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2022年8月

2022年8月21日(日)
天王洲アイル KIWA TENNOZ
松木理三郎 &
Swing-by Big “BAD” Brothers
ゲスト:吾妻 光良

お世話になっている松木さんのスイングバイ・ブラザーズの特別版、何と16人編成の真正ビッグバンドのライヴにゲストとして呼ばれることになりました。松木さんのバンドは「完全生音」ということで演ってらっしゃるわけですが、ギター聞こえるかなあ、歌もどうかなあ、と若干の不安がありつつも、どうやらその辺りはよしなに、という噂も聞こえつつあり、まあ甘えてしまおうかな、と。この酷暑の中で頑張り過ぎも良くないですからね、ハイ。

開場16:30 開演17:00
ミュージック・チャージ 4,000円

スイングバイ・ブラザーズ Twitter

ツイキャスでの配信もあり〼

ハードロックからフルバンド・ジャズまでなかなか振れ幅の大きかった8月でしたが、この日もまだまだ猛暑というなか、初めて天王洲のKIWA、というお店に行ってみましたが、なぁるほど、川のすぐ際にあるからキワなんですな。既に一日リハーサルに呼ばれておりますので、当日目を吊り上げてリハをする、という感じでも無いので、まあ、ゲストで呼ばれた部分のリハはゆったりと終えてあとは涼しい客席に座ってビッグバンドの音を聞いていると時々寝落ちもしたりで、なかなか優雅な時間を過ごせました。そして、本番、先ずは彼らだけの演奏で始まります。

松木さんが最後に客席から登場してライヴが始まるという、一見粋な演出ですが、実は楽屋への出入口があるのは、このステージの右側奥だけなのです。しかし、

見ての様に、奥の出入口は11名の管楽器の皆さんで完全にふさがれていますので、これしか登場のしようが無い、という状況なのでした。ですので、ゲストの吾妻も同様に客席から登場しましたが、

どうもすんません、どうもすんません、というたたずまいでステージに上がっていくのが、どうにも小物然、としているのが残念です。どうなんでしょう、背筋を伸ばすと良いのですかね?この日の演目は事前に松木さんから「吾妻さんが、これぞフルバンド!と思う曲」を選んでください、と言われていましたので、普段から聞いているけど演奏するのは大変だろうなあ、というビリー・エクスタインやエディ・クリーンヘッド・ヴィンソン、はたまたワイノニー・ハリスの曲などをやらせて頂きました。

でも、管楽器の方々には色々ご迷惑をかけているのではないか、とそれなりに気を遣っておりまして随所で、大丈夫でしょうか?と語りかける地道な努力は怠りませんでした。

しかし、場に慣れてくるとつい、いつもの調子に戻ってしまい、MCの途中でバリトンの女性の方に、「ねえ、話、聞いてる?」とまるでいつものBoppersでの様な感じで聞いてしまい、かなり驚かれてしまいました。余り普段からご一緒していない方への声がけは気をつけないといけないな、と痛感したプロ入り1年2か月目の夏でした。

「餓鬼も人数」すなわち、どんなにつまらない取るに足らないものでも数の力はあなどりがたい、ということわざがありますが、この日のミュージシャンの方々は餓鬼どころか鬼の様な凄腕の方ばかりですので、ステージは「鬼が人数」みたいな感じで、激しく盛り上がりました。

機会があればまたご一緒したいものです。で、最後は記念撮影ですが、実はこれだけメンバーがいるのに本番前~本番中にたしなんでいるのは吾妻だけ、という寂しい状況で、さすがに一人ではワインボトルも一本は空きません。あ、演奏終わったからもう飲めるんじゃない?とお声がけをして、あ、じゃあそれなら・・・、というお二人にお酒を注いでると、

速くしてよぉー、という心の声が聞こえてきそうな、そんな記念写真になってしまいました。

2022年8月13日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:人見 元基(ex VOWWOW)

~真夏のハードロック大会!?
生ピにウッドベースにスチールで?~

真夏の次郎吉マンスリーは何と、再雇用業界最大のハードロック・シャウター、と異名を取る旧知の人見さんを招いての一夜となります。実は吾妻、牧、岡地、早崎、と全員何らかの形で若い頃はロックに親しんでいたので、やる気は満々ですが出来るのかどうか、似て非なるものにならないのか、という不安もありますが、猛暑を吹っ飛ばせ!という勢いでやってみましょう!

