過去の公演

2024年5月11日(土)
高円寺JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1

黄金週間に入ると妹尾さんのパネル前での演奏、ムーニーさんとの横浜、吾妻の実兄とのセッション、綾戸さんとの対バン、はもにかDOJOのお手伝い、など普段とは違った風景が目白押しでありますが、こういう時こそ原点に戻ってきちんと自分達を見つめ直す、そういったことが必要なのではないでしょうか。ということで、5月はゲスト無しでじっくり取り組むトリオ+1公演となりました。ただ、バンドをやっていたり楽器を弾いてたりするだけの知性の無い人達なのです、と言われない様に頑張りましょう。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

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というわけで、この日は4人だけの次郎吉でございました。

この日のトピックといえば、先ずこちらの写真をご覧くださいませ。

どことなく吾妻がサッパリしている感じがしませんか?そう、実はこの日の午前中に行きつけの美容院さんに髪を切りに行っていたのですね。昭和でしたら、こういった用事も紙の手帳に書いていたわけですが、こういう時代ですのでスマホのアプリとかに記入する方も多いでしょう。吾妻の場合はTime Tree、というアプリを使っておりまして、ここに「プライベート」「トリオ+1」「Boppers」という三つのカレンダーを作りまして、それぞれ必要なメンバーと共有しているのですが、ライヴの前日に早崎さんからメールが入りました。

「すみません、この土曜日の”11時プラネット”というのは私も入ってましたっけ?駅はどこになりますでしょうか?生ピアノでしょうか?キーボードでしょうか?」

「プライベート」に入れたつもりが「トリオ+1」の方に入れてしまいました。まあ、美容院ぐらいで良かったです。病院だとシャレになりませんからね。
この日の演目は6月がゲストありの予定なので、おそらく今年は雨とか梅雨向きの曲を演る機会が少ないのではないか、ということを見越して、そういった曲を中心にお届けすることといたしました。ところが、そういっつも演ってる曲ではないため、あれ?イントロどうなってるんだ?お、キーってこれで良いのか? と若干アヤしいところもあり、ライヴ中に協議が行われる場面もありました。

そう、申し遅れましたが、この日は大変風が強かったため、いつものウッドベースを持ち歩いていたら吹き飛ばされてしまうかも知れない、といううことで牧さんもエレキベースでした。そんな事情説明のため、ということも無いのですが、この日はワオさんに牧さん用の喋りマイクも用意していただきました。

どうも牧さん、何回かマイクは用立ててもらっているのですが、このマイクのスイッチというヤツに慣れない様です。慣れない、というか学習しないのは人間の性でもありまして、この日もこの様に

消せるボールペンで書いた曲順の紙を岡地さんに渡したら、体温上昇で消えて見えなくなってしまいました。これで3回目ぐらいでしょうか。申し訳ないとは思うのですが、面白いので笑ってしまって余り反省している様には見えません。
そして吾妻も洋行帰りから二ヶ月は経っているのですが、どうしてもその話題になることもあり、そうなると横で聞いてる詩生さんは、

あああ、また始まっちまったよ…、という感じで眺めていた様です。詩生さんといえば、先日の西新井の楽屋の畳でゴロゴロしすぎたのか、喉を傷めて声が出なくなってしまいました。なので、この日はコーラスを免除、ということにしたにも関わらず、マイクが無くてもどうしてもクセで歌ってしまう様でした。

で、アンコールはこれもいつもの徘徊ショー。

このコーナーで演る曲はせいぜい3〜4曲の中から選んでいるのですが、この日のテーマでもある季節感のある曲を多くお届けする、ということでCats And The Fiddleで知った「Just A Roamer」をお届けすることにしたのですが、さすがにコードを暗記している様な曲ではないため、詩生さんは

こんな形で、譜面を持ちながらピアニカを吹いていました。この姿を見て、二宮金次郎の様だ、と感心したお客様もおられた、という話も聞きましたがいかがなものでしょうか・・・。

2024年5月10日(金)
高円寺JIROKICHI
はもにかDOJO

KOTEZ(harp,vo) 千賀太郎(harp,vo) 大西真(b) 松本照夫(dr)
<ゲスト>石川二三夫(harp) 吾妻光良(g,vo) 小安田憲司(g,vo)

亡くなった小出さんがこれまでメインでギターを弾いていた「はもにかDOJO」ですが、その後、彼の代打をいろいろな方々が務めておりまして、吾妻も参加することになりました。コロナ禍でずいぶんいろいろと近所を散歩しまして、散歩も歩くだけじゃあつまらないんでコテツさんに色々とお聞きして二つほどハープも買いましたが、余り上手くなってないのに参加しても良いのでしょうか。あ、名前の後ろにはharp、と書かれてないか?そうか、道場と言っても全員ハープ持参じゃなくても良いんですね。良かった良かった、こんな凄いハーピストが3人もいる所にハープなんて持っていったら可愛がられてしまいますよね。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

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小出氏不在となったこの日の”はもにかDOJO”、先ずは松本さん、大西さん、小安田さんにコテツさんと太郎さん、といったメンバーでスタート。

事前にコテツさんの仕切りで当日の演目をリストアップしていきましたが、結果的にはほぼ小出氏が唄っていた曲が並ぶこととなりました。このセットに続いては、コテツ/太郎コンビに代わって石川二三夫さんの登場。

リトル・ウォルターのインストを吹きまくっておりました。このままの編成で小安田さんの歌を二曲。

ここでまた、二三夫さんとコテツ/太郎組が入れ替わり、そこに吾妻も加わって太郎君の歌で一曲。

何しろ太郎君は、小学校に上がる前からお父さんと一緒に妹尾さんのライヴを見にきたりしていて、次郎吉の楽屋とかで良く一緒だったこともあり、会う度に、いやあ、大きくなったねえ、と親戚のおじさんモードになってしまいます。この後が吾妻が唄うコーナーでしたが、ここで小出氏の遺品となったシガーBOXギターを投入することにしました。

シガーBOXギターとは、まさに葉巻を入れてた箱に弦を張ってギターの代わりにしていたという、貧しい人達が良く弾いていたものだそうで、ものによっては弦も一本しか張られていなかったりしますが、これは弦は4本、しかもエレキ化されているしっかりした作りのものです。小出氏がどういう風に使っていたのかは、今となっては判りませんが、この日はオープン・チューニングのボトルネックで弾いてみました。

ちなみにこの日の写真を撮ってくれたフジヤマさんから、このギターをライヴで使っていた時の小出氏の写真を頂きましたので掲載しておきましょう。

11年前の荻窪ルースターだそうですが、嬉しそうですね。合掌。
というわけで、以上一部が終わり、二部も同様にフィーチャーされる人が次々と入れ替わり、というのをすべて紹介しても長くなりますので割愛しますと、最後は結局全員揃い踏みで二曲。

アンコールでも再びシガーBOXギターを投入させていただきました。

そして最後に全員で記念撮影。

人生、いろいろとありますが、妹尾さんが始めた”はもにかDOJO”、これからも長く続いていってほしいものです。

2024年5月5日(日)
西新井文化ホール

<シアター1010 20周年×ギャラクシティ 30周年記念>

綾戸智恵 with ルイス・バジェ&アフロキューバミーゴス!
×吾妻光良 & The Swinging Boppers

東武スカイツリーラインの西新井駅前にある複合施設「ギャラクシティ」の西新井文化ホールというところにて、綾戸智恵さんのバンドと我々と対バンでライヴ、という大変珍しい企画でございます。しかも複合施設、ということですので、この催しの一環として会場近傍ではニューオリンズ・ブラス・バンドが鳴っていたり、ゴスペル入門コーナーがあったり、更には何と「ハッチ・ハッチェルと遊ぼう」というコーナーまであるという、お好きな方にはたまらないしつらえとなっている様です。連休真っ只中でしかも早めの公演なので、是非お運びになられてはいかがでしょうか?

開場16:00 開演16:30 〜 19:30まで
前売:一般3,500円、足立区民3,000円/当日4,000円

足立区民とは、足立区に在住、在勤、在学の方、だそうです。

半世紀弱前にはほぼ毎日の様に通っていた高田馬場の様な土地もあれば、生まれてから68年、ただの一度も足を運んだことがないここ西新井の様な場所もあって、改めて東京の広さを実感する今日この頃ですが、ホールに到着して楽器を搬入中にどかで見た山高帽をかぶった男が・・・、おい!ハッチ!ハッチ!と声をかけます。彼らはかなり早くから最初のステージをやっていた様です。搬入とセッティング、お昼のお弁当などを済ませ、いざリハーサル。

こういういわゆるホールでの演奏は久々、そうだなあ、渋谷の大和田以来でしょうか。特に問題無く終了した後は楽屋にて待機となりますが、30周年を迎えたホール、ということですので、出来たのは平成6年。となるとほんの少しだけ昭和の香りもするわけでして、楽屋は和室の大広間で、そこでくつろぐメンバーはというと、

でっすよねー、といった感じの風景が展開されていました。とにかく、綾戸さん達のリハと開場、綾戸さん達の本番をはさんで、トータル4時間近くの待ち時間、ずっと飲んでたら滅んでしまいますのでここをどう過ごすか……、そうだ!ハッチ達のライヴの二回目をやってるんじゃねえか?と有志で散策に出かけました。すると、

後半戦ではありましたが、しかとやっておりました。この日はギターのコーヘイ君とのデュオなのでユニット名は「ハチコー」だそうで、他人のことは言えませんが、テキトーな名前をつけるものです。

ご覧の様に楽しく野次らせて頂いてから、楽屋へと戻りました。この日は以前から予定があって出演できない名取さんの代打としてスイングバイ・ブラザーズの松木さんに代打をお願いしていましたが、何とそれに加えて球蹴りをして遊んでいたら肋骨を強打して休場せざるを得なくなったバリトンの三平の代打として、ドリンキン・ホッピーズのタツキ君に助けていただきました。

まあまあまあ、ちょっと飲み物でも飲んでくれたまえよ、と接待しているつもりだったのですが、こうして写真になると、まるでコーゾーがタツキ君を説教している様に見えてしまいます。加齢のたたずまいということなのかも知れません。そうこうするうちに、ちょっと前にギターマガジンさんから、これから組む特集用に吾妻の写真を撮りたい、という要望があってこの膨大な待ち時間を利用して、この楽屋のしつらえのまま何枚か撮影して頂きました。

懸命にポーズを決める吾妻の後ろで倒れた様に寝ているピアノの方や、

体力作りのためなのか、突然腕立て伏せを始めるテナーの人など、何ともカオスな中での撮影となりましたが、大丈夫だったのでしょうか?
そして始まった本番。

当初府は会館の方からも、綾戸さんの演奏が終わると高齢の方々を中心に相当数のお客さんは帰ってしまうかも知れませんが、何とかひとつ宜しくお願いします、と言われていたので空席も目立つガラガラの客席は覚悟していたのですが、フタを開けてみると帰られた方はほぼいなかった、ということでありがたいことです。そうして残ってくれた皆様への挨拶の意味もあり、冒頭は吾妻もプチ練り歩きをしながら登場いたしました。

インストが終わり二曲目はいつもの「ご機嫌目盛り」ですが、和室の楽屋でくつろぎ過ぎてしまったのでしょうか、コーゾーさんは振り付けをすっかり失念してしまい、吾妻が一人で振りをつけるという何ともしまらない形に。

そんな頃、吾妻もプロ入り後始めた日々のラジオ体操の効果が出てきたのでしょうか?色々なアクションをしても、これまでより身体が柔らかくなった様に見えます。

アクションや振り付け、というと比較的新しい曲、「俺のカネどこ行った?」での途中の振り付けが相変わらず決まりませんが、一方でトラの松木さんとタツキさんの二名が、それなりに独自に頑張ってくれていたのにも感謝感謝、です。

松木さんはいつも、なかなか表情が豊かなのですが、西島さんのソロの時も良い味を醸し出していました。

しか、とカメラ目線なのがちと怖いですが(笑)。そして迎えた大団円。

たまのホール公演もゴージャスな感じが嬉しいですね。アンコールはタツキ君をフィーチャーしたサニーサイド・オブ・ザ・ストリートで締めました。

終了後はホールの方から教えていただいた駅近くの「鳥の王様」にて打ち上げ。

奥の方を良く見ると何と肋骨を痛めた筈のバリトン奏者が飲んでいるではありませんか。大丈夫なのか?更にカウンターの方に目を移すと、何とハチコーのお二人も飲んでおりすぐに合流。

楽しく更けていった西新井の夜でした。

2024年5月3日(金)
高田馬場音部屋スクエア
GUITAR CANVAS VOL.9

GEORGE AZUMA , KUNIO KISHIDA , SHIHO , 西尾智浩 , 藤原靖弘 , IBerry , SATOMI TSUKUMO , 吾妻光良 , ジョージ吾妻 , Rie a.k.a. Suzaku , RICKEY, 李英姿(二胡)、MC:北村和孝

「おい、黄金週間は何をやってるんだ?」と春ごろに実家の催しで集まった時に実兄からこう聞かれ、いやあ、ライヴがちょぼちょぼと入ってるけど? と答えると、よし5月3日は空けておけよ、と言われ、いったい何があるのだろう、と思っていたところ開催1ヶ月前を切ってようやく全容が明らかになりました。実兄以外で面識があるのは・・・、あ、元プレイヤー誌の編集長の北村さんは知ってる! でも他の方はたぶんこれが初対面だと思うのですが、なるべく失礼の無い様に接したい、と切に願っております。それに向けて先ずは、それぞれの方々のお名前の間違いなどが無い様に、このページに載せた情報もイベントのページからコピペしてきたのですが、それにしては何故実兄の名前が、冒頭の”GEORGE AZUMA”、と私の名前の後ろの”ジョージ吾妻”の二ヶ所に分かれて書かれているのでしょうか? ふむ、兄弟揃ってオレオレ病なのだな、などと言われるとイヤだなあ・・・。

開場18:00 開演19:00
前売:3,300円/当日3,850円(ドリンク別)

GUITAR CANVAS VOL.9 告知ページ

高田馬場というと半世紀弱前にはほぼ毎日の様にうろついていた場所ですが、駅を降りて歩くのは久しぶりで、ましてやこんなところにライヴをやる場所があるとは、と思いながら案の定少し迷いつつ何とか現場に到着。会場に入ってしばらくすると、先ずは自己紹介。若い方が多いわけですが、最初に挨拶から入るとは見上げたものです。シニア組は吾妻と兄の他に、ナンシーというギター・ショップをやっておられる岸田さんの三名で、他の方々は大半が20代でしょうか。初めての顔合わせや初めての演目ということもあって結構リハも押したりして何とか開演。吾妻は旧知の友人のG氏がたまたま見に来ていたので、一緒に若い方々の演奏を観戦していましたが、ケータイで写真を撮るという習慣が無いため写真はありません。申し訳ありません。催しも中盤に入ったところで呼び出されたステージはこんな感じであります。

中央の3名とそれ以外、という形で見事に年齢が二極化しています。兄は左利きの様なそうでない様な、ストラトの様なそうでない様なギターにTシャツ、といういでたちでした。

そして、おお、兄の右にいるキーボード奏者は何と兄嫁のH美さん! この日は「黒美」という凄い芸名で出演しておられました。他のシニア組はと申しますと、

岸田さんはヴィンテージっぽいレスポールにペイズリー柄のシャツ、吾妻はビザール風のゴヤのセミアコにアフリカ風ダシキ、とまさに三者三様のいでたちとしつらえであります。そしてここにVoのRICKEYさん、二胡奏者の李さんにも加わっていただくとステージはかなりの人数に。

これだけにとどまらず、前半のステージで大きくフィーチャーされていた若手女性メタルギターのRIE aka suzakuさんも加わります。

いでたちから奏法、更にはたたずまいに至るまで吾妻との共通点は非常に少ないわけで、RIEさんの速弾きとトレモロアーム・ワークを真似ようとしても急に出来るわけはありません。こういう時はそれぞれが自分の出来ることをやる、というのが鉄則ですので、

やはりここはT・ボーン奏法しか無いでしょう。しかし、真正面から見ているRIEさんの、おっさん、何やってんねん、的な視線が何ともいい味を醸し出しています。まあ、とにもかくにも兄弟で遺産争いをしているでもなく、まあまあ健康なままともにライヴが出来るとは、GW4連休の初日としては何よりでした。

そして最後は全員で記念撮影。

兄嫁にやられてしまいました。

2024年5月2日(木)
横浜サムズアップ

American RootsMusic Festival vol.49
THUMBS UP 26th ANNIVERSARY WEEK 

【MOONEY & HisLuckyRhythm】
Mooney(Vo,G),椎野恭一(Dr), Tap : MAYU
曽我清隆(Tp) 安藤健二郎(Sax)YANCY(Key)

【吾妻光良トリオ】
吾妻 光良(Vo,Gt)牧 裕(Ba)岡地 曙裕(Dr)

サムズアップの26周年ということで、米国根っこ音楽祭の49回目に出演させて頂くこととなりまして、昨年の25周年と同様にムーニーさんの楽団の対バンで演ります。今回も気がつけばファッツ・ウォーラー祭りともなるのでしょうか。そして平日ですので、トリオということで告知しておりますが、気がつくともう一人いたりするのかも知れませんが、それは当日になって判る、というそうしたしつらえになっております。

調べてみたところ、ムーニーさん達との対バンは昨年ではなくて2年前のことでした。まことに人間の記憶は曖昧ですが、その時もファッツ・ウォーラーだらけだったのは間違いありません。ですので当然今回もそれで臨むべく曲を選んでメンバーに送ったあと、あ、そういえば、このルイジアナ・フェアリー・テール、という曲は何回もアンデーと演ってるな、よし、あいつも呼んじゃえ、ということで、3日前ぐらいにアンデーに

>アンデーさん
>直前になってしまいましたが、また明日、我々の時にLouisiana Fairy Tale
>とFat Man一緒に演りませんか?

というメールを送ったところ、すかさずアンデーから来た返信が

>吾妻さんありがとうございます!
>ルイジアナはムーニーさんのセットリストに入っていたので遠慮させてい
> ただいて、FatManはぜひぜひご一緒したいです!

おおお、そうか! そりゃあ2バンドともファッツ・ウォーラー祭りにしたら当然演目もダブるか!ということに今更ながら気がついて、内偵でも裏金でも無いですが、アンデーに我々の演目とムーニーさん達の演目にダブるものが無いか、を調べてもらった結果、他には特に無い、ということが判明しました。いやあ、危ないところでした。そんなこんなでリハを終えて、小一時間サムズの向かいに出来た新しめの居酒屋さんに入ると、まだ開店間もないからか、お店の方々も慣れていないらしく、ホッピーの「中」を頼んだのに「生」が来たり、「焼き鳥」盛り合わせを頼んだのに「刺身」盛り合わせが来たり、なあ、姉ちゃん、ちょっとここ座れ!という事態を呼びそうになりましたが、先日の下北沢でのサトコちゃんの「お爺ちゃん、怒らないでー!」という声が脳裏に響き、危ういところでカスハラ騒ぎを回避できていざ本番。

いつも思いますが、サムズアップのこの壁面に投影しているビルボードというんですかね、バンドのロゴはここ独特でなかなか格好いいですね。そして中盤には危機から救ってくれた恩人、アンデーも呼び出しました。

いつもながらの「超高校級」のプレイがこの日も光っておりました、っていつの話をしているのでしょうか。そしてもうそろそろ2ヶ月以上経とうかというのになかなか吾妻も洋行帰りのクセが抜けませんで、

結局、この日もTボーン弾きということになつてしまいました。ともかく無事終了した我々に続いてムーニーさんとラッキーリズム。

2年前にはウッドベースに乗ったままでベースを弾いていた菅野さんという方が亡くなられ、この日はベースレスという編成でしたが、ピアノのヤンシーの左手が低音部を支えるのでそんな寂しい感じはしないのですが、やはり視覚的には少し寂しいものがあります。そこでその穴を埋めるがごとく加わっているのがMAYUさんという方のタップ・ダンス。

何が凄いと言って、タップの足さばきも凄いですが、踊りとしてのノリとか表情のつけ方とかがさすが!でした。終演後は、どこで習ったら良いか、この年齢で始めても危なくないか、など質問攻めにしてしまいました。そして最後はムーニーさんのバンドに吾妻が呼ばれて2曲。

最後の最後はこれもファッツ・ウォーラーの”Two Sleepy People”と曲で締めくくりました。

「眠そうな二人」というタイトルの曲ですが、全然眠そうではなく大盛り上がりの中で終わりました。終演後はムーニーさんから先日のジャグ・フェスで余った食材やお酒などを頂きながら打ち上がり、今度是非次郎吉のゲストでお願いします、などという話をして無事帰路に就きました。

2024年4月28日(日)
下北沢第十三回シモキタ名人戦
妹尾隆一郎トリビュート ブルースライブ
吾妻光良(g.vo)、KOTEZ (harmonica. vo.) 山室俊介(g.vo)、永田純(bs)

「知ってるか?下北沢の駅を出たところの床に妹尾さんの名前が彫られているんだと。」
「ええ、それは知らなかったなあ。拝みに行った方が良いな。」
「拝みに行くぐらいなら、そこで演奏した方が良いのでは?」
「でっすよねー。」
という経緯かどうか判らないのですが、シモキタの将棋イベントの中で何故か妹尾さんにゆかりの深い人間達が集まって駅の東口界隈で演奏することになりました。観覧無料ですので、是非お誘い合わせのうえ、お越しください。あ、雨天中止ですので、天気がアヤしい時は商店街からの情報をチェックしてから来てくださいね。

開演13:30 〜40分間ぐらい
観覧無料

シモキタ名人戦 ホームページ

若干心配されていた天候もまったく問題なく、この日はまさに真夏日。主催の関係者のルーデンスという近くのお店を楽屋として使わせていただき、ステージの袖に揃ったこの日の出演者、山室さん、コテツさん、永田さんに吾妻。

野外だからよ、そこはもうウッドストック、てなわけでアフリカ風のジャズ・シャツ、これしかない、と決めて衣装を選んだ吾妻でしたが、ルーデンスさんからこの駅前のステージまで歩いてくるのが恥ずかしくない、と言えば嘘になります。そして司会の方のアナウンスに続いて始まったステージですが・・・、

大変な数のお客さん達が集まってきました。さすが下北沢での妹尾さんの人気の賜物だ、という意見もありましたが一方で、無料の威力は凄まじい、とのドライな意見もありました。この真っ昼間の商店街にブルースが鳴り響く、という光景を目の当たりにして「往年のシカゴのマックスウェル・ストリートの様だ……」とつぶやいたのは、日本屈指のブルース文筆家、編集者、レコード制作者のK地さんでしたが、

いくらジャズ・シャツに身を包んでいても、何とも日本的な風景であったことは否めません。しかもこのイベント、メインは将棋やチェス、麻雀などの大規模対戦大会ですので、ステージの裏から見ると

どことなくシュールなたたずまいだったりもします。後半はお客さんのコーラスもまじえて徐々にヒートアップ。

吾妻も洋行帰りですので、すぐにT・ボーン背中弾きをご披露。

そして終演後は所用があって帰った山室さんと永田さんを除いた有志で記念撮影。

一応、演奏に限らず文筆も含め、世間に向けて何らかの活動をされている方々にはモザイク処理を施しておりませんのでご了承ください。そしてそのまま近隣の餃子屋さんへとなだれこみました。

「何だ、すぐ席作る、って言ったのに全然呼びに来ないじゃないか」

「お爺ちゃん、怒らないでーっ!怒らないでーっ!」

ハープのサトコちゃんから、まるで孫にさとされる様な形で注意される吾妻でした。そして乾杯の音頭は妹尾さんの子供のYさん。

何ともよき春の日でした。

2024年4月21日(日)
高円寺JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:入道

さて、二度目となります入道先輩をゲストに迎えての次郎吉マンスリー。思えば吾妻が初めて入道さんが唄うのを生で見たのは1975年の5月ぐらいの吉祥寺マンダラでジューク・ジョイント・ブルース・バンドにゲストで出演された時だったかと思いますが、その時のハードエッジなシカゴ〜モダン・ブルースにブッ飛ばされたのは記憶に新しいところですが、それから約49年、春にふさわしいバラードを唄う入道さん、みたいな場面も充分期待される今日この頃、いやあ、長く付き合った間柄だからこそ楽しめることもあるものですなあ。

開場18:30 開演19:30
前売:3,700円/当日4,200円(+ドリンク)

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この我々のマンスリーだけではなく、次郎吉のライヴって一体どうやって始まるんだろ?と不思議に思ったことは無いですか? え?別に無い?そんなこと言わないでくださいよ、それじゃあ話が転がっていかないですよ。まあいいや、どうやって始まるかというとですね、通常は大体開演時間ぐらいになると、楽屋のインターホンがプープープー、と三回鳴るんですね。これは三回鳴らすと楽屋を呼んでる、という意味があるのですね。一回だとカウンターを、二回だとPA席を呼んでいる、という長い歴史に培われた完成されたシステムなのです。で、そのインターホンに出るとPAのワオさんが、「それじゃお願いしまーす」と言って始まるわけです。で、それより早めのタイミングでかかってくると、やはりワオさんが「すいません、まだ予約の方が来られてないんで、10分押しでお願いします」みたいなことも多いんですね。ところがこの日は生身のワオさんが楽屋に来られて、

「すみません、今日ちょっとタカが休んでて、郡司君一人で料理しなきゃあいけなくて、いま全然それが間に合ってなくて・・・。しかも、その料理が終わらないと配信も郡司君がやってるんで始められない。というわけでして始まるのが7時50分ぐらいになりそうで・・・」

と事情を説明しに来られました。しかし、ここまで開演が遅れるのもそうそう無いことですので、吾妻がご来場の皆さんに事情を説明する、という場面からこの日は始まりました。

ようやくオーダーが全部整って、20分遅れで始まった牧さん復帰第二弾の次郎吉マンスリー。

この日は井出さんの時のエレキベースではなくコントラバスでの登場で、体力回復も順調です。一方、吾妻が珍しくストラトキャスターで登場しているのは体力が落ちているからではなくて、ゲストの入道さんのジュニア・ウェルズの曲に合わせるとやっぱりバディ・ガイかなあ、それだったらストラトだよなあ、という単純な発想からでありますが、いざ慣れないストラトを持ってステージに出ると、あ、俺もロックかな?という心持ちになってきます。

どうだい、俺はジミヘンみたいかい?と早崎さんに問いかけましたが鼻で笑われた模様です。そして6曲ほどお届けして一部最後には入道さんのご登場。

登場曲は”Everyday I Have The Blues”で、あれ?この曲はコーラスは無かった筈なのに、何故詩生さんだけ、コーラスをやっている様な仕草をしているのでしょうか?真相はすべて闇の中です。

何しろ気分はバディ・ガイですから、ハープを吹き始めた入道さんにシビアに鋭く反応しようとしている吾妻ですが、その後ろで生暖かく見守る岡地さんはどことなく好々爺風でもあり、好対照です。

そして定番の”Stormy Monday”では、T・ボーン・ウォーカーの弁当売り奏法をご披露。さすがにピアノは持ち上げるわけには行きませんが、雰囲気だけ真似てみた、ということでしょうか、詩生さんのこんな謎の奏法も。

まあ、奏法というよりは顔芸でしょうか。

何しろ洋行帰りなものですから入道さんとこんな会話の場面も。

「アメリカではT・ボーンの人気が高くてですね」
「向こうではブルース関係者だけじゃなくてロックの人からジャズの人までT・ボーンのことを知ってるもんね。」
「す、すみません、そんなに広範な人々と会ってきたわけではなくて・・・」

付け焼刃の知識が露呈してしまいました。

この日は前振りコメントにも書いた様に、これまで一緒に演ったことの無いルー・ロウルズのバラードなども取り上げましたが、しくじって入道さんに恥をかかせてはならぬ、と皆、結構真剣に取り組んでおりました。

真剣なのは良いんですが、ちと人相が悪くなるのを何とかしたいものではあります。

そして大団円は、激しくロック、な雰囲気でしめくくりました。アンコールも

写真だけ見ると激しくギターを弾いている、と見えなくもないのですが、何とこれもお初の曲で昔の白人の女性シンガーが唄っている”We’ll Meet Again”というある種ハワイアンっぽい様な佳曲で、吾妻はストラトのボディを揺すってスチール・ギターの様な音を出そうと試みている場面であります。入道さん、こんな甘い小唄もなかなか味わい深くて良かったです。

また珍しい曲、いっぱい演りましょう!

2024年4月18日(木)
渋谷Grand Gallery
VINTAGE JAZZ POSTER SCRAP 発刊記念
佐井重昭 レコード発売記念パーティー

LIVE:吾妻 光良 & 牧 裕
DJ:沖野修也,MURO

だいぶ昔に井出さんの主宰するレーベルから吾妻の実の叔父である佐井重昭氏のCDを出して頂き、叔父はもう数年前に亡くなりましたが、その晩年に華を添えて頂いたことがありましたが、何と今回それがアナログLPで再発されることとなりました!更に井出さんのジャズポスターの本の発刊にも合わせて、代々木八幡の井出さんのお店で両者の記念パーティーが催されることとなりました。本当にありがたいことですし、吾妻の実家関連は大騒ぎになっている、との噂もあります。叔父のアルバムでも弾いている牧さんも参加します。

イベント時間:18:00〜21:00
入場料:4,000円(1ドリンク付)

井出靖さん X

牧さんの入院復帰ライヴ一発目となったのは、叔父のLPレコード発売記念イベント。時々この井出さんのお店でプライベート・パーティーの様なものがあって、そこで演奏させて頂く機会はこれまでもありましたが、今回広く告知も繰り広げてのイベントで、店内にはこんなディスプレイもありました。

実の甥が自慢するのも何か変ですが、やはりLPサイズのジャケ写もなかなかの迫力でして、CDの時には良く判らなかった、叔父の初ニューヨーク赴任直後、という時代のニューヨークの街並みの様子がつぶさに見て取れます。ちゃちゃちゃ、とリハを終えて、でお前、医者は何と言っていたんだ、と牧さんを囲んで飲みに行く頃合いとなりました。
話し込むうちに時間は経つものでございまして、その頃Grand Galleryでは、

MUROさんのDJがあったり、

沖野さんのDJもあったり、といい感じで盛り上がっていた様です。そして我々の出番。

写真ですと、いつもの雑なライヴと変わり映えがしない様にも見えますが、叔父がやっていたインストですとか、実家で初めて認識した、叔父と自分の共通点を見つけた曲、など織り交ぜてお届けしました。そして最後はレーベル社長の井出さんと記念撮影。

そもそもこのアルバムが出来たのは、牧さんと井出さんが中野の駅でバッタリ会って、

「おや、牧さん、今日はどちらへ?」

「あ、ブライトブラウンで吾妻の叔父さんとライヴで。」

「へえ、叔父さんですか。面白そう。見に行こうかな。」

という会話があって、それを見た井出さんがすっかり気に入ってくれて、これは是非CDにしましょうよ、と言って頂いたのがきっかけになったのでした。やはり人と人とのつきあいは大切ですねー。

2024年4月10日(水)
高円寺JIROKICHI
吉森 信 &吾妻 光良

先日の下北沢ラカーニャでの大河画伯の個展の時に初めて吉森さんとのデュオを演らせて頂きましたが、それに味をしめて、というわけでは無いのですが、お手伝いできることなら何でもハイ、ということで吉森さんのソロに花を添えることになりました。え?どこが花だって?でっすよねー。何はともあれ、吉森さんの独特な静謐な世界を汚さぬ様に留意して臨む次第であります。

開場18:30 開演19:30
前売:3,000円/当日3,500円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

何か慌ただしく過ごしておりましたら、この時のライヴの写真をどこにやったのか判らなくなってしまい、すっかり更新が滞っておりました。そう、この日は配信も無かったので次郎吉のミホさんに何枚か撮ってください、とお願いしたのにそれをなくしてしまったら人非人です。どうしたんだろう、ダウンロード・フォルダにもフォト・フォルダにも無い、と探していたら、なぁんだ、きちんと名前をつけたフォルダにしまってありました。ということはこの日は酔い方が良かったのかも知れません。そんな吉森さんとのデュオはこんな感じ。

さすがにミホさんにお願いすると写真も次郎吉という空間がより判りやすく撮られている様な気もします。何か写真から感じ取れるムードもいつもより気品がある様な気もします。この日の吾妻の楽器は・・・、

そう、自宅の近所の古道具屋で800円で買ってきたフォーク・ギターですが、これは伊達や酔狂ではなく、自宅で吉森さんの音源を聞きながら練習していると、うむ、今日はこのギターしか無い!と確信して持ってきたものでした。何しろギターとピアノだけしかないDuoでしかもほぼほぼ生ギターですから、

「ワオさん、今日は俺、次郎吉に出て一番小さい音で演奏してる日かも知れないよ。」

「あ、そうですか。」

何とも盛り上がらない会話ですが、まあそんなものでしょう。演目としてはJOJOさんとの紅白歌合戦に若干似た様な、一曲ずつ交互にそれぞれの持ち曲を演っていく、というスタイルでした。

吉森さんの曲は譜面を見ると、何やらキテレツなコードが並んでいる(失礼)様にも見えますが、実際に弾いてみるとすごくしっくり来る、というのが、メロディ・メイカーとしての凄さでしょうか。一方の吾妻の方は、

まあ、いつもの様なワチャワチャな曲も多いのですが、吉森さんもそれなりに楽しく弾いていただけた様で何よりでした。しかしまあ、いつもの様なやり口はそう変わるわけでもなく、

折角の静かな音量なのに妙に力を込めて弾いたりもしてしまいました。

「この目の前の椅子のビニール袋は?」

ああ、実はこの日は朝から花粉症なのか鼻水が止まらず、ステージで鼻をかんだあとにティッシュを入れておくためのビニール袋ですね。汚くてすいません。
終了後、吉森さんと楽しかったね、またやりましょう、などと話してすぐに楽器を片付けに行くとワオさんもPA機材を撤収していました。

「ワオさん、どうよ。やっぱり音小さかったでしょ?」

「あ、小さいから上げちゃいましたよ。」

うーん、ワオさんったらあ……。

2024年4月6日(土)
ビルボードライヴ大阪
吾妻 光良 & The Swinging Boppers

牧 裕が体調不良のため欠席となります。
代打として田辺 龍一郎さんが出演します。

全国ビルボードツアーのファイナルは、2024年もここ大阪やで!
知らんけど。
    (←こういう使い方は間違ってます。)昨年はやたらと関西方面に出没させて頂いていましたので、そのご恩に報いるべく頑張りたいと思います。え?東京、横浜と比べるとずいぶん開演時間が遅いじゃないか? いやあ、東京、横浜と揃えると東京駅・銀の鈴に朝7:30に集合する、とかいうスケジュールになってしまうので、ちょっと遅めにして頂きました。翌日も休みの方が多いと思われますので最後まで楽しめるんちゃいまっか?知らんけど。

1stステージ 開場15:30 開演16:30
2ndステージ 開場18:30 開演19:30
サービスエリア ¥7,000
カジュアルエリア¥6,500
(1ドリンク付)

ビルボード大阪HP

牧さん不在、という危機的状況の我々を救いに来てくれたのは、東京地区での我々の公演のほとんどでローディー兼カメラマンとして活躍して頂いている田辺龍一郎さんこと龍ちゃん。世の中に星の数ほどベーシストはいるでしょうが、牧さん以外でBoppersの曲を一番知っている、という点では龍ちゃん以外に考えられません。しかし、ベーシスト100人いれば100通りの弾き方がある、と言われている様に、ベースの運搬の仕方も全然違います。

牧さんの場合は、車両の出口付近にベースを立てかけておくのですが、龍ちゃんはベース自体が若干小ぶりなのと、ケースも薄いのでこうして座席後ろの特大荷物置き場に入ってしまうのです。でも何かベースの後ろのポスターの人が口でくわえて支えてる様にも見えますね。そうこうするうちに大阪に到着。ツアーはツアーでも旅行会社のツアーでは無いのですが、たまたまそういう添乗員さんと同じエスカレーターに乗ったので、そういう人達に見えないことも無い、という龍ちゃんのスナップ写真であります。

その頃、別経路でひと足早く現場に入っていた小田島さん。

年の功というのか何というのか、ジャズっぽいムードがさすがです。え?龍ちゃんが到着していないのに何故写真があるのか? そこはですね、関西地区ボランティアの案内役&もろもろ手伝いの謙ちゃんが撮ってくれていたのであります。ありがたいことです。楽屋にはビルボードのNさんにみつくろって頂いたお弁当があり、普段吾妻が購入していく弁当よりだいぶクォリティーが高い、と評判でした。

お昼を食べ終わると本人も多少不安があるのか、早めにステージで独習する龍ちゃんでした。

しかもこの日は牧さん不在に加え、所用のため冨田さんもリハには出席できない、という状況。

こうしたもろもろの逆風の中ですが、一応、順調にリハがスタート。

しかしビルボードは入れ替え二部制で、両方見られるお客さんもいらっしゃったりするので、なるべく曲目はダブらない様にしよう、という方針もあるので、予定曲トータル22曲を短い時間でさらえなければなりません。いくら曲を知っている龍ちゃんとはいえ、聞くのと弾くのは大違い。

「すいません、ここ、どうなってるんでしたっけ?」

という質問もたびたび寄せられるのですが、

実は吾妻も良く判っておらず、如何に牧さんにおんぶにだっこでバンドが運営されているか、というのが見事に露呈したりもしました。とりあえず、10分押しで何とか全曲分をさらえ終え、楽屋でくつろぐ我々であります。

そして迎えた出陣10分前、ビルボードさんがWebで使われるということで、楽屋で記念撮影。

あれ、左側に見慣れない人が、と思うと龍ちゃんですが、いつも写真を撮っている人がこの日は撮られている、というのもなかなか面白いものです。そしていざ開演。

もう50代とはいえ、Boppersの平均年齢よりはだいぶ若い龍ちゃんの影響か、多少いつもより勢いがある様な気もします。この日は龍ちゃんのやり易さも考慮していつもより若干ブルース・ナンバーや洋楽が多めでしたが、定番のゴリー・カーターの”Come On Let’s Boogie”のサックス・バトルもなかなか盛り上がりました。

この写真、良く見ると三平さんのバリトンがひときわ輝いて見えることにお気づきでしょうか?実は何とゾロ目の66歳記念(?)に新しいバリトンを買ったばかりなのであります。翻訳長者なのでしょうか。今度聞いてみましょう。そして恒例の「大人はワイン」では歌詞の「もう1時」という歌詞に合わせて指を一本立てる、という振り付けがありますがどうにもバラバラでして、一度きちんと練習した方が良いのかも知れません。

改めて良く見ると、語りで鍛えているせいか、名取さんのマイクに向かう姿勢がなかなか素晴らしいです。冨田さんも良いですね。この日はその名取さんの語りを取り入れたバラードの第三弾となる新曲「昼寝のラプソディ」もご披露しましたが、途中で早崎さんにピアニカでソロを吹いてもらっています。

赤いズボンに合わせてくれているのでしょうか、ビルボードの照明さんも赤い灯りで彩る、という心ニクい演出でありました。それにつられて、というわけでは無いのですが、第二部では吾妻もお色直しで赤シャツに。

更にこの日の目玉は京都から見に来てくれていた福嶋タンメン岩男氏を客席から呼び出して突然一曲歌ってもらう、というアポロ劇場の様な(?)演出。

何とこの写真は演奏の合間に龍ちゃんが写していたもので、本人は露出をしくじった、と悔やんでいましたが、なかなか素晴らしいカメラマン根性であります。歌ってもらったのは定番の”Nobody Knows When You’re Down And Out”。途中で歌詞が英語から日本語に変わりますが、その説得力というかリアル感に会場内も圧倒されていた感があります。すっかり落ち目になった男に再び運がめぐってくると、知らんぷりをしていた友人達が、やあ、俺だ俺だ、久しぶり、と寄って来る、というくだりの歌詞で吾妻も身振りで手伝ったりしました。

最後はまさかのダブル・アンコールに応えるべく、タンメンも交えてリズム隊+冨田、コーゾーでブルースを一曲。

終演後は楽屋で差し入れで頂いたシャンペンで乾杯。

この後、ホテルに荷物を置くや否や打ち上げ会場に直行です。

終電の関係や翌日の起床時間もあり、タンメン氏を含め何人かは多少先に帰りましたが、まあまあな人数で最後まで楽しんでおりました。

「あれ?このケータイ誰のだ?」

ふと見ると忘れ物です。先に帰ったメンバー3人のうちの誰かのものに違いない、と考え3人に順番に電話してその電話が鳴るか確かめるわけですが、

まったく携帯を耳に当てる必要は無いのですが、電話と聞くとつい受話器を耳に当ててしまう昭和感覚にどっぷりと染まっている西島さんでありました。

2024年3月30日(土)
高円寺JIROKICHI
吾妻光良トリオ+1

牧 裕が体調不良のため欠席となります。
代打として小町 正明さんが出演します。

3月のJIROKICHIマンスリーはゲスト無しにて臨みます。年度末ですからね、新年度を迎えるにあたり、バンドとしての新たな経営方針とか中期経営計画とかを策定するには良い機会ではありますが、そう言えば似た様なことは新年にも考えておりましたな。で、その成果は何か上がっているのか、と聞かれると、うーん・・・、2〜3曲ほどレパートリーは増えましたが、他にはこれと言って目に見える変化はありません。まあ、長い目で見てやってください。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

昨年末の立川AAカンパニーとTOP BEAT CLUBに続いて、再度小町さんにピンチ・ヒッターをお願いしたJIROKICHIマンスリー・ライヴ、ますます足を向けて寝られなくなってまいりました。そして小町さんはこれまでのどのバンドでも座って弾かないスタイルで通してこられましたので、とても彼だけを立たせているわけには参りません。

珍しくこうしたスタンディング・スタイルで臨みましたが、不思議なものでどこかしら吾妻の態度というかたたずまいがエラそうに見えます。

決して、毎日毎日低音ばかり鳴らしている、とかいうのとは違ってギタリストというのは基本的に頭脳、知性が高いのであります、と威張ったりしているわけでは無いのですが・・・。そしてこの日の吾妻は、うるう年の17歳記念ということで米国西海岸に行ってきたばかり、ということもあって、これまでとはひと味違った演奏をご披露していたわけですが、どうも慣れ親しんだ日本のメンバーには理解して頂けない様なところもある様です。

まあ、そんな洋行帰りに嫉妬しているのか、行状を鼻で笑う、というピアニストもおりましたが、まあいいでしょう。いずれ判ってくれる時も来るでしょう。

そう、米国では観客の皆さんの好みに合わせて、ダンスの曲などもいくつか披露させて頂きましたが、これはそんな曲のひとつ、”Do The Chicken”を再演した時の様子です。あ、ちょっと、日本の皆さんには判りにくいかな。

で、一部、二部通してずっと立ったまま演奏していることもあるのか、この日は何となくロックなムードに包まれておりまして、例えばピート・タウンゼンドで有名に風車奏法や、

いや、ストラップが短すぎてちと腕が回ってませんな。とか、小町さんも

決して何かに困惑しているわけではなく、ロック魂に火が点いているところなのでしょう。と来れば岡地さんも

何みたい、といううまい比喩は思いつきませんが、とにかく一瞬が切り取られた良い写真です。残る一人の早崎さんも

大喜びでコーラスを唄っていた様です。そしてアンコールでは久々に客席乱入練り歩き大会ですが、

バンドの新たな方針、というほど大それたものはありませんが、10年1日で同じことを繰り返しているわけには参りません。バンドというのは別の言葉で言うとシンクタンクですから、毎日毎日同じことをしていてはいけない、のかな? 良くわかりませんが、とにかくこのトルバドール・スタイルというか、客席練り歩きの弱点は何か、と考えると「客席に下りて行くと暗いので何が何だかわからなくなる。」というのが先ず思い浮かびます。そこで!

