに座っていた彼と、
「あれ!今日来るって言ってたっけ!?」
「えええ、この前行くって言ったら、それじゃピアノ弾いてくれよ、って言ってたじゃないですかー」
という会話もあり、まあ、?み過ぎはいけませんね。また、当企画鋭意続けますので、宜しくお願いします。というのと、併せて少ない経費で回せますので、地方興行などお考えの方は気軽にご相談ください。引き続き熱海、箱根、日光方面大歓迎です。

danraku

秋の東海~近畿ツアー!

毎年この季節は、東海地区とかにお邪魔しているケースが多い様な気もしますが令和元年も例外なく参ります!
吾妻 光良トリオ+1
吾妻光良(Vo,G)、牧裕(Bass)
岡地曙裕(Dr)、早崎詩生(Pf)

2019年11月2日(土)
豊橋ハウスオブクレイジー
19:00 open / 19:30 start
adv \3,500 / door?\4,000 + 1drink

ハウスオブクレイジーHP

2019年11月3日(日)
高槻ナッシュビル・ウェスト
オープニングアクト:桑田瑞樹
17:30 open / 18:30 start
前売 \3,500 /当日 \4,000 +1drink \500

ナッシュビル・ウェストHP

秋の近畿・東海ツアーの初日は豊橋。さて、いつ以来だったっけ、何かフェスみたいなので来たよねー、森・湖・大地、じゃなくて何だったっけ?あ、森・道・市場、じゃね?あ、それそれ、とかなり記憶もあやふやでしたが、かろうじて思い出しつつ、駅構内を歩くと、あ、このサ店で四人で電車待ってた、そういえば早崎があの時、ケータイをi-phoneに変えて一切使い方が判らなくて困ってたな、そうそう、仕事で連絡取らなきゃいけなくなって大変な時なのにな、そうだそうだ、とどうでも良いことは沢山覚えているのに、お店への行き方はまったく覚えておらず、一番良く来ている岡地さんの後を皆でカルガモの様についていきました。
無事にハウス・オブ・クレイジーに着いてリハを終えると、恒例化しつつあるのが、主にW大学の音楽サークル関係の後輩で、今や地元名士の方々との懇親会、というかたしなみ会。

もう40年以上前の話なのに、F井さんがテストの珍回答のせいで単位を落としてしまった話に大笑いできるのはありがたいことで、もう本番前に出来上がっている感じですらあります。 トリオとかこのトリオ+1で演る時は、ちょっと高めの椅子に座って演奏することも多いのですが、前回がどうだったかも思い出せません。まあ、吾妻が今回選んだギターもたまたまロック色の強いギブソンSGですので、たまには立ちでいいか、とこんな感じで始まりました。

前週のジャズ!なムードとは趣の異なったロックな感じが良いですよねー、と続けているうちに、ステージ右手の赤い人はあらら、

いつの間にかロックらしくない楽器を咥えたかと思いきや、それに触発された吾妻もあらら、客席に下りていってしまいました。

そして当然、何のためのピアニカか、と赤い人も下りてきて場内を練り歩いていき、

まあ、結局どこでやっても同じテイストではありますが、たしなみに続いて飲みの第二ラウンドはより増殖したメンバーで、楽しく深く続きました。

ちなみに前出のF井さんは、我々を見送って帰宅途中、急に走りたくなって走ったら、ものの見事につまずいて倒れて手首を怪我したそうで、もう若くないのですから、是非気をつけたいですね。

—————————————————————————–

そして、翌日はこちらは三回目なのでもう慣れているナッシュビル・ウェスト、の筈が誰一人お店への入り方が判らない。先に着いた早崎以外の三人は偶然通りかかったマスターのお父様に案内されて、後から来た早崎は宅急便の方(?)に教わって入れたというぐらいで、まだまだです。ご家族経営で知られるここナッシュビルですが、またまたワインなどを頂いてしまいましたが、良い気になっていると以前の様にギターを忘れて帰ってしまいますので(2016年2月の記事を参照)、ここは是非、と着払いで送って頂く様にお願いしました。そしてナッシュビルといえば思い出されるのが、壁一面に飾られた数々の古いビザール・ギター。

こちらはリハの時の様子ですが、こんな感じでドドーッ、と飾られているギター、驚くべきはそれぞれを手に取ってみると、実はすぐにでも弾ける様な感じの弦が張られていてチューニングもかなりの精度で保たれています。お店のK辺さんが日々キッチリ面倒見ているのかも知れません。K辺さんにお聞きしたところ、このコレクションは知人の兄弟の方のコレクションで、家に置いておくよりもこうして人の目に触れるところに置いておいた方が良かろう、という提案もあってお店に飾っているそうです。後ほど撮られた写真の一枚ですが、吾妻はいとおしそうに楽屋に飾られていた一台を手に取って眺めておりましたとさ。

さて、話は戻って、遊びに来ていた井尻ィと彼のバンドのサックスのkumacoさんとたしなんで帰ってくると、既にオープニング・アクトの桑田瑞樹さんが歌っていました。

カントリー・ブルースの”ローリン&タンブリン”を思わせる様なリフに乗せて、何とも不思議な歌詞を乗せて歌う桑田さん、ニューウェーブというんでしょうか、グランジというんでしょうか、良く判らないなりに我々の世代も面白く、というか笑いのツボに響く感じで楽しく聞けました。そして、ここナッシュビルでも危うく前回使った椅子が判らなくなるところでしたが、どうやら廃棄品がそれだったらしく、ゴミに出されるちょっと手前で復活して、無事座りのライヴとなりました。

にしても、次の写真、何をこんなしゃかりきに合図しているんだ、と思われるかも知れませんが、

我々も折角ツアーで連日演るのなら、なるべく演目は日ごとに変えよう、と見上げた態度で臨んではいるのですが、余り演らない曲もあるためか、場合によってこんな感じで強い合図が必要になったりしたわけです。


そしてやはりこの日も終盤は、こんな感じで、店内をうろつくわけですが、それにしても壁のビザール・ギターが素晴らしい!今回、初めて判りましたが、ここナッシュビルの壁一面を飾るこのギターはほとんどあるご兄弟がコレクションされてきたものだ、ということで、集めた努力もさることながら、その保存状態に頭が下がります。そんなことは余り関係なく、赤い方はお店の方々に頭を下げながらピアニカを吹きながら行脚しておりましたが。

終了後は、ご経営一族に我々、更に井尻ィとkumaco嬢も混じっての大宴会でしたが、宿に帰る終電の都合もあってそんなに深酒せずに帰れた、

筈がホテルの吾妻の部屋で全員でもう一飲み、学生じゃないのにねー。豊橋の皆さん、高槻の皆さん、ありがとうございましたーっ!

2019年10月

2019年10月26日(土)
四日市ジャズ・フェスティバル
吾妻 光良トリオ+1 with トクゾーホーンズ

吾妻光良(Vo,G)、牧裕(Bass)
岡地曙裕(Dr)、早崎詩生(Pf)
小埜涼子(A.sax)、石渡 岬(Tp)
登 敬三(T.sax)

この秋、ジャズづいております!これも歴史あるフェスにトクゾー・ホーンズの皆さんと合流して出演します。それもこれも昔からの知り合いの M田さんとのコネのおかげであります。

四日市ジャズフェスHP

そして、フェスは夜の早いうちに終了してしまいますので、何とWヘッダー! 夜は以前お世話になったジャズ喫茶”Vee Jay”に出演します!

