2022年2月

2022年2月26日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1

吾妻 光良(Vo,Gt)、牧 裕(Bass)、岡地 曙裕(Drums)
早崎 詩生(Apf,Pianica) 

「もーう、ふぅたぁつぅ ねぇるぅとぉー、66ぅ♪」という吾妻ですが、65歳最後のライヴをホームグラウンドの JIROKICHI のマンスリー・ライヴで飾れるとは大変幸せなことでございます。今回はゲストは無しで、四人だけ。それぞれ、65、66、64、61という年齢でお届けいたします、ああっ、こ、個人情報がっ! 

開場18:30 開演19:30
前売 3500円/当日 4000円(+1drink)
会場への入場は40名限定(全着席)
同時生配信あり 

JIROKICHI ホームページ

うるう年なのではっきりしませんが、誕生日を二日後というか三日後というかに控えた吾妻がこの日に選んだギターは、テレキャスターとマンドリンをミックスした「テレオリン」でして、それ程弾きなれてはいないのですがなかなか面白い楽器で、弾いてるぶんには楽しいものです。

しかしこの日、実はリハ中に突然、「バキッ!」という音を立ててこのテレオリンが激しく揺れました。これはいったいどういうことなのだろう、と冷静になって見てみると、アチャー、

そうなのです、弾いているうちに楽器のナット、と呼ばれる弦が通っている部分が3mm角ぐらいのサイズで割れてしまい、弦が一本外れてしまったのです。うわあ、どうしようか、と慌てて周囲の床を探しますが、3mm角なので見つかりません。もうダメかな・・・、と思っていると、突然、「あ、これでしょ?」という声が。凄い!副店長の郡司さんが、遥か後ろの壁のところから拾ってきてくれました。ありがたいことです。早速、コンビニに行ってアロンアルファを買って接着。

「凄いね、アロンアルファでついちゃうんだ。」
いや、また取れちゃうのが怖いんで本番はこの弦無しで乗り切りました。どのみちマンドリンは、同じ弦が二本ずつありますからね。で、何曲か進んでいきますと突然・・・、

岡地さんが立ち上がってどこかへ行くそぶりを見せました。実はこの日は毎回たしなみに行っているG楽屋さんとか中華屋さんとかも飽きたなあ、ということで久々に「I休」に行ったら会員カードを作ることになり、それなら飲むか!といつもより飲みにも拍車がかかり、多少飛ばし過ぎた岡地さんはここでトイレの限界がやってきた様です。口を押えていますが、気色悪いわけではありません。まあ、そんな小トラブルもありつつ、と続けていると今度は・・・、

うつむきながらベースを点検する牧さんとその姿を心配そうに見守るPAのワオさん。実はこの曲の時からベースが接触不良の様な音を立て始めて、この後も何回か再発いたしました。配信でご覧になっていた方々にはご迷惑をおかけしました。

ということで、誕生日直前、ということもありいろんなトラブルもありましたが、これにめげずに今後はまめな始業点検など心がけてしっかりやって参りたいと思う、そんな今日この頃です。

2022年2月20日(日)
新宿 red cloth(紅布)
「新宿コネクション」

出演:吾妻光良トリオ+1/ハッチェルズ
/ミートザホープス

おお、凄い、日にちに2と0の数字しか無い、という日に久々の新宿コネクションであります。ここはもう世界の山ちゃんで怪人ハッチとともにたしなんでから、本番では一曲ぐらいゲストで歌ってもらうには絶好の機会でしょうな。
こちらもまん防で時間が早まっております。

開場:17:30 / 開演:18:00 時間変更
前売:\3,400(D別) / 当日:\3,900(D別)
チケット予約(12/11 12:00~)

red cloth スケジュールページ

しまった!ぬかった! 気がつくと写真が一枚も無い!まあこういうこともありますよねー。

「プロ入りにしては、詰めが甘いのではないか?」

それもおっしゃる通り・・・、あ、こういうスマホ時代だからどなたか写真ぐらい撮ってるかも知れませんね。どなたか写真提供しても良い、という方がおられましたら、下記の期間限定メール・アドレスまで送って頂けますでしょうか?