この様に譜面を見るために使っている譜面灯を顔に当てる照明として活用する、ということを考えつきました。これにより、これまでは客席に出て行っても何をやっているのかいま一つ判りにくかった練り歩き大会も、

この様にくっきりと明るく照明が当たって、会場のお客様にも配信をご覧頂いている方々にもより楽しんで頂けることになりました。ただ光の当たり方によっては、

ちょっと怖い、という課題は残りますが、まあ今後の課題でしょうか。とりあえず、小町さんのご尽力のおかげで何とか乗り切ることが出来ました。小町さん、ありがとうございました。

2024年3月23日(土)

二子玉川ジェミニシアター
吾妻とコーゾーの午後のJIVE音楽
吾妻 光良 と Swinging Jivers

吾妻光良(g,vo)/渡辺康蔵(sax,vo)/早崎詩生(p)/牧裕(b)

まった、適当な名前つけてぇ! と思われるかも知れませんが、時折展開しているドラム無しでのBoppers関連スピンオフ、スピンオフとは言わないのかな、まあ、そのテの企画ですが、以前コロナの初期の頃にお邪魔したジェミニさんで久々に演らせていただくことになりました。しかも段々春っぽくなってきている季節でもあり、午後の早めのライヴであります。是非多摩川散策のついでに如何でしょうか?

開場15:00 開演16:00
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

ジェミニシアター スケジュール

記録よりも記憶に残る、と言ったのは110年ぶりのいきなり優勝記録を出した尊富士でしたが、こちとら年齢もありまして、記録に頼らないととても思い出せません。ということで調べると2021年の9月以来、という二子玉のジェミニさん。お店の外にはこんな看板が。

どなたが作ってくれたのかは知りませんが、Boppersのライヴから抜いた写真で構成されたなかなか良いポスターで、当ページではなかなかここまでのデザインは作れません。先日、吾妻が昔勤めていたいわゆるIT系の会社の後輩と飲んだ時のことですが、

「なんかさぁ、サイトとか自分で作ってるんだけど、デザインがいまいちでさあ。」
「あ、見たことあります。ワチャワチャですよね。」

そんなことないですよ、頑張ってるじゃないですか、とか励ましてくれるかと思いきや「ワチャワチャ」と言われるとは思っておらず、なかなか記憶に新しいところです。そんなところで閑話休題、早速順調にライヴがスタートしたのはまだ思いっくり明るい16時ちょい過ぎ。

コーゾーさんが立ったままで演奏する、と言うので吾妻も牧も立ちで演奏することにしましたが、ご覧の様にステージはかなり広いので、何となく所在無げな感じです。服装がバラバラなのも良くないのでしょうか。広さをもて余したのか、こんなシーンもありました。

ちょっと今となっては意味が判りません。そして3月も後半、お彼岸も過ぎた、ということで春っぽい演目を色々と持ち寄ったのですが、あいにくこの日は冬に逆戻り、といった様な日で、いや、ライヴの選曲というのはなかなか難しいものです。当然、演目の中にはこれまで何回も演っている曲もありまして、次の曲はキャブ・キャロウェイが唄っていた”Your Voice”、ラストではいつもこんな振り付けをしています。

“Oh,Nooo!” というセリフに合わせてこのボーズを取っているのですが、もう何十回となく演っているにも関わらず牧さんが何故か、最後のここのブレイクで止まらず、ボーン、とはみ出してしまうのです。今回もまた派手に間違えてくれまして、さながらこの“Oh,Nooo!” が牧さんがまた間違えたことにより惹き起こされた、そんな様にも思える写真でございました。そしてアンコールは、客席練り歩き好きの三人が揃ってしまい、三人とも降りていってしまいましたが写真で見ると、

どことなく、放心している様にも見えます。そして四人編成のうち三人が降りてきていますので、その頃ステージはどんな感じになっているのか、と申しますと、

牧さんが独り、青い光の中でステージを死守しておりました。と、なかなか珍しい劇場風しつらえのジェミニ・シアターですので、何か変わった試みも出来るのではないかな、などと思いつつ二子玉川の飲み屋街に流れていった午後7時、でございました。

2024年3月19日(火)
高円寺 楽や
Special Duo +1 !

照本 史(pf,vo)/吾妻光良(g,vo)/田村エナ(vo)

おーっといけねえ! 何と告知忘れ!  皆さぁん、照本さんとの楽やでのデュオ、これが3回目ですよー!前回飛び入り扱いだった貝殻倶楽部の歌姫、エナさんも今回はしっかりメンバーとしてエントリーされております。決して大きなお店ではないのですが、30名限定ですので、ゆっくりご覧になれます。でも居心地が良いぶん、つい呑み過ぎてしまうのがどうしたものか、という今日この頃でもあります。

開場19:00 開演19:30
ミュージック・チャージ1000円+オーダー+チップ

楽やさんHP

高円寺というと、吾妻の住まいの阿佐ヶ谷からひと駅、そんなに暑くも寒くもない、もう少しすると桜も咲くのでは、ということで家から楽やさんまで約35分かけて歩いていきました。そうかあ、大学生の頃はここでバイトしてたよなあ、とか色々な想いに浸りながら散策して店に着き、さあ、本番前の打合せとたしなみに、というところで、さてどこに行くか、となった時に、そういえば近くにビール330円のたこやき屋さんがあったよ、という情報をお二人にお伝えしてたところ、是非行ってみよう、ということになり、特に関西出身のエナさんは大変気に入ってくれた様で、いや、散歩は大切です。で、始まった本番、先ずは照本さんと二人だけのデュオから。

何しろ演目は30代の頃にやっていた曲から引っ張ってきたりしていますので、記憶もあやふやなところがあり、リハではそうしてたところを一つ一つ確認していくわけですが、この上の写真の様に二人ともどこかあらぬ方向を見つめてしまうのは、つい脳の奥底にしまわれている(かもしれない)記憶を探っているのでしょうか。そして先ずは先攻で吾妻から唄い始めます。

いろんな曲がありますが、現在の様に結構な数のナット・キング・コールのレパートリーがあるのは、この時代に培ったものかもしれません。続く照本さんの歌もやはりキング・コール多め、です。

そして一部の中盤からは田村エナさんに加わっていただきました。そんなに広いステージではないのですが、やはりこう歌姫が加わると花が咲いた様であります。え?こういう物言いは良くない? いや、そんなこた無いですよ、もっと普通に暮らしましょうや。

何故かこの日は、照本さんの妹さん、息子さんとその彼女、エナさんの娘さんとそのお友達、などが見に来られていて、妹さんだったか息子さんだったか忘れましたが、

「何か法事みたいだよね」

と言っていたのが印象深い光景でした。まあ、お彼岸も近いですからね。さて、折角歌う人が三人もいますので、そうなるとコーラスをしたくなるのが人情です。これも昔やっていた曲の中から数曲コーラスものを取り上げました。

いや、コーラスは楽しい! 今後に向けてコーラスに精力的に取り組みましょう!という気運も盛り上がって参りましたので、次回もお楽しみに! 次回は6月を予定しております!

2024年2月25日(日)
名古屋・TOKUZO
リクオ・プレゼンツ
TOKUZO HOBO CONNECTION day3
“ブルースとお酒があれば大丈夫な夜”
リクオ/木村充揮/吾妻光良

リクオさんからのお誘いで名古屋TOKUZOの3夜連続公演の最終日に、木村さんとの3人組でお邪魔いたします。タイトルは「ブルースとお酒があれば大丈夫」とはなっていますが、正直なところを申しますと、譜面が無いと不安で仕方がありません。更に申し上げるならば、木村さんが突然とんでもない曲をやり始めたらどうしよう、というのもありますが、それに対処するにはやはりちょっとお酒の力を借りるしか無いか、という気もしますので、あながち間違いではないのかも知れません。

開場17:00 開演18:00
前売:5,500円/当日6,000円(+ドリンク)

TOKUZO ホームページ

さて、トクゾーでのリクオさん3Daysの最終日に木村さんと吾妻でお邪魔する、という日。午後早めにトクゾーに入り、店主のMさんと小出さんの話などをしてから、先ずはリクオさんとのデュオ部分のリハーサル。普段は寺岡さんのベースや小宮山さんのドラムと一緒に演ってきたことが多いのでちとドキドキですが、少し合わせていると思い出してきて、まあ、何とか行けそうな感触になり、続いてリクオさんと木村さん部分、最後に三人の部分をちゃちゃっ、と合わせ、いざ三人で近隣のたしなみに。それぞれのソロやデュオをはさんで、中盤からは三人でステージに上がります。

タイトルは「ブルースとお酒があれば大丈夫」ですが、やはり木村さんはそう一筋縄では行かず、何故か本番にリハで決めた曲ではなく、まったく違う曲が始まって残り二人が慌てふためく、という場面もありましたが、別にこれは「もうオレはお手上げだ!」という画ではございません。

無事に大きく破綻することもなく運行できたのは何よりでした。そしてこれもうろたえて放心している、という画ではなく、おそらくは口笛でソロを吹いているところかと思われます。

ちなみに下の写真はお客さん、何か質問ありますか?と振っているところではなく、「陽よ昇れ」という曲の「パッと照らしてくれ」という歌詞のところでお客さんの何人かが、振りでリアクションを返して頂いてるところです。

ありがたいことです。そして無事すべてつつがなく終了して、さあ、これから飲むぞ、というのがこちらの一枚。

皆さん、打ち上がる気満々で、楽しそうです。いろんな話をしながら楽しく飲みましたが前日に続きビョーキが出てしまい、更にそれが周囲にも伝染してしまった様で、気がつくとこんなことになっていました。

最後に三人で記念撮影。

「あー、楽しかった」と言いつつ宿に帰ったのは言うまでもありません。

2024年2月24日(土)
高円寺JIROKICHI
吾妻光良トリオ+1
ゲスト:永井ホトケ隆

2024年の次郎吉、しょっぱなのゲストはホーさん、こと永井ホトケ隆先生にお願い致しました。年末に吾妻と二人でのデュオを演らせていただき、空き時間に色々と飲みながら談笑したところ、吾妻より5歳ほど年上のホーさんですが、何と生まれてからこのかた入院というものをしたことが無い、という、おおお、鉄人か、という感じですが、今回はホーさんをお招きして健康管理の秘訣などその辺のお話をじっくりと、ってラジオ番組みたいですが、きちんと音楽も演ります。

開場18:30 開演19:30
前売:3,700円/当日4,200円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

昨年の1月に続きほぼ1年ぶりのホトケさんをゲストにお迎えしての次郎吉、今回は二回目ということもあり、比較的余裕を持ってリハを終え、本番前のたしなみタイム。前回はホトケさんは、ワシはええわ、ということでしたが、今回は下級職員ともどもたしなみに参加され、あ、先生、こちらへおかけください、と接待モードでの対応をしたところ、ふっ、ヤッスい店やなあ、と一笑に付されましたが、まあ、本番前の結束を固める一助にはなったのではないか、と思われます。そして始まった本番。

もちろん、今回も先輩が出て来られるのに座っているわけにも行かず、吾妻も牧さんも立ちです。
そして一部の最後、今回はインストの「ウォーターメロン・マン」に乗せて、Pヴァイン・レコーディング・アーティスト!元ブルーヘブン、現ブルース・ザ・ブッチャー!永井ホトケ隆先生ーっ!と呼び出します。

何か、そんなに盛り上がって呼んでる感じはしないけどな、という様に見えるのは、若干予想よりも出て来られるのに時間がかかり、言うことが尽きてしまったためにちょっと困っている、という図でしょうか。そして、先ず一曲歌って頂いたのが、先日急逝した小出さんも、そしてホトケさんも両者ともにソロ・アルバムに入れた曲、”Take a little walk with me”でした。お前、わざとかぶる曲を選んだな、と小出さんに言おうと思っていたけど、その前に亡くなってしまった、というのが何ともはや、です。

二部に入りますと、昔のブルーヘブン・スタイルで、ハンドマイクで三曲ほど歌って頂きました。

二曲目の「オール・オブ・ミー」はホトケさんには珍しい演目のジャズ・スタンダードでしたが、リハの時に「ホトケさん、ここはキーをもう少し上げましょう!」と出過ぎたマネですが、進言申し上げて、結果は良かったのではないでしょうか。

ホトケさんと話しているとどうしても、昔からのブルース業界の諸先輩などの話になりがちですが、年齢を重ねてくるとやはり出てくるのが、なかなか人の名前が出てこない、ぐらいは当たり前でしょうが、ついライヴで同じ曲を二回歌ってしまう、ということが結構あちこちで起こっている様で、おそろしいことです。そう考えると曲順をカッチリと考えて臨む、という今のスタイルはスクエアではありますが、安全のためには続けた方が良いのでしょう。

いよいよ終盤、リトル・リチャードの話になって、”Shake A Hand”。イントロはホトケさんのギターのコードから始まりますが、何故かここで吾妻が割って入って演奏を止めてしまいました。

いったい何をすんねん、ええとこやのに、という意見もありましたが、瞬間的にギターの一弦の音が低いことに気づき、身を呈して先生の危機をお救いした、というわけです。今回は出過ぎたマネを二回もしてしまいましたが、これにとどまらず噛みつき奏法に走ったり(音は大したことない)

ギターネック鷲掴み中断奏法の差し違えだったり、

客席乱入コーラス大会だったりと

盛りだくさんな内容となりました。終演後もなかなか勢いが止まらず、結局最後はこんな形となりましたが、ホトケさん、今後ともこれに懲りずに宜しくお願いします。

2024年2月15日(木)
下北沢ラ・カーニャ

吾妻 光良(g,vo) with 白崎 映美(vo) and 吉森 信(p)

お世話になっている大河画伯が郷里に帰る前に最後の力を振り絞って開催している、これまでの作品を並べた個展”Half A Man”もここ下北沢のラ・カーニャが最後と聞いておりますが、折角ですので尻すぼみで終わるのも勿体ない、ということで、それぞれ画伯にお世話になっている三名が集って、華々しく(?)かどうかは判りませんが、千秋楽を飾ることとあいなりました。で、何を三人で演るのか? うーん・・・、当日まで判りませんが、乞うご期待!

開場19:00 開演19:30
4,400円 +1ドリンク 600円

ラカーニャ Schedule

年末に両国の門天ホールでホトケさんと共演した前回の画伯の個展でしたが、その時の打ち上げの席に前日と前々日に出演していた白崎さんと吉森さんもいらして、色々とくだらない話をして打ち解けてしまい、今回画伯からこの3人で共演というのはいかがですか? と聞かれ、はいはい、それは喜んで、と引き受けたは良かったのですが、段々と日程が近づくにつれ、演目とかは大丈夫なのだろうか、と不安になってきました。昭和歌謡含みの白崎さん、静謐さが研ぎ澄まされた吉森さん、ワチャワチャR&Bの吾妻、とバラバラな方向性です。とりあえず良くわからないなりにリハを済ませ、向かいの王将で餃子などをたしなんでいるうちに、再度打ち解けてきまして酒の力というのは大きなものです。
さすがに最初からコケるのはまずかろう、と共演経験も多い白崎さんと吉森さんのコンビで5曲ほど演って頂きまして、続いて吾妻と吉森さんのデュオ。

引き間違えで吉森さんの静謐さを台無しにしては申し訳ない、と結構緊張して臨んだ筈なのですが、写真を見ると意外に余裕が感じられます。これも酒の力でしょうか。そして吾妻の歌にも吉森さんに伴奏をつけて頂きましたがこれもなかなか新鮮でした。

そして休憩をはさんで吾妻さんもお願いします、と請われて慣れないソロで二曲ほど。

写真は笑顔でご機嫌、とも見えますが、実際は途中でどこを弾いているか判らなくなってガチャガチャになってしまい、苦し紛れで笑っているのです。そして再び吉森さんに加わっていただき、曲の前半は吾妻が唄い、後半になって白崎さんに出てきていただく、という演出。

特段の破綻も無くうまく行きまして、いや良かった良かった、そういえば初の共演ですね、宜しくお願いします、というひとコマでございます。

そして冬の曲を唄いましょうか、と持ってきた「おもて寒いよね」でしたが、この日はすっかりポカポカ陽気、全然寒さの感じられない陽気なデュエットとなってしまいました。

本編の最後は白崎さんの唄う「丘をこえて」に続いて一人一人同曲を唄っていく、という演目で吉森さん、吾妻に続いて画伯も登場、途中で止まることもなく無事唄い切りまして優勝です。

終演後はまたまた王将の餃子で打ち上げ。画伯の作品もそこそこ売れていた様で何よりでしたし、またこのメンバーでもどこかで演りたいものです。

2024年2月10日(土)
別府カッパーレイヴンス
吾妻光良トリオ+1
Op.Act:PANTS’EX

伝説のイベント(?)「勝手に別府ストック」の主宰者であり、別府の影の帝王、とも呼ばれるP作さんのお誘いで、またまた別府にお邪魔することとなりました。前回お邪魔した時には何とライヴの当日にP作さん本人がコロナに罹患する、ということでイベント自体欠席されておりましたが、今回は5類移行後、初のイベントということもあり、まあ大丈夫ではないのか、と楽観視しております。今回はカッパーからすぐ近くの公衆浴場でリハから本番までの間くつろいでみるのも一興か、とは思いますが、冬だから風邪ひいちまうかな、とまだ定まらない男心、というやつでございます。

開場18:30 開演19:00
前売:3,500円 +1ドリンク

チケット問い合わせ

または TEL090-2501-3269

今回の別府公演は、その前日に岡地さんがシャッフル・マシーンのお二人と一緒にカラオケBARでのライヴがある、ということでした。行ったことはありませんが面白そうなお店ですね。

ということで、一人だけ前日に九州入りしているので、主催のP作さんが現在博多在住ということもあり、博多からバンバンバザールの機材車”バンバン号”で岡地さんを別府に輸送するのと同時に、残りの三人を大分空港まで迎えに来る、という作戦でした。ところが何と高速道路で福岡から別府に向かう途上でバンバン号のタイヤがバースト!

いや、大事に至らず何よりでしたが、とりあえずこのままでは別府にたどり着けないのでJAFさんを呼んで救助を待つ岡地さんとP作さんでした。

いや、春らしい陽気だね、などとのんびりしている様にも見えますが、現場ではものすごい勢いで車が通り過ぎていってなかなかにスリリングだった様です。到着したJAFの方の見立てによると、これはもう四輪ともタイヤ交換した方が良い、とのことで、

急遽、バンバン号は車屋さんに行くことになり、合流はかなわず、代わりに急遽P作さんのバンド、PANTS’EXのパーカッションの方に車で空港まで迎えに来て頂くことになりました。ありがとうございました。別府に入りチェーン店の資さんうどんで昼飯を食べていたところでバンバン号とも無事合流し、会場のカッパーレイヴンスに到着。

いやあ、知らない間にこんなポスターまで作って頂いてたんですね、ありがたいことです。この日のOAのPANTS’EXさんはフルートまで含んだ大編成バンドですが、普通あれだけの人数がいたら轟音にまぎれて聞こえなくなってしまうのが常のフルートがガッツリと聞こえていて、不思議だなあ、という話をしていたら、何とフルートの方はプロの方でフルートを教えてらっしゃったりするそうで、退職者が「プロ」を自称するのとはちとわけが違うな、ということを実感いたしました。そして続いては我々の出番ですが、

やはりこう歴史を刻んできたカッパー、会場内も独特の見た目というかおもむきに包まれています。ちょっと照明の当たり方もあって、吾妻の後頭部辺りが残念な感じですが、客席側から見ればそこまで残念ではなかったみたいでやれやれ、です。

ちなみにP作さんが撮ってくれた一人一人の写真を合成して一枚にしてみると、このカッパーの独特のおもむきもあいまって、高齢者にしては良い感じの写真になっていました。

今後、どこぞのアーテスト写真に使わせていただくやも知れません。ありがとうございます。そしてアンコールでは早崎さんがいち早く客席に乱入。

吾妻は亡くなった小出さんにちょっと想いを寄せて、彼の好きだったロバート・ナイトホウクの”Moon Is Rising”を唄いましたが、ギターの代わりにハープを吹いて客席を回りました。

ギターが無いぶん、彼のギターが心に聞こえてくるかな、などと思ったのですが、特にそういうことは無く、まあそんなにドラマの様に行はかないのも、また人生であります。そして終了後、一路向かったのはこの日はご不在だったマスターの”Baby”星野さんが最近始めたという「居酒屋星の」。カッパーの店内の古びた感じからすると、窓が割れてるんじゃないか、畳が一部抜けてるんじゃないか、と散々悪口を言いながら向かいましたが実際に行ってみると、なかなかにオッシャレーなお店。

大分名物の「りゅうきゅう」などに舌鼓を打って、皆さんと盛り上がりました。

2024年2月11日(日)
博多LIV LABO
吾妻光良トリオ+1

中年実業家にしてバンバンバザールのリーダーでもある福島さんからありがたいお申し出がありまして、またまた福岡LIV LAVOで演らせて頂けることになりました。本当に感謝感謝、なお話ですが、吾妻の方もそんなお世話になっているリブラボさんのことをかた時も忘れることはございません、というか、より正確に申しますと、1ヶ月に一度は必ず思い出している今日この頃なのです。というのも、ひと月に一度、かかりつけ医に痛風と高血圧の薬をもらいに行くのですが、その道すがら道路端のデッカイ看板に「リブラボのリブふわマスク」と書かれていてその度に、ああ、福島さんは元気かな?と思い浮かべているのです。はい。

開場17:00 開演17:30
前売:4,500円/当日5,000円(+ドリンク)

LIV LABOホームページ

前日それほどドド酔いすることも無く、P作さんの運転するバンバン号で今度は福岡を目指します。昨日のバースト現場はこの辺りで、などの説明を受けつつ若干のプチ渋滞も乗り越えて入った福岡市内、昼飯はどうしましょう?という問いかけに、うーん、うどんもりゅうきゅうも鶏天も食べたしなあ・・・、という我々は結局九州地区では勢いがあるというファミレスのジョイフルに。この日も良い天気で店内には陽光がさんさんと降り注いでますが、

余りこうツアー中のバンドには見えません。せいぜい昔の仲間の昼呑みか、地元管理組合の相談といった辺りでしょうか。ちょっと下の写真では判りにくいのですが、

早崎さんは唐揚げ定食にサラダ二つに甘いもんだったかな、何しろ頼み過ぎだよ!と周囲から注意されていました。そしてLIV LABOに着くと、最近ちょっと体調を崩していたという福島社長を囲んで、もう大丈夫なのか、原因は何だったんだ、今後気をつけるべきは何か、と矢継ぎ早の質問攻めと表情も真剣そのもので、まあ年相応の反応かと。

リハを済ませたあとは、お爺ちゃん、ご飯はもう済んだでしょ?と言われそうですが、今度は近隣のうどん屋に行ってほろ酔いセットでたしなみ。と我々が談笑している間にお店の玄関にはこんな看板が。

ご覧の様にちと早めのスタートにも関わらず、多くのお客さん達にご来場頂きましてありがたい限りです。

ここLIV LABOの店内の一角には、以前福島社長が米国で仕入れてきたアナログ盤が並んでいます。

リハ前から熱心にこのエサ箱を掘っていた早崎さんは、結局翌日帰京するまでの間に、綺麗な女の人がジャケットに写っている、いわゆる「美人ジャケ」関連のレコードを厚さ12cmほど購入して大層重いものを持って帰ることになってしまいました。自分の身の周りになるべく多くのものを確保しておきたい、というのは食べ物に限ったことでは無い様で、どこか動物の習性に近いものも感じます。
そして折角LIV LABOまで来ているのですから、福島社長にも登壇いただき二曲ほど歌っていただきました。

ところが何故かP作さんに撮って頂いた写真を見ると、福島さんが歌っているところはほとんど無く、こうして談笑している写真ばかりなのですが、

よほど福島さんが話好きなのか、おじいさん達が聞き上手なのか、どちらでしょうか。ま、ともあれそう考えると喋ってばかりいた様な気もします。そしてアンコールでは通常運行に戻り、ピアニカと電池アンプで客席に乱入。

以前出演した時にも同じ行動を取った様な記憶がありますが、LIV LABOは店内を練り歩いてステージに戻ろうとすると丁度絶妙な位置に入口の扉があるため、ついここから外に出て演奏したくなるのです。

そして外に出て行こうとする我々を追いかけてくるのはバンバンの黒川さん。ワイン、ご馳走さまでした。結局、終了後は福島社長と黒川さんに我々4人で若者だらけの餃子屋に行って打ち上がりましたが、いやあ、楽しすぎて写真を撮るのはすっかり失念いたしましたな。

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2024年2月12日(月)
博多LIV LABO
吾妻光良 ブルース的セッション

吾妻光良(vo,g)、岡地曙裕(dr)、早崎詩生(pf)
<The Shuffle Machine>
山田とも(vo,harp)、石田ようすけ(vo,g)、阿部正宏(bass)

連休に九州まで行って二興行のみかあ、何か勿体なくね? ということで福島社長に無理をお願いして、もう一日演らせてもらうことにしました。ただ、翌朝から仕事、という赤い人もおりますもので、昼興行にさせていただきまして、更に前回のLIV LABOでもお世話になった福岡の正統派ブルース・バンド、シャッフル・マシーンの皆さんにもお手伝いをお願いしました。ブルース”的”、というのはブルースも多いけれど、そうじゃないのも演りますか、といった意味かと思います。ちなみに牧さんが不在なのは、ブルースが多めだから、というわけではないと思います。

開場14:30/開演15:00
前売3,000円/当日3,500

LIV LABO スケジュールページ

てなわけでトリオ+1での二公演を終えて、三日目は折角ですのでLIV LABOでブルース・セッションを、ということになり、まあワシは遠慮しときますか、とつぶやきつつ帰京した牧さんを除き、最終便まででしたら是非ブルース・ピアノを弾かせて頂きたい、という早崎さんに、吾妻、岡地、そして前回も手伝っていただいた福岡のシャッフル・マシーンのお二人、山田さん、石田さん、そして今回初めて手伝っていただくヴィンテージ・ショップを運営されておられるというベースの安倍さん、という布陣で臨むことになりました。

そして看板の右下に追加で書かれている様に、こちらもお初にお目にかかる山田さんという方と鈴木さんという方も来られることになりまして、なかなかにぎやかな午後になりそうな感じです。昼過ぎからのリハを終えて近所の立ち飲み屋でシャッフル・マシーンのお二人と、博多ブルース・シーンの現状や日本におけるブルース縦社会の歴史、などと言った濃密な情報交換を済ませてから、ライヴはスタート。

何しろ濃密な情報交換の後ですので、中年もジジイも嬉しそうです。

そして同じブルース業界に身を置く同士、コーラスにも力が入ります。

立ち飲み屋さんでの話題でもうひとつ出たのが、

「いいかね、日本のブルース・シーンには”根性論”が入っている、というのが大きな特徴のひとつなんだ。」
「ほうほうほう。」
「だが実はあんなに頑張って歌ったり演奏したりする必要は無いのだよ。もっとリラックスして演るべきなんだと、私は常に思っているのだがね。」
「ですよね、でっすよねー。」

こういう話題だったわけですが、いざフタを開けてみると、

長い年月で身についたものはそう簡単には治らないものです。そして後半には更にお二人、オルガンの鈴木さんとギター/Voの山田さん、という方々も加わって、まさにセッション、という感じになってきました。

ところが人生は何と数奇なものでしょう、吾妻とこの山田さん、実は初対面ではなかったのです!実は吾妻が25歳ぐらいのころ、もう既にBoppersを始めていましたが、何でも他にもジャンプを演奏かるビッグ・バンドがあってそれが次郎吉にやってくるらしい、というのを聞きつけてそのバンドを見に行ったのです。キャブ・キャロウェイや、ルイ・ジョーダンの曲をやっていたおぼろげな記憶はありますが、詳細は忘却の彼方です。しかし、これまでの人生で片時も忘れたことが無かったのが、そのバンドが「福岡から来たアップタウン・オーケストラ」だった、ということでした。そして何とギター/Voの山田さんは、そのアップタウン・オーケストラのリーダーだったのです!

約43年ぶり、という再会でしょうか。山田さんは当時の面影はありませんが、すっかり渋みのあるジャズ・ギター奏者になられておりました。そんなこんなの意外な展開もあり、終盤にはT・ボーン・スタイルで店内をうろついたりしてセッションは楽しく終了しました。

終演後は居酒屋で食事を済ませ、石田さんがやっているお店、B.B.Kenchanになだれ込みます。お店には大層古いピアノが置いてある、というのを何回も聞いていたので、集蛾灯に引き寄せられる虫の様に吾妻はピアノ椅子に。

そしてピアノだけでなくギターにも手を出して店主も巻き込んで、

ちと呑みすぎだったかな、と反省しないでもない、2024年2月の九州ツアーでありました。

2024年2月3日(土)
ビルボードライヴ横浜
吾妻 光良 & The Swinging Boppers
Special Guest: Leyona

そして2月にはこれまた恒例、歌姫Leyona嬢を迎えてのハマでのライヴでございます。積年の課題としましては、ゲストのLeyonaがステージから去ったあとに冴えない男どもだけが舞台上に取り残されてしまう、その何とも言えない寂しさ、侘しさからどう立ち直るべきなのか、ということがあります。例えばLeyonaを送り出した後にステージの照明を明るくしてみてはどうなのか、急遽お客様と一緒に乾杯を交わしてみてはどうなのか、と色々考えてはいますが、現状これという決定打は無い状況です。

1stステージ 開場14:00 開演15:00
2ndステージ 開場17:00 開演18:00
サービスエリア ¥7,000
カジュアルエリア¥6,500
(1ドリンク付)

ビルボード横浜HP

節分にして大安という今年の2月3日、気温は3℃〜11℃という冬らしい天気でしたが、11時に現地入りしたメンバー達は歌姫とのリハーサル、ということで嬉しそうです。

何だか前月の六本木の時と比べると、やる気が倍ぐらい出ている様な感じでして、セクション練習にも余念がありません。

しかし、久々に演る曲もあるため、ところどころでトラブルが生じます。

「♪♪・・・! あれ、ここ誰のソロだ?」
「こっちは誰の譜面にもソロの指定は無いよ。」
「早崎じゃねえの?」
「いや、私この曲では金輪際ソロは」
「この前もそう言ってたじゃねえか。」
「あ! すみません、ソロって書いてありました。」

大丈夫でしょうか。そして冬といえばあの曲、ということでエラとルイ・ジョーダンのあのデュエット曲ももちろん練習いたしました。

リハを終えて着替えも済ませまして、皆さん良いですか、あちらの部屋には歌姫がいますからね、むやみに入ったりしちゃあなりませんぞ、と念を押すバンマスであります。

そして出陣前に全員で記念撮影。

表情の明るさは当社比三倍ぐらいでしょうか。ということでやる気満々で始まった第一部。

吾妻も相当ご機嫌目盛りが上がっていますが、写真で確認するとコーゾーさんの目盛りはこの時点で既に振り切れています。

そして節分は節分、もう正月じゃないだろ、という声もひしひしと聞こえますが、一年の限られた期間しか演奏できない曲ですから演らせていただいた「正月はワンダフルタイム」、楽団もお客様もともにバッチリとかしわ手が決まりました。

続いて、いよいよご登場のLeyona嬢!

赤いドレスがあでやかでありますが、全体の映像で見ますと周りの人間にこう生気とか色彩、というものが感じられないぶん、紅一点、という表現がふさわしいです。早崎さんも一応、紅ではあるんですが。

さて、歌姫が舞台から去るとどうしても寂しくなりますが、とりあえずは頑張るしかありません。

この日の吾妻のメインギターは、グレッグ・ベネットというメーカーの必要以上にぶ厚いギターでしたので、気分はもうT・ボーン・ウォーカーです。

いやあ、ギターって見た目が大切ですね。ところがこういうぶ厚いギターは、ハウリングというノイズを出しやすく、一部の予定演目を終えてステージから去ると、「ゥゥァァアアア----」というノイズを発し始めて一度ステージから降りたのにそのノイズを止めるために、またステージに上がる、というみっともない形になってしまいました。

ま、こうして周りが心配してくれるのはありがたいことです。そしてアンコールに応えてステージに上がると今度は牧さんのベースにトラブルが生じて、吾妻がネックを支えて対処していました。

バンドはすべからく助け合いであります。そしてアンコールはもちろん「おもて寒いよね」。第一部はオーソドックス・ヴァージョンを心あたたまる感じでお届けしました。

そして楽屋に戻ると何と、

前月の六本木のお返し、ということでしょうか、コーゾーさんが2/29の誕生日が近い吾妻のためにシャンパンを用意してくれていました。Leyona嬢も含めて全員で17歳直前記念の乾杯とあいなりました。

こんなお祝いをして頂いて、頑張らないわけには参りません、楽屋からステージに登場する時もいつもより速足だったのでしょうか、龍ちゃんの写真もいつになく躍動的であります。

もちろん二部のゲスト・コーナーも頑張りました。

第二部ではLeyonaが去った後の秘策として、ビルボードの照明の方に相談してちょっと明るめの照明にして頂きましたが、効果のほどはいかがだったのでしょうか?