8:30? 開演 詳細未定

VeeJay スケジュールページ

ここ数年、こうした小編成でのツアーも一泊二日にとどまらず三日間で二回興行、という様な果敢な挑戦も取り入れたりしているわけですが、今回の四日市は一日で二回興行という、ジジイ大丈夫か?的スケジュールとなりました。更にトクゾー・ホーンズの皆さんとはたまにしか共演していないので、事前のリハも必須でなかなかハードルの高いタスクだったわけですが、四日市駅近くのスタジオの予約から駅から、また会場への移動、更にホテルへのチェックインまですべてを取り仕切って頂いたのは、四日市の陰のフィクサー、いや、表の、なのかな?とりあえずそういうお立場のM田会長のおかげでありました。メールで事前に送って頂いたスケジュールはこんな緻密なものでした。

しかし、リハーサル時間が足りなくなることも無く、移動が間に合わないよ、ということも無く、一定の音楽的しつらえも整えて、メイン会場のある広場へと向かいました。

とりあえず一息ついたところで、ステージ脇にあるテントの楽屋で、我々と会長で記念撮影。

あ、しまった、モザイクかけるの忘れた、ってフィクサーだからいいよね。そして上がったステージはこんな感じ。

トクゾー・ホーンズの皆さんと吾妻の間隔がやけに空いている様に見えますが、嫌われているのでしょうか?もう少し近づいてみますと・・・

ふむ、確かに。次回はもう少しステージの配置を考えた方が良いかも知れません。更に近寄ってみると・・・

間隔がどうこういうよりも、横方向から撮るとジャズ・フェスだからちょっとフォーマルに、というつもりで選んだフルアコ・ギターと黄緑のシャツが、無茶苦茶に格好悪く見えます。変に気取らない方が良い、ということですね。さて、一応好評のうちにジャズ・フェスでのライヴを終え今度はそこから歩いて二分のジャズ喫茶”Vee Jay”へと移動します。このVee Jayですが、9月初頭のこの地域の大雨で店が水没する、という凄い被害に遭われました。直後の様子はこんな感じだったそうです。

椅子もテーブルもドラムもアンプも、そしてグランド・ピアノもすべてが水に浸かってしまいました。M田会長始め地元の皆さんのボランティアやクラウド・ファンディングによる支援によって、10月の初旬には、

こんな具合に完全復旧となりましたが、マスターを始め、皆さんのご苦労はさぞや大変だったろうと思います。それにしても、我々も復旧といってもピアノは電子モノでしか復活できないだろう、と思っていたのですが、何と寄付をしてくれた方がおられたそうで、しかとグランド・ピアノで復旧していたのには驚きました。

トクゾー・ホーンズと我々も何だかんだ、長く演っておりますもので、フェスの演目とVee Jayの演目が一曲もダブらなかった、というのは自分達でも驚きました。やってて良かった、ということですね。新しく寄付されたピアノがまるでずっと昔からこの店にあるかの様に鳴りまくっているのにすっかり感激していた早崎さんでしたが、他の皆も一様に気分良くライヴを終え、ウチアゲに突入しました。

これからもVee Jay、頑張ってください。それではまた!

danraku

danraku

2019年10月5日(土)
代々木ル・デパール
吾妻 光良? 変型トリオ

吾妻光良(Vo, Gt),牧裕(Bass),早崎詩生(Pf)

お久しぶりでございます、代々木上原のレストラン
ル・デパールでのディナー、いやサパー・ショウ、と
いうしつらえのライヴ、今回で三回目ですね。早い
時間から秋の風情を感じつつの土曜日、なんてね、 なかなか良いのではないでしょうか?

1st stage: open 4:00PM /start 4:30PM
2nd stage: open 6:30PM/ start 7:00PM
2500円(自由席) + 要フードor ドリンクオーダー

イベント・ホームページ

“秋の風情を感じつつの土曜日”、なんてテキトーなことを書きましたが、当たることもあるもんで、本当にこの日は、ガラッ、と音を立てるぐらいの勢いで季節が夏から秋へと変わりまして、普段は先ず演奏していない様な遅い昼下がりの四時半に第一部スタート、何かちょっと店内にも優雅な雰囲気が漂っている様な気がいたします。

ここ数年、牧さんの仕事の繁忙期と重なる都合で3月と9月は活動も控えめで、ほぼ我々としてはまるまる1ヶ月ぶりのライヴとなりますでしょうか。いつになく力の入る吾妻の歌唱に、お前どうしたんだ、いやなことでもあったのか、といぶかる牧さん、といった構図にも見えます。

そして、冒頭の写真からかれこれ4時間弱経って夜に入りますと、1940年代米国南部のジューク・ジョイント、ほどではないでしょうが、若干、場も荒れてきております。

そして、恒例のトルバドール式客席練り歩きでも、ビッグ・ジェイ・マクニーリィ、はたまたアルバート・コリンズに倣って、ちょっと秋の代々木上原の街に出てみました。もちろん道行く人々は怪訝な顔をしておりましたが。

そして、マスターの素敵なイタリア料理をつまみながらの打ち上げですが、ちょっと吾妻は他の席で話していて良く把握していないのですが、牧さんがお客さんから何かを打ち明けられて、いやあ、それは知らなかった、困ったなあ、と言っている様な言ってない様な・・・

まあ、大丈夫なのでしょう。てなわけで、年末に向けてまた活動開始、という感じでナマステー!

danraku

2019年8月

2019年 8月10日(土)
吉祥寺クアトロラボ
“LAST WALTZ”
塚本 功(Gt,Vo) with
吾妻 光良(Gt,Vo)、牧 裕(Bass)

約5年前に吉祥寺にオープンした音楽喫茶? バー?のクアトロラボ、以前、吾妻と牧で演奏したこともありましたが、そのお店が渋谷の新生パルコに移るということで移転前に”LAST WALTZ”と、銘打ったライヴを行うことになりました。塚本さんはこれの1週間後もイノトモさん、という女性の方とDuoで出演します。見た目が暑苦しいのは苦手だ、という方はそちらの方が宜しいかも知れません・・・。

