2022年3月

2022年3月19日(土)
富山市民プラザ4F
アンサンブル・ホール
大人の音楽談義10周年記念DAY4

~ブルースといっても暗くない! ジャンプ/ジャイヴって?~

トークゲスト:吾妻光良、渡辺康蔵
ミニライブ:吾妻光良 g&vo/渡辺康蔵 a.sax&vo/早崎詩生 p
 from 吾妻光良 & The Swinging Boppers(サポート:岡本勝之 bs)

ご縁がありまして、こんなイベントに吾妻とコーゾー、そして早崎、という珍しい組み合わせで富山にお邪魔することとなりました。大変名誉なことでもありますので、富山の地にジャンプやジャイヴが根付く様に、頑張ってパワポでプレゼンにいそしむ所存であります。コーゾーさんもジャズ評論家として横から何かにつけ突っ込んでくれます。また、ミニ・ライヴのコーナーでは早崎に加え、地元のベーシスト、岡本さんにも手伝って頂きます!

自分達で言うのも何ですが、きっと面白い談義になります。まだ、チケットも全然あります!

開場/18:00 開演/18:30
料金:全席指定 ¥4,000
(当日500円増/未就学児童入場不可/税込)

大人の音楽談義_HP

2022年3月20日(日)
JUMPIN’ and JAZZIN’ LIVE
at 金沢 もっきりや

さて、せっかく富山まで行くのですから、これで帰ってしまうのはもったいない、ということで、翌日曜日は金沢のもっきりやさん、という老舗のジャズ・クラブで演らせていただけることになりました。メンバーは前日と同じ、ベースの岡本さんにも手伝って頂きます!

ありがとうございます、申し訳ありません、どっちなんだ、という気もしますが、SOLD OUTとなりました。やはりここは、ありがとうございます、ですね。

開場/19:40 開演/20:00
料金:全席自由 ¥3,500
(別途ワンドリンク500円要)

ライヴ情報HP

「富山にライヴで来るのは初めてか?」
「いや、確か2000年だかにBoppersで来てる。」
「ああ、羽田で9:30から16:00まで飲んでた!」

人間、どうでも良いことばかり覚えているものですが、こんな話をしながら三人で新幹線に乗っているとあっという間に富山に到着いたしました。現場に到着して二日間ベースを担当していただく岡本さんにご挨拶。主催のKさんの心遣いで、とても美味しいブリカマ弁当などを頂いてとりあえず二日間宜しくお願いします、と記念撮影。

何だかんだしているうちに本番もスタート、一部は私とコーゾーさんによるジャンプ・ブルースとジャイヴというものに関する座学のコーナー。これまで何回もやっているしつらえですが、こんなに巨大で立派なプロジェクターにパワポを投影するのは初めてです。

「ブルースをジャンプさせる」というフレーズが今回のキーワードかな、と思って何回か登場させましたが、ちょっとくどかったかも知れません・・・。

そして、一部が終わると早崎さんと現地の岡本さんを加えてのライヴ・コーナー。一部に関係する曲も関係ない曲もまじえて楽しく演奏させて頂きました。

さすがに富山市民プラザ、だけありまして照明も普段にない様な演出の感じです。会場のスタッフの皆様、ありがとうございました。そして、終演後は富山はまん防がありませんでしたので街中のDOBU6さん、という飲み屋さんで打ち上げ。あれ、何か店のカウンターにどこかで見た人がいるな・・・、と思ったら、何と元教授、現ブルース文筆家にしてブルース訳詞単行本、「黒い蛇はどこへ?」の著者である中河伸俊先生ではあーりませんかっ!

ブルースの歌詞の話や、ブルースマンの話などをして富山の夜は楽しく更けていきましたとさ。

そして、翌日は金沢の老舗ジャズ喫茶「もっきり屋」さんでのライヴ。事前にベースの岡本さんから、こんな店です、ということを我々に知らしめるため、お店でのライヴ演奏の動画を送って頂いていたのですが、見てみると外人さんがアルトを抱えて、チャーリー・パーカーの”Donna Lee”という有名曲を猛烈な速度、猛烈なテクニックで吹き抜けて行く、というもので3分ほども見ていたらすみませんでしたーっ、と頭を下げてしまうほどの凄い演奏でした。

「岡本さん、あのモーレツなサックスの人は誰ですか?」
「あ、エリックです。エリック・マリエンサルです。」
「ゆ、有名な方なんですか?」
「チック・コリアのバンドにいましたかね。」

そりゃないよー、戦意喪失だよー、とピヨピヨ言いながらお店に入り、とりあえずお昼には別の方のライヴもあるので、本番一時間前ぐらいからリハを開始。当初はエリックさんに負けない様に襟を正して、とかも思っていたのですが、まったくそんな余裕も無く本番に突入。

まあ、人間、持ち味、というものがありますからね、そんなに凄いテクニックは無いのですが、何となく楽しくは演れている様な吾妻とコーゾーの2ショットですし、エリックと”Donna Lee”を合奏した岡本さんも「ふざけている!」とお怒りの様子は無い様です。