それよりもこの写真は、比較的最近の演目「オレの金どこ行った?」ですが、振り付けにまだまだ改善の余地があることが判ります。そしてアンコールは第二部も「おもて寒いよね」ですが、一部とは異なり2024年版で若干の世相を反映したセリフ回しを取り入れております。Leyona嬢はどこかで聞いた「社長ぉー、もっと安くしてぇ」みたいな雰囲気で迫り、

吾妻の方は、先日一躍有名になった谷川元衆院議員風に切り返しまして、一応、それなりに世相を反映できたのではないでしょうか。すべての公演が無事終わりますと、昨年同様、向かいのビルの中華屋さんでウチアゲとなりました。

結果的には、ジジイ! 良かったなっ!という誕生月のビルボード横浜となりました。

2024年1月27日(土)
高円寺JIROKICHI
吾妻光良トリオ+1

2024年も引き続き、トリオ+1で次郎吉のマンスリー・ライヴを演らせていただけるとはありがたいことです。一年の計は新年にあり、今年の抱負というかですね、活動方針としては、そうですねえ・・・、曲をもう少し開拓したいですよね。あと、キーとかを間違わない様にすべきでしょうね。それとスチールやマンドリンももっと上達したいですよね、え?それは個人的な目標だろ? そうですね、確かに確かに。バンド全体の抱負というと・・・、やっぱり健康第一、でしょうな。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

トリオ+1では70日ぶりとなる次郎吉マンスリー。とはいっても見た目は特に何かが変わった、ということもございません。

そして先日のビルボード東京に続き、2024年になって二本目のライヴとなりますが、復帰後の牧さんも元気に弾いております。

「その後、体調はどうよ。」
「いや、特に不調は無いのだけど。」
「だけど?」
「やっぱり入院中10日ぐらい寝ていたからね、足腰が弱ってるかなあ。」
「ウッドベースとか運べるのか?」
「今日は自宅から駅に行く間で、一回楽器を下ろして休んだな。前は休憩なしで駅まで行けたんだが。」

まあ、JOJOさんもそうですが、ゆっくりリハビリしていってほしいものです。そして数曲演奏すると後ろの方が妙にざわざわとしているので振り向くと、岡地さんが吾妻に紙を渡そうとしています。

「え?この曲順表が何か?」
「全然見えなくなっちゃって。」

実は岡地さんに渡したこの曲順表、パイロットのフリクションという、こすると消えるボールペンで書いたのですが、書いた文字が8割方読めなくなってしまいました。確かこのペンのインクは熱を加えると消える、という仕組みだったと記憶していますが、岡地さんはライヴが始まってから数曲の間、この紙をズボンのポケットに入れたままドラムを叩いていたところ、体熱で消えてしまったらしいのです!そりゃあ、汗だくになるわけです。そして年も改まりまして、ライヴも新たな気持ちで取り組もう、という一環で、以前から演っている「エレファント・ロック」という踊りに関する曲の間奏明けで、こんな具合に踊られていたのではないか、という推測に基づく振り付けを少し前から取り入れているのですが、いつもより真剣に真面目に踊ったところ、この様にカメラもついてこられない様な速い動きで踊れていた様です。それなりに進歩しているのでしょうか。

更にこの日はファッツ・ウォーラー一曲、タンパ・レッド一曲、と新しいネタにも挑戦しよう、と前向きな姿勢で臨みました。が、さすがに慣れていないことおびただしく、歌詞カードや譜面に目が釘付けとなっており、


まだまだ改善の余地だらけ、といった感じではあります。大体このトリオ+1のライヴでは、アンコールになると吾妻と早崎が客席に出て行ってワチャワチャになって終わる、というのが多いわけですが、年初ということでこの日はちゃんとステージにいたままで最後までお届けしました。

変な手法に頼らずに初心に帰るというのも大切なことですね。初心、といえば年初に牧さんが大学時代に所属していたジャズ研の新年会があり、吾妻も出席してきましたが、その一人が持っていた昔の写真が回覧されておりました。それがこちら。

思えば遠くへ来たものです。

2024年1月24日(水)
中野ブライトブラウン
吾妻とJOJOの新春紅白R&B歌合戦

吾妻光良(Vo,G)、JOJO沢渡(Vo,G)

これが三回目、いや、唐木田のWaveさんを入れれば4回目となる紅白R&B歌合戦。ジャンケンで先攻、後攻を決めて二曲ずつギター二本だけという小音量で歌っていく、ただし勝ち負けは無し、という大会でございます。一体どんな曲が出てくるのか、曲のさ中の合図が通じるのか、ほとんどリハをやらないという状況ならではのスリリングでハプニングな新春の会となる予感がします。まだまだ、お屠蘇気分でお越しください。

開場19:00 開演19:30
チャージ:2,500円/ミニマムオーダー:1,000円

ブライトブラウン・スケジュール・ページ

17:30にブライト・ブラウンに入ると、JOJOさんが見慣れないギターを持っています。

「あれ? それはどうしたの?」
「いや、まだ術後で不自由につき知り合いに借りて持ってきてもらったんだ」

そうでした、JOJOさん、年末にヘルニアの手術をしたばかりで、痛みは無いもののまだ、ちと足が麻痺気味なので歩くのが不自由らしく、いやあ、この齢になるといろいろありますなあ。ちなみに麻痺気味ということで、本日のユニット名を「JOJO沢渡と麻痺がキターズ」に変更しようか、という話もありましたが、健康に留意して過ごしていきたいものです。ちゃちゃっとセッティングなどを済ませて階下の居酒屋にたしなみに行くと、スマホでの注文がエラーが出てしまい、どうやっても注文できず、口で言ったら通してくれるの? と聞いてもダメで、ちっ、仕方ねえな、他の店に行くか、と数件隣の店に。

「ああ、良かった、ここは口で言えば頼めるみたい。」
「うん、これでこそ正しい居酒屋だよね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「何だ、全然来ないじゃないか。」

口で頼めるのは良いのですが、ビールが全然出て来ません。結局、ブライトを出てからビールにありつけるまで20分かかってしまい、更にこの後も人間ではなく、ロボットが注文を運んでくるのですが、これが吾妻になついてしまったらしく、そばから離れようとしません。身近なところに2024年問題が転がっているのを実感する本番前でした。さて、本番が始まると先ずは先攻・後攻を決めるジャンケン。

ああ、負けたぁ、という表情をしてはいますが、勝ち負けが無いので大したダメージではありません。ということでJOJOさん二曲、吾妻二曲、という順で歌っていきます。そしてもうこれも定番ですが、紅白の衣装も年末だけではなく、年始らしい雰囲気も醸し出しています。

前回までは生ギター、ということにこだわって電気を使わない方針でやっておりましたが、ブライトのスーさんからちょっと物足りない、という意見を頂いていたため、今回からピックアップとアンプも使って、前回比2倍ぐらいの音量でしたでしょうか。スーさんからは、下の店に響くので足踏みはもう少し控えめにお願いします、と注意されまして、いや、階下の店はスマホ居酒屋なので、これぐらいしてやった方が良いんです、と言いそうになりましたが、ブライトを苦境に追い込むのは本意ではありませんので、以降は留意しました。

しかし生ギターにピックアップ、というのもまったく慣れてないので、勢い良く弾いていたらピックアップがギターの中に転落してしまいました。この日は都合2回ほど落としてしまいまして、何か抜本的な対策が必要なのかも知れません。そして年初ということで、お客様の中に見知った方も来られてまして・・・、

服が赤くないと誰だか判らない、という方もいらっしゃるかも知れませんが、先ずはこんなピアノの方にご登場いただきました。確かに電気を通すと、丁度ピアノとの音量バランスも宜しい様でございました。そして既にお気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、JOJOさん二曲、吾妻二曲、JOJOさん二曲、吾妻二曲、・・・と歌っていくと、おい、アンコールはどうするんでい? という問題にブチ当たります。そこでもう御一方、客席から

年末のバイユーゲイトでお世話になった、堀池ヨロ市さんをお迎えして歌っていただきました。曲はトミー・ジョンソンの「ビッグ・ロード・ブルース」、俺には困難な道が待ち構えている、ということで後半では、自身の入院〜手術の経験を題材に日本語化して歌っていましたが、ヘルニア後のJOJOさんにも共感できる内容ではなかったかと。先ほども述べました様に、年末/年始のイメージが強いこの紅白歌合戦ですが、次回は何とか梅雨ぐらいに開催しようと画策しております。

2024年1月13日(土)
ビルボードライヴ東京
吾妻 光良 & The Swinging Boppers

2024年、令和6年の幕開けはここ数年お世話になりっぱなしのビルボードさんでのライヴからスタートでございます。2024年は辰年、年男というと1952年生まれか1964年生まれ、という方々がそういうことになりますが、どちらも当楽団のメンバーにはおりません。年男が発生するのはおそらく2026年のビルボードからということになりますが、ってそんな既成事実の様な捉え方をしてはいけませんね、新年にあたり一期一会、千載一遇、一蓮托生、といった真摯な気持ちで臨みたいと思うものであります。

1stステージ 開場14:00 開演15:00
2ndステージ 開場17:00 開演18:00
サービスエリア ¥7,000
カジュアルエリア¥6,500
(1ドリンク付)

ビルボード東京HP

年明け最初のライヴは牧さんの退院を受けて、一ヶ月以上ぶりのレギュラー・メンバーでのBoppers、トリオ+1やもろもろの集まりを入れると一ヶ月に何回も顔を合わせている我々ですが、やけに久々ですので、始まる前から楽屋は居酒屋状態です。

当然、話題は入院や病気の話になるのですが、もう少し若い頃は、こういう話をしてもネタにして笑ってる風情もありましたが、さすがにここに来ると、医者は何と言ってたんだ、前兆とか自覚症状はあるのか、差額ベッドはキツいのではないか、など内容も妙に具体的になってくるものです。リハも無事に終わり15:00からの1stステージ、例年のお約束通り、別ギターを持って客席から出ていく吾妻ですが、今回のギターはテレオリン。

表情が多少シプ目なのは、おそらく慣れていないのでどこを弾いているのか判らなくなってしまったのでしょう。ということで、今年もいつも通りの幕開け。

何だ、本当にいつも通りだな、と言うなかれ、同じことを続けられるというのはありがたいことです。ほれ、牧さんも元気に弾いております。

ちなみにこれは高音部を弾いているだけで、病み上がりなのでベースに寄りかかっている、というわけではございません。サックスの面々も元気です。

よぉく見てみると、しょっぱなから飛ばしていた弊害か、吾妻のネクタイが取れていました。

この蝶ネクタイは昨年購入したもので、まだ装着に慣れていないため、鏡を見ずに自分でつけることが出来ません。とりあえず一番近くにいる西川さんにつけ直してもらいました。

ありがとうございました。そして、ここ最近の新春公演では定番となりました「正月はワンダフルタイム」。毎回お客さんに「神棚に手を合わそう」という歌詞に続いてかしわ手を二拍打ってもらう、というのをお願いしています。

継続は力なり、ということでしょうか、1stも2ndもバッチリと揃っていました。また、今年は大変な新年のスタートではありますが、それでもお正月といえば、ご家族や仲間たちと写真を撮り合った方々も多いでしょう。ということでこれも恒例になりつつある「Photo 爺ィ」。

写真を撮る方、撮られる方のどちらもなかなかポーズが決まってきました。更にこの日の新ネタとして、加藤千晶さんとガッタントンリズムの皆さんに触発されて出来た曲、「昼寝のラプソディ」。

まだ二回ぐらいしか演奏していないので、全容がつかめていないのですが、名取さんの語りが仁王立ちのポーズで語られているというのは、初めて知りました。これで良いのでしょうか? 座った方が良くないかな?そして新年ですからもちろんいつもの「カーンパーイ!」にも力が入りまして、誰一人脱落しておりません。

1stの最後は、これも良くある背中弾きでしめくくり。

と言いたいところですが、身体が硬く背中までギターが回らず「後頭部弾き」に留まっていました。アンコールではこれもいつも通り、ステージ奥の大窓が開くのですが、確か去年はまだガンガンに明るくて拍子抜けしてしまいましたが、今年はどんよりとした雪空(?)

これはこれでなかなか趣き深いものがあります。寒空の窓の下のベースにギターにドラム・・・、というのもなかなかアートな雰囲気ですなあ。

そして楽屋に戻ると何と・・・!

この日がたまたまコーゾーさんの誕生日、という個人情報がいい具合に漏洩されていて、ビルボードさんのはからいでバースデー・ケーキがやって来たのです! 全員でお祝いさせていただきました。

ありがとうございました。モザイク、あまり意味無いな。で始まった2nd、1stとは逆の階段から降りての登場でしたが、1stでは上の階に吾妻の高校の同級生のI君がおりましたが、2ndにはやはり同級生のK君がいました。

K君はこの写真の右端の方に存在が確認できますが、ステージでメンバーに「彼はオレの同級生でね」と吾妻が紹介すると「えええ」という謎のどよめきが起きたのが記憶に新しいところです。そして誕生日を祝ってもらっていつもよりご機嫌目盛りが上がっているコーゾーさんですが、

振り付けの方はご機嫌の目盛りを上げている、というよりは、キョンシーの様に見えます。そうこうしていると、岡地さんは立ち上がり、牧さんはベースを弾き止め、西川さんと三平さんはそれを眺め、吾妻と小田島さん、コーゾーさんは勝手に楽器を鳴らしている、個人個人が勝手な状態に。

いったいこれはどうしたことか、というと実はこの前の曲で岡地さんがバスドラムの皮を破ってしまったのです。

ですのでこうやってビルボードのスタッフの方々がその皮を張り替えてくれていたのです。これによって何とかライヴを続けることが出来ました。いやあ、感謝感謝、です。最後のアンコールは、これも通例通り、吾妻と早崎とで客席に繰り出して行きました。

これに触発された数名も客席に出て行き、

最後は吾妻も客席の空いたところに座りながら、くつろいで歌って終わり、という春から縁起の良い一夜となりました。

改めて今年も宜しくお願いいたします。

2024年1月6日(土)
新宿Red Cloth
お正月だヨ!大馬鹿歌合戦

出演:Cの誘惑/小心ズ/サ・ハチ(黒色すみれさち&ハッチハッチェル)/下八/吾妻光良
司会:レモン

年明けに突然、ハッチさんから打診がありまして急遽出演することになりました。いったいどういう催しなのか皆目判らないのですが、どうやら字面からすると馬鹿が集まって歌う、ということの様で、それであればそんなに外れてはいないのかな、と思うところであります。

開場:18:00 / 開演:18:30
前売:¥4,000(D別) / 当日:¥4,500(D別)

Red Cloth スケジュールページ

1月2日の夕方、能登の震災はどうなっているんだ、羽田の事故ってどうしたんだ、とテレビを眺めていたらハッチさんから携帯にショート・メッセージが入ってきまして・・・、

「6日のレッドクロスの大馬鹿歌合戦に六角さんが体調不良で出れなくなってしまいました。吾妻さん、ピンチヒッターとして参加してもらえませんでしょうか? 」

ああ、何か11月の終わりぐらいに誘われていたけど、メンバーの都合もつかないし、自分も初詣とかを予定していたので断ったヤツだよなあ、とすぐにピンときましたが、どうやら困っている様です。困っている人は出来れば助けてあげるのが人の道です。

「リハはちと厳しいですが、本番の時間だけなら参加できそうです。終わってからも翌日に備えてパッと失礼しますが、それでも良ければ・・・。」

翌日は実家の姉と兄、並びにその子供達と今度結婚することになった甥っ子のお嫁さんとか、姪っ子の初めて会う米国人の旦那さん、とか15人ほどの集いがあるため、そうそう呑み上げているわけにも行かないのです。

「やったー!ありがとうございます。」
「六角さんのピンチ・ヒッターということですから、八角兆治、とかに化けて出なくて良いですか?」
「銭形平次の替え歌でもやりますか?」

というやりとりで、まったく内容の判らないまま、レッドクロスに赴きますと、楽屋には下田さん。いやあ、こういうところで知り合いの顔を見ると安心します。とりあえず出番は4番目ということなので、それまで客席で観覧させて頂きましてが、新春にふさわしい(?)演芸場風のネタも満載でなかなか楽しかったです。そして迎えた本番は、ハッチさんのヴァイオリン、下田さんのトランペットに加えて、「Cの誘惑」というバンドのドラム、ベース、ギターの御三方に付き合って頂きました。

「大馬鹿歌合戦」というタイトルをなかなか覚えられず、当日まで「馬鹿馬鹿大合戦」と勘違いしておりましたが、まあ、馬鹿、というからにはこんなもんだろう、とタカをくくってアフリカ風ジャズシャツを着て行ったところ、ハッチに下田さんはもとより、Cの誘惑の御三方まで、全員何かしらのスーツとかジャケット姿で完全に浮いてしまいました。まあ、でも新年ですので、ジョニー・オーティスの「ハッピー・ニュー・イヤー・ベイビー」、馬鹿といえばこの曲、といういつもの「ドリンキン・フール」、そして究極の馬鹿ニューオリンズ・ソング「ドンチュー・ジャスト・ノウ・イット」の三曲を歌わせていただきました。

何とも嬉しそうなのか苦しそうなのか、良く判らない表情ではございますが、一応正月ということで

福禄寿っぽくもなくは無いかな、と思った夜でございました。

2023年12月30日(土)
新宿PIT INN
吾妻光良・藤井康一
“歳末”ブルースセッション!

吾妻光良(Vo.G),藤井康一(Vo.Ts),守谷美由貴(As),板橋文夫(P),米木康志(B),本田珠也(Ds)

令和5年の締めくくりのライヴはピットインの昼の部。いや、今年は沢山お世話になりました。しかし”年末”ブルース・セッション、というのは良く目にしますが、”歳末”とは珍しい。やはりこうなると何か助け合いとかした方が、あ、米木さん、このベースは私が持ちましょう、とか、大売り出しに貢献する、さあさあ、寄ってらっしゃい、藤井君のCD、いまだけ安くしとくよ、奥さん!みたいな行動も必要なのでしょうか。まあ、いずれにせよ、昼の部ですから皆さんも忘年会の前に是非どうでしょうか。

開場13:30 開演14:00
3,000円+税(1ドリンク付)

PIT-INN ホームページ

というわけでいろいろとやってきた2023年、ライヴ納めはこのピットインのセッションとなりました。

このメンバーで前回演ったのは、2022年10月の米木さん古希祝いセッションの時でした。板橋さんはこの数年前に古希を迎えておられ、その時は吾妻、藤井にベースの金沢さん、というメンバーで長野でお祝いのセッションをした記憶があります。このページのどこかに記録がある筈なのですが、探せませんでした。その板橋さん、今回は店に来るなりカバンの中から譜面に加え、色々な道具を次々とピアノの中にバラまいていきます。

一つは銅鑼だと判ったのですが、他の道具は謎のままです。そして始まったライヴですが、大晦日イヴだというのに多くの方々にご来場いただいた結果、ドリンクオーダーも間に合わず、結局10分押しぐらいで開演となりました。

この日は吾妻も藤井君もアフリカ風のシャツですが、吾妻の方はつい先日藤井君から教わった荻窪のシャツ屋で購入したものですが、藤井君のもそうだったのでしょうか? 聞くのを忘れてしまいました。

先ほど申しました様に板橋さんは古希+αですが、まだまだバリバリ元気。お得意のゲンコツ・ごろごろ奏法も余裕の笑顔でこなします。

で、ライヴが進んでいきますとMCの中でつい「米木先生」、「板橋先生」という呼び方をしてしまうのですが、ついに板橋さんが耐えかねて、立ち上がって「そんな先生なんて呼ぶの、やめてくれよお」と懇願しに来られました。

とはいえ、日本固有の年功序列もありますし、またジミー・ウィザースプーンと名前が並んで載っている方をそう気安く「さん」だの「ちゃん」だのと呼ぶわけには行かないのです、とその辺りはていねいに説明させて頂きました。そして2023年最後のライヴも滞りなく終わり、撤収の際に板橋さんが片付けていたのがこちら。

胴体を押すと舌を出しながら「ビェー、ビェー」と音を出す犬(?)のぬいぐるみで、「ぶーちゃん」という名前らしいです。この日は登場する機会はありませんでしたが、次回の登場に期待しましょう。そう、次回、ということもあるので、最後は全員で記念写真、というかアーティスト写真の撮影。

この後は、先生お二人を除いた4名と長野のKさん、ピットインのTさんとHさんとで近隣の居酒屋にて2023年最後の打ち上げを敢行し、その後、藤井君は高校の同窓生との、吾妻は大学の同窓生との懇親会で、夜の街へと繰り出していきました。まあ、滅多に無い大晦日イブですからね。ということで2023年もありがとうございました。

2023年12月29日(金)
吉祥寺MANDA-LA2
加藤千晶とガッタントン・リズム
『晦日イブ運行2023』
ゲスト:吾妻 光良

加藤千晶(p,vo), 鳥羽修(g), 高橋結子(ds), 藤野“デジ”俊雄(b) Aketa Mino(tp), 橋本”kids”剛秀(t.sax), 中尾勘二(tb)

つい先日、半袖で紅葉狩りをしたばかりなのに、もう年の瀬とはねえ、一年は早いものですなあ、と遠くを見つめてしまいますが、そういえば、その間に福島のクダラナ祭りでも加藤さんと鳥羽さんと共演したんでしたっけ。と言ってもこれを書いている私にとってはまだ未来のことなので、まあありていに言えば「知らんけど」ということになりましょうか。今年の流行語大賞の候補に「知らんけど」は入らないのかな? どうでもいいですが、加藤さんの無茶ぶり、というのがちと心配であります。知らんけど。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

MANDA-LA2 ホームページ

「吾妻さん、当日はサンタ帽は持ってきますか?」

前々日のガッタントンさん達とのリハ終わりで鳥羽さんがそう聞いてきます。

「えええ、もう29日だろ? クリスマスもとっくに終わってるしなあ。」
「でも、”Shake Hands With St.Claus”歌うじゃないですか。」
「それもなあ、賞味期限切れっちゅう感じだな。違う曲にすべきすだったかなあ。でも今からじゃ間に合わないか。ケーキも崩れたばっかりだし、いま、こういうことに世間は目を尖らせていると思うんだよ。」

そんな話をしながらリハの日は終わり、迎えた当日。リハ終わりで恒例のキッズさんと鳥羽さんの事前呑みにこの日が仕事納めというホッピーズの富山君も合流したりしているうちに、あっという間に本番。一部ではガッタントンさんのだいぶ昔のインストだという、無茶苦茶難しそうなレア曲も聞いたりしているうちに吾妻の出番となりまして、

ギターのヘッドにはしめ飾りをつけて来たる正月を祝っている一方で、今頃クリスマス・ソングを歌って大丈夫なのか、期限切れになってたりしないのか、果たしてちゃんとした状態で届くのか、というご心配を払拭するため、緊張感を持って気を引き締めて臨む意味でも、T〇屋さんの買い物袋を被っての登場といたしました。そして歌った数日遅れのクリスマス・ソング。

特にお腹が痛い、とかコードが崩れて届いていた、というクレームも無く無事にお届けすることが出来ました。ガッタントンさん達とご一緒するのもこれが4回目でしたでしょうか? そして今回は特にこれ、という新ネタや宿題も無かったため、比較的のびのびと演らせていただくことが出来ました。

ところがそれだけでは済まないのが、年末のガッタントンの運行。何と二部の途中で「忘々イントロ合戦」という催しが突然始まりました。何でも事前にメンバーが選んだ曲のイントロを紅組、白組に分かれて演奏して、何の曲か判ったお客さんが大勢いた方が優勝、というもので、吾妻は鳥羽さん、デジ君、中尾さんとともに白組に入れられてしまいました。

このテの体育帽が似合うと思ったことは一度も無いのですが、それにしても口うるさい団体職員のオヤジ然としていていやです。最初に出されたお題は「愛するデューク」、おお、スティーヴィー・ワンダーのサー・デューク! この曲はホトケさんと初めて組んだバンド、「チェイン・ギャング」で演っていた曲で青春の一曲、と言っても過言ではない曲なので、ガチで演奏してしまい、演し物としてはいま一つな結果となってしまいました。それにしても、ドラムを叩いただけで、やはりスティーヴィー・ワンダーの「迷信」を表現した結ちゃんも凄いですが、それを当てたお客さんも凄かった!

そんなこんなで、楽しく笑い巻き起こる中で吉祥寺の年末は過ぎていきました。

2023年12月23日(土)
荻窪TOP BEAT CLUB
The Grand Year Of Top Beat

吾妻 光良トリオ+1
HOWLIN’ HACHIMA
ENOCKY & THE TOP HANDS

4月にお邪魔して以来のトップビートさん。へえ、今回はハッチとは一緒じゃないのか、と思っていたら、何と「ハウリン・ハチマ」というバンドで出るということが判り、事前にメールしてみました。「ハウリン・ハチマとは何だ?」「アタシがやっているインチキブルースバンドです。」なぁんだ、それを知ってりゃあ、マディ・ミツヨシ、とかで出たのに。もう一組はロッキン・エノッキーさんのバンドでして、エノッキーさんは以前は吾妻の自宅から徒歩3分のところに住んでいたことは余り知られていません。どうでもいいことですが。

開場18:30 開演19:00
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク600円)

TOP BEAT CLUB スケジュール・ページ

新たなロックの殿堂、との呼び声も高い荻窪トップビートクラブですが、そこにロッキン・エノッキー、我々、そしてハッチさんが集う、おいおい、ロックなのかいこれは? という声も聞こえそうですが、最初のリハは我々です。吾妻は自宅からなら徒歩30分で楽勝で着くだろう、と穏やかな冬の午後を散策しながら裏道を歩いていたら見事に道に迷って遅刻してしまいましたが、無事リハも終了。続いてハッチさん達、そして最後のリハは久々にお会いするエノッキーさん。

ドラムは前日のブラサキでもご一緒した大澤さん、そしてベースは以前ハッチさんのバンドにいたトネーロさんですが、おーっとっとっと! このエノッキーさんのギターは・・・!

何と珍しい、4弦マンドリンとギターのWネックではないですか。おお、世の中にはこんなこともあるのか(詳しくは後述)と思いつつ、途中で失礼していつもの様にハッチさんを伴っての近隣でのたしなみタイム。

しまった、良く見たら100円のツマミがあったのか・・・。そしてトップビートに戻るとしょっぱなはエノッキーさん達。

以前見た時よりもロカビリー臭が薄くなり、カントリー臭が濃くなっていた印象ですが、とはいえこんなアクションも取り入れて、

うーん、これはコケたら入院だから怖くて出来ないなあ、と見ながら感じておりました。さすがに(我々より)若いだけのことはあります。そして二番手が我々でしたが、

そうなんですよ! 良く見てください、このギターを!

この日、偶然にも吾妻もマンドリンとギターのWネックのテレオリンを持ってきていたのでした。何の相談もしていないのにここ荻窪にこのWネックが二本集まるとは何たる偶然でしょうか。おそらく日本広しといえどもこのギターが二本集ったのはこのトップビートだけだったのではないでしょうか。そんな頃、この2023年の年末の危機を救って頂いた小町さんに、この日も登板して頂きました。

ロックな小屋が似合う小町さんであります。(ほめ過ぎか)エノッキーさんほど身体能力は高くはありませんが、一応ロックっぽいアプローチで締めて我々の出番も終了。

トリのハッチさん達は、彼が昔やっていたバンドでヤードバーズ風味でブルースをカバーする、というバンドでした。

ヤードバーズ、ということでハープなんかも吹いておりましたが、

山高帽というとサニーボーイ・ウィリアムソンの印象もありますので、写真はなかなかさまになっております。そしてハッチさんも我々に比べるとお若いのでアクションの方も

ハッチはピート・タウンジェントだったのか!というぐらい高くジャンプしておりました。そしてアンコールは有志が集まってブルースを一曲合奏。

エノッキーさんとのWネック合戦に始まり、

全員で背中弾き大会に興じたり、

ドラマー二人の叩きもの合戦があったり、

ステージから降りていく面々だったり、

ちなみに詩生さんも勿論、降りていこうとしたのですが、ケーブルが短く、その辺りの面倒を見てくれていたのが、岡地さんと大澤さん、という心温まる写真でもあります。ということで大団円を迎えまして、

まあ、殿堂かどうかはまるで判りませんが、クリスマス数日前に一応ロックな夜、となりました。そして、こちらは終演後に楽屋で意気投合する「ダブルネック兄弟」の様子でありました。

2023年12月22日(金)
ブラサキpresents”snuck宇宙”
@BERTH ONE

BLOODEST SAXOPHONE
吾妻 光良(G,Vo)、EZ&MIYAKO(DJ)
LIVE DRAWING 早乙女道春

まだコロナ前の頃に外タレ、クリスタル・トーマスのバックで共演して以来でしょうか、ブラサキさんとの共演であります。余り馴染みの無い湾岸地区(?)でのイベントですが、その名もsnuck宇宙。あれ、スナック、ってsnackという綴りじゃなかったっけ?と一瞬思いましたが、snuckにはsnuckでちゃんと「こそこそする」という様な意味がある様です。大きな宇宙でこそこそと振る舞う、ちと哲学的なタイトルにどう対処して良いのやら、という気もしますが、まあ、そこはブラサキさんとですから、R&Bをきちっと演るのが一番か、と思います。

開場18:30
3,500円 with 1ドリンク

Bloodest Saxophone Facebook

てなわけでブラサキさんに誘われて初めてお邪魔するBerth One。最寄り駅はゆりかもめの竹芝駅ですが、浜松町から歩いても15分弱、というので大きな道路と海沿いを寒い寒い、と言いながら歩いていくとこんな建物が。

ここはオシャレなのか?寂しいところなのか?とビミョーな感じの風景ですが、どうやらこの建物の2階が目指す会場の様です。竹芝桟橋、といえば二十歳の時に合宿で運転免許を取得するために伊豆大島に行った時以来ですなあ。会場内に入ると既にブラサキさんがリハを始めていて、それを見ながら時々ベランダに出て遠く伊豆大島の方を眺めたりしているうちに、手前のリハもつつがなく終わり、という頃に元P-VineのK地さんが来られたので、それでは本番までどこぞでたしなみましょうか、と外に出てしばらくお店を探し回ると、何とこの日の出桟橋の周りには、養老の瀧も無ければ、銀だこも日高屋も吉野家も何も無い、ということに気がつきました。この辺りの勤め人の方々は、いったいどこでお昼を食べるのでしょうね? でっすよねー、と言いながらBerth Oneに戻ってチビチビと飲んでいるうちにライヴがスタート。K地さんとBSRのH田さん、ライターのMエさんらと同じテーブルに座らせて頂いて観覧させていただきました。

ブラサキさんのインストはかなり幅広い選曲ですが、アール・ボスティック風味の少し甘口の曲が似合います。そして二部の途中から吾妻が参戦するわけですが、このダークスーツのブラサキさんの中にまたまた暗い色のスーツを着て行っても埋没するだけですので、この日は二日後のクリスマス・ファッションで臨むことにしました。

しかし、折角の赤のネクタイに緑のシャツ、という色合わせも大きな白いギターと白いジャケットでは、それほど効果はありませんでした。しかしそれでもブラサキの黒と吾妻の白が、湾岸にきらめく夜の灯りとマッチしてシャレオツな感じに・・・

なってないですかね? なってない? いや、それなら特に言うことは無いですが。にしても、時節柄/場所柄、というのはライヴでは大切な要素ですから、ちょっとおごそかな気持ちでクリスマス・ソングを数曲お届けしたりしましたが、

段々と演目が進んでいきますと、そうした気取った態度を維持できるわけも無く、昔なじみのギターの修ちゃんとギターバトルをかましたり、

甲田さんと一緒に背中弾き合戦を展開したり(あれ?甲田さんは吹いてないか)

ハードなブロウでヒートアップする甲田さんをクリアファイルであおいで冷やそうとする「うちわショー」まで

ラフ・ファイト連発の正統派R&Bショーの形で締めくくることが出来ました。湾岸に似つかわしかったかどうかは判りませんでしたが、旧知の友人との楽しい一夜でありました。

2023年12月17日(日)
立川AAカンパニー
吾妻光良トリオ+1

てなわけで、この12月はトリオ+1による次郎吉興行がありません。しかし継続は力なりですから、どこかで演らせていただけないだろうか、と考えていたところに手を差し伸べて頂いたのが、立川のAAカンパニーさん。いつぞやのタンメン・井尻両氏の公演の時に中央線が大遅延して、大混乱に陥った時にずいぶんとお世話になったAAカンパニーさんに恩返しができるよう、頑張ります。

追伸(12/11):ベースの牧さん、体調不良につきAAカンパニーも欠席とさせてください。代打として、ローラーコースターの小町正明さんにご登壇いただくことにしました。

開場18:00 開演19:00
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

AAカンパニー スケジュール・ページ

龍ちゃんと斎藤さんのご尽力で何とか乗り切った次郎吉ですが、翌日は吾妻と早崎がローラーコースターで長いことお世話になってきた小町さんのご尽力におすがりすることとなりました。小町さんは小金井在住だしね、呼びやすくていいやね、などとそんな軽口をたたいている場合ではありません。もう来て頂けただけでもありがたい、のですがさすがにリハをやらないわけにも参りません。AAカンパニーのマスターのKさんに教えてもらった、スタジオに従業員が常駐しておらず暗証番号で鍵を開けるという、おお、この業界にも2024年問題が来ているのか、という近隣のスタジオを予約してビクビクしながら中に入りますと・・・、

どことなくスナック風のソファが置いてあったり、大きな鏡があったりする不思議な空間でしてその鏡を利用して撮った早崎さんの写真もどこかアートな香りが・・・、

まあ、何とも不思議なところでリハを済ませ、お店ではあっさりとサウンドチェック、近隣でちょっとたしなんでからすぐに本番。小町さんの雄姿がこちら。

雄姿というにはちと痩せすぎです、食が細いですからねえ、もう少し食べた方が良いのではないでしょうか、とデブに言われたくはないでしょうな。何しろこうして小町さんが立ちで演奏していますので、吾妻だけ座るわけにも参りません。

どことなくロックっぽい雰囲気なのは、小町さんのフェンダー・ベースに加えて、吾妻もこの日の午前中に今年まだ一回しか使ってないギターがあることに気づき、急遽、使用ギターをそのアリアのモズライト・コピー・モデルに変更したこともあるのでしょう。そして持つべきものは近隣の友人、Boppersの冨田さんは都内での滞在先が国立ですので、遊びに来てくれました。

この日はフリューゲルホーンに加えて最近入手した、チューニングが一音高い、Cトランペット、というものを持ってきてくれましたが、全体的なロック風味の中ではその微妙な差異が判りにくかったでしょうか?

アンコールでは、冨田さんと早崎さんが以前二人で出したCD、”Ballads”を増刷したこともあり、その宣伝も兼ねてCDを手にしたまま客席練り歩きを展開しておりました。

そして何やら吾妻も客席に下りて行っている様に見えますが、

どうも位置がハンパです。実は吾妻は本当は電池駆動のアンプを持ってきていた筈なのですが、急遽使うギターを変えてしまったために、別のケースに移し変えるのを忘れてしまい、コードの届く範囲しか動けない、という残念な絵柄なのでした。

そして終了後は、もう一人近隣からホッピーズの富山さん、そして遠方の方も、マスターのKさんも交えて皆で楽しく呑んで語って帰りましたとさ。

2023年12月16日(土)
近年恒例、年末の私服Boppers
吾妻光良&The Swinging Boppers

ということで、今年もお世話になります、年末の次郎吉の私服Boppers。いつもの演目に加え余り演っていない昔の洋楽やら、半熟状態の新ネタ(?)までいろいろとざっくばらんに演らせて頂ければ嬉しいな、という歳末企画でございます。え?特段ゲストがいないのにチャージがいつものゲストありの値段じゃあないかって? いやあ、いつもより8人も増えてしまいます、いつもの3倍に膨らんでしまいますので、そこは何卒お許しを頂きたいところでございます。そして師走でございますから、開演もいつもより30分早めですのでご注意ください。
なお、小田島さん都合つかずで後輩の(必然的にコーゾーさんの後輩の)斎藤哲郎さんに代打をお願いしております。

追伸(12/11):ベースの牧さん、体調不良につき今回は欠席とさせてください。代打には当ページで多くの写真を撮影してもらっている田辺龍一郎さんにご登場いただくことにしました。

開場18:00 開演19:00
前売:3,700円/当日4,200円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

牧さん不在のBoppers、というのは結成44年でこれが二回目です。初回の10年前の時に助けていただいたのは、Boppersのローディー/撮影をお願いしている龍ちゃんでしたが、またまた今回も助けていただけることになりました。とはいっても、10年も空いてますので次郎吉に入る前に近隣のスタジオでリズセク4人だけでリハをしてから次郎吉に入りました。そしてもう一人、小田島さんの代打の斎藤さんにも混じって頂いて一応リハも終えて、あとは人事を尽くして天命を待つしかないな、ということで有志で本番前のたしなみへと繰り出すわけですが、バンマスとしては一抹の不安がぬぐえない、そんな表情が伺えます。

そして始まった本番、今回は龍ちゃんがベースに貼り付きっぱなしですので、写真はすべて次郎吉の配信映像から頂きました。

全員私服、といえば聞こえは良いですが、何とも統一感が無くしまらない、という微妙なものがあります。開始早々、今回お世話になっているお二人を先ず紹介しました。

斎藤さんはおいくつですか? え?41歳? いやあ、確かに肌のツヤが違います。
年末の次郎吉は外国曲とか久々の曲とか好き勝手な選曲で臨むところがバンドとしては面白いところですが、さて、この写真は何の曲を演っているところでしょうか?