18:00 OPEN / 18:30 START
前売:¥2,500 +drink¥500

クアトロラボさん告知ページ

そんな見た目が暑苦しいのではないか、という危惧がまさに現実となった様な酷暑のこの日、お店の入り時間は当初17時という予定だったのですが、牧さんが事前に確認事項がありクアトロのKさんに電話したところ、あ、16時過ぎから入れますよ、ということだったので、これは家にいるより行っちゃった方が涼しいな、と吾妻と牧は早めにお店に入ってカウンターでへばっておりました。クアトロラボは普段ライヴをやっている様なお店では無いので、楽器やPAもこの日だけ特別に用意して頂くのですが、アンプ類はベースもギターもすべてKさんの私物をお借りしている状況で、いや、でもギターアンプなんて、2台もあるのかな?と気になっていて現場で尋ねたところ、
「大丈夫です、ハードオフで1980円で買ってきました」
ということで、わあ、申し訳ない! それなら家から持ってきたのに!と思いましたが、それはすっかり涼んだ後での話で、家でへばっていた時には、いやあ、こんな暑い日に吉祥寺までアンプ持ってくなんて言わなくて大正解だったわ、という心情でいたのは間違いありません。塚本さんも同じ心情だったのでは無いでしょうか。しかし、この1980円アンプ、とてもこの値段とは思えず、素晴らしい存在感を放っていて、いやあ、お世話になりました。ちゃちゃっとリハを済ませて超特急20分一本勝負で曲決めとたしなみを終えて、先ず第一部は吾妻と牧のDUOからスタート。

やたらとシャウトしている様にも見えますが、一応季節に合わせて涼し気な曲に夏の曲、長い梅雨を思い出す雨の曲などを中心にお届けしました。吾妻が着ているシャツは高円寺のエスニック屋さんで買った、ワニが何匹も並んでいる柄のものですが、ハイブローな方々も数多く住まれている土地柄だからでしょうか、休憩の時にお客さんから
「へえ、こんんなラコステのシャツがあるんですね?」
と尋かれてちょっとびっくりしました。

休憩後は塚本さんのソロ・コーナー、牧のベースも吾妻のギターもどちらもうつぶせになって休んでいる感じが面白いです。それにしても塚本さんのソロは、とても一人で弾いている感じではなく、まるで魔法の様です。曲の多彩さも特筆すべきものがあり、甘い映画音楽から一人ファンクみたいなものまで振れ幅が大きく、甘ーい曲のさ中に突然マジック・サムの曲が出てきたり、ギター玉手箱、の様相を呈しています。さて、塚本さんのコーナーが終わり再び牧と吾妻が加わって3人でのセッション・タイム。

双方とも普段から良くやっている曲に加えて、クアトロラボのイメージに合わせ、吾妻は普段滅多にやらないロックというかポップというか、白人シンガー・ソングライターのランディ・ニューマンの”Every Time It Rains”という曲を歌わせて頂きました。そして最後はKさんのリクエストでイベントのタイトルにもなった、The Bandの映画「ラストワルツ」のエンドロールで流れていたワルツを3人で演奏させて頂きました。結構、しっとりと演奏させて頂いたつもりなのにこんな表情していたのかと思うと残念ですが

いや、こんなこともしてなかったよなあ、おそらくTeradaさんに送って頂いた写真には、ラストワルツのシーンが無い、というだけの話なのか、それとも結果こうなっちゃってたのかは、もはや謎です。ともあれ、11月からは渋谷に移っての営業となりますので、またそちらでも機会があればお会いしましょう。

danraku

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2019年 8月17日(土)
吾妻光良
 & The Swinging Boppers
(guest: 松竹谷 清)

「RISING SUN ROCK FESTIVAL2019 in EZO」
出演決定!!!

出演ステージ:RAINBOW SHANGRI-LA 15:40~
石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ

RSR ホームページ

事後のライジング・サン フォト・ギャラリー

 大型台風10号の接近により、初日の金曜日は開催中止となった今年のライジングサン。ソニーの担当Mさんからの連絡で、前日の朝5:30に開催の有無が主催会社のホームページで発表される、ということで、明日は何とか天気がよくなります様に、と小学生が遠足の前日に祈る様な気持ちを久々に味わった我々でした。しかし、日頃の行いは良く判りませんが、無事に土曜日は開催、とあいなり、羽田8:00発の飛行機も予定通り飛びます。離陸前の機内では既に綿密な打ち合わせも始まっていました。

「このサビの後、今日は2小節を足してBメロに」
といった音楽的な打ち合わせをしていたら、さながら映画「コットンクラブ」に登場するデューク・エリントン楽団の様で格好良いのですが、内実はあのさあ、来年の五月、ツアーのお誘いあるんだけど、もうダメな奴、誰かいる? と極めて日常的な会話であります。

そして無事に新千歳空港に降り立った我々、左端のソニーのMさんは、前日早朝からの連絡対応、今度出るアナログ盤の準備、そして当日の航空券の受け渡しその他で朝5:30から働いていますので、もう疲労感満載です。しかし、そこから車で約一時間半強、

さすがに北海道、心地よい空気に触れて、ジジイ達も皆笑顔です。そして、ちょっと草地の向こうに視線をやると、

おお、既にキヨシさんも来ています。地元民ならではのホトジェニックな感じが良いですねー。ならば我々も負けじ、とリゾート気分でくつろごうとしますが、

何か、どことなく、ガハハハ、的な下品なイメージがついて回ります。あ、ところで、今回の写真はほとんど、CDジャケットでもお世話になった田辺龍ちゃんの写真であります。今回、ローディー兼撮影として同行して頂いたのです。ナマステー。そして楽屋からキャラバンに乗って移動してライヴを演るステージまで向かいます。

牧さん、エレキベースが似合わないだけでなく、エレキベースのケースも似合いません。バスに楽器を積んでいる時は、高校生みてえだな、と揶揄されていました。

そんなこんなで始まりましたが、写真の様に屋根のある会場だったので、日差しから逃れられたのは何よりでした。

まあ、どこで演ろうと大体似た様なムードの我々ですが、いやあ、古い譜面台を塗り直しといて良かった良かった!そして二曲ゲストで登場して頂いたキヨシさん。

衣装もギターも良い対比だったのではないでしょうか。キヨシさんの二曲目「モンキー・ジョー」では

何故か、突然、二人羽織の様なアクションで演奏したら良いのではないか、という天啓が下りてきたのですが、何か良く判らないアクションでありました。そして終演後は

猛烈な西日の中で、記念撮影。ところで何故カセットなのでしょうね? 吾妻は個人的にはカセットは嫌いです。そして楽屋に戻りケータリング・コーナーで第一ウチアゲ。

本番前にもたしなんでいたので、本日2飲目ですが、札幌行きのバスが出るまでには2時間ほどある、というので、有志5名程度でLeyonaのソロ・ステージを見学に行ったりしていました。タイラズ・クルー、とかいう森の中のステージで、素敵なLeyonaを見学することが出来ましたが、写真を撮るの忘れましたね。さて、ホテルに戻り風呂を浴び22時過ぎ、有志でキヨシさんの店へと繰り出しました。

かつて知ったるバー・バイーア、仲間うちの様な人達しかいませんので、ここは無礼講、とばかりに第二部のライヴを始めてすっかり楽しんでしまいました。

じゃ、キヨシ、そろそろ帰るわ、と店を去りかけた途端に、お店に入ってきたのは、内田勘太郎さんと甲本ヒロトさんのユニット「ブギ連」。
「あ、ど、どうも、勘太郎さん、お久しぶりで」
「おお、吾妻ぁ、久しぶりやなあ。」
「そ、そ、そいじゃ、この」
「何?もう帰んの?」
年功序列のブルース界、この状況ではとても帰れません。