と書いたら、あっという間に写真が集まってしまいました、ありがとうございます!
先ず、当日の看板がこちら。

若手ソウル・バンドのミート・ザ・ホープスさんが最初、我々は真ん中、でもリハは最初でしたので、本番前のたしなみには充分時間がある、ということでハッチさんを連れて近くの世界の山ちゃんに。手羽先を10本頼んでも充分安いのは良いのですが、ワイン・ボトルがメニューから消えたのが残念。もしも、関係者の方、ご覧になっていたら是非復活をご検討ください。で、戻って一番手のミート・ザ・ホープスさん。

久々に見る、若くて好きな音楽に真っ直ぐな感じのバンド、紅布から歩いて20分ぐらいの大学のサークルで日がな過ごしていた日々を思い出して、ちょっと遠くを見つめてしまいました。さて、我々はまあいつも通り。

早崎さんはいつも赤ですから良いのですが、紅布ですから吾妻も久々に赤いジャズ・シャツ。昨年の秋ごろ、面倒くさいのでパジャマ代わりに着ていた服ですが、こんなことではいかん、とステージ衣装に復活したいわくつきのシャツであります。先日の次郎吉での公演の経験を活かしてハッチさんに一曲「サンデードッグ・サンセット」を歌ってもらいました。

リハで準備万端だった筈ですが、何をもめてるのでしょうか?

ま、でも結果オーライだった様で。この後、ハッチェルズだったのですが、すみません、募集した中にもハッチェルズの写真はありませんでした。しかし、アンコールの「蛍の光」で吾妻が呼び出されまして、ハッチさんが最近買ったフルアコを指さして「おい、そのアコギ弾かせろよ」と迫ります。しかし、何故かギターが嫌がってるのか、なかなか装着できません。

なかなかこのギター、上物というか、弾いてて面白い楽器でした。

そして最後は大団円。何か妙にロックっぽい? イアン・アンダーソンとレスリー・ウェスト、といった風情でしょうか。判らない? 判んねえだろうなあ・・・。

そして残念ながら東京はまん防期間中、普段ならお店でウチアゲもあったのですが、とりあえず3バンドの代表で記念写真、またコロナ明けで集まりたいものです。

2022年2月5日(土)

2022年2月11日(金)~13日(日)
吾妻 光良トリオ+1
真冬の関西ツアーな三日間!

2月11日の建国記念の日(祝日)を利用して、トリオ+1で関西を巡ります。神戸、塚本、高槻という3つの街はそれぞれ独特の魅力を持ったところですが、関東で言うとどんな感じなのでしょう・・・、距離的には横浜、神田、西船橋、みたいなことになるのでしょうが、街並みは似ている様な似てない様な・・・、今度ベタベタ関西出の牧さんに確認しておきましょう。

2月11日(金)神戸
ジェームズ・ブルースランド
「波止場でJump & Live!」
吾妻 光良トリオ+1
(以下三日間共通)
17:00開場/18:00 開演
まん防対応で早まりました
前売3,500円/当日4,000円
+1Drink (600円)

 ジェームズさんHP

さて、ツアー初日午前11時、東京駅の新幹線乗り換え口に行くと、既に吾妻以外の3名が集合しておりました。
牧「うむ・・・、嫌な予感はしていたんだが・・・。」
吾「え?俺、遅刻してないよな? 悪ぅないよな?」
牧「いや、そういう事ではなくて服が・・・・」