全員で手拍子をしながら吾妻が聞き耳を立てている? いや、そうではなくて髪の毛が刈り上げられている様子を描くポーズで曲は「刈り上げママ」です。昭和、平成を経ていま令和、という中ではまったくこういう世相が通じない時代になってしまいました。そしてそうした久々の演目に加えて「生煮え」の曲というか、新曲に初めて取り組む場としてもこの年末興行を活用させてもらってます。今回は加藤千晶さんのガッタントンリズムで実験させていただき、ふむ、これなら何とか曲になるかな、ということでBoppersに持ってきた「昼寝のラプソディ」を演ってみました。ガッタントンでは省略しましたが、Boppersで演る際には名取さんの語りが欠かせません。その語りが始まると・・・、

既に周りのメンバーは苦しげな笑顔を浮かべていますが、やがて・・・

どうしても笑いが堪えられなくなり、その余りの破壊力に全員どこを演奏しているのか判らなくなってしまい、エンディングはすっかり無茶苦茶になってしまいました。
そして休憩後、1曲目を始めようとすると、コーゾーさんと三平さんがずーっと私語を交わしています。私服は認めていますが、過度な私語はバンドでは禁物です。一体、何を話しているんだ?と問い詰めると、三平さんのマイクスタンドがきちんと伸びない、というので、ああ、もうイライラするなあ、ワシにやらせなさい!そんなもな一発だ!と吾妻がバリトンの所まで出張っていって治そうとしますが、

「ああ、これは壊れているな。」
「でしょ!?」
ということで、ガムテープで固定してことなきを得ました。吾妻の私見ですが、困った時はガムテープ、おそらく23世紀になってもガムテープは使われていると思います。
そして二部に入って改めてメンバーの服装を見るとやはり好き勝手というかバラバラというか・・・、
「みんなどういう基準で今日の服を選んでるの?」
「いや、まあ何となく・・・」
「え?俺なんかクリスマスの感じだけど?」

良く見たら、柄が細かすぎて気づきませんでしてたが、西島さんがクリスマスのシャツを着ていました。しかし12人いるメンバーのうちクリスマスを意識しているのが西島さんと吾妻の二人だけ、最近はハロウィーンに押され気味ということもありますので、そのうちクリスマスも消えてなくなってしまうかも知れません。
そして第二部も中盤にさしかかり、先日ながめ余興場で演って好評だった「栃東の取り組み見たか」を年末にもやっておくか、と曲の前振りを喋っているとよほど、先日のながめの花道の印象が強かったのか、

「今日は前に出て行かなくて良いですか?」
と西川さんが聞いてくるではありませんか。経営者が一番やってはいけないのが、従業員のやる気をそぐこと、ですので、提案はすぐに受け入れます。

この様に西川さんと吾妻の間に客席に出て行ける様なすき間を作りまして、間奏が始まるや否や、

露払いとして先ず吾妻が客席に乱入していきます。続いて西川さんが、ということになりますが、実は客席に出てしまうとマイクがありません。最初はそこだけバックの音を下げればいいや、と思っていたのですが、音量を下げて勢いが弱まってしまうのは本意ではありません。あ!そういえば!と思い出したのが、梅津さんが客席を練り歩く時のテクニック。

マイクをサックスの中に突っ込んでしまう、という荒業ですが、これがPAのワオさんにきちんと伝わらず、場内も配信もハウリングの音だらけになってしまいました。ご覧になっていた皆様にこの場を借りてお詫び申し上げます。
ということで無事アンコールまで含め、すべての演目をやりとげて楽屋に戻っていく我々ですが、

時代も変わり、年齢も重ねましたが、こうやって楽屋に戻っていくのは1980年から何も変わっていないのであります。そしてそのまま打ち上げですが、なじみの次郎吉、しかも年末、更に豊橋のY夫妻や沖縄のBさん、東京のNさん、なども交えた盛大な会となりました。

そしてその後はこんな展開に・・・

来年は気をつけたいものですね。

2023年12月6日(水)
高円寺 楽や
吾妻 光良/照本 史 DUO

9月に初めて照本さんと二人で演った楽やさん、舌の根も乾かぬうちに、というのは言い回しが違う様な気もしますが、すぐに二回目の公演とあいなりました。平日ですが限定30名様、ということですので、お越しになられる際は、マスターにメールで予約を入れてください、とのことでした。マスターのメールは 、luckya-tetsu@docomo.ne.jp だそうです。他にもメッセンジャーというので予約できるみたいです。(SNS弱者なので良く判らない)

開場19:00 開演19:30
チャージ:1,000円+オーダー &TIP

楽やさんHP

これが二回目の楽やさん、DUOですからそんなに大層な準備も無くリハに臨むと、曲目を選んでいるうちに、みるみるナット・キング・コールだらけになってしまいました。両国のホトケさんや三鷹の堀池さんの時とはだいぶ演目の様相が違いますが、どれもこれも好きな曲ですからね、「みんな違ってみんないい」ということの一つかも知れません。楽やさんのステージは決して大きくはないのですが、エレピとギターの二人で並ぶとなかなか収まりが良いのです。

既に写真では若干シャウト気味ではありますが、キング・コールの曲が多いというのに、いったいどうしてこんなに顔を真っ赤にして唄う必要があったのでしょうか? 意味が判りません。

そしてこの日のサプライズ・ゲストは照本さんとハープの八木のぶおさんと一緒に「貝殻倶楽部」というバンドで唄っておられる田村エナさん。この日、初めてお会いしましたが、快活なコーラス好き、訳詞好きの方でリハ後のたしなみタイムですっかり打ち解け、数曲バックを務めさせていただいただけでなく、ご友人からのリクエスト、ということもあり、この季節に唄わずいつ唄うんだ?という、”Baby,It’s Cold Outside”≒「おもて寒いよね」をデュエットさせていただきました。

また演りましょう、デュエットもやりましょう、日本語詞もやりましょう、と盛り上がっているうちに、また3月にも演らせて頂くことになりまして、いやあ、ありがたいことです。

2023年12月2日(土)
三鷹 バイユーゲイト
吾妻光良トリオ+1-1
ゲスト:堀池 ヨロ市

こちらも毎年恒例になりつつある、師走のドラムレス・トリオでのバイユーゲイト。まあいつもの四人で並ぼうとすると余りにも狭い、ということがこの編成になった主な理由ですが、それにしても年の瀬に三人だけ、というのは寂しくないか?とお思いの貴方に貴女、でっすよねー、ということで、何とその昔「万国ビックリボーイズ」「魅惑の羽衣」といったバンドでジャンプ界、ブルース界のみならず、ジャパニーズ・ロカビリー・シーンにさえもその名を轟かせていた歌手「オイリー堀池」転じて堀池ヨロ市をゲストに迎えます!乞うご期待!

開場19:00 開演20:00
チャージ:3,000円 +ドリンク

当日の朝、突然【緊急連絡】というタイトルのメールが入り、何事か、と思うと牧さんから体調不良で本日のライヴには参加できない、という内容でした。うう、どうする!? とうろたえたりジタバタしたりするかな、と思いましたが、こうしたタイミングですと、もう今更代打を立てるわけにも行かず、よし、早崎さんと二人で乗り切るしか無いな、と意外に冷静な判断を選択いたしました。ということでバイユーでの初DUOでしたが、

確かにこんなに広々としたバイユーもそう無いか、という快適空間ではあるのですが、やはりベースという楽器がいない欠落感は相当なものがあり、何とかその穴を埋めようとギターの人も

ピアノの人も

やたら頑張るわけですが、DUOにしては力が入り過ぎなのではないか、という反省点もございました。そんな頃、カウンター左端の鏡の前では、

謎の白シャツ紳士が身だしなみを整えておりました。そして、いったいこれは誰だろう?と周囲から不思議がられることも特になく、ごく自然にゲストの堀池氏が登場しました。

やはりスタンダップ・シンガーですから身体の動きにも表情があります。ただ、実際のライヴ現場ではなく、後でこうして撮られた写真だけを見ていると判らない仕草も多いもので、

何でしょうか。カニ? 色々な曲はあるけど、カニの曲なんか演ってないです。そして

アジャパー? いや、10だからなあ、カニに続いては10本足でイカ? いずれにせよ、そんな曲も演ってなくて、この日、堀池氏が歌ったのは、戦前のトミー・ジョンソンのブルース、ジョー・ターナーのバラード、そしてルイ・プリマのジャスト・ア・ジゴロ、とバラエティに富んだ選曲でしたが、どの曲も堀池氏独自解釈の日本語詞なども交えて終始楽しいゲスト・コーナーでした。

そして3曲歌い終わってステージを去る堀池氏、お客さんと握手を交わして去っていきますが、こういうチトリン・サーキット的な仕草も良く似合います。

そしてアンコールにも再び堀池氏を呼び出して真冬なのにロックンロール大会。

とまあ、ここ最近東京のブルース・シーンにも出てきていなかった堀池氏に、バンドやんなよー、今、脂が乗ってんじゃん、頑張れよー、といろいろけしかけたりもしましたが、今後の活躍に期待するところ大であります。と言いながらもどこか気にくわないところもあったのでしょうか? こんな写真も・・・。

どういった理由でこんな表情になったのでしょうか。知らんけど。

2023年11月30日(木)
両国門天ホール

久原大河 50 個展 HALF A MAN vol.4
~東京編~ side.D

永井ホトケ隆・吾妻光良DUO

色々とお世話になっている大河画伯の御年50歳記念の個展、というものの一環として何とホトケさんとのDUOで演奏させていただくこととなりました。テレビも無ぇ、ラジオも無ぇ、車もそれほど走って無ぇ、と歌ったのは吉幾三さんでしたが、ドラムも無ぇ、ベースも無ぇ、ピアノもまったく誰もいねぇ、オラ、こんなDUO嫌だ~、とならない様に精一杯務めさせていただきたく思っております。なお、画伯の「特性オマケ付」というお楽しみもあります。つうか、本当は「特製オマケ」ではないか、とは思っているのですが。

開場18:30 開演19:30
前売:4,000円/当日4,500円(+1ドリンク、画伯特性オマケ付)

門天ホール・スケジュール

初めてお邪魔する両国の門天ホール、ホール、という名称からタキシードにドレス、といった男女がシャンパン片手に更紗の幕が高い天井から垂れ下がる中で静かに語り合う、そんなブルースにはちと場違いの場所を思い浮かべつつ緊張して入っていくと、意外に小ぢんまりとした場所で、壁に飾られている画伯の作品の雰囲気とあいまってどこかシャレオツな地方都市の最先端カフェの様でもありました。

リハを終えて本番まで、まだ二時間近くあったので画伯とホトケさんと三人で近所のもつ焼き屋さんでずいぶんゆったりとたしなんできましたので、もうそうそう喋るネタも無いか、と思っていたのですが、いざ始まってみるとなかなか談笑も止まらない様でした。

まあ、40年以上前にはだいぶ長い時間を一緒に過ごしていましたからねえ。休憩時間中もご来場頂いていたS女史や著作権で、ごく僅かなれど若干潤っているという噂のIさんなどと昔の話に花を咲かせておりました。

ところがつい話に夢中になりすぎた結果、あ、そろそろ二部だな、その前に・・・、とトイレに行ってからステージに戻ってみると、もうホーさんは板づいておられて、何ともバツの悪い感じになってしまいました。

演目は9割方はブルースでしたが、ブルーヘブン時代にアンコールで良く演っていたもともとはカントリーの曲をレイ・チャールズが歌っていた「クライング・タイム」なども合唱させていただきました。これまた懐かしい。

ほとんどの曲は二人のギターと歌、でお届けしましたが、一曲だけサム・クックの「ナッシングズ・ゴナ・チェンジ・マイ・ラヴ・フォー・ユー」は久々のホトケさんのハンドマイクでお届けしました。

まあ何しろ二人だけですので、ありがとうございましたー、それではメンバー紹介です、とやるのもあっという間に終わるのが良いところです。

そして終了後は、画伯を囲んで記念撮影。

ど、どうしたんだ、この流血は? ケンカか? ガサ入れか?と思ってしまいそうですが、前日に自転車で大コケして流血してしまった、という画伯でした。いろいろありますなあ。写真こそありませんが、終演後は初日と二日目に出ていた吉森さん、白崎さんも交えて、近所の中華屋さんからのおかずをつまみながら終電ギリギリまで打ち上がらせて頂きました。画伯、早く傷を治しなさいよー。

All phtos by Fujiyama

2023年11月25日(土)
群馬ながめ余興場
吾妻 光良 & The Swinging Boppers

さあ、何年ぶりか、というと5年ぶりの群馬は桐生の近く、赤城の山も今宵限りか、の里、大間々町の古くからの芝居小屋「ながめ余興場」でのBoppersライヴでございます。現在オープニング・アクトの方も含めもろもろ調整中ではございますが、首都圏からもそうは遠くないこの珍しい劇場での一夜、是非、皆さんと一緒に盛り上がりたいものであります。風の噂によると北海道からはGさんが、沖縄からもBさんが来られる、などという話すらあります!

17:00開場/18:00開演
前売4,000円/当日4,500円
小学生以下の方は無料

Boppers群馬あかぎ公演・Facebook

前回、2018年のながめ余興場公演から数えて何と1869日ぶりとなるこの日、北千住から乗車組の8名も乗車直後はまあまあな元気ぶりを見せておりましたが、

弁当などを食べて人によっては若干たしなんだりしているとすぐに

良くある睡眠Boppersモードに突入していました。そんな頃、途中乗車してくる岡地さんとは電車内で待ち合わせの筈だったのですが、電車の時間を伝え間違っていたため、一人先に赤城の駅に到着していました。

ちなみに早崎さんのご友人から送られてきた写真であります。まあ、とりあえず無事に赤城駅で合流を終えて、5年前とは180度異なったアングルで記念撮影。

そして迎えの車に乗って5分ほど行くと久々に見るながめ余興場。なかなか堂々とした建物です。

中に入って二階席後方から見てもなかなか、圧倒される様な格式高いたたずまいがあります。

何か、以前お邪魔した時よりも格段に綺麗になっている印象がありまして、客席も床暖房になっているそうで令和になってまた人気が出始めているのかも知れません。

で、各自楽器をセットしたり譜面を揃えたり個人練習したり、という中、吾妻だけは花道にうずくまって何か作業しております。

ま、これに関しては後述しますが、無事リハも終わり控室では、主催者の小柴さんを囲み大変美味しいお弁当とお酒をいただきつつ、また記念撮影。

そうこうするうちに会場ではオープニング・アクトの5年前にもお願いした群馬のアイリッシュ音楽の重鎮「ピッグ・オン・ザ・ツリー」さんの演奏が花道で始まりました。

アイリッシュ音楽が大好きな牧さんはリハの時からピッグ・オン・ザ・ツリーさんの演奏を食い入る様に眺めておりました。何しろながめですからね、知らんけど。
休憩をはさんで我々の出番ですが、もう当然の如く登場は花道から。お約束であります。

非常に多くの、300名をゆうに超える皆様にお越しいただきまして、もう感謝感謝、であります。ワイヤレスが動作不良、ということも無く無事にステージにたどり着きますと、もうそこはいつもの様に目盛を上げてみたり、

カーンパーイ!と叫んでみたり、

あれ?一人だけ叫んでいませんが、まあともかく順調にステージは進みまして、一部の最後の曲はやっぱり芝居小屋にふさわしいのは和物だろ、ということでジャッキー・ロビンソン改め「栃東の取り組み見たか」。そう、5年前にも一部をこの曲で締めくくっていたのですが、その時は歌詞を「日馬富士のケンカを見たか」に変えて歌っていましたので、今回はオリジナル歌詞に戻しました。そして間奏部分ではギターソロに続き、冨田さんも持ち込みのワイヤレスで花道でソロを取り、

しばらくすると突然、

お、どうした? 弁慶のなぎなたか?仇討ちか?赤城の山も今宵限りか?というシーンが繰り広げられましたが、

何のことはない、続いてソロを取る西川さんにはワイヤレス・マイクがついていないので、物干しざおにつけたワイヤレス・マイクで西川さんの音を拾う、というここ日本では大変珍しい「ワイヤレス/音声さんショー」を展開していたわけです。先ほどリハの前に吾妻が花道にうずくまっていたのは、この準備のためだったのですな。そしてテナーのソロが終わり歌に戻るところでは、

冨田さんに音声さんのアシスタントを務めて頂きました。ありがとうございます。

20分ちょいの休憩をはさんで第二部がスタート。さすがに演奏に加えて音声さんを担当したこともあり、着ていた赤シャツは汗まみれ、ここでお色直しで緑シャツに着替えました。

我々のステージ・セッティングの第一歩はサックス正面の箱型譜面台を並べて、誰か空いている人間が客席から見てその位置を合わせるところから始めるわけですが、この日はピアノの早崎さんがその役を担当しこの写真で確認する限りは実に綺麗に並んでいることが判ります。

学生時代に土木を学んだことが、こんなところに活かされているのかも知れません。そして前回の藤沢では本番中にすっかり他のことに気を取られていた西島さんですが、最近は全集中、というんですか?良く知りませんが、集中モードでした。

そして年末にもクリスマスにも明らかに早いですが、このながめ余興場にそれまでにお邪魔できる確率はほぼゼロですので、フライングは承知でクリスマス・ソングを二曲ほどお届けしました。

一曲目ではかぶるのをすっかり失念してしまいましたが、昨年のクリスマス近辺のガッタントンリズムさんのライヴにお招きいただいた時に百均で買ったグッズが役立ちました。完全に元は取れたものと思われます。たまたまお色直しで緑のシャツを着ていたことが奏功したわけですが、その頃ステージの端の方ではクリスマスとは関係無く独自のカラー・コーディネートを実践している人も。

それなりにつきあいは長いのですが、靴下は青、というのは知りませんでした。そうこうしているうちに本編は終わり、アンコールはこんな形で大団円。

「ハイカイ」だの「ダンショー」だのではございません。これも立派な「ワイヤレス/音声ショー」の一環でして、吾妻が歩きながらソロを吹く人に右手に持ったマイクを向けようとしている、という一幕であります。あれ?でも西島さんには向いてないな。ムカシ取ったキネヅカにヤキが回った、ということなのかも知れません。
結局、日帰りで東京に戻られる方もおられよう、ということで、休憩短縮効果で10分ほど早く終演し、我々は楽器や機材を片付けていざ打ち上げ会場へ、と舞台裏の外で迎えに来て頂く車を待つことにしました。

「綺麗な月だなあ。」
「あの横の星は何だろう?」
「ありゃお前、火星だよ。」
「いや、火星はもっと赤い。あれは金星だ。」
「お前らな、何もわかってない、金星は宵の明星とか明けの明星、っていうぐらいだからこんな時間には出てこないの! あれは間違いなく土星!」
「えええ、土星が見えるなんて聞いたことないすよ。」
「あ、ググッたら土星だって出てた。」

意外に博学な小田島先輩を皆で見直しました。そしてお疲れさまの乾杯。

メンバーからはバンド史上に残るゴージャスな打ち上げ、と評されていました。そしてこれだけにとどまらず翌日もホテルを10時半に出て小柴さん達の案内で群馬名物、「ひもかわうどん」のお店に。

5年前とは違うお店でしたが、ここでも記念撮影をしないわけには参りません。

この後、地元のシャレオツなアイスクリーム屋さんでアイスを食べたりコーヒーを飲んだりして、いざ帰路へ。駅で小柴さんにO川さん、K女さん、その他スタッフの皆さんにお見送りして頂きました。

スタッフの皆さんに加えて、東京からお越しになられたNさんやKさんやNさん、神奈川からお越しのアンデーさんご夫妻、沖縄から来られたついでにウグイス嬢まで担当していただいたBさん、そしてご来場いただいた皆々様、と本当に多くの方々にお世話になりました。北海道のGさん達は業務多忙で欠席、とのことで残念でしたが、また皆さんとこの地でお会いできたらいいなあ、とつい夢想してしまう、そんな佳き日でありました。

5年前の様子はこちらのページの下方

2023年11月18日(土)
高円寺 
JIROKICHI
吾妻光良トリオ+1
ゲスト:有山じゅんじ(Gt,Vo)

楽屋とか宴席では何度もご一緒している有山先輩ですが、関西と関東ということもあるのか、意外にガチでご一緒したことは無いのです。しかし、想像以上に演目が近いところも実はあったりしまして、大昔に我々が大阪のお店で演奏していた時に、ファッツ・ウォーラーの”If You Are A Viper”を演っていたら、客席から有山さんが乱入して歌い出した、などということもありました。今回も何か意外な展開があるでしょうか。楽しみであります。

開場18:30 開演19:30
前売:3,700円/当日4,200円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

きちんとフル・ステージ共演するのは初めて、という有山さんですから失礼の無い様に入り時間前に二時間ほど近隣のスタジオでリハーサルをやってから、次郎吉でリハーサル。それも滞りなく終わり、いつもの店で有山さんを交えて本番前のたしなみですが、何しろ芸歴の長いお方ですから、その昔のサウス・トゥ・サウスの話やら関西ブルース・シーンの話を聞くと、こりゃまた驚くべきことだらけ。

すっかり目が点になりつつ戻った次郎吉では、先ずいつもの様に我々だけで何曲か。

2023年のこのメンバーでの次郎吉ライヴはこの日が最後ですが、いやあ、一年間お世話になりました、などと余韻にひたる間も無く、有山先生のご登場。

リハの時から、何で登場して一曲で終わりやねん、という疑問を投げかけておられましたが、そこはそれ、二部への期待を高めるためにです、とご説明したところ、なるほどなるほど、そういうことか、知らんけど、とまあ納得された様な、されてない様な。打合せでは呼び込みのインストが終わったらすかさず次の曲のイントロを弾いていただき、曲つながりで行く、という段取りでしたが、何故か止まってしまいました。

「???」

「あ、ごめんな、まだアメが入っとって。」

そしていきなり語られたのは・・・、

「まあ、ホントの話、ブルースは好きでもないし嫌いでもないんやけどな。」

「どっちなんですか?」

「いや、まあ好っきゃ。知らんけど。」

いきなり吾妻の個人的流行語大賞2023の「知らんけど」をかまされました。と、そんなやりとりをはさんで始まった名曲「俺の家には朝が無い」、じっくり共演するのは今回初めてですが、事後の写真を見ると、有山さんの右手のフォームは昔の多くのカントリー・ブルースマンと同じ、「ディープサウス・ピッキング」もしくは「テキサス・ピッキング」と呼ばれるフォームでいきなり形から感心してしまいます。

加えてもう一つ、今回初めて知ったのは、有山さんは無類のミラーボール好き、ということで、初めてのお店で演奏する時などは、ミラーボールの有無を確認しているとか。この日も何回もPA/照明のワオさんに、

「あ、ワオさん、次の曲、ミラーボールお願いします。特にこの曲は入念にな。」

などとお願いしていました。こういう頼み方をしたからといってワオさんが特に入念に回す、ということは無いとは思いますが。まあ、有山さん、それだけムーディーな曲が実は多い、ということでもあるわけですが、吾妻も何とかそれに応えるべく一曲だけですが、スチールも導入しました。

なかなか飛躍的には上手くなりませんが、今年は次郎吉でも沢山スチールを弾かせて頂きました。ありがとうございます。で、有山さん、やはり関西の人ですから喋りもそこそこ長く、

「うちではな、ミステリーばっか見てるねん。」
「アガサ・クリスティーとかですか?」
「いや、やっぱり市原悦子あたりが、最高やな。」
「あ、家政婦シリーズとか。」
「そうそう。次郎吉なんかだと、あのの入り口の階段のとこでよう刺されよんねん。」
「え?フロアとかステージじゃダメなんですか?」
「そりゃアレや、階段の方が公益社(次郎吉の近くの葬祭場)に近いから都合がええやろ。」

やはり良く判りません。いろいろ話している時にこちらから話題に出したのが、有山さんが事前に送ってくれた譜面や音資料。まあ、譜面はほとんどの場合pdfで頂くわけですが、音資料は大概自分達の場合も含めて、これまで出したCDやコピー曲だったらyoutubeで聞けるリンクを送ったりするわけですが、有山さんの場合は全曲、自宅でギターを手に唄って頂いている音源が送られてきたのです!

「そらな、例えば『ボチボチ行こか』とかをmp3にしてしもたら、その方が簡単やけどな、そやなくて、今のオレを聞いてほしいやんか。」
「すごいですよ、頭が下がりますよ。」
「いやいや、そういうことが好きや、ってだけでな、いわばそういう個性やな。」
「いや、俺は聞きながら思わず拝んじゃいましたよ。」

「拝むのはあそこ、公益社だけにしてえや。」

二部の後半は、「ぐるぐるぐる」から「プラウド・メアリー」と激しい曲が二曲続く、という曲順案で、いや、お身体のことを考えると、この二曲は続けない方が良いのでは、と我々から提言申し上げましたが、根性で乗り切っておられました。

そして最後もミラーボールに乗せてしっとりと「ムーンリバー」でこの日は終演。

また、近いうちに是非お願いします、と次郎吉で打ちあがり、有山さんは翌日、岐阜の方に向かわれましたが、バンドからいきなり弾き語りになると寂しいんや、と言っておられて、いや、ありがたいことです。

2023年11月4日(土)
湘南ふじさわジャズミーティングvol4
吾妻 光良 & The Swinging Boppers

2020年から始まった湘南最大級のジャズ・フェスティバル、というこの催しに呼んで頂けることになりました。しかし、人生はいろいろとあるものでございまして、何と弊楽団としては大変珍しいことなのですが、ドラムの岡地さんとトランペットの名取さんがこの日、のっぴきならない事情のため出演できません。一時は、じゃあお断わりするか?という話もありましたが、何と関東地区では珍しいもう一つのジャンプ系若手ビッグバンド、富山 浩嗣氏が率いる、”Drinkin’ Hoppys”のドラマー関 勇亮さんと、トランぺッター大槻 寿彦さんをお迎えしてのライヴとなります。あともう一点、トロンボーンの西島さんは毎年朝イチから、「植木リトゥルエコーアンサンブル」でも出演していますが、今回も出演いたします!

観覧無料/小雨決行
Boppersの出演は19:00~20:00ぐらいです。

湘南ふじさわジャズフェスHP

という二名の欠員~代打対応という逆風下でのライヴ、なにしろ岡地さん以外のドラマーで本番に臨むのは記憶にある限り1979年の千代田公会堂での「スウィング&ジャズ・クラブ定期公演会」以来ではないのか、という事態でありますから、本番の3時間前に藤沢駅前のスタジオを取って直前リハを敢行することとしました。

どうした牧さん、床にへたりこんでいるなんて、そんなに疲れているのか?ということではなくて、このスタジオ、そんなに椅子が無いのです。吾妻もやる気満々で立っているわけではなくて、椅子が無いから立っているのです。しかし疲れているといえば、西島さんはこの前日に別バンドのライヴで大阪泊、早朝に大阪を出てこのフェスの朝一番から小学生達の指導役として「植木リトゥルエコーアンサンブル」で出演していますので、疲労は極限、本人の話では舌と口角の感覚がおかしいのだとか。

何か疲れているというよりは、このカメラ目線を見ていると「憑かれている」に近いものも感じますが。てなわけで、リハーサル一時間半ほどをこなして、よし!これで何とかなるぞ!というところで、近くの商工会議所の会議室の楽屋へと移動、そこで若干たしなんだり食べたり着替えたり、を済ませていよいよステージへと向かいます。

吾妻自慢の秋葉原の安売りスーツ屋で買ったズートスーツも荷物を持って街中を歩いていると変な人にしか見えないのが残念なところです。ごく短いサウンドチェックを終えてもうすぐに本番。司会の方の紹介で、いつもの岡地さんのカウントに代わり、早崎さんのカウントに乗って演奏スタート。

おそらくはそのカウント1.5秒前ぐらいの写真だと思われますが、牧さんのこのストラップのトラブル解決は無事に間に合ったのでしょうか?それにしても秋の夜の藤沢にはこの野外用の銀色の譜面台が似合います。そして一曲目は安全面での配慮もあり、やり慣れた「最後まで楽しもう」から始めます。

一方コーゾーさんは地元の大船に近いこともあり、いつもより張り切っている感じがグーです。しかし近くに寄ってみると先ほど自慢した銀色の譜面台もベニヤ板感満載で余りよろしくなく、一喜一憂であります。その頃吾妻は、といえば先ほど街中では変な人にしか見えなかったズートスーツが、

秋の夜風になびいていて、なかなかシャレオツな感じであります。しかし、こうやってバンマスが頑張っているというのに、そしていくら疲れているとはいえ本番中にも関わらず、独りあらぬ方向を見つめている

西島さん。大丈夫なのでしょうか、ボケ始めちゃったんじゃないでしょうか、と心配になりますが、実はそういうことではなくて、後になってから知ったのですが、このフェスではステージ右側にあるビックカメラさんの壁面にライヴの映像を投影していて、西島さんはそれを見ていたのです。

とまあ、この時は全然そんなことは知りませんでしたので、たまたま藤沢駅前に立ち寄って我々を目にする方々にも何をやっているのか判りやすい様に、アクションもいつもより大きめにやっていた様にも思います。

両腕が綺麗に伸びていますね。ラジオ体操の成果かも知れません。そして重ね重ねになりますが、今回のライヴが遂行できたのも、ドリンキン・ホッピーズからの若いお二人の応援あればこそ、でした。改めてご紹介しておきましょう。

その年齢差は30歳以上、果たしてジジイ達とうまくやって頂けるのか、などの不安もありましたが事前リハである程度打ち解けられたこともあり、ステージ上では違和感なく混ざって頂けました。

え?肌のツヤとか見てみろよ、違和感アリアリじゃあないか、などという野暮は言いっこなしです。そして終盤に向けてはドラムの関さん自らのリクエストで「150~300」

駅前にたまたま来ていた方でこの曲を知っていた、という方はほぼ皆無と思われますが、それでも藤沢駅前では多くの方々から「ひゃくごじゅうからさんびゃく!」という掛け声を頂きまして、いや、本当にありがとうございました。アンコールも含め、無事に40分強のステージが終わると何と「湘南江の島海の女王」のお二人から花束と記念品の贈呈がありました。

その昔、ダイナ・ワシントンがイギリス公演に行った時にMCで「この国には女王がいるんですって?でもその女王はニセモノよ。」と言った(ダイナはブルースの女王、と呼ばれていた)のがつい思い出されまして、女王が二人、となるとステージ上でいさかいが始まったりしないのか、と一瞬不安になりましたが、御一方は花束贈呈、もう御一方は記念品贈呈、と業務を切り分けて仲良く担当されておりました。

そして撤収後は以前から事務局のYさんにご紹介頂いていた藤沢駅前の「Yの里」なる飲み屋さんに行って応援のお二人のねぎらいも兼ねて楽しく打ち上がりました。

そして終宴後は、冨田さんの友人2名も交えてハイ、お疲れさまでした!写真。

ほとんど全員笑っているのに一人、早崎さんだけドヤ顔をしているのは、実はドラムの関さんが自分の中学・高校の後輩だ、ということが判明して先輩風を、いや先輩暴風を吹かせていたからです。やはり30歳の差は大きいですな。

2023年10月28日(土)
北千住 イベントまんぷく食堂

吾妻 光良(G,Vo)
藤井 康一(Sax,Uku,Vo)
照本 史(Key,Vo)

2月にもお邪魔した、踊り子Moccolyさん主催のイベント「まんぷく食堂」に再度お邪魔します。何でもこれでイベントは10回目を迎えるということで、今回は久原大河画伯のポスター展と同時開催、更にMoccolyさんのブランド洋品の販売もあります。27日は画伯の展覧会、29日は藤井君とMoccolyさんのミニ・ライヴもある、ということでございます。

14:00~16:00 ぐらい
チャージ3,700円 (+1ドリンク)

Moccolyさん ホームページ

酷暑をくぐり抜けて8ヶ月ぶりにお邪魔する会場のY’S亭ですが、前回と大きく異なるのは、今回が久原画伯の大ポスター展との併催、ということでしょうか。会場入りすると既に前日には作品のインスタレーションを済ませている画伯その人が会場の片隅にたたずんでおられました。

ご覧のポスターは結構古いものかと推察されますが、壁一面に画伯のこれまでの作品、それこそ古いものだと21世紀に入ってすぐ、ぐらいのものから最新作までところ狭し、と飾られているわけで、それはライヴ中の写真でも確認できます。

あ、しまった、鏡に映っている人達の顔をモザイク処理してませんが、まあ、向かい側に飾られている画伯の作品もご覧頂きたいので、今回は無しで行かせてください。問題・・・無い?でっすよねー。リハーサルの前には画伯とこんなやりとりもありました。

「しかし、まあ凄い作品の数だね。」
「でも、何かどんどん歯抜けになってっちゃうんですよねー。」
「そりゃ大河、アレだよ、どんどん売れていく、ってことだから良いことだよ、ありがたいことじゃないか。」
「い、いや、そうじゃなくて、放っておくとどんどん床に落ちてっちゃうんです。両面テープが安物なのかなあ。」

確かにライヴ中に落ちていく画も何枚かは目撃しており、単なる両面テープの品質の問題ではなく、演奏の音の振動が原因で落ちるのではないか、不本意な姿で書かれたアーティストの恨みによるものではないか、と諸説出ていましたが、案外、

踊りまくるモッコリー嬢の起こした振動によるものではないか、という説も信憑性アリです。しかしこの写真、激しく身体を反らせるモッコリー嬢とそれを見て感心する照本氏、大笑いする吾妻、まではまあありがちなリアクションですが、藤井君は何の楽器も持たず視線も定まらず棒立ち、という、ちょっと不自然な体制です。それは何故か、と言いますと、実はこの日の藤井君はかなりの腰痛を発症しており、身体が自在に曲がらないのでこういう体制になっているのでした。

それもあって藤井君、周囲の盛り上がりとは別路線で、いつもより真面目にウクレレを弾いている様に見えます。ちょっと内股に膝を曲げている感じも腰をかばっている様に見えます。足の五本指靴下も何らかの健康効果を期待してのことなのかも知れません。

こうしたライヴの写真というのは一部だけ切り取られるとそこで何が起きているのか意外に判らないものでして、この写真の吾妻と藤井君は何に反応しているのでしょうか?二人は明らかに違うものを見ている様に見受けられます。吾妻が見ているのは客席の前から2~3列目ぐらいでしょうか、誰か凄く酔っている人とかいたっけなあ?覚えておりません。一方藤井君は明らかにモッコリー嬢の方を見ておりまして、良いよなあ、腰が曲がるって、という羨望の表情を浮かべている様にも見えます。

とにもかくにも大盛況でライヴは終わり、協賛のコエド・ビールを美味そうに飲み干す画伯とモッコリー嬢を会場に置き去りにして、北千住の夜へと繰り出す三名でした。

2023年10月22日(日)
高円寺 
JIROKICHI
吾妻光良トリオ+1
ゲスト:チャールズ清水(Pf,Vo)

二ケ月ぶりにお呼びするゲストは何と、1970年代の中~後半からホトケさんのブルーヘヴンや、牧さんも交えてのナット・キング・コールもどきのセッションで一緒だったチャールズ・清水、ごく一部では「ズルチャ」などとも呼ばれておりますが、そんな大物を迎えることとなりました。昨年の5月ぐらいに吾妻・牧・チャールズの三人でウン十年ぶりに再会しましたが、その時は「どなた様でしたっけ?」という感じでしたが、今やもう見間違えることはございません。

開場18:30 開演19:30
前売:3,700円/当日4,200円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

チャールズさんとこのメンバーで共演するのは、本牧ジャズ祭、というイベントにBoppersで出て以来となりますが、それがいつのことだったかまるで覚えていない。しかし試しにネットで検索してみると何と2001年のことだったらしく、うわあ、22年前のことかあ。そんな前の曲を覚えているわけも無く、またオリジナル曲も多いチャールズさんですので、この日は珍しく高円寺のスタジオで2時間のリハをやってから次郎吉に入りました。ですので現地でのリハはあっさりと終わり、本番はいつも通り3人だけで6曲ほど演ってからチャールズを呼び込みます。

最初はご覧の様に詩生さんピアノ、チャールズさんはキーボード、という布陣です。チャールズさんはピアニスト、という印象が強いかも知れませんが、その昔ブルーヘヴンを一緒にやっていた頃はオルガンとピアノ、でしたからこういうキーボードも意外に行けるのです。しかし、その昔のオルガンとレスリー・スピーカーは重かったなあ。そしてキーボードならでは、なのでしょうか、立って弾きながら歌う、なんていうことも多い様です。

しかし、次郎吉はまさにこのチャールズさんが指を向けているその辺りに客席向けの右側メイン・スピーカーがあるので、マイクがこの向きだとそのスピーカーに向いてしまうのでハウリングを起こしてしまうのです。三つ子の魂百までも、と申しますが吾妻は長年、音関係の仕事をしていたもので放置しておくことが出来ません。

ギターを弾きながらも何とかこの事態を修正しようとしています。しかし、ギターを弾き続ける、という努力は怠っていない様で、D7を押さえているのが判ります。休憩後の二部は詩生さんキーボード、チャールズさんピアノ、という形で入れ替えが行われます。

全員、比較的ゆとりのある表情をしているのは、二時間のリハーサルあっての賜物でしょうか。そんな頃ピアノに座り替えたチャールズさんの様子を時系列で並べてみますと・・・・、

大変です!またもやマイクがどんどん上を向いていきますが、この上には次郎吉の客席向けスピーカー左側があるのです。このまま放っておいたら、またハウリングに直結する事態になりかねません。しかし、キーボードと違って、吾妻からピアノまでの距離は長く、また間にマイク・スタンドなどの障害物もあります。どうしよう・・・、と焦っていたら、

何とPAのワオさんが自ら修正にやって来られました。良かった良かった。二部はニューオリンズ物とチャールズのオリジナルを散りばめて、終盤に向けて盛り上がっていきます。

二時間のリハの間に各曲の仕掛けの合図をいろいろと決めた筈(グーをひとつ出したら最初のブリッヂに行く、両手でグーを出したら終わる、など)なのですが、ここに至るとすっかり忘れてしまい、もう残っているのは勢いだけで、何とか曲の終わりまでたどり着くことが出来ました。

アンコールはチャールズさんもお色直し、というか相当汗を掻いていた模様です。その昔とは体型が全然違いますからねえ。

よしよし、マイクは上を向いていませんね。終了後は昔話などに興じながら、また旧くからの友人達も交えながら深まりゆく秋を楽しんでから家路に向かいました。

ライヴとは直接関係の無い話ですが、当日来て頂いたチャールズの大学時代の同級生から1979年の秋ぐらいに吾妻、牧、チャールズで演ったライヴの写真を頂きましたので折角ですので掲載いたしましょう。

こちらは楽屋での吾妻と牧・・・。

“Uncained Melody”という曲の、”Time can do so much”という歌詞が脳裏に響きます。

2023年10月20日(金)
阿佐ヶ谷ジャズストリート
阿佐ヶ谷地域区民センター2F
吾妻光良トリオ

昨年に続いて吾妻の地元・阿佐ヶ谷でのジャズフェスに出演させて頂けることになりました。喜びのあまり、出演に際して何かコメントを頂ければ・・・、という実行委員会の方からの依頼に、「阿佐ヶ谷在住の吾妻です。今年も地元・本天沼地区を代表して出場させて頂きたいと思います!」と速攻で返したところ、何かスポーツ大会の様ですので、別の表現はございませんか、と言われて修正したのがつい先日のことでした。そう言えば「+1」はどうしたのだ、という方もおられましょうが、何しろ平日ですので、そこはなる様にウマナリで、ということであります。

第1ステージ:19:00~19:45
第2ステージ:20:15~21:00(入れ替え制)
前売:2,000円/当日2,500円

ジャズ・ストリートHP

ということで、二年連続の地元への貢献ということで張り切って臨んだこの日、何と以前Boppersの座付き女性歌手だった服部恭子嬢がロサンゼルスから日本に戻ってきている、ということで、それなら1~2曲歌っていけば?というなかなか滅多に無い展開になりました。そしてごく短いリハを済ませて本番に突入。

あ、なるほど、トリオ、ということでしたもんね、と思われるかも知れませんが、引きの画で見てみると・・・

ご覧の様にきちんとプラス1の方も出席しております。要するに昼間の業務では何のトラブルも無かった、ということなのでしょう。良いことです、何よりです。そして、吾妻としては二年目の地元貢献ですので、お向かいのIさんのご主人も見物に来られてましたが、それより驚いたのは、近所の”B”というパン屋さんに後日訪れたところ、

「あのー・・・、先日見に行きました。」

と若き女主人の方から声をかけられたのです。

「ええ?本当ですか?ありがとうございます。」
「最初、ドラムの方が杖ついて出て来られて。」
「そうなんですよ、ちょっと腰を痛めてそれをかばって歩いてたら膝に来ちゃって、いまだけ杖突いてるんです。」
「あ、そうなんですか。でも杖ついてて大丈夫なのかなあ、って心配してたんですけど、いざ始まったらものすごく大きな音で叩き始めたんでビックリしました!」

何にせよ、人を驚かせるぐらいの演奏が出来るのは良いことです。ということで、楽しく地元の夜は更けていきました、とねー。え?服部恭子さん、通称キョンちゃんはどうしたのか、って? 現在写真を捜索中です。

2023年10月14日(土)
仙台LIVE STUDIO RIPPLE
ペンペンドンピー
吾妻光良トリオ+1

岡地さんの東北コネクション、とでもいうのでしょうか、黒磯に続いては何と久々に仙台にお邪魔いたします。10月も半ば、というとまだ紅葉には早いかも知れませんが、青葉城あたりに涼しい風が吹きすさぶ、そうは言わないか、吹き渡る、そうも言わないな、何しろそんな季節が期待される中、対バンはペンペンドンピー。ワダ君とアンデーとまた馬鹿話で盛り上がるのが楽しみです。あ、順さまもお手柔らかにぃ・・・。

開場18:00 開演19:00
前売:3,500円/当日4,000円(+1ドリンク)

主催のGhost SyndicateさんFacebook

久々にやって来た仙台の街は、秋を通り越してもう肌寒さすら感じる曇り模様。ペンペンドンピー(以下PPDPと表記)の面々とは別行動で会場入りすると、リハーサルは我々の方が先なのに彼らはもう到着しており、高齢をいいことに重役出勤している様でバツが悪いですが、ともかくリハーサルを開始。すると途端にギター・アンプのローランド・ジャズ・コーラスのリバーブが壊れていて効かない、という事態が判明し、これはパンツを履いていないぐらい恥ずかしいので、急遽マーシャルの二段積みに変更したものの、良く使い方が判らず悪銭苦闘したりして何とか終了。続いてのPPDPのリハで、順さまにマーシャルの使い方などを説明したりしているうち、こちらも終了。楽屋で先ずはひと息。

岡地さんがいないのは、膝の治療か、仙台の方々との交流のどちらかでしょう。吾妻、牧、早崎の3名はとりあえずこの後の時間がたっぷりあるのでひと駅離れたホテルにチェックイン。

「ワダ君やアンデーはどうする、ホテル行く?」

「いやあ、どっちみち荷物あるし夜でいいです。」

ということで、三人で宿に入ると何とこのお宿、最近の働き手不足の世相を反映して夜8時から翌日の昼までは無人になることが判明。宿の方から鬼のような形相で絶対に8時前にチェックインしてくださいね!と念を押されたので、あわててPPDPの皆さんにもチェックインを促しました。更にホテルの部屋はオートロックなので、もしも鍵を部屋の中に置いたまま外に出てしまうと二度と部屋に入れない、オーイ!アンデー!開けてくれーっ!お前の部屋に泊めてくれーっ!ドンドンドン!とやらなくてはいけない、というちょいスリリングなホテルでした。チェックイン手続きを済ませてもまだ時間があるので、会場近くの飲み屋さんで時間をつぶそうとしたものの、何か常連さんの様な方々がたむろしていていまいち入りづらく、定食屋さんの様なところでたしなんでからいざ本番。先ずはこの日のイベントの主宰者である、仙台で35年続くスカ・バンド、GHOST SYDICATEさん達のステージです。店内に入ると

どうしたんだ、この熱気は!ライヴハウスが帰ってきたよ!コロナ前に戻ったよ!と騒ぎだしてしまいそうな熱気で、「仙台は 外は寒いが 中熱し」と一句詠みたくなる様な雰囲気でした。そしてGHOSTさん達は

これまで余り存じ上げなかったのですが、スカ・フレイムスとも交流の深いバンドで楽屋で聞いているとユニゾンのリフが格好良い、はつらつとしたバンドです。偉そうな物言いですが、長年続いているバンドならではの一体感、結束感があるのです。そして続いてはPPDPですが、

それにしても客席が醸し出す熱気が感じられます。この雰囲気が背中を押したのでしょうか?