そんな頃、ちょっと離れたところでピアノに没入する早崎さん、お店にかなり昔に寄贈されたという、ベーゼンドルファーのピアノに身も心も奪われて弾きまくっておりました。

そして、興が乗ってくるといつもの岡地さん不在の穴を埋めるべくコーラスにも注力していました。さすがのエリックもこんな顔でコーラスはやらないんじゃないかな、と思われます。

そして最後の大団円はピアニカは吹くわ、ギターは叩くわで、エリックさんとはまたベクトルの違った盛り上がりで幕を閉じました。

ご来場の皆様にもマスターにもそれなりに喜んで頂けて何よりでした。

2022年3月12日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica)

Guest:富山博嗣vo,g 井尻昌隆vo,g 

三月のJIROKICHIマンスリーは、関東と関西でジャンプ/ジャイヴを布教している若手(40代)のお二人を招いて、どっぷりとその世界に浸りたいと思っております。
「折角だからコーラスやりたいよな」
「でっすよね、でっすよねー」
という会話は交わされているものの間に合うかなあ・・・。

開場18:30 開演 19:00 まん防延長で前倒し
前売 3500円/当日 4000円(+1drink)
会場への入場は40名限定(全着席)
同時生配信あり

JIROKICHI ホームページ

「よし!俺がアレンジして資料作るから歌いたい曲を持ち寄ろう。」
「でっすよねー、でっすよねー。」
と気軽な感じで、コーラス物を何曲か集めて演ろうとしましたが、いやっ!改めて難しい! ここは各自の曲はなるべく簡単なものを選んで、リハはコーラス物に専念しよう、という方向になりましたが、どう考えてもJIROKICHIのリハ時間だけでは足らないよな、ということで事前にスタジオを一時間予約。
した筈が何と予約が入っていない!と。大人ですからこういうところでゴネても仕方が無いので、急遽カラオケ屋に行くことにしました。こういうところがジャイヴ・コーラスならではの利点で、ヘビメタ楽団ではこうは行きません。
まあ、何とかギリギリでリハを終えて、前回に続きI休でたしなんでから本番。

一部は我々だけでいつもの曲、と言ってもやはりこの季節になると妙に春っぽい歌とかを歌いたくなるものです。自然も変だし世の中も不安定ではありますが、こういう気持ちが起こるだけありがたいことだ、と感じつつ歌わせて頂きました。二部に入り最初は井尻氏の登場。

やけに間が空いてるな、と見えるかも知れませんが、この後もう一人来ますからね、別に敬遠しているわけではありません。それにしても後輩は立たせておいて、自分だけ座っているというのはいかがなものでしょうか、というご指摘もあるかも知れませんが、まあ20歳ぐらい違いますのでね、良いんです。井尻氏のコーナーが終わると富山氏を迎え入れて、カラオケ屋で練習したCats and The Fiddleの”Killin’ Jive” に挑戦。

表情が涼し気なのは、きっとそうガッツリとコーラスを歌っているところではないからでしょう。出来栄えは、うーん・・・、まあ、まあ、ですかねぇ、難しい!で、この日はまだまん防中でしたので、JIROKICHIを9時過ぎに出て翌日に備えました。まん防中にも関わらず、ご来場、またご視聴頂いた皆さん、ありがとうございました。

2022年3月13日(日)
国立・地球屋
第三回全日本 JIVE 選手権

吾妻光良(Gt.&Vo.)、井尻昌孝(Gt.&Vo.)
富山浩嗣(Gt.&Vo.)、徳武皓也(Bass)

井尻さんが折角、関西から来京しているので、そのまま帰るのは勿体ない!ということで、第三回目となるJIVE選手権を開催します。北京オリパラの後だけに、初のK点超えが出るのか、はたまたドーピング疑惑はどうなんだ、と波乱も予想されますが、今回は3名に加えてDrinkin’ Hoppys の直球系ベーシスト、徳武氏を招いて正調ジャイヴ・バンド編成でお送りします。

OPEN 15:30/START 16:00
(情勢により時間変更あり)
CHARGE 2700円+1DRINK(500円より)

地球屋さんHP

翌日は初めてお邪魔する国立の地球屋さん。お店の歴史を感じさせる様ななかなか趣き深い店内で、ギター類三本にベース、というまさにジャイヴ編成でお届けする夕方からの公演にはうってつけな感じでした。この編成だとステージへの収まり具合も良い感じですし、音量も小さめなので各自のコーラスも良く聞こえます。

しかし、良く聞こえるのが良いことなのかどうなのか、聞こえるぶんだけ、演奏の最中に、うむむむ、俺のコーラスの音程はこれで良いのだろうか?という迷いも生じたりしまして、白目をむきながら音程を探る、という見苦しい場面も何回かあったやに思います。白目ではないですが、虚空を黒目がちに見つめるという写真で現場を想像して頂けたら幸いです。

夕方公演ですので、写真というかビデオを撮ってくれたホッピーズの武藤君を伴って飲みに行こう、という話になり、店主の女性の方にお勧めのお店まで連れていって頂き、ちょっとしたツアー・ファイナル気分でジャイヴな2日間を終えることが出来ました。ありがとうございます。