それじゃあ、明日ねー、と周囲のメンバーがどど、と帰り始めましたが、
「おい、お前もブルース界所属だろ!」
と無理矢理赤い人1名を道連れにしまして、その後は先輩達と数曲、お手合わせ。

何とか2時半にはホテルに戻り、翌日は激混みの空港で何とか楽器類を預けて一路羽田へ。帰りの便で一緒になったLeyona、バイオリンの金原さん、音楽ライターの今井さんも一緒に記念写真。

「嬉しいなあ、修学旅行みたいだ」
「違うよ、終活旅行だよ」
怖がりのくせに黒いことを言うのが好きな人達です。そして、一泊4飲の最後を飾るのはいつものライオン。

残念なことに、Leyonaは次の仕事があって参加できずだったので、吾妻は飲んでいる間中ずっと、
「ちぇっ、ここにLeyonaがいればなあ・・・、そしたらメンバーなんて3~4人ぐらいいなくても良いのになあ。」
とつぶやいていて、ひんしゅくを買っていました。てなわけで、見に来てくれた皆さん、ありがとうございました。我々も楽しみました。ナマステー!

danraku

2019年8月31日(土)

新宿文化センター 小ホール
うれし、愉し、大人のためのジャズ講座  スウィングしなけりゃ意味がない!

・PartⅠ
知ればなお愉し! ジャズの歴史から基礎用語まで目と耳で知るジャズ雑学講座
レクチャー対談 ピーター・バラカン×吾妻光良

 

・PartⅡ
スウィングしなけりゃ意味がない!
吾妻光良トリオ+1によるジャズなどの演奏

ピーター・バラカン (Peter Barakan)

吾妻光良(Vo, Gtr),牧裕(Bass),岡地曙裕(Drs),
早崎詩生(Pf)

ひょんなことからお誘いがありまして、上記の様なイベントに参加することになりました。
「吾妻って、ジャズだったっけ?」
でっすよねー、でもご安心ください、吾妻以外の3人はまがりなりにも全員、学生時代ジャズ研に在籍したり、ジャズ教室に通っていたりしたのです! なので多少の不体裁があっても周りのメンバーやバラカンさんが助けてくれる、のではないでしょうか。

 

17:30開場/18:00開演
全席指定 3,000円

新宿文化センター主催公演情報ページへ

 さて、我々としても結構珍しい催しとなりました、新宿文化センターでのジャズ(?)講座、第一部の内容は一ヶ月ほど前にバラカンさん、牧、吾妻の3名で打合せをした結果、バンド全員ステージに上がったままで、実際にちょっと楽器を鳴らしてみたり、バラカンさんの選曲する曲を一緒に聞いてみたり、という形で進めていくことにしましたが、余りジャズになじみのないお客様もいるかも、ということで最初のパワポのスライドは「ジャズは難しくない」、という論調で始めました。

なので、早崎さんもそうだそうだ、難しくなんかなーい!と喜んでいるかの様に見えます。しかし、一応「講座」ですから、ちょっとはガクジュツ的なことも内容に入れようとしたのですが、?

バンドの面々は非常につまらなそうであります。
どうしても、吾妻もブルース/R&B寄りですので、新しい音楽には疎く、モダン・ジャズ以降の選曲はバラカンさんに頼りっぱなしでしたが、フリージャズのところで、バラカンさん、フリーというとやはり、アンソニー・ブラックストンとかですかね? と訊いてみたら「いや、私はああいう音楽はちょっと苦手で・・・」と言われ安心しました。
さて、第二部は演奏コーナーですが「講座」のしつらえにすっかりはまってしまいましたので、いつものライヴとは異なり、背後にパワポのスクリーンを背負う、という形になりました。

しかし実はこの「講座」的しつらえがいつの間にか足かせとなり、第二部の選曲は第一部で紹介した内容の補足説明だったり、歴史をなぞる様な曲だったり、を並べていたら日頃のライヴとは様子が違う、演りなれない曲ばかりが並んでしまいました。メールでメンバーにこんな曲やりますのでね、というのを流したら旅先の岡地さんから
「何となくよそ行きで終わるのはジャズを楽しく!ではないと思います。スイートジェニールーとペーパードールを提案します!」
という返信が速攻で送られてきて、そうか!原点を忘れていたな!と目がさめて、いつもの雰囲気に若干戻りつつもちょっとジャズである、という選曲に落ち着きました。

さて、後半にはふとしたご縁から若手超絶バンド「モンスター大陸」のハーピスト、千賀太郎さんをゲストに迎え、二曲お届けすることになりました。

その昔、まだウィービング・ハープ妹尾さんがご存命だった頃、千賀さんはよく天才子役ハーピストとしてローラーコースターの次郎吉でのライヴに遊びに来ていて、当時ローラーコースターにいた早崎と吾妻は、よく来たねえ、ちっちゃいのにハモニカ上手だねえ、と遊んでいたのです。それからはや20年? ステージ上にも関わらず、いやあ、太郎君大きくなったねえ!とまるで法事の席での親戚のおじさん達の様な対応を取っていました。
そんなこんなで、大変珍しいしつらえの講座とライヴ、楽しく終えて

ウチアゲはレッドクロスの際に、ハッチさんとも良く行っている「世界の山ちゃん」で盛り上がりました。

 

2019年7月

2019年7月6日(土)
名古屋クラブ・クアトロ
吾妻光良
& The Swinging Boppers

多少こっぱずかしい気もいたしますが、CDリリース記念、といったサブ・タイトルもつきまして、名古屋クアトロの30周年企画の一員として出演させて頂きます。NagoyaのQuattroの30周年、ということでこの企画、「NQ30」という名前がついているんです。
「俺達の、名古屋での目標はNQ3000だな」
「え、そりゃどういった観点で?」
「ウチアゲで、NぉんでQぅって3000円まで」
まったくもって良く判りませんな。

開場 17:00 開演 18:00
前売:4,000円(+1drink \600)
名古屋クアトロHP

世間では「アルバム発売記念・東名阪ツアー!」みたいな告知を良く見かけますが、我々の場合、大阪の会場がどこも空いてなかったので、透明ツアー、じゃ誰も来てくれないな、東名縦断ツアー、とあいなった今回、まあ名古屋は東京から近いですから、比較的楽な時間に東京を出てこんな感じでいつも通りのリハを行いまして、

さあ、たしなみに行くか、と腰を上げたものの、名古屋クアトロの周りはオシャレな矢場町です。
「おいおい、矢場町ってとこは飲み屋無いのか?」
「それってチョーヤバじゃね?」
とか言いつつ歩き廻るうちに、時間切れとなり楽屋でクアトロさんに頂いた天むすを食べながら、ビールやワインをたしなむ、という地味な本番前を過ごし、そろそろかな、と着替えなどにいそしんでいると、翌日からの本場所を控えているにも関わらず、元敷島・浦風親方が楽屋に陣中見舞いに来てくれました。

うーん、やはりお顔が大きいですな。
そして一曲目で吾妻が客席から出る、という演出でしたので、他のメンバーの演奏中に入口の受付横でスタンバイ。受付の女性の方から

 

 

 

 

 