この演奏が止まっている最中に、さながらマーチン・ルーサー・キングの様に聴衆に訴えかけようとするワダ君、というのはちょっと珍しい光景ですが、何を話していたんだしょうな? そしてPPDPは最後にGHOSTさんのメンバーを迎え入れてのセッションでしめくくります。

こちらも大盛り上がりのなか終了して

続く我々は、一応最年長ですのでちょっと大人なムードで迫っている様にも見えますが、いや実態はそんな生ぬるいものではなく、本番直前にマーシャルのアンプが壊れてしまい、その代わりに先ほどのリバーブ無しのアンプで演ることを覚悟したため、このパンツを履いてない恥ずかしさをどう克服するか、で頭が一杯、という表情です。

しかし、会場の熱気はまだ冷めやらず、仙台の夜は暑い!

しかし、忙中閑あり、というか平常心といおうか、ステージを改めて見ると

おお、何と珍しいことに牧さんがマスクをしていません。しかし、この身振りは、しまった、俺マスクつけてくるの忘れた、と考えている様にも見えます。実態はどうだったのでしょうか。そしてイベントの最後を飾るのは、我々とPPDP、更にGHOSTの皆さんも交えての大セッション大会で「誰でもデブが好きさ」を熱演いたしました。

そして何でこういうことになったのかは良く覚えていないのですが、大変珍しい「二人羽織奏法」まで登場しました。

そして折角仙台まで行って、ここまで熱いお客様の前で演奏させて頂いたので、一応お約束の練り歩き、はたまたトルバドール・スタイルでの演奏もご披露させて頂きました。

撤収を終えて、先ずは店内でお疲れさまの撮影会。本来でしたらバンド関係ではない方々のお顔はモザイク処理すべきではありますが、どなたか関係者でどなたがそうでないか、が吾妻の方ではきちんと把握できてないので、全員のお顔をそのまま掲載してあります。

まあ、バンド名がシンジケート、というぐらいですから、相当広範囲に組織の人間が散らばっているのでしょう。この後は、宿の近くの打ち上げ会場へ。

大変美味しい魚とワインなどを前に、いやあ、長いことバンド続ける、っていうのはいいことですよぉ、と久々に真夜中過ぎまで呑み上げてしまいました。でも、鍵を室内に置き忘れる人間は運良く一人もいませんでした。これからもGHOSTさんにはどんどん周年を重ねていっていただきたいものです。ありがとうございました。

2023年10月7日(土)
豊橋 House Of Crazy
豊橋初上陸!
ブルース・パワポ・コンサート
並びにJive Sessionの夜!
吾妻 光良/富山 浩嗣(語り,Gt,Mnd,Vo)
浦野 紘彰(T.sax)、井尻 昌孝(Gt,Vo)

3月に予定されていましたが、諸般の事情により中止~延期となっていた催しが満を持して帰ってきました! 70年代の末には、街中にブルースが鳴り響いていた、という都市伝説もある豊橋でブルースとは、と説くのは野暮な話です。こんなに楽しいブルース、ジャンプ、ジャイヴ、といった世界をパワポとともに見て聞いて楽しんで頂こう、という企画、更に翌日の関西ライヴへの道すがらでもありますので、小編成のジャイヴ・セッションもお楽しみください。

19:00開場 /19:30開演
前売2500円/当日3000円(+1Drink)

House Of Crazy HP

まあ、いろんなご縁があって各所を回らせて頂いていると色々あるものでございまして、満を持して豊橋初のパワポ・コンサート、と勇んで出向いたこの日でしたが、何か地元ではお祭りか何かがあるらしく、街中は結構閑散としており、本番前に行った飲み屋さんもガラガラ、当然我々の催しもかなり少な目のご来店人数で、事前に聞いていましたが、地元知人の3名もこの日は全滅、ということで、始まる前はどんなものかなあ、と思っていたのですが、いざ始まってみると・・・、

いつもながらのことですが、好きな曲を選んで二人で呑みながら語るわけですので、これが楽しくないわけはございません。上の写真は、ラッキー・ミリンダ楽団でシスター・ロゼッタ・サーブが歌う「トラブル・イン・マインド」を紹介しているわけですが、これに続いて、それでは日本語でこれと近い内容が歌われている曲をご存じですか?というクイズを客席に投げかけたところ、何と一名の方が挙手されて、

「憂歌団の『嫌んなった』では?」

と発言されて、我々二人も思わず、「正解正解正解!」と盛り上がりました。

この後も、休憩をはさんで全15曲の紹介、そして関西から井尻氏、名古屋から浦野氏も参加してのミニ・ジャイヴ・セッションを催して、15名ちょいの参加者の方々でしたが、なかなか喜んで頂けたのではないか、と思っているのですが、いかんせん、お見せどきる様な写真が余りありません。終了後は先ほどの大正解を解答された方に導かれて、豊橋の音楽酒場で楽しく打ち上がり、おまけにだいぶご馳走になってしまいました。ありがとうございます。今度またリベンジ公演をやらせて頂きたいものです。

2023年10月8日(日)
塚本 ハウリンバー
全日本JIVE万博

吾妻光良 (Vo,Gt, Mnd)、富山浩嗣 (Vo,Gt)
井尻昌孝 (Vo,Gt)、浦野紘彰 (Sax)
脇本総一郎 (Wb)
Guest:
福嶋タンメン岩雄 (Vo)

参加各国がすっかりやる気をなくしている大阪万博はほっといて、JIVEで盛り上がろうぜ!と志とタイトルは大きく、万博、と銘打った、こちらも3月に予定されていたジャイヴ・セッション復活の夕べです。秋の夜長に様々なJIVEの名曲をお届けしたいな、と思いつつ、折角の関西ですから、盟友タンメンも呼んで、「ブルース日本語化協会」的な催しとしての側面もお届けできたら良いか、と思案を巡らせています。

17:00開場 /18:00開演
チャージ3500円(+1Drink)

JIVE万博Facebook

「あのね、チェックアウトは10時なんだけど、1000円ちょい払うと11時までいられるんだ。どうする?」

吾妻がそうやって、富山、井尻、浦野の3名に確認してみますと・・・

「き、昨日は7曲しか演ってないから演ってない曲まだまだありますよね?」

「す、スタジオとかカラオケルームとかで、れ、練習するのはどうでしょうか?」

いつものトリオ+1やBoppersでは絶対に出てこない様なこうした建設的な意見により、何と10時きっかりに宿を出て、練習に向かうことにしました。丁度うまいところにスタジオがあったので、入ろうとしたら10時オープンの筈がまだ営業しておりませんでした。こういう細かいところでビジネス・チャンスは失われてしまうのだな、と感じつつ駅前のカラオケ屋に到着して小一時間リハーサル。だいぶ自信がつきました。
大阪に着くころには残念ながら雨模様に。そして、ハウリンバーに着くと何とまだ開いていない!

「最近、ハウリンは朝まで営業しているんで、ひょっとしたに店主のTさん寝てるかも知れません。そういうこともあるかも、ということで、携帯と固定電話の二つ番号聞いてるんでかけてみます。」

と井尻さんが言うので、電話してもらったところ、まだ爆睡されていた様です。いやあ、家が自転車ですぐのところで良かったです。Tさんの話によると、店は朝5時まで、ということなのに、4時半ぐらいに来られる方々が日々いてそこからTさんのギター伴奏で歌ったりオムライスを食べたり、と何だかんだ9時半までお客さんがいる、ということが多いらしく、それじゃあ寝てしまいます。さて、とりあえずリハも一通り終えて、大阪名物のタコ焼きも食べていざ本番です。

前日からの4名に加えて、ベースに8月のレインコートでもご一緒した脇本さん、通称ワッキーに参加して頂きました。

確か8月の時には長年続けていた七三の髪型から一挙に短髪にした、という話を聞いたと思いますが、3ヶ月ほど経つとどことなく七三のムードが漂っています。何しろ十三の近くですから七三がお似合いかと思います。ちなみに富山さんは十三が「ジュウソウ」と読まれるというのは人生で初めて知ったそうで、てっきり「トサ」と読むのだとばかり思っていたそうです。高校の教員さんなのですが、専門の社会科はともかく、何でも知っている、というわけでは無いのですね。

二部では途中に数曲タンメン氏も登場、いやあ、今年はタンメン氏と共演する機会が多い!これはプロ入り後、精力的に関西に来たりしているおかげだな、と自ら悦に入ってると、何とタンメン氏の方も前日に東京で一公演をやってきた、ということで、あちらも精力的に動いておられます。この日はジャイヴ・セッション、ということで、珍しくキング・コールの曲を歌ったり、浦野さんとデュエット?というか前後半を分けてファッツ・ウォーラーの曲なども取り上げて、珍しい一面を見せてくれました。

この日の吾妻は余りジャイヴっぽくないデコラ貼りの様なテレキャスターで登場しておりますが、これはマンドラとの二台運搬なので、極力軽いものを、と思って持ってきたものです。ところが実はこのギターが前日大変なことになってしまっていたのです。このテレキャスター、先月の次郎吉の時にスライドを弾くためにかなり弦高を上げて使っていたのでちと弾きにくく、ハウス・オブ・クレイジー店主のMさんに六角レンチをお借りして調整していたら突如ピキ、という音がして弦巻が壊れてしまったのです!

これではどうしようもありません。途方に暮れているとMさんが近所の中古楽器屋さんに電話を入れてくれて、お店にあった弦巻を持ってきて交換していただいたのでした。

「ありがとうございました!おいくらでしょう?」

「いや、お店にあったものですから良いですよ。」

「いやいや、そういうわけには・・・!」

「いや、本当にいいです。」

「そ、それではせめてお名前を・・・!」

さながら時代劇の様ですが、本当にありがとうございました。とそんなこんなで、井尻さん、浦野さんのご親族にもご来場いただいて終了後は、その井尻さんのご親族と、観覧に来て頂いたRockin’ The Bluesのゲラ子ちゃんも加えての記念撮影でした。

そして寝不足のなか、必死で起きて来て頂いた店主、Tさんとも記念撮影をしないわけにはいきません。

ああ、確かに眠そうな顔をしてらっしゃいますね、というのもありますが、それよりもこの時やっていたラグビーW杯の日本ーアルゼンチン戦の行方が気になって気もそぞろ、という状態なのかも知れません。終了後はタンメン一派が先に帰った後もコア・メンバーだけ残って終電まで居酒屋で打ち上がりましたとさ。

2023年10月6日(金)
MANDA-LA2
加藤千晶とガッタントンリズム
「吾妻さんと半袖紅葉狩り(仮)」

加藤千晶(p,vo), 鳥羽修(g), 高橋結子(ds), 藤野“デジ”俊雄(b) Aketa Mino(tp), 橋本”kids”剛秀(t.sax), 中尾勘二(tb) /ゲスト 吾妻光良(vo.g)

これで3回目、いや4回目か?おぼろげではありますが、ガッタントンさんに呼ばれてのライヴ、これまでにはかなり危機的な状況もあり、もういいです、と引導を渡されるのではないか、と怯えつつも今回も呼んでいただけることになりました。「半袖で紅葉狩り」というタイトル案に対してどう対処すれば良いのか、秋といえどまだ虫はいますから虫よけスプレーは必須だなあ、とぼんやりとは思いますが、それを音楽にどう反映すればいいのやら・・・。紅葉だから赤いシャツなのかなあと、これを書いている酷暑のさ中ですと幼稚園児並みの考えしか浮かんでこないのであります。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

MANDA-LA2 ホームページ

さて、加藤さんのおっしゃるところの「半袖」で「紅葉狩り」というイメージが何となく出来上がる・・・わけも無く、ただただ時間は流れていき、そうこうしていると加藤さんから「これが新曲ですので宜しくお願いします」と音源と譜面と歌詞が届き、もはやそんなことを考えている余裕も無く、の筈が他人様の新曲を聞いていると「ワシも頑張らねば中枢」が刺激されるのか、突然こちらも新曲を書き始め、かなりの短時間で完成させて資料を送付して気がつくと、あちゃあ、リハーサルの前日ではないですか。ワラワラとリハをやって二日後には本番です。えい、ちょっと安易だがこんなところで行ってみるか、とMANDA-LA2に入って当日リハを済ませて、鳥羽さんとサックスのキッズさんにつきあって頂いてたしなみタイム。で、本番スタートです。
本来ならば一部のガッタントンさん達だけのステージがどうだった、とかリポートすべきなのでしょうが、すみません、一切写真がありません。
世代的に普段からスマホで撮影する習慣が身についてませんからね。で、いきなりですが吾妻込みのコーナー。

紅葉、というと赤を連想しますが、今年は猛暑ですからオレンジぐらいの方が実情に即しているのではないか、という判断に基づいた服装ですが、黄色寄りの加藤さんの御召し物と合わせてもそう間違ってはいなかったのではないでしょうか。そして鳥羽さんの頭上に赤い葉っぱがある様に見えますがこれは実は、

MANDA-LA2に来る前に地元阿佐ヶ谷のダイソーで購入してきた紅葉の造花110円なり、をギターのヘッドに装着してみたわけであります。何か最初は学芸会っぽい様な気もして恥ずかしかったのですが、楽屋で取り付けているうちに、そうか、大昔にエリック・クラプトンがタバコをギターのヘッドに差していたのが一世を風靡したことがあったが、これも言ってみればその亜流なのではないか、と意外に誇らしい気分になって参りました。ですので、

それほど恥ずかしい、という気持ちも無く逆にどうだ、このクラプトン・スタイルに文句があるか、と威張っている様にすら見えますが、改めて見るとクラプトン感はゼロですな。

同様にT・ボーン・ウォーカー感もゼロで、嫌ならやめちめえ、というヤジすら聞こえてきそうですが、季節感を大切にする取り組みの一環として評価していただけたら幸いです。まあ、ガッタントンさんに限らずドリンキン・ホッピーズさんもそうですが、手前の新曲の実験台みたいになってお付き合いいただきありがとうございます。誌面を借りてお礼を申し上げます。
で、後日談というか余談ですが、この日の課題曲、ガッタントンさんの「君の鞄」という曲の中に

「切符だけは紙のやつ、7のD席」

という歌詞が出てきます。ちなみに後半はこんなメロディですが、

何とこのライヴの翌日、岡山へと向かったサックスのキッズさんが電車の中から加藤さんに送った写真を見ると・・・、

何たる偶然でしょうか。人生は数奇なものです。これも一生懸命取り組んだおかげなのでしょう、ってそんなこた無いな。もう既にガッタントンさんには、年末運行でもお世話になるこが決まっておりまして、また宜しくお願いします。おっとっと、福島クダラナ祭りでも加藤さんと鳥羽さんと吾妻で共演いたします!

2023年10月1日(日)
中野ブライトブラウン
“Queen of Soul 森崎ベラ(Vo)
with  早崎詩生(Pf) ”

つい先日、春爛漫のJIROKICHで吾妻トリオ+1にゲストでお迎えしたクイーン・オブ・ソウル森崎ベラさんと、かつてbabyだったはずの早崎詩生(いったいどこが???)が久しぶりに再会しましたが、それからはや5ヶ月。今度は秋深まる中野ブライトブラウンでDUOでの登場です。
「秋ですが、ディープなソウルで熱帯夜!」(詠み人知らず)是非お越しください。

開場18:30 / 開演19:00
チャージ3,000円+ミニマムオーダー1,000円

ブライトブラウン・スケジュール

↑ 下の方にスクロールすると出てきます。

2023年10月1日(日)
神楽坂K-West 5周年記念
吾妻 光良 DUO LIVE
with 牧 裕(Bass)

ベラさんと早崎さんがブライト・ブラウンでDUOな夜を展開しているこの日、4駅離れた神楽坂でも別のDUOが展開されているのでございます。吾妻の昔の勤め先の先輩、K西さんが経営されている音楽酒場、K-Westも今年で5周年ということでしてそのお祝いにかけつける、という夜でもあります。

開場18:00 / 開演19:00
チャージ4,000円+1ドリンク

K-WEST Facebook

途中、コロナとかもありましたので、これが5回目、というわけではなくて、おそらく3回目になるのかな?K西さんのお店での周年ライヴ。もう3回目ともなりますと、セッティングも慣れたものでしてすぐにリハーサルに突入しまして周囲では店主とスタッフの方々が座席を配置したりいろいろ忙しく働いておられますが、何故か店主はカメラ目線でご機嫌の様子です。

我々もリハを終えて、近隣の焼き鳥屋さんで小一時間たしなみまして、更にそこのトイレでお着換えなども済ませましていざ本番。

「音楽バー」らしく二人の間には飲み物台もありますので、もうしょっぱなからこちとらもご機嫌です。そして客席を見やると、

おお、何と満場のお客様でございまして、これに応えない演奏者は心に穴が開いているわけでして、どんどん調子に乗っていきます。

確か前回お邪魔した時には、吾妻はレトロっぽいドブロもどきを使っていましたので、今回はそれと真逆、ということでフェンダーのストラトキャスターで参戦しましたが、PA装置との相性が良かったのか、コンパクトにまとまった音色で鳴ってくれていました。そしてライヴが進んで参りますと・・・

テーブルの上の飲み物も赤いものに変わっておりまして、どんどんいい感じに酔っていっているのが判ります。何しろ店内は満杯で、休憩中もここに座っているしか無い状況でしたので、最後も「虚礼廃止」で二人ともこの椅子に座ったままでアンコールにお応えして終演。終演後は残っている方々で五周年の記念撮影。

というか、ほとんどの方々が残られているわけでして、手前どもの人気ではなく、K-Westのお店の魅力が、これだけのお客様を呼び寄せている、ということなのでしょう。またぞろお邪魔いたします。

2023年9月27日(水)
高円寺 楽や
Special Duo!
吾妻 光良(Vo.Gt)/照本史(Key,Vo)

こりゃまた珍しい、照本さんと吾妻のDuoでのライヴであります。そんなの初めてではないか、と思われるかも知れませんが、確か20代末期から30代前半ぐらいまでは吾妻の実家で二人で飲みながら、ああでもない、こうでもない、といろんな曲を聞きながらこれ出来るかな、無理かな、とかこれ一体何て言ってるんだ? うーん、これはねえ・・・、と歌詞を聞き取ったりしていたものです。初秋の夜にそんなことを思い出しながら二人で演奏する、というのもまたオツなものではないか、と思う今日この頃であります。楽やさんは照本氏のシマですが、今から楽しみです。

開場19:00 開演19:30
チャージ1,000円 +オーダー
<完全予約制です>

楽やさんスケジュール・ページ

それなりに長いこと、こうしたライヴ活動とかを続けているわけですが、ここ楽やさんにお邪魔するのは初めてのことであります。

しかし思い返せば45年~48年前ぐらいには週に二日ぐらい、この辺りでバイトしていたことも昨日のことの様に思い出されます。そんなどことなく追憶ムードにひたるのも、家で照本さんとの演目を予習してきたからでしょうか。溜めてあるコード譜とかをペラペラとめくって眺めているとまだ20世紀の頃のものも数多く出て来たりしますが、一人だけで弾いていてもなかなか思い出せるもんではございません。ちなみに1986年の「速見表」なるメモをご覧いただきましょう。ほぼ古文書ですが。

「ここ、4小節を二回繰り返すんだっけ?」

「いやあ・・・、あ、四回だよ、四回!」

「あ、そうか! 何でちゃんと書いてないんだろ?」

「当時はね、書かないで身体で覚えてたんだよ」

あの頃、ぼぉくぅわぁ、若かったぁ♪ ということなのでしょうか。直近の居酒屋での対策会議とたしなみを経て、本番スタート。

あ、こうだこうだ、思い出してきた、という笑みがこぼれているのが判ります。きちんと本番前に思い出しとけよ、という気もしますが。照本さんも照本さんで、

思い出した筈なのに、おいおい聞いてないよ!といった表情も浮かんだりしておりました。まあ、30年以上前から何の進歩も無い、というのは情けない話ですので、この日も吾妻は二曲ほどスチール・ギターを投入。

ここ二年ほど以前にもまして練習しているスチールですが、練習の成果が表れているとしたら、「以前より背筋を伸ばして弾ける様になった」ということぐらいでしょうか。こうした新ネタに加えて、数多くの昔のレパートリーを次から次へと繰り出して、「楽や」の名前どおり楽しく一夜を過ごすことが出来ました。

調子に乗った二人ですから、終了後すぐに12月のブッキングまで決めてしまいました、とさ。

2023年9月24日(日)
所沢・航空公園
空飛ぶ音楽祭2023

吾妻 光良 & The Swinging Boppers
梅津 和時
奇妙 礼太郎x塚本 功
木村 充揮

だいぶ久しぶりですが、Boppersとしてはこれが三回目でしょうか、所沢航空公園でのライヴとなります。楽屋が畳なのですっかり寝入ってしまった、とかその時鳴り響いていたスカが気持ち良かった、とか、酔いまくったお客さんが倒れて救急車が来た、とか居酒屋での大々的打ち上げが凄かった、とか色んな思い出があるイベントが、すっかり大きくなって帰ってきた、ということの様です。え?何か偉そうだな? 何でバンド名も一番上に書いてあるんだ? い、いやいや、そこはその、アイウエオ順、というヤツでございまして、他意はございません。

空飛ぶ音楽祭2023 HP

というわけで、久々の所沢・航空公園。これが3回目なのは確かなのですが、現在の空飛ぶ音楽祭、という形になってから我々が出演したのは一回だけ、ということを主催チームのライヴハウスmojo店主のKさんから聞きました。となると、最初に出たイベントは何だったんだろう?で、この日はそれほど暑くもなく、荒天でもなく、青空は見えてるし、もう野外イベントには最適だわい、と思っていたら何と岡地さんから緊急メール連絡が。何と腰痛をかばって歩いていたら腰は良くなったものの、今度は膝が痛くなり、駅から現場まで歩けない、との報告が。どうやって岡地さんを搬送しようか、とKさんと相談している吾妻を心配そうに見守る梅津さんでした。

いや、それほど心配そうではありませんでした。無事、Kさんの奥様の車で岡地さんも搬送され、やれやれ、という中、他のメンバー達は以前も楽屋として使わせていただいた公園の茶室、「彩翔亭」でお昼のお弁当などを頂いてすっかりリラックス・ムード。

「何かいつものバンド支給弁当と比べると高品質だね。」

「こういう弁当だとモチベーションも上がるよな。」

バンマスが良かれ、と思って選んでいるバンド支給弁当の有難みに大半のメンバーは気づいてない様であります。さあ、それではいよいよステージに向かいましょう、というタイミングになりまして、

だいぶ人数が少ない気がしますが、岡地さんは前述の様に膝の都合で最初からステージに、牧さんはステージの様子を見に行ったっきりミイラ取りに、西島さんは喫煙所の関係ではなからステージに行っていました。どうでも良いですが、コーゾーさんのこの帽子は何故か、「白組」と呼ばれていました。さて、ステージに行きお客さんの前でちゃちゃっ、とセッティングとサウンドチェックを済ませると、いざ本番。

もう結成以来44年間、ほとんどのライヴの一曲目は”Things Ain’t What They Used To Be”で、岡地さんのきっかけでテンポが半分になる、というアレンジも変わっていないのですが、何とこの日はその肝心の岡地さんのきっかけが鳴らない! おお、膝が痛くて叩けなくなったのか!と後ろを振り向くと、

何のことは無い、どこかが外れてしまったドラムを直していただけでした。しかし、この写真を見ているとみんなが岡地さんの方を見ているのに、後列のTp、Trbの4名はまっすぐ前を見てラッパを構えています。もちろん、きっかけのすぐ後に彼らの吹くパートが来るからですが「死んでもラッパを放しませんでした」という戦前の教科書の文章を思い出してしまいました。ラッパというのはそういう楽器なのでしょうか。
そして野外フェスですから、先日の黒磯で投入してなかなか良かった、と自画自賛している吾妻はこの日もギブソンのSGで参戦。

小さくて薄くて軽いSGは派手なアクションにもぴったりで、T・ボーンが必死の思いで大きなフルアコを持ちあげて背中に回して弾いていたのに比べると、いとも簡単に同じことが出来てしまうわけですが、

よもやストラップが顔に引っ掛かろうとは思いませんでした。チンピラ海賊の様ですし、ストラップの裏布が一部剥がれているのもビンボ臭いです。ここ航空公園の野外音楽堂は公共の施設ですからいろいろと規約も厳しく、例えば音量は客席一番後ろのフェンスのところで80dBを越えないこと、電力使用量は10kW/hを越えないこと、そして17時には絶対音出しを止めること、というのがあった様ですが、我々の出番は最後の16:00~17:00、フジヤマさんに撮って頂いた写真の露出の関係もあるのでしょうが、それでも暮れなずんでくるのは確実に早くなってきていました。

こんな緑の多い公園の中にただずむ野外音楽堂ですので、夕暮れっぽいムードがなかなか似合います。

さあ、そしてこの日のサプライズ・ゲストは木村さん!

しかしこれを「サプライズ」と言っているのは我々だけで、お客さんからは最初からステージに置いてある木村さんのギターが見えているので、まる判りだったものと思われます。

木村さんには名曲「嫌んなった」を熱唱していただきまして、否が応にも盛り上がりました。さすがであります。

そしていよいよ暮れなずむなか、「焼肉アンダー・ザ・ムーンライト」で、フェスの幕を閉じさせていただきました。

そそくさと片付けを済ませ、向かうのはKさんのライヴハウス、mojoでの打ち上げですが、石の様に重い譜面ケースやバリトン・サックスがあるので電車移動は厳しく、タクシーを呼ぼうとしましたが、人出が多い日なのかタクシーが全然やってきません。

このフェスを全面的に支えて頂いている所沢市役所の職員の方々のご尽力で何とか店にたどりつきましたが、既にメインのフロアは出演者や関係者の方々で席が埋まっていたので、我々は壁を一枚隔てた別室でウチアゲを開始。

しかし、こちらのフロアはライヴ時のステージがあるフロアです。飲んでる時に楽器、となるとキ〇▼イに×物、では無いですが、弾かずに終われるわけはありません。

これはたまたま、梅津先生と吾妻、という写真ですが、当方のメンバーも含め色々な方がステージに上がる実に楽しいウチアゲとなりました。関係者の皆さんのご尽力もありますが、素晴らしいフェスでした。ありがとうございます。

2023年9月23日(土)
高円寺 
JIROKICHI
吾妻光良トリオ+1
「初秋ブルース祭」

今回もゲスト無し、ではございますが、「岸田さんの倍は他人の話を聞く」がモットーの吾妻としましては、先回の次郎吉で「ブルースばかり演奏するのを聞いてみたい」という書き込みをされたお客様がおられたのをかんがみて、今月はブルースオンリーで行きたい(二部は)というつもりです。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

といったきっかけで、突如決まった「初秋ブルース祭」、自宅でレパートリーの歌詞カードをワラワラとめくって調べてみたところ、いやあ、思っていたより沢山ありました。最近でこそナット・キング・コールとかファッツ・ウォーラーとか、キャッツ・アンド・ザ・フィドルの曲とかが多くなってますが、もともとはブルース出ですからねえ。結局二部だけにとどまらず、全編ブルース曲でお届けいたしました。で、リハが終わったあと・・・、

「しかし俺には気がかりなことがあるのだ。」

「どうした、3コードのマンネリが怖いか?」

「いや、居酒屋一休の会員カードの期限が今月で切れるのだが、これは更新できるのだろうか?」

「そんな細かいことはどうでもいいよ。」

会員カードは300円で更新できる、という情報を得ながら若干たしなんでから本番に突入しました。

全曲ブルース、といっても特に見た目が変わるわけではございません。まあ、あえて、強いて、言うならば、吾妻のこの日のシャツですが、

これは藤井康一選手がいっつもステージ衣装を購入している荻窪の「ポゴラン・マーケット」というお店で最近購入したものです。いやあ、阿佐ヶ谷/荻窪地区に20年以上住んでいるのに知りませんでした。柄がストラップと保護色になってしまうのが、想定外でした。さて、一曲目のインストが終わると、”No.9 Train”、”Rockin’ Pneumonia”と二曲続けてお届けしましたが、何だ、いつも演ってる曲じゃないか、と思うかも知れませんが、そりゃ、そういう曲bもありますよ。ただ、続いては

珍しくカポタストなどを使いまして、”Friendless Blues”、”Hurry Blues”、と懐かしいなあ、学生の頃に聞きまくっていた曲が続きます。そして、ここのところスチールギターばかり弾いていましたが、久々にオープン・チューニングのボトルネックも使いまして、

“Listen Mr.Fireman” なんて曲も歌わせてもらいました。二部ではこれまた珍しい、マディ・ウォータースの曲、”You’re Gonna Miss Me” というのを取り上げました。ホトケさんは全曲マディ、というCDを最近作りましたし、小出さんもマディの曲を取り上げたりしていますが、我々のバンドでマディの曲は初めてではないの?ぐらいの感じでしょうか。しかし、リハで驚いたのは、この曲、いざ演奏してみると12小節ではなくて、小節数に半端なところがあるので、何も意識しないで合奏しているとガタガタになってしまうのです。余りに昔から聞いているので、よもやそんな半端なところがある、などまったく気づきませんでした。しかし、案の定、本番になると、一瞬どこを演っているのか判らなくなり、耐え切れず苦笑していた人なども見受けられました。

この後は普段から演っている曲と先ず滅多にやらない曲とを半々ぐらいでお届けしましたが、いずれにせよ、最後は盛り上げないと気がすみません。

昔から好きだったブルースを張り切って歌って弾いて、さながら学生の頃に戻った様な一夜でした。

2023年9月16日(土)
立川 AAカンパニー
“East-West Blues & Jump !”

福嶋”タンメン”岩雄 Rockin’ The Blues
福嶋タンメン岩雄vo 井尻昌孝g 西田武志b 吉田なおpf 島田桂輔dr
岩城笑子as 平井佑典ts

ゲスト:吾妻 光良、富山浩嗣(G,Vo)

関西から、福嶋岩雄率いる「福嶋タンメン岩雄 Rockin’ The Blues!」が、関東からは吾妻と富山の二名が
出場する一夜限りの東西ジャンプ大会です!

開場17:30 開演18:30
前売、当日とも :3,000円

タンメンのバンド、Rockin’ The Bluesとは初の共演であり、また彼らも東京進出はこれが初めて、ということもあってこの日はAAカンパニーのマスターにお願いして、かなり早めの14:30を入り時間に設定させて頂きました。吾妻は13時半過ぎにのんびりとスマホでデューク・ピーコックのベスト盤などを聞きながら歩き、総武線に乗り、三鷹で中央線に乗り換え、ようとしたところ、イヤフォンの音楽の隙間をぬって、「国分寺・・・、返し・・・、架線が・・・復旧・・・」などと不吉な言葉が聞こえてきたので、慌ててイヤフォンを取ると、アラララ、架線事故とかで中央線が止まってしまいました。詳細は割愛しますが、国分寺までマスターに迎えに来てもらった吾妻がお店に到着したのは、16時過ぎ。一方の関西勢は新大阪から東京までは2時間半、そして東京から立川までも同じ2時間半、但し全員立ちっぱなし、というシビれる状況で、高齢者のタンメンなどは到着時に既に顔面蒼白になっていました。しかしショー・マスト・ゴー・オン、ですから、驚異的に凝縮したリハと短期間のたしなみを経て本番スタート。

何だ、元気そうじゃないか、と思うかも知れませんが、これは龍ちゃんがきちんとした技術ときちんとした機材で撮っている写真だからそう見えるだけで、吾妻がケータイで撮ったスナップ写真を見る限りは、

ほら、蒼白でしょ?ま、それはさておき、きちんとした写真で改めてこのRockin’ The Blues、というバンドを眺めてみると、

4人のリズム隊にサックスが2本、戦後の米国でビッグ・バンドのブームが過ぎ去り、経費節減の意味も含めてこうしたスモール・コンボで演奏されるR&Bが主流になってきた、という流れにしっかりと沿った正統的なR&Bバンドだ、というのが良く判ります。日本で現在この編成でやっているバンドでパッ、と思い浮かぶのはBloodest Saxophoneぐらいでしょうか。ただ、Rockin’ The Bluesの方はタンメンという大フィーチャード歌手がいるところがちょっと違います。しかし実はこの日はまだ残暑どころか、モロに真夏日。長旅で疲れた身体にタンメンの上着はかなりこたえるのではないか、と思っていたら数曲でシャツ姿にチェンジ。

そうですそうです。無理をしちゃあ、いけませんや。そして先ず最初にゲストで入ったのは富山さん。

何か表情にゆとり、と言おうか、レイドバックした感じが漂っているのは、実は彼は14:30の入り時間に間に合っていたからなのかも知れません。国分寺駅から私鉄に乗ったところに住んでいる彼は、この店までバスで来れた、という話で、いやあ、東京も広いなあ、と実感いたします。そして続いては吾妻の登場、と思いきや、

いきなりストラップが外れてしまい、井尻さん、富山さん二人の介護を受ける、という情けないていたらくであります。実はタンメンとはこの7~8月で既に3回会ってますのでツーカーであり、早くもステージは談笑ムードに。

あれ?アルトの岩城さんだけ何で一人だけ歌ってんだろ? という様に見える写真ですが、いやいや、これは歌ってるわけじゃなくて、笑ってるんですね。たしなみタイムの時に知りましたが、岩城さんのお名前は「笑子」と書いて、「えみこ」と読ませるという話で、

「いやあ、ご両親良いセンスしてらっしゃる!」

と吾妻が感激したところ、

「でもなぁ、ちっちゃい頃はこの名前なんで『ゲラ子』って呼ばれてましてん。知らんけど。」

というご本人の弁でした。ということですが、談笑はまだ止まりません。女子高生でもないのに、何がそんなにおかしいのでしょうか。

そして、ジャンプ、と呼べばシャウト、と答える我々ですから、コーラスも大口を開けて全員でシャウト!の図であります。

しかし、一応ゲスト、というテイで呼ばれておりますので、介護されたり談笑ばかりしているわけには参りません。それなりの頑張りは見せなければ。

てなわけで電車の遅延で一時はどうなるか、と思われていたライヴですが、無事終了しまして全員で記念撮影です。

そういえば、前列のピアノのなおさんは、次郎吉の翌日は中央本線で長野経由で大阪まで帰る、ということで、何故またそんな面倒なことを?と尋ねたら、何でもワイン工場巡りとかをしながら帰る、という話で、うーん、元気です。そして終演後は一時飲み屋難民になりかけたましたが、日高屋が空いていてセーフ!