吾妻が数ヶ月前に購入したダウン・ジャケットは、▼▼ビーン、というメーカーのものですが、何と牧さんの細君が数日前に購入してきたものもまったく同一メーカーの色違い。思わぬところで「おそろ」になってしまった二名ですが、この後もツアー中を通じてビーン兄弟として行動せねばならず、まったく困ったものです。ま、それはともかく雪で大変なことになるのでは、という噂もあった東京ですが、それほど積もることもなく、一路神戸のJames Blues Landへ。リハを終えてちょいとたしなむとすぐに本番です。今回は、関西ではしばしば撮影を担当してくれる謙ちゃんが来られなかったため、だいぶ前に買った小型カメラで自撮りするか、と仕込みましたが・・・・。

久しぶりに使うということもあり、非道い画で何が何だか判りません。そしてこのツアー初日、良く考えたらオミクロン真っ盛り、しかも北京オリンピックでは何かの決勝、という逆境で、来場されたお客さんも非常に少ないという、寂しい状況ではありますが、それなりに盛り上がりましたのは皆さんのおかげです。ありがとうございました。休憩をはさんで別のところにカメラを置いたらだいぶ改善されました。

また、我々もだいぶ上機嫌になって参りました。しかし、この一瞬の疑惑の様などよめきの様なシーンに何が起こったのか、今となってはすべてが謎です。

しかし、ジェームズさんのこのビルボードというんですか?アーティスト名を掲示する看板は、いかにもアメリカン、な感じで格好良いですね。しかし、その良さを伝えるには写真が余りにもひどいので、岡地さんの知り合いが送ってきてくれた写真二枚を合成したものを一枚掲載しましょう。

無事にまん防対応時間内に演奏も終えて、表に出てマスターのSさんを囲んで記念撮影。

いやあ、本当にお世話になりました。是非、また寄らせてください。地下鉄に乗って元町の宿まで行こうとしたら駅構内に何と駅ピアノが置いてあるではありませんか。

喜んで弾き始めましたが、ものの20秒で駅員さんが現れて、お願いですから弾かないでください、と言われまして、まあ後ろのポスターに「一斉帰宅」と書かれてますから仕方ないですね。

2月12日(土) 塚本
ハウリンバー26周年記念!
オープニング・アクト:
Rockin’ the Blues
ゲスト:福嶋”タンメン”岩雄
17:30開場/18:00開演
まん防対応で早まりました
 前売3,500円/当日4,000円

 ハウリンバーFacebook ページ

続きまして翌日は牧さんのご両親のお墓詣りに行ったり、三ノ宮で粉モンを食べたりして一路大阪に移動。ビーン兄弟の呪縛からはなかなか逃れられません。

塚本はハウリンバーの26周年ですので、オープニング・アクトの井尻君とタンメンも加わる盛大な夜であります。本番前のたしなみも盛大なメンバーとなりましたので入ろうとした店も「密になるからやめてくれ」と断られたりして、とりあえず「鳥貴族」でチャチャッ、とたしなんでから本番スタート。

若者に負けてなるものか、と我々も頑張ります。

そしてやはりタンメンですよ。関西の重鎮であります。

いつも思いますけど、この天井からの提灯が何とも良いですよねえ。アンコールには井尻バンドのサックスのお二人にも参加していただきルイ・ジョーダンの”Nobody Knows”で閉めました。

お店はまん防対応で早じまいですが短い時間を利用して、出演者一同で祝26周年の集合写真を撮らせていただきました。これからもどんどん周年を重ねていってください。

2月13日(日)高槻
ナッシュビル・ウェスト
14:30開場/15:00開演
オープニング・アクト:
でーすいらも~ん
昼興行です!
前売3,500円/当日4,000円

 ナッシュビル・HP

さあさあ、これで最終日というこの日は高槻のナッシュビル・ウェスト。うどんを食いたい、という約2名の要望で、高槻市駅周辺をうろつきましたが、これという成果は無く、普通の定食屋さんでお昼を食べてからナッシュビルへ。マスターのK辺さんにたしなみ用のお店を聞いたら奥様が案内してくれる、ということで喜び勇んで出かけたら残念ながらお休み。仕方なく駅前の粉モン屋で飲んで戻るとオープニング・アクトはでーすいらも~んさん。