「うわー!綺麗なギターですね??」
と褒められ、ご機嫌目盛りも急上昇です。

ありがたいことに大入りの客席の中を練り歩いてステージにたどりつきまして、まあ、新アルバム発売以降は「ご機嫌目盛り」が一曲目、ということが多いのですが、これだけやっても振りがどうも合いませんな。

しかし、それにしても大入りのクアトロ、バンド側から冨田さんが客席を撮った写真はこんな感じでした。

良くわからないけど「ボヘミアン・ラプソディー」みたいですね。見たことないですけど。
そんな見に来てくれた皆さんの少しでも近くで演奏したい、と思うのが人情です。この日のアンコールは、客席の階段の途中まで下りて古いブルース”The Moon is Rising”をちょっと歌いました。

そして、30年かかってようやく曲に仕上がったという
「焼肉アンダー・ザ・ムーンライト」

更にありがたいことにもう一曲、というリクエストが寄せられましたのでいつもの「ゴミの日来るまで」

徘徊ショーが出来る環境ではなかったので、フロントに出て生音で吹いてたりしたので「半生ゴミ」といった風情でしょうか。
さて、一旦宿に戻ってから近くの中華「味仙」にて打ち上げ。市内の別小屋でのライヴを終えたトクゾー・ホーンズの小埜ちゃんと岬ちゃんも駆けつけてくれました。ジジイ達、嬉しそうですね。

 

 



 

 

最後は残ったメンバーとクアトロ関係の方々で集合写真。

さて、翌朝、三人ほどは仕事や用事で先に帰りましたが、残り9名。乗れるもんですねー、ジャンボ・タクシー1台で名古屋駅まで行きました。コントラバスを抱える牧さんが若干苦しそうですが。

一泊二?は何とか達成しなければ、と乗車した途端に宴会開宴です。何しろこの日は、前日に一升瓶のワインを頂いているので、はいはいどうぞどうぞ、と一升瓶からコップに注ぐ姿がちょっと恥ずかしかったです。

そして、もう一品、豊橋のYさんから頂いた高級焼酎がありまして、西島さんが「こりゃうまい!」と大変気に入られ、大層おたしなみになられ普段よりもかなりお酔いになられてました。

「ありがとう、ありがとう、それじゃねー」
と、やたらお礼を言ったり握手を求めてきたりで、
「俺は泰介(西島さんの名前)とはつきあい長いけど、
???あんな姿を見たのは初めてだな」
という小田島先輩の証言もありました。まあ、酒を飲んで良い人になるんだから、そう悪い話では無いのかも知れませんが、飲みすぎには気をつけましょう。

danraku

2019年 7月27日(土)神保町試聴室
マジカルコネクション vol.85?

出演/早崎詩生(吾妻光良&スウィンギン・バッパーズ、ローラーコースター)&アンドウケンジロウ(カセットコンロス、ペンペンドンピー)、
? ?石田力、上野誠、Flying??Doctor

恒例の試聴室イベントライブ、アンドウケンジロウさん迎えてのデュオVol2です。
吹きます、弾きます、やめません。
退去して(大挙して、じゃねーの? by 吾妻)?名古屋楽団勢がやってくるようです。だからといって皆、名鉄電車の赤色の服を着ているわけではございません。是非お越しください。

開場/18時 開演/18時30分
料金/予約3000円、当日3500円
? ? ? ? ? (1ドリンク込み、スナック付き)

視聴室 HP

 

 

2019年9月

2019年9月28日(土)
阿佐ヶ谷 ロフトA?塚本功 presents #6
塚本功、吾妻光良
【ゲスト】
井上大地 (Izakaya Band,カンザスシティバンド)

このメンバーでのロフトAもこれで三回目となります。大地君もまじえて、ギターギターギターという油ぎった夜になるのでしょうか、それとも秋らしいさわやかな一夜となるのでしょうか、始まってみないことにはわかりませんね。

OPEN 18:30 / START 19:30

前売¥3,200 / 当日\3,700(飲食代別)

ロフトA・スケジュールページ

これで確か3回目だったか、阿佐ヶ谷ロフトAでのギターの会(?)、そもそもは阿佐ヶ谷の街で吾妻と塚本さんがすれ違った時に、今度ロフトで演りませんか?あ、演る演る、といったやりとりがきっかけで始まったもので、会場に入るのも17時頃、演目も決まってる様な決まってない様な、とりあえず塚本さんのソロから始まって、あとは成り行きで、というラフな感じですが、若手の井上大地君の諸先輩への気遣い上手ということもあってか、初盤からノリノリであります。

過去2回は、ロフト店主Yさんのリクエストもあって吾妻は生ギター的なもので出ていましたが、3回目の今回はこんな感じで、

全員エレキギターでの登板となりました。先ず塚本さんは、もう塚本さんといえばこれ、と代名詞ともいえるギブソンのES-125T!

間近で良く見ると、塗装が少し薄くなっているところがあったりして、何ともいえない風格が漂う一品であります。一方、吾妻は

韓国製のグレッチ・コピー・モデル、通称「キムチ君」ですが、いや、なかなかキムチ色が鮮やかです。塚本さんのギブソンと比べると、塗料槽にドブ漬けにした様なブ厚い塗装が何ともいえないのですが、その厚化粧のおかげで長いことネックにヒビが入っているのに気がつかず、つい最近、ジャージーガール・ギターさんから修理上がりで戻ってきたばかり。それが嬉しくて弾いているというのもありますが、最近ギスギスしている日韓関係が少しでも良くなれば、という気持ちもありましたかね。そして最若手の大地君は、

何だろう、この水色のギターは?と思ったら何と「井上大地モデル」だそうで、何だ、若いのに生意気だな、ちょっと俺に弾かせてみろ、と手に取ったらいや、なかなか宜しいではないですか!特にリアのピックアップは、まるで往年のアルバート・コリンズの様な音で感動しました。

三者三様でありつつも、今回も仲良く楽しくお届けすることが出来ました。また、次回は来春ぐらいでしょうかね。

danraku

2019年9月21日(土)
大阪本町 Mother Popcorn
Fathers And Sons
~Jumpin’ The Blues!!~

吾妻 光良(G,Vo)、福嶋タンメン岩雄(Vo)
Drinkin’ Hoppys
PONTUS!
マサ・タケダ

1970年代中頃のブルース・ブームにすっかりやられ、その後ジャンプ/ジャイヴにどっぷりと浸かってきた吾妻とタンメン、そしてそこから約20歳年下の富山浩嗣率いる東のDrinkin’ Hoppys、迎え撃つは西のトミー・井尻ィ率いるPONTUS!、そして独自のギター奏法で弾き語るマサタケダも加わり、さながらジャンプ・サミットか? 的な一夜であります。

Open 17:30
/ Start 18:30

4,000円 (+1Drink)

マザーポップコーン・HP

さて、東海地区までは行ったことがあるけれど、関西は今回が初めて、というDrinkin’ Hoppysにくっついて大阪はマザー・ポップコーンでの催し、”Fathers and Sons ~Jumpin’ The Blues!!~”に出演してきた吾妻ですが、大阪はジャンプ/ジャイヴ・ファンが多いのでしょうか、客席は満杯状態、満杯の中にはHoppysのメンバーの親戚なども結構いた筈なのかと思いますが、余りの大入りに妙な自信をつけてしまったメンバーもいたとかいないとか。先ず一番手はマサ・タケダのソロ。


何回見ても、長く弾き語りをやってきただけある「一人ベース/ギター二重奏法」が冴えております。
そして二番手は関西の若きジャンプ友達、トミー井尻ィ率いる”PONTUS!”