「えーとね、この小皿、全部3つずつください。」

「へえ、日高屋ってええですねえ。」

「あれ?関西には無いの?」

「無いんちゃいますか?知らんけど。」

この日はたしなみタイムからずっとこの「知らんけど」の使い方が話題になってまして吾妻が言った

「ご馳走さまでしたー、知らんけど。」

というのは明らかに使い方がおかしい、との指摘を受けました。

「ところで上の写真の右一番前の人、モザイクしてないけど。」

あ、いけね、忘れた!と思いきや、この日見にきてくれたJoJo沢渡氏だからいいのです。

「JoJo、今日は無事に来れた?」

「え? 何で?」

「ほら、中央線止まってたじゃない。」

「そうなの?俺、うちから自転車。」

いやあ、東京も広いなあ、と改めて実感いたしました。

2023年9月17日(日)
高円寺 
JIROKICHI

Battle of the “JUMP” Blues

福嶋”タンメン”岩雄 Rockin’ The Blues
福嶋タンメン岩雄vo 井尻昌孝g 西田武志b 吉田なおpf 島田桂輔dr
岩城笑子as 平井佑典ts

Drinkin’ Hoppys
富山浩嗣vo,g 徳武晧也b 関勇亮dr 井上渉pf
近藤研也as 鈴木浩介as 浦野紘彰ts 山田竜輝bs 大槻寿彦tp 下田純子tp
荒井和弘tb 吉田悠貴tb 

吾妻 光良

関西からタンメンのバンド、Rockin’ The Bluesを呼んで、迎え撃つ関東勢は富山浩嗣率いるDrinkin’ Hoppys。さて、そこに吾妻も参戦し、果たして彼は東軍/西軍のどちらに付くのか、それとも日和見なのか? タレコミなのかガセネタなのか?良く判りませんが、とりあえず採算は度外視しての東西ジャンプ大会の夜なのでございます。

開場18:30 開演19:30
前売、当日とも :3,500円 (+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

翌日曜日は、西のスモール・コンボvs東のビッグ・バンド対決、さながら戦後すぐのロスのロイ・ミルトン楽団とニューヨークのラッキー・ミリンダ楽団との対決の様でもあり、胸が高まります。先攻はRockin’ The Bluesから。

おそらくは良く寝られたのでしょう、タンメンのシャウトも絶好調です。そしてブルース日本語化に向けて積極的な取り組みを展開しているタンメンですが、最近は日本語オリジナルも手がけていまして、これはそんな一曲、「Eなジャンプ・ミュージック」という曲の中での一幕。

井尻君が、お客さんのコーラスへの参加を促そうと歌詞カードを掲げておりました。惜しむらくはもう少し字が大きいと良いのですが。続いて吾妻がゲストで加わりました。

何が起きたのかは良く判りませんが、笑子さんの挙動に過呼吸気味になっていた様です。同様にタンメンのアクションにも激しく反応しました。

季節の変わり目で感受性が豊かになっていたのでしょうか?そしてジャンプといえばシャウト、という生き方はこの日も変わりません。

そしてこれまた記憶が無いのですが、こんなアクションをしていました。

ジョー・ターナーとかジミー・ウィザースプーンの曲で、”Bye Bye ♪” という歌詞が出てくればこんなアクションになるのは自明の理なのですが、そんなのやったかなあ? そうか、JIROKICHIのライヴは配信で後日見たりしていることが多いから覚えてるけど、この日は配信が無かったんだ。それじゃ忘れちゃうなー。さて、続いてはHoppys。

ご覧になってお判りの様に、メンバーのうち管楽器のみんなはほとんどジャケットを着用しています。事前に富山君に衣装のことを確認したところ、一応スーツ、というかジャケットを着ることになってます、という返答で、君ね、バカなことを言っちゃあいけないよ、この前ワシはピットインの時に上着を来て出たんだが、たったの二曲で茹で上がってしまったんだ、だからシャツだけで充分だよ!と力説したところ彼も「でっすよねー」と答えていたのですが、フタを開けてみるとシャツ姿はリズム隊の4人だけ、とまるで徹底されていません。バンド内のガバナンスはどうなっておるのだ、すぐに管楽器全員、暑いよー、とピヨピヨ言い出すだろう、と思っていたのですが、

何と涼しい顔で演奏を続けていました。ジジイとはどうやら体温調節機能が違うらしく、いや、うらやましい。そう!うらやましいと言えば、この写真、何とサックス4人がちゃんとコーラスを、それもちゃんとハモってコーラスをやっているのです!やりたいけど、Boppersのメンバーはやんねえだろうなあ。ところでその頃バンマスは・・・、

このふざけた幼稚園の様な振り付けは何なんだ、と言いたくなるところですが。これは新ネタのキャブ・キャロウェイの「スカンク・ソング」という曲の日本語版で歌詞にミッキーマウスが一瞬出てくるところの振り付けでした。そんな中、そろそろお呼びがかかるかな、とトイレにステージ衣装を整えに行った吾妻でしたが、曲順を間違えていて支度の途中でステージに呼ばれてしまいました!

本来はこのシャツ姿に蝶ネクタイとサスペンダーが追加される予定だったのですが、時間切れでどちらも無し。それだけならまだしも、シャツがグシャグシャになってしまい、またも要介護状態に。

このHoppys+吾妻のステージにもタンメンの影響は色濃く、富山君と二人でのシャウト大会となりました。

更にTreniersの”This Is It”の日本語版「お達者で」では、黄金期Treniersの狂乱のステージを再現すべく頑張りました。

そしてTreniersと言えば、靴の臭いで失神状態から復活するという演出の”Salt Smell Shoe”、近藤君の芝居もいい感じに練れてきております。

そして最後はここにタンメンも加わっての大団円。

若いやつらに負けてなるものか!と高齢者二名も頑張りました。

てなわけで、遠路、かつ鉄道架線事故、と色々ありましたが、東西入り乱れてのジャンプ大会、総勢しめて20名という大所帯でしたが無事終了を祝って、JIROKICHI 前で記念撮影。

終了後は打ち上げですが、コロナの前に時間が戻ったかの様でした。

2023年9月2日(土)
新宿PIT-INN 昼の部
吾妻 光良 & The Swinging Boppers

九月になったらもう結構涼しくなってんだろ、と割と甘い見通しがあったのか、それとも何も考えてなかったのか、ジャズ研出身メンバー待望(?)のピットイン、しかもお酒大好きフリスキーというメンバー待望の昼の部、ついこの季節に演らせていただくことにしてしまいました。もう少しふさわしい季節もあるだろうに、という気もしますが、やらせて頂けるうちが華です。ジャズの曲もジャズじゃない曲も併せて、真っ昼間からお届けいたします!

※家庭の事情により冨田(Tp)が欠席、代わりに松木理三郎さんをお呼びしています。

開場13:30 開演14:00
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

新ピ・ホームページ

何しろ昼の部、ですから入り時間も11時、と早いわけでありまして、またリハもどどど、と詰め込まないとならないので、行きの機材運搬の時にお昼のお弁当も買っていくわけですが、コロナや世界情勢の関係でずいぶんコストが上がってしまいました。なるべく費用を抑える形で選んだお弁当に関して、「デンプンばかりだなー」とか、「アジフライにアジが半分しか入ってないよ」だのメンバーは好き放題言うわけですが、とりあえず完食する人も多く、それが胃にもたれているのでしょうか、皆、どことなく眠そうな出陣2分前であります。

お、そんな中一人生気のある顔をしているkozoさん、実は彼はこの日、持病の「K室炎」が若干発症しており、消化に良いもの、ということで楽団支給の弁当ではなく、その倍額以上のおむすびを食べていたのでその効果かと思われます。また、この日は冨田さんが海外にいるため、松木さんに代打をお願いしました。

そんな松木さんの元気を頂きまして、吾妻もやる気満々、といった感じの出陣6分前ですが、

なぁーんにも考えずにいつも通りの衣装で臨んだわけですが、いや、真夏をなめておりました。ステージに出てみるとこれは暑い!

たまらずに、たったの二曲で上着は脱ぎ捨ててしまいました。

たった二曲しか着ていないのに上着はビショビショ、洗濯に出さざるを得ず、その洗濯代がデンプン弁当の倍近くはかかる、という事実に、歌いながらも心の中では涙ぐんでおりました。しかし、二曲で上着を脱ぎ捨てたことで生命レベルは一挙に回復し、身体の動きもどこか滑らかです。

退職、プロ入りしてから始めた日々のラジオ体操の効果もあるのかも知れません。そして、代打兼四番打者の松木さんにも大活躍していただきました。

さて、バンドというものにおいては、メンバーが一丸となって何かに取り組む、という姿勢が非常に大切なわけですが、この日の「大人はワイン2本まで」では、全員が一丸となって「カーンパーイ!」というコーラスと振り付けに取り組む、という美しい場面が見られました。

あれ、でも改めて良く見るとkozoだけは・・・

これはおそらく持病のK室炎の影響でしょう。そういえば楽屋では、

「何か、K室炎、というと不倫のイメージがあるな。」

「そりゃまたどうして?」

「・・・、ありゃ失楽園か。」

日に日に知能が低下していく様な気もします。しかし、我々の年代になると知能よりも深刻なのは記憶です。リハーサルでは当然、全曲をさらうわけではなく、要所要所を押さえつつはしょっていくわけですが、ある曲で

「これ、ソロって誰がやるんだっけ?」

「トロンボーン、とは書いてあるね。」

「はい、西島さんね。あと・・・、ピアノって無かった?」

「いや、私は生まれついてこのかた、この曲でソロを弾いたことは金輪際ございません。」

と明言した早崎さんでしたが、いざ曲が始まってみると、思いっきり8小節のソロを弾いていました。ほうほう、金輪際弾いたことが無かった、と言ってたよねえ、という周囲の反応がこんな風景です。

アンコールはピットインは新宿だろ? 新宿区といえばお前、そりゃあ高田馬場だよ、という安易な選曲でしたが、途中ワイヤレスで客席にも出て行き、和気あいあいな感じで終了いたしました。

そしてそして、昼の部といえば楽しみなのが、夕方からの打ち上げ。

途中からピットインのPA担当のTさん、照明担当のHさんにも合流していただいて、楽しく呑み上げて帰りましたとさ。

2023年8月27日(日)
黒磯日用夜市
吾妻光良トリオ+1

黒磯の駅前で催されるお祭り、「黒磯日用夜市」という催しに初参加させていただくこととなりました。最初は泊まってこようか、という話もありましたが、新幹線を使えば楽勝で帰れるということが判り、ちょっと夕涼みな気分で参加できたらいいなあ、などと夢想しております。黒磯はもう50年弱前に中学高校の友人、T君の親戚の別荘があって行ったのが最後でしょうか。昔の話ですなあ。

黒磯日用夜市HP

初めてお邪魔する黒磯日用夜市、何だかんだと関西に行く機会は多いものの関東から北方面に足を伸ばすのは珍しく、東京から一時間ちょいとはいえ、那須塩原で新幹線から在来線に乗り換える辺りでは、すっかり観光気分も盛り上がり、ホームに降りて、都内とはちょっと違った秋の旅情を楽しもうか、と思っていると、

いや、ワシらは多少なりとも空調の効いたここの通路で充分でごぜえます、という老人2名と、もう1名、齢の割には頻繁な方はトイレに行ってしまいました。それからほどなく現地に着き、リハーサルが始まるまでの間、黒磯駅の超シャレオツな図書館のカフェーでお茶を飲んでいると突然の豪雨!心配になってステージやPAブースを見に行きましたが、短時間で止んだのと、設営がしっかりしていたのでしょう、これは開演後のPAブースの様子ですが、機材などもほぼ無事だった様です。備えあれば憂い無し、です。

そしてリハが終わりますと、牧さんは前日で抗生物質の投与が終わったため、飲む気満々で参加しており、楽屋として使わせて頂いた場所で、小宴の開始となりました。

何だ、こんな用途に使わせていたのか!と関係者のどなたかが怒られるとまずいので、一応部屋が特定できない様にモザイクをかけておりますが、わかんねえかなあ・・・、わかっちゃうだろうなあ、と松鶴屋千トセさんの様に悩みつつ掲載しております。そして現地時間16時頃から我々の出番となりました。

このステージ回りの手作りの感じが学園祭、それも高校の文化祭とかを思い出しますが、何でも関係者の方のお話では、この催しも今回が六回目ということですが、こんなステージを組んだのは今回が初めてのことだったそうです。その手作り感に協力するわけではないのですが、吾妻も譜面台が無かった代わりに、急遽マイク・スタンドと段ボールで譜面台を急ごしらえしてみました。ちなみに牧さんは右足元のモニター・スピーカーにコード譜を置いているため、それをガン見しております。

しかし手作りだ、駅前だ、と言っても野外フェスであることに変わりはありません。引きの画で見るとステージ回りはこんな開放的な雰囲気です。

我々のライヴの最中にも時折雨が降って、その際は見に来られている方々も隣の図書館に避難されていましたが、概ね、こんなかなりの数のお客さんにご観覧いただきまして、

こうなるともう我々も年齢的にはロックでウッドストックでラヴ&ピースな世代ですし、ましてや吾妻はこういうこともあろうか、と衣装はアフリカ・シャツ、ギターはギブソンのSG、というしつらえですから、一挙にそちら方面へと傾斜していきます。

後ろで見ている岡地さんの心配そうな顔が印象的ですが、この後も何回か暴れたりしているうちに終演。

とりあえずロックなムードを満喫して日が落ちた頃に4人とも帰路につきましたが、もしまたお呼びがかかった際には、泊りで来てもなかなか楽しそうな催しですなあ。

2023年8月26日(土)
高円寺 
JIROKICHI
吾妻光良トリオ+1

高円寺は四年ぶりの阿波踊りで大混雑が予想されます。余裕を持ってお越しください!

8月のJIROKICHIマンスリーは関西行脚も終わり、ここは原点に戻りましてゲスト無し、という形でお送りします。この8月26日というのは、1958年にアサヒビールさんが初めて缶ビールを発売した日、としても知られておるわけでございまして、この如何にも暑かろう、という8月の終わりに、我々の演奏を見ながら缶ビール、というのもなかなかオツなものではないか、とお勧めしたい今日この頃です。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

「それと当日は四年ぶりの高円寺・阿波踊りです。次郎吉とは駅と反対側の出口にしか出られなかったり、もろもろの制限があるかも知れませんのでご注意ください。」

前々日に次郎吉店長のタカさんからこうしたメールが来ており、おお、そうか、と思い当たりました。大昔ですが、このイベントのさなか高円寺で飲んでいて南口から北口にたどり着けなかった記憶もあります。ということで、いつもより10分以上早めに家を出て高円寺に着くと、おお、踊りスタートの一時間以上前なのに、

ホームはご覧の様な混雑ぶり。そうか、この日にぶち当たると判っていたら「踊りの曲特集」とか「浴衣でライヴ」とか、いろいろと考えられたかも知れませんが、今更何が出来る、というわけでもありませんので、夏の終わりから秋の兆しを感じられる様な曲を集めてお送りする、まあいつも通りの展開で臨みました。

“Moonlight Serenade”、”I’m In The Mood For Love”となかなか好調に幕を開け、さて、と気がつくと、おお、楽屋に飲み物を置いてきたことに気がつきました。慌てて取りに戻ろうとすると後ろのドラムの方から、

「まあまあ、進めててください。ワシが取りに行きます」

と大変ありがたい申し出を頂きまして、

いやはや、申し訳ありません。実はこの日は何とベースの牧さんが喉に違和感がある、ということで医者にかかったところしばらく薬を飲んだ方が良い、それも抗生物質で早めに治した方が良い、つきましてはそれを呑んでる間はお酒は抜いてください、と吾妻が少し前に言われたのと同じことを言われて、この日はたしなみタイムもノンアル・ビール一本のみのシラフでのライヴでしたので、横からは冷ややかな視線が注がれていました。
さて、出だしのちょい秋を思わせる二曲に続いては”Jamaica Is The Place To Go”、”Montego Bay”、”Sea Cruise”という真夏のリゾート曲3連発。

そして夏といえば忘れてはならないのが終戦の日。それにちなみましてはFour Vagabondsの不朽の反戦歌、”G.I.Wish”

どうした、何か嫌なことでもあったのか、と言われそうな表情ですが、一応情感を込めて間奏を演奏させて頂いている場面であります。夏の終わりに是非、Four Vagabondsの方も聴いていただきたいものですね。

休憩をはさんで、続いては「夏しか弾かないのでうまくならない」といつも言っているスチール・ギター、そんな弱音を吐いている場合か、男なら勝負に出ろ!というほどのことではないかも知れませんが、夏らしくスチール・ギターを使っての3曲。先ずは、昨年吾妻が録音を手伝っていた、ハワイアンの大ベテラン、長尾勝久さんに教えて頂いた”The Night You Said Aloha To Me”

顔の表情は「B.B.キングの影響を受けて・・・」などで説明は出来そうですが、もう少しだけ実力の裏打ちが欲しいところでした。あ、ちなみに長尾さんのCDはこちらであります。

Kat’s sings Hawaiian songs

更にもう10年以上、取り組んでいるでしょうか、スチール・ギターでBeBopを弾きたい!との気持ちで始めたチャーリー・パーカーの”Confirmation”、メンバーからは「またやるのか」、「まだやるのか」、「もう止めた方が良いのでは」などと様々な意見もありましたが、何とかおつきあい頂きまして、

多少苦悶の表情にはなりつつも、無事完奏することが出来ました。そしてこの日のアンコールの客席行脚大会も、このままスチールを活用して行うこととなりまして、

まあ、ボトルネック・ギターと同じだ、と考えればその通りで全然弾けるのですが、何故か膝に乗せて弾くよりも野卑な感じに聞こえるのが不思議なところです。

海外からお見えのお客様も含めて、多少は珍しい出し物として喜んで頂けたでしょうか。

ちょっと難し目の曲を選んだところ、譜面を見ながらピアニカを吹き歩く男、といった画柄の方が深く印象に残ったかも知れません。

2023年8月19日(土)
十三・レインコート
吾妻光良
× RAINCOAT Selection Team

吾妻光良 × 水野快行 × 久米はるき × 鶴田隼人 × 脇本総一郎 × Isa Jamming

何と二週続けて大阪、ですが、何と関西のフィクサーとも呼ばれているK林さんの発案により、吾妻が単身渡阪して地元の方々と渡り合う、という一夜限りの企画です。うむー、意外に人見知りなので大丈夫だろうか、と危惧するところではありますし、周りを見渡しても最早誰一人知り合いはいない、という状態ですが、もう良い大人なんだから(67歳)、頑張らないといけませんね。

開場: 19:00 開演: 19:30
前売¥4,000/当日¥4,500 (+1ドリンク)

SOLD OUT

レインコートHP

単身渡阪、というのは無かったわけでもないのですが、単身で十三に向かう、というのはこれが初めてです。大阪駅で阪急に乗り換えようと思って駅員の方をつかまえて、

「すみません、十三は何番線に乗れば?」

「ああ、どれでも止まりますわ。」

「いや、神戸行と京都行、どちらですか?」

「一番線から九番線、全部行きよりますわ。」

まったく意味が判りませんが、とりあえず駅員さんの言葉を信じて電車に乗ったら無事に十三に到着。いったい路線はどういう風になっているのでしょうか?ホテルにチェックインを済ませ、何はともあれ初対面の方々ですので早めに出て、定刻の20分前ぐらいにお店に到着。既にドラムの鶴田さんとベースの脇本さんはいらしていました。次々と集まってくるメンバーの方々のお話を聞くと、そんなに普段から良く共演しているわけではなく、中にはこの日17年ぶりに共演する、という方もいるぐらいで、K林さんの見立てで集められた皆さんだ、というのが良く判ります。しかしそれでもこの皆さんの中にどっか共通点がある筈だ、としつこく聞いていくと、何ともともとは20年前ぐらいのハウリンバーでのブルース・セッション・デーで知り合ったそうで、ハウリン恐るべし、ということでしょうか。皆さん手練れの方々で、しかも事前に送った音資料も良く聞いて頂いていたので、リハもすんなり終わってしまいました。皆さん、久々に会う方もいて話に花が咲いているのですが、なかなか輪の中には入れません。

「・・・・・・・」

「吾妻さん、どっか行きますか?」

「行きます行きます!」

ドラムの鶴田さんの発案で駅の反対側にある「世界一厚揚げが旨い店」というところに行ってたしなんだところ、一挙に皆さんと打ち解けることが出来まして、いやあ、お酒の力はありがたいものです。お店に戻って本番スタート、先ずはIsaさん以外の4名編成でギターの水野さんが唄います。

水野さんはシカゴ~アーバン系のスタジオ・セッション・ギタリストの様な流麗なギターを弾きながらストレートな歌を聞かせる方でしたが、それにしても帽子率が75%と高いのが大阪ブルース・シーンの特色でしょうか。ちなみにベースの脇本さんは前日にこれまでトレード・マークだった七三分けをやめてこの日の髪型に変えたそうです。続いて吾妻が久米さんの代わりに入って数曲。

一部の最後はVoのIsaさんが加わって、キャブ・キャロウェイの”Minnie The Moocher”を。Isaさんは、たしなみの時に聞いたところ金属加工の職人をされている、とのことで、あ、それならひょっとしてハウリンバーのお立ち台を作られたのでは?と聞いたところ、あれはIsaさんの会社の先輩が製作~納入された、ということでした。

二部では久米さんのバディ・ガイかテキサス・スリンガーか、というアグレッシヴなステージや、吾妻の夏物の演目なども交えて最後はIsaさんの歌で、”Hold On”~”What a Wonderful World”で一旦終了。

そして本編終了後は、翌日一緒にやる企画のための事前偵察、ということも含めて来場していたタンメンを呼んで一曲。

吾妻の表情も一挙にリラックスしていますが、まあ知った顔がいますと安心してしまいますからね。動物というか、哺乳類だから仕方ないです。ご一緒して頂いた皆さん、ありがとうございました!

2023年8月20日(日)
十三・レインコート
吾妻光良&福嶋TAN-MEN岩雄の
昼飲み酔って候

吾妻光良 × 福嶋TAN-MEN岩雄
[Guest]村地博、井尻昌孝

何と二日続けてレインコート、ですが、前日お初の方々と渡り合った後ですので、二日目はもう知った顔の方々と飲みながら打ち上げ風に唄って弾いて笑う、というそんな夜に、おっと、夜じゃあないんだ、夕方にしてみよう、というこれまたKさんのアイデアに乗っかりまして、楽しい夕べを過ごせたらいいなあ、とそんな企画であります。

開場: 15:30 開演: 16:00
前売¥4,000/当日¥4,500 (+1ドリンク)

レインコートHP

して翌日、この日の企画はそもそも、前回ピアノの早崎さんと一緒にレインコートに来た時のお店での打ち上げで、タンメンが唄い、吾妻が弾いていた、というその打ち上げみたいなライヴが出来ないだろうか、ということで立ち上がったものです。ですので、ステージの様子も前日とはまるで異なり、机の上に資料や酒が置いてあって、マイクも手に持たず対談番組の様に二人の間にスタンド・マイクが立っている、というしつらえでした。

お客さんからも適当なチャチャを入れてもらいながら、70年代中頃の日本でのブルース・ブームの話、聞き始めた頃に演っていた曲の話、ブルースの日本語化の話、などの話をしながら時折ミニ・ライヴがはさまる、といった形で進行しました。

そして珍しい企画としては、ブルースは歌詞が大切、ということからタンメンが唄い、その後に間髪を入れずにその内容を和訳する、という「ブルース同時通訳コーナー」

やりながら、その昔、亡くなった妹尾さんが歌の合間のハープを一切吹かずに、和訳の歌詞をひたすら喋っていた、なんていうことも思い返しました。ところでこの写真の右側にどっかで見た方が写ってらっしゃいますが・・・、そう!SAXの村地さんです。さすがに吾妻とタンメンの二人だけで盛り上がらなかった場合のことを考えて、K林さんがサックスの村地さんとギターの井尻さんを呼んでおいてくれたのです。

ということで後半は、このお二人の手伝いも受けて色々な曲もお届けしました。そしてアンコールではタンメンは立ち上がり、吾妻しピアノで客席の方々と”Flip Flop & Fly”を大合唱。

またどこか他のお店でも演ってみたいな、という企画でした。K林さん、二日間ありがとうございました!

2023年8月11日(金)
塚本・ハウリンバー
吾妻光良トリオ
ゲスト:福嶋”タンメン”岩雄

木村さんの古希前祝いの前日、折角ですので大阪は塚本のハウリンバーさんにお邪魔することとなりました。で、金曜日ということもあり、ひっさびさに早崎さん抜きのトリオでの演奏となりました。しかし、その代わり、と言ったら何ですが、京都からタンメンに応援に来て頂く、ということになりまして、はい。久々のハウリンバー、楽しみです。

開場: 19:00 開演: 19:30
前売¥3,500/当日¥4,000 (別途1ドリンク)

ハウリンバーFacebook

ハウリンバーも久しぶりだなあ、最後に来たのはコロナが始まる前だったっけ?と何となく考えていたら、何と前回は2022年の2月12日、何だ、たった1年半前のことでした。確か26周年とかの記念ライヴの一巻でしたね。お世話になっております。そんなわけで慣れ親しんだいつものステージにて三人でのリハを開始。写真はいつもの謙ちゃんに撮ってもらっています。

よぉく見ると吾妻の目の前に何だか、箱だか金網だか良く判らないものが写っているのにお気づきでしょうか? 実はこれ、こんなものなのです。

「ツルさん、これ何ですか?」

「ああ、これはお立ち台ですわ。」

「お立ち台っ?」

「ええ、オープンマイクとかの時に使うんですわ。」

「どっから持ってきたの?」

「いや、近所の鉄工屋さんが作ってくれて。重いです。」

大阪のブルースバー、色々な方が出入りしている様です。前述の様にこの日は早崎さんが欠席ですので、いつもより念入りにゲストのタンメンのコーナーもリハーサルします。

さすがスタンダップ・シンガー、リハの時からタンメンの一挙手一投足に我々3名が集中している様子がお判りでしょうか。そして、リハが終わると前回は井尻君達のバンドも一緒だったので全員が入れる様なチェーン店を駅前で探して入ったのですが、今回は塚本駅前のガード下に繰り出しました。見物に来てくれた井尻君も帯同しましたが、何と前日バイクの事故を起こして両手両足包帯だらけ! 気をつけてくださいよー。そしてもう何回かはお邪魔している「がぁどした」という店に行きましたが、行った途端に「ハウリンでライヴの方? 何時からですか?」と聞かれました。そして開演の30分前には目覚まし時計が鳴って、もう行く時間ですよ、と教えてくれるのがなかなか凄かったです。さて、てなわけで本番スタート。

本番前にタンメンから「吾妻君、今日シャツは何色?」と聞かれどうしたのかと思いましたが、以前西荻のClop Clopで演った時に吾妻もタンメンもそして早崎ももちろん赤シャツ、という時があって知人の方から、目がまぶしくてかなわない、と言われたそうです。この日は

まあ、まあまあ、といった配色だったでしょうか。しかしそれにしてもタンメンは口が大きいですなあ。特にライヴも終盤になってくると

それに拍車がかかります。今までほとんど思ったことは無いのですが、一瞬、昔流行ったニューヨーク・ドールス、というパンク・バンドのデヴィッド・ヨハンセン、という歌手がこんなたたずまいでシャウトしていた様な気がします。

全然似てないじゃないか、と言われそうで、ええええ、確かにこの写真は似てないですが、記憶の中では似てる写真を見たことがある様な・・・、しかし、それはそれとして、このヨハンセンという人、その後、バスター・ポインデクスター、と改名してジャンプやR&Bばかり唄っていたのでまるっきし縁が無いというわけでも無いんです、ええ。そして最後は

傍らにあったピアノも活用して、大ブギ&ジャンプ大会で終了しました。この後はお店でたしなんでから、十三のホテルに行くわけですが、何とバイク事故後の井尻君の車で送ってもらう、という、ジジイ良い気になるなよ、という反省すべき一日の終わり方でした。

2023年8月12日(土)京都・磔磔
磔磔 築106 周年記念!!
木村充揮レッツゴー古稀
木村充輝、吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:Leyona

昨年に続いて、二回目の磔磔での木村さんの10日間に参加させていただきます! へえ、木村さん、もう古希なんですかあ、と思いきや、何だ、来年の3月に古希になられる、ということで、吾妻、牧の二学年上ですね、どうでもいいですけど。更に前回はたまたま居残っていただけのLeyona嬢が、今回は最初からゲストで入っておりますので、そりゃもう、譜面の心配も要らずただ飲んでりゃ良い様なものでしてね、あ、そうか、でも木村御大は突然、何を始めるか今回も判らないからなあ・・・、まあ、心してリラックスして臨みたいものです。

開場: 17:00 開演: 18:00
¥6,000 + 別途ドリンク

磔磔HP

酷暑の中ですが、阪急に乗ってしまえば十三から京都河原町まで座ったままで40分、あー、こりゃ涼しいし極楽極楽、とつぶやきつつ、京極通りの老舗洋食屋さんでお昼を食べてから磔磔に移動。既に到着していたLeyona嬢やほどなく現れた木村さんに挨拶し、出張帰りの早崎さんも合流してリハに臨みます。最大の課題は突然木村さんが唄い始める曲にどの程度、俊敏に対応できるか、という点ですが、牧隊員の考案した「譜面を50音順に並べておく」という古くからある手法を取り入れることにしました。何しろ酷暑なので、リハから本番の間は磔磔の二階でたしなむことにして、さて一部は木村さんのソロからスタート。

全国的に木村さんの人気は絶大なものがありますが、それにしても地元関西での熱気には凄まじいものがありまして、ソロに続いて我々4人が加わって、数曲伴奏するわけですが・・・、

写真でも伝わりますでしょうか、このギッシリ感。100名、いや150名、ひょっとして200名ぐらいはいるのではないか、というのに加えて「アホー!」、「カスー!」などと飛び交う大声のヤジというか声援。『コロナとは 遠きにありて 想ふもの』的な京都磔磔の夕べのスタートです。しかし、我々は実はそんなにゆとりのある心持ちでもなく、

写真でも伝わりますでしょうか、木村さんが次にどの様に曲を展開していくのか、全員が固唾を飲んでさぐろうとしている、緊張感みなぎるワンカットであります。しかし、実は今回何とありがたいことにリハ終了後、しばらくして「基本これで」という曲順表が発表されたのです。

ですので、写真でも伝わりますでしょうか、数曲演っているうちに段々バンドさんもリラックスしていく様に見受けられます。この後は我々4人だけで5曲ほどお届けしましたが、

定番の”Everybody Loves The Fat Man”でのお客さんのコーラスが、関西風というのか味が濃いというのか、なかなかに”圧”を感じるコーラスで、関西ならではの体験であります。そして二部は、木村さんに続いてLeyona嬢のソロで幕開け。

「それでは最初は、私が18歳の頃に書いた曲を聞いてください・・・、といっても3年前ぐらいのことですけどね・・・。」

木村さんのファン層のオヤジ達を転がす様なギャグにも磨きがかかってきました。そして今度は我々の伴奏で二曲。

そしてこのコーナーが終わると再び木村さんが戻って、後は最後まで全員で突き進みます。Leyona嬢と木村さんの合唱によるはっぴいえんどの「風をあつめて」などという大変珍しい演目もありましたが、我々4名は演りなれてない曲調ですので着いていくのに必死でした。

ご覧の様に今回のステージは木村さんと牧さんの距離が近いので、何かと木村さんからいじられる牧さん、というのが愉快でした。

「あんな、この人マスクしながら演ってんねん。変な人やろ? ハッ! 変な人の牧さん!」

するとそのお言葉を受けて、牧さん、マスクを外しました!