ボブ・ディラン風味の弾き語りを聞かせてくれますが、「なで肩のオヤジ」といつも会う日常、という曲が何とも印象的でした。我々も最終日ということで、持ってきた候補曲をすべて演りきる、ということにも力を注ぎました。

折角なので少しでもその臨場感を伝えたい、と思いましてここでも1枚、ぞんざいではありますが、合成写真をお届けいたしましょう。

そしてこの日もタンメンと井尻君が見に来る、というのでどうせなら歌ってよ、ということで、タンメンにはアンコールで登場していただきました。

ハウリンバーの時と違う、ラフな服装が普段着のブルースマン、の様でなかなか良い感じですね、何しろ昼興行ですから、まだ飲み屋も営業中!ということで久々のウチアゲもありました。

ナッシュビルのお父様、お母様も交えて、大変楽しいマスク会食をさせて頂きました。すっかり良い気分で宿まで戻りましたが、最後までビーン兄弟の呪縛からは逃れられませんでした、とさ。

ビルボードライヴ横浜
吾妻光良 & The Swinging Boppers

何と二ヶ月連続のビルボード詣で、二回目は横浜にお邪魔します。ハマとジャズはお似合いですから、いつもよりジャズっぽい演目を多くする・・・かも知れませんし、しないかも知れません。コーゾーさんや西島さんといった神奈川勢は、家が近いのでのびのびと演奏するかも知れませんし、しないかも知れません。

1st Stage Open 14:00 Start 15:00
2nd Stage Open 17:00 Start 18:00
サービス・エリア: 6,500円
カジュアル・エリア: 6,000円

ビルボードライヴ横浜 HP

令和4年のビルボード3連戦、2回目は横浜に上陸させていただきました。横浜だからジャズ風かな? という事前の予想もありましたが、まったくそれとは関係なく吾妻は珍しくロックな感じの米国製のストラトキャスターを持っての参戦です。

「あれ、お前ストラトなんて持ってたっけ?」
と不思議がる牧さんですが、もうかれこれ7~8年ぐらい前に購入したもので、
確か89,000円ぐらいだった様な気がします。えへん。やはりこう、バディ・ガイもスティーヴィー・レイもリッチー・ブラックモアもストラトですからね、何かこういつもより鋭角的な気持ちになりますね。

どこが鋭角的か判らない? でっすよねー。横浜だからジャズ、というのは外れましたが、横浜といえば中華街。「シウマイ弁当希望」というメンバーもおりましたが、それはしかと無視させて頂きまして、中華街といえば旧正月。先日のビルボード東京では「正月はワンダフルタイム」を演奏させて頂きましたが、この日を逃すともう来年まで演奏できる機会はありません、演りたくなるのが人情です。更に感染防止でコール&レスポンス禁止、というのが昨今のライヴハウスですが、全員でかしわ手を打つのは特に悪い影響は指摘されていません。「今年元気でいられる様に、神棚に手を合わそう」という歌詞に合わせて場内の皆さんと一緒に、パンパン!と決めさせて頂きました。

あれ、ちょっとメンバーが・・・? もう少し近寄ってみますと・・・。

あれ? トランペットに見慣れない方が? そうなんです。それはねぇ、東京の累計のコロナ感染者数は74万1千人ですか?(2022年2月9日現在)東京の人口が1399万人ぐらい、18.9人に一人ぐらいはコロナに感染しているわけで、メンバー12名、という弊楽団に陽性者が出るのは仕方のないことであります。ライヴ本番の数日前にトランペットの近さんから連絡があり、それほどキツい症状も無くもう平熱ではあるけれど抗原検査で陽性と出たため参加できません、という連絡が来たため、わわわ、どうしようか、とメールでメンバー間でいろいろやりとりした結果、1980年から1990年代の中頃まで吹いて頂いていた菊池さんに助けていただくことにしました。

おかげさまで、何とか無事に公演を完遂することが出来ました。菊池さんありがとうございましたー!