ちなみに本公演は配信はありません。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円+1Drink

JIROKICHI HP

8月4日の木曜日の夜、さすがに普段やりなれていないハードロックをぶっつけでは出来ませんので、都内某所でリハーサルをやったあと打合せという名の飲み会に繰り出しまして・・・

「というわけで、今回はあえてウッドベースと生ピアノとスチールギターでハードロックに挑戦するというわけだが。」

「ちょっと待った、スチールは良いけどハードロックで座って弾くのか?」

「いや、立って弾くよ。スタンド持ってくから。」

「えええ!あのマヒナスターズみたいなスタンド?」

「やめてよー、カッコ悪いよー!」

「何か工夫しないと。そのままじゃダメだよー!」

と非難ゴウゴウだったため、当日までに何か善処する、ということになりましたが、さて、当日はそれほど大型ではないというものの、関東地方を台風8号が直撃。牧さんはウッドベースごと風で吹き飛ばされてしまう危険があるため、エレキベースに変更。しかし、演目は今更変えられないので、早崎さんのキーボードと吾妻のスチール・ギターは何とかタクシーで持ち込みました。リハを終えてガラガラの極楽屋さんでの打ち合わせを終え、一部は最後の曲以外はトリオ+1でのライヴ。

いや、こりゃまあ確かにハードロック、という光景には見えません。そこで休憩時間を利用して全員でステージのしつらえをちょっと変え始めました。

こ、この旗はいったい? と思われるかも知れませんが、いや、それなりの理由があるのです。

そう、そもそもはスチールギターのスタンドが格好悪いのでこれを何とかしよう、ということで、ユニオン・ジャックの布切れで覆ってしまえば良いのではないか、でもそれだけだと唐突だから、周りにも万国旗をあしらえたら更に良いのではないか、ということになったのです。こちらも

しっかりキーボードがユニオンジャックで覆われています。決して英国風のコタツではありません。あともう一つ、出来れば演奏中に口からヒョロヒョロヒョロ、と万国旗を出せないか、という案もあったのですが、さすがに却下となりました。さて、これでお迎えしたロック・スター。

ハードロックというよりは運動会、といった風情もなくはないですが、何とかマヒナスターズからは脱却できた様な・・・。そして運動会と言いましたが、人見さんは結構歌いながら跳んだり跳ねたりするわけですが、ここ次郎吉ですと、

気をつけないとステージの上の梁に頭をぶつけてしまいます。実際にリハでも一回ぶつけてしまいましたので、演奏中、折に触れて吾妻がこれ以上後ろに下がらない様、注意喚起をしておりました。そしてスチールを使う曲では、

うーん・・・、格好悪くはないけれど、格好いい!というほどでもない、まあ微妙なハードロックの夜となりました。最後の曲は、Boppersでもゲストで歌ってもらったトライ・ア・リトル・テンダネスをオーティス・レディング風に歌っていただき、一度楽屋に引っ込んでからも再度出てきて歌い、もう一度引っ込んでからも更にもう一度出てきて・・・、という中、もうやめた方がいいよ!とユニオン・ジャックを利用したマントショー風で幕を閉じました。

そしてアンコールは、大学時代から吾妻が人見さんとやっているスチール・ギターをボトルネック風に使って演奏する、ザ・フーのSummer Time Blues。夏ですから!

「ま、ま、牧さんは何を着ているのですか?」

そこなんですよ。実は岡地さんがボ・ガンボス時代に入手して取ってあったロック風の衣装の中から持ってきたフリンジ付の上着であります。とくとご覧あれ。

これでウッドベースだったらどうだったかも、見てみたかったですね。

2022年8月6日(土)
豊橋ハウス・オブ・クレイジー
吾妻 光良トリオ+1

コロナ騒ぎが起きてからというもの、すっかりご無沙汰しておりましたが、久々に豊橋にお邪魔します。豊橋の友人達との再会も楽しみですが、本番前に燃え尽きてしまわないよう、注意します。

開場18:30 開演19:00
前売:3,500円/当日4,000円+1Drink

ハウス・オブ・クレイジーHP

まあ、それは暑い夏のさなか、東京~豊橋というのも微妙な距離でして結局13時過ぎのこだま号に乗って四人で一路ハウス・オブ・クレイジーを目指しますが、余りの暑さに口数も少ないままこちらも暑さ満開の豊橋に到着。小一時間ほどリハをやっていると豊橋の友人、Y本さんとF井さんが早くもお店に登場。既に本番前のたしなみのお店は確保してある、とのことで、一回前のライヴが単身でお邪魔したリクオさんの名古屋・得三で、その時は一人酒でたしなんだこともあり、大喜びでついていきました。涼しいお店で飲む冷えた白ワインは格別でしたが、お店の750mlワインはその一本でなくなってしまいました。まあ、本番もあるのである程度セーブしてお店に戻って本番。

決して観光気分とかそういうわけではないのですが、気がついてみるとライヴの写真がこれ一枚しか無い、それも無理矢理Y本さんに頼んで頂いた写真というお恥ずかしい話でして。お客さんは30名限定、ということでしたが暑くて感染も収まらず、という中お越し頂きありがとうございました。それにしても左端に写っている牧さんの左手は、演奏中の筈なのにどういうことなのでしょうか。

・あ、これは違う曲だ、と譜面をめくろうとしている。

・虫が飛んできたので、追い払っている

・乗りに乗って、指パッチンでリズムを鳴らしている。

写真だけでは判らないことは多いものです。そして写真といえば、後日Y本さんのところに知人の方からこの日のライヴの写真があるよ、という連絡があったらしくY本さんが送ってきてくれました。