コロナ以降、牧さんがステージでマスクを取ったのはこれが初めてで、場内は満場の拍手に包まれました。木村さんの言葉には人を動かす何らかの超常的な力が備わっているのでしょうか。で、演目も予定通り粛々と進んでいくなか、突然木村さんが振ってきます。

「あ、何か他の曲、演りたいんちゃうの?」

「いえいえ! このリストの曲で充分です!」

いったいどういう展開になるのか、とドキドキしていると聞いたことのあるイントロが奏でられます。メンバーは小声、というには余りにも大きな声でお互いに「おい!ジェリーロール・ベイカーだ!」などと合図しながら50音順の譜面の中から該当曲を探します。

ああ、50音順にしてて良かった、という瞬間ですが、この後も全員でアンコールに応え、Leyona嬢はHarpも吹いて大団円。

ということで、すべての演目を終えて二階の楽屋で記念撮影。

この後は磔磔での打ち上げでしたが、吾妻は何とかして木村さんの「ハッ!」という話芸を盗もうとした努力してみたのですが、なかなか習得への道のりは遠そうです。

2023年8月13日(日)
浜松・ビスケットタイム
吾妻光良トリオ+1

よし!大阪~京都、と来たらツアー・ファイナル、どこかに寄ってもうひと暴れしていくか!ということで、東海地区の重鎮Oさんにお願いして、彼のビスケットタイムで演らせて頂くことになりました。しかも翌日が平日なので身体にやさしい早めの興行です! 吾妻の勤め人時代の先輩のSさん、この辺りに住んでおられ、以前一度、見に来られていたのですが、ひょっとすると来ていただけるかなあ・・・? あと、高校の同級生もゴルフ帰りで来てましたな、どうでもいいけど。

開場: 17:00 開演: 17:30
前売¥4,000/当日¥4,500 (+1ドリンク500円)

ビスケットタイムHP

ツアー最終日は猛暑の京都で中華の昼食を摂って一路浜松へ。吾妻ツアーズの事前の旅程計画では駅から遠州バスに乗って名所「根上がり松」で下車してビスケットタイムへ、という計画だったのですが、メンバー4名中3名が暑さに根を上げて、いや、音を上げてタクシーに乗車、ツアーコン1名だけは旅情を楽しむためにバスで向かいました。実はマスターの大城さんは、ちょっと前に大病で大きな手術をされたばかりで心配しておりましたが、お元気な様子で何よりです。ビスケットタイムは、富山君達とパワポ・コンサートでお邪魔したのが4年前、トリオ+1で来るのは5年ぶりでした。

写真を見ると夜のムードですが、開演が17時、ということでまだ初めの頃はガンガンに明るい、というライヴでお客さんに来て頂けるかなあ、と不安もありましたが、大城さんの積極的なプロモーションのおかげで、かなりの満員。

逆サイドから見てもこれまた満員で、いやあ、本当にありがとうございます。

時間軸をちょっと戻しまして、前回2019年の時の様子を当ページで確認すると、その時はリハ終わりで「浜松餃子」を食べつつたしなんでいた様ですが、まあ、今回も45分しか無いし近いし、ということで有無を言わさずその店になだれこみ、当然の様に浜松餃子も注文しました。

「浜松餃子って何故モヤシなんだ?」

「その話はきっともう3、4回はしてるな。」

「あ、俺、テレビでそれ見た。」

「え、で、何だって?」

「忘れた。それぐらい大した理由じゃなかった。」

「人生最後の走馬灯の時に浜松餃子には出てきてほしくないなあ。」

「まさに。」

そんな中、ライヴの方は真夏の曲を中心にお届けしましたが、前日、木村さんの言葉のマジックでついマスクを取ってしまった牧さんでしたが、この日はきっちりと元に戻っていました。

あれ、何か吾妻の前にある歌マイクを見てみると・・・、

マイクに何か布切れの様なものが巻き付いているのがお判りでしょうか? 実はリハの時にギターを持ちながらこのマイクに唇が当たるとかすかに「ピリピリ」と電気ショックが来るのが確認され、本来ならばこの電位差を解消すべくいろいろとやるべきなのですが、リハの時間も限られているなか、対処療法として大城さんからマスクを頂いてハサミで切ってマイクにかぶせる、という対策を施しました。まだコロナも走りの頃に街中からマスクが姿を消した時のことを思い返すと新品のマスクをハサミで切るなんて! という気もしますが、ずいぶん遠くへ来たものです。一方、木村さんのバック、という重圧から解放されてせいか、詩生さんはのびのびとピアニカを吹いていました、

そしてアンコールでもその解放感は止まらず、二人でここ二日間封印していた客席行脚に乗り出しました。

客席だけでは飽き足らず、カウンターにも侵入していきますし、

店の外にも向かいます。前回も同様の展開だった様ですが、それで良いんです。

そしてこの入口の脇に座られているお二人、実は吾妻の昔の職場の先輩のSさんで、今回も来て頂けました。それこそマイクに布切れを巻く、とかそういうことを教えて頂いた方ですね。

娘さんと一緒に記念写真を撮らせていただきました。その他にも高校の先輩のDさんにもお越し頂いたりして、いや、本当にありがとうございました。そして最後は、この日お見えになられていた天才ブギウギ・ピアノ小学生、という少年のご両親と、マスター大城さんとで記念撮影。

次回はもう少し、浜松餃子のことも学習して臨みたいと思います。

2023年7月30日(日)
浅草Hub
Drinkin’ Hoppys

富山浩嗣 vo,g  徳武晧也 b     関勇亮 dr    井上渉 pf

近藤研也 as     武藤行輝 as   浦野紘彰 ts  山田竜輝 bs

大槻寿彦 tp     下田純子 tp    荒井和弘 tb  吉田悠貴 tb

with 吾妻 光良

富山君から急遽誘われた浅草Hubのライヴ、二部と三部にお邪魔いたします。当日は50年代に一世を風靡したTreniersのステージ演出、”Salt Smell Shoe”というものが再現されるとかされないとか、という噂もあり、好事家の皆さんには見逃せない一夜となる、という噂もごく一部ですがささやかれています。

open 17:00
1st SET 18:00~18:40
2nd SET 19:10~19:50
3rd SET 20:20~21:00
Charge ¥2,750

Hub スケジュールページ

こちらも二回目となる浅草HUB、ええとぉ、どうやって行くんだっけか、と電脳の地図を見て、なるほど、これでバッチリ、と学習し終えた辺りで富山君からメールが入り、良く場所も判らないでしょうから、一緒に行きますか、とのことで、ふむ、年寄りだと思ってバカにしているのか、とも思ったものの、まあ、そう言って頂けるなら、と中野のホームで待ち合わせて一路浅草へ。というつもりが何と一つ手前の田原町で降りる、と。

「何だ、折角、道を予習してきたのに、これじゃ身につかんな。」

「でも暑いっすから。こっちの方が近いんで。」

「まあ、そこまで言うなら・・・、あ、あっちが雷門だろ?」

「いえいえ、雷門はあっちですよ。」

「あ、これが俺が出ようとしてたA出口だよ。」

「吾妻さん、それ、つくばエクスプレスですから。」

いやあ、一人で来てたら完全に迷ってましたな。そしてお店に着くと、そうそう、このHUBはPAを自分達でセットするのか、と思い出しましたが、そうなると長年の習慣でつい身体が動いてしまいます。しかし、今回プロ入りしてびっくりしたのは、以前はちょっとロフト風に上がったところにあるPAブースに入るのに結構難儀したのですが、今回はすんなりと昇れたので、何故だろう、と考えるとこれはどうやら毎朝やっているラジオ体操のおかげなのではないだろうか、と思い当たりました。継続は力なり、ですなあ。え?そんな大したことじゃない?でっすかねー。
さて、リハが終わるとHoppysの面々は嗜みに行くわけですが、吾妻はまだ絶賛中耳炎中ですので、皆とは別行動で近所でソフトドリンクなどを飲んでから本番前に店に戻りました。そして1部はHoppysだけのステージ。

今回の写真はメンバーの友人の方が撮ってくれたものですが、やはり若い人は写真を縦に撮るのが一般的なのですね。ジジイはパソコンが長いのでどうしても横長になりがちです。ご覧の様に夏のHoppysの衣装は「アロハ」で統一されております。そして酷暑の中ですので、この日の演目には、「バスで伊豆へ」、「名古屋は味噌」といったラテン風味の曲もちりばめられておりました。

富山君とサックス・セクション全員がパーカッションを担当していましたが、なかなかラテン楽団としてもイケてるところを見せてくれました。そして休憩後は・・・、

「どうした?テナーの音がするのに姿が見えない!」

と、ちょっとベタな登場芸ではありますが、テナーの浦野君がワイヤレス・マイクを使って裏手から登場するインスト「ディーコンズ・ホップ」からスタート。

浦野君はつい最近名古屋に転勤となったばかりですが、久々のワイヤレス・ショーということでブロウにも力が入っておりました。吾妻はその後に加わり、ほぼ全編共演させていただきました。

かなり齢の差があるわけですが、アロハの威力ということでしょうか、結構周囲に馴染んでおるわけです。しかし、見に来ていた知人の方々から、着こなしがいかがなものか、と指摘されました。

というのは、吾妻のみ「シャツイン」、他の若人は全員「シャツアウト」、これはいかがなものか、というご指摘だったわけですが、お腹が冷えちゃうからねえ。中耳炎に加えてお腹も痛い、となったらこれは戦線離脱しか無いのでまあ、勘弁してくださいよー、と言ったところです。そして、この日の白眉は予告でもお知らせした、Treniersの超クダラナ芸、”Salt Smell Shoe”。あるLPの写真でしか見られないのですが、ヴォーカルのクリフ(クロードかも)が、意識を失っているサックスのドン・ヒルの鼻先に革靴を差し出している、という画なのです。これまでの研究ではサックス・ソロの最中に靴を鼻先に持っていくことで、臭さの余り気絶してしまう、という芸なのではないか、とされていたのですが、さすが教職、この日は富山君による新解釈、「サックスを吹きまくる余り気絶してしまったサックス吹きの意識を回復させるために靴の臭気を利用する」に則って進行してみました。その結果がこちら。

アルトの近藤君を覚醒させるべく鼻先に持って行ったのが革靴ではなくて、室内履きのスリッパ、というのも余り本物っぽくはないですが、今後も引き続いての研究が期待される分野であります。

2023年7月29日(土)
福生 おでんと一品 そら豆
吾妻 光良トリオ+1-1

これが二回目となるおでんとそら豆さん、前回聞いていた話では駅前の再開発に伴って次に来る時は、移転した後になるのかな、と思っていたら何と進捗が遅れているおかげで、まだ旧来の店舗で演らせていただくことになりました。ちょっと和のテイストの入った店内は楽屋が座敷で入口が布で仕切られていたりして趣き深いので、もう一度訪れたいと思っていたのであります。さすがに広さや防音の問題でドラムは入れられませんので、前回同様、”+1″から”-1″したメンバーでお届けします。

開場: 16:00 開演: 17:00
前売¥3,500/当日¥4,000 (別途1ドリンク)

おでんと空まめさん Facebookページ

これが二回目となる福生「おでんと一品そら豆」、グテーレスさんが沸騰だ!と騒ぐだけある酷暑の中を福生まで行くのか?と若干引き気味にもなりますが、いや、三鷹から特快に乗りっぱなしで着いてしまうので楽だし涼しいし、家にいるより楽かも知れません。しかもお店は駅から徒歩3分、何でも前回お邪魔した時はもうすぐ移転、という話でしたが、遅れに遅れているそうで、まあ移転後もこれぐらい便利なところだと良いですね。さて、楽器をセットしてリハに臨もうとすると牧さんのベースから「ジー」という嫌な音が。

とりあえず、お店の方にも協力して頂きつつ何とか誤魔化して使える様にはなりましたが、このステージ奥の壁に掲げられている「元気を出せ音楽」という垂れ幕のキャッチが空しく映ります。それにしても「元気を出せ音楽」というのは何なのでしょうか。「金を出せ静かにしろ」とか「現況惰性音楽」とは関係無いのでしょうか。

なるほど、7月に「福生元気を出せ音楽祭」というフェスがあって、ここのお店でもいろんなライヴとかをやられていたそうで、ネットで調べるともう20回目だとか。ご縁があればお邪魔したいものです。にしても、リハをやっている我々は全然元気な感じがしません。この日の写真はお店のご主人とkokoさんのお二人に撮って頂きましたが、kokoさんにお聞きしたところ、「そら豆」というのはご主人の呼び名だそうで、用法としては「みつを」とか「みつよし」とほとんど変わりません。

おそらくそのそら豆さんの撮られた写真かと思うのですが、エキセントリックな画角が何とも言えぬ寂寥感を醸し出しています。そしてリハ終了後は隣の店にたしなみに・・・、の筈が何とこの日はたしなみません! というのも吾妻が中耳炎で耳鼻科にかかったところ、抗生物質を含む大量の薬を渡され、抗生薬を飲んでる間は禁酒する様に、と言われているのでひたすらノンアル・ビールや炭酸を飲んでいました。飲まないと面白くないものですねー。そうこうしているうちに本番。

いやあ、この酷暑なのにお集まり頂きまして本当にありがとうございました。こうなるとバンドというものは判り易いもので、皆様の支援を受けて

若干、表情も勢いを取り戻して、

ベース不調の人も中耳炎の人も、そうしたブルースを吹き飛ばしつつ、

なかなかに楽しく盛り上がる夕刻となりました。そして暑さも機材不調も体調不良も関係なく、この日もアンコールは練り歩き大会。


写真には写っていませんが、詩生さんも吾妻も一応お決まり通り、お店の前の道路にも出て演奏してみました。移転に向けてのマイナス材料にならなければ良いのですが・・・。

そしてお疲れさまでした。この日は飲めないこともあって早々に失礼しましたが、次回はとっぷり、ぐらいは飲んで帰りたいですねえ。

2023年7月22日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:小出 斉

6月に続いて7月もゲストあり、しかも旧知の仲も旧知の仲、早崎さんはまだその頃は高校生だったかも知れませんが、それ以外の3人は今から45年ぐらい前に学食や学校近隣の喫茶店、はたまた大久保とか高田馬場の居酒屋で一緒につるんでいた小出さんが満を持してゲストで登場いたします。つい最近、初の弾き語りアルバムを出した小出さんでもありますので、何曲か弾き語りでも・・・、あ、楽しようとかいう魂胆ではありませんよ。あ、ということで今回も+200円、ご理解のほどお願いいたします。

開場18:30 開演19:30
前売:3,700円/当日4,200円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

改めて考えてみると、前回の次郎吉マンスリーからほぼほぼ一ヶ月と二週間が経っており、その間にBoppersとTokuzoホーンズがはさまり、何か四人で集うのは久々な感じがします。

それぞれの夏、キンチョーの夏、で良いのでしたっけ?良く判らないけど良いキャッチコピーですね、はともかく、どんな7月前半を過ごしていたのかというと・・・、

吾妻の場合は、真夏になってようやくライヴ用の半袖シャツも稼働し始めてなかなか涼し気なのですが、後ろの岡地さんがドラムのミュート用に使っている布切れとこの半袖シャツが妙にフィットしているのが良いのか悪いのか・・・。そして実は名古屋~京都ツアーでホテルの冷房でやられたのか、実はちょっと夏風邪気味であります、あ、コロナではありませんからね!(7/24確認済)

そしてこちらの方も実は名古屋~京都ツアーで夏風邪を拾ってきてしまい、帰京してからほぼ一週間経ちますが、まだ声が出ないという状態です。そんな中、

こちらの方は、名古屋~京都ツアーの一週間前にボ・ガンボ関連のイベントで磔磔三日間、という猛烈なリハとライヴを走り抜け、燃え尽きた筈なのですが、この日は上記の二人と比べてまだまだ元気。若いころにデンプンと油ものと酒で作り上げた身体に、山暮らしの体力増進も加わって、向かうところ敵なし、といった状態です。そして、

出ました、「ザ・ラスト・マスクマン」の牧さんですが、この日の少し前、若い頃に勤めていた会社の同窓会的な飲み会があり、新宿のD者家に飲みに行ったところ、店内でマスクをしていたのは牧さん一人だけ、という状態だったそうで、面目躍如であります。さて、ライヴの方は涼しい曲、涼しい曲、という感じの選曲で6曲ほどお届けしてからこの日のゲスト、小出先生をお呼びいたします。

お呼びするのが先輩とかの場合ですと、慌てて椅子から立ったり、そもそも頭から座ってなかったりするわけですが、何しろ一学年下ですからねえ。日本では80代になっても「あいつは学年ではワシより確かふたつ・・・」といった話が飛び交うぐらいですから、吾妻も結局二部から立つことにして一部は座ったままで失礼しました。実はこの前の週に吾妻と小出さんと更に二人の後輩のK安田君と阿佐ヶ谷で会食(小出さんは飲まない)していたわけですが、その時に、どんな曲演るの?と言って出て来たのが”Saturday Blues”(Ishman Bracey)。おお、懐かしい!と個人的に盛り上がり、それもあってこの日はマンドリンとのダブルネックで参戦したわけです。

良く考えたらギタリスト二人が揃ってテレキャスター、というのも珍しい光景ではありますが、マンドリンの存在感が強すぎてテレオリンは余りテレキャスターには見えないところが惜しいです。

こうして一枚の写真に収まると判らないものですが、実は小出さんの左側にいる三人と右側の三人は結構出自が違うもので、左側の三人は嫌、というほどブルース・バンドで演奏してきた経験がありますが、右の方はジャズやアイリッシュ、フォークは通って来たもののブルース・バンド、というもので演奏してきたことはほとんど無い、あんなに45年前ぐらいにはつるんでいたけれど、ほとんど無いのです。なので、未だに特定のブルース曲のイントロからの入り方が理解できない、というのが以前から判っており、今回この小出さんとの共演を機に、牧さんイントロ強化プログラム、を組んでリハ~本番に当たりました。これがいつか開花する日も来る、といいですね。

次郎吉さんには、毎月当たり前の様に配信をしてもらっていますが、そう言えば時々こんな合成画面も作ってもらっているのですね。ありがたいことです。さて、ライヴも終盤になり、

おお、出ました、小出さんといえばこれ、「大回転客席めぐり」。大回転、と名付けたのは荻窪ルースター店主のSさんだったかと思いますが、我々がアンコールで良くやっているのは、ピアニカと電池のアンプで客席に乱入するスタイル、伊藤君達がやっているのはギターにワイヤレス送信機をつけて乱入するスタイル、そして小出さんはアルバート・コリンズと同様にギターのコードをつけたまま、客席を一巡して帰る、というスタイルで、当然誰かしらがギターのコードを送ったりしなければ成立しませんが、お客さんの中にはこれを手伝ってくれる方もおられるわけです。この日もこの様に・・・

あれ? どっかで見た方だなあ・・・、と吾妻が演奏しながら考えていたら、。ああっ!以前勤めていた時の取引先の方で、しかも若い頃はビデオのカメラマンをやっていたのでケーブルさばきはお手のもの、というSさんではないですかっ!思わずお辞儀をしてしまいました。

小出さんも今後も店の大きさに関わらず、回転を続けていってくださいまし。

2023年7月15日(土)
名古屋 今池 Tokuzo
吾妻 光良 Jump Meeting

吾妻光良(vo.g),牧裕(b),岡地曙裕(ds),早崎詩生(p)
登敬三(ts),小埜涼子(as) ,石渡岬(tp)

コロナでちょっとご無沙汰しておりましたが、もう何回もやっている我々トリオ+1とトクゾー・ホーンズの皆さんとの名古屋・京都横断ツアーの初日であります! これまで散々演った曲も、トリオ+1で比較的最近演る様になった曲も取り交ぜてお届けしたいな、と思う今日この頃ですが、その前に小埜ちゃんがこれまでの譜面をなくしてないと良いんだがな、とも思っております。←朗報朗報!小埜ちゃん、ほとんど持ってました!(6/17情報)

開場18:00 開演19:00
前売:4,000円/当日4,500円

TokuzoさんHP

調べてみればTokuzo Hornsの皆さんと一緒に演るのは四日市以来の4年ぶり。何の曲演ったっけ? そもそも譜面はあるのか?と、危機感を覚えた我々はとりあえず以前、「譜面をすべて失くした女」として有名になった小埜ちゃんに確認してもらっていたところ、上記の様にかなりの数の譜面が温存されていることが判りました。失敗は成功の母、というやつでしょうか。で、小埜ちゃんにメールでその発見された譜面の情報を尋ねると、

まあ、無いよりは良いのでしょうが、こうやたら数があっても困るもので、とりあえずリハの前に対策会議を開いた上で演る曲、演らない曲、使用する譜面、使わない譜面、などを分類した上で本番に臨みました。先ず最初は我々4人だけで始めます。

この日吾妻はサイドバーで告知している、WEBサイトmocさんのシャツを着て行きましたが、なかなか早崎さんとの補色の塩梅が良かったのではないか、と個人的には思っております。そして4曲目からはTokuzo Hornsも加わりまして

4年ぶりなのでジジイ達もみな大喜びでした。演目も曲数が充分にあるので、こんな具合にしっとりとした曲から、

やたらとはっちゃけた曲まで、

バラエティに富んだものをお届けすることかが出来ました。そしていつもは縁の下の力持ち、として屋台骨を支えてくれている牧さんにも、この日は珍しくソロをご披露頂きました。

お客さん達がしっかりと牧さんを見られる様に姿勢を低くする、というTokuzo Horns Ladiesの細やかな心遣いが嬉しいですね。あれ? でも登さんは楽器の調整中か?と思いきや、

牧さんへの配慮はしつつも、しっかりと水分補給を怠らない吾妻であります。京都は猛暑ですからね。え?白ワインじゃ、水分補給にならないのではないか? でっすかねー?さて、ライヴも終盤、ここで吾妻が首からぶら下げているのは、雪山の遭難者向けの気つけ用のブランデーとかではございません。

客席行脚用のミニ・アンプです。小埜ちゃんが何を笑っているのかは良く判りませんが、まあ喜んでくれてるなら良いか。とにかくアンコール曲が始まってしばらくすると率先して客席に出て行きます。

するとホーンズのメンバーも次々と降りてきて、各々勝手な場所で吹き始めます。

吾妻が手を上げて指差しているのは、何かを糾弾したり非難していたりというのではなく、ほら、次、ソロ吹いてくださいね!とお願いしているところであります。そんな頃、お店のカウンターの中には早崎が入っているのがお判りでしょうか?まるで昔の西洋宗教画の謎解きの様な趣きもあります。

そして最後はピアニカ様の降臨で、この日は大団円を迎えましたとさ。

2023年7月16日(日)
京都 磔磔
吾妻 光良 Jump Meeting

メンバーは前日と同様。しかし・・・、
ゲスト:福嶋”タンメン”岩雄

京都で演るならこの人は外せません、ジャンプ及びブルース日本語化協会の盟友、タンメンを呼んで数曲歌っていただきます! 特に昨年末~今年の頭にかけて本場米国南部を回ってきたばかりのタンメンですので、これまでとはまたひと味違ったスタンダップ・シンガーのたたずまいが味わえるかも知れません!

開場17:00 開演18:00
前売:4,000円/当日4,500円

磔磔HP

翌日の京都はこちらも4年ぶり、だかの祇園祭りの宵山、言ってみれば前夜祭の様なもので物凄い人出なのではないか、ええ、こんな暑いのに?ということでジジイ達はまったく何の観光気分も起こさず、ホテル近くの宮本むなしで昼食を食べた後は、静かに一路京都に向かいます。しかし小埜ちゃんと岬ちゃんはまだ若く、昔で言うならアンノン族かクリスタル族か良く判りませんが、そういう気質もお持ちらしく、我々よりも一時間以上前に名古屋を出発して京都でグルメ・ツアーをしてから行くわ、と元気満々です。

あれ、意外に眠そうでしたが、ま、暑いですから無理しない方が良いでしょう。そして磔磔に入って前日同様、譜面を見ながら打合せをしてタンメンのリハーサルへと入ります。

打合せで確認したところ、4曲は譜面も整っているし曲も良く知ってるし、楽勝で出来そうな感じなのですが、何しろ自分達の演目よりも更に久々の再演なので、リハではあちこちでつまずいたり、あれえ?という声が聞こえたりします。

こんな具合に吾妻がホーンの皆さんの方を向きっぱなしなのは、いやいや、二回演奏したら、コーダに飛ぶ、わけじゃあなくて、頭に戻って、いや、そうじゃないな、ダル・セーニョしたらそのまま待機して、次の日本語の歌詞が聞こえたらコーダに飛ぶ、で良いんだっけ?え?違う?とおぼろげな記憶を引きずり出しつつ要領を得ない指示をしているからであります。

タンメンが正面を向いて歌っているのに、それに背を向けてホーンズとのコミュニケーションに専念しているのは、こうして改めて見ると失礼な印象すらあります。しかし、さすがタンメンはスタンダップ・シンガーですから、ここぞという時には、

ええか、みんな、ここで終わりやで、とガッツリ合図を出してくれるのは頼もしい限りです。そんな頃、ステージの配置と楽器の形から致し方の無いところではありますが、舞台上手の方では一人、疎外感を感じている人がいました。

ましてや猛暑下の冷房と前日の声の出し過ぎですっかり声を枯らしてしまったこともあり、なかなかみんなの輪に入ることが出来ず、計り知れない孤独の中でリハに興じていた様です。
まあ、そうこうするうちにリハも終わり、本番まで二時間弱、さて祇園祭り・宵山の河原町に繰り出して飲み屋を探すか、それともコンビニで何か買ってきて楽屋で飲食するか、東京組はほぼ8割5分の心持ちで後者に傾いておりましたが、タンメンと登さんという二大京都在住組の叡智によって、非常にリーズナブルな飲み屋にたどり着き、涼しくも優雅な雰囲気の中でたしなんだ後、本番までは楽屋でゆったりと過ごしました。

本番が始まり、先ずは我々4人だけ、ではなくて、この日はタンメンの4曲も加わってますので曲数はもう充分、しょっぱなから全員での演奏です。

そして二部の中盤からはタンメンの登場ですが、一曲目はジョー・ターナーでも有名な”Piney Brown Blues”、30年代にカンサス・シティでサンセット・カフェ、というクラブを経営していたパイニー・ブラウンのことを唄った曲ですが、そんな往時に想いを馳せながらピアノの伴奏の中、磔磔の二階から降りてくるスタンダップ・シンガーのタンメン、やはりこう画になります。

更にやはり前年の渡米経験の影響でしょうか、それとも楽屋の壁に飾られた数々の外タレ公演の看板の影響でしょうか、いつもよりも余計に外タレの風情を漂わせるタンメンでした。そして話は戻りますが、バンドというのは人の和が大切です。西に疎外感味わう人あらば一人にしておいてはいけません。

タンメンと吾妻の二人で孤独なピアニストに檄を飛ばしました。そしてこの日も、場内練り歩きの体制を取ってアンコールへと向かう気満々の二名でした。

何はともあれ、二日間お疲れさまでした。また、忘れないうちに演らんといけませんね。

2023年6月24日(土)
渋谷クラブクアトロ

ゲスト:バンバンバザール

吾妻光良&The Swinging Boppers

ありがたいもので、もう何年目か忘れましたが毎年この時期にやらせて頂いているクアトロ、今年は何と中年実業家の福島さん率いるバンバンバザールをゲストに迎えてお送りします。ただ、良く良く考えてみると「何と」、というほど珍しくは無いのですかね。ただ、慣れは禁物です。久々に彼らの新しい曲でも伴奏しようかな、と画策しているところであります。

開場17:00 開演18:00
前売:4,500円/当日5,000円(+ドリンク600円)

渋谷クアトロHP

コロナ下にも関わらず昨年もやらせて頂いたクアトロ、今回はバンバンさんがゲスト、というか一部がバンバンさん、二部が我々、アンコールで共演、ということで、そこそこのボリュームのリハーサルになり、またプロ入りする御仁も多い昨今、各自物販などで色々と忙しく過ごしてはいたものの、ま、ある程度経つといつものまったりとした楽屋に戻り、ビールなどを飲みながら昨今のAIについて論議したり、もしくは

紙巻タバコを自作する西島さんと、プラスチックのマウスピースを加工する小田島さんの様子を皆で、さながら田舎の日向ぼっこの様にして眺めてたりしますと、今秋の群馬の「ながめ余興場」でのライヴを主催されるKさんとKさんが楽屋を訪ねて来られたので全員で記念撮影。

そうこうするうちに開演となり、最初の出番は今回は4人編成のバンバンバザール。

ちょっと前までは吉祥寺の路上でちょこちょこ演奏していた様な気もしますが、すっかり貫禄がつきました。往年のライチャス・ブラザーズではありませんが、”Time Can Do So Much♪”、というやつでしょうか。そして、続いて我々の出番。

「おい!君たち、クアトロが帰ってきたよ!」「え?ずっとここにあるけど?」と言いたくなる様な久々の超満員なこの感じ、沖縄は第9波、という嫌な話もある様ですが、やはりいろんなことを気にせずに楽しめるライヴ、ってのは得難いものです。こうなるとこちらも張り切らざるを得ません。

カメラの龍ちゃんの魚眼マジックなのか、詩生さんと吾妻の位置関係がピカソかエッシャーか、というちと不思議な感じにはなっていますが、勢いは伝わるでしょうか。21900円で輸入したデコラ貼りの様なテレキャスも実物以上に良い感じに写っています。

久々の割には、奇跡的にコーゾーと吾妻の振り付けも合っている様な気もします。続いていつも演っているゴリー・カーターの”Come On Let’s Boogie”。途中のサックス・バトルで

吾妻が頭を押さえているのは、気分が悪くなったわけではございません。敬愛するトレニアーズ、というバンドの”Rockin’ On A Sunday Nite”という曲の振り付けをコピーしているのです。始まって1分ぐらいのところを見てくださいね。

 また、この日は久々の新曲「俺のカネどこ行った?」というのもトライアルで演ってみたのですが、途中でゴスペル風のコール&レスポンスを配置したのは良いけれど、どうも思った通りの感じにならない、という苦悩の表情も伺えました。

そして終盤にはいつもの「150~300」も配置しますが、最近寄る年波のせいでテンポが遅くなってきたのではないか、という不安を払拭しようと、かなりのアップテンポで一生懸命演らせて頂きました。

さて、一応本編が終わるとバンバンの4名を呼び出してのアンコール。いつも通り「風呂屋」で始めました。黒川君とふーみんさんが頑張ってコーラスをしていますが、吾妻もまた頑張りました。

加えて今回は中年実業家のたっての願いで新曲、「恋はねずみ色」を冨田さんの見事なアレンジで伴奏させて頂きました。ゴージャスな曲でなかなか良かったのですが、別にこんな振り付けで演奏する様な曲では無いという気もしますが、久々の満員御礼ですら、そりゃあ盛り上がりますって。

アンコール最後は、Boppersもバンバンもともにレパートリーである、アースキン・ホウキンス楽団の”What You Say” 転じて「ほんじゃね」。

コーゾーさんはこれまではいつも、小さなアルトみたいなソプラノを吹いていましたが、この日は真っ直ぐなソプラノだったため、終演後、見た目がいまいち、ウォンバット風に背中が丸くなるところが見たかった、などの苦情が続出したため、今後の対応から目が離せません。そして迎えたアンコール。当初は全員で「Sunny Side Of The Street」を演る予定だったのですが、時計を見るともうすぐ20時半。一方、打ち上げの中華屋は21時から23名で予約してあるため、全員ではなく吾妻と福島さんだけで演ることになりました。

もうウン十年前にバンバンを吉祥寺の路上で見た時も彼らはこの曲を演っていたと思いますが、それからウン十年、福島さんと二人でクアトロでこの曲を歌うことになるとは、人生とは数奇なもので

以上、無事ライヴと撤収を終えて、向かったのはごく近所の中華屋さんの3000円飲み放題コース。

いやあ、燃え尽きましたなあ。

2023年6月17日(土)
新宿PIT INN

吾妻光良・藤井康一 ブルース・セッション

吾妻光良(Vo.G)藤井康一(Vo.Ts)守谷美由貴(As)照本 史(P)金澤英明(B)本田珠也(Ds)

忘れた頃にやって来るピットインでのブルース・セッション、今回も終わってから楽勝で飲みに行ける、と好評の(?)昼の部でお届けします!ピアノに照本さん、ベースに金澤さん、というのもなかなかこれは珍しい! 

Open13:30 /Start14:00

¥3,000+税(1DRINK付)

PIT INN HP

藤井君に照本さんに吾妻、といえば20世紀の終わりぐらいには”Jazzy Jive”というユニットでそれこそ二ヶ月に一回ぐらいのペースでいろんなところに出演しておりました。先日の北千住の「まんぷく食堂」というイベントも懐かしかったですが、その時は3人だけ。この日の様にドラムとベースがしっかりとついた形のセッションで演奏すると、否が応にもその頃の“Jazzy Jive”にフラッシュバックいたします。

何だ、俺達もまだまだ若いな、イケてんじゃん、と盛り上がりそうになりますが、ちゃんと引きの画で見直しますと、

金澤さん、本田さん、守谷さん、というベテラン勢のサポートあればこそ、でございます。慢心してはいけませんね。たまたまこの日は、藤井君も吾妻もアフリカ柄のシャツを着用していまして、藤井君に一体そういうシャツはどこで買ってくるのだね、と尋ねたところ、何と吾妻の自宅の割と近くで買っている、とのことで、世の中は狭いものです。まあ、とはいえ久しぶりでありますから、当時は演ってなかった曲などもありまして、これはナット・キング・コールの「L-O-V-E」での一幕ですね。

これは歌詞に合わせた振り付けの「L」のところ。

こちらは「O」のところ。

こちらは「V」の、って全然、違うやないか、そりゃY-M-C-Aじゃ! という突っ込みを期待していたのですが、各自自身の振り付けに集中していたのか、まったく気づかれることなく通り過ぎていってしまいました。ちょっと空しいものです。一方で晴か昔から吾妻が歌っている演目で、”WHISTLIN’ AT THE CHICKS”というのがありますが、これは藤井君の指笛なくして成り立たない、という曲ですが、この日も久々ではありますが、

見事に指笛が炸裂しておりました。ライヴの終盤も昔の”ROUTE 66″ で飛ばしに飛ばして大団円、という形で気持ち良く終えることが出来ました。

終演後にフィクサーのK沢さんと・・・・、

「さあ、ライヴも終わったし飲みに行きましょう。」

「あ、ちょっと待った方が良くないですかね?」

「え?どうして? 早く行きましょうよ。」

「いや、今日、夜の部が板橋さんなんですよ。」

「あ!それはお待ちしましょう。」

ということで待つこと、約30分。

板橋大先生にご挨拶した後は、予定通り向かいのお店で打ちあがりました。

大先生には申し訳ありませんが、いやあ、昼の部って本当に良いもんですね!

2023年6月13日(火)
渋谷JZ Brat

木村充揮 2023 R&R CLOSET TOUR

木村充揮vo,g/吾妻光良vo.g

この日も何と!木村さんの関東ツアーの一日を吾妻が手伝うことになりました。途中でどこをやっているのか判らなくなっても、木村さんが何をおっしゃっているのか判らなくなっても、途中で木村さんがステージから突然いなくなっても、誰も助けてくれる人はおりませんし、共同で責任を取ってくれる(筈の)メンバーもおりません。究極のライヴとなることでしょう、いや、そんな縁起でもない・・・。

開場18:15 開演19:15
前売:5,500円/当日6,000円(+1ドリンク以上)

JZ Brat HP

昨年ぐらいから色々と木村さんと共演する機会も増えてきているなか、このツアーへの参加のお誘いがあったのも相当前だと思いますが、当初「どんな編成でご一緒すべきでしょうか?」と主催の方に投げかけていたのですが、光陰矢の如し、といおうか、気がつくとあと二週間、みたいな感じになってしまい、結局一部が吾妻の弾き語り、二部が木村さんの弾き語り、最後に二人で演って終わり、という構成になりました、と連絡を受け、ううう、い、いや、今更ですが弾き語りというものが苦手でして・・・、などとその時点で申し開きが出来るわけもなく当日を迎えました。一つだけ弾き語りに良い点があるとすれば、リハに時間がかからない、ということを実感しつつ、自らメートルをあげていざ本番。

たまたまこの日は吾妻も木村さんもギターはフルアコ。見た目はパット・メセニーとアル・ディメオラか、という感じもしないでは無いですが、相当音楽的には遠いものがあります。何しろ周りには頼るべき何物もいないわけですから、人見知りとしては頼るものは一つだけ。

いくら何でも並々注ぎすぎだろ、という傍らの白ワイン・グラスが決意のほどを物語っているのが良くわかります。しかも悪いことに初めてお邪魔したこのお洒落なJZ Bratですが、店内に大きな壁かけモニターがあって、ここにステージの様子が映し出されるのです。

なので、上の写真の様にちょっと自分の右の方を向いていないと、自分の姿が視野に入ってしまい、そうなると昔の「ガマの油売り」ではありませんが、たら~りたら~り、と脂汗をかいてしまうかも知れないのです。こうした諸々のプレッシャーもあり、45分の持ち時間の後半には、

まあ、良くお呑みで、というぐらい快調に白ワインも進んで、とりあえず事故も無く第一のコーナーを終えることが出来ました。休憩の後は木村さんが唄って、後半に呼びだされました。

やはり昔から群居性の高い性格なので、木村さんと二人でステージにいる方が遥かにリラックスできるのであります。この日は、え、ええっ!そ、その曲は何ですか?という曲もほぼ無く、知っている曲がほとんどだったので、合唱にも力が入りました。

そして、伝家の宝刀の良く判らないダジャレに苦笑したりしているうちに楽しいライヴは幕を閉じましたとさ。

で、片付けも終わり、さて、どうしましょう、と佇んでいると、

「あんなぁ、吾妻君な、どっか店知らへん?」

と木村さんが尋ねてきました。渋谷はちょっと苦手、というのは最近不倫が話題になったある方のデビュー曲の唄い出しですが、吾妻も決して渋谷は得意ではありません。しかし、いくら何でも関東にツアーに来ておられる木村先輩を日高屋さんやサイゼリアさんに案内するわけには行きません。むむむ、そうだ!と近隣の「宇宙一ウーロンハイが旨い」と噂のMeWeさんを思い出して電話したところ、入れる、という話でしたので、急遽木村さんと向かいまして、事務所の方々が来るまで酒場で二人呑み、という贅沢な時間を過ごさせて頂きました。今度は真夏の磔磔で、またお会いします!

2023年6月10日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:ハッチ・ハッチェル!

5月はゲスト無しだったから、6月のゲストはどうしようか? 実はワシに腹案があってな、え、それはどういう? 実はな、これこれこうこう・・・、ふっふっふ、おヌシも悪よのおー!という経緯で決まったかどうかはさておき、町田君に続きマンスリーでのゲスト登場二回目の二人目(ややこしいな)は何とハッチさん! そしてコロナ五類化、ウクライナ問題、米国金融不安、など様々な外部環境をかんがみて、この回より「ゲストあり」、の時は前売/当日とも200円の料金アップをさせて頂くこととしました。何卒ご理解のほど宜しくお願いいたします。

開場18:30 開演19:30
前売:3,700円/当日4,200円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

ゴールデン・ウィークに荻窪トップビートとサムズアップの二日連続で共演した我々とハッチさん、その勢いが止まらず次郎吉でも二回目のゲスト登場とあいなりました。いつも通り、先ずは我々だけで粛々と第一部を執り行いました。

季節のうつろいは衣装にも表れるものでして、吾妻のこの日の衣装は秋~冬場は寒くて登場していなかったE-Bayで購入した一着2000円弱のアフリカン・シャツ、通称ダシキ、というものであります。そして一部の最後の曲でハッチが登場。

おい、君ね、年上の私がだね、折角ステージ映えする様な服を選んで着てきているのに、それなのに君はポロシャツですか? それはちょっといかがなものではないかい? という様な気もしまして、あやうく説教しようか、としたところ、

そこきさすがハッチさん、二部はバシッ、とチョッキに身を固めての登場で、これにより一部との対比がより際立った形となりました。さすがですなあ。しかし、吾妻のこのポーズは何を表していたのでしょうか?

そしてこれは何でしょうか? いつものことではありますが、口がデカく開くもんだなあ、と感心している図でしょうか。後ろの岡地さんが嬉しそうで良いですね。

そしてハッチさん、演奏中に早崎さんの方まで歩いていったのは記憶にあるのですが、何故そこまで行ったのか、は良く判りません。確か、この辺りではハッチさんから送られてくる音資料が、いったい何が何だかわけが判らない、という話をしていたので、いや、ご迷惑をおかけしました、というねぎらいで早崎さんのところを慰問していたのかも知れません。え?ハッチの音資料はどんなものか、って? まあ一般的に音資料をください、と頼むとですね、外国曲やある程度ポピュラーな曲であれば、インターネットのyoutubeのリンクなんかを教えたり、自分達の演奏とかのmp3音源を送ってくる、というのが普通なのですが、何とハッチは動画を送ってくるのです。ははあ、ハッチェル・バンドのプロモVとかそういうやつですか、ならまだ良いのですが、自宅で弾き語りをしている動画を送ってくるのです。しかもその動画、こんな具合に

半端に顔も切れているのです。いったいこの映像を見て何の参考にすりゃあ良いんだ、という割にサイズが160MBもあって無駄なことこの上ない音資料なのであります。さて、話を次郎吉に戻しますと、もうこの二ヶ月でハッチとの共演も3回目ですからもうこちらも慣れたもの。恒例の合言葉、「ハッチェル、ハッチェル!」も難なく合わせられます。

あれ、どこか違う・・・か? 良いんです良いんです、大体合ってます。そして終盤はサムズアップでも盛り上がった場内行脚の時間。

早崎さんと吾妻だけですといつも通りな感じなのですが、そこにこのチョッキを着たハッチさんが入るだけで、無国籍ムードが6倍ぐらいに跳ね上がるのが何ともいえず良い感じです。そして、この日はカメラマンの龍ちゃんに写真をお願いしていましたので・・・、

こんな大変レアな写真も頂けました。穴の向こうに見えるハッチさん、シュールです。

そんなこんなで、我々もハッチさんも色々な意味で満喫させて頂きました。楽屋でも

みんな楽しく過ごせましたし、まして終了後も

相変わらず絶好調のハッチさんを囲む愉快なひと時でありました。また遊ぼうな!