初めてご一緒しましたが、ソプラノ・サックスとテナー・サックス一本ずつ、でもなかなか響きの素敵なスモール・コンボでした。ここに、吾妻とタンメンが加わって一部は軽やかに終了。

続いて初めて関西の地を踏んだDrinkin’ Hoppys

おーい、しっかりしろっ!とバンマスの富山君がメンバーに檄を飛ばしている図でしょうか? 人生の先輩として言わせて頂ければ、余り厳しく指導してもバンドというのは余り良いことはありません。それが証拠にアルトの近藤君は寝ているかの様に見えます。まあ、朝5時起きで車で大阪まで来た、というから当然か。でも運転していたのは、ベースの徳武君ですが。

そう、人を指さしたりしていると、自分に帰ってきますよ、と親御さんに教わったりしませんでしたか?というこんな写真もありました。そしてライヴの最後は、タンメン、吾妻、富山、井尻ィと4人がHoppysをバックに歌い弾きまくって大団円

終了後は聞きに来て頂いた、日本ブルース界の大先輩、レイジー・キムさんを囲んで記念撮影、あ、富山君不在のまま撮ってしまいましたね。


お店を出る前に全員で記念撮影、って結構な人数が出演していたことに改めて驚きます。

そして近隣の大変スイヤーな居酒屋さんで大団円。

いやあ、面白かった!え?やけに内容がアッサリしている? あ、もう少し詳しいことは、次号のブルース&ソウル・レコーズ誌の吾妻の連載もお読み頂ければ、と。

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2019年9月22日(日)
吾妻のJUMP&JIVE講座
at 浜松 ビスケットタイム
吾妻光良 /富山博嗣(喋り,Gt,Vo)
浦野紘彰(T.Sax? 予定)

「おい、富山、この週末って3連休じゃね?」
「ですね? でっすね」
「何だ、それなのにライヴ1日で帰るのか?」
「でっすよねー、そうでっすよねー!」
「よし、もう一本ライヴ入れよう!」
「い、いやメンバーが休めないんで・・・」
「じゃ、少ない人数で出来る企画・・・、あっ!」
「でっすよね! あれやりましょー!」

ということで、ブライトブラウンでお馴染みのパワポ・コンサート+小規模ライヴを浜松の老舗ライヴハウスで実施いたします。当日働かなくても済みそうなホッピーズのメンバーも確保に動いています。

開場:18:30 / 開演:19:30
前売:2,500+1Drink(500)
当日:3,000+1Drink(500)

ビスケットタイムHP

さあ、折角の連休なのにこれだけでは勿体ない!とジャンプ/ジャイヴの不況、縁起でもねえな、布教に努めよう、と吾妻、富山、ホッピーズのテナーの浦野に加えて、冷やかし観覧参戦の井尻ィの四名は翌日、浜松のビスケット・タイムへ。ここでは、ブライト・ブラウンでお馴染みのパワポ・コンサートのこれまでの素材を有効活用して「ジャンプ&ジャイヴ講座」を開催、東京以外では初お披露目でしたが、これはコンテンツとして行ける!という確信をつかみました。

そして、講座終了後はミニ・ライヴ・コーナーとして5曲ほどをご披露。とても珍しい浦野氏の歌や最後は井尻ィ氏も含めてのキャッツ・アンド・ザ・フィドル大会、など楽しく世は更けていきました。

翌日は、有志で楽器博物館などを観光して帰りましたが、その様子はプレイヤー誌の吾妻の連載でご覧ください。
そして、このパワポ・コンサート、非常に軽い経費でお届けできますので、もしご要望おありの方は、是非当HPまでご連絡を。とりわけ熱海地区とか箱根地区、日光地区など絶賛募集中です!

danraku

2019年9月15日(日)
高円寺JIROKICHI
Playing the blues through the years
ブルース、歌いたくなりました♪

早崎詩生(Pf),山崎よしき(Dr),うえむらかをる(Vo),小川ヒロ(B) 橋元亮(G)

早崎です!あこがれのみなさまとブルース、
R&Bです。是非起こしください。

Open 18:30/ start 19:30
予約(♪3000)当日(♪3500)
学生及び80歳以上(♪2000) (+order)

jirokichi・ホームページ

2019年6月

2019年6月1日 横浜サムズアップ
令yonaと和ndyを呼んで、令和も
ジャンピン・ナイト!
吾妻光良トリオ+1

新たな時代の幕開けに、多少こじつけなタイトルではありますが、吹きまくる若手(40代)と歌姫を加え楽しいハマの夜となること請け合いです!

吾妻光良(Vo,G)、牧裕(Bass)
岡地曙裕(Dr)、早崎詩生(Pf)
GUEST:
安藤健二郎(Sax)
Leyona(Vo,G)

開場 17:30/開演 18:30
前売り \3500/当日券 \4000
(+drink,food order)

サムズアップHP

前回この企画を開催したのは、まだ平成29年の8月のことで、ずいぶん前の気もしますが思い返すとその時に吾妻、岡地、牧の三名でサムズアップの近くの喫茶店で、
吾「なあ、色々話も来てるから聞いてみようよー・・・・」
牧「いや、どうにも気が進まなくてなぁ・・・」
岡「何でっすかー? 話だけでも聞きましょうや」
牧「うーん、この齢になって下手な演奏を残しても・・・」
吾、岡「あ? そんなこと悩んでるんの?平気平気!」
とレコーディングを渋る牧さんを説得したのでした。  まるで高校生の土曜日みたいなひとコマですが、当時既に62歳ぐらいでしたかね。それから10ヶ月、無事CDも出た今日この頃、そのプロモーションとも一切関係なく久々の共演となる令ヨナと和ンディとのサムズ。先ずはレヨナ嬢抜きの4名+アンデー、パノラマでお届けしましょう。

多くの方々から写真を提供頂きましたので、どなたの写真か判らなくなってしまいました。そんなわけで写真にクレジット載ってませんが、ご容赦ください。

アンデーが豪快に笑っている理由は、ちと判りません。 岡地さんがスティックを家に忘れてきたのを思い出しているのでしょうか。そして、一部の6曲目からレヨナ嬢をお迎えしまして、

いや、艶やかですねえ。1枚前の写真と品格が違います。な、何か、視線を送られただけで爺さん達はドキドキとかニヤニヤとかしてしまいます。

この日はたっての願いで、レヨナにアコギを弾いてもらいました。曲は清志郎さんと一緒に歌っていた「500マイル」いやあ、実は吾妻はフォークのアルペジオが苦手でして、ずいぶん助かりました。ナマステー!