なるほど、さっきの写真より遥かに全体像が判りやすいですね、ありがとうございました。さて、無事演奏も終わり、またまたY本さん達の仕切りで取ってくれた店に、今度は豊橋ブルース・シーンの中心人物というだけでなく、少し前までは豊橋のコロナ対策の重鎮という立場にあったI田さんなども合流して本格的打ち上げに突入。明日があるので、酔わない様にしないと、という強い決意があり、翌日はすっきりと起床することが出来ましたが、残念ながら記憶はおぼろげでした。いつもいつもありがとうございます。

2022年8月7日(日)
京都・磔磔 築105周年!
木村充揮さん満載の五日間!の1日

木村充揮(Vo,G) & 吾妻光良トリオ+1

木村先輩が毎年やっておられる、という磔磔でのイベントに我々も参加させて頂くことになりました!6月の次郎吉での共演がジャと出るかヘビと出るか、その辺りは良く判りませんが、この時期の京都の猛暑で熱中症にかかって「胸が痛い」、という様な事態にならぬよう、注意しながら演奏させていただきたいと思います。

開場17:00 開演18:00
1日券:5,500円/5日通し券25,000円(全席自由)

磔磔ホームページ

折角、豊橋に来ているのだからな、昼は豊橋らしいものを食べるぞ! よっしゃ、俺はカレーうどんだ! ワシはエビ天じゃ! えいっ、ここは鰻丼だっ! と盛り上がりつつ、よっしゃ、ここだーっ!と入っていったお店が・・・、まあ、こういうことは良くあるものさ、と若干盛り下がりつつ京都に移動しますと、まあ、暑いことは暑いですが、京都の酷暑を何回か経験している我々にとってはまあ、これぐらいは良くあることさ、と達観して一路磔磔へ。既に木村さんは入られていたので少し休んで、早速リハの開始です。

前回の牧さんコロナ疑惑欠席の時にも何だかんだ10曲程度は譜面を用意しましたが、今回はより安心度を高めるために更に二曲を追加して臨みましたが、初めて演る曲がどう進んでいくのか、確認しつつ進めていくリハはかなり表情も硬めです。

ただ、進めていくうちに様子も判ってきて、木村さんの表情も緩んでくると我々も段々リラックスしてリハに臨める様になりました。そして4曲ほど我々だけのコーナーもあるので、その部分のリハーサル。

いろんなお店にお邪魔する度に良く思うのですが、老舗のライヴハウスは本当に音が気持ち良いものです。PAやモニターもバッチリで、無茶苦茶演奏し易いのは間違いありません。さて、リハも終わり本番までは二時間弱。前回の次郎吉では木村さんもご一緒して近隣にたしなみに行きましたが、今回は猛暑ということもあり、どうしましょうか、とご相談したところ、

磔磔の二階にある楽屋で、早速たしなみが始まってしまいました。ああでもない、こうでもない、とくだらない話をしていると、皆さぁん、どうもぉー、という明るい声が。おや、誰だろう、とそちらを見やると、

何とレヨナ嬢! 前日に出演しておられたのですが、折角なので観戦していこう、ということにしたそうで、こう一挙に楽屋も明るくなりました。・・・、ごめんなさい、ちょっと画像に加工をしてしまいましたことをお詫びいたします。さて、本番は木村さんのソロからスタート。

写真のシブ味とうらはらに、歌い始めた曲を「うーん、やめよ」と途中でやめてしまったり、客席の方々と、「何や、このアホ!」とやりとりしたりで、まさに木村さんが良く言われる「好きにやります」というそのまんまのステージでした。そして、弾き語りの最後のコードの繰り返しの中、我々が呼びこまれました。

トリオ+1で磔磔で演奏するのは久々ですが、格別の雰囲気を堪能いたしました。さて、休憩が終わっていよいよ、木村さんとのステージ。

一曲目は、ロックっぽいナンバーの”GUTS”。これは前回もやった曲でして、木村さんの歌を聞くと、「そっちがそうならこっちはせこさ」と聞こえるのですが、これはひょっとすると、「そっちが宗ならこっちは瀬古さ」というマラソンの駄洒落なのでしょうか。ですので、MCの方はそんな感じの駄洒落が満載なのですが・・・、

我々は時として、こ、これは何の意味なのでしょうか?と上の写真の様に固まってしまう局面も多々ありました。いや、詳しくは言えませんが、そんな駄洒落地獄の中に珠玉のネタもあったりするのがまた凄いのですが。そして、

「折角、来てるんだから歌いぃーや」、ということでレヨナ嬢も登壇。「おそうじオバちゃん」と「L-O-V-E」の2曲を披露していただけました。キー間違えちゃってごめんなさいね。

大きな事故もなく無事ライヴも終了し、あとは飲むだけ、さあ飲むぞ、という気合いの入り方が判りやすい1枚となりました。