2023年6月5日(火)
下北沢 CLUB Que

Yasushi Ide Presents THE MILLION IMAGE ORCHESTRA

[Vo/Gu:紫垣徹,延原達治,塚本功,吾妻光良,下山淳 Vo:高木完,坂田かよ Gu:石井マサユキ,AKIHIRO Ba:RECK,Watusi,穴井仁吉 Dr:上原”ユカリ”裕,池畑潤二,椎野恭一 Key:外池満広 Pec:西岡ヒデロー,及川浩志 Tp:大山渉 Sax:石川道久 TAP:SARO DJ:田中知之,井出靖 Opening DJ:永田一直]

色々とお世話になっている井出さん主催のミリオン・イメージ・オーケストラ、というものに数曲参加させていただくことになりました。「百万の像のオーケストラ」ですから何でもアリなのではないか、と思いますが、初めてなもので勝手が良く判りません。でもまあ、困った時には塚本さんにおすがりすれば何とか乗り切れるかなあ、と多少他力本願ですが頑張ります。

OPEN/START 18:30
ADV.¥6,000/DOOR.¥7,000 [1D別]

CLUB Que HP

すっかり姿かたちを変えてしまった下北沢の駅で案の定、迷ってしまってから何とかたどりついたQueですが、普段の催しとは違い、ブルース/R&B畑以外の方も数多く参加するこのイベント。お顔を拝見したことぐらいはあるけれど、言葉を交わしたことはほぼ無い、という方や、まったく初めまして、という方々もいる中で、ひたすら座ってリハを眺めていると、ほう、日本の音楽シーンもいろいろとあるのだなあ、ということが実感できました。大体、リハも終わって、本番まであと二時間弱、という頃合いになり、有志で第二楽屋として押さえてもらっている飲み屋さんへと向かいました。迷いたくないので、顔見知りの塚本君のすぐそばを歩いていきます。

たどりついたお店はビルの上の方にあり、何とテラスがあるというところで、まだ6月初旬の良い季節ですので、自然とテラスに人が集まってきます。

奇妙さんとドラムの上原さんとが階段にちょこっ、と座っているのが何ともいえぬ昼下がり感を醸し出しています。余りに気持ち良いので、吾妻も座ったままスマホなど眺めていたら結局、この楽屋に最後まで居座っていた人間になってしまいました。

そしていよいよ、本番前。楽屋の袖の階段のところでみんなでスタンバイです。

この日、吾妻が参加させて頂くセットは、ドラムに上原さん、ベースにWatusiさん、ギターに塚本君、サックスに石川さん、トランペットに大山さん、パーカッションに西岡さんと及川さん(見えない)というメンバーですが、一曲目の塚本さんの”Caravan”では、キーボードの外池さんとドラムの椎野さんが加わり、ベースも穴井さんが担当されていました。

何か、全員黒っぽい服を着ているな、と思われる方もおられるでしょうが、これは企画の井出さんが、今回は黒で行きましょう、ということを言われて、出来れば皮ジャンで、ともおっしゃってましたが、吾妻は体型上、パツンパツンの皮ジャンになってしまう可能性も高く、黒シャツ・黒ジャケットにさせていただきました。

演奏の方は井出さんのリクエストの”On The Sunnyside Of The Street”を若干スカ風味でお届けする、というコンセプトで臨み、余りこう、これがスカというのは如何なものか?的な仕上がりではありましたが、楽しくお届けすることが出来ました。さて、終演後は25名全員で登壇してご挨拶。

そして、一人、また一人、とステージを去っていくのに、何故か最後まで去ろうとしない、さながら昼間の第二楽屋で繰り広げられていた風景の再現の様な初期高齢者が一人ステージに残っていたそうです。

2023年5月27日(土)
三鷹バイユーゲイト
吾妻光良トリオ+1-1

吾妻光良 vo,g、牧裕 Bass、早崎詩生 Key

年に一回? 二回? 決まりがあったっけな? 良く判りませんが、牧さんの超地元バイユーでのドラム無しライヴであります。まだ5月とはいえ、今年はかなり暑くなりそうな気配ですので、前倒して夏の曲を演るか、いやいや待てよ、その前に入梅か?という話もありますので、梅雨の歌もありそうな今日この頃。日比谷の野音のステージで、「まだまだ素晴らしい曲はいっぱいあるけれど、時間が足りないんだぁ!」と何度も叫んでいたソロモン・バーク御大の気持ちが判らないでもない、そんな2023年の梅雨前であります。

開場18:30 開演19:30
チャージ:3,000円

バイユーゲイト・ライヴ告知FB

というわけで、梅雨ゲイト、というほど梅雨っぽくはなく、リハ終わりでは駅前の多少シャレオツなテラスで西日を浴びながらたしなんだりしているうちに本番スタート。

いつも思うのですが、元々は教会関係の建物だった、という話もあって妙に天井が高いバイユーですが、この写真はそれにしても凄いです。良く判らないけど脱日本、どちらかというと中央アジアか東欧か、といった風情が感じられます。行ったことないけど。まあ、夏が近いということで、吾妻は久々に半袖シャツ、ギターも夏っぽくトレモロ・アームのついた韓国製グレッチ、通称「キムチ君」を投入しました。

トレモロ・アームでビヨヨ~~ン、と弾けば涼しかろう、と思ったのはサル知恵で、ビヨヨ~~ン、とやる度にドヒャヒャーン、とチューニングが狂い、その処理に追われて大わらわとなる、という事態に何度も陥りました。終演後ギターに関する知識では吾妻の30倍以上、というT羽さんと話していたら、「そういう場合はもう一度ビヨヨーン、と・・・」とアドバイスをもらって家に帰って試してみるも、まったく効果無し、年齢のせいで人の話を理解する力が低下してきているのでしょうか。ちょっとライヴの全容が判らないなあ、という方のためにいつもお世話になっているNさんから頂いた写真を合成してお届けしてみましょう。

まあ、総じて言うとリラックスして好きな曲を歌い弾けた、そんなジモティー的な夜でありました。

2023年5月25日(木)
高円寺 JIROKICHI
OLD BLUES CIRCUS
“Alternate Sessions”

伊藤正純vo,g 中村サトルg 若山光一郎pf 森田恭一b 大平幹久dr

<ゲスト>吾妻光良vo,g 小出斉vo,g 町田謙介vo,g

ドラムの大平さんの海外移住を前に華々しく催された前回のOBSのスペシャル公演からわずか数ヶ月での大平さん凱旋公演! 今回はオルタネイト、という名前の通りちょっと変わった顔ぶれでお届します!でも懐かしい面々であることは間違いなく、昭和の雰囲気満載の、そうですよ、この日、5月25日は「アナログ・テレビの日」というぐらいですからね。(アナログ・テレビの走査線が525本だったことに由来する。)

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

「オルタネイト」ということで、山室さんと二三夫さん抜きのOBSですが、冒頭からしっかりと大平さんが叩いております。

リハでおはよーっす、と挨拶した後に交わした会話は、

「大平さん、いつ台湾からこっちに戻ったんですか?」

「うーん・・・、2月ぐらいだったかなあ。」

何だ、そんな前からいたんですか、と拍子抜けしてしまいましたが、生活の拠点を海外に移す、というのもなかなか大変な様で、この後もしばらく行ったり来たりが続く様です。そしてゲストのトップ・バッターは初の弾き語りアルバムも発売となり、油の乗りきっている小出さん。

手を広げているポーズは、これは一体どういうこと?とクレームをつけているのでしょうか?それとも、オー、ユーたち私のCD買わないあるか、それは良くないアルね、とセールスしているところなのでしょうか? とにかく一部もあっという間に終わり、休憩時の楽屋はこんな感じ。

さすがアナログ・テレビの日だけあって、楽屋も懐かしい話につい笑ってしまう、そんな雰囲気でありました。続く二部はもっちゃんの歌う「Gee Baby」からスタート。

真摯に歌うもっちゃんと、それをきっちりとサポートする大平さん、という何とも美しい熟年リズム・セクションの一葉ではありませんか。それなのに

伊藤バンマスはもっちゃんに向かって何を語っていたのでしょうか?

「森田さん、相変わらずちっちゃいですね。」

こんな失礼なことは言っていないと信じたいところではありますが。そして続いてのゲストはこの日を入れて、残り3公演で東京から北海道へ居を移す予定の町田君。

この日も熱唱で迫りますが、楽団の皆さんの方も

それに応えて熱演します。そして少し離れて左の方に座っていた若山さんも

足弾きで応戦しておりました。続いてのゲストとして吾妻も登壇いたしましたが、

この日、是非やってみたかったのは、40年以上前の「次郎吉オールナイト・セッション」の1場面の再現。当時のオールナイト・セッションはリハはもちろん、打合せもほとんどなく「1,2,3,4 ! 」とカウントするととりあえず始まってしまい、たぶんそれがOBC参加前の最後の大平さんとの共演だと思うのですが、カウントに続いて、吾妻の思っていたリズムと大平さんの思っていたリズムが全然違うものだった、ということが判明したけれど、始めてしまったものは止められない、とそのまま曲になだれ込んだ、そんな強烈な記憶があり、この日はそれを再現させて頂きました。そして本編最後は、また町田さんに入っていただき、大ゴスペル・コーラス大会。

全員がコーラスで、と思いきや、若山さんは写真を撮っている、歌うか弾くかしてくださいね。アンコールではギター4名中3名がワイヤレスを使用していたこともあり、店内練り歩き大会で大団円。

最後は、北は北海道・帯広、南は台湾・台南、へとそれぞれ拠点を移すお二人の深々とした礼で終わりましたが、また来京の折には演奏してくれることでしょう。

2023年5月13日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1

5月の次郎吉マンスリーはゲスト無しの4人だけヴァージョン。何だよ、いつもと同じじゃないかよ、と言われない様にいろいろと考えをめぐらす今日この頃ですが、具体的にまだこれ、というアイデアは無いわけですが・・・・、えい、乞うご期待!

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

連休も終わり、世間も平常に戻った中ですので、我々も結構久々な気もする4人だけでのライヴ、椅子に座って弾けるというのもありがたいものです。

さあ、このゲスト無し、というのをどう乗り切るか、何を考えてきたのか、と申しますと、何だか寒暖差も激しくて更に地球温暖化の影響もあって良い季節、それも春の良い季節というのもなかなかそう長くは続かないと思われる中で、「やり残した春の曲」があるな、ということに気がついて「春の曲総棚卸し大会」ということにしました。

で、そうなると過去何回もトライしてはみたもののどうらもバシっ!と決まらない曲もあるものでして、自宅でああでもない、こうでもない、と考えて投入した秘策がこちら。

ナット・キング・コールの”If Love Is Good To Me”、という曲なのですが、よしゃあ良いのに何故か原曲を久々に聞いてしまい、そうか! やはりこれはストリングスの音が春を表しているのだ!と完全に思考がそちらに行ってしまい、

自宅で練習してみたところ、なかなか行けるのではないか、と初投入してみたシンセとギターのダブル弾き。ところがこれを実際に次郎吉で演ってみると・・・、

ご覧の様にギターとシンセと歌と、それぞれに精神が引き裂かれ苦悶の表情を浮かべつつ玉砕いたしました。思い返せば、1971年の二月に来日したB,B,キングの前座で出た成毛滋さんは、一人でギターとオルガンの右手、更に足でオルガンのベースを弾いてたわけで、いや、失礼しましたっ!さて、春の歌特集の後は「最近演り始めた曲をしっかりと固めよう月間」、というわけでチャーリー・シングルトンという人の”Elephant Rock”という曲、これは元々はこういう名前の踊りから出来た曲らしいので、我々も振り付けを想像して踊っているわけですが・・・、

いかがでしょう? 腕の動きが象っぽい様な・・・、あ、少なくともあと二名はもう少し踊る様に指導した方が良いですな。そしてライヴ後半には忘れ物の受け渡しのついでに見に来たBoppersの冨田さんが楽器を持っていたので乱入してもらうことに。ワオさん含めて、にわかでセッティングを始めます。

てなわけで、いわゆるゲストとは違った「トリオ+1+1」状態で何曲か。

それこそ1979年から一緒に演奏している仲ではありますが、このメンバーでいつも演っている、というわけでは無いので、ビミョーなところで変な遠慮とか思いやり?とかが出てくるものです。例えば、

吾妻「さあ、冨田さん、ここはひとつソロを。」

冨田「いえいえ、私はまだ次で。早崎さん、お先に。」

早崎「ええっ、こ、ここで私が弾くというわけで?」

こういった無言のやりとりが0.05秒ぐらいの間に行われるのが何とも面白いところです。そして4人はいつも演っているから良いのですが、曲が始まってだいぶ経ってから、しまった、この次のサビ明けは長いブレイクが入るのだった!ということに気がついて、無理矢理吹くのをやめさせる、などという暴挙に出たりもしました。

そしてアンコールは冨田さんもまじえて、カンサス・シティ風の客席練り歩きで、”Piney Brown Blues”

さすが冨田さんはピアノで活躍していた時期もありますので、早崎が客席を練り歩いている間はピアノでサポートをしていてくれました。なかなか便利ですな、これ。

今後もゲストありなし、飛び入りありなし、と色々なヴァリエーションをつけてこのマンスリー、運営していきたい、と思うものであります。

2023年5月3日(水・祝)
荻窪 TOP BEAT CLUB

The Grand Year Of Top Beat
吾妻光良トリオ+1/ハッチハッチェルバンド 

昨年暮れ、でしたかな? 新しく荻窪に出来たTOP BEAT CLUB、というお店に呼んで頂けまして、そう、そこにはハッチも出るということで、何か新宿のレッドクロスの様ですが、さもありなん、ブッキングはレッドクロスのKさんが関係している、ということでコネは大切です。あ、談合じゃないですから。

開場17:15 開演18:00
前売:3,500円/当日4,000円(+1ドリンク600円)

TOP BEAT CLUB HP

このコロナ騒動があったり、円安だったり、という世の中で新しいライヴハウスが出来るなんて、そんな良い話があるのか、と心を躍らせつつ、しかもハッチさん達とのほぼツアー気分の初日ですからなかなか天候も良いGWの中日、吾妻は住まいが近いため家から悠々と歩いていくと・・・、おや、入口が判らない。しばらくウロウロしているとお店の方に見つけていただき、ようやく店内に。既にハッチェル・バンドのリハ真っ最中ですが、ハング・リー子さんのアコーディオンのマイクが鳴らない、というトラブルに見舞われてました。どうすれば良いのだ、電池を買ってくれば良い、近くに売ってるのか、いや売ってない、というやりとりをしていると、ギターのコーヘイさんが、あ、俺持ってた、ということで一挙解決。続く我々もリハを始めてみると、何故かエレピが鳴らない。苦戦したあげく何とかなったのですが、そんなこんなもあり慌ただしい中で、近隣のたしなみの写真は見事に撮り忘れましたな。この日の先攻は我々。

何でもここはコンセプトがロンドンのロック・クラブ、ということですから、我々もロックっぽくお届けしなくては、ということで先日とはまるで理由が違いますが、この日も椅子無しの立ちでのライヴとなりました。そして

いつもよりロックっぽく、そして更にロンドン風味も取り入れて・・・

更にロックっぽく。ギターの速弾きだってイギリスを意識して、

あれ?ヴァン・ヘイレン、ってのは、あいつぁアメリカ人かい?と良く判らない部分はありつつも普段とはちょっと違った取り組み方をしているところだけは、判って頂けましたでしょうか。一方、二番手に登場したハッチェルズは

おお、なかなかジェントルマン、な雰囲気ではないですか。まあ「ジェントルメン」、なんていう曲もあるくらいですからね。しかし彼らも彼らなりに、

何なのでしょうか、これも何かしらのロック的な演出なのでしょうか、それともハング・リー子さんに何らかの危機が訪れていたのでしょうか? おっかしいなあ、見てたんだけど覚えてないなあ。年齢のせいかな?

年齢といえば、彼らのこの後屈もなかなか凄い。我々がやったら床に倒れて頭打って全治二週間、という事態も起こり得る、そんな体勢です。この他にもバンジョーの方が曲中にバナナを7本一気喰いしたり高齢者には負担の大きいステージ演出が多々含まれていましたが、まあ我々は無理はしない方が良いのでしょうな。そしてアンコール。

こんなに嬉しそうに出ていくこた無いのでは、とも思いますが、やるのが知ってる曲だったり、どうせならコーヘイさんとギターを交換してみよう、と思いついたりで楽しいんだから仕方ないです。

無事、コーヘイさんの「マカフェリ」というジャンゴ・ラインハルト風のギターを触らせていただくことが出来ました。ちなみにコーヘイさんは、冒頭のハング・リー子さんのアコーディオンのマイクに使う電池を偶然持っていたことから、この二日間「電池屋」と呼ばれる羽目になりました。

そして新しいトップ・ビート・クラブでの夜も、無事大団円となりました。

2023年5月4日(木・祝)
横浜サムズアップ25周年

吾妻光良トリオ+1/ハッチェル4 

何と!荻窪に続いては、横浜でハッチとの対バン、とこれは珍しい!考えてみれば東京都以外でハッチのバンドとの共演はこれが初めてだった様な気もいたしますので、サムズアップも25周年ということですし、ここは神奈川県民の皆様にも是非、このくだらない共演をとくと味わって頂ければ、と思うのであります。そうか、この日はハッチはハッチェル4だったか。我々も「吾妻4」とか名乗れば良かったかな、どうでもいい? でっすよねー。

開場17:00 開演18:00
前売:4,000円/当日4,500円(+order)

サムズアップHP

サムズも25周年ですよ。やっぱり25周年ともなると風格が違います。

何かお店のこのビルボード(看板)を見るだけで大物になった様な気もしますが、まあ勘違いであるのは間違いないでしょう。ハッチとのツアー二日目でありますから、リハもちゃちゃっ、と終えて向かいのイタリア酒場でたしなみ、というよりは懇親会。「5人で飲んでるよーん!」というハンドサインですね。

まあこの黄金週間の良い季節というのもあって、外の昼呑みを満喫する我々ですがハッチが先攻にも関わらず、出番の15分前になってもテーブルから動こうとしないので、バンマスとしては本番前からこんなにはしゃいでいて良いのか、と一抹の疑問を抱えつつ終えた懇親会となりました。

先攻のハッチは前日のハッチェル・バンドとはうって変わってのハッチェル4、と言ってもドラムのペロ氏とギターの電池屋コーヘイは不変、ベースだけドイチローさんに変わりましたが、75%不変ですのでツアー感も増します。

二番手の我々の方は100%不変ですが、椅子に座ってる、というのがちょっとお店に合わせて変えたところですかね。さて、我々のアンコールの段になりますと、

この様に期待に満ちた視線を楽屋の方に送ります。その理由は・・・、

そうです、この際だから全員登壇しちまえ、ということで2バンド完全合体によるアンコールとなったわけです。電池屋コーヘイさんはギター(PAにつなぎ忘れましたが)ペロさんはタンバリン、ハッチさんはギター、ドイチローさんは・・・、あれ?何弾いてんだろ?

拡大してみましたが、良く判りません。缶ビールを開けてんのかな?とにかくハッチの「できそこない行進曲」で全員盛り上がります。前日のロック・クラブ的余韻が残っているのか、ハッチとのギター・バトルでは、

ジミヘンの影響を受けた歯弾き奏法もご披露いたしました。そしてダブル・アンコールは若干の機材トラブルも乗り越えて、全員客席になだれ込みハッチの「花束とメロディ」を合奏と合唱。

盛り上がったあげくペロさんとドイチローさんの二人は、

何故か踊り出してしまいました。踊ってないで何か弾いてよ、という気もしますが。さて、2日間のミニ都内対バン・ツアーも終わり、打ち上げです。

とはいえ、横浜は我々の住まいからは遠方ですので、ちと早めに失礼となりますが、最後に店主のSさんを囲んで25周年おめでとうございます!のハンドサインでお祝い。

いやあ、おめでとうございます。ちなみにSさんと早崎さん、これだと52周年になっちゃうよ。ま、めでたくて良いか。

2023年4月29日(土)
高円寺 JIROKICHI
吾妻 光良トリオ+1
ゲスト:森崎ベラ(Vo)

それはそれは遥か昔から、いや、そのずいぶん前から知己の中で、吾妻もまだうら若き頃に伴奏させて頂いた手こともあり、岡地さんは今でも度々共演しているという日本ソウル界の女王、ベラさんを初めてお招きいたします。余りに長いこと知っている方ですので、とある飲み会で誰かと大喧嘩になった、だとか、酔った吾妻がタクシーで送って頂いた、とか曖昧な記憶も多々ありますが、それはそれとしてこの日は、ソウルに加えてちと変わった演目などもリクエストしておりますので、乞うご期待!

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

JIROKICHI ホームページ

初めてお呼びするソウルの女王に失礼があってはなりません。先ずは服装から、ということでこの日は吾妻もメンフィス辺りのチトリン・サーキットを意識したジャケット着用で、岡地さんは老舗ライヴハウス・拾得の50周年シャツで、早崎さんはいつもよりも更に赤く、牧さんはまあ平常心重視、ということで、とりあえず襟を正して臨みました。

そして一部最後にお迎えした女王、いやあ、我々も椅子になんか座ってなくて良かった。

ソウル、と言ってもその源流には当然ブルースがありますので、先ずは緊張をほぐす意味もありアン・ピーブルズの「誰かの家庭をぶち壊したい感じ」という曲でスタート。

そしてこの日は数多くの課題曲があったわけですが、先ず最初の難関はニューオリンズ物でコーラスが印象的な「Sing It」  コーラスが大変なんだから余計なことをしなきゃあ良いのに、というご指摘はもっともですが、何か、曲調からするとマンドリンとか良いのでは?と吾妻はマンドラを弾いての参加です。

コーラスをつけるのに必死で、またエンディングの小節数を間違えない様に、と必死で進行していって、よし!ようやく最後まで来たぞ!ということで鳴らした最後の一音で、何ということかまったく違うコードを鳴らしてしまい、

女王をズっこけさせてしまいました。申し訳ありません。さて、予告にも書いておりましたが、ソウルやブルースだけではないものに挑戦しよう、という第一弾、何とアイリッシュ物に挑戦しよう、ということになり、どれどれアイリッシュならワシの出番だ、と肩で風を切って登場してきた牧さん、オレオレが災いしてイントロを一人で始める、という試練が降りかかってきてしまいました。

画像では判りませんが、大層額に汗して弾いていた、と聞いております。そしてもっと大変だったのはこちらの方。

ベラさんですから、当然ゴスペルも何曲か入るだろう、とは思ってましたが、今回取り上げた「それは今、神の手の中に」という曲はほとんどベラさんとピアノだけ、というもので、更にその伴奏も普段の早崎さんは先ず弾くことの無い様なフレーズばかりで、これほど譜面をガン見している姿も大変珍しいものです。

中盤では牧さんも加わりますが、両名とも必死で伴奏しております。岡地さんはステージにはいますが見ているだけ、吾妻はここは若いお二人に、と楽屋に引っ込んでいました。ちなみに早崎さんはリズムをはずさない様に必死で足を踏んでおりましたが、時折曲が静かになったところで、そのコツ、コツ、という音が店内に響き渡ってしまうのがちと残念でした。

何とか大きな破綻も無く最後までたどり着きましてベラさんからも早崎さんにねぎらいの言葉がありました。

「私の大昔の記憶の中では、か弱くてまだベイビーの様だった詩生ですがあれからウン十年、こんな立派なピアニストになってくれました!」

ずっと何十年も見ている我々としてはこの赤いおっさんのどこがベイビーだったんだ、という気はしますが、まあ、人にはそれぞれの視座がありますからね。そして、ゴスペルの後はソウル大会、サム&デイヴの「俺は欲しいものを手に入れる」というノリノリ・ナンバーで締めます。

大団円の後のアンコールは、ゴスペルのバラードで締めくくりましたが、こちらでも早崎さんが大活躍。

この様にベラさんを含め、全員が早崎さんのピアノを頼りに演奏している様子が見て取れます。いやいや、重責お疲れさまでした。

2023年4月27日(木)
国立ノートランクス
吾妻光良vo.g、マダムギター長見順vo.g.Apf
岡地曙裕dr

これが二回目となる、順さまと岡地さんと吾妻の三人組公演です。ノートランクスさんにはなかなか良い感じのアップライト・ピアノがあって、あれを弾けたら気持ち良いだろうなあ、という気持ちはあるものの、打ち上げでもあるまいにピアノを弾くのはいかがなものか、その昔テナー・サックスを人前で吹いて「下手くそー、やめろー」というヤジに完膚無きまでに打ちのめされ、以後一切サックスを吹かなくなったことを考えると、ピアノまでそんなことで失いたくはないよなー、とか色々と悩む春の晩であります。

19:00から
料金などはこちらを

スケジュール・ページ

国立駅前に15時45分頃に着いて、ノートランクスに直接行くとちょっと早いかな、と春のうららかな通りを散策中にDトールのコーヒーなどを買いつつのんびりとお店に入っていくと、既にお二人は到着していてセッティングの最中です。やばいやばい、手伝わないと、と先ずは場所を取るギター・アンプ二台とピアノを弾くスペースを両立させるために、少しだけ岡地さんのドラムの場所を詰めてセットしてもらって位置が確定。順さまと吾妻の演目をダダッ、とさらって本番前は二階の焼き鳥屋さんでたしなみと曲順会議。建物から外に出なくて良いのが楽ですが、年齢を考えると少しは歩いた方が良いのでしょうな。そして始まった本番。

写真だけではどんな音楽のジャンルなのか良く判らない見た目ですが、まあ、音を聞いててもジャンルは?と聞かれると、ちと返答に困るそんな順さまの世界ではあります。

そして順さまはピアノに座り替え名曲オリジナル「夏に生まれた夏子さん」をご披露しましたが、終了後飲んでいて岡地さんとこんな会話になりました。

岡地「今日の”夏子さん”、ギターとピアノの絡みが良い感じでしたよね?」

吾妻「うん、俺はあの曲を愛しているからね。」

重みがあるのか無いのか、良く判らない発言ではありますが正直な気持ちではあります。皆さんも機会があれば、CD音源、もしくは順さまのライヴで是非お聞きください。さてライヴの方が佳境にさしかかりますと、おや?

どうしたことでしょう。岡地さんが立ちながら演奏しておりました。レッサーパンダが立ち上がっている、というのが話題になったのはもう軽く10年以上前でしょうが、岡地さんも加齢とともに次第に哺乳類っぽさが出てきたのでその影響なのでしょうか。いや、

単にドラム椅子が曲がってしまった、というのがその理由でした。セッティング時にスペースを詰めてもらった代償でしょうか。腰を痛めてないことを祈りましょう。そしてアンコールになりますと、順さまに負けるわけには行かない、と吾妻の方もピアノで応戦しますが、

順さまはハンドマイクで熱唱、とますますジャンルが判らなくなるまま国立の夜は更けていった、と聞いております。

リベンジ!リベンジ!リベンジ!

2023年4月15日(土)
石垣島Bb(ビービー)
吾妻光良 トリオ+1

昨年7月に予定されていた石垣ツアーですが、さすがのコロナ大流行もあって苦渋の延期となりましたが、それがついにこの度、復活をとげました!しかも、今回は宮古島とのダブル開催!是非、貴方も貴女もお越しください! きっと「うりずん」な日々となることでありましょう。あれ、石垣もこの言葉使いで良いのだったっけ?

開場19:00 開演20:00
前売:4,000円/当日4,500円(+1ドリンク)

Bbインスタグラム

沖縄に行ってきたのもつい最近、という気がしますが、神戸のジェームスブルースランドでお会いしたBbのマスター、Cさんからのお申し出で初めてやって来た石垣島。一度コロナで延期となっただけに期待も膨らみますが、バンド全員、初めて目にする石垣の地は、うーん、まあこんなものかな、という曇り空でした。しかし、何はともあれ、お店の前で記念撮影をしようや、と写真を撮ってみると・・・、

おう、凄い!こんなに極彩色だったのか!さすが南国、といった効果でございましょうか。この後、Cさんが楽屋の代わりに、と借りて頂いた階下の沖縄料理屋さんでくつろいでから本番です。

今年9周年というBbは古い雑居ビルの二階にあるお店ですが、建築も古いので入口の階段の段差が我々高齢者にはちとキツい、ジジイ、降りる時気をつけた方がいいぞ、という店ですが、店内はこの様にゴージャスな、あれ?こんなに広かったかな? ま、いいや、これも南国効果の一巻なのでしょう。とにかくその広い空間を活かした照明効果も大したもので、こんな青の世界から

一転して赤の世界へ、と様変わりいたします。これも南国効果なのかもしれません。そしてそれはさておき、こちらBbは楽器的にも大変珍しいものが置かれています。それは、

そう。この詩生さんが弾いているのはハモンド・オルガン。生ピアノが置いてある店はかなり多いですが、ハモンド・オルガンのある店、というのは先ずそうそうお目にかかることはありません。ビル・ドゲッドだ、ロニー・スミスだ、MGズだ、といったオルガンR&Bの巨匠たちの音が脳内に響くなか、どの曲をハモンドで弾いたら楽しいか、というのを羽田から石垣の飛行機の中でさんざん考えて、よしこれだ!という曲順を作り上げたのですが、何とお店に着いたら、そのメモ用紙を飛行機の中に忘れてきたことに気づきました。一瞬、空港に電話してメモを取り戻しに行こうか、とも思ったのですが、悪いことにバッパーズの大阪公演の余った曲順表の裏に書いていたので、「俺のカツ丼」とか「お前誰だっけ」とか「しかしまあ何だなあ」という言葉が並んでいるのを見た途端に、瞬殺で捨てられてしまっているだろう、ということであきらめ、記憶を頼りに新たに作った曲順で臨みましたが、なかなか得難い体験でした。

そして詩生さん、正面を向くときちんと電子ピアノが用意されていて、高校生の頃に複数のキーボードを並べてリック・ウェイクマンの曲を演奏していた頃を思い出して、若々しいプレイを展開していた、かな?良く覚えておりませんが。

これも記憶に無いのですが、何でしょうか、踊りでしょうか、八重山踊りの魂の様なものが石垣島の空気から吾妻と早崎に降りてきたのでしょうか?良くわからないものの、いつもと何となく違うことだけは確かです。しかし、

早崎さんはいつもと同じ様に早くもステージから客席に出ていく態勢を取りまして、

南国離島ツアーの初日は、大団円で終えることが出来ました。また、「ブルース飲むバカ・・・」、Boppers沖縄公演パンフ、Bb8周年記念手ぬぐい、といった物販も好調に展開させて頂きまして、ありがとうございました。ちなみにBbの手ぬぐいは、吸水性バツグンで吾妻家の食器拭きの主力選手となっています。

終演後はマスターCさんの知り合いの方のお店、「正茶春(マサハル)」での打ち上げでした。石垣の魚は旨い!

悪いことに酔いが回って来た頃に、店の片隅にガット・ギターが置かれているのを発見してしまい、その後はもうひたすら飲む・弾く・歌うの三拍子となってしまい・・・、

画面左端の牧さんは、「これなら俺は”お通り”の方が良かったな・・・」と嘆いている様にも見えました。あ、”お通り”は宮古島かい?

2023年4月16日(日)
宮古島 Good Luck
吾妻光良 トリオ+1

そうなんです! BbマスターのCさんのご尽力により、宮古島でも演らせていただけることになりました!”Good Luck”というのをインターネット上の辞書で引くと「頑張れよ」というのが出てきますので、我々も頑張りましょう。日曜ですので、恒例の早めの時間帯にてお届け致します!更にその後に、ブルース・パワーポイント・コンサートとトークショー(?)更にミニライヴというかセッションも、という昼夜の二毛作なのであります。チラシも載せましょう。

昼の部は、開場15:00 開演16:00
前売:4,000円/当日4,500円(+1ドリンク)

夜の部は、 開演20:00
昼から通しの方:1,000円/夜だけだと2,500円

初日の石垣島公演を無事に終えて、翌日はこの南国離島ツアーのファイナルの宮古島。マスターCさんのバンド仲間の方の車で空港まで送っていただき、空港の搭乗口に行くと、ありゃまあ!

待ち受けていたのは、何とプロペラ機! 飛行機に地面から乗り込む、というのも余りそう無い絵柄ですので、

牧さんと岡地さんには若干、スター気分を味わっていただきました。空港に出迎えに来て頂いたマスターのGさんの車でお店を目指しますが、何とこの日は年に一度の、もう30年続いているという全島を挙げてのトライアスロン大会、お店に近づこうとする度に通行止めに出くわし、着くまでにやたらと時間がかかってしまいました。で、初めてお邪魔したGood Luckは店内も機材もピッカピカのお店で、

ライヴの告知にもこんなシャレオツなビルボードが使われていました。そして始まった本番。

こんな天井の高い空間での演奏はなかなかに気持ちの良いものです。あれ?詩生さんがずいぶん奥にいるな、と思うかも知れませんが、

前日のハモンドに続いて、本日は極上のグランド・ピアノにご満悦の様子です。そもそもはエレピが用意されている、という話だったのですが、店に着くと端の方にこのグランド・ピアノが・・・・。

吾「Gさん、あのピアノって使っても良いですか?」

G「ああ・・・・、見つかっちゃいましたかあ・・・・。」

そりゃあ、こんなデカいものはそうそう隠せません。やはり電子と生でしたら圧倒的に生が良いですねえ。

ピアノの音色だけで場が明るくなりますし、乗って来た時には自然と力も入ります。

まあ、もう少し靴の裏とかは綺麗に拭いといた方が良いのかも知れませんな。そして今宵も、じゃないな、昼公演でしたので、今日の午後もこの態勢を取り始めたということは、

南国離島ツアーの二日目も皆さまのお席へとお邪魔しに行ったわけですが・・・、

凄い!この極彩色! 写真を撮っていただいた鈴木さんの腕もあるとは思いますが、それだけではなく前日のBb前の写真といい、宮古・石垣には何かこの極彩色の魔法がかかっているに違いありません。すっかりリラックスした吾妻はお客様の間に座ってどっぷりとくつろぎつつ、終演いたしました。

昼の部はこれにて終了し、夜の部はパワポ・コンサートでしたが、うかつなことにまったく写真を撮っていませんでした。これをご覧の皆様の中で、写真お持ちの方いらっしゃいましたら、是非問い合わせページまでご一報ください。
日曜の宮古島の夜は早い、というのに加え、トライアスロンで疲れ切った街は静まり返っていたこともあり、終了後はGさんに取っていただいた一軒家の宿でのコンビニ食料品打ち上げ。そして翌日の朝は、

コーヒーを飲みながらベランダで生ギター、更にGさんの案内で

先に帰った詩生さんを除いた三人で浜辺ジジイを満喫させて頂きました。重ね重ね、石垣の皆さん、宮古の皆さん、ありがとうございました!

2023年4月8日(土)
ビルボードライヴ大阪
吾妻光良& The Swinging Boppers

いよいよ、ビルボード全国縦断ツアーのファイナルを飾るのが、ここ大阪でまんねん、とふざけながらHPを更新しつつの10月初旬、改めてビルボード大阪のHPを見ていると、我々の公演の記事の横には今井美樹さんと渡辺貞夫さんと松本伊代さんのライヴの告知が載っています。うーん、こんなんで良いのかなあ、という気もしますが、ここまで来たら走り抜けましょう!

[1st]  開場15:30 開演16:30
[2nd] 開場18:30 開演19:30
Service Area : ¥6,500 / Casual Area : ¥6,000

ビルボード大阪HP

地方興行っちゅうのも疲れるよなあ、という年齢になってきた我々ではありますが、久々のツアーはやはりそれなりに盛り上がるものです。朝9時という早めの時間に集合したにも関わらず、新幹線の中でも睡眠モードに入っているのはごくわずか、大半は元気に談笑しておりました。

しかし、寄る年波には勝てないもので、名古屋に近づく頃には大半が睡眠モードに。

しかし、この睡眠で体力を回復したというのもあるのか、リハーサルは快調に始まりました。

日本で男女雇用機会均等法、というのが施行されたのがいつだったかは思い出せませんが、それから苦節ウン年、この日のビルボード大阪の舞台スタッフは、音響・照明、ともに全員女性!というこの令和でも比較的珍しい布陣で、ステージ上では

吾妻「君たち、良いか、そういう時代なんだ。これからはもっとこういう風になっていかなきゃならんのだ。」

西川「何か、妙に嬉しそうなんだけど。」

といった会話が交わされていました。ところでリハの写真をもう一枚見てみると、

そうか、三平というのはなかなかエラいなあ、リハの時から全力でマイクに向かってコーラスを歌っているのか、と見えますが、そうではなくて、何か落とし物を探しているのでしょうか。今度確認してみましょう。そして始まったビルボード・ツアー・ファイナル。

もういい加減、何回もやっているのに、何故かこの振り付けを忘れてしまうことがありますが、この日は無事に任務遂行できた様です。ツアー・ファイナルということで勢いづいているのか、吾妻もしょっぱなから風車奏法で頑張りました。

順調に一部を終えた後は、楽屋で休憩~飲食~談笑タイム。今回は特筆すべきこともなく緩やかな時間を過ごせました。

一応、ビルボードさんは入れ替えありの二部制ということですので、吾妻もお色直しをすることに決めてまして、一部のオレンジ色のシャツから緑のシャツへ、と衣替え。

ふ、まだまだ甘いな、往年のギター・スリムの様にスーツも髪の毛も同じ色にしなきゃ、という意見もありましょうが、この頭髪状況で染めるなどもってのほか。何卒、シャツだけで勘弁してください。西島さんは、前日リハが2本立て、一本は冨田さんと一緒だった、ということで朝から「疲れたよお」と愚痴っておられましたが、

両者ともステージでは大変元気でした。新幹線睡眠のご利益かもしれません。そしてアンコールでは前回の横浜の時と同様に、リズム隊と冨田さん、コーゾーさんだけでほぼ生音で一曲。

こうなるともう、客席に乱入せざるを得ません。ビルボード大阪は歩き甲斐のある会場でした。

ソロがなかなか終わらない早崎さんは、何を思ったか、ステージにひざまづいてピアニカを吹き始めました。ピアニカ界のジミヘンを目指しているのでしょうか。忘れなければ今度の誕生日に、ライターとオイルをプレゼントしましょう。

無事公演をすべて終えて、有志で打ち上げに行きツアーを満喫いたしましたが、そんなひどい二日酔いになることもなく爽やかに目覚めて、ロビーに集合すると、やはり気分すっきり状態のコーゾーさんが。

コーゾー「さて、私の間違いはどこでしょう?」

吾妻「ええ? 何のこと?」

コーゾー「正解はこちらです!」

打ち上げで最初は座敷席に座っていたコーゾーさんと三平さん、椅子席に移る時にそれぞれの靴を取り違えてこういう結果になったまま、三平さんは先に東京へと出発してしまいました。やはり飲みすぎだったのかも知れません。

2023年4月2日(日)
高円寺 JIROKICHI
Charles Shimizu presents…

Minor Blues & Major Dues

発売記念ライブ

チャールズ清水pf,vo 吾妻光良vo.g 永本忠b
松本照夫dr 永井ホトケ隆vo

43年前まで吾妻が一緒にバンドをやっていたチャールズ清水氏の昔の音源がリイシューされる、ということでそれを記念するライヴに呼ばれることとなりました。当時と比べるとだいぶ太りましたが、やる気はその頃に負けないチャールズを盛り立ててみたいと思います。あとは往年の様にホトケさんからお叱りを受けたりしないよう、気をつけないといけませんね。

開場18:30 開演19:30
前売:3,500円/当日4,000円(+ドリンク)

次郎吉HP

CD発売記念ということと、更に久々の彼名義の次郎吉でのライヴといったこともあって、当日は満員御礼の様相を呈していた次郎吉でしたが、吾妻はチャールズ氏からライヴの録音も頼まれていたため、いつもの様にたしなむことはせず、一部はひたすら録音機材の前に座って監視業務にいそしんでおりました。先ずは一部はチャールズの弾き語りから。

往年と比べるとだいぶ哺乳類っぽく、というか丸みを帯びたチャールズですが、珍しくジャケットなども着ていて気概が伺えます。気概があるのは良いんですが、

ご覧の様に久々ということで語りたいことが山積しているのか、いったん喋り始めると止まらず、なかなか次の曲に進みません。そして、続いてはチャールズがまだ15