そんなこんなで周囲のメンバーも、染之助 染太郎さんではありませんが、いつもより頑張っております、的な行動が随所で見受けられました。

ブロウするアンデー、リラックスしつつも次第に汗にまみれていく岡地、

いつもより汗をかいている牧、いや、灯りのせいかな?

突然、Tボーン・ウォーカーのマネを始める吾妻、そして

これは何なのでしょうか? どういう意図か判りかねますが強いて言えば、ジャック・マクヴィーという人のLPジャケの真似に見えないことも無いですが真意は判りません。

まあ、間違いなく楽しいハマの一夜ではありまして、最後はいつもの様に練り歩きで終了。

また、曲を忘れないうちにやりましょう!

danraku

2019年6月2日(日)
タワーレコード渋谷5階
イベントスペースにて
“Scheduled by the Budget” リリース 記念
The Swinging Boppers選抜メンバー
によるミニ・ライヴ& サイン会

吾妻光良(Vo,G)、牧裕(Bass)
岡地曙裕(Dr)、早崎詩生(Pf)

渡辺康蔵(A.Sax)、近尚也(Tp)

タワーさんにはポスター作って頂いたり、店舗で大展開して頂いたりと大変お世話になっているので、恩返ししたい気持ちは山々なのですが、12人全員で演奏できる場所確保も難しいので、半数の6人でのミニ・ライヴを20分ほど展開します。選抜といっても勝ち抜いたり、これまでの戦績で決めたわけではなくアンタ空いてる?よし、アンタ決まり、みたいな形での選抜ですのでご了承ください。サイン会ではなるべく、「B.B.キソグ」、「エリック・クラプトソ」
「チャーソー・パーカー」といったふざけた手法は禁じるように努力したいと思います。

集合時間:12:30
集合場所:5Fイベントスペース
開演時間:13:00

我々も余りこういう機会がありませんので、良く把握しておりませんが、CDを買うとサインがついてくる、というAKBさんの様なものなのでしょうか。詳しくは下記をお読みください。定かではありませんが、お近くを通れば見られるのかな、とは思いますが。

タワーちんのイベント説明ページ

これまでにもアルバム発売記念ということで、レコード店さんでのインストア・ミニ・ライヴというのを4~5回はやったことがあり、ここ渋谷のタワーさんは、ひょっとすると3回目なのかも知れませんが、ライヴ自体の様子はほぼ記憶にありません。ただ、ビクターさんからの1枚目を出した直後のウチアゲの記憶はやけに鮮明でして、
「も、もし、グラミー取ったらどうする?」
「ヤッパァーリ、ニィクヲクウォー、by The Swinging ??Boppers from Japan,Anyway Eat the Meat!」
「も、妄想狂だ!」
という会話をしながら狂った様に飲んでいたのは明確に覚えています。
で、今回はまだ午前中から集まって、でもシラフでただ待っているというのは耐えられず、コンビニで若干の飲み物を買ってきて嗜みながら待っているとリハに呼ばれ、リハもあっという間に終了、そしてあっさりと開演ですが、何か100名以上の方にお越しいただいたとか。

何だよ、選抜メンバーつったって4人しかいないじゃないか、というなかれ、きちんと6人おります。

どこが6人だ、5人じゃないか、というなかれ、ほらね、ちゃんと岡地さんもいるでしょう?

演目としてはインストを一曲、レコーディングでボツになった曲を二曲、梅雨に入ったので小編成で良くやっている”Umbrella Song”というのを最後に一曲、折角ですので、ワイヤレスとピアニカで場内を練り歩いてコンパクトな20分のステージは終わり。若干、サイン会なども生意気にさせていただき、無事終演。

15:00からは家族や関係者も含め10名で2軒隣の365酒場で2時間強飲みましたが、「大人はワイン」の歌詞共作者の伊藤さんと岡地さんは、その後も何時間か残っていたみたいですが、「あとは知らないぜ」と歌詞の通りでございます、ハイ。

<写真は特別に許可を頂いて撮影しております>

danraku

2019年6月8日(土)
中野ブライトブラウン
Now’s the Swing Time!
アンドウケンジロウ(Cla)
遠藤昭浩(Gt),牧 裕(Bass),早崎 詩生(Apf)

今をさかのぼること20年前。ギター遠藤昭浩さん、ベース牧裕さんとピアノ早崎詩生で中野ブライトブラウンさんにおいて「Little Walk Gig」なるトリオライブをやっておりました。今回、最強クラリネット走者。じゃない。最強クラリネット奏者アンドウさん(カセットコンロス)も加えて、今!スイングしましょ!「Now’s the Swing Time!」です!是非お越しを!
(早崎 詩生)

開場 19:30 開演 20:00
チャージ 2,000円(+1 Drink order)
tel:080-3024-4685
ブライトブラウンHP

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そんな頃、隣駅の高円寺では・・・・

高円寺 Jirokichi
Domestic Jump blues!! vol.8
Drinkin’ Hoppys
富山浩嗣vo,g 徳武晧也b 関勇亮dr杉本亮pf 近藤研也as
鈴木浩介as 浦野紘彰ts 山田竜輝bs 大槻寿彦tp 原田ありさtp
荒井和弘tb 舟津典美tb
Guest:吾妻 光良(Vo,Gt)?
?????meg(Vo,from 民謡クルセーダース)

関東ジャンプ/ジャイヴ愛好家連盟や全日本ブルース日本語化協会(どちらも非公式的団体)の活動に加え
吾妻の飲み友達としても介護活動に励んでいる富山君率いる、ホッピーズの次郎吉でのライヴ!
願わくは、ブライトブラウンとお客様の層がダブりません様に・・・。民クルmegさんも楽しみです。

開場 18:30 開演 19:30
前売:2,700円/当日3,200円(+1 order)
次郎吉HP

現代の日本に稼働中のジャンプ・バンドがいくつあるのかは判りませんが、間違いなくその一翼を担っている富山君率いるDrinkin’ Hoppys。吾妻と富山君は一回りどころか、20歳ほどの年齢差がありますが、一番若いメンバーと富山君の差もそれぐらいあるでしょうか。滅多にこのサイトで出て来ない「若いエキス」が画面からも感じられます。

これぐらい若いと何が凄いか、というとBoppersのみんなは通常、紙の譜面を見ていますが、メンバーのうち何人かはタブレットを見ながら演奏しているのです。ピアノの人に至っては、タブレットを横にしたものにA4縦の2画面を表示したものを見ながら弾いていてもはやSFの様です。本番前のたしなみの席でこんな会話もありましたな。
「富山、メンバー多いと、連絡も大変だろ」
「そうですよお。本当になかなか伝わらなくて」
「お前、いいもの教えてやる。メーリスって知ってるか」
「メ、メ、メ、メーリング・リスト、ですか?」
「そう! あれ無茶苦茶便利だぞ。」
「あ、吾妻さん達、LINEとかやってないんですか?」
「そ、そんなもの知らん!今日はこれぐらいにしとこう」
とりあえず、世代のギャップを感じつつも、皆に合わせた服装で何曲か加わりました。

あ、これ余り着てないな、と思って溶け込むべく持ってきたアロハ、実は襟のところが空きすぎてて居心地が悪くて着てなかったのですが、何となくT・ボーンの真似などもしつつお茶を濁しました。そして、二部のゲストは民クルのmegさん。

そのmegさんが是非歌いたい、と持ってきたのが江利チエミさんのナンバーで、中にはカウント・ベイシー楽団をバックに従えて歌っていたというものまであって、アレンジも超絶、難しそうで客席で興奮して聞かせて頂きましたがそれにしても次郎吉の音は良いです!PAのワオさんは素晴らしい!最後は全員で、Boppersの高田馬場、おっと図々しい! Joe Ligginsの”Loosiana”の替え歌でした。

楽しくウチアゲも終わり、残ってた全員で記念写真、これで素直に帰ってた筈なのですが、何故か帰ろうとした矢先にピアノが鳴り始め、吾妻も戻ってしまい、10分強弾いていた様ですが記憶にはありません。

danraku

2019年6月15日(土)
おっと、いけねえ!もう告知解禁か!

大宴会 in 南会津2019 
吾妻光良
? & The Swinging Boppers

これまでトリオだったり、トリオ+1だったりでさんざんお世話になってきた大宴会、なのに更に調子に乗らせて頂きまして、今回は初めてフル編成でお邪魔いたします!世界で一番最高なフェスのお邪魔にならないよう頑張ります!

詳しくは・・・大宴会HP

「6/15(土)は西日本・東日本で大雨のおそれ」という嫌ぁな感じの天気予報が出る中ではありますが、北千住駅に集合した9名のメンバー、何故12名では無いのか、というとペンペンドンピーで昼間出番のある岡地さん、旅行を兼ねて前入りしている早崎さん、他の用事とくっつけて独自に現地入りする小田島さん、を除いた9名なのです。とりあえず、心配してもしょうが無いので車内でパチリ。

セルフタイマーで撮ったつもりでしたが、うまく設定できず、全員隙だらけの表情です。 しかし心配なのはやはり天気、現地入り組の早崎さんに定時連絡を依頼しました。

「残念ながら、予報どおり雨で寒いです。ステテコ、上下カッパなどの持参をお勧めします。」

「豚汁美味しゅうございました!キュウリのお漬物も、おにぎりも。この美味しさが伝えられないのが残念です。」

「ワインですがこれはじゅんちゃんので飲んではダメみたいです。」

「小振り。傘なし帽子でよいくらい。そんなに寒くない。ペンペンドンピー中。で~す」

定時連絡としては余り役に立ちませんでしたが、何となく様子は判りました。この東武電鉄というのに余り乗りなれていない、ということもあり、トイレを見つけるのに難儀するメンバーもいたりしましたが、コーゾーが大騒ぎしながらトイレから戻ってきました。

「危ない危ない!トイレに行ったらあやうく車両が切り離されるところだった!」 そうなんですね。東武線は下今市という駅で、日光方面行きと鬼怒川方面行きの二つに分離されるので、気づかずにそのまま乗っているととんでもないところに着いてしまうのです。

「いやあ、危なかったなあ、しもいまいち、かあ・・・。詩もいまいち、曲もいまいち、演奏もいまいち、ソロいまいち♪、ね?これどう?結構イケてね?」 この日の我々は、ラッパー二人組の鎮座dopenessさんとRoy環さんを迎えた「ご機嫌目盛」でラップ・バトルを繰り広げることになっているのでコーゾーさんは一週間前ぐらいからラップの練習に余念が無いのですが、うるさくてたまりません。とにもかくにも電車に揺られること三時間、到着した会津山村道場駅はギリギリ雨降りではありませんでした。

で、本番前に鎮座さん達とどう合わせるのか、曲への戻りはどうするのか、そもそもサウンド・チェックはどうするのか、諸々打合せすることが満載ですので、皆を集めて吾妻から骨子を説明しているところですが、 ご覧の様にまるで集中力というものがありません。

大宴会恒例のステージでの「乾杯」を終えて鎮座さん達と打合せ、というかもうこの時点で何かリラックスしてきてしまいました。

肝心のステージはこんな感じでございました。

結構、雨も降っていましたなあ。

小田島さんの傾いた姿勢がどことなく水木しげるの世界を想い起こさせるのは、小田島さんのマタンゴ≒キノコ嫌いがその理由なのでしょうか?そしてライヴは大団円。

そして恒例の打ち上げ。雨ですので昔の教室で開催です。

奥の方を良く見ると弊楽団のメンバーが固まっています。そして、正面にはステージがありますもんで、

スタッフの方で、大学時代ジャズ研という方もいたりして

鎮座さんとのこんな一幕も。

実はジジイ達は鎮座さん達の「サマージャム’95」という曲を聴いて初めて「おお、日本語のラップって面白いな!」と素直に感動したのであります。いくつになっても勉強ですな。

翌朝はスタッフの方々と記念撮影~出発前にもう一枚

そして駅で特急を待つ我々ですが、何か妙に嬉しそうですが、何を話しているのでしょうか?今となっては、すべてが謎です。 そして、ホームに上がると会場でヒヨコの孵化を見よう、という企画のブースを手伝っていたEさんという女性の方と一緒になりまして、この写真はその方に撮ってもらった、んじゃなかったっけ?

そして北千住の反省会には何故か、そのEさんも参加していただいて、じっくり反省いたしました。

最後はマクドナルドの前でナマステー!ああ、大宴会、面白かった!

danraku

2019年6月29日
高円寺 Jirokichi
伊藤正純”還暦”BOM-BA-YE NIGHT

【DEW DROPPERS】伊藤正純vo,g 若山光一郎pf 伊藤雅之sax 小町正明b 岡地曙裕dr
<ゲスト>吾妻光良vo,g 小出斉g 小安田憲司vo,g
石川二三夫harp 早崎詩生pf 森田恭一b 山崎美樹dr

さて、昔からのブルース仲間にしてBoppersのある曲の源泉ともなった伊藤さんの還暦記念の催しに岡地さんはバンドの一員として、吾妻はゲストとして登場しますが、特に待遇に大きな差はない、と聞いております。

charge:前売り\3,300/当日\3,800 +1order
Open 18:30/Start 19:30

jirokichi ホームページ

多くは申しませんが、もう「同窓会ムード」満載のこの日の催しであることは間違いありません。他人の同窓会の何が面白いんだ、というご批判もありましょうが、良くも悪くも(?)東京のブルース・シーンの歴史を彩ってきた人達がステージにも客席にもあぶれて、いや、あふれています。一部はそんなブルース・セッション・セット。

二部は現在の伊藤さんのレギュラー・バンド、という割にはライヴの回数は少ない、Dew Droppers中心のセット。

そして、終了後はみんなで記念撮影。

続いて、昔の仲間で?む、語る、笑う、いつもの話でも久々に会う友人に披露するとよりウケるのが嬉しいです。

ご覧の様に教えを守って、卓上のワインも一本ですし最後は「大人はワイン2本まで」をピアノ弾き語りでお届けして吾妻は帰ろうとしましたが、

まったく歌詞が出てきませんでした。ま、そんなこんなもありつつ、いや、本当に元気で何よりの還暦祝いでした。